JP4738226B2 - 画像記録方法及び装置 - Google Patents

画像記録方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4738226B2
JP4738226B2 JP2006086894A JP2006086894A JP4738226B2 JP 4738226 B2 JP4738226 B2 JP 4738226B2 JP 2006086894 A JP2006086894 A JP 2006086894A JP 2006086894 A JP2006086894 A JP 2006086894A JP 4738226 B2 JP4738226 B2 JP 4738226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
amount
data
recording
line width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006086894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007011289A (ja
Inventor
一誠 鈴木
克人 角
一輝 古和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006086894A priority Critical patent/JP4738226B2/ja
Publication of JP2007011289A publication Critical patent/JP2007011289A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4738226B2 publication Critical patent/JP4738226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像記録媒体に沿って配列される多数の記録素子を画像データに応じて制御し、前記画像記録媒体に画像を記録する画像記録方法及び装置に関する。
図24は、プリント配線基板の製造工程の説明図である。蒸着等により銅箔1が被着された基板2が準備され、この銅箔1上に感光材料からなるフォトレジスト3が加熱圧着(ラミネート)される。次いで、露光装置によりフォトレジスト3が配線パターンに応じて露光された後、現像液により現像処理され、露光されていないフォトレジスト3が除去される。フォトレジスト3が除去されることで露出した銅箔1は、エッチング液によってエッチング処理され、その後、残存するフォトレジスト3が剥離液によって剥離される。この結果、基板2上に所望の配線パターンからなる銅箔1が残存形成されたプリント配線基板が製造される。
ここで、フォトレジスト3に配線パターンを露光する露光装置として、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子を利用した装置を適用することができる(特許文献1参照)。DMDは、SRAMセル(メモリセル)の上に格子状に配列された多数のマイクロミラーを揺動可能な状態で配置したものであり、各マイクロミラーの表面には、アルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。SRAMセルに画像データに従ったデジタル信号が書き込まれると、その信号に応じて各マイクロミラーが所定方向に傾斜し、その傾斜状態に従って光ビームがオンオフ制御されてフォトレジスト3に導かれ、配線パターンが露光記録される。
米国特許第5132723号明細書
ところで、各マイクロミラーによって反射されフォトレジスト3に導かれる光ビームは、強度、ビーム径、ビーム形状等が場所によって異なることがある。また、配線パターンが形成される基板2側では、加熱温度や圧力の不均一により、フォトレジスト3のラミネート状態が場所によって異なっていたり、現像処理、エッチング処理等の化学処理工程における化学反応速度が不均一となる場合がある。これらの理由により、所望の線幅からなる配線パターンを基板2に形成できないことがある。
そこで、所望の線幅からなる配線パターンを得るため、例えば、基板2にテストパターンを露光記録し、現像処理、エッチング処理及び剥離処理を施した後、そのテストパターンを計測して光量等を調整することが考えられる。
しかしながら、前記のようにして光量等を調整するには、現像処理、エッチング処理及び剥離処理といった非常に煩雑で時間のかかる処理が必要である。一方、露光装置は、例えば、経時的な光源の劣化による光量の低下や光量のローカリティの変化、光学系の取付位置の変動によるピントのずれ等が生じる場合があるため、このような経時的変化を考慮した調整処理を適切な時期に行う必要がある。
本発明は、装置の経時的変化に対する調整処理を極めて容易に行い、画像記録媒体に所望の画像を高精度に記録することのできる画像記録方法及び装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、装置の経時的変化による画像の精度低下を惹起することのない画像記録方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の画像記録方法は、複数の記録素子を画像データに応じて制御し、画像記録媒体に画像を記録する画像記録方法において、
前記記録素子の前記画像データによる制御状態を補正する補正データを設定するステップと、
前記記録素子による画像記録特性値であって、前記画像データに応じて前記記録素子により変調される光ビームのビーム径を測定するステップと、
前記ビーム径の経時的変化量を求めるステップと、
一定線幅及び一定スペース幅を繰り返すテストデータに基づき前記画像記録媒体に記録されるテストパターンにおける線幅の経時的変化量を、前記ビーム径の経時的変化量に基づき算出するステップと、
前記線幅の経時的変化量に基づいて、前記光ビームの光量の補正量を算出するステップと、
前記補正量に基づき、前記補正データを修正するステップと、
修正された前記補正データを用いて前記記録素子の制御状態を補正し、前記画像データに応じた画像を前記画像記録媒体に記録するステップと、
からなることを特徴とする。
また、本発明の画像記録装置は、複数の記録素子を画像データに応じて制御し、画像記録媒体に画像を記録する画像記録装置において、
前記記録素子の前記画像データによる制御状態を補正する補正データを設定する補正データ設定手段と、
前記補正データを記憶する補正データ記憶手段と、
前記記録素子による画像記録特性値であって、前記画像データに応じて前記記録素子により変調される光ビームのビーム径を測定する特性値測定手段と、
前記ビーム径の経時的変化量を算出し、一定線幅及び一定スペース幅を繰り返すテストデータに基づき前記画像記録媒体に記録されるテストパターンにおける線幅の経時的変化量を、前記ビーム径の経時的変化量に基づき算出し、前記線幅の経時的変化量に基づいて前記光ビームの光量の補正量を算出する変化量算出手段と、
前記補正量に基づき、前記補正データを修正する補正データ修正手段と、
前記補正データを用いて前記記録素子の制御状態を補正し、前記画像データに応じた画像を前記画像記録媒体に記録する記録素子制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の画像記録方法及び装置では、画像記録特性値の経時的変化を求め、この経時的変化に基づき、任意の時期に装置を容易且つ適切に調整することができる。この結果、画像記録媒体に対して所望の画像を継続して高精度に記録することができる。
図1は、本発明の画像記録方法及び装置が適用される実施形態であるプリント配線基板等の露光処理を行う露光装置10を示す。露光装置10は、複数の脚部12によって支持された変形の極めて小さい定盤14を備え、この定盤14上には、2本のガイドレール16を介して露光ステージ18が矢印方向に往復移動可能に設置される。露光ステージ18には、感光材料が塗布された矩形状の基板F(画像記録媒体)が吸着保持される。
定盤14の中央部には、ガイドレール16を跨ぐようにして門型のコラム20が設置される。このコラム20の一方の側部には、露光ステージ18に対する基板Fの装着位置を検出するCCDカメラ22a及び22bが固定され、コラム20の他方の側部には、基板Fに対して画像を露光記録する複数の露光ヘッド24a〜24jが位置決め保持されたスキャナ26が固定される。露光ヘッド24a〜24jは、基板Fの走査方向(露光ステージ18の移動方向)と直交する方向に2列で千鳥状に配列される。CCDカメラ22a、22bには、ロッドレンズ62a、62bを介してストロボ64a、64bが装着される。ストロボ64a、64bは、基板Fを感光することのない赤外光からなる照明光をCCDカメラ22a、22bの撮像域に照射する。
また、定盤14の一方の端部には、露光ステージ18の移動方向と直交する方向に延在するガイドテーブル66が装着されており、このガイドテーブル66には、露光ヘッド24a〜24jから出力されたレーザビームLの光量(画像記録特性値)を検出するフォトセンサ68(特性値測定手段)が矢印x方向に移動可能に配設される。
また、定盤14の他方の端部には、図2に示すように、ガイドテーブル67に沿って矢印x方向に移動可能な状態でフォトセンサ69(特性値測定手段)が配設される。フォトセンサ69の上部には、複数のスリット71が矢印x方向に配列して形成されたスリット板73が配設される。スリット71は、露光ステージ18の移動方向(矢印y方向)に対して45゜の角度で傾斜する2つのスリット片を有するV字形状からなる。この場合、スリット71の各スリット片を通過したレーザビームLをフォトセンサ69により検出し、その時の露光ステージ18の各位置からレーザビームLのビーム径(画像記録特性値)を算出することができる。
図3は、各露光ヘッド24a〜24jの構成を示す。露光ヘッド24a〜24jには、例えば、光源ユニット28を構成する複数の半導体レーザから出力されたレーザビームLが合波され光ファイバ30を介して導入される。レーザビームLが導入された光ファイバ30の出射端には、ロッドレンズ32、反射ミラー34及びデジタル・マイクロ・ミラーデバイス(DMD)36が順に配列される。
DMD36は、図4に示すように、SRAMセル(メモリセル)38の上に格子状に配列された多数のマイクロミラー40(記録素子)を揺動可能な状態で配置したものであり、各マイクロミラー40の表面には、アルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。SRAMセルにDMDコントローラ42から描画データに従ったデジタル信号が書き込まれると、その信号に応じて各マイクロミラー40が所定方向に傾斜し、その傾斜状態に従ってレーザビームLのオンオフ状態が実現される。
オンオフ状態が制御されたDMD36によって反射されたレーザビームLの射出方向には、拡大光学系である第1結像光学レンズ44、46、DMD36の各マイクロミラー40に対応して多数のレンズを配設したマイクロレンズアレー48、ズーム光学系である第2結像光学レンズ50、52が順に配列される。なお、マイクロレンズアレー48の前後には、迷光を除去するとともに、レーザビームLを所定の径に調整するためのマイクロアパーチャアレー54、56が配設される。
露光ヘッド24a〜24jを構成するDMD36は、図5及び図6に示すように、高い解像度を実現すべく、露光ヘッド24a〜24jの移動方向に対して所定角度傾斜した状態に設定される。すなわち、DMD36を基板Fの走査方向(矢印y方向)に対して傾斜させることで、DMD36を構成するマイクロミラー40の配列方向に対する間隔mよりも基板Fの走査方向と直交する方向(矢印x方向)の間隔Δxを狭くし、解像度を高く設定することができる。
なお、図6では、走査方向(矢印y方向)の同一の走査線57上に複数のマイクロミラー40が配置されており、基板Fには、これらの複数のマイクロミラー40によって略同一位置に導かれたレーザビームLにより画像が多重露光される。これにより、マイクロミラー40間の光量のむらが平均化される。また、各露光ヘッド24a〜24jによる露光エリア58a〜58jは、露光ヘッド24a〜24j間の継ぎ目が生じることのないよう、矢印x方向に重畳するように設定される。
ここで、DMD36を構成する各マイクロミラー40を介して基板Fに導かれるレーザビームLの光量は、例えば、図7に示すように、露光ヘッド24a〜24jの配列方向である矢印x方向に各DMD36の反射率、光学系等に起因するローカリティを有している。このようなローカリティのある状態において、図8に示すように、複数のマイクロミラー40により反射された合成光量の少ないレーザビームLを用いて基板Fに画像を露光記録した場合と、合成光量の多いレーザビームLを用いて基板Fに画像を露光記録した場合とでは、感光材料である基板Fが所定の状態に感光する閾値をthとすると、画像の矢印x方向の幅W1、W2が異なる不具合が生じてしまう。また、図24に示すように、露光された基板Fに対して、さらに、現像処理、エッチング処理、剥離処理の各処理を行う場合、レーザビームLの光量のローカリティの影響に加えて、レジストのラミネートむら、現像処理むら、エッチング処理むら、剥離処理むら等に起因する画像の幅の変動が発生する。さらに、露光ヘッド24a〜24jや、露光ヘッド24a〜24jにレーザビームLを導入する光源ユニット28は、その設置状態やレーザビームLの光量が経時的に変動する。
本実施形態では、上記の各変動要因を考慮して、基板Fに1画素を形成するために用いるマイクロミラー40の枚数をマスクデータを用いて設定制御するとともに、所望の時期において当該マスクデータを修正することにより、図9に示すように、基板Fの最終的な剥離処理まで考慮して形成される画像の矢印x方向の幅W1を位置によらず一定となるように制御する。
図10は、このような制御を行うための機能を有した露光装置10の制御回路ブロック図である。
露光装置10は、基板Fに露光記録される画像データを入力する画像データ入力部70と、入力された二次元の画像データを記憶するフレームメモリ72と、フレームメモリ72に記憶された画像データを露光ヘッド24a〜24jを構成するDMD36のマイクロミラー40のサイズ及び配置に応じた高解像度に変換する解像度変換部74と、解像度の変換された画像データを各マイクロミラー40に割り当てて出力データとする出力データ演算部76と、出力データをマスクデータに従って補正する出力データ補正部78と、補正された出力データに従ってDMD36を制御するDMDコントローラ42(記録素子制御手段)と、DMDコントローラ42によって制御されたDMD36を用いて、基板Fに所望の画像を露光記録する露光ヘッド24a〜24jとを備える。
解像度変換部74には、テストデータを記憶するテストデータメモリ80が接続される。テストデータは、基板Fに一定線幅及び一定スペース幅を繰り返すテストパターンを露光記録し、そのテストパターンに基づいてマスクデータを作成するためのデータである。
出力データ補正部78には、マスクデータを記憶するマスクデータメモリ82(補正データ記憶手段)が接続される。マスクデータは、常時オフ状態とするマイクロミラー40を指定するデータであり、マスクデータ設定部86(補正データ設定手段、変化量算出手段、補正データ修正手段)において設定される。
マスクデータ設定部86には、レーザビームLの光量変化量と光量変化によるテストパターンの線幅変化量との関係を表すデータテーブルを記憶する光量/線幅テーブルメモリ87(変化量記憶手段)と、レーザビームLのビーム径変化量とビーム径変化によるテストパターンの線幅変化量との関係を表すデータテーブルを記憶するビーム径/線幅テーブルメモリ89(変化量記憶手段)と、フォトセンサ68によって検出したレーザビームLの光量に基づき、光量ローカリティデータを算出する光量ローカリティデータ算出部88と、光量ローカリティデータ算出部88によって算出された光量ローカリティデータを記憶する光量ローカリティデータメモリ91と、レーザビームLのビーム径ローカリティデータを算出するビーム径ローカリティデータ算出部93とが接続される。
ビーム径ローカリティデータ算出部93は、露光ステージ18に配設されたフォトセンサ69によって検出されたレーザビームLから、レーザビームLのビーム径及びビーム径ローカリティデータを算出する。ビーム径ローカリティデータ算出部93によって算出されたビーム径ローカリティデータは、ビーム径ローカリティデータメモリ95に記憶される。ビーム径ローカリティデータメモリ95に記憶されたビーム径ローカリティデータは、マスクデータ設定部86に供給される。
本実施形態の露光装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、図11に示すフローチャートに基づき、マスクデータの設定手順を説明する。
先ず、露光ステージ18を移動させて露光ヘッド24a〜24jの下部にスリット板73及びフォトセンサ69を配置した後、露光ヘッド24a〜24jを駆動し、レーザビームLをスリット板73のスリット71を介してフォトセンサ69に照射する(ステップS1)。
フォトセンサ69は、露光ステージ18を矢印y方向に移動させ、スリット71を構成する2つのスリット片の一方をレーザビームLが通過した時点と、スリット片の他方をレーザビームLが通過した時点とにおいてレーザビームLを検出する。レーザビームLの検出信号は、ビーム径ローカリティデータ算出部93に供給され、この検出信号からレーザビームLのビーム径が測定される(ステップS2)。
レーザビームLを検出するフォトセンサ69が矢印x方向に移動する一方、露光ステージ18が矢印y方向に移動することにより、露光ヘッド24a〜24jを構成するDMD36の各マイクロミラー40からのレーザビームLのビーム径が測定され、これらのビーム径の矢印x方向に対する分布がビーム径ローカリティデータとして算出される(ステップS3)。算出されたビーム径ローカリティデータは、ビーム径ローカリティデータメモリ95に記憶される(ステップS4)。
次いで、露光ステージ18を移動させて露光ヘッド24a〜24jの下部にフォトセンサ68が配置される。フォトセンサ68は、図1に示す矢印x方向に移動しながら露光ヘッド24a〜24jから出力されたレーザビームLの光量を測定し、光量ローカリティデータ算出部88に供給する(ステップS5)。光量ローカリティデータ算出部88は、測定された光量の矢印x方向に対する分布を光量ローカリティデータとして算出する(ステップS6)。算出された光量ローカリティデータは、光量ローカリティデータメモリ91に記憶される(ステップS7)。
一方、光量ローカリティデータ算出部88において算出された光量ローカリティデータは、マスクデータ設定部86に供給される。マスクデータ設定部86は、供給された光量ローカリティデータに基づき、基板Fの各位置xでのレーザビームLの光量E(x)を一定にするための初期マスクデータを作成し、マスクデータメモリ82に記憶させる(ステップS8)。なお、初期マスクデータは、例えば、図7に示す光量のローカリティがなくなるよう、基板Fの各位置xに画像の1画素を形成する複数のマイクロミラー40の中の何枚かを、光量ローカリティデータに従ってオフ状態に制御するデータとして設定される。図6では、初期マスクデータによってオフ状態に設定したマイクロミラー40を黒丸で例示している。
初期マスクデータを設定した後、露光ステージ18を移動させて露光ヘッド24a〜24jの下部に基板Fを配置し、テストデータに基づいて露光ヘッド24a〜24jを駆動する(ステップS9)。
解像度変換部74は、テストデータメモリ80からテストデータを読み込み、DMD36を構成する各マイクロミラー40に対応する解像度に変換した後、そのテストデータを出力データ演算部76に供給する。出力データ演算部76は、テストデータを各マイクロミラー40のオンオフ信号であるテスト出力データとして出力データ補正部78に供給する。出力データ補正部78は、マスクデータメモリ82から供給される初期マスクデータの位置に対応するマイクロミラー40のテスト出力データを強制的にオフ状態とした後、DMDコントローラ42に出力する。
DMDコントローラ42は、DMD36を構成する各マイクロミラー40を、初期マスクデータによって補正されたテスト出力データに従ってオンオフ制御することにより、光源ユニット28からのレーザビームLを基板Fに照射し、テストパターンを露光記録する(ステップS10)。なお、このテストパターンは、初期マスクデータによって補正されたテスト出力データに従って形成されているため、レーザビームLの光量ローカリティの影響が排除されたパターンとなる。
テストパターンが露光記録された基板Fは、現像処理、エッチング処理及びレジストの剥離処理が行われ、テストパターンが残存した基板Fが生成される(ステップS11)。なお、このテストパターンは、例えば、図12に示すように、矢印x方向の各位置xに線幅W(x)で形成される多数の矩形状のテストパターン90であり、ローカリティのない理想状態では、線幅W(x)及びスペース幅が位置xによらず一定となるテスト出力データに基づいて描画されている。
そこで、基板Fに形成されたテストパターン90の各線幅W(x)を測定し(ステップS12)、その測定結果から、各線幅W(x)を最小値の線幅Wminとすることのできる光量補正量ΔE(x)を算出する(ステップS13)。図13は、矢印x方向の各位置xと、測定された線幅W(x)との関係を示す。また、図14は、基板Fに照射されるレーザビームLの光量変化量ΔEと、それに伴う線幅変化量ΔWとの関係を示す。光量変化量ΔEと線幅変化量ΔWとの関係は、予め実験等によって求め、光量/線幅テーブルメモリ87に記憶させておく。光量補正量ΔE(x)は、図13及び図14に示す関係を用いて、測定した線幅W(x)を最小値の線幅Wminとする線幅変化量ΔWを得ることのできる各位置xの光量変化量ΔEとして算出される(図15参照)。
マスクデータ設定部86は、算出された光量補正量ΔE(x)に基づき、ステップS8で設定された初期マスクデータを調整してマスクデータを設定する(ステップS14)。この場合、マスクデータは、基板Fの各位置xに画像の1画素を形成する複数のマイクロミラー40の中でオフ状態に制御するマイクロミラー40を、光量補正量ΔE(x)に従って決定するデータとして設定される。設定されたマスクデータは、初期マスクデータに代えてマスクデータメモリ82に記憶される。
なお、マスクデータは、例えば、初期マスクデータを用いて出力データを補正したときの光量E(x)(図7参照)に対する光量補正量ΔE(x)の割合と、1画素を形成する複数のマイクロミラー40の枚数Nとを用いて、オフ状態に制御するマイクロミラー40の枚数nを、
n=N・ΔEi/Ei
とし、N枚中のn枚のマイクロミラー40をオフ状態とするように設定すればよい。
以上のようにしてマスクデータを設定した後、基板Fに対する所望の配線パターンの露光記録処理を行う(ステップS15)。
そこで、画像データ入力部70から所望の配線パターンに係る画像データが入力される。入力された画像データは、フレームメモリ72に記憶された後、解像度変換部74に供給され、DMD36の解像度に応じた解像度に変換され、出力データ演算部76に供給される。出力データ演算部76は、解像度の変換された画像データからDMD36を構成するマイクロミラー40のオンオフ信号である出力データを演算し、この出力データを出力データ補正部78に供給する。
出力データ補正部78は、マスクデータメモリ82からマスクデータを読み出し、出力データとして設定されている各マイクロミラー40のオンオフ状態をマスクデータによって補正し、補正された出力データをDMDコントローラ42に供給する。
DMDコントローラ42は、補正された出力データに基づいてDMD36を駆動し、各マイクロミラー40をオンオフ制御する。光源ユニット28から出力され、光ファイバ30を介して各露光ヘッド24a〜24jに導入されたレーザビームLは、ロッドレンズ32から反射ミラー34を介してDMD36に入射する。DMD36を構成する各マイクロミラー40により所望の方向に選択的に反射されたレーザビームLは、第1結像光学レンズ44、46によって拡大された後、マイクロアパーチャアレー54、マイクロレンズアレー48及びマイクロアパーチャアレー56を介して所定の径に調整され、次いで、第2結像光学レンズ50、52により所定の倍率に調整されて基板Fに導かれる。露光ステージ18は、定盤14に沿って移動し、基板Fには、露光ステージ18の移動方向と直交する方向に配列される複数の露光ヘッド24a〜24jにより所望の配線パターンが露光記録される。
配線パターンが露光記録された基板Fは、露光装置10から取り外された後、現像処理、エッチング処理、剥離処理が施される。この場合、基板Fに照射されるレーザビームLの光量は、マスクデータに基づき剥離処理までの最終処理工程を考慮して調整されているため、所望の線幅を有する高精度な配線パターンを得ることができる。
なお、上述した実施形態では、図12に示すテストパターン90を基板Fに露光記録し、その線幅W(x)を測定してマスクデータを求めているが、テストパターン90のスペース幅を測定してマスクデータを求めてもよい。また、各線幅W(x)又はスペース幅を高精度に測定することが困難な場合には、一定濃度となるべく形成されたテストパターン90の各位置xを中心とした小領域の濃度を測定し、その濃度分布に基づいてマスクデータを求めるようにしてもよい。
また、テストパターン90を基板Fに露光記録する代わりに、図17に示すように、所定の網%からなる網点パターン97を基板Fに露光記録し、その網%又は濃度を測定してマスクデータを求めるようにしてもよい。
また、テストパターン90に代えて、異なる2方向に配列される各テストパターンの線幅又はスペース幅を測定してマスクデータを求めるようにしてもよい。例えば、図18に示すように、基板Fの各位置xに、走査方向(矢印y方向)に並行するテストパターン96aと、走査方向と直交する方向(矢印x方向)に並行するテストパターン96bとを一組として描画し、これらのテストパターン96a、96bの線幅の平均値等に基づいて光量補正量を算出し、マスクデータを求めてもよい。このように、異なる2方向に配列されるテストパターンを用いることにより、テストパターンの方向に依存する線幅変動要因の影響を排除することができる。
なお、線幅変動要因の1つとして、走査方向とそれに直交する方向とでテストパターンのエッジ部分の描画のされ方が異なることが考えられる。すなわち、図19に示すように、基板Fの走査方向(矢印y方向)のエッジ部分98aは、レーザビームLの1つ又は複数のビームスポットが基板Fの移動方向である矢印y方向に移動して描画されるのに対して、図20に示すように、矢印x方向のエッジ部分98bは、基板Fに対して移動しないレーザビームLの複数のビームスポットによって描画される。従って、このようなエッジ部分98a、98bの描画のされ方の違いにより、線幅に差異が生じる可能性がある。また、ビームスポット形状が真円でない場合においても同様に、線幅に変動が生じる可能性がある。
テストパターンの配列方向としては、上記の2方向だけではなく、3方向以上の方向としてもよく、また、矢印x、y方向に対して傾斜させたテストパターンを用いることもできる。さらには、テストパターンとして、規定の回路パターンを形成し、その回路パターンを測定することで、光量の補正を行うようにしてもよい。
また、基板Fに塗布される感光材料の種類に応じて光量補正量を求め、マスクデータを設定するようにしてもよい。すなわち、図21に示すように、基板Fに照射されるレーザビームLの光量変化量ΔEと線幅変化量ΔWとの関係、あるいは、レーザビームLのビーム径変化量と線幅変化量ΔWとの関係は、感光材料A、Bの種類によって異なる場合がある。これは、感光材料A、Bの階調特性の違いによって生じるものであり、図22に示すように、同じ条件下でテストパターンを描画した場合であっても、異なる線幅Wとなることがある。なお、図21では、光量変化量ΔEと線幅変化量ΔWとの関係を直線近似で示している。
このような感光材料A、Bの特性の違いによらず同じ線幅のパターンを描画するためには、感光材料A、B毎の光量変化量ΔE−線幅変化量ΔW特性(図21)と、感光材料A、B毎の各位置xでの基準線幅W0(この場合、例えば、線幅Wの最小値とする。)に対する線幅変化量ΔWA、ΔWB(図22)とから、各感光材料A、Bに応じた光量補正量を設定する必要がある。図23は、感光材料A、B毎に設定された光量補正量の一例を示す。
なお、光量のローカリティは、光量に基づいて補正し、ビーム径のローカリティは、ビーム径と感光材料の種類とに基づいて補正するようにしてもよい。また、ビーム径(光量)と線幅との関係を記録したテーブルを用意し、このテーブルをビーム径(光量)に基づいて参照することでローカリティの補正量を求めるようにしてもよい。
この実施形態では、マスクデータ設定部86において、感光材料A、B毎に求めた光量補正量に基づいて各マスクデータを設定し、マスクデータメモリ82に記憶させる。そして、基板Fに対して所望の配線パターンの露光処理を行う場合には、例えば、オペレータが入力した感光材料の種類に対応するマスクデータをマスクデータメモリ82から読み出し、出力データ演算部76から供給される出力データを当該マスクデータによって補正することにより、感光材料の種類によらず、線幅のばらつきがない高精度な配線パターンを基板Fに露光記録することができる。
ところで、露光装置10を構成する露光ヘッド24a〜24jの状態、例えば、コラム20に対する露光ヘッド24a〜24jの取付位置、光源ユニット28から出力されるレーザビームLのパワーや波長、あるいは、基板Fに対するレーザビームLの焦点位置等が変動すると、配線パターンを高精度に形成することができなくなってしまう。このような露光装置10の経時的な変化に対処するためには、所定の時期において調整を行うことが必要である。
本実施形態では、露光装置10の経時的変化に対する調整処理を、マスクデータを修正することで容易且つ自動的に行うことができる。
そこで、ユーザによる指示、あるいは、露光装置10の立ち上げ時等において、マスクデータの修正処理が指令されると(ステップS16)、先ず、ステップS2の場合と同様にして、露光ステージ18の一端部に固定されたフォトセンサ69を露光ヘッド24a〜24jの下部に移動させ、各マイクロミラー40からのレーザビームLをスリット板73を介してフォトセンサ69により検出し、ビーム径ローカリティデータ算出部93に検出信号を送信してビーム径を測定する(ステップS17)。ビーム径ローカリティデータ算出部93は、測定された各ビーム径から矢印x方向に対するビーム径ローカリティデータを算出してマスクデータ設定部86に供給する(ステップS18)。
次いで、露光ステージ18の他端部に固定されたフォトセンサ68を露光ヘッド24a〜24jの下部に移動させ、各マイクロミラー40からのレーザビームLの光量をフォトセンサ68により検出し(ステップS19)、光量ローカリティデータ算出部88に検出信号を送信して光量ローカリティデータを算出し、マスクデータ設定部86に供給する(ステップS20)。
マスクデータ設定部86は、ビーム径ローカリティデータ算出部93から供給されるビーム径ローカリティデータと、光量ローカリティデータ算出部88から供給される光量ローカリティデータと、ビーム径ローカリティデータメモリ95に記憶されている前回の測定時におけるビーム径ローカリティデータと、光量ローカリティデータメモリ91に記憶されている前回の測定時における光量ローカリティデータとを用いて、図12に示すテストパターン90の線幅W(x)の変化量(線幅変化量ΔW(x))を算出する(ステップS21)。
すなわち、テストパターン90の線幅W(x)が変化する要因として、レーザビームLの光量変化量ΔE(x)と、レーザビームLのビーム径変化量ΔF(x)とを考慮する。光量変化量ΔE(x)と線幅変化量ΔW(x)との関係は、光量/線幅テーブルメモリ87に予め記憶されている(図14参照)。また、ビーム径変化量ΔF(x)と線幅変化量ΔW(x)との関係は、ビーム径/線幅テーブルメモリ89に予め記憶されている(図16参照)。
そこで、光量変化量ΔE(x)に対する線幅変化量をΔW1(x)とし、ビーム径変化量に対する線幅変化量をΔW2(x)とすると、光量変化量ΔE(x)及びビーム径変化量ΔF(x)による線幅変化量ΔW(x)は、
ΔW(x)=ΔW1(x)+ΔW2(x)
=f(ΔE(x))+g(ΔF(x))
となる。なお、fは、線幅変化量ΔW1(x)と光量変化量ΔE(x)との関係を表す関数であり、例えば、光量/線幅テーブルメモリ87に記憶されているテーブルである。また、gは、線幅変化量ΔW2(x)とビーム径変化量ΔF(x)との関係を表す関数であり、例えば、ビーム径/線幅テーブルメモリ89に記憶されているテーブルである。光量変化量ΔE(x)及びビーム径変化量ΔF(x)と、線幅変化量ΔW(x)との関係を表す関数f、gは、基板Fに塗布される感光材料の種類に応じて設定してもよい。
マスクデータ設定部86は、線幅変化量ΔW(x)を補正する光量補正量ΔEcor(x)を、光量/線幅テーブルメモリ87に記憶されているテーブルを用いて、
ΔEcor(x)=f-1(ΔW(x))
として算出する(ステップS22)。
次いで、マスクデータ設定部86は、算出された光量補正量ΔEcor(x)に基づき、ステップS14の場合と同様に、マスクデータメモリ82に記憶されている現在のマスクデータを修正する(ステップS23)。修正されたマスクデータは、マスクデータメモリ82に記憶され、この新たなマスクデータを用いて所望の画像の露光記録が行われる(ステップS15)。
この場合、露光装置10の状態の経時的変化に比較して、露光後の現像処理、エッチング処理、剥離処理における経時的変化は小さいものと考えられる。従って、図12に示すテストパターン90を形成してマスクデータを設定する面倒な作業を繰り返すことなく、レーザビームLの光量及びビーム径を測定してマスクデータを修正する簡便な処理のみによって、所望の配線パターンを継続的に高精度に形成することができる。
なお、露光装置10の状態の経時的変化を示す画像記録特性値としては、ビーム径に代えて、レーザビームLの基板Fに対する焦点位置を用いてもよい。また、レーザビームLの基板Fに対する露光位置の経時的な位置ずれを画像記録特性値として検出し、その検出値に基づいてマスクデータを修正するようにしてもよい。
上述した露光装置10は、例えば、多層プリント配線基板(PWB:Printed Wiring Board)の製造工程におけるドライ・フィルム・レジスト(DFR:Dry Film Resist)又は液状レジストの露光、液晶表示装置(LCD)の製造工程におけるカラーフィルタやブラックマトリクスの形成、TFTの製造工程におけるDFRの露光、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)の製造工程におけるDFRの露光等の用途に好適に用いることができる。また、本発明は、インクジェット記録ヘッドを備えた描画装置にも同様して適用することが可能である。さらに、印刷分野、写真分野での露光装置にも適用することができる。
本実施形態の露光装置の外観斜視図である。 本実施形態の露光装置に配設される特性値測定手段の説明図である。 本実施形態の露光装置における露光ヘッドの概略構成図である。 図3に示す露光ヘッドを構成するDMDの説明図である。 図3に示す露光ヘッドによる露光記録状態の説明図である。 図3に示す露光ヘッドを構成するDMD及びそれに設定されるマスクデータの説明図である。 本実施形態の露光装置における記録位置と光量ローカリティとの関係説明図である。 図7に示す光量ローカリティを補正しない場合において記録された線幅の説明図である。 図7に示す光量ローカリティを補正した場合において記録された線幅の説明図である。 本実施形態の露光装置における制御回路ブロック図である。 本実施形態の露光装置におけるマスクデータを作成する処理のフローチャートである。 本実施形態の露光装置により基板に露光記録されたテストパターンの説明図である。 図12に示すテストパターンの位置と測定した線幅との関係説明図である。 基板に照射されるレーザビームの光量変化量と、それに伴う線幅変化量との関係説明図である。 基板の位置と光量補正量との関係説明図である。 基板に照射されるレーザビームのビーム径変化量と、それに伴う線幅変化量との関係説明図である。 本実施形態の露光装置により基板に露光記録された網点パターンの説明図である。 本実施形態の露光装置により基板に露光記録されたテストパターンの他の構成の説明図である。 基板の走査方向に形成されるエッジ部分の説明図である。 基板の走査方向と直交する方向に形成されるエッジ部分の説明図である。 種類の異なる感光材料における光量変化量と線幅変化量との関係説明図である。 種類の異なる感光材料における基板の位置と線幅との関係説明図である。 種類の異なる感光材料における基板の位置と光量補正量との関係説明図である。 プリント配線基板の製造工程の説明図である。
符号の説明
10…露光装置 14…定盤
18…露光ステージ 22a、22b…CCDカメラ
24a〜24j…露光ヘッド 26…スキャナ
28…光源ユニット 36…DMD
42…DMDコントローラ 68、69…フォトセンサ
78…出力データ補正部 80…テストデータメモリ
82…マスクデータメモリ 86…マスクデータ設定部
87…光量/線幅テーブルメモリ 88…光量ローカリティデータ算出部
89…ビーム径/線幅テーブルメモリ 90、96a、96b…テストパターン
91…光量ローカリティデータメモリ
93…ビーム径ローカリティデータ算出部
95…ビーム径ローカリティデータメモリ
F…基板 L…レーザビーム

Claims (10)

  1. 複数の記録素子を画像データに応じて制御し、画像記録媒体に画像を記録する画像記録方法において、
    前記記録素子の前記画像データによる制御状態を補正する補正データを設定するステップと、
    前記記録素子による画像記録特性値であって、前記画像データに応じて前記記録素子により変調される光ビームのビーム径を測定するステップと、
    前記ビーム径の経時的変化量を求めるステップと、
    一定線幅及び一定スペース幅を繰り返すテストデータに基づき前記画像記録媒体に記録されるテストパターンにおける線幅の経時的変化量を、前記ビーム径の経時的変化量に基づき算出するステップと、
    前記線幅の経時的変化量に基づいて、前記光ビームの光量の補正量を算出するステップと、
    前記補正量に基づき、前記補正データを修正するステップと、
    修正された前記補正データを用いて前記記録素子の制御状態を補正し、前記画像データに応じた画像を前記画像記録媒体に記録するステップと、
    からなることを特徴とする画像記録方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記補正データは、前記画像記録媒体に記録される画像のローカリティを補正すべく、特定の前記記録素子をオフ状態に制御するマスクデータからなることを特徴とする画像記録方法。
  3. 請求項1記載の方法において、
    前記画像記録媒体に前記テストパターンを記録し、前記テストパターンの各位置での線幅又は線間隔を測定して前記補正データを求めることを特徴とする画像記録方法。
  4. 請求項1記載の方法において、
    前記補正データは、前記画像記録媒体の種類毎に設定することを特徴とする画像記録方法。
  5. 請求項1記載の方法において、
    前記画像記録特性値には、前記画像データに応じて前記記録素子により変調される光ビームの光量も含まれ、
    前記光ビームの光量を測定するステップと、
    前記光量の経時的変化量を求めるステップと、
    前記ビーム径の経時的変化量及び前記光量の経時的変化量に基づいて前記線幅の経時的変化量を算出するステップと、
    をさらに有することを特徴とする画像記録方法。
  6. 複数の記録素子を画像データに応じて制御し、画像記録媒体に画像を記録する画像記録装置において、
    前記記録素子の前記画像データによる制御状態を補正する補正データを設定する補正データ設定手段と、
    前記補正データを記憶する補正データ記憶手段と、
    前記記録素子による画像記録特性値であって、前記画像データに応じて前記記録素子により変調される光ビームのビーム径を測定する特性値測定手段と、
    前記ビーム径の経時的変化量を算出し、一定線幅及び一定スペース幅を繰り返すテストデータに基づき前記画像記録媒体に記録されるテストパターンにおける線幅の経時的変化量を、前記ビーム径の経時的変化量に基づき算出し、前記線幅の経時的変化量に基づいて前記光ビームの光量の補正量を算出する変化量算出手段と、
    前記補正量に基づき、前記補正データを修正する補正データ修正手段と、
    前記補正データを用いて前記記録素子の制御状態を補正し、前記画像データに応じた画像を前記画像記録媒体に記録する記録素子制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  7. 請求項記載の装置において、
    前記画像記録特性値には、前記画像データに応じて前記記録素子により変調される光ビームの光量も含まれ、
    前記特性値測定手段は、前記光ビームの光量も測定することを特徴とする画像記録装置。
  8. 請求項記載の装置において、
    前記ビーム径の変化量及び前記光量の変化量と、前記線幅の変化量との関係を記憶する変化量記憶手段を備え、
    前記変化量算出手段は、前記ビーム径の変化量及び前記光ビームの光量の変化量を前記線幅の変化量に変換し、変換した前記線幅の変化量と、前記変化量記憶手段に記憶された前記光量の変化量及び前記線幅の変化量の関係とに基づいて前記光量の補正量を算出することを特徴とする画像記録装置。
  9. 請求項記載の装置において、
    複数の前記記録素子は、光ビームを前記画像データに応じて変調し、前記画像記録媒体に画像を露光記録する空間光変調素子を構成することを特徴とする画像記録装置。
  10. 請求項記載の装置において、
    前記空間光変調素子は、前記光ビームを反射する反射面の角度が前記画像データに従って変更可能な多数のマイクロミラーを二次元的に配列して構成されるマイクロミラーデバイスであることを特徴とする画像記録装置。
JP2006086894A 2005-03-28 2006-03-28 画像記録方法及び装置 Active JP4738226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006086894A JP4738226B2 (ja) 2005-03-28 2006-03-28 画像記録方法及び装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005091674 2005-03-28
JP2005091674 2005-03-28
JP2005159793 2005-05-31
JP2005159793 2005-05-31
JP2006086894A JP4738226B2 (ja) 2005-03-28 2006-03-28 画像記録方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007011289A JP2007011289A (ja) 2007-01-18
JP4738226B2 true JP4738226B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=37749821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006086894A Active JP4738226B2 (ja) 2005-03-28 2006-03-28 画像記録方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4738226B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265001A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置および方法
JP2004034457A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置、管理装置、カラープルーフ作成システム、コンピュータプログラム製品、及び画像記録装置の光量補正方法
JP2004317545A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Fuji Photo Film Co Ltd 画像露光装置における光量設定方法
JP2005022250A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録方法及び画像記録装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265001A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置および方法
JP2004034457A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置、管理装置、カラープルーフ作成システム、コンピュータプログラム製品、及び画像記録装置の光量補正方法
JP2004317545A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Fuji Photo Film Co Ltd 画像露光装置における光量設定方法
JP2005022250A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録方法及び画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007011289A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4778834B2 (ja) 画像記録方法及び装置
KR101452243B1 (ko) 노광장치 및 노광장치의 노광방법
JP2008249958A (ja) 基準位置計測装置及び方法、並びに描画装置
US20080316458A1 (en) Light Quantity Adjustment Method, Image Recording Method, and Device
JP4676205B2 (ja) 露光装置および露光方法
JP6480680B2 (ja) 照度割合変更方法及び露光方法
JP4738227B2 (ja) 記録素子設定方法、画像記録方法及び装置
KR20120100208A (ko) 마스크리스 노광 장치와 이를 이용한 누적 조도 보정 방법
JP2006245556A (ja) 描画装置及び描画方法
JP2006259153A (ja) アラインメント精度評価方法及び装置
JP4806581B2 (ja) 光量調整方法、画像記録方法及び装置
JP2007078764A (ja) 露光装置および露光方法
US20090015809A1 (en) Image Recording Method and Device
JP4987330B2 (ja) 画像記録方法及び装置
JP4738226B2 (ja) 画像記録方法及び装置
WO2006104168A1 (ja) 画像記録方法及び装置
JP2006309194A (ja) 画像記録方法及び装置
JP2007310263A (ja) 画像記録方法及び装置並びにその調整方法
WO2006104174A1 (ja) 記録素子設定方法、画像記録方法及び装置
JP5209946B2 (ja) 焦点位置検出方法および描画装置
US20090029296A1 (en) Image recording method and device
JP2006260068A (ja) 処理装置の調整方法及び装置
JP2005202226A (ja) 感光材料の感度検出方法および装置並びに露光補正方法
JP4533777B2 (ja) シート体位置検出方法及び装置並びにそれを用いた描画装置
KR20160046016A (ko) 마스크리스 노광 장치 및 이를 이용한 누적 조도 보정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4738226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250