JP4738309B2 - プラント運転データ監視装置 - Google Patents
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Description
プラント設備に設置された各センサからプラントデータを取り込むプラントデータ入力手段と、
前記プラントデータの最新値を一時保存するプラントデータ最新値テーブルと、
前記プラントデータ最新値テーブルから前記最新値を取り出し、長期間の時系列プラントデータをプラントデータ履歴テーブルとして保存するプラントデータ収録手段と、
オペレータの要求により前記プラント設備の異常を監視するための1または複数の監視ポイントを登録する監視ポイント編集手段と、
前記監視ポイント編集手段による登録結果を保存する監視ポイント登録テーブルと、
前記監視ポイントをキーに、前記プラント履歴データテーブルから相関関係の強い1または複数の主変数ポイントを選定するデータ相関判定手段と、
前記データ相関判定手段により選定された主変数ポイントを登録する主変数ポイント登録テーブルと、
前記監視ポイントおよび前記主変数ポイントの時系列プラントデータに基き、前記プラント履歴データテーブルの統計的上下限値関数を算出する制限値算出手段と、
前記制限値算出手段により算出された制限値関数を保存する制限値関数テーブルと、
前記制限値関数テーブルのテーブル情報を参照し、前記プラントデータ最新値テーブルの内容と周期的に照合し、制限値幅を逸脱していた場合、逸脱情報を判定結果テーブルとして保存する制限値判定手段と、
新規プラントの異常発生時に、異常信号および前記判定結果テーブルの内容を出力するプラント異常監視出力手段と、
前記プラント異常監視出力手段の出力を表示する表示装置と
をそなえ、
統計処理の結果、前記監視ポイントに対する前記主変数ポイントの相関において、分布が2つ以上の群に分かれる場合、これらの群を区別する条件を外部から与えることとし、
この複数群を区別する条件を履歴データに対してデータマイニング手法を行うことで、群の区別に対して最も適切なプラント条件を自動的に抽出する
ことを特徴とするプラント運転データ監視装置、
を提供するものである。
図1では、発電プラントにおける各種の状態量が、過去の実績範囲に対して最新値が妥当な値となっているか否かを判断する監視装置を示している。
まずオペレータが、表示装置A15を使用し、監視ポイント編集手段A7を介して発電プラントの異常監視ポイントの登録を行う。すると、データ相関判定手段A6が、プラント履歴データテーブルA5内の時系列プラントデータを用いて強い相関関係を持つ主変数ポイントを自動的に選定する。
このように、第1実施例によれば、オペレータが熟練した発電プラント運転技術者でなくても、プラント異常監視ポイントに対し、プラント運転状態に応じた最適な統計的上下限値を設定することができる。したがって、オペレータの熟練度に頼らずにプラント監視精度の向上を図ることができる。
第2実施例は、図2に示す通り、第1実施例に、制限値算出手段A10により統計的な上下限値算出時に参照するデータ個数・重み係数変換関数A16を加えたものである。
図2に示す制限値算出手段A10において、過去のプラントデータから監視ポイントおよび主変数ポイントの統計的な上下限値を算出した場合、特定の主変数ポイント、例えば図17に示すような発電出力では、最低出力、定格出力の近辺にデータが集まる、などの傾向がある。このため、データ数の少ない領域における統計的上下限値に平滑誤差が含まれる。
このように、第2実施例によれば、監視ポイントと主変数ポイントとの統計的上下限値の算出において、分割したクラスタ単位でデータ分布密度による制限値算出を行うことで、図19に示すような最適な上下限値幅を求めることができ、精度のより高いプラント異常監視を行うことができる。
図3に示す通り、本発明の第3実施例は、第1実施例および第2実施例に、表示装置A15を介して少なくとも一定時間、あるプラント値が一定範囲であるというプラント安定条件を編集するプラント安定条件編集手段A17と、この条件を保存するプラント安定条件テーブルA18とを加えた構成である。
図3に示した第3実施例において、少なくともある一定時間、あるプラント値が一定範囲にあるというプラント安定条件(図20)を、オペレータが表示装置A15から設定すると、プラント安定条件編集手段A17が、この条件をプラント安定条件テーブルA18に保存する。
上述のように、第3実施例によれば、監視ポイントおよび主変数ポイントの統計的上下限値の算出値精度を高め、データのばらつきによる誤警報発生を抑えたプラントの監視を行うことができる。
本発明の第4実施例は、図4に示す通り、群判定条件編集手段A19と、群判定条件テーブルA20とを加えた点を特徴とするものである。すなわち、第1実施例ないし第3実施例において、監視ポイントおよび主変数ポイントの相関関係を示すデータの分布が、図21に示すように2つ以上の群(データ集合)に切り分けられた場合に、オペレータが、表示装置A15を介して編集を行う群判定条件編集手段A19、および編集された条件を保存する群判定条件テーブルA20を備える。
図21に示すように、履歴データより監視ポイントに対する主変数ポイントの相関において、分布が2つ以上の群に分かれる場合、群判定条件編集手段A19が監視ポイントに対して算出された複数の統計的上下限値を制限値関数テーブルA11から読み込み(図4、※1)、表示装置A15へ表示する。
そこで、第4実施例によれば、プラントの運転状況によって分布が異なる複数の群として分割し、群ごとの選定条件を加えることによって、プラントの運転状態に応じた適切な統計的上下限値が選定され、プラントの監視精度を向上させることができる。
次に、本発明の第5実施例を説明する。なお、第5実施例の構成は、制限値関数テーブルA11の構造を除き、第3実施例と同一の構成であるため、説明を省略する。
この第5実施例のデータ処理について、図22を参照して説明する。既に第4実施例で説明したように、監視ポイントと主変数ポイントとの相関関係データ分布が2つ以上の群(データ集合)に切り分けられた場合、オペレータに代わり、制限値算出手段A10がプラント履歴データテーブルA5の履歴データを使用してデータマイニング手法などを適用する。これにより、複数の統計的上下限値の区別に対して最も適切な条件を自動的に抽出し、制限値関数テーブルA11−2(図22)に保存する。
このように、第5実施例によれば、第4実施例の効果に加え、オペレータの判断を必要とせず、履歴データの傾向に基づく最適な群選定条件を自動算出する。このため、オペレータの負担を軽減できる上に、プラント状態に応じてより正確に統計的上下限値を選定することができ、プラント監視精度を向上させることができる。
図5に示すように、第6実施例は、第1実施例の構成に、オペレータが表示装置A15を介して複数のプラント状態を設定するプラント状態編集手段A21と、この設定した各プラント状態の保存先となるプラント状態テーブルA22(1)〜(n)を加え、複数のプラント状態に応じた主変数ポイント登録テーブルA9(1)〜(n)、および制限値関数テーブルA11(1)〜(n)をそなえた構成としている。
図5における監視ポイント登録テーブルA8に保存された1つの監視ポイントに対し、オペレータが表示装置A15を介して複数のプラント状態(1)〜(n)を設定すると、プラント状態編集手段A21は、プラント状態テーブルA22(1)〜(n)に設定情報をプラント状態単位で保存する。
このように、第6実施例によれば、オペレータが注目する幾つかのプラント状態を規定することによって、監視ポイントに対する適切な主変数ポイントをプラント状態に応じて自動抽出して統計的上下限値を算出することで、よりプラント運転の変化に適応したプラント監視を行うことができる。
次に、本発明の第7実施例を説明する。なお、この第7実施例の構成は、第6実施例と同一の構成であるため、説明を省略する。
図5において、データ相関判定手段A6は、プラント状態テーブルA22(1)〜(n)に保存された条件における監視ポイントおよび強い相関関係にある複数の主変数ポイントを自動的に抽出し、さらには、複数のプラント状態でも主変数ポイントが同一となるように優先度判定を行い、統計的上下限値を算出する。
プラント状態(1)・・・主変数ポイントR
プラント状態(2)・・・主変数ポイントS
プラント状態(3)・・・主変数ポイントR
の3つのプラント状態における強い相関関係を持つ主変数ポイントが自動抽出された場合、全てのプラント状態において主変数ポイントが同一となるよう、プラント状態(2)における主変数ポイントを主変数ポイントSから主変数ポイントRに置き換え、統計的上下限値を算出する。
このように、第7実施例によれば、監視ポイントに強い相関関係のある主変数ポイントを複数のプラント状態でも同一となるように選定することで、最大n個であり多数になりがちな主変数ポイントの選出結果が優位性の高い主変数ポイントに集約され、プラントの傾向監視がし易くなる。
図6を参照して、本発明の第8実施例を説明する。この図6に示す通り、複数のプラント状態に対応した主変数ポイント登録テーブルA9(1)〜(n)における主変数ポイントを、オペレータが、表示装置A15を介して設定できる主変数ポイント編集手段A23を新たに備える。
図6において、複数のプラント状態に対応した主変数ポイント登録テーブルA9(1)〜(n)内の主変数ポイントを、表示装置A15を介した主変数ポイント編集手段A23によって設定することができる。
このように、第8実施例によれば、監視ポイントに対する主変数ポイントを手動設定可能とし、オペレータが意識的に設定する監視ポイント/主変数ポイントの組合せによる統計的上下限値を算出し、プラント監視を行うことができる。
次に、本発明の第9実施例を説明する。なお、この第9実施例の構成は、第6実施例と同一の構成であるため説明を省略する。
データ処理については、図24を参照して説明する。図6における監視ポイント登録テーブルA8および複数のプラント状態に対応した主変数ポイント登録テーブルA9(1)〜(n)に、複数の監視ポイントを登録することができる。データ相関判定手段A6は、監視ポイント単位でプラント状態毎に強い相関関係にある少なくとも1つの主変数ポイントを選定し、主変数ポイント登録テーブルA9(1)〜(n)に保存する。制限値算出手段A10は、図24に示すように、プラント状態単位で複数の監視ポイントに関する統計的上下限値を算出し、制限値関数テーブルA11(1)〜(n)に保存する。
このように、第9実施例によれば、複数の監視ポイントを登録できることにより、複数箇所における設備センサを同時に監視することができ、多角的にプラント監視の感度を高めることができる。
図7を参照して、本発明の第10実施例を説明する。この図7に示す通り、監視ポイント毎に独立したプラント条件を設定できる監視ポイント条件設定手段A24と、この条件を保存する監視ポイント条件テーブルA25とを新たに備える。
図7において、監視ポイント編集手段A7によって監視ポイント登録テーブルA8に保存された複数の監視ポイント情報は、監視ポイント条件編集手段A24に読み込まれ(図示※1)、オペレータにより監視ポイントごとに監視精度を高めるための個別プラント条件が設定され、監視ポイント条件テーブルA25に設定条件が保存される。
このように第10実施例によれば、監視ポイントごとに個別のプラント条件を設定することができる。したがって、オペレータの指定した条件下におけるプラント監視を行うことができ、条件次第で統計的に外れ値となる欠損データや試運転時のデータを除去することも可能であり、統計的上下限値の精度向上と不必要な警報の抑止とが行える。
図8において、制限値算出手段A10によって算出された統計的上下限値を制限値関数テーブルA11から読み込み、監視ポイント条件テーブルA25、プラント状態テーブルA22の条件を基に、プラント履歴データテーブルA5から算出時に使用したプラントデータを抽出し、同一のグラフ上に重ね表示を行うとともに、上下限値適合データの個数と外れデータの個数とを合わせて表示する制限値照合手段A26を新たに備える。なお、図8中、※1、※2および※3は、同符号同士が接続されていることを示す。
図8におけるプラント状態テーブルA22、監視ポイント条件テーブルA25の保存条件に基づき制限値算出手段A10によって算出された監視ポイントと主変数ポイントとの統計的上下限値を、制限照合手段A26が制限値関数テーブルA11から読み込み、さらに同条件によって算出時に抽出されたプラントデータをプラント履歴データテーブルA5から読み込み、上下限値およびプラントデータを同一のグラフ上に表示装置A15を介して表示する。このとき、上下限値範囲内となったプラントデータ数および範囲外となったデータ数を算出し、合わせて表示する(図25)。
このように、第11実施例によれば、指定した条件に基づき、統計処理によって算出された上下限値と、算出時に使用されたデータとを同一グラフ上に表示すると共に、制限値範囲内データおよび範囲外となった外れ値データの個数を表示することで、算出された統計的上下限値の精度を定量的に確認することができる。
次に、本発明の第12実施例を説明する。なお、この第12実施例の構成は、第11実施例と同一であるため、説明を省略する。
既に第11実施例につき図8を参照して説明したように、制限値照合手段A26は、制限値関数テーブルA11に保存された統計的制限値と、この制限値算出時に抽出されたプラントデータとを同一グラフ上に表示する。
このように、第12実施例によれば、履歴データを基に監視ポイントに対する統計的上下限値が自動算出されるが、適正な履歴データが揃わない場合など、オペレータが統計的上下限値の関数式の係数を補正することで、監視チェック時の統計的上下限値に反映される。すなわち、容易にプラント監視における統計的上下限値の編集が可能となる。
図9におけるプラント状態編集手段A21によって複数のプラント状態(1)〜(n)を設定可能とし、プラント状態毎にプラント状態テーブルA22(1)〜(n)、主変数ポイント登録テーブルA9(1)〜(n)、制限値関数テーブルA11(1)〜(n)を複数持つ構成とする。なお、図9中、※1ないし※3は、同符号同士が接続されていることを示す。
図9において、制限値照合手段A26は、監視ポイントに対する複数のプラント状態毎に保存された統計的上下限値と、その算出に使用されたプラントデータとを読み込み、色およびマーカなどを変えて同一グラフ上に重ねて表示する(図26)。プラント状態によって、複数の上下限値およびプラントデータが重なって表示された場合、グラフ内の補足情報となる数値は、重ならないようにずらして表示する。
このように、第13実施例によれば、複数のプラント状態における監視ポイントと主変数ポイントとの統計的上下限値および算出に使用されたプラントデータを同一グラフ上に表示し、色およびマーカなどによる識別情報を提供し、プラント状態によって変動するプラント監視域のデータ分布を把握することができる。
次に、本発明の第14実施例を説明する。なお、この第14実施例の構成は、第13実施例と同一構成であるため、説明を省略する。
図9において、制限値照合手段A26により複数のプラント状態における監視ポイントの統計的上下限値と算出に使用されたプラントデータとを重ねて同一グラフに表示した場合において、グラフ表示画面上でプラント状態毎にグラフの表示/非表示を選択することができる。
このように、第14実施例によれば、プラント状態毎に、該当統計的上下限値および算出に使用されたプラントデータのグラフを非表示とする手段を設けることにより、着目しているプラント状態のグラフのみを表示することができる。
Claims (12)
- プラント設備に設置された各センサからプラントデータを取り込むプラントデータ入力手段と、
前記プラントデータの最新値を一時保存するプラントデータ最新値テーブルと、
前記プラントデータ最新値テーブルから前記最新値を取り出し、長期間の時系列プラントデータをプラントデータ履歴テーブルとして保存するプラントデータ収録手段と、
オペレータの要求により前記プラント設備の異常を監視するための1または複数の監視ポイントを登録する監視ポイント編集手段と、
前記監視ポイント編集手段による登録結果を保存する監視ポイント登録テーブルと、
前記監視ポイントをキーに、前記プラント履歴データテーブルから相関関係の強い1または複数の主変数ポイントを選定するデータ相関判定手段と、
前記データ相関判定手段により選定された主変数ポイントを登録する主変数ポイント登録テーブルと、
前記監視ポイントおよび前記主変数ポイントの時系列プラントデータに基き、前記プラント履歴データテーブルの統計的上下限値関数を算出する制限値算出手段と、
前記制限値算出手段により算出された制限値関数を保存する制限値関数テーブルと、
前記制限値関数テーブルのテーブル情報を参照し、前記プラントデータ最新値テーブルの内容と周期的に照合し、制限値幅を逸脱していた場合、逸脱情報を判定結果テーブルとして保存する制限値判定手段と、
新規プラントの異常発生時に、異常信号および前記判定結果テーブルの内容を出力するプラント異常監視出力手段と、
前記プラント異常監視出力手段の出力を表示する表示装置と
をそなえ、
統計処理の結果、前記監視ポイントに対する前記主変数ポイントの相関において、分布が2つ以上の群に分かれる場合、これらの群を区別する条件を外部から与えることとし、
この複数群を区別する条件を履歴データに対してデータマイニング手法を行うことで、群の区別に対して最も適切なプラント条件を自動的に抽出する
ことを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項1記載のプラント運転データ監視装置において、
データ個数・重み係数変換関数を加え、前記制限値算出手段による監視ポイントと主変数ポイントとの統計的な上下限値算出時に、分割した複数のクラスタ単位でデータ分布密度を考慮した制限値算出を行うことにより、最適な上下限値幅を求めることを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項1または2記載のプラント運転データ監視装置において、
プラントが安定している等の条件を外部から与え、監視ポイントと主変数ポイントとの統計的な上下限値算出時に、前記条件を基に履歴データを抽出することで、ばらつきの少ない制限値を算出し、この制限値を用いて監視チェックを行うことを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - プラント設備に設置された各センサからプラントデータを取り込むプラントデータ入力手段と、
前記プラントデータの最新値を一時保存するプラントデータ最新値テーブルと、
前記プラントデータ最新値テーブルから前記最新値を取り出し、長期間の時系列プラントデータをプラントデータ履歴テーブルとして保存するプラントデータ収録手段と、
オペレータの要求により前記プラント設備の異常を監視するための1または複数の監視ポイントを登録する監視ポイント編集手段と、
前記監視ポイント編集手段による登録結果を保存する監視ポイント登録テーブルと、
前記監視ポイントをキーに、前記プラント履歴データテーブルから相関関係の強い1または複数の主変数ポイントを選定するデータ相関判定手段と、
前記データ相関判定手段により選定された主変数ポイントを登録する主変数ポイント登録テーブルと、
前記監視ポイントおよび前記主変数ポイントの時系列プラントデータに基き、前記プラント履歴データテーブルの統計的上下限値関数を算出する制限値算出手段と、
前記制限値算出手段により算出された制限値関数を保存する制限値関数テーブルと、
前記制限値関数テーブルのテーブル情報を参照し、前記プラントデータ最新値テーブルの内容と周期的に照合し、制限値幅を逸脱していた場合、逸脱情報を判定結果テーブルとして保存する制限値判定手段と、
新規プラントの異常発生時に、異常信号および前記判定結果テーブルの内容を出力するプラント異常監視出力手段と、
前記プラント異常監視出力手段の出力を表示する表示装置と
をそなえたプラント運転データ監視装置において、
複数のプラント状態を規定し、各々のプラント状態における前記監視ポイントに対して強い相関を持つ1または複数の主変数ポイントを自動的に算出し、前記監視ポイントの統計的上下限値を前記主変数ポイントの複数の関数として与え、監視に際しては規定されたプラント状態にあるか否かをチェックし、適合した関数の上下限値により監視することを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項4記載のプラント運転データ監視装置において、
複数のプラント状態でも前記主変数ポイントが同一ポイントとなるように優先的統計処理を行うことを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項4記載のプラント運転データ監視装置において、
前記主変数ポイントを外部から与えて複数のプラント状態における統計的上下限値を算出することを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項4記載のプラント運転データ監視装置において、
複数のプラント状態の各々で、複数の前記監視ポイントの統計的上下限値を算出することを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項7記載のプラント運転データ監視装置において、
複数の前記監視ポイントに対して共通のプラント状態を規定して監視を行うに際して、前記監視ポイントごとに独立したプラント条件を与え、統計的上下限値を算出し、監視を行うことを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項8記載のプラント運転データ監視装置において、
前記監視ポイントの算出された統計的上下限値と、算出に使用された前記プラントデータを同一グラフ上に表示すると共に、上下限値適合データ個数と外れ個数を表示し、算出値の妥当性確認を行うことを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項9記載のプラント運転データ監視装置において、
統計的上下限値を表す関数式またはその係数を表示し、その係数を手動で修正し、グラフ表示で確認できることを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項10記載のプラント運転データ監視装置において、
複数の共通プラント状態および独立に与えたプラント条件における、統計的上下限値と、算出に使用した前記プラントデータを、色およびマーカ形状などを変えて同一グラフ上に表示できるようにしたことを特徴とするプラント運転データ監視装置。 - 請求項11記載のプラント運転データ監視装置において、
複数の状態を重ねて表示した場合、必要に応じてある状態の情報を非表示にできる手段を設けたことを特徴とするプラント運転データ監視装置。
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