JP4738095B2 - 電流検出回路の故障検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、ハイブリッドカー等に搭載される電池の充放電電流を検出する電流検出回路の故障を検出する方法に関する。
ハイブリッドカーは、電池を充放電して、残容量を所定の範囲に保持する。電池の過充電と過放電が電池の性能を著しく低下させるからである。電池の残容量は、電池の充放電電流を積算して演算される。このことから、ハイブリッドカーにおいては、電池の充放電電流を確実に安定して検出することが大切である。電流が検出できなくなると、電流積算して電池容量を得るときは、電池の残量推定が正しく出来なくなったり、電池に悪い影響を与えたりするからである。電池の充放電電流は電流検出回路で検出される。電流検出回路が正常に動作しているかどうかを検出して、電池を正常な状態で充放電できる。
ところで、電流検出回路の故障を検出する回路は開発されている。(特許文献1参照)
特開平9−23501号公報
特許文献1は、3相モータへ電流を供給するインバータ回路と、モータに流れる電流を検出する3個の電流センサと、モータ回転数を検出する回転数検出回路と、電流指令発生回路と電流制御回路とPWM信号を出力するPWM発生回路とから成ってモータ駆動制御を実行するモータ制御回路と、検出電流の演算値が所定値を満足するかを判定し、異常信号を出力するセンサ異常判定手段と、異常信号に基づいて3相モータへ診断電流を供給し、該診断電流による検出診断電流に基づいて電流センサの正常または異常を特定するセンサ特定手段とを備え、センサ正常時ならびに異常時に対応したモータ駆動制御を実行する構造が記載される。
以上の装置は、モータに電流を供給する状態で、電流センサの正常と異常を検出する。たとえばハイブリッドカーにおいては、診断用電流を流すための回路及び検出用回路は通常実装しない。回路が複雑になりコストアップとなるためである。
ところで、電流検出回路のオフセットを検出し除去するため、明らかに電流が流れていない時間を利用してオフセットを検出する方法は一般的である。例えば開閉器を有するシステムでは、開閉器が開状態であれば電流は流れないため、この時間を利用してオフセットを検出することはよく用いられている。ただ、電流を流さない状態では、故障検出を併用することは出来ない。電流検出回路が検出電圧を0として出力するので、電流検出回路の故障を検出できない。それは、電流検出回路が故障して電圧を出力しない状態と、電流検出回路が正常に動作して電流が0のときと同じ信号となるからである。たとえば、出力側にワイヤーハーネスを接続している電流検出回路は、ワイヤーハーネスの接触不良や断線等の故障するときに出力電圧が0Vとなり、また、検出電流が0Aのときにも同じように出力電圧が0Vとなる。このため、電流を流さない状態で、ワイヤーハーネス等の故障を検出できない。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、正常かどうかを簡単な回路構成で確実に検出できる電流検出回路の故障検出方法を提供することにある。
本発明の電流検出回路の故障検出方法は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
本発明の請求項1の電流検出回路の故障検出方法は、プラスマイナスの電源2、22、32に接続されて、検出する電流に対応する電圧を出力端子3、23、33に出力する電流検出回路1、21、31の故障を検出する方法である。この故障検出方法は、電流検出回路1、21、31のプラスマイナスの電源2、22、32のいずれか一方の接続を遮断し、出力端子3、23、33から出力される出力電圧の変化で、電流検出回路1、21、31の正常と故障を検出する。
本発明の電流検出回路の故障検出方法は、電流検出回路1、21、31が検出する電流を0Aとする状態で、電流検出回路1、21、31のプラスマイナスの電源2、22、32のいずれか一方を遮断し、出力端子3、23、33から出力される出力電圧の変化で、電流検出回路1、21、31の正常と故障を検出することができる。
本発明の電流検出回路の故障検出方法は、電流検出回路1、31に、マイナス側の電源2、32のみを供給して、プラス側の電源2、32の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からマイナス側にずれる状態で電流検出回路1、31を正常と判定し、出力端子3、33が基準電圧となる状態で電流検出回路1、31を故障と判定することができる。
本発明の電流検出回路の故障判別方法は、電流検出回路21、31に、プラス側の電源22、32のみを供給して、マイナス側の電源22、32の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からプラス側にずれる状態で電流検出回路21、31を正常と判定し、出力端子23、33が基準電圧となる状態で電流検出回路21、31を故障と判定することができる。
本発明の請求項5の電流検出回路の故障検出方法は、プラスマイナスの電源2、22、32に接続されて、検出する電流に対応する電圧を出力端子3、23、33に出力する電流検出回路1、21、31の故障を検出する方法である。この故障検出方法は、電流検出回路1、21、31のプラスマイナスの電源2、22、32のいずれか一方の接続を遮断した状態で、出力端子3、23、33から出力される出力電圧にて、電流検出回路1、21、31の正常と故障を検出する。
本発明の電流検出回路の故障検出方法は、電流検出回路1、31に、マイナス側の電源2、32のみを供給して、プラス側の電源2、32の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からマイナス側にずれた状態で電流検出回路1、31を正常と判定し、出力端子3、33が基準電圧又は設定電圧以内となった状態で電流検出回路1、31を故障と判定することができる。
本発明の電流検出回路の故障判別方法は、電流検出回路21、31に、プラス側の電源22、32のみを供給して、マイナス側の電源22、32の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からプラス側にずれた状態で電流検出回路21、31を正常と判定し、出力端子23、33が基準電圧又は設定電圧以内となった状態で電流検出回路21、31を故障と判定する。
さらに、本発明の電流検出回路の故障判別方法は、基準電圧を0Vとすることができる。
本発明は、電流検出回路の正常と故障を簡単な回路構成で確実に検出できる。それは、本発明の請求項1の故障検出方法は、電流検出回路のプラスマイナスの電源のいずれか一方の接続を遮断し、出力端子から出力される出力電圧の変化で、電流検出回路の正常と故障とを検出し、また、本発明の請求項5の故障検出方法は、電流検出回路のプラスマイナスの電源のいずれか一方を遮断した状態で、出力端子から出力される出力電圧にて、電流検出回路の正常と故障を検出するからである。とくに、本発明の故障検出方法は、電流検出回路のプラスマイナスの電源のいずれか一方の接続を遮断して、出力電圧の変化やその電圧値から故障と正常を検出するので、たとえ検出電流を0Aとする状態においても、ワイヤーハーネスの接触不良や断線等の故障をも確実に検出できる特徴がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電流検出回路の故障検出方法を例示するものであって、本発明は電流検出回路の故障検出方法を以下に特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1は、本発明の一実施例を示し、電流検出回路1は、プラス側の電源2を遮断するスイッチ9を、電源2のプラス側と電流検出回路1との間に接続している。図2は、本発明の他の実施例を示し、電流検出回路21は、マイナス側の電源22を遮断するスイッチ29を、電源22のマイナス側と電流検出回路21との間に接続している。
図1と図2に示す電流検出回路1、21は、電源2、22のプラス側とマイナス側に接続されて、検出する電流に対応する電圧を出力端子3、23に出力する。この電流検出回路1、21は、電流を測定する電流検出ライン10、210を挿通する貫通孔4、24を有する。この貫通孔4、24の周囲には、電流検出ライン10、210に流れる電流で発生する磁束を検出するホール素子型の磁束センサ5、25を設けている。さらに、図の電流検出回路1、21は、磁束センサ5、25で検出される磁束の大きさと方向を電圧の大きさと極性に変換する変換回路6、26を内蔵している。変換回路6、26は、電流検出ライン10、210に流れる電流に比例した電圧を出力端子3、23から出力する。また、変換回路6、26は、電流検出ライン10、210に流れる電流の方向によって、出力端子3、23の出力電圧の正負を切り換える。たとえば、図の矢印で示す方向に電流が流れるときに、出力電圧をプラスの電圧とし、矢印と逆向きに電流が流れるときに、出力電圧をマイナス電圧とする。
図の電流検出回路1、21は、電流検出ライン10、210を貫通孔4、24に挿通して、磁束を介して電流を検出する。ただし、本発明の電流検出回路の故障検出方法は、必ずしも磁束を介して電流を検出するものに特定しない。電流検出回路は、図示しないが、たとえば電流検出ラインに直列に電流検出抵抗を接続し、この電流検出抵抗の両端に誘導される電圧を検出して、電流を検出することもできる。この電流検出回路は、電流を電圧に変換し、さらに電圧を増幅して出力する変換回路を内蔵する。この電流検出回路は、流れる電流の方向で出力電圧のプラスとマイナスが切り換えられる。
電流検出回路1、21は、図1と図2に示すように、出力端子3、23とプラスマイナスの電源2、22との間にダイオード7、27が接続され、また、プラス側とマイナス側の電源2、22の間にセンサ回路負荷8、28が接続された等価回路となる。ダイオード7、27は、出力端子3、23とプラス側とマイナス側の電源2、22に逆バイアスされる方向に接続される。すなわち、プラス側の電源2、22と出力端子3、23に接続されるダイオード7A、27Aは、出力端子3、23からプラス側の電源2、22に電流を流す方向に接続される。また、マイナス側の電源2、22と出力端子3、23に接続されるダイオード7B、27Bは、マイナス側の電源2、22から出力端子3、23に電流を流す方向に接続される。このダイオード7、27は、出力端子3、23の電圧が電源電圧よりも高くなるのを保護する保護ダイオードの作用をすると共に、静電気対策の作用もする。
センサ回路負荷8、28は、電流検出回路1、21の電力消費に起因する等価抵抗である。電流検出回路1、21が電力を消費することは、電源2、22のプラス側とマイナス側に抵抗が接続された等価回路となる。この抵抗が電流検出回路1、21のセンサ回路負荷8、28となる。
車両に搭載される電流検出回路1、21は、ワイヤーハーネス等を介して出力端子3、23をA/Dコンバータ11、211に接続する。A/Dコンバータ11、211でデジタル信号に変換された電流信号は、制御回路(図示せず)に入力される。制御回路は、電流検出回路1、21で電流を検出しながら、モーター等の供給電流をコントロールし、また電池の充電電流もコントロールする。電流検出回路1、21は、モーターへの供給電流をコントロールし、また充放電の電流をコントロールするに先だって、後述するように電流検出回路1、21が正常に動作しているかどうかが判定される。
電流検出回路1、21は、プラスマイナスの電源2、22のいずれか一方の接続を遮断し、出力端子3、23から出力される出力電圧の変化で、電流検出回路1、21の正常と故障を検出する。図1と図2の電流検出回路1、21は、プラスマイナスの電源2、22のいずれか一方の接続を遮断するために、電源2、22との間にスイッチ9、29を接続している。図1の電流検出回路1は、プラス側の電源2を遮断するスイッチ9を、電源2のプラス側と電流検出回路1との間に接続している。図2の電流検出回路21は、マイナス側の電源22を遮断するスイッチ29を、電源22のマイナス側と電流検出回路21との間に接続している。
以上の電流検出回路1、21は、以下のようにして故障を検出する。ただし、以下の実施例は、電流を測定する電流検出ライン10、210の電流を0Aとする状態で、電流検出回路1、21が正常か故障かを判別する状態を示している。ただ、本発明は、電流検出ラインに電流を流す状態で、電流検出回路が正常か故障かを判別することもできる。
電流検出回路1、21は、電流検出ライン10、210の電流を0Aとする状態で、以下のようにして正常か故障かを判別する。電流検出回路1、21は、スイッチ9、29を一時的にオフに切り換え、出力端子3、23の電圧を検出して、電流検出回路1、21の故障を検出する。スイッチ9、29をオフに切り換える状態で、電流検出回路1、21が正常と故障とで出力電圧の電圧が変化するからである。
スイッチ9、29がオン状態で、電流を0Aとする状態で、電流検出回路1、21が正常であれば、出力電圧は0Vである。たとえば、電流検出回路1、21の出力側に接続しているワイヤーハーネスが接触不良又は断線不良故障する等で、出力端子3、23から信号が出力されなくなると、電流検出回路1、21において、A/Dコンバータ11、211を経由して測定される出力電圧は0V(=基準電圧)となる。このように、電流が0Aであるなら、正常でも、故障でも、出力電圧は0Vであるから、ワイヤーハーネスの接触不良等の故障を判定できない。
これに対して、スイッチ9、29がオフに切り換えられる状態で、電流検出回路1、21が正常であれば、電流検出回路1、21が正常に動作すると、図1の電流検出回路1は、図の鎖線で示すように電流が流れて出力端子3に負の電圧が出力され、図2の電流検出回路21は、図の鎖線で示すように電流が流れて出力端子23に正の電圧が出力される。一方、このとき、接触不良又は断線等の故障する等があれば、出力電圧が0Vとなる。
このような出力電圧において、本実施例においては、正常であれば、スイッチ9、29がオン状態からオフ状態に移行するとき、出力電圧は、0Vから負の電圧、正の電圧に移行する。また、異常であれば、スイッチ9、29がオン状態からオフ状態に移行しても、出力電圧(0V)に変化はない。そして、スイッチ9、29がオン状態からオフ状態に移行するとき、制御回路が、出力電圧の変化が所定値以内であれば、電流検出回路1、21は接続又は断線不良等の故障と判定でき、また、出力電圧の変化が所定値を超えれば、電流検出回路1、21は正常と判定する。
また、このような電流検出回路1、21の動作判定に代わって、スイッチ9、29がオフに切り換えられる状態で、制御回路が、出力電圧が、設定値を超えた負の電圧、正の電圧が検出されれば、電流検出回路1、21は正常に動作していると判定でき、設定値以内の出力であれば、電流検出回路1、21は接続又は断線不良等の故障と判定できる。
上述のように、このような電流検出回路1、21の正常、故障の動作判定は、A/Dコンバータ11、211の出力を入力する制御回路(図示せず)内にて、マイクロプロセッサーを利用するソフトプログラムを実行して、検出、判定される。
正常に動作する図1に示す電流検出回路1は、スイッチ9をオフにする状態で、電源2→出力端子3に接続される出力抵抗12→出力端子3とプラス側の電源2との間に接続しているダイオード7A→センサ回路負荷8→電源2のマイナス側をループとして電流が流れる。この電流は、出力抵抗12を電源グランド側から出力端子3側に流れるので、出力端子3は負の電圧が出力される。
また、正常に動作する図2に示す電流検出回路21は、スイッチ29をオフにする状態で、電源22のプラス側→センサ回路負荷28→出力端子23とマイナス側の電源22との間に接続しているダイオード27B→出力端子23に接続される出力抵抗212→電源22をループとして電流が流れる。この電流は、出力抵抗212を出力端子23側から電源グランド側に流れるので、出力端子23は正の電圧が出力される。
上述のように、図1と図2の電流検出回路1、21は、故障のときに出力電圧が0Vとなる。次に、更に、本発明の他の実施例を、図3を用いて説明する。なお、図3に示す実施例において、前述の図1に示す実施例と同じ構成要素については、上1桁を除く下桁に同符号を付して、その詳細な説明を省略する。
ただ、図3に示すように、出力側にバイアス電圧を供給するバイアス回路313が接続される電流検出回路31は、接触不良又は断線不良故障のときに、スイッチ39がオン状態、オフ状態で、バイアス回路313で特定される基準電圧となり、正常なときは、スイッチ39がオン状態で、バイアス回路313で特定される基準電圧となり、スイッチ39がオフ状態で、基準電圧から正または負にずれた電圧となる。これらを以下に説明する。この電流検出回路31は、接続不良又は断線不良故障時として、図の×で示す、バイアス回路313と出力側との間で断線すると、スイッチ39がオン状態、オフ状態でもバイアス回路313で特定される基準電圧となる。
一方、正常に動作する電流検出回路31においては、電流を0Aとする状態で、バイアス回路313で特定される基準電圧となる。そして、スイッチ39をオフに切り換えると、正常に動作する電流検出回路31は、負の電圧を出力するので、この電圧がバイアス回路313と合成された電圧、すなわち基準電圧からずれた電圧が出力される。スイッチ39に代わって、破線で示すスイッチ39’を設けて、これをオフに切り換えると、正常に動作する電流検出回路31は、正の電圧を出力するので、この電圧がバイアス回路313と合成された電圧、すなわち基準電圧からずれた電圧が出力される。
図1と図2の電流検出回路1、21は、バイアス回路を設けないので、スイッチ9、29がオフ状態で、故障のときに出力される基準電圧は0Vとなる。また、電流検出回路1、21が正常に動作する状態では、スイッチ9、29がオフ状態で、出力端子3、23から負または正の電圧が出力される。
以上の電流検出回路1、21、31は、スイッチ9、29、39をオフに切り換えるときに、出力端子3、23、33の電圧を検出して、正常と故障を検出できる。また、電流検出回路1、21、31は、電流を検出するとき、スイッチ9、29、39はオンに切り換えられる。図1に示す電流検出回路1は、スイッチ9をオンとして、測定する電流が流れる電流検出ライン10の電流を遮断する状態では、正常なときも故障のときも出力端子3の電圧は基準電圧の0Vとなる。
以上の電流検出回路1、21、31がハイブリッドカー等の車両に搭載されると、以下の状態で使用される。すなわち、車両のイグニッションスイッチがオンに切り換えられた直後に、電池に直列に接続しているコンタクタ(図示せず)をオフ状態とする状態で電池の電流を流さない状態として、スイッチ9、29、39を一時的にオフに切り換える。出力電圧の変化が所定値以内であれば、電流検出回路は、接触不良又は断線不良等の故障と判定でき、また、出力電圧の変化が所定値を超えれば、電流検出回路は正常と判定する。
また、スイッチ9、29、39がオフ状態のとき、この状態で、電流検出回路1、21、31の出力端子3、23、33の電圧を基準電圧に比較する。出力電圧が基準電圧であるか設定電圧以内であると、故障と判定し、基準電圧からずれた、又は、設定電圧を超える電圧であると、電流検出回路1、21、31は正常に動作していると判定する。その後、スイッチ9、29、39をオンとして、電流検出回路1、21、31を正常な検出動作が行えるようにする。
この時、コンタクタがオンされる前に電流検出回路1、21、31のオフセットとして出力端子3、23、33を取得しても良い。取得した値が通常想定されるオフセットよりも大きかった場合、電流検出回路1、21、31等の故障と判定可能である。
電流検出回路1、21、31が正常に動作していることを確認した後、コンタクタをオンに切り換えて、電池を充放電できる状態とする。この状態で、電池に流れる電流を電流検出回路1、21、31で検出しながら、電池を充放電させる電流をコントロールしながら、車両を走行させる。
本発明の一実施例にかかる電流検出回路の故障検出方法に使用する回路を示す回路図である。 本発明の他の実施例にかかる電流検出回路の故障検出方法に使用する回路を示す回路図である。 本発明の他の実施例にかかる電流検出回路の故障検出方法に使用する回路を示す回路図である。
符号の説明
1、21、31…電流検出回路
2、22、32…電源
3、23、33…出力端子
4、24、34…貫通孔
5、25、35…磁束センサ
6、26、36…変換回路
7、27、37…ダイオード
7A、27A、37A…ダイオード
7B、27B、37B…ダイオード
8、28、38…センサ回路負荷
9、29、39…スイッチ
10、210、310…電流検出ライン
11、211、311…A/Dコンバータ
12、212、312…出力抵抗
313…バイアス回路

Claims (8)

  1. プラスマイナスの電源(2)、(22)、(32)に接続されて、検出する電流に対応する電圧を出力端子(3)、(23)、(33)に出力する電流検出回路(1)、(21)、(31)の故障を検出する方法であって、
    電流検出回路(1)、(21)、(31)のプラスマイナスの電源(2)、(22)、(32)のいずれか一方の接続を遮断し、出力端子(3)、(23)、(33)から出力される出力電圧の変化で、電流検出回路(1)、(21)、(31)の正常と故障を検出することを特徴とする電流検出回路の故障検出方法。
  2. 電流検出回路(1)、(21)、(31)が検出する電流を0Aとする状態で、電流検出回路(1)、(21)、(31)のプラスマイナスの電源(2)、(22)、(32)のいずれか一方の接続を遮断し、出力端子(3)、(23)、(33)から出力される出力電圧の変化で、電流検出回路(1)、(21)、(31)の正常と故障を検出する請求項1に記載される電流検出回路の故障検出方法。
  3. 電流検出回路(1)、(31)に、マイナス側の電源(2)、(32)のみを供給して、プラス側の電源(2)、(32)の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からマイナス側にずれる状態で電流検出回路(1)、(31)を正常と判定し、出力端子(3)、(33)が基準電圧となる状態で電流検出回路(1)、(31)を故障と判定する請求項1に記載される電流検出回路の故障判別方法。
  4. 電流検出回路(21)、(31)に、プラス側の電源(22)、(32)のみを供給して、マイナス側の電源(22)、(32)の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からプラス側にずれる状態で電流検出回路(21)、(31)を正常と判定し、出力端子(23)、(33)が基準電圧となる状態で電流検出回路(21)、(31)を故障と判定する請求項1に記載される電流検出回路の故障判別方法。
  5. プラスマイナスの電源(2)、(22)、(32)に接続されて、検出する電流に対応する電圧を出力端子(3)、(23)、(33)に出力する電流検出回路(1)、(21)、(31)の故障を検出する方法であって、
    電流検出回路(1)、(21)、(31)のプラスマイナスの電源(2)、(22)、(32)のいずれか一方の接続を遮断した状態で、出力端子(3)、(23)、(33)から出力される出力電圧にて、電流検出回路(1)、(21)、(31)の正常と故障を検出することを特徴とする電流検出回路の故障検出方法。
  6. 電流検出回路(1)、(31)に、マイナス側の電源(2)、(32)のみを供給して、プラス側の電源(2)、(32)の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からマイナス側にずれた状態で電流検出回路(1)、(31)を正常と判定し、出力端子(3)、(33)が基準電圧又は設定電圧以内となった状態で電流検出回路(1)、(31)を故障と判定する請求項5に記載される電流検出回路の故障判別方法。
  7. 電流検出回路(21)、(31)に、プラス側の電源(22)、(32)のみを供給して、マイナス側の電源(22)、(32)の接続を遮断し、この状態で出力電圧が基準電圧からプラス側にずれた状態で電流検出回路(21)、(31)を正常と判定し、出力端子(23)、(33)が基準電圧又は設定電圧以内となった状態で電流検出回路(21)、(31)を故障と判定する請求項5に記載される電流検出回路の故障判別方法。
  8. 基準電圧を0Vとする請求項3、4、6、7のいずれかに記載される電流検出回路の故障検出方法。
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