JP4738340B2 - 麻酔剤送達のための機器 - Google Patents

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Description

[発明の背景]
本発明は、麻酔剤送達のための医療外科(medical-surgical)機器および当該医療外科機器を利用する方法に関する。本発明は、より詳細には、神経ブロックとして使用する麻酔剤の送達の際に使用するための機器および方法に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、"INSTRUMENT AND METHOD FOR DELIVERY OF ANAESTHETIC DRUG"と題する米国特許出願第10/441,867号(2003年5月20日付で出願)に対する優先権を主張する。
神経ブロックは、可変量の麻酔剤を神経叢に投与することによって達成され得る。神経叢は非常に脆い構造であり、簡単に修復または再構築することができないため、叢が接触され得る地点の位置を定める際には損傷をできる限り抑えて行なうことが重要である。
これまで提案されているのは、針を使用して通常の方法で神経の位置を定め、次いで針の中に麻酔剤を挿入して針の先端から出し、麻酔剤が神経に接触するようにすることである。代替的な手法は、針の適切な位置決め、および針による刺激用カテーテルの導入に関連する。刺激用カテーテルは、患者の神経付近および叢の鞘(plexus sheath)内に適切に配置されると、神経ブロックとして使用する可変量の麻酔剤を送達するために使用され得る。
一体的な導電性ワイヤがカテーテル内に収容され、カテーテルが針を通して挿入された後に、それを通して電流を加えることでカテーテルの正確な位置決めがなされ得るという方法も提案されている。導電性ワイヤを通して送られる電気インパルスは、カテーテルの先端、したがって麻酔剤が送達される地点の正確な配置を決定する際に利用される。
上述の方法およびそのような方法を達成するために利用可能な装置に関しては、いくつかの欠点が存在する。それらの中で最も重要なものは、針の先端の位置が不確実であることに関連する危険性である。そのような不確実性により、患者の体内の神経に対する針の先端の位置がわからないまま針の先端を操作することで、神経の損傷がもたらされる可能性がある。この不確実性は、針による「漏電」、すなわち針に加えられる電気が針の先端から出て行くのではなく針の意図しない部分から出て行くことによる「漏電」に関する可能性がある。カテーテルの配置には同様の困難が伴う可能性がある。また、カテーテル自体が、通常は非常に小さい直径を有し、また創傷部位においては被覆されている必要があるため、扱いにくい場合もある。
[発明の簡単な概要]
本発明によると、(a)針、(b)カテーテル、および(c)多目的コネクタを備えるカテーテルシステムが提供される。これらの構造のそれぞれには、任意の他の構造と電気的に接触させることが可能な導電要素が設けられてもよい。
針は遠位端部および近位端部を有する。針の遠位端部は、神経叢に当接するように患者の神経鞘(nerve sheath)に挿入するようになっている鋭い先端を有する、角度のある(beveled)開口において終端する。針内には、針の遠位端部において針と共に終端し、患者への針の挿入を容易にするために利用される取り外し可能なスタイレットが含まれる。針の近位端部には、針を把持するため、および針の中央ボアにアクセスする(access)ために使用されるハブ部が設けられる。針は金属構造からなり、その全長に沿って導電性がある。針の外面をコーティングするのに非導電性材料が使用されてもよく、針の少なくとも遠位先端に露出部分を残すことによって、電圧が不要な場所で消耗されないようにする。
制御デバイスが刺激用針と連携し得る。制御デバイスは、施術者が、刺激用針から手を外すことなく、患者の神経に適用される電気的刺激パルスを制御することを可能にする。制御デバイスを刺激用針と直接連携させることにより、針の挿入を行なう者が、別個のすなわち遠隔の刺激制御装置の操作を作動または指示する必要なく、患者および刺激用針へ意識を集中させることを可能にすることを含む、多くの利点がもたらされる。さらに、表示装置も刺激用カテーテルと連携し得る。そのような表示器(readout)は、患者の神経に印加されている電気インパルスに関する情報を施術者に与える。ここでも同様に、刺激用針から遠隔した個別の表示器を参照することなく、針構造だけに意識を集中させることができることにより、刺激用針および/または刺激用カテーテルの有効かつ安全な操作が可能となる。
刺激用カテーテルは、ハブ部を通して、また、針内でかつ針を通して挿入されるようになっており、カテーテルの遠位端部は針の遠位端部から突出することが可能である。カテーテルは、きつく巻かれた螺旋状ワイヤにより支持され得る熱可塑性材料かまたは関連する材料から主に形成される。螺旋状ワイヤは、シース(sheath)の近位端部および遠位端部のいずれかまたは両方において、カテーテルのシース材料を越えて延びることができる。シースを単独で、または螺旋状ワイヤが形成するヘリックスと組み合わせて、カテーテル構造の中心を導管として利用できるように残す。カテーテルのこの中央導管または管腔により、カテーテルの近位端部に麻酔剤を投与することが可能になる。ワイヤコイルを熱可塑性カバー以外の絶縁材料で覆ってもよい。ワイヤの形成の際に、このような絶縁材料、例えばTEFLON(テフロン(登録商標))でワイヤの全周を包囲してから、ワイヤが巻装されてもよい。別法として、このような絶縁材料は、ワイヤが螺旋形状に形成された後で施されてもよい。いずれの場合も、絶縁材料は通常、ワイヤの巻装後に施される熱可塑性カバーよりもかなり薄い。
カテーテルの近位端部を多目的コネクタに挿入することができる。カテーテルの近位端部が多目的コネクタの保持部に挿入されると、多目的コネクタは操作され、カテーテルの近位端部をしっかりと捕捉し得る。多目的コネクタの構造により、注射器、またはカテーテルを通して流体を注入する他の装置によって、カテーテルの近位端部にアクセスすることができる。多目的コネクタには、カテーテルの螺旋状ワイヤまたはカテーテルの他の導電性部分に電気的に接触する電気接続も設けられる。これらの電気的接触により、カテーテルの近位端部にわたって多目的コネクタが存在しているにもかかわらず、カテーテルの導電性部分に電圧を印加することができる。
刺激用針およびカテーテルシステムとともに用いられ得る別の構成要素は、カテーテルロックである。カテーテルロックは、カテーテルを覆うように嵌まり、「ロック解除」時にカテーテルが内部を摺動することを可能にする。カテーテルロックは、作動時に、すなわち「ロック」時に、カテーテルのうちそれが作動時に位置する部分がどこであってもしっかりと把持する。特に、カテーテルを所与の位置に維持することが望まれる場合に、このような把持機能を用いて、カテーテルをしっかりと保持することができる。カテーテルロックを用いることができる方法の1つは、刺激用針との併用である。カテーテルロックを刺激用針の把持ハブの近位端部に取り付けることにより、カテーテルを、刺激用針に対して操作することができるか、または刺激用針に対して適所にしっかりと固定することができる。
それゆえ、本発明の目的は、電気的に刺激することにより、したがって特定の神経の位置を定めることによって、針の位置が特定され得るように、刺激用針、および複数の構成要素を含む刺激用カテーテルシステムを提供することである。特定の神経の位置が定められると、刺激用カテーテルは針を通して針の遠位先端をわずかに越えた地点に挿入される。次いで、カテーテルの先端が操作され、カテーテルの導電性遠位先端に電圧を印加することにより、カテーテルの先端の最適な位置が決定される。この電気的刺激は、神経に対してカテーテルの先端の特定の位置を定める際に利用される。最適な配置が達成されると、カテーテルは麻酔剤を連続的に投与するために利用される。この位置決め手順の前のいつでも、カテーテルを特定の場所に保持することを所望する場合は、カテーテルロック構造を作動させることにより、そのような保持を達成することができる。さらに、カテーテルの所望の配置が達成されると、刺激用針を、患者の組織にいかなる損傷も与えないように取り外すことができる。
本発明の他の目的は、本システムを用いる者が、患者の神経に印加されている電流を容易に変えることができることを可能にすることである。そのような電気インパルスの変更は、患者に挿入されている装置から施術者が意識をそらす必要なく達成される。また、表示器により、患者の神経に印加されている電気インパルスを施術者が監視することができる。表示器もまた、針と連携しており、装置の挿入から意識をそらすことを最小限にとどめて電気的刺激信号を監視することができる。
本発明の目的のいくつかを上述してきたが、他の目的は、以下に続く説明を、最良に説明される添付の図面と共に考えれば明らかになるであろう。
[発明の詳細な説明]
まず、図1を参照すると、皮膚表面部分14に隣接する皮下に位置する神経12を含む、人体10の関連部分が示されている。この使用例では、針アセンブリ16が、神経12を見つけるために人体10に挿入されている。刺激用針アセンブリ16は、互いの同軸上で延伸する針18および中央スタイレット20を有する。針18は、その後端部でプラスチック材料のハブ22に対して連結する金属針である。針18は、中空であり、ハブ22の前方に或る距離だけ突出する。
針18は、その長さに沿って3つの部分を有する。針の主な部分は、中央部分24である。針のこの中央部分24は、外面が電気を伝導しない絶縁コーティング26で包装されている。このコーティング26は、図1において交互に並ぶ色区分28および30に分割されて示されている。これらの区分それぞれは、既知の特定の長さを有する。このように色付けして区分することによって、ユーザは、針18の先端32の貫通の長さを測定することができる。別法として、コーティング26は透明であってもよく、その下の針18の表面を、例えば交互に並ぶ色または他の深さマーキング(指標)でマーキングしてもよい。
針18の残りの2つの部分は、遠位端部34および近位端部36である。針の近位端部36では、ハブを針の周囲に成形すること等によって、針を固定するハブ22内で針18が延伸する。針24の中央部分の絶縁コーティング26とプラスチックハブ22との間に、露出した近位端部36との接触によって針の残りの部分との電気的接触が達成され得るように、針18の近位端部36が露出し得る。針38が通るボアは、針ボア38と同じ直径を有するハブ22を通る軸方向に整合したボア40に通じる。ボア42の後端部は、スタイレット20およびスタイレットハブ21を受け入れる際に使用するための雌ルアー開口(Luer opening)44を設けるために、広がってテーパ状となっている。ハブ22には、ハブの外面に形成された、軸方向に延びているスロットすなわちキーウェイ(keyway)25が備えられており、針18の先端32は、ハブの、キーウェイ25が備えられた側に傾いている。
図1Cで示すように、針18の遠位端部31は下方に曲がっており、針の遠位端部34は、針の大部分の軸と或る角度 ? になるように切断されている。この傾斜した針の端部は、身体組織を容易に穿刺する鋭い先をなす先端32を針に設けている。この実施形態では、針の遠位端部34は、いかなる絶縁材料によっても覆われておらず、覆われた中央部分24を経由して、針の近位端部36と電気的に接触している。絶縁コーティング26は、電気が針の中央部分24から半径方向に流れることを防ぐが、電気が針18の長さに沿って軸方向に流れることを可能にする。
図1Dで最良に例示されるように、内部スタイレット20は固体の金属針から形成される。このスタイレット20の遠位先端45は、針の先端32と同じ鋭い先端角度 ? を有するように切断されている。スタイレット20の近位端部には、プラスチック材料のスタイレットハブ21が連結されている。スタイレット20は、直径が外側の針18よりも小さい。スタイレット20を把持するスタイレットハブ21のコネクタ46は、ほぼ円筒形状である。コネクタ46の前端部は、ルアーテーパ48を有し、針ハブ22のルアーテーパ開口44内に適合する寸法になっている。図1において見られるように、矩形部分の短いペグ(peg)すなわちキー50が、スタイレットハブ21の下側に沿って設けられている。ペグ50は、スタイレットハブ21の軸方向に延伸し、ルアーテーパ部分48から小さい間隙の分だけ外側に離間されている。ペグ50は、スタイレットハブ21およびスタイレット20に対して整合されており、それによって、ペグが針ハブ22のスロット25に係合すると、スタイレット20の傾斜した先端45の面が、針の傾斜した先端34と同じ面にある状態になる。針の鋭い先端とスタイレットを組み合わせることによって、身体組織を容易に穿刺し、一方、針の中央ボア38を占めるスタイレットは、いかなる組織も針ボア38に入らないようにする。
また、図1において電気コネクタ52が示されており、この電気コネクタ52は、鰐口クリップの形態であってもよく、麻酔神経スティムレータ(stimulator)17からの電気インパルスを針の近位端部36へ伝える。
図1Aは、針アセンブリ16の先端の、先端をこちら向きにした(end on view)図であり、針の傾斜した先端32およびスタイレット20の傾斜した先端45を示している。また、絶縁コーティング26が示されている。図1Bは、針アセンブリの針18の詳細図であり、スタイレット20が取り外され、ハブ22の一部分だけを示している。さらに、図1の針18は、図1Aの断面線1Bに沿って断面で示されている。図1Bは、針18の種々の部分に対する(誇張した厚さの)絶縁コーティング26の関係を示す。
次に、図2を参照すると、カテーテルアセンブリ54が示されている。カテーテルアセンブリ54は、このアセンブリ54を、針アセンブリ16を通して患者の体内へ挿入することが可能な直径を有する。カテーテルアセンブリ54は、熱可塑性材料または同様の材料から形成されたシース56によって主に画定される。螺旋状ワイヤコイル58も、カテーテルシース56とともに用いることができる。図3で最良に示されるように、螺旋状ワイヤ58は、3つの部分を有する。すなわち、近位部分60、中央部分62、および遠位部分64である。カテーテルアセンブリ54は、その全長にわたって、液体が自由に通過し得る中央ボア66を形成する。さらに、螺旋状ワイヤ58は、中央ボア66の周縁部分のみを占めるため、中央ボア66の存在を維持する。この中央ボア66は、螺旋状ワイヤ58の存在によりカテーテルシースを越えて延びているようにも見える。螺旋状ワイヤ58は、カテーテルアセンブリ54の必要不可欠な要素でなない。むしろ、螺旋状ワイヤは、特にカテーテルが自立支持するほど十分な強度を有している場合はなくてもよい。
また、カテーテルアセンブリ54の中央ボア66をリボンワイヤ57が占めている。リボンワイヤ57は、2つの主な機能を有する。これらの機能のうち第1の機能は、ワイヤへリックス58が存在する場合に、その過度の延出を防ぐことである。この機能は、以下でさらに十分に説明するように、遠位先端72、および螺旋状ワイヤ58の近位部分60にリボンワイヤ57がしっかりと取り付けられることによって達成される。リボンワイヤ57を螺旋状ワイヤのこれらの部分に取り付けることにより、ワイヤが恒久変形するほどにはヘリックスが伸張しないようにする。リボンワイヤ57の第2の機能は、カテーテルの近位部分からカテーテルの遠位先端72に電気を伝導することである。このような電気の伝導は、ワイヤヘリックス58の導電に対する補足的なものであってもよく、またはワイヤヘリックスにより行われる導電の代替であってもよい。このような互換性は、ワイヤヘリックス58およびリボンワイヤ57がどちらもカテーテルの近位端部から遠位先端72に延びていることを考えれば明らかである。したがって、ワイヤヘリックス58およびリボンワイヤ57は、カテーテルアセンブリ54の一端から他端へ電気インパルスを伝導するための二者択一の代替物となる。このような伝導を達成するのにこれらの2つのワイヤの一方が存在すれば、他方のワイヤは必要ない。
螺旋状ワイヤ58の中央部分62は、カテーテルシース56によって完全に覆われている。螺旋状ワイヤの近位部分60は、カテーテルアセンブリ54の残りの中央部分に対して短く、かつカテーテルシースによって覆われていないことを除いて目立つ特徴はない。螺旋状ワイヤ58の近位部分60は電気的に接触することができる。このことは、図2におけるように近位部分を露出したままにすることによって、または、以下に説明するように、ワイヤ等の電気接点を設けることによって達成されることができる。
本装置の代替的な一実施形態では、ワイヤコイルは、カテーテルシース56が提供する熱可塑性カバー以外にまたはこのカバーに加えて、絶縁材料59により覆われ得る。ワイヤの形成の際、この付加的な絶縁材料59(例えばPTFE(ポリ四フッ化エチレン)「TEFLON」)でワイヤの全周を包囲してから、ワイヤが巻装される。別法として、ワイヤが螺旋状コイルとなって形成された後で薄い絶縁コーティング59を施すことができる。かかる絶縁材料59は通常、ワイヤコイルが形成された後で、コイル全体に施される熱可塑性カバーよりもはるかに薄い。さらに、かかる絶縁材料59は通常、ワイヤの表面に直接結合される。ワイヤヘリックス58、および本装置のうち導電性があるとともに患者の組織と接触し得る他の部分を絶縁材料でコーティングすることにより、本装置の導電性部分の大きさおよび位置を非常に厳密に制御することが可能になる。この制御は、本装置のうち患者の組織に電気インパルスを送出すべき正確な位置のみから薄い絶縁材料59を除去することによって達成される。さらに、本装置のうち比較的少量の部分の導電性部分のみが露出した状態では、この地点で得られる電圧密度(voltage density)は、供給される電気インパルスの出力(power)に対して高い。
カテーテルアセンブリ54の残りの部分に対して短く、カテーテルシース56によって覆われていない、螺旋状ワイヤの遠位部分64は、それらと関連するいくつかの特徴を有する。螺旋状ワイヤ58がカテーテルシース56の遠位端部から出る部分では、へリックスは、ワイヤの近位部分60および中央部分62における、間隔を詰めて巻かれた(tightly wound)性質を保持する。この間隔を詰めたヘリックス(tight helix)は、短い距離続き、その後、へリックスが開へリックス部分68で開く。開へリックス部分68は、へリックスの数巻き分続き、その後、遠位部分64の遠位端部70の間隔を詰めて巻かれた構造に戻る。遠位端部70には、丸みのある金属部分である遠位先端72が取り付けられている。上述のように、遠位先端72には、同様にまたは代替的にリボンワイヤ57が取り付けられ得る。螺旋状ワイヤ58の場合と同様に、遠位先端は導電性であり、絶縁が全くないか、または絶縁材料(例えばPTFE)59の薄層により概ね覆われることができ、特定の非絶縁部分を有することができる。
本明細書中で説明されているタイプのいくつかのカテーテルに伴う一問題は、それらカテーテルが包装(package)される方法に起因して生じる。カテーテルの長さによっては、カテーテルを巻装する必要がある。これらカテーテルの自然な形状は直線状であり、かつこれらカテーテルが成る材料は通常、非常に弾性があるため、カテーテルが包装から不適切に外されると、カテーテルが制御されずに巻装をほどかれるため、安全上および衛生上の問題が生じるおそれがある。図27〜図30には、カテーテル包装クリップ420および421の2つの実施形態が開示されている。クリップ420には、クリップを保持する表面425、および巻装が急にほどかれないようにカテーテル54を保持する一体形トンネル422が設けられる。クリップ421は、二重保持部分423を有するが、トンネル424は、代替的な実施形態のトンネルと同様である。図30は、そのようなクリップがカテーテル54とともに包装される方法を示す。
次に、図4を参照すると、カテーテルアダプタ74が示される。この構造の直径の場合、カテーテルアセンブリ54の中央ボア66にアクセスすることは、ほぼ不可能である。この場合、カテーテルを通して流体を制御して送達するための、種々の送達ビークル(vehicle)、たとえば注射器のための、カテーテルアセンブリ54の中央ボア66へのアクセスを提供するために、カテーテルアダプタ74が必要である。
カテーテルアダプタの主な構成要素は、後部ボディ76、前部ボディ78、および保持ハブ(holding hub)80である。後部ボディ78は、中央フランジ82を有する。中央フランジ82の後部面84からは、ネジ付けされた外面88および中空中央ボア90を有する接続シリンダ86が延出する。このシリンダの機能は、カテーテルアセンブリ54に流体を制御送達する装置のルアー連結(attachment)を促すことである。カテーテルアダプタ74が設けられた端部キャップ92は、主に滅菌のためであり、カテーテルアダプタ74がカテーテルアセンブリ54へ取り付けられた後で簡単に取り外される。中央フランジは、その中央に、完全に貫通するボア93を有し、それによって後面84および前面94が流体連通するようになっている。
中央フランジ84の前面94から、オペレーティングシリンダ96が延出する。オペレーティングシリンダ96が中央フランジ84の前面94に連結されている部分では、それは特定の直径95を有する。オペレーティングシリンダの長さに沿って、オペレーティングシリンダの直径がテーパ98で縮小される。オペレーティングシリンダの残りの部分は、オペレーティングシリンダの遠位端部100までこの縮小した直径99を有する。オペレーティングシリンダ96は、その全長に沿って延びる中央ボア102を有する。軸スロット104は、オペレーティングシリンダの遠位端部100から、ほぼその長さで延出する、すなわち、スロット端部106は、オペレーティングシリンダ96と中央フランジ82の前面94との連結点までほぼ延出する。細長いゴム状ガスケット105が、オペレーティングシリンダ96の中央ボア102に収容されてその長さの大部分に延びている。
カテーテルアダプタの前部ボディ78は、後部ボディ76の中央フランジ84と同様の形状構造を有する。この構造は、後部フランジ110と呼ばれる。後部フランジ110は、その前面112から前部シリンダ114へ延出している。前部シリンダ114は、後部フランジ110の前面112から前部シリンダの遠位端部116まで延びる、本質的に一定の外径を有する。中央ボア118が、前部シリンダ114に設けられ、その全長に延びる。この中央ボア118は、その長さに沿っていくつかの異なる直径の変化を有する。後部フランジの後部面122上の中央ボア120の入口で、ボアの直径は、中央フランジ84の前面94に連結しているオペレーティングシリンダ96の直径95よりもわずかに大きい。中央ボア120の長さに沿って、内径がテーパ123によって縮小する。テーパ123は、オペレーティングシリンダのテーパ98の鏡像である。したがって、これらの鏡像構造により、オペレーティングシリンダ96の外面と前部ボディ78の中央ボア120との間で摺動接触が可能になる。
保持ハブ80は、後部面128内に形成された円筒状リセス126を設けた略管状ボディである。オペレーティングシリンダ96の遠位端部100は、保持ハブ80の円筒状リセス128に係合可能であり、かつ固く連結されている。前部ボディ78の中央ボア120の直径は、その前面94から保持ハブの長さより短い長さにわたり、保持ハブの直径よりわずかに大きい。保持ハブ80とオペレーティングシリンダの遠位端部100との間の固い連結は、これらの2つの構造を前部ボディ78と摺動可能な関係で保持する。
使用の際、カテーテルアダプタ74は、初めは図4で示される形状である。この形状で、カテーテルアセンブリ54の近位端部60が、自由に挿入され、カテーテルアダプタから引き出され得る。カテーテルアセンブリ54の近位端部60は、前部ボディ78をカテーテルアダプタの後部ボディ76に向けて摺動させることによって適所に保持され得る。これらの部品が互いに対して摺動する際に、オペレーティングシリンダ96のテーパ98が、前部ボディ内部のテーパ123によって圧縮される。オペレーティングシリンダ96のスロット104により、この圧縮を発生させることができる。オペレーティングシリンダの圧縮により、細長いゴム状ガスケット105の圧縮が生じる。この細長いゴム状ガスケット105の圧縮により、ゴム状ガスケットがカテーテルアセンブリ54の近位端部60に摩擦係合することになり、それにより、カテーテルが、カテーテルアダプタから容易に外れなくなる。
当該カテーテルアダプタのこの実施形態のさらなる構造は、金属ワッシャ130である。この金属ワッシャ130は、中央フランジ82の前面94に隣接して、オペレーティングシリンダ96の周りに配置される。シール132により、金属ワッシャ130に隣接する流体の漏れが防止される。金属ワッシャ130には、フランジ部分84および110の上に延出するタブ部分134が設けられる。これにより、麻酔神経スティムレータ17から針アセンブリ16へ電気を伝導するために以前使用したものと同じ電気コネクタ52によって、ワッシャとの電気接続が可能となる。図5および図6に示されるように、一対のワイヤ138が、金属ワッシャ130に取り付けられて、金属ワッシャから細長いゴム状ガスケット105の内部ボア140に延出する。したがって、細長いゴム状ガスケット105がカテーテルアセンブリ54の近位端部60の周辺で圧縮されるとき、一対のワイヤ138と螺旋状ワイヤ58との間で電気接触がなされる。結果として、電気接触は、麻酔神経スティムレータ17から、カテーテルアダプタ74を通してカテーテル装置54の螺旋状ワイヤ58へ、したがって、カテーテルアセンブリの導電性遠位先端72へと形成される。絶縁材料の薄層がアセンブリの導電性部分の周りに設けられる実施形態の場合、ワイヤ138と接触する部分における絶縁材料の除去が必要である。ワイヤ138はまた、リボンワイヤ57を電気的に接触させるようになっていてもよく、したがって、カテーテルアダプタ74を介してリボンワイヤ57に電気スティムレータ17を取り付け可能にすることができる。
麻酔剤を送達するのに用いるべき装置の代替的な一実施形態では、患者の体内の適切な部位に対し、電圧源(例えば神経スティムレータ17)からの電気の伝導に関するいくつかの変更がなされる。この代替的な実施形態により、医療従事者が、より厳密に、より少ないステップで、かつ追跡し続けなくてはならない装置要素がより少ない状態で、機器をより容易に用いることができる。この実施形態は以下に述べる。この代替的な実施形態に関して説明された要素の多くは、他の実施形態と容易に交換可能であるとともに他の実施形態とともに用いることができる。先の実施形態による要素は上述しており、以下の代替的な実施形態において同様の形態のままであるため、当該要素を明記するのに同じ符号を用いるものとする。
まず、図22を参照すると、皮膚表面部分14に対し皮下に位置する神経12を含む、人体10の関連部分が示されている。針アセンブリ16が、神経12を見つけるために人体10の皮膚表面部分14の特定部位に挿入されている。針アセンブリ16は、互いの同軸上で延伸する針18および中央スタイレット20を有する。針18は、プラスチック材料のハブ22に対してその後端部で連結する金属針である。針18は、中空であり、ハブ22の前方に突出する。
針18は、その長さに沿って3つの部分を有する。針の主な部分は、中央部分24である。針のこの中央部分24は、外面が電気を伝導しない絶縁コーティング26で包装されている。このコーティング26は、図22において、交互に並ぶ色区分28および30に分割されて示されている。これらの区分はそれぞれ、既知の特定の長さを有する。このように色付けして区分することによって、ユーザは針18の先端32の貫通の長さを測定することができる。
針18の残りの2つの部分は、遠位端部34および近位端部36である。針の近位端部36では、ハブ22を針18の周囲に成形すること等によって針18を固定するハブ22内で針18が延伸する。この実施形態では、ハブ22の外側に延びる、針18の近位端部36は、絶縁コーティング26で覆われる。針内に延びるボア38は、この針ボア38と同じ直径を有する、ハブ22を通る軸方向に整合したボア40に通じる。ボア40の後端部は、スタイレット20およびスタイレットハブ21を受け入れる際に使用するための雌ルアー開口44を設けるために、広がってテーパ状となっている。ハブ22を通って延びるとともにハブ内で針38に電気的に接続する接続ワイヤ144が設けられる。ハブ22が絶縁材料であり、かつハブ22に対し外側の接続ワイヤ144が絶縁されるため、接続ワイヤ144からの電圧の漏れが防止される。接続プラグ142が接続ワイヤ144の外端に設けられる。この接続プラグ142により、接続ワイヤ144が神経スティムレータ装置17に容易に接続されることができる。
針の遠位端部34は、いずれの絶縁材料によっても覆われておらず、覆われた中央部分24を経由して、針のうち接続ワイヤ144と接続する部分と電気的に接触している。絶縁コーティング26は、電気が針の中央部分24および近位端部36から半径方向に流れることを防ぐが、電気が針18の長さに沿って軸方向に流れることを可能にする。
内部スタイレット20は、図1および図1Dに関して説明されたのと同じ構造を有する。
次に、図9を参照すると、この実施形態の他の要素と組み合わせたカテーテルアセンブリ54が示されている。カテーテルアセンブリ54は、先に説明したのと略同じであり、かつ当該アセンブリ54が針アセンブリ16を介して患者の体内に挿入されることができる直径を有する。カテーテルは、熱可塑性材料または同様の材料から形成されたシース56を含む。螺旋状ワイヤ58およびシース56は、液体が自由に通過し得る中央ボア66を画定する。
先の実施形態におけるように、螺旋状ワイヤ58の近位部分60は、電気的に接触し得るように露出されたままである。図9に示す実施形態の接続ハブ174は、カテーテル54の近位端部、特に、カテーテルシース56のうち螺旋状ワイヤの近位端部60に隣接する部分と摩擦係合することができる。接続ハブ174は、カテーテル56の近位端部を摺動可能に受け入れるとともに摩擦保持する。電気コネクタ176は、導電性材料から形成され、かつ電気ケーブル172およびカテーテルスタイレット178間の物理および電気コネクタとして作用し、また、カテーテルスタイレット178は、螺旋状コイル60および安全リボンワイヤ57の長さの大部分と電気的に接触する。電気コネクタ176は、絶縁材料から成る接続ハブ174により完全に包囲されるとともに強固に保持される。絶縁された接続ワイヤ172もまた、接続地点180で電気コネクタ176に強固に接続される。したがって、接続ワイヤ172により、電圧が接続プラグ170から電気コネクタ176および螺旋状ワイヤ58に伝導されることが可能となる。接続プラグは、神経スティムレータ17(図1)等の電圧源に接続されることができるような寸法になっている。
中央スタイレット178の近位端部は、カテーテル54の長さの大部分に対するカテーテル54の中央ボア66を通してカテーテルが接続ハブ174により摩擦保持されると、電気コネクタ176の地点182に強固に接続されて延伸する。スタイレット遠位端部179を図9に示す。中央スタイレットは、特別な剛性が必要とされるとき、すなわちカテーテル54の挿入前および挿入中に、カテーテルにそのような剛性を与えるような材料から成る長いワイヤ構造である。
図9において、カテーテル54は接続ハブ174内に保持されているため、中央スタイレット178およびリボンワイヤ57は双方とも、カテーテル管腔66に存在することに留意されたい。中央スタイレット178は、電気コネクタ176の地点182に取り付けられた箇所から、いかなる他の構造にも強固には取り付けられない遠位端部179に延びる。上述したように、リボンワイヤ57は、遠位先端72に強固に接続された遠位端部、およびカテーテルアセンブリ54の近位端部60に強固に接続された近位端部を有する。
先に説明した実施形態におけるように、螺旋状ワイヤ58の遠位部分64は、カテーテルアセンブリ54の残りに対して短く、カテーテルシース56によって覆われていない。カテーテル54の遠位端部には、丸みのある金属部分である導電性遠位先端72が取り付けられている。導電性遠位先端72は、ワイヤコイル58を介するかまたはリボンワイヤ57を介するかにかかわらず、介在構造を介して神経スティムレータに電気的に接触する。
次に、図7および図8を参照すると、カテーテルアダプタ74が示される。この構造の直径の場合では、カテーテルアセンブリ54の中央ボア66にアクセスすることは困難であろう。このような場合、カテーテルアダプタ74を用いて、カテーテルを通して流体を制御送達するための種々の送達ビークル(例えば注射器)のための、カテーテルアセンブリ54の中央ボア66へのアクセスを提供する。
カテーテルアダプタの主な構成要素は、後部ボディ76、前部ボディ78、および保持ハブ80である。後部ボディ76は、中央フランジ82を有する。中央フランジ82の後面84からは、接続シリンダ86が延出する。このシリンダ86の機能は、カテーテルアセンブリ54の中央ボア66に流体を制御送達することを可能にする流体供給源を取り付けやすくすることである。接続シリンダ86上に設けられた端部キャップ92は、主に滅菌のためであり、カテーテルアダプタ74がカテーテルアセンブリ54へ取り付けられた後で簡単に取り外される。中央フランジ82は、その中央に、完全に貫通するボア93を有し、それによって後面84および前面94が流体連通するようになっている。
中央フランジ84から、オペレーティングシリンダ96が延出する。カテーテルアダプタ74の前部ボディ部分78は、オペレーティングシリンダ96の周りに位置する。多くの点で、図7および図8に示すカテーテルアダプタの動作が、先に説明されかつ図4に示されるカテーテルアダプタの動作と同一である。図7および図8に示す実施形態での1つの相違点は、接続ワイヤ144がオペレーティングシリンダ96を通っているという点である。この接続ワイヤ144は、オペレーティングシリンダ96に挿入される箇所以外は絶縁される。そのため、カテーテル54の近位端部60がオペレーティングシリンダ96の中央ボア102に位置すると、ワイヤコイル58、および/またはカテーテル54のリボンワイヤ57が、直接にまたは例えば金属ナットまたはワッシャのような導電性介在構造を介して、接続ワイヤ144と電気的に接触する。オペレーティングシリンダ96の外側に延びる、接続ワイヤ144の端部は、刺激電圧を供給する装置17に差し込むことができる接続プラグ142に接続される。
図10Aは、カテーテルアセンブリ54の遠位端部64の代替的な一実施形態を開示している。上記で開示されたものでは、カテーテルの遠位端部64よりも先に熱可塑性絶縁シース56が終端し、螺旋状ワイヤコイル58が導電性遠位先端72で終端する前にそのヘリックス68を開く。図10Aの代替的な実施形態では、導電性遠位先端72は、スラグタイプの遠位先端150と代替される。カテーテルアセンブリ54の熱可塑性絶縁シース56は、ワイヤヘリックス58の遠位端部を越えて、すなわち遠位端部の遠位に延びる。スラグタイプの遠位先端150は、直径がそれぞれ拡大してゆく3つの部分を有する。すなわち、ワイヤコイル58を収容するサイズになっているシリンダ158、熱可塑性シース54を受け入れるようなサイズになっている中央シリンダ156、および熱可塑性シース56またはワイヤコイル58の内径よりも大きな直径を有してカテーテル54への行き過ぎた挿入を回避する遠位シリンダ157である。通路152は、スラグタイプの遠位先端150を完通し、スラグタイプの遠位先端150の遠位出口154で終端する。したがって、カテーテルアセンブリ54の中央ボア66は、薬または他の流体が通過することができる出口をさらに備える。
図10Bは、絶縁材料59(例えばPTFE(TEFLON))の薄層が設けられている螺旋状ワイヤ58の横断面を示す。絶縁材料59の薄層は、ワイヤがヘリックスとなって形成される前または形成された後に、ワイヤの全面を覆うように設けることができる。螺旋状ワイヤ58のうち露出される(したがって、ワイヤヘリックスを越えて電気を伝導することが可能である)よう望まれる部分は、多くの標準的な方法のいずれかにより薄い絶縁コーティング59から容易に剥離することができる。
図10Cには、スラグタイプの遠位先端150の代替的な一実施形態が示されている。ここでは、スラグタイプの遠位先端150の通路152、シリンダ158、および遠位出口154はない。したがって、スラグタイプの遠位先端150は、中空ではなく、中に流体を通すことはできない。ワイヤコイル58および熱可塑性シース56をわずかに変更することにより、流体を通すことが可能となる。図10Cに見られるように、ワイヤコイル58のヘリックスは、他の実施形態(例えば図9)と同様に開いたもの160となっており、放射状溝162が熱可塑性シース58内に開ヘリックス160に隣接して形成される。したがって、流体流は、カテーテル54の中央ボア66から開ヘリックス160を介して出て、放射状溝162を通って患者の体内に入ることができる。
図10Aまたは図10Cに示す実施形態では、リボンワイヤ57は、スラグタイプの遠位先端150の近位端部に強固に接続されるか、またはワイヤヘリックス58の遠位端部に強固に接続される。ワイヤヘリックスおよび/またはリボンワイヤをスラグタイプの遠位先端150と接触させることを可能にするいずれの構成も適している。
スラグタイプの遠位先端150の利点には、印加電圧の特定の場所への集中が挙げられる。スラグタイプの遠位先端150のうち導電性である実際の部分は、他の実施形態に比して比較的小さく、ワイヤヘリックス58および導電性遠位先端72がどちらも導電性材料から成っていた。印加電圧のこの集中により、カテーテルがより容易にかつより正確に配置され、したがって、流体がカテーテルにより供給されることになる。さらに、本明細書中に記載のいずれかの他の導電構造の場合のように、絶縁材料(例えばPTFE)の薄層をスラグタイプの遠位先端150の表面に施し、次いで、その表面の特定の部分から絶縁材料を除去することができる。
図11〜図15は、上述の装置とともに使用する筒状カテーテルロック200の一実施形態を開示している。カテーテルロック200の機能は、カテーテルロックによりカテーテル54がしっかりと把持することが望まれるまでカテーテルロックの中央ボアをカテーテル54が自由に通過することができるようにすることである。カテーテルロック200によるカテーテル54のこのようなしっかりとした把持は、カテーテルロックの作動により達成される。この構造および機能は以下に詳述する。
カテーテルロック200は、4つの主な構成要素から成る。固定シリンダ202がカテーテルロックのうち残りの構成要素を支持する部分であり、この固定シリンダ202は、大径部分213および小径部分214から成り、小径部分214は大径部分213と同軸である。回転可能なシリンダ204が固定シリンダ202の小径部分214を覆うように配置される。圧縮性スリーブ208が、固定シリンダ202の小径部分214の中央ボア内に完全に収容されている。最後に、4つ目の主な構成要素は、固定シリンダ202の小径部分214の穴216に配置される圧縮シリンダ210である。
固定シリンダ202は、その全長に沿って延びる軸方向のボアを有する。固定シリンダ202の小径部分214の軸方向のボアは、圧縮性スリーブ208と嵌合するサイズとなっている。固定シリンダ202の残りの軸方向のボア218は、カテーテル54と摺動可能に嵌合するサイズになっている。回転可能なシリンダ204の軸方向のボアは、固定シリンダ202の小径部分214と嵌合するサイズとなっている。回転可能なシリンダ204の内壁のリセス212は、圧縮シリンダ210の一部がはまり込むサイズになっている。
カテーテルロック200の構成要素をともに、図11および図13に示すロック解除位置に合わせると、圧縮シリンダ210は固定シリンダ202の小径部分214の穴216に位置する。この2つの構成要素が整合すると、ロック解除位置において、圧縮性スリーブ208の弾性により、圧縮シリンダ210がリセス212に入るように押し上げられる。ロック解除構成では、カテーテルロック200は、カテーテル54に沿って自由に摺動することができる。
カテーテルロック200は、図12および図14に示すロック位置にねじることができ、このねじりは、回転可能なシリンダ204の表面の平坦な把持部分206によって容易になされる。ロック位置では、固定シリンダ202の小径部分214の穴216、および回転可能なシリンダ204のリセス212は半径方向に整合していない。そのため、圧縮シリンダ210は、回転可能なシリンダ204の内壁により圧縮性スリーブ208の弾性に打ち勝ち、それによって、回転可能なシリンダが回転してロック位置に入ったときに圧縮性スリーブ208が圧縮シリンダ210により圧縮される。このように圧縮されると、圧縮性スリーブ208およびカテーテル54間の接触がさらに一層しっかりとしたものとなるため、ロック解除位置にあったときよりも、これらの要素を互いに移動させるのに必要な摩擦力がはるかに高くなり、容易に打ち勝ちにくい。
カテーテルロック300の第2の実施形態は図16〜図20に示す。このカテーテルロックは、作動シリンダ314を設けた固定部分302を有する。少なくともカテーテル54を収容するのに十分な直径を有するボアが固定部分302内に延びている。作動シリンダ内に延びるボアの部分もまた、圧縮性スリーブ308を収容するのに十分に大きい。圧縮性スリーブ308は、それ自体、カテーテル54を摺動可能に受け入れることが可能なボアを有する。固定部分302の小径ボアは、作動シリンダ314内に配置されたときに圧縮性スリーブ308のボアと同軸となる。したがって、カテーテル54は、カテーテルロック300を通過することが可能である。
作動シリンダ314には、内部に軸方向のスロット316が設けられているとともに面上に突起315が設けられている。回転可能なシリンダ304は、作動シリンダ314を内部に受け入れることが可能な中央ボアを有する。回転可能なシリンダ304の中央ボアの横断面は、作動シリンダ314だけでなく、その表面上の突起315も受け入れる、すなわち、ボアは、突起315を収容するためのより大きな半径方向部分312と、少なくともロック解除位置(図16および図18に示す)で作動シリンダの残りの部分を受け入れる円形部分313とを有する。
しかしながら、突起315は作動シリンダ314のいくつかの部分のみにあり、作動シリンダに対する回転可能なシリンダ304の回転により、円形部分313が突起を圧縮して作動シリンダのボアに入るようにする。この回転により、カテーテルロック300がロック位置に入る。突起313の圧縮により、圧縮性スリーブ308が圧縮され、圧縮性スリーブ308およびカテーテル54間の接触がさらに一層しっかりとしたものとなるため、ロック解除位置にあったときよりも、これらの要素を互いに移動させるのに必要な摩擦力がはるかに高くなり、容易に打ち勝ちにくい。
カテーテルロック300のペグ322が溝320に嵌合する。このことは、カテーテルロック300がロックまたはロック解除されているときをユーザに示すこと、および固定部302に対してカテーテルロック300の回転可能な部分304が過回転することを防止すること、の2つの目的を果たす。
図24に示す実施形態では、カテーテルロック300は、プラスチックの針ハブ22の近位端部に取り付けられる。この取り付けは、多数の方法で達成することができる。カテーテルロック300がプラスチックの針ハブ22に永久的に取り付けられていることが有用である。したがって、カテーテルロックは、プラスチックの針ハブに物理的に溶接、糊付け、またはその他の方法で永久的に取り付けることができる。別法として、カテーテルロック300には、プラスチックの針ハブ22に対し嵌合可能かつ取り外し可能に接続することが可能な一体形コネクタ330を設けることができる。同様に、図25Aおよび図25Bは、プラスチックの針ハブ22に容易に提供され得る、適した構造に対し嵌合可能かつ取り外し可能に接続することが可能な、カテーテルロック300の一体形コネクタ330を開示している。そのような多くのコネクタが当該技術分野で既知である。当然のことながら、カテーテルロック200は、図24に示す代替的な実施形態に代替され得る。
Hadzic他の米国特許第5830151号明細書は、「APPARATUS FOR LOCATING AND ANESTHETIZING PERIPHERAL NERVES A METHOD THEREFOR」を開示しており、参照により本明細書中に援用される。Hadzic特許は、上述した神経スティムレータ17とほぼ同様の神経スティムレータの電気インパルス出力を施術者が制御することを可能にする装置を開示している。この制御はフットペダルにより達成される。
本発明の代替的な一実施形態では、神経スティムレータ17から電気インパルスを制御する電位差計が針ハブ22またはその拡張部に設けられる。針ハブ22に対するかかる拡張部350は図26に示される。拡張部350は針ハブ22と一体形であるか、または、針ハブ22へのカテーテルロックの取り付けに対し上述した方法を含めた多数の方法のいずれかで針ハブ22に接続することができる。神経スティムレータ17を制御する電位差計のインパルス制御は、任意の従来のスイッチ(例えばホイールタイプスイッチ354)の形態をとることができる。ホイールスイッチ354の作動により、神経スティムレータにより供給される信号と、針に送られる信号との関係を制御することができる。インパルス制御スイッチもまた、針に対し神経スティムレータにより供給される電気インパルス強度を増減させるための信号を神経スティムレータ17にワイヤ導管144を介して送る。さらに、表示装置336は、拡張部350において支持されてもよい。この表示装置は、刺激用針18の遠位先端に加えられている電気インパルスに関する情報を送る際にユーザに把握可能な任意の形態をとることができる。この表示装置356は、単一のデジタル表示器または一群のLED素子とすることができる。さらに、表示装置356は、神経スティムレータ17により供給される電気インパルスに関する情報を提示することができるか、またはフィードバック(すなわち、患者の標的組織10への電気インパルスの作用のモニタリング)であることができる。このフィードバックは、表示装置356を患者の標的組織356にワイヤ(他の場合では、入力電気インパルスとは絶縁している)により接続することによって達成することができる。
スイッチ358を拡張部350に設けることも可能であり、拡張部350の接続部分352に接続される装置(図示せず)からの薬剤または麻酔剤の投入を制御することが可能な機械的または電気的スイッチである。患者の標的神経12に適用すべき薬剤を収容する装置は、ポンプまたはばね付勢式注射器を含めた多数の形態をとることができる。
上記に開示した構造を針ハブ22に直接または隣接して組み合わせることにより、このような形式の手順、すなわち針18の適正な挿入という最も重要な局面に医療従事者が全意識を集中することを可能にする。医療従事者は、針から目をそらす、または電子刺激の増減を助手に言葉で指示する、または適用されている刺激の電流強度に関して報告することによる注意の散漫を強いられることがない。さらに、針が適正に配置されると、医療従事者が針ハブ22から手を外さずに(手が外れると、針の先端を配置する際に思わぬずれが生じる可能性がある)薬剤を適用することができる。
上述した装置は、多くの様々な医療処置で使用することができる。以下に説明する医療処置は、上述した装置において具現化された特徴を利用する1つの形式である。本方法は、カテーテルアセンブリ54の正確な配置、特にその遠位部分64に対して図示される。カテーテルアセンブリ54の遠位部分64が正確な位置にあると判定されると、連続して斜角筋間(interscalene)神経ブロックを投与することができる。
患者は、あお向けの姿勢で、頭をわずかに延ばし、幾分後側へ向いている。助手が患者の腕を、ひじを曲げた状態に軽く牽引(traction)する。
斜角筋間溝は、以下の手順によってこの姿勢で容易に触診される。まず、胸鎖乳突筋の鎖骨頭(clavicular head)の後縁の位置を見つける。次いで、触診する指をこの筋肉に対して後側面に置き、斜角筋間溝を特定する。外頸静脈はほぼ常に、斜角筋間溝に対して表面のまさに近くに位置しており、有用な付加的な標識構造を形成している。針の差込は、静脈に対して前方または後方でなければならない。他の一定の所見では、斜角筋間溝は、輪状軟骨レベルで胸鎖乳突筋の腹部の最も突出した部分に対して約3cm側方にある。
針アセンブリ16は、輪状軟骨レベル(C6レベル)で斜角筋間溝へ挿入され、針は、全ての平面において皮膚に対して垂直に向けられる。この連続した斜角筋間神経ブロック技法に関するカテーテルアセンブリ54の配置の場合、針アセンブリ16は、皮膚の乳様突起と鎖骨との間のほぼ中間地点の、胸鎖乳突筋の鎖骨頭の後縁に対して後方に入る。
針の差込地点は、副神経に対してちょうど尾側であり、首の後頸三角(posterior triangle)の前縁に対してちょうど後方である。副神経は通常、神経スティムレータ17の電気コネクタ52で経皮的に刺激することによって特定することができる。これは、神経が、乳様突起と鎖骨との間のほぼ中間の、首の後頸三角の筋膜カーペット(fascial carpet)の表面近くを通るためである。針の先端32が副神経に近接し、かつ神経スティムレータ17からの電圧が印加される場合、僧帽筋の収縮および肩帯の上昇が生じる。針アセンブリ16を、尾骨に向けて、脊柱に対して平行にし、斜角筋間溝を標的にして、針アセンブリ16の斜角を横方向に(外側に)向けて、カテーテルの、場合によっては起こり得る中央の(硬膜外の(epidural))配置を避ける。
針アセンブリの挿入中、遭遇し得る種々の神経を案内する助けとして、電圧を針の先端32に連続的に印加しなければならない。肩甲挙筋(levator scapula)および菱形筋の神経は、針の先端32に初期時点で遭遇する。また、肩甲骨を上昇あるいは回転させることによって刺激される場合、これらの神経の刺激により肩帯の運動が生じる。前斜角筋の腹部に位置する横隔神経に遭遇し得る。これにより、間違う可能性のない同側性(ipsilateral)横隔膜の単収縮(twitching)が生じる。これらの神経すべては、針アセンブリ16を再方向付けするおよび/または再挿入することによって回避されるべきである。その理由は、これらの神経を刺激することにより、正確な針の配置に関する誤った指示を生む可能性があり、局所麻酔薬がこの段階で注入される場合にブロック不全または横隔神経麻痺を確実に引き起こすことになるためである。
腕神経叢に遭遇するとき、確実で間違う可能性のない筋肉の単収縮は、二頭筋運動がより容易に見られる二頭筋および三角筋において観察されなければならない。このため、処置の間ひじを軽く曲げたままにする。横隔神経が間違って刺激された場合、針アセンブリ16をわずかに引き戻し、腕神経叢に遭遇するまで針の先端32をわずかに後方に向ける。針の先端32がさらに前進すると、他と異なる「ポップ(pop)」または弾力性(give)を感じることができ、その後は二頭筋および三角筋の単収縮の強度が高い。これは、腕神経叢の筋膜鞘に貫通し、針の先端32がまさに腕神経叢と直接接触しているときである。取り外し可能な電気コネクタ52を用いている場合、この時点で、電気コネクタ52を針18から取り外すことができる。そうでない場合、針18に供給されている電気インパルスを単にオフに切替える。
中央スタイレット20があれば、中央スタイレット20を針18から取り外し、カテーテルアセンブリ54が針ボア内にまだ収容されていなければ、針の先端32をちょうど通過する地点まで針18に供給する。このような導電性先端72の配置は、十分に深いため、金属製の螺旋状ワイヤ58が針と接触しない、すなわち針の先端32は、電気を伝導しない(分散しない)カテーテルシース56と接触する。この時点で、前もって取り付けられていなければ、カテーテルアダプタ74を、カテーテルアセンブリ54の近位端部60に取り付けることができる。次いで、神経スティムレータ17の電気コネクタ52を、カテーテルアダプタ74に設けられた金属ワッシャ130のタブ部分134に留める。当該装置の代替的な一実施形態では、カテーテルアダプタ74に接触してワイヤ144に取り付けられる接続プラグ142は、神経スティムレータ17に差し込まれる。
筋肉の単収縮が増大することにつれ、神経スティムレータ17の出力を(通常約0.5〜1.0mAまで)下げることができる。それは、ここですべての電流が、カテーテルアセンブリ54のシースで覆われていないへリックス先端72に集中するためである。当該装置の代替的な一実施形態では、スラグタイプの遠位先端150に電流がさらにより集中する。神経スティムレータ17が約0.5mA出力することに伴う筋肉の収縮により、シースへの適切な配置のさらなる証明が提供される。
カテーテルヘリカル先端72またはスラグタイプの遠位先端150の、針の先端32よりもさらに約1cm前方、腕神経叢鞘の下方への前進により、二頭筋および三角筋の単収縮の減少が生じてはならない。しかしながら、筋肉の単収縮が減少することが多く、この場合、最大単収縮が再び観察されるまで、針16およびカテーテルコンプレックス54を一体として同時にわずかに引き戻す。次いで、カテーテル54の前進中に最大単収縮が観察されるまで、カテーテル54を再び前進させ、上記工程を繰り返す。カテーテルが前進している間に最大の筋肉収縮を観察することは、カテーテルを支障なく(successful)配置することを保証するのに最も重要である。カテーテル54を、烏口突起を超えて供給できないことが多い。しかしながら、カテーテルをさらに押し進めてはならないが、これは、神経を傷つけることになり得るためであり、また肩の手術の場合、必ずしもこの地点を越えてカテーテルを前進させる必要がないためである。次いで、針アセンブリ16を取り外し、カテーテルをしっかりと固定する。
留置斜角筋間カテーテル(indwelling interscalene catheters)は、落ちてしまったり外れてしまったりするということで評判が悪い。カテーテルが配置後に外れてしまわないようにするために、カテーテルを配置するために用いたものと同じ針16を、胸骨上切痕の真上から上皮側に、血管構造を避け、カテーテルの入口点へと挿入する。針アセンブリ16は、カテーテル54を挿入したのと同じ皮膚の開口部を通り抜け、カテーテルのすぐ隣に前進する。カテーテル60の近位端部は、針の先端32から針18を通って導入され、針はカテーテル54が皮下にトンネル作成されるように取り外される。カテーテルのもつれ(kinking)は、カテーテルが形成する屈曲が皮下に消えると回避される。次いで、カテーテルは透明な包帯(dressing)で覆われる。
トンネル作成手順での針16の使用に対する一代替として、専用デバイスを用いてもよい。図23は、かかる専用デバイスを示す。トンネラー(tunneler)400には、トンネラースタイレット407または他の鋭い器具に接続される把持ハブ402が設けられている。トンネルシース410は、スタイレットをその長さの大部分にわたって覆う。カテーテル54を保持するのに役立つトンネルを作成するよう所望される場合、トンネラー400が利用される。トンネルは通常、カテーテル54が患者の身体を出る箇所の近くの或る場所から始まる。したがって、トンネラースタイレット407の先端がこの箇所に挿入され、トンネルを終端させることが望まれるまで出口箇所から離れてトンネル作成し、その終端地点で、トンネラースタイレット407の先端を患者から出す。トンネルが作成されると、トンネラーが取り外され、トンネルシース410が把持ハブ402およびトンネラースタイレットから完全に分離可能となり、患者の体内で皮下にトンネルが残る。この地点では、カテーテル54は、第1のカテーテル出口箇所に最も近いシースの端部に挿入され得る。カテーテル54は、トンネルシース410のもう一方の端を出るまでトンネルシース410を通って容易に送り込まれる。次いで、上述のように、カテーテル54を皮下にトンネルしたまま、トンネルシース410が患者から引き抜かれる。
図23に示すさらなる特徴は、皮膚用ブリッジ(skin bridge)406である。皮膚用ブリッジ406は、トンネラーシース410が初めに皮膚用ブリッジ406を保持することを可能にする中央穴409を有する。トンネラースタイレット407が取り外された後、上述したように、カテーテル54は、穴409を通して配置される。次いで、上述のように、カテーテル54を皮下にトンネルしたまま、トンネラーシースを患者から引き抜くことができる。皮膚用ブリッジをトンネラー400の近位端部に隣接して配置することにより、また、トンネラーがフォワード型(forward-type)であることにより、皮膚用ブリッジは、カテーテル54により、カテーテル54の最初の出口箇所に直接隣接して、すなわち、最初の出口および皮下トンネル間に保持される。皮膚用ブリッジ406が標準的な方法を用いて患者の皮膚に固定されると、カテーテルの配置の安定性が高まる。さらに、皮膚用ブリッジ406をハンドル(handle)として用いて、患者からまたは単に皮下トンネルからカテーテル54を取り外すことができる。
このように、カテーテルアセンブリが適所に固定されると、麻酔剤が投与されて神経ブロックがもたらされ得る:
1.強度の運動および感覚ブロック(dense motor and sensory block)が要求される場合:
a)ロピバカイン(ropivacaine)10mg/mL(1%)。20mLを一回分(bolus)として投与し、次いで注射器ドライバで希釈濃度(5mg/mLまたは0.5%)を10〜20mL/時間で注入する。
または、
b)ブピバカイン(bupivacaine)5mg/mL(0.5%)。20mLを一回分として投与し、次いで希釈濃度(2.5mg/mLまたは0.25%)を10〜20mL/時間で注入する。
2.運動ブロックを最小にしつつ感覚ブロックが要求される場合:
a)ロピバカイン2mg/mL(0.2%)。10〜20mLを一回分として投与し、次いで同じ濃度を1〜10mL/時間で注入する。所望の作用を達成するように注入量を継続的に調整(滴定)する。
または、
b)ブピバカイン2.5mg/mL(0.25%)。10〜20mLを一回分として投与し、同じ濃度を1〜10mL/時間で注入する。所望の作用を達成するように注入量を継続的に調整(滴定)する。
3.患者管理斜角筋間神経ブロック:
留置カテーテルにより、ブピバカイン30mL(0.4%)を腕神経叢鞘の、斜角筋間溝の位置に一回注入する。その後、ブピバカイン0.15%を5mL/時間の割合でバックグラウンド注入し、体重65Kg以上の患者に対して4mL、および体重65Kg以下の患者に対して3mLを、患者管理により一回分投与する。20分間のロックアウト時間がPCA装置にプログラムされた。これは成功するように思われた。有望な予備段階の結果は、ロピバカインを用いて達成された。様々なレベルおよび濃度の運動および感覚ブロックを達成するためのより精密なブロックの調整は、ロピバカインを用いて可能になり得ると考えられる。
上述の発明を、明確にするためにおよび理解のためにいくらか詳細に説明したが、本発明の開示を読めば、添付の特許請求の範囲における本発明の真の範囲から逸脱することなく、形態および詳細において様々な変更が可能であることは、当業者には理解されよう。
針を神経鞘に挿入した状態の、針およびスタイレットの側面図である。 針の先端、スタイレットの先端、および近位端部間の針の領域を覆う非導電針材料の詳細を示す、針の構造の遠位端部から見た、先端をこちら向きにした(end-on)正面図である。 ハブの一部のみを示し、スタイレットが取り外され、針の大半が断面線1B−1Bにおいて断面で示されている、針の平面図である。 針の先端の詳細を示す図である。 内側スタイレットの側面図である。 カテーテルの側面図である。 図2の拡大版であるが、ただし、一部のみが示される螺旋状ワイヤの構造をより良く示すように、カテーテルのシースが部分的に切り取られている。 カテーテルの近位端部が中に挿入されているが、まだ適所にしっかりと保持されていない状態の、多目的コネクタの断面の側面図である。 金属ワッシャ、多目的コネクタワイヤ、および多目的コネクタの封止アセンブリの斜視図である。 金属ワッシャ、多目的コネクタワイヤ、および多目的コネクタの封止アセンブリの側面図である。 カテーテルの近位端部が中に挿入されているが、まだ適所にしっかりと保持されていない状態の、間にあるカテーテルの大部分が切り取られて示され、カテーテルの遠位端部が示された、多目的コネクタの代替的な一実施形態の側面図である。 カテーテルの近位端部が中に挿入されているが、まだ適所にしっかりと保持されていない状態の、多目的コネクタの断面の代替的な一実施形態の側部断面図である。 中のいくつかの内部構造である電気接続ハブおよび電気接続プラグが明示された、カテーテルの部分断面の側面図である。 代替版のカテーテルの遠位端部に挿入されて示されているスラグタイプ(slug type)の遠位先端の詳細な側面図であり、カテーテルが断面で示されている。 代替的な一実施形態を参照して説明したように、電気的に絶縁したコーティングが配置されて示された、カテーテルの螺旋状支持ワイヤの詳細な断面図である。 代替版のカテーテルの遠位端部に挿入されて示されているスラグタイプの遠位先端の代替的な一実施形態の詳細な側面図であり、カテーテルが断面で示されている。 ロック解除位置で示されたカテーテルロックの第1の実施形態の斜視図である。 ロック位置で示されたカテーテルロックの第1の実施形態の斜視図である。 ロック解除位置で示されたカテーテルロックの第1の実施形態のこちら向きの図である。 ロック位置で示されたカテーテルロックの第1の実施形態のこちら向きの図である。 カテーテルロックの構成要素のそれぞれを示す、カテーテルロックの第1の実施形態の詳細な分解図である。 ロック解除位置で示されたカテーテルロックの第2の実施形態の斜視図である。 ロック位置で示されたカテーテルロックの第2の実施形態の斜視図である。 ロック解除位置で示されたカテーテルロックの第2の実施形態のこちら向きの図である。 ロック位置で示されたカテーテルロックの第2の実施形態のこちら向きの図である。 カテーテルロックの構成要素のそれぞれを示す、カテーテルロックの第2の実施形態の詳細な分解図である。 カテーテルロックの円筒延長部を含む、カテーテルロックの第2の実施形態の固定体部分の側面図である。 針を神経鞘に挿入した状態の、針およびスタイレットの側面図である。 一体形の把持ハブおよび皮膚用ブリッジを有する、トンネル装置の斜視図である。 針、針ハブ、および当該ハブから近接して延びたカテーテルロックの側面図である。 本発明によるカテーテルロックの一実施形態の側部断面図である。 本発明によるカテーテルロックの一実施形態の端面図である。 患者に与えられている電気インパルスを制御する際に用いられる構造を支持する針ハブの拡張部の一実施形態の側面図である。 カテーテルクリップの斜視図である。 カテーテルクリップの代替的な一実施形態の斜視図である。 図27のカテーテルクリップの実施形態の端面図である。 使用時の、すなわち巻装されたカテーテルと協働している、カテーテルクリップの側面図である。

Claims (36)

  1. 医療外科機器であって、
    a.患者の神経に対しアクセスを行うための中央ボアと、針の近位端部の周辺に設けられる針ハブとを有する、針と、
    b.患者の神経に対し流体流アクセスを行うとともに電気的に刺激するカテーテルであって、前記針を通して患者に挿入されることが可能なカテーテルと、
    c.前記針ハブに取り付けられるカテーテルロックであって、選択的に、前記針に対して前記カテーテルを固定したまま保持するか、または、前記カテーテルが前記カテーテルロックおよび前記針を通して摺動することを可能にする、カテーテルロックと
    を備え、
    前記カテーテルロックは、ボアおよび作動部を備え、前記作動部は、外側の回転可能なシリンダと、前記カテーテルロックの前記ボアに収容される内側の圧縮性スリーブとを含み、
    前記カテーテルは前記カテーテルロックの前記ボアおよび前記針の前記中央ボアを通して挿入され、それによって、前記カテーテルロックの前記作動が作動することにより、前記カテーテルロックが前記カテーテルを、前記カテーテルの全長に沿った複数の位置のうちの1つにおいて、前記カテーテルロックに対して適所に摩擦保持するようになっている、医療外科機器。
  2. 前記針は、前記針の近位端部に取り付けられる第1の端部および電気供給源に接続されるようになっている第2の端部を有するワイヤであって、前記電気供給源により供給される電気を前記針に伝えるワイヤをさらに備える、請求項1に記載の医療外科機器。
  3. 前記カテーテルは、前記カテーテルの遠位先端が前記針の遠位端部を越えて延びるように前記カテーテルロックおよび前記針を通して挿入される、請求項1に記載の医療外科機器。
  4. 前記カテーテルは、前記カテーテルの近位端部から患者の神経に液体を送ることが可能な中央ボアをさらに備える、請求項1に記載の医療外科機器。
  5. 前記針は、前記針の外面に絶縁カバーをさらに備える、請求項1に記載の医療外科機器。
  6. 前記カテーテルの近位端部は、カテーテルアダプタに挿入されるとともに前記カテーテルアダプタにより摩擦保持され、それにより、前記カテーテルに流体を供給する流体送達装置が前記カテーテルアダプタに取り付けられる、請求項1に記載の医療外科機器。
  7. 前記カテーテルの近位端部は、カテーテルアダプタに挿入されるとともに前記カテーテルアダプタにより摩擦保持され、それにより、前記カテーテルに電気を供給する電気供給源が前記カテーテルアダプタに導電するように取り付けされる、請求項1に記載の医療外科機器。
  8. 前記カテーテルは、前記カテーテルを支持する支持手段をさらに備える、請求項1に記載の医療外科機器。
  9. 前記支持手段は、前記カテーテルの下側に螺旋状ワイヤを備える、請求項8に記載の医療外科機器。
  10. 前記支持手段は導電性である、請求項9に記載の医療外科機器。
  11. 医療外科機器であって、
    a.中央ボア、および針の近位端部の周辺に設けられるハブを有する針と、
    b.近位端部、遠位端部、および導電性遠位先端を有するカテーテルであって、前記カテーテルは前記カテーテルを通して流体を通す管腔を有し、前記カテーテルの前記近位端部から前記カテーテルの前記遠位先端に電気を伝導するようになっているカテーテルと、
    c.ボアおよび作動部分を含むカテーテルロックであって、前記作動部分は、外側の回転可能なシリンダと、前記カテーテルロックの前記ボアに収容される内側の圧縮性スリーブとを含む、カテーテルロック
    を備え、
    d.前記カテーテルは、前記カテーテルロックのボアおよび前記針の中央ボアを通して挿入され、それによって、前記カテーテルロックの前記作動部分が作動することにより、前記カテーテルロックが前記カテーテルを、前記カテーテルの全長に沿った複数の位置のうちの1つにおいて、前記カテーテルロックに対して適所に摩擦保持するようになっている
    医療外科機器。
  12. 前記カテーテルは、液体を通すボアをさらに含む、請求項11に記載の医療外科機器。
  13. 前記カテーテルは、前記カテーテルの前記遠位先端に近接した位置で患者に液体を送達することを可能にする、前記遠位先端に近接した液体出口をさらに含む、請求項12に記載の医療外科機器。
  14. 前記カテーテルは、前記カテーテルの遠位先端の一体形部として、前記カテーテルの前記遠位先端を介して患者に液体を送達することを可能にする液体出口をさらに含む、請求項12に記載の医療外科機器。
  15. 前記カテーテルは、前記カテーテルの前記近位端部から前記カテーテルの前記導電性遠位先端に延びる導電性ワイヤをさらに備える、請求項11に記載の医療外科機器。
  16. 前記導電性ワイヤは、前記導電性ワイヤの大部分の長さに対し軸方向に前記カテーテルとほぼ平行である、請求項11に記載の医療外科機器。
  17. 前記導電性ワイヤは螺旋形状である、請求項11に記載の医療外科機器。
  18. 前記カテーテルは、
    熱可塑性絶縁シースと、
    前記熱可塑性シースの少なくともほぼ全長に沿って前記熱可塑性シースと支持接触して配置される支持構造と
    を備える、請求項11に記載の医療外科機器。
  19. 前記支持構造は螺旋状ワイヤである、請求項18に記載の医療外科機器。
  20. 前記螺旋状ワイヤは導電性である、請求項19に記載の医療外科機器。
  21. 前記カテーテルロックは、
    a.前記ハブに取り付けられるとともに前記ハブから近位に延びる固定体部分と、
    b.前記固定体部分と回転係合する回転可能体部分を含む前記作動部分と、
    c.前記固定体部分のボアを通して配置されるカテーテルの一部をしっかりと把持する手段であって、前記作動部分により係合し係合解除される手段と
    をさらに備える、請求項11に記載の医療外科機器。
  22. 前記カテーテルは、前記カテーテルのほぼ全長に沿って液体を通すことができる中央ボアをさらに含む、請求項21に記載の医療外科機器。
  23. 前記針は、前記針の前記近位端部および前記遠位端部間に外面をさらに含み、前記針の前記外面の一部は、絶縁カバーで覆われる、請求項21に記載の医療外科機器。
  24. 前記カテーテルの前記近位端部から前記カテーテルの前記遠位端部に延びるとともに前記遠位先端に導電接続される導電性ワイヤをさらに備える、請求項21に記載の医療外科機器。
  25. 前記導電性ワイヤは、前記カテーテルの軸にほぼ平行である、請求項24に記載の医療外科機器。
  26. 前記導電性ワイヤは、前記カテーテルの前記近位端部に接続される、請求項24に記載の医療外科機器。
  27. 前記カテーテルは、
    熱可塑性絶縁シースと、
    前記熱可塑性シースの少なくともほぼ全長に沿って前記熱可塑性シースと支持接触して配置される支持構造と
    を備える、請求項21に記載の医療外科機器。
  28. 前記支持構造は螺旋状ワイヤである、請求項27に記載の医療外科機器。
  29. 前記螺旋状ワイヤは導電性である、請求項28に記載の医療外科機器。
  30. 前記螺旋状ワイヤは、前記カテーテルの前記遠位端部が前記熱可塑性シースにより覆われない螺旋状ワイヤを備えるように前記熱可塑性シースの遠位に延びる、請求項28に記載の医療外科機器。
  31. 導電性ワイヤが、前記カテーテルの前記近位端部付近の前記螺旋状ワイヤに導電接続される、請求項28に記載の医療外科機器。
  32. 前記螺旋状ワイヤは、前記カテーテルの前記近位端部が前記熱可塑性シースにより覆われない螺旋状ワイヤを備えるように前記熱可塑性シースの近位に延びる、請求項28に記載の医療外科機器。
  33. 前記カテーテルの前記近位端部は、流体送達装置の接続を可能にするカテーテルアダプタ手段内に受け入れられる、請求項28に記載の医療外科機器。
  34. 前記カテーテルの前記近位端部は、前記カテーテルの前記近位端部への電気供給源の接続を可能にするカテーテルアダプタ手段内に受け入れられ、前記カテーテルアダプタは、電気供給源に接続されるようになっているコネクタと絶縁されたワイヤとを有する、請求項28に記載の医療外科機器。
  35. 絶縁されたワイヤをさらに備え、前記絶縁されたワイヤの第1の端部は、前記針の前記近位端部に導電接続され、前記絶縁されたワイヤの第2の端部は、前記電気供給源に接続されることができるようになっており、それにより、前記針が、電気供給源により供給される電気を前記針の前記近位端部から前記遠位端部に伝えることが可能であるようにする、請求項11に記載の医療外科機器。
  36. 前記カテーテルは、前記カテーテルの前記遠位先端が前記針の遠位端部を越えて延びるように前記カテーテルロックおよび前記針の中央ボアを通して挿入される、請求項11に記載の医療外科機器。
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