JP4738925B2 - 画像検査方法および画像検査装置 - Google Patents

画像検査方法および画像検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4738925B2
JP4738925B2 JP2005210588A JP2005210588A JP4738925B2 JP 4738925 B2 JP4738925 B2 JP 4738925B2 JP 2005210588 A JP2005210588 A JP 2005210588A JP 2005210588 A JP2005210588 A JP 2005210588A JP 4738925 B2 JP4738925 B2 JP 4738925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
edge
image inspection
inspection method
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005210588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006048675A (ja
Inventor
テッサデロ アナ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Publication of JP2006048675A publication Critical patent/JP2006048675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4738925B2 publication Critical patent/JP4738925B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/12Edge-based segmentation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/155Segmentation; Edge detection involving morphological operators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/42Global feature extraction by analysis of the whole pattern, e.g. using frequency domain transformations or autocorrelation
    • G06V10/421Global feature extraction by analysis of the whole pattern, e.g. using frequency domain transformations or autocorrelation by analysing segments intersecting the pattern
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/44Local feature extraction by analysis of parts of the pattern, e.g. by detecting edges, contours, loops, corners, strokes or intersections; Connectivity analysis, e.g. of connected components
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30148Semiconductor; IC; Wafer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30164Workpiece; Machine component

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、画像検査方法および画像検査装置に関する。
従来、ワークの画像を取得して、これに基づいてワークの寸法や形状などを検査する画像検査システムが知られている。画像検査システムには、コンピュータ,ユーザインターフェイス,照明システム,カメラ/光学システム,ステージなどが含まれている。ここで、ワークが載置されるステージは、複数の方向に沿って移動可能に設けられている。そして、ステージを移動させてカメラとの相対位置を調整することにより、ステージに載置されたワークの各箇所をカメラによって簡単に撮像することができる。ユーザインターフェイスは、ワーク画像上に配置可能なビデオツールを含んでいる。ユーザは、ビデオツールを操作することにより、画像処理に関する知識を持っていなくても、検査に関連する画像処理を簡単に行うことができる。
このような画像検査システムとして、イリノイ州オーロラのミツトヨ・アメリカ社(MAC)が提供している画像検査装置のQUICK Vision(商標)シリーズや、QVPAK(商標)ソフトウェアが知られている。QUICK VisionシリーズおよびQVPAKソフトウェアについては、例えば、2003年1月発行のQVPAK 3D CNC Vision Measuring Machine Users Guideや、1996年9月発行のQVPAK 3D CNC Vision Measuring Machine Operation Guideにおいて一般的な説明が行われている。これらの製品は、様々な倍率のワーク画像を提供するために顕微鏡タイプの光学システムを使用している。
このような画像検査システムは汎用性に特徴があり、様々なタイプのワークや、一つのワークにおける様々な側面について多種多様な検査タスクを行うために、画像検査システムの設定や画像パラメータを、ユーザや自動化されたプログラムが迅速に変更することができるようになっている。
QUICK VISIONシステムのような画像検査システムは、プログラム化可能であり、自動画像検査を行うことができる。このような画像検査システムは、未熟なオペレータであっても信頼性の高い操作やプログラミングを行うことができるように、操作やプログラミングを簡素化するツールなどを備えることが好ましい。
以上のような画像検査システムは、一般に、個々のワーク形状についてユーザが自動検査イベントシーケンスを定義することを可能にするプログラミング機能を有している。このプログラミング機能は、検査の結果を記憶/出力する機能も含んでいる。このようなプログラミングは、テキストベースプログラミングのような慎重な方法で実行することもできるし、ユーザが行う検査シーケンスに対応する制御指令のシーケンスを記憶することによって検査イベントシーケンスを徐々に学習するレコーディングモードを通じて実行することもできるし、これらの2つの方法を組み合わせて実行することもできる。このようなレコーディングモードは、ラーニングモード,トレーニングモード,ティーチングモードなどと呼ばれている。
以上のような画像検査システムでは、制御指令が、個々のワーク形状に固有のパートプログラムとして記憶されている。パートプログラムを、実行(run)モード中に所定の検査シーケンスを自動的に行わせる指令とともに生成する機能は、様々な利益、例えば、検査の反復性の向上などの利益を提供する。
ところで、以上のような従来の画像検査システムにおいては、閉塞の問題、すなわち、フォアグラウンド(前景)物体によってバックグラウンド(背景)物体の視認性が阻害され、当該バックグラウンド物体の検査が妨げられるという問題が発生することがある。しかしながら、ワーク検査用の画像検査システムの分野においては、閉塞の問題の解決への取り組みが十分になされてこなかった。そのため、従来は、閉塞物体や影を回避するために、ユーザの判断に基づいてツールの大きさや位置を慎重に調整しなければならなかった。この場合、互いに近接しているフォアグラウンド特徴およびバックグラウンド特徴(例えば、エッジ特徴)を有する画像の検査の際には、ツールを慎重に配置してトレーニングしたとしても、ワーク,照明,影のほんのわずかな変化が原因で間違った結果が生成されてしまうおそれがある。
そこで、カスタムデザインされた領域や境界の『成長』および『結合』プロセスが、バックグラウンド特徴の『再構成』に利用されている。しかしながら、このような方法は、実行するのに時間がかかり、ある程度の知識も必要とされる。さらに、このような方法では、画像における『真の』情報を増やすことなしに、人工的にバックグラウンド特徴を形成している。このため、このような方法では、原画像に存在していた『真の』特徴ではなく、人工的に形成された特徴に主として基づいて検査が行われてしまう可能性があるので、検査精度が悪化する危険性がある。
また、検査にとって好ましくない被閉塞特徴を除去するための画像フィルタリングプロセスが専門家によってカスタムデザインされている。しかしながら、このようなフィルタリングプロセスでは、検査にとって好ましい画像特徴もフィルタリングされてしまうので、その特性が変化してしまう。このため、ワーク特徴の検査精度が悪化してしまうおそれがある。
このようなフィルタリングプロセスとして、好ましくない画像特徴を除去するための形態学的フィルタを原画像に適用してフィルタ画像を生成するものがあり、ここで得られたフィルタ画像において標準的なエッジ検出ツールによるエッジ検出などが行われている。しかしながら、形態学的フィルタ(閉じたフィルタでも開いたフィルタでもよい)によれば好ましくない画像特徴を効果的に除去することはできるものの、フィルタリング操作によってエッジ位置が変化してしまうおそれがある。このため、フィルタ画像に基づいてエッジ検出を行ったとしても、所望の検出精度が実現できないおそれがある。このように、以上で説明した画像検査システムでは、品質管理の劣悪化や検査精度の低下を招く危険性がある。そして、このような危険性は、特に、信頼性の高い作業や、比較的簡単なプログラミング環境を比較的未熟なオペレータに提供することを目的とする画像検査システムにとっては致命的である。
本発明は、以上の欠点を克服する画像検査方法および画像検査装置を対象としている。詳細には、本発明は、被閉塞特徴を高精度に検査するための画像検査方法および画像検査装置を対象としている。
本発明は、閉塞特徴により閉塞された被閉塞特徴を高精度に検査するための画像検査方法および画像検査装置に係る。本発明の画像検査方法では、最初に、フィルタ画像に基づいて検査対象のエッジ点のおおよその位置を検出する。フィルタ画像は、外来物体(例えば、閉塞グリッド)を原画像から除去する形態学的フィルタによるフィルタリングによって生成することが好ましい。フィルタ画像に基づいておおよそのエッジ位置が分かると、フィルタリング前の原画像に戻って再度エッジ検出を行う。ここで、原画像におけるエッジ検出は、フィルタ画像において検出されたおおよそのエッジ位置の近傍に範囲を限定して行われるので、エッジ検出精度を向上させることができる。また、最終的に原画像に基づいてエッジ検出を行っているので、フィルタリングを行うことによる検出精度の悪化も生じない。検出されたエッジは、画像特徴へのフィッティングに用いられ、精度の高いワークの測定や検査を可能にする。本発明の画像検査方法のメリットは、迅速に行うことができる点,検出精度がフィルタの選択によって影響を受けにくい点,フィルタ画像のみに基づくエッジ点検出よりも検出精度が高い点,従来の公知のシステムで用いられていたものと同一のユーザパラメータを用いて従来通りの入力操作に基づいて使用可能であるなどユーザフレンドリーである点などが挙げられる。
また、本発明では、ラーニング/トレーニング/ティーチングモードを利用することができる(なお、ラーニングモード,トレーニングモード,ティーチングモードの各語は、互いに略同義の語として用いることにする)。ラーニング/トレーニング/ティーチングモードは、画像の取得と、従来の画像検査システムにおけるものと同様の制御ツール,画像処理ツールの使用とによって開始される。例えば、ユーザは、ボックスツールなどのエッジ検出ツールをワークにおける検査対象部分に配置することによって関心領域を定義することができる。なお、形態学的フィルタのパラメータ、例えば、形,大きさ,フィルタ画像を生成するための繰り返し回数などは、デフォルトとして設定されたり、自動分析に基づいて設定されたり、ユーザの入力操作に基づいて設定されたりする。各パラメータが設定されると、フィルタは入力された原画像の関心領域に対して適用されてフィルタ画像を生成する。続いて、『予備的な』エッジ検出が、フィルタ画像の関心領域において行われる。
本発明において、エッジ検出は、例えば、エッジ検出ツールに設けられている走査線を利用して行う
前述のように、形態学的フィルタのパラメータや、検出されたエッジ点のパラメータなどの各種のパラメータが保存される。続いて、フィルタ画像にて検出されたエッジ点の位置に基づいて、エッジ検出ツールが修正される。具体的には、フィルタ画像にて検出されたエッジ点について、エッジ検出ツールに新たな走査線(第2の走査線)が設定される。新たな走査線は、元の走査線(第1の走査線:フィルタ画像におけるエッジ検出に用いられた走査線)と同じ向きで同じ位置に配置されるが、当該第1の走査線に比べてフィルタ画像にて検出されたエッジ点の位置周りのより限定された範囲に配置される。なお、この時点で、検出すべきエッジ点が、フィルタ画像にて検出されたエッジ点の位置近傍に存在することが明らかになっているので、第1の走査線の長さがツールに適切な動作を行わせるために必要とされる長さよりも大きく設定されていた場合には、第2の走査線の長さを第1の走査線の長さよりも短くしてエッジ検出対象の範囲を絞り込み、より高い精度でエッジ検出を行うことができる。
このような短い第2の走査線を用いる目的は、フィルタ画像にて検出されたエッジ点の位置近傍にエッジ検出対象の範囲を絞り込むことによって、原画像に存在する外来特徴(閉塞特徴)の影響を受けることのない高精度なエッジ検出を可能とすることである。このような操作を行えば、これに引き続く操作を簡単化することができるとともに、エッジ検出の信頼性を高めることができる。
ッジ検出は、第2の走査線を用いて原画像において行われる。エッジ検出が成功すると、当該エッジを特徴付けるエッジ検出パラメータが結果として得られ、保存される。ここで保存されたエッジ検出パラメータは、同種のワークの対応するエッジ検出に用いられるエッジ検出ツールを自動的に動かすために利用される。
なお、必ずしも必要なことではないが、フィルタ画像におけるエッジを特徴付ける同様のエッジ検出パラメータをさらに保存するようにしてもよい。ここで保存されたエッジ検出パラメータは、フィルタ画像のエッジ検出に用いられるエッジ検出ツールを自動的に動かすために利用することができる。このような操作によれば、後に行われる自動検査において、エッジ検出を迅速化および簡単化することができるとともに、エッジ検出の信頼性を向上させることができる。
また、本発明では、ラーニング/トレーニング/ティーチングモードが行われた後、実行モード(高速自動モード)が行われることが好ましい。実行モードでは、まず、画像の取得が行われ、プログラム化されたツールおよびパラメータの使用が開始される。続いて、ティーチングモードにて定義されて使用されたフィルタが取得された画像に適用され、フィルタ画像が生成される。次に、ラーニング/トレーニング/ティーチングモードにて記憶されたフィルタ画像用のエッジ検出パラメータを用いたエッジ検出がフィルタ画像において行われ、エッジ点が検出される。続いて、ラーニング/トレーニング/ティーチングモードと同様に、検出されたエッジ点について、元の走査線と同じ向きで同じ位置に配置されるとともに、検出されたエッジ点近傍に範囲が限定されて、元の走査線よりも短い新たな走査線が設定される。それから、新たな走査線と、ラーニング/トレーニング/ティーチングモードにおいて記憶されたエッジ検出パラメータとを用いたエッジ検出が原画像において行われる。ここで検出された原画像におけるエッジ点の位置は、被閉塞特徴の分析や検査に利用される。
本発明の画像検査方法は、カスタム操作を要求することなく、標準的なタイプのビデオツールをそのまま利用することができるという点で、ユーザの操作を簡単化することができる。言い換えれば、閉塞特徴を回避するためのカスタム操作を実行するためのスクリプト言語の使用がユーザに求められることがない。その代わりに、本発明では、未熟なユーザであっても最小限のトレーニングで使用することができるように、予めプログラミングされたアイコンなどを設けることができる。なお、既存の画像検査システムは、最小限の改装を行うだけで、あるいは、何らの改装を行わなくても、本発明に基づく画像検査方法を実施することができる。場合によっては、本発明の原理にしたがう画像検査ソフトウェア(プログラム)を既存の画像検査システムに読み込ませるだけで改装を完了することもできる。
続いて、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る画像検査システム10の一実施形態を示す斜視図である。画像検査システム10は、データ交換および信号制御のために相互に接続された制御システム100および画像測定機200を含む。また、画像検査システム10には、データ交換および信号制御のために、1つ以上のモニタ111,プリンタ112,ジョイスティック113,キーボード114,マウス115が接続されている。画像測定機200は、可動ワークステージ210と、画像を様々な倍率で拡大するズームレンズや多数の交換レンズなどが含まれる光学画像システム205を備える。
ジョイスティック113は、X方向およびY方向に沿った可動ワークステージ210の移動と、Z方向(焦点方向)に沿った光学画像システム205の移動を制御するために使用することができる。X方向およびY方向は、光学画像システム205の焦点面に平行であるのが一般的である。なお、ジョイスティック113のハンドルまたはノブを回転させることにより、光学画像システム205をZ方向に沿って移動させることができる。なお、図示のジョイスティック113によってXYZ移動制御を行う代わりに、モニタ111に表示させた仮想的なXYZ移動制御手段を、マウス115等の外部装置によって操作することによってXYZ移動制御を行わせてもよい。なお、制御システム100および画像測定機200の詳細については、米国特許出願第10/808,948号(2004年3月25日出願)において記述されている。
図2は、検査対象のワークが表示されている画像検査システム10の表示エリア300の一部分を示した図である。この表示エリア300には、フラットパネルディスプレイスクリーンマスクのオーバーレイグリッドが含まれている。図2に示したように、表示エリア300は標準640×480カメラフォーマットであり、フラットパネルディスプレイスクリーンマスクの反復グリッドパターン304がオーバーレイされている。グリッド304の下側にも、基板、パターン化フィルムなどからなるバックグラウンド層302があり、検査作業上重要ではない情報を含んでいる。ワークはトレース320および330を含んでいるが、これらについては以下でさらに詳細に説明する。また、以下でもさらに詳細に説明するが、グリッドパターン304は、トレース320および330のエッジ部分の決定および評価を複雑にするような顕著に込み入ったエッジ特徴を有するために、検査作業を複雑化してしまう。
図3は、図2と同様の表示エリア300Aを示す図であり、特に、ワークにおけるいくつかのエッジ部分が円や楕円によって囲まれている。トレース320,330およびこれらのエッジを一層強調するために、表示エリア300Aにおけるトレース320,330は人工的に照明されている。バックグラウンド層302は、グリッド304の開口部を通じて視認可能になっている。なお、ここでは一例としてグリッドタイプの外来物体304について検討するが、本発明の方法はあらゆるタイプの外来フォアグランド(前景)物体、外来バックグラウンド(後景)物体に適用可能であることは当然である。グリッド部分304Aはバックグラウンド層302のセクションの上方に位置しており、一方、別のグリッド部分304Bはトレース320のセクションの上方に位置している。一連の大きな楕円340はトレース320および330のエッジ部分を囲んでいる。これらの大きな楕円340は、トレース320および330のエッジ部分を強調する小さな円342を含んでいる。ここで、トレース320および330のエッジは、当該トレース320および330を覆うグリッド304の開口部を通して視認可能になっている。円350は、トレース330の円形端部を囲んでいる。円350は、トレース330のエッジ部分を囲んで強調する小さな円352を含んでいる。ここで、トレース330の円形端部におけるエッジは、当該トレース330を覆うグリッド304の開口部を通して視認可能になっている。なお、小さな円352は、トレース330の円形端部のエッジ位置を決定するような作業(例えば、円弧の半径又はトレース330の円形端部の直径を決定する作業の一部)に用いることができる。
トレース320のエッジの間の間隔(すなわち、幅)の決定作業などのために、トレース320の両側の2つの大きな楕円340内の画像情報を用いることができる。円342は、これらの作業を行うための有効なデータを含む領域を例示的に示している。このように、円342は利用可能な有効データ領域を示しているが、楕円340内にはその他の有効データ領域が存在することもある。以下でさらに詳細に検討するが、トレースの不可視部分(グリッド304に覆われた部分)の位置の再構成を試みることは好ましくない場合が多く、その代わりに、入手可能な有効データ領域から精密な測定値を得ることの方が好ましい。すなわち、トレースの可視部分を外挿して不可視部分を補完するなどして完全な物体の再構成を試みることは、場合によっては物体のエッジが不正確になる可能性があるので高い測定精度を実現する上では好ましくない。
図4は、図3の拡大図であり、表示エリア300Cを示すものである。この図には、ワーク画像におけるエッジの位置を決定するために使用可能なラインツールが示されている。なお、ラインツールは、後述するボックスタイプのエッジツールの基礎となるものである。
図5は、図4のワーク画像に形態学的フィルタを適用して得られる画像データを示している。この図に示されるように、表示エリア300C’では、詳細については後述するが、形態学的フィルタによってグリッド304が効果的に除去されている。なお、表示エリア300C’については、モニタ111などによってユーザに対して表示されるようにしてもよいし、表示されないようにしてもよい。いずれにせよ、表示エリア300C’を示す図5は、表示エリア300Cを示す図4と併せて、本発明の方法を説明する上で有用である。
マニュアル測定モードやトレーニングモード中には、形態学的フィルタを適用する前のワーク画像(図4)が、モニタ111などによってユーザに対して表示される。図4では、セレクタ612を有するラインツール610が、閉塞特徴(具体的には、ワーク画像を覆うグリッド304)を避けるように、トレース330の左側の有効エッジ部分650上に配置されている。作業に当たっては、ユーザがラインツール610を選択し、続いて、ラインツール610をドラッグして表示エリア300C上を移動させ、セレクタ612を有効エッジ部分650におけるトレース330のエッジにできる限り近づける。そして、詳細については後述する形態学的フィルタは、手動,半自動,自動のいずれかによって定義された後、図4のワーク画像に適用されて、グリッドパターン304を除去して図5に示される画像を生成する。
形態学的フィルタを図4に適用することにより得られる図5では、ラインツール610およびセレクタ612が図4と同じ位置(すなわち、同じ座標を有する位置)に配置されているが、この図5に示されるように、形態学的フィルタとしては、当該フィルタを適用することによって生じるエッジの変位が多くとも数画素程度に抑えられるものを採用するのが好ましい。例えば、公知のフィルタ技術によれば、フィルタを適用することによるエッジの変位が4,5画素あるいはそれ以下になると合理的に期待される。ここで、フィルタが適用されて得られる画像におけるエッジ位置の変位は種々の要因、例えば、フィルタにおけるマスクのサイズ,フィルタと検出対象エッジとの相対向きなどに応じて起こりうる。ここで、フィルタとして3×3のマスクを有するもの用いた場合、検出対象エッジをフィルタに対して回転させたとしても、エッジの変位は4,5画素あるいはそれ以下になるので、十分に良好なフィルタリング精度を実現することができる。図4および図5の例では、フィルタにおける3×3マスクが検出対象エッジと同じ向きにされており、両者の境界線が互いに略平行になっているので、エッジの変位を1画素以下に抑えることができる。
このような形態学的なフィルタリング操作においては、特に、3×3マスク領域における最大画素値によって、当該3×3マスク領域における中心の着目画素の画素値を置換する膨張操作が、図4の画像に対して繰り返し行われて、グリッド304が除去されるようになっている。一般に、閉塞特徴(すなわち、グリッド304)を十分に除去するための膨張操作の繰り返し回数は、閉塞特徴の最大寸法、例えば、グリッド304におけるバーのフィルタの向きに沿った長さ寸法によって決まる。図4および図5の例では、グリッド304のバーは、10〜15画素分の幅寸法を有している。しかしながら、グリッド304のバーの向きは、3×3マスクの向き(トレース330の長さ方向。図4および図5においては上下方向)に対して傾斜しているので、グリッド304のバーの3×3マスクの向きに沿った最大長さ寸法は、当該バーの幅寸法(10〜15画素分)よりも大きくなっている。以上のことを勘案して、3×3フィルタを用いた膨張操作を図4の画像に対して27回繰り返し行い、グリッド304を除去した。
また、上記の形態学的なフィルタリング操作においては、3×3マスク領域における最小画素値によって、当該3×3マスク領域における中心の着目画素の画素値を置換する縮退操作が、前記の膨張操作の繰り返しの後に、当該膨張操作と同じ回数繰り返し行われる。これにより、フィルタリング操作後の画像におけるエッジ位置を、フィルタリング操作前のエッジ位置に略等しくさせることができる。
図4および図5の例では、閉塞特徴(グリッド304)が測定対象としての被閉塞特徴(トレース320,330)よりも暗い、つまり、画素値が小さいため、膨張操作によって閉塞特徴を除去し、かつ、縮退操作によって被閉塞特徴のエッジ位置を調整することができたところ、この例とは逆に、閉塞特徴が測定対象としての被閉塞特徴よりも明るい、つまり、画素値が大きい場合には、縮退操作によって閉塞特徴を除去し、かつ、膨張操作によって被閉塞特徴のエッジ位置を調整することができる。なお、この場合の膨張操作と縮退操作の順序は、図4および図5の例における順序とは逆になっている。
膨張操作および縮退操作からなる上記のフィルタリング操作の後、図5の画像についてラインツール610を用いることによって、回路トレース330のエッジの位置をおおよそ(あるいは、近似的に)検出することができる。ここで検出されるエッジ位置は、この時点では近似的なものに過ぎない。なぜなら、前述したように、上記のフィルタリング操作を行うことによって、回路トレース320,330のエッジ位置はある程度変化してしまい、完全に正確なエッジ位置検出はできないからである。
そして、図5に示されるフィルタリング操作後の画像からおおよそのエッジ位置が検出された後は、本発明の方法における次のステップにしたがって、図4に示されるフィルタリング操作前の原画像に戻り、図5で検出されたおおよそのエッジ位置に合わせてエッジ検出用のラインツール610の操作パラメータを調整する。具体的には、エッジ検出作業が図5で検出されたおおよそのエッジ位置の近傍のみを対象として高精度に行われるように、セレクタ612を図5での検出エッジ位置に配置し直すとともに、ラインツール610の走査線の長さを短くする。その他の点では、ラインツール610は、図4の原画像上において、通常のエッジ検出プロセス(後述)にしたがって動作する。なお、以上のような一連の操作を行うことの利点については、図6および図7を参照して後に説明する。
ラインツール610は、長さ方向に沿って一連のデータ点(例えば、画素)上を走査する。詳細については図14,図15に関して後述するが、エッジ位置検出のためのデータ点走査は、フィルタリング操作後の画像(図5)についておおよそのエッジ位置を検出するためにも行われるし、また、より正確なエッジ位置検出のためにフィルタリング操作前の原画像(図4)についても行われる。上で概説したように、最終的により正確なエッジ位置検出のために原画像(図4)について使用される走査線の長さは、図5にて検出されたおおよそのエッジ位置の近傍に制限されているので、最終的に使用される走査線は、通常の場合、あるいは、フィルタリング操作後の画像(図5)についておおよそのエッジ位置を検出する場合などよりも短くなっている。
図6は、図4においてラインツール610の走査線に沿って得られる画像強度値725(グレイ値)のグラフ700を示す図である。図7は、図5においてラインツール610の走査線に沿って得られるフィルタ画像強度値725’(グレイ値)のグラフ700’を示す図である。図6および図7には、画像強度値725および725’から算出される勾配726および726’も示されている。図6および図7において、ラインツール610に沿ったデータ点は、グラフの横軸に沿って割り当てられた0〜50の画素番号によって表されている。図7では、データ点0を始点として見ていくと、データ点0〜データ点23あたりでは画像強度値725’が比較的暗い領域にあり、データ点23〜データ点50あたりでは画像強度値725’が比較的明るい領域にあることが分かる。
多くのアルゴリズムが、画像強度データにおいて勾配が極大の点をエッジ位置として検出している。画像強度データにおいて勾配が大きい点が複数あった場合(例えば、表示エリアからグリッド304が除去されていない図6のような場合や、本発明の方法における後半部分でより正確なエッジ位置評価を行う場合など)には、アルゴリズムは、セレクタ612の位置を参照して、どの点が所望のエッジ位置に対応しているかを判断する。また、ラインツール610の向きなどの表示は、上がる(画像強度値が増加する)エッジおよび下がる(画像強度値が減少する)エッジのいずれを探せばよいのかをアルゴリズムに判断させる助けとなる。図7では、極大勾配点がデータ点23であることが明瞭であるので、エッジ位置はデータ点23に略一致することが簡単に分かる。ここで、図4におけるグリッド304のエッジやその他の影に由来して図6に現れているような画像強度値725の複雑な変化が、フィルタリング操作によって得られる画像(図5)についての画像強度値725’(図7)には現れていないことには注目すべきである。このように、フィルタリング操作によって得られる画像におけるエッジ位置検出は簡単であり、かつ、信頼性が高いものになっている。また、図7では、画像強度値725’において、ラインツール610の矢印の方向(図7においては、左方から右方に向かう方向)に行くにつれて上がるエッジも現れている。
続いて、図6に戻る。フィルタリング操作(図4→図5)によって生じるエッジ位置の変位が±4,5画素程度であると見込み、かつ、画像強度データにおける極大勾配点に基づく前記のエッジ位置検出技術を用いて十分な精度でエッジ位置を検出するためには当該エッジ位置の両側に4,5画素程度分の画像強度データが有ることが好ましいとの想定の下で、本実施形態では、図4におけるラインツール610の走査線の長さを、フィルタリング操作後の画像(図5)について検出されたエッジ位置(画素番号23:図7)の周りの±10画素程度に制限することができる。したがって、フィルタリング操作前の原画像(図4)においては、画素番号が略13〜33である画素に対応するデータのみが取得されて分析されるようになっており、また、ラインツール610のパラメータもこれに応じて修正される。ここで、図6では、画素番号13〜33の間において2つの上がるエッジが存在しており、当該2つの上がるエッジは極大勾配を有する画素番号13および画素番号23に対応していることが分かる。しかしながら、前述の通り、エッジ位置は、フィルタリング操作前の原画像(図4および図6)とフィルタリング操作後の画像(図5および図7:エッジ位置は画素番号23)との間で相違が多くても4,5画素程度であると言えるので、番号13の画素は真のエッジを示すものではないと判断することができ、真のエッジ位置は番号23の画素近傍にあると判断することができる。
なお、エッジ位置(画像強度データにおける極大勾配位置)は、実際には、サブピクセルレベル(ピクセル=画素)の精度で検出することができる。具体的には、ピクセルレベルで取得された画像強度データ725あるいは勾配データ726(図6)を補完してサブピクセルレベルのデータに補正し、当該補正後のデータに基づいてエッジ位置をサブピクセルレベルで高精度に検出する。このような補完は公知の技術、例えば、曲線フィッティング技術や、極大勾配点を含む勾配カーブの重心を見つける重心特定技術などを利用して行うことができる。また、トレーニングモードにおいては、画素番号23近傍のエッジの種々の特性データが測定されて保存される。ここで保存された特性データは、後の実行(run)モードにおいて、同種のエッジ部分におけるエッジ位置の選択および決定に利用され、より信頼性の高いエッジ位置検出を可能とする。ここで、測定・保存されるエッジの特性データとしては、画像強度データ725のエッジ位置(≒画素番号23)近傍(例えば、極小画素20〜極大画素26)における強度変化や、エッジ位置における画像強度値や、極小画素20と極大画素26との比などが例示される。
図8は、図3のワーク画像に対して前記の形態学的なフィルタリング操作を行って得られたワーク画像を表示する表示エリア300Dを示す図である。なお、前述の図5に示されていたワーク画像は、図8のワーク画像の一部分を拡大したものである。図8には、ワーク画像とともに、エッジ位置検出用のボックスツール,アーク(円弧)ツール,ポイント(点)ツールを表すGUI(Graphical User Interface)が示されている。これらのGUIは、図5におけるラインツール610と同様にフィルタリング操作後の画像に対して重ねられて表示されている。表示エリア300Dには、ボックスツール810Aおよび810B,ラインツール820,アークツール830が表示されている。これらのビデオツール810〜830は、図4および図5に関連して説明したラインツール610と同様に、ユーザによってフィルタリング操作前の原画像(図3)上に配置された後、事前に定義されたデフォルト設定に基づいてフィルタリング操作後の画像(図8)において使用され、最後にフィルタリング操作前の原画像(図3)において使用されるようになっている。なお、ビデオツール810〜830のデフォルト設定はユーザが調整または再定義することができるが、調整または再定義しなくてもビデオツール810〜830を使用することは可能である。また、ビデオツール810〜830には、事前に定義された選択可能な複数の設定が設けられている。なお、エッジ検出ツールとしての各GUIの動作特性については、QVPAK 3D CNC Vision Measuring Machine Users GuideおよびQVPAK 3D CNC Vision Measuring Machine Operation Guideにおいて一般的な説明が行われている。
ボックスツール810Aおよび810Bは、互いに平行な1対の対向辺に沿ってそれぞれ設けられる1対の矢印と、当該一対の矢印の間に設けられるセレクタとを備えた矩形状のツールである。ボックスツール810Aおよび810Bは、当該ボックスツール810Aおよび810Bによってエッジ位置検出を行う関心領域が過不足なく含まれ、かつ、矢印によって位置検出対象のエッジが指し示されるまで、オペレータによって形,位置,回転角などが調整される。ボックスツール810Aおよび810Bは、関心領域に含まれるエッジの各部分における画像強度データの勾配データを用い、マニュアルモードあるいはトレーニングモードにおいて設定されたセレクタの位置と、前記1対の矢印が設けられている1対の対向辺に平行な複数の走査線に沿った勾配データの極値(極大値あるいは極小値)とに基づいてエッジ位置の検出を行う。なお、ボックスツール810Aおよび810Bにおける矢印の方向は、画像強度データの勾配に関連する参照方向あるいは極性を定義している。
ラインツール820は、図4および図5に関連して説明したラインツール610と同様に働くツールである。
アークツール830は、ワーク画像における曲線を規定しているエッジ位置を検出するツールである。
外来・閉塞特徴(すなわち、グリッド304)を除去した『マスクモード』(フィルタリング操作後の図8の画像に基づく処理を行うモード)では、ボックスツール810A,810Bあるいはアークツール830が規定する関心領域(当該各ツールの境界線によって囲まれた領域)の全体に渡って利用される基本的なエッジ特性データが、セレクタ(図8においては、『+』で表示)の位置を通る基本走査線に基づいて取得されるという点で、当該各ツール810A,810B,830がラインツール610(またはラインツール820)と同様に動作する。したがって、ラーニングモード,トレーニングモード,ティーチングモードにおいては、ユーザは各ツールのセレクタを、図4における有効エッジ部分650のような有効エッジ部分に沿って配置しなければならない。図10に関連して以下で詳細に説明するが、手動測定モードや実行モードでは、ボックスツール810A,810Bあるいはアークツール830は、多数の走査線に基づいて動作する。ここで、個々の走査線は、それぞれ、ラインツール610,820と同様に動作する。ラーニングモード,トレーニングモード,ティーチングモードにおいてセレクタの位置を通る1本の基本走査線に沿って取得されたエッジスクリーニング(screening)パラメータを、全ての走査線についてのエッジスクリーニングパラメータとして、前記の極大勾配に基づく判断基準と併せて、ボックスツール810A,810Bあるいはアークツール830は、エッジ位置の検出を行う。
図9は、ボックスツール810Aおよび810Bをより詳細に説明するために図8を拡大したものであり、表示エリア300Eを示している。なお、図8は、フィルタリング操作後の画像を示しているが、図9は、フィルタリング操作前の画像を示している。ボックスツール810Aおよび810Bは、ラインツール610における矢印に対応する矢印912Aおよび912Bを有している。セレクタ914Aおよび914Bは、ラインツール610におけるセレクタ612と同様の働きをする。また、前述したように、セレクタ91Aおよび914Bは、それぞれ、各ボックスツール810A,810Bの関心領域の全体に渡って使用される種々のエッジパラメータを取得するために用いられる基本走査線を規定する(基本走査線はセレクタの位置を通るように規定される)。なお、ユーザのリクエストに応じて1または複数の追加的なセレクタをボックスツール810A,810Bに設け、当該追加的なセレクタを有効エッジ部分に沿った位置に沿って配置させることができるようにしてもよい。この場合、複数のセレクタに関する複数の基本走査線に基づいて複数のエッジパラメータが取得されるが、これらの各エッジパラメータを平均し、あるいは、他の方法で適当に結合することでエッジパラメータを1つにまとめることができ、ここでまとめられた1つのエッジパラメータを関心領域全体に渡って使用される基本エッジパラメータとして採用することができる。このような平均操作を行うことにより、基本エッジパラメータが、関心領域のエッジに沿った局所的な変化の影響を受けにくくすることができる。したがって、ボックスツールの動作の信頼性を向上させることができる。
図10は、複数の走査線を用いても閉塞グリッド304の影響を効果的に排除することができるボックスツール810A,810Bの動作をより詳細に説明するための図であり、図9と同じ表示エリア300Eを示している。このような複数の走査線を設ける場合、走査線間の間隔や、各走査線を構成する画素数などを考慮する必要がある。ここで、走査線間の間隔は、カスタマイズ可能なデフォルトとしてプログラム化されてもよいし、ユーザが間隔調整用のサブメニューを用いて個々の場合に応じて設定するようにしてもよい。
表示エリア300Eでは、有効データ領域(グリッド304によって覆われていない領域)が少ないので、走査線の間隔を比較的小さくする(例えば、1,2画素置きに走査線を設ける)ことが好ましい。図10において、有効なエッジ部分の上に配置されている走査線の先端に『矢』(矢印の先端)を表示し、また、有効なエッジ部分の上に配置されていない走査線の先端に『×』を表示する。いずれの走査線に沿うエッジ候補も、フィルタリング操作後の画像において検出されたエッジ位置に十分に合うこと(前述)、および、極大勾配に基づく判断基準を満たすこと(前述)に加えて、トレーニングモードやラーニングモード時にセレクタの位置を通る基本走査線に沿って検出されたエッジについて取得された基本エッジパラメータに合うようなものでなければならない。これらの諸条件によって、閉塞特徴(グリッド304)や影などに由来する偽のエッジが効果的に排除されるようになっている。
図11は、ワークにおける関心領域検査用のパートプログラムを生成・使用するためのルーチン1100を示すフローチャートである。ブロック1110では、ワークにおける関心領域を検査するためのパートプログラムが生成される。ブロック1120では、生成されたパートプログラムが実行される。ブロック1130では、パートプログラムの生成に用いたワーク、および、当該ワークと同種の他のワークが、ブロック1110にて生成されたパートプログラムによって検査される。
図12は、外来特徴(グリッド304)によって閉塞されたワーク特徴を検査するためのルーチン1200を示すフローチャートである。ブロック1210では、画像(以下、原画像という)が取得される。ここで取得される原画像には、外来閉塞特徴(グリッド304)と、当該外来閉塞特徴によって閉塞された検査対象としてのワーク特徴とが含まれている。ブロック1220では、フィルタ(例えば、形態学的フィルタ)が原画像に適用されて外来閉塞特徴が除去される。そして、外来閉塞特徴が除去されたフィルタリング操作後の画像に基づいてワーク特徴におけるおおよそのエッジ位置が検出される。ここで、形態学的フィルタは、いわゆる閉じたフィルタ(後述)でもよいし、いわゆる開いたフィルタ(後述)でもよい。このような形態学的フィルタとしては、3×3の矩形状マスクや5×5の円板状マスクを有するものを採用することができる。このようなタイプのフィルタを採用することによって、本発明に係る方法が比較的良好に実施される。ブロック1230では、フィルタリング操作前の原画像に戻って、ブロック1220にて検出されたおおよそのエッジ位置近傍においてより精密なエッジ位置検出を行うことにより、エッジ位置の検出精度が高められる。ブロック1240では、高精度に検出されたエッジ位置に基づいて、ワークに関するフィッティング,検査,位置調整などが行われる。詳細については後述するが、図12のルーチン1200は、トレーニングモードにおいても実行モードにおいても使用される。
ユーザが、自ら認識した被閉塞特徴(検査対象)におけるエッジ位置に複数のポイントツールなどを注意深く配置する必要があった公知のシステムと対照的に、本実施形態のシステムは簡単に使用することができる。また、本実施形態では、ボックスツールや、これに類する他の多点ツールを、被閉塞特徴(ワーク特徴)および閉塞特徴(グリッド304)の両者を含む領域上に配置することができる。したがって、ユーザは、画像中に存在する閉塞特徴のことを特に考慮することなく、通常の方法で多点ツールを利用することができる。
図13は、ボックスツールGUI1510と、トレーニングモードやマニュアルモードにおいて、被閉塞特徴のエッジ検出の際に閉塞特徴のエッジを効果的に除去するマスクモードのオン/オフ切替を行う制御ツール1520とを示している。詳細については後述するが、マスクモードが選択されると(オン)、本発明に基づく被閉塞特徴の測定方法が実行される。制御ツール1520は、オンボタン1522と、オフボタン1524とを含んでいる。オンボタン1522がマウス115のクリックなどによって選択されると、図12のルーチン1200によって示される被閉塞特徴の測定作業が自動的に開始される。なお、ボックスツール1510以外のツールについても、制御ツール1520と同様の制御ツールを設けることができる。当然ながら、制御ツール1520は、その他の形態、例えば、分割された形態,複雑な多機能ツールに含まれた形態,ビデオツールの表示に直接的に含まれた形態などで実現することが可能である。要するに、制御ツール1520の本質は、ルーチン1200に示されているような被閉塞特徴の測定モードの起動/停止を行うことができるという点にある。
なお、被閉塞特徴の測定に関するデモンストレーションモード(中間処理のプレビューなどを伴う画像処理の確認モード)を設けてもよい。この場合、マウス115のクリックなどによって制御ツール1520のオンボタン1522が選択されると、ラーニングモードやトレーニングモードのデモンストレーションが自動的に開始されるようにしてもよい。ここで、デモンストレーションにおいては、フィルタリング操作後の画像が評価用に表示され、あるいは、実行モードの結果のプレビューなどが表示される。このようなデモンストレーション結果に基づいて、マシンオペレータは、デモンストレーション自体の有効性やデモンストレーションに関連するプログラミングのパラメータ,指令などの妥当性を判断することができ、結果が好ましくなかった場合は、パラメータや指令などを適宜修正することができる。
また、被閉塞特徴の測定モード中にマウス115のクリックなどによって制御ツール1520のオンボタン1522が選択された場合、十分に定義され、あるいは、十分にトレーニングされた被閉塞特徴測定のための設定が自動的に適用されるようにしてもよいし、トレーニングモードのデモンストレーションが行われずにそのまま測定が続行されるようにしてもよいし、トレーニングモードのデモンストレーションによって表示される評価用画像の示す結果が測定結果としてそのまま受け入れられるようにしてもよいし、追加的なトレーニングモードに自動的に移行されるようにしてもよい。言い換えれば、制御ツール1520の動作が、より高いレベルの指令があるか、あるいは、バックグラウンドの指令があるかに依存するようにしてもよい。例えば、外来特徴が、検査対象としての複数の特徴や領域を含む画像のほとんど、あるいは、全てを覆ってしまっている場合(例えば、反復グリッドパターン304が外来特徴として画像中に存在している場合)には、このようなモードが適切である。なお、以上に説明した各ツールは、個別に利用することもできるし、組み合わせて利用することもできる。また、GUIや制御ツールは、以上で説明した形態に限定されることはなく、他の形態をとることもできる。
図14は、被閉塞特徴の測定モードの選択に用いられるマスクモードセレクタ1610を含むGUIツールバーウインドウ1600を示している。なお、ツールバーウインドウ1600のその他の部分は、前記のQVPAKソフトウェアにおいて提供されているものと同じである。マスクモードセレクタ1610は、グローバルマスクモードのために画像上にドラッグすることもできるし、ツール固有マスクモードのために個々のツール上にドラッグすることもできる。ツールに、マスクモード時に反射する仕掛けを設けてもよい。また、マスクモードセレクタ1610は、ツールバー1600上に留まってトグリング機能を提供するようにしてもよい。マスクモードセレクタ1610のトグリング機能がオンになった場合には、ビデオツールがドラッグによりツールバーウインドウ1600から引き離されてマスクモードになる。このとき、ビデオツールの視覚的特徴によって、ビデオツールがマスクモードにあることを示すようにしてもよい。ユーザインターフェイスは、被閉塞特徴の半自動測定モードを補助するために用いることができる。ここで、半自動測定モードでは、マスクモードが起動されると、ユーザに半自動技術を選択するかをツールが問い合わせるようにしてもよいし、ユーザが選択可能ないくつかの代替案をツールが表示するようにしてもよい。
図15は、マスクモードツールを用いてラーニングモードを実行するためのルーチン1700を示すフローチャートである。ブロック1710では、ラーニング/トレーニング/ティーチングモードが入力される。ブロック1712では、マスクモード中に被閉塞特徴を測定するための1または複数の作業が行われる。ブロック1714では、関心領域においてモードを設定するために用いられるマスクモード起動/停止ツール(図13および図14に関して説明したもの)が提供される。
ブロック1720では、画像が取得される。ブロック1722では、ツールがトレーニングのためにセットアップされる。判断ブロック1724では、マスクモードが選択されているか否かの判断が行われる。ここで、マスクモードが選択されていない場合(No)には、ルーチン1700はブロック1740に進み、ツールが被閉塞特徴の測定方法を用いずにトレーニングされる。また、マスクモードが選択されている場合(Yes)には、ルーチン1700はブロック1730に進み、被閉塞特徴ラーニング/トレーニング/ティーチングモードが実行される。なお、ブロック1730については、図16〜図18を用いて以下で詳細に説明する。
ブロック1730またはブロック1740に続いて、ルーチン1700はブロック1742に進み、トレーニングされたツールの作業結果が表示される。判断ブロック1744では、表示された作業結果が許容できるか否かの判断が行われる。ここで、許容できる場合としては、例えば、想定していたエッジが見つかった場合や、見つかったエッジの位置が略期待通りだった場合などが挙げられる。作業結果が許容できない場合(No)には、ルーチン1700はブロック1722に戻る。作業結果が許容できる場合(Yes)には、ルーチン1700は判断ブロック1746に進む。
判断ブロック1746では、更なるトレーニング作業が必要か否かが判断される。更にトレーニング作業が行われる場合(Yes)には、ルーチン1700はブロック1720に戻る。更にトレーニング作業が行われない場合(No)には、ルーチン1700はブロック1748に進み、パートプログラムが保存され、ラーニングモードが終了する。
図16〜図18は、ラーニング/トレーニング/ティーチングモードにおいて被閉塞特徴を検出するためのルーチン2000を示すフローチャートである。ルーチン2000は、図16においてはルーチン2000Aと、図17においてはルーチン2000Bと、図18においてはルーチン2000Cと表示される。なお、前述したように、ルーチン2000は、図15におけるブロック1730にて実行される。図16に示されるように、ブロック2014では、関心領域(ROI:Region Of Interest)が設定されている画像(Image)IMG0およびGUIにて表現されたツールの範囲内において、ユーザが測定対象特徴の境界内部において点P0を選択する。ブロック2016では、点P0および関心領域に基づいて走査線(Scan Line)SL0(第1の走査線)が設定される。走査線SL0の長さは、変数SL0_LENGTHとして表現される。
ブロック2018では、ユーザが形態学的フィルタF0のパラメータを設定する。ここで、形態学的フィルタF0のパラメータには、当該フィルタF0が閉じたフィルタであるか開いたフィルタであるか,マスクのタイプ,マスクの大きさなどが含まれる。一般的に、『閉じたフィルタ』とは、暗い背景上に明るい部分が形成されたフィルタのことを言い、『開いたフィルタ』とは、明るい背景上に暗い部分が形成されたフィルタのことを言う。本実施形態では、マスクとして、3×3の矩形状タイプのものや5×5の円板状タイプのものを用いている。判断ブロック2020では、ユーザが繰り返し回数(形態学的フィルタを用いたフィルタリング操作における膨張操作および縮退操作の繰り返し回数)の自動設定オプションを選択しているか否かが判断される。ユーザが繰り返し回数の自動設定オプションを選択している場合(Yes)には、ルーチン2000Aはブロック2022に進み、ユーザが入力するグリッドD0の寸法に基づいて繰り返し回数N0が自動的に設定される。ユーザが繰り返し回数の自動設定オプションを選択していない場合(No)には、ルーチン2000Aはブロック2024に進み、ユーザがフィルタF0に適用される繰り返し回数N0を入力する。そして、ルーチン2000Aは点Aに進み、図17に続く。
図17では、点Aから続くルーチン2000Bがブロック2030に進み、フィルタF0が関心領域において画像IMG0にN0回繰り返し適用される。これによってフィルタ画像IMG1が生成される。ブロック2032では、フィルタ画像IMG1において走査線SL0を用いたエッジ検出が実行される。判断ブロック2034では、エッジ点が検出されたか否かの判断が行われる。エッジ点が検出されなかった場合(No)には、ルーチン2000Bはブロック2036に進み、エッジ検出プロセスが停止される。続いて、ルーチン2000Bは点Cに進んで図16のブロック2014に戻り、エッジ検出プロセスを再度試みるためにユーザが他の点P0を選択することができる。判断ブロック2034において、エッジ点が検出されたと判断された場合(Yes)には、ルーチン2000Bはブロック2038に進み、エッジ閾値TH,THR,THSを含むエッジ検出パラメータ(Edge Detection Parameters)EDP0が記憶される。その後、ルーチン2000Bは点Bに進み、図18に続く。
エッジ閾値TH,THR,THSを含むエッジ検出パラメータEDP0は、静的なもの(ランタイム中に更新されないもの)であってもよいし、動的なもの(ランタイム中に更新されるもの)であってもよい。閾値THは、最初のエッジ位置特定やスクリーニングに用いられる静的な画像強度閾値である。閾値THSは、エッジをまたぐ前後における画像強度の変化についてのエッジ強度閾値であり、閾値TH適用後の更なるエッジ位置特定やスクリーニングに用いられる。閾値THRは、THとTHSとの比であり、照明やワーク特性の変化などが原因で画像全体に渡って生じる強度変化を補償するために、ランタイム中にTHおよびTHSを更新するために用いられる動的な閾値である。
ここで、ブロック2032〜2038のプロセスが、原画像IMG0に対して行われるのではなく、フィルタ画像IMG1に対して行われるということに注意すべきである。これにより、プロセスの信頼性および迅速性が確保される。前述したように、ブロック2032〜ブロック2038のプロセスによってフィルタ画像IMG1に関してエッジ点のおおよその位置を見出し、続いて、後述するように、より精度の高いエッジ位置検出プロセスをエッジ点が存在すると判断された範囲に絞って原画像IMG0について行うことによって、プロセスの迅速化が図ることができるとともに、検出精度を高め、信頼性を向上させることができる。
図18に示されるように、点Bから続くルーチン2000Cがブロック2050に進み、新たな走査線SL1(第2の走査線)が設定される。走査線SL1は、原走査線SL0と同じ向きで同じ位置に配置されるが、原走査線SL0よりも短い。ここで、原走査線SL0よりも短い走査線SL1を使用するのは、エッジ点の近傍をより精密に分析するためである。本実施形態では、短い走査線SL1は、画素21個分の長さを有している。ブロック2052では、走査線SL1および原画像IMG0に基づいてエッジ検出が実行される。判断ブロック2054では、エッジ点が検出されたか否かの判断が行われる。エッジ点が検出されなかった場合(No)には、ルーチン2000Cはブロック2056に進み、エッジ検出プロセスが停止される。続いて、ルーチン2000Cは点Cに進んで図16のブロック2014に戻り、エッジ検出プロセスを再度試みるためにユーザが他の点P0を選択することができる。判断ブロック2054において、エッジ点が検出されたと判断された場合(Yes)には、ルーチン2000Cはブロック2058に進み、エッジ閾値TH,THR,THSを含むエッジ検出パラメータEDP1が記憶される。
ブロック2050において設定される走査線SL1の長さは、検出したいエッジ点が当該走査線SL1上に乗るか当該走査線SL1上から外れるかを左右する決定的な要素である。ここで、走査線SL1の長さは一定としてもよいし、当初は一定長さだったものを走査線の分析に基づいて修正してもよい。例えば、エッジが『上がるエッジ』である場合、走査線SL1に沿ってエッジに対応する部分において画素の明暗パターンに変化が生じて暗い画素群に続く明るい画素群がエッジ位置に対応する部分において現れるが、エッジから離れた部分における画素群は、このような明暗パターンに従わずエッジ検出に有用な情報を持たないので、走査線SL1の長さを修正することにより除外するべきである。また、各エッジ点の2次元分析を行って、当該各エッジ点が走査線SL1上に乗るか走査線SL1上から外れるかを調べることもできる。
図19および図20は、被閉塞特徴実行モードを行うためのルーチン2100を示すフローチャートである。図19に示されるように、ブロック2110では、画像IMG0が読み出され、あるいは、取得される。ブロック2112では、ツールがGUIにて表現され、関心領域ROIが設定され、走査線SLi(i=1,・・・,n)が設定される。ブロック2114では、フィルタF0(図16のラーニングモードにおいて選択されたもの)が画像IMG0の関心領域ROIに適用され、フィルタ画像IMG1が取得される。フィルタF0およびそのパラメータ(フィルタのタイプや繰り返し回数を含む)は、図16および図17のラーニングモードにおいて設定されたものである。ブロック2116では、図16および図17のラーニングモードにおいて設定されたエッジ検出パラメータEDP0に基づいて、フィルタ画像IMG1について走査線SLiに沿ったエッジ検出が実行される。ブロック2118では、走査線SLkに沿ったエッジ点EdgePtsk(k=1,・・・,m:但し、m≦n)が検出される。その後、ルーチン2100Aは点Dに進み、図20に続く。
図20に示されるように、点Dから続くルーチン2100Bがブロック2130に進み、各走査線SLkに沿って検出された各エッジ点EdgePtskについて、新たな走査線SL’kが設定される。ここで、走査線SL’kは、走査線SLkと同じ向きで同じ位置に配置されるが、走査線SLkよりも短く、中心がエッジ位置EdgePtskに一致されている。ブロック2132では、図18のラーニングモードにおいて設定されたエッジ検出パラメータEDP1に基づいて、原画像IMG0について走査線SL’kに沿ったエッジ検出が実行される。ブロック2134では、エッジ点EdgePtskk(kk=1,・・・,mm:但し、mm<m)が検出される。ブロック2136では、エッジ点EdgePtskkが測定対象の特徴(例えば、線,円,円弧など)のフィッティングに使用される。ブロック2138では、アウトライアー(outlier)エッジ点が除去される。アウトライアーエッジ点の除去プロセスとしては、以下のものを例示することができる。
(1)検出されたデータ点を特徴(線,円,・・・)のフィッティングに使用する。
(2)フィッティングの際の各データ点の誤差を計算する。ここで、各データ点についての誤差は、当該各データ点とフィッティング対象特徴との間の最小距離に相当する。
(3)誤差の最大値(max_error)に着目する。
(4)max_error > OUTLIER_THRESHOLD であれば、max_errorに対応するデータ点はアウトライアーであって除去される。そして、除去されたデータ点を対象から外した上で、アルゴリズム(1)〜(4)が再度開始される。アルゴリズムは、除去するデータ点がなくなるまで(max_error ≦ OUTLIER_THRESHOLD となるまで)繰り返し行われる。
アウトライアーを除去に関わるOUTLIER_THRESHOLDの値は重要である。OUTLIER_THRESHOLDの値が小さくなればなるほど、より多くのデータ点が除去されるようになる。OUTLIER_THRESHOLDの値の決め方は様々ある。一般的な方法は、全てのデータ点の誤差(ステップ(2)参照)のガウス分布特性を求め、当該分布の標準偏差に所望の数を掛け、得られた値に±を付した数によって規定される範囲内においてアウトライアーの上下限を設定する方法である。標準偏差に掛ける数としては2が一般的であり、これによれば、判断対象のデータ点の誤差を、他の全てのデータ点の誤差とそれぞれ比較した場合に、当該判断対象のデータ点の誤差が、全データ点の95.45%のデータ点の誤差よりも大きかった場合に当該判断対象のデータ点がアウトライアーと判断されることになる。
ブロック2130において設定される走査線SL’kの長さは、検出対象のエッジ点を絞り込む上で重要である。なお、ツールにおいて複数の走査線SL’kが設けられる場合、各走査線SL’kの長さは揃っている必要はなく、各走査線SL’kの長さが異なっていてもよい(例えば、グリッドの近くに設けられる走査線は、グリッドを避けるために短くなければならない)。ここで、走査線SL’kの長さは一定としてもよいし、当初は一定長さだったものを走査線の分析に基づいて修正してもよい。例えば、エッジが『上がるエッジ』である場合、走査線SL’kに沿ってエッジに対応する部分において画素の明暗パターンに変化が生じて暗い画素群に続く明るい画素群がエッジ位置に対応する部分において現れるが、エッジから離れた部分における画素群は、このような明暗パターンに従わずエッジ検出に有用な情報を持たないので、走査線SL’kの長さを修正することにより除外するべきである。ブロック2134では、検出されるべきエッジ点が走査線上にきちんと乗っているか否かを判断するための種々の判断基準を利用することができる。このような判断基準の1つとして、エッジ検出パラメータEDP1を利用するものが挙げられる(データ点は、EDP1における閾値THSとの関係を満足しないと、エッジ点として検出されない)。また、他の判断基準として、走査線上におけるデータ点との近接画素を分析するものや、2次元的近傍の画素を分析するものが挙げられる。また、検出すべきエッジ点を良好なエッジ点として保持するための『許容強度』を規定するロバストネス(robustness)基準をツールに課してもよい。
本実施形態における方法は、カスタム操作を要求することなく、標準的なタイプのビデオツールをそのまま利用することができるという点で、ユーザの操作を簡単化することができる。言い換えれば、カスタム操作を実行するためのスクリプト言語の使用がユーザに求められることがない。その代わりに、本実施形態では、未熟なユーザであっても最小限のトレーニングで使用することができるように、予めプログラミングされたアイコンなどが設けられている。さらに、前述したように、関心領域は被閉塞特徴および閉塞特徴の双方を囲むことができる。これにより、ユーザは、個々のポイントツールを、閉塞特徴を避けながら被閉塞特徴上に個々に配置するという煩雑な操作を行う必要がなくなる。
既存の画像検査システムは、最小限の改装を行うだけで、あるいは、何らの改装を行わなくても、本発明に基づく方法を実施することができる。ここで、本発明の原理にしたがう画像検査ソフトウェア(プログラム)を既存の画像検査システムに読み込ませることも『改装』に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明を行ったが、本実施形態に関する代替物,修正,変更,改良,実質的均等物は、公知のものであれ未公知のものであれ、本発明の技術的範囲に属することは当業者にとって明白である。このように、本発明の実施形態は、例示を目的としたものであって、本発明の限定を目的としたものではない。そのため、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができる。
本発明は、画像検査に利用することができる。
本発明の実施形態に係る画像検査システムを示す斜視図である。 検査対象のワークが表示されている画像検査システムの表示エリアの一部分を示した図である。 図2と同様の表示エリアを示す図である。 図3の拡大図である。 図4のワーク画像に形態学的フィルタを適用して得られる画像データを示す図である。 図4においてラインツールの走査線に沿って得られる画像強度値のグラフを示す図である。 図5においてラインツールの走査線に沿って得られるフィルタ画像強度値のグラフを示す図である。 図3のワーク画像に対して形態学的なフィルタリング操作を行って得られたワーク画像を表示する表示エリアを示す図である。 ボックスツールをより詳細に説明するために図8を拡大した図である。 複数の走査線を用いても閉塞グリッドの影響を効果的に排除することができるボックスツールの動作をより詳細に説明するための図である。 ワークにおける関心領域検査用のパートプログラムを生成・使用するためのルーチンを示すフローチャートである。 外来特徴によって閉塞されたワーク特徴を検査するためのルーチンを示すフローチャートである。 ボックスツールGUIと、トレーニングモードやマニュアルモードにおいて、被閉塞特徴のエッジ検出の際に閉塞特徴のエッジを効果的に除去するマスクモードのオン/オフ切替を行う制御ツールとを示す図である。 被閉塞特徴の測定モードの選択に用いられるマスクモードセレクタを含むGUIツールバーウインドウを示す図である。 マスクモードツールを用いてラーニングモードを実行するためのルーチンを示すフローチャートである。 ラーニング/トレーニング/ティーチングモードにおいて被閉塞特徴を検出するためのルーチンを示すフローチャートである。 ラーニング/トレーニング/ティーチングモードにおいて被閉塞特徴を検出するためのルーチンを示すフローチャートである。 ラーニング/トレーニング/ティーチングモードにおいて被閉塞特徴を検出するためのルーチンを示すフローチャートである。 被閉塞特徴実行モードを行うためのルーチンを示すフローチャートである。 被閉塞特徴実行モードを行うためのルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10…画像検査システム
100…制御システム
200…画像測定機
304…グリッド
610,820…ラインツール
810A,810B,1510…ボックスツール
830…アークツール

Claims (15)

  1. 画像検査システムにより取得されるワークの画像検査方法であって、
    前記画像検査システムによって前記ワークの原画像を取得する工程と、
    前記原画像に対してフィルタリング操作を行ってフィルタ画像を生成する工程と、
    前記フィルタ画像において前記ワークのエッジ点を検出する工程と、
    前記フィルタ画像において検出されたエッジ点の位置を利用して、前記原画像において前記ワークのエッジ点を検出する工程と、
    を備えるとともに、
    前記フィルタ画像におけるエッジ検出は、第1の走査線を用いて行われ、
    前記原画像における対応するエッジ検出は、第2の走査線を用いて行われ、
    前記第2の走査線は、前記第1の走査線よりも短い、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  2. 請求項1に記載の画像検査方法において、
    前記フィルタリング操作は、形態学的フィルタによって実行される、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  3. 請求項2に記載の画像検査方法において、
    前記形態学的フィルタは、閉じたフィルタあるいは開いたフィルタであり、3×3の矩形状マスクおよび5×5の円板状マスクの少なくともいずれかを備えている、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像検査方法において、
    前記原画像は閉塞特徴を含み、
    前記フィルタリング操作では、前記原画像から前記閉塞特徴が除去されて前記フィルタ画像が生成される、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  5. 請求項4に記載の画像検査方法において、
    前記閉塞特徴は、グリッド状の特徴である、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  6. 請求項5に記載の画像検査方法において、
    前記グリッド状の特徴は、フラットパネルディスプレイのスクリーンマスクのオーバーレイグリッドによって形成されている、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像検査方法において、
    前記原画像におけるエッジ点検出は、前記フィルタ画像において検出されたエッジ点の近傍に範囲が限定されて行われる、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  8. 請求項7に記載の画像検査方法において、
    前記原画像において検出されたエッジ点は、測定対象のエッジのフィッティングに用いられる、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像検査方法において、
    前記第2の走査線は、前記第1の走査線と同じ向きで同じ位置に配置される、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像検査方法において、
    トレーニングモードにてツールをトレーニングする工程が設けられ、
    当該工程後には、前記ツールが実行モードにて使用される、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像検査方法において、
    ラーニングモードでは、前記フィルタ画像におけるエッジ点検出を通じてエッジ検出パラメータの第1の組が設定され、前記原画像におけるエッジ点検出を通じてエッジ検出パラメータの第2の組が設定される、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  12. 請求項11に記載の画像検査方法において、
    前記ラーニングモード中に設定される前記エッジ検出パラメータは、実行モードにおけるエッジ検出に利用される、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載の画像検査方法において、
    前記エッジ検出パラメータは、少なくとも静的な閾値とエッジ強度閾値とを含んでいる、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  14. 請求項13に記載の画像検査方法において、
    前記エッジ検出パラメータは、さらに、動的な閾値を含んでいる、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  15. 画像検査システムにより取得されるワークの画像検査装置であって、
    前記画像検査システムによって前記ワークの原画像を取得する手段と、
    前記原画像に対してフィルタリング操作を行ってフィルタ画像を生成する手段と、
    前記フィルタ画像において第1の走査線を用いて前記ワークのエッジ点を検出する手段と、
    前記フィルタ画像において検出されたエッジ点の位置を利用して、前記原画像において第2の走査線を用いて前記ワークのエッジ点を検出する手段と、
    を備え
    前記第2の走査線は、前記第1の走査線よりも短い
    ことを特徴とする画像検査装置。
JP2005210588A 2004-07-30 2005-07-20 画像検査方法および画像検査装置 Expired - Fee Related JP4738925B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/903,714 2004-07-30
US10/903,714 US7522763B2 (en) 2004-07-30 2004-07-30 Method of measuring occluded features for high precision machine vision metrology

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006048675A JP2006048675A (ja) 2006-02-16
JP4738925B2 true JP4738925B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=34937903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005210588A Expired - Fee Related JP4738925B2 (ja) 2004-07-30 2005-07-20 画像検査方法および画像検査装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7522763B2 (ja)
EP (1) EP1622082B1 (ja)
JP (1) JP4738925B2 (ja)
CN (1) CN1904545B (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8352400B2 (en) 1991-12-23 2013-01-08 Hoffberg Steven M Adaptive pattern recognition based controller apparatus and method and human-factored interface therefore
US7904187B2 (en) 1999-02-01 2011-03-08 Hoffberg Steven M Internet appliance system and method
US7583852B2 (en) * 2004-10-26 2009-09-01 Mitutoyo Corporation Method of filtering an image for high precision machine vision metrology
US7567713B2 (en) * 2006-02-08 2009-07-28 Mitutoyo Corporation Method utilizing intensity interpolation for measuring edge locations in a high precision machine vision inspection system
US20090073448A1 (en) * 2007-09-18 2009-03-19 Asml Netherlands B.V. Method of measuring the overlay error, an inspection apparatus and a lithographic apparatus
TWI410880B (zh) 2010-03-29 2013-10-01 Anmo Electronics Corp 與數位影像分析相關的電腦程式產品
US8269830B1 (en) 2011-04-14 2012-09-18 Mitutoyo Corporation Inspecting potentially interfering features in a machine vision system
TWI457008B (zh) * 2011-10-13 2014-10-11 Acer Inc 立體音效裝置、立體音效系統以及立體音效播放方法
US8989511B1 (en) * 2012-06-28 2015-03-24 Western Digital Technologies, Inc. Methods for correcting for thermal drift in microscopy images
JP5947169B2 (ja) * 2012-09-14 2016-07-06 株式会社キーエンス 外観検査装置、外観検査法およびプログラム
US9177222B2 (en) * 2012-11-05 2015-11-03 Mitutoyo Corporation Edge measurement video tool and interface including automatic parameter set alternatives
JP6015477B2 (ja) * 2013-02-07 2016-10-26 株式会社島津製作所 外観検査方法及び外観検査装置
US10477154B2 (en) 2013-03-07 2019-11-12 Cognex Corporation System and method for aligning two work pieces with a vision system in the presence of occlusion
US9934611B2 (en) * 2013-09-11 2018-04-03 Qualcomm Incorporated Structural modeling using depth sensors
CN103886313A (zh) * 2014-04-03 2014-06-25 哈尔滨天源石化装备制造有限责任公司 一种加油站车牌定位方法
CN104792263B (zh) * 2015-04-20 2018-01-05 合肥京东方光电科技有限公司 确定显示母板的待检测区域的方法和装置
CN107144210B (zh) * 2017-04-25 2019-10-29 中国科学院微电子研究所 一种电子显微图像线条宽度和粗糙度的测量方法
TWI787296B (zh) * 2018-06-29 2022-12-21 由田新技股份有限公司 光學檢測方法、光學檢測裝置及光學檢測系統
CN109297496A (zh) * 2018-09-29 2019-02-01 上海新世纪机器人有限公司 基于slam的机器人定位方法及装置
CN109166506A (zh) * 2018-10-31 2019-01-08 苏州旷视智能科技有限公司 基于高精度机器视觉的显示面板的检测方法
US11150200B1 (en) 2020-06-15 2021-10-19 Mitutoyo Corporation Workpiece inspection and defect detection system indicating number of defect images for training
US11430105B2 (en) 2020-06-15 2022-08-30 Mitutoyo Corporation Workpiece inspection and defect detection system including monitoring of workpiece images
CN112861873B (zh) * 2021-01-05 2022-08-05 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种具有烟盒的图像的处理方法
CN115359080A (zh) * 2021-05-17 2022-11-18 梅特勒-托利多(常州)测量技术有限公司 一种防人员干扰的物品体积测量方法
US11756186B2 (en) 2021-09-15 2023-09-12 Mitutoyo Corporation Workpiece inspection and defect detection system utilizing color channels

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030095710A1 (en) * 2001-11-16 2003-05-22 Mitutoyo Corporation. Systems and methods for boundary detection in images

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995015537A1 (en) * 1993-11-30 1995-06-08 Arch Development Corporation Automated method and system for the alignment and correlation of images from two different modalities
US5579445A (en) * 1993-12-17 1996-11-26 Xerox Corporation Image resolution conversion method that employs statistically generated multiple morphological filters
US5796868A (en) * 1995-12-28 1998-08-18 Cognex Corporation Object edge point filtering system for machine vision
US6542180B1 (en) * 2000-01-07 2003-04-01 Mitutoyo Corporation Systems and methods for adjusting lighting of a part based on a plurality of selected regions of an image of the part
US6563324B1 (en) * 2000-11-30 2003-05-13 Cognex Technology And Investment Corporation Semiconductor device image inspection utilizing rotation invariant scale invariant method
US6627863B2 (en) * 2000-12-15 2003-09-30 Mitutoyo Corporation System and methods to determine the settings of multiple light sources in a vision system
JP4199939B2 (ja) * 2001-04-27 2008-12-24 株式会社日立製作所 半導体検査システム
CN1442246A (zh) * 2002-03-06 2003-09-17 昆明利普机器视觉工程有限公司 数字视频轧钢带宽检测系统
US20050031191A1 (en) * 2003-08-04 2005-02-10 Mitutoyo Corporation Methods and apparatus for inspection of lines embedded in highly textured material
CN100361141C (zh) * 2003-08-04 2008-01-09 汤姆森许可贸易公司 用于减少图像中噪声的设备和方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030095710A1 (en) * 2001-11-16 2003-05-22 Mitutoyo Corporation. Systems and methods for boundary detection in images

Also Published As

Publication number Publication date
EP1622082B1 (en) 2012-05-30
CN1904545A (zh) 2007-01-31
JP2006048675A (ja) 2006-02-16
EP1622082A2 (en) 2006-02-01
EP1622082A3 (en) 2007-09-19
CN1904545B (zh) 2011-04-13
US7522763B2 (en) 2009-04-21
US20060023937A1 (en) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4738925B2 (ja) 画像検査方法および画像検査装置
JP4641441B2 (ja) 画像検査方法および画像検査システム
JP4950837B2 (ja) 画像検査システムおよび画像検査方法
JP6239232B2 (ja) 高性能エッジフォーカスツール
EP1653407A2 (en) Method of filtering an image for high precision machine vision metrology
JP6282508B2 (ja) 凸凹表面のエッジに向けて強化されたエッジ検出ツール
US7580560B2 (en) System and method for fast template matching by adaptive template decomposition
US7394926B2 (en) Magnified machine vision user interface
JP6071452B2 (ja) マシンビジョンシステムのパートプログラム編集環境内で編集初期化ブロックを利用するシステム及び方法
JP4933785B2 (ja) 画像検査システムのビデオツール制御方法
JP5972563B2 (ja) 構造化照明を用いるエッジ検出
JP6243705B2 (ja) 自動パラメータ設定選択肢を含むエッジ測定ビデオツール及びインタフェース
JP6355411B2 (ja) エッジ検出方法
US20130027538A1 (en) Multi-region focus navigation interface
JP2005055443A (ja) 高度性状加工材料に埋込まれた線群の検査に用いられる画像測定機検査システムの操作方法および画像測定機検査システムのプログラミング方法
JP6293453B2 (ja) エッジ測定ビデオツールパラメータ設定ユーザインタフェース
JP6464569B2 (ja) 角膜内皮細胞解析プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070703

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4738925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees