JP4735449B2 - リザーブタンク及びそれを備えた液冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器の筐体内部に配設された超小型演算処理装置(以下、MPUと称する)などの発熱電子部品を、液体の循環を利用して冷却するときに用いられるリザーブタンク及びそれを備えた液冷却装置に関するものである。
最近のコンピュータにおけるデータ処理の高速化の動きはきわめて急速であり、MPUのクロック周波数は、以前と比較して格段に高いものになってきている。
その結果、MPUの発熱量が増大し、従来のように放熱フィンを有するヒートシンクを発熱体に接触させて放熱する方法だけでなく、そのヒートシンクをファンで直接冷却する方法、あるいは受熱体と放熱体とをヒートパイプを用いて熱接続したヒートシンクモジュールを構成して、その放熱体をファンの送風で強制冷却する方法や、さらには、熱伝導性の高い液体をポンプによって強制循環させ受熱部と放熱部との間で熱輸送された放熱体を遠心ファン装置により強制的に送風して放熱することが必要不可欠となっており、今後さらにその冷却性能の向上と小型化・薄型化が必要とされている。
そこで、従来の液冷却装置に備えられたリザーブタンクとしては、例えば図9(a)、(b)のようなものが提案されている。
図9(a)で示したように、液循環路の一部であって液体と気体を効率的に分離する気液分離部100とリザーブタンク101とが内部壁102によって仕切られて分割され、気泡排出口103を介して連通している構造となっている。
ここで、気液分離部100は液体104中に混入した気泡105を気泡排出口103からリザーブタンク101へ排出する機能を有するように、内部壁102は、流入口106と連通した気液分離流入口100aから気泡排出口103の方向へ傾斜して延設されており、所定の位置には円弧形状の気泡排出溝107が設けられ、さらにその頂部にはリザーブタンク101側に突出するようにリブ103aが形成されている。
また、その内部壁102は、気泡排出口103から気液分離流出口100bの方向へ傾斜して延設され、流出口108と連通している。
このような構成にすることで、液体に混入した気泡105も液体104と共に気液分離部100へ流入し、その浮力によって傾斜した内部壁102の方向に浮上し、その内部壁102に沿って移動し、気泡排出口103からリザーブタンク101側へ排出される。
つまり、内部壁102は気泡排出口103に向かって斜め上方に傾斜が形成されているため気泡105は気泡排出口103の方向へ移動しやすく、また、気泡排出口103近傍は流路断面積が大きいため液体104の流速が落ち、流れの影響が低減され気泡105の浮上効果が向上し気泡排出性能を高めることができる。
更に、気泡排出口103の直下近傍に内部壁102に沿った形状の気泡排出溝107を設けたことにより、気泡105を確実に捕らえると共に、大型の気泡や表面張力等により気泡排出口103に一時的に留まった気泡をトラップすることが可能で、気泡105が液流路に再循環するのを防止する作用を有する。
一方、リザーブタンク101の下方には、消耗した液体104に相当する分を補給するための注入口110とそれを閉塞するためのキャップ111が設けられている。
そして、最終的にリザーブタンク101に排出された気泡は、気泡蓄積部109に蓄積されるようになっている。
また、図9(b)で示したように、リザーブタンク101、気泡排出溝107、及び気液分離部100は、それぞれ断面中央に位置し。円弧形状の気泡排出溝107は、傾斜面107aを介して気泡排出口103に接続されている。
そして、Oリングなどのシール部材112が、液漏れを防止するために、全周を取り囲むように装着されている(特許文献1)。
また、液冷却装置に備え付けられたリザーブタンクとは異なる別の用途では、温水暖房回路の水タンク構造における従来の技術として、図10(a)で示したように、液体流入管200は水タンク201の上限水位L1よりも高く位置させ、その先端の液体流入口202を上向きとしたJ形状の折曲部203を形成して、その液体流入口202を水タンク201の内側壁201aに近接させることにより、液体が勢いよく液体流入管200から水タンク201内へ送り込まれても、その先端の液体流入口202が上向きのJ形状に曲折されているので、送り込まれた液体は上向きに流れ、さらに水タンク201の内側壁201aにて拡散されるので、水タンク201内での落下音が小さくなるようにした温水暖房回路の水タンク構造も提案されている。
この水タンク構造では、J形状の折曲部203内の残水位L2が折曲部203の内縁204を封鎖する構成とし、更に折曲部203の最低部205が水タンク201の上限水位L1より上に位置しているので、温水暖房回路を停止した時に不凍液特有の臭気を外部に漏らすことがないようにしている(特許文献2)。
さらに、液冷却装置に備え付けられたリザーブタンクとは異なる別の用途では、洗浄水タンクにおける従来の技術として、図10(b)で示したように、手洗鉢の底部開口からの水を伝わせて水タンク内部の水中まで案内する案内部材として、なだらかに且つ大きく湾曲し、長手方向に沿ってスリット300aの設けられたチューブ300をその開口より延び出させ、その落下音を小さくする構造も提案されている(特許文献3)。
特開2005−26498号公報(第12頁、図3、図4) 実開平4−125109号公報(第2頁、図1) 実開平6−76469号公報(第2頁、図1)
しかしながら、電子機器の軽量・小型化の要求によりその筐体内の設置スペースはますます狭小化しているので、液体の透過による消耗を少なくしてなるべくタンク容量を小さくする必要がある。
また、一方では冷却性能の向上を図るため、液体の単位時間当たりの循環量を増大させることが要求されているので、リザーブタンクに流入する液体の流量を増大させる必要がある。
したがって、リザーブタンクに貯留される液体の容積に対して、そのリザーブタンクに流入する液体の単位時間当たりの流量、つまり流速が相対的に大きくなる傾向であるので、その分流入する液体がすでに貯留されている液体に対する影響が大きくなり、従来の液冷却装置のリザーブタンクでは、貯留された液体に流入するときの耳障りな落下音や混ざり合う音が、少なからずそのリザーブタンクの搭載された電子機器を稼働させる際のオペレータなどの作業環境へ影響を与えるという課題を有していた。
特に、長期間の連続的な稼働を経て、リザーブタンクに貯留される液体が少なくなり液面上の空気領域が多くなると、液体流入口と液面との落差が大きくなるので、より大きな耳障りな落下音が発生するのに加え、その落下音は電子機器の稼働中に連続的に発生するものであるので、特にコンピュータなどの静音性の要求される電子機器などにおいては、その影響は無視できないものとなっている。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、貯留された液体に流入するときの落下音や混ざり合う音を小さくし、液体の循環時における静音性をより向上させたリザーブタンクを提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明のリザーブタンクは、液体を貯留するタンクと、タンクに連設され液体を外部より流入する液体流入管と、外部へ液体を流出する液体流出管と、液体流入管に接続され、タンク内部の略中心を通り液体流入管の流路断面積よりも大きな流路断面積を有した第1の液流路と、第1の液流路の流出側端部の周囲を囲繞する衝突壁と、を備え、第1の液流路の流出側端部が貯留された液体の液面より下方に位置するように延設され、衝突壁は、第1の液流路を流れた液体の流れ方向を逆転させる。
本構成によって、液体流入管を流れる液体の流速よりも第1の液流路を流れる液体の流速がより低下した状態でタンク内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなる。
また、本発明の液冷却装置は、液体の循環時における静音性を向上できるリザーブタンクを備えたことにより、液冷却装置の循環動作音をより小さくしたものである。
本発明のリザーブタンクによれば、タンク内に貯留された液体に流れ込む液体の耳障りな落下音や混ざり合う音が小さくなり、液体の循環時における静音性の向上を実現することができる。
本発明の請求項1記載の発明によれば、液体流入管の流路断面積よりも大きな流路断面積を有する第1の液流路が、液体流入管に接続されるので、液体流入管を流れる液体の流速よりも第1の液流路を流れる液体の流速がより低下した状態でタンク内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。また、仮に、液体流出管が液体流入管よりも上方となるようにリザーブタンクの設置方向が逆転されたとしても、空気を留めることのできる空間領域が確保され、タンク内部の空気が容易に液体流出管を通ってタンクの外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減して、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。また、衝突壁が、第1の液流路の流出側端部を囲繞するように設けられていることにより、一旦は減速された第1の液流路を流れる液体の流速が、さらに第2の液流路を流れるときにはさらに減速された状態でタンク内に貯留された液体に流れ込むので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。また、液体の流れ方向を逆転させる衝突壁が設けられていることにより、液体の流速がさらに大きく減速された状態でタンク内に貯留された液体に流れ込むので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。また、空気の泡が、直接的に液体流出管に流れ込むことがないので、より気液分離が確実に行われ、循環する液体への空気の混入を抑制できる。
本発明の請求項2記載の発明によれば、液体流入管は液体流出管よりも上方に設けられたことにより、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
本発明の請求項3記載の発明によれば、タンクの内周壁は、略円筒形状であって、その略軸線に第1の液流路の流出側端部が位置するように配置されていることにより、第1の液流路から流出した液体が、タンク内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
本発明の請求項記載の発明によれば、タンクの内周壁は、略円筒形状であって、その略軸線に衝突壁の軸が位置するように配置されていることにより、衝突壁から流出した液体が、タンク内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
本発明の請求項記載の発明によれば、液体の循環時における静音性を向上できるリザーブタンクを備えたことにより、液冷却装置の循環動作音が小さくなるので、コンピュータなどの電子機器に搭載すると稼働中における静音化を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、液体流入管の位置する側を上方、液体流出管の位置する側を下方として説明する。
(実施の形態1)
図1〜図7において、図1は本発明の実施の形態1に係わる液冷却装置の全体斜視図で、図2は本発明の実施の形態1に係わるリザーブタンクの斜視図で、図3(a)はタンク上部の内側斜視図で、図3(b)はタンク下部の内側斜視図で、図4(a)はリザーブタンクの平面図で、(b)は同図(a)のA−A矢視断面図で、(c)は同図(a)のB−B矢視断面図で、図5(a)〜(c)は液体の貯留量が経時変化した状態を示した図で、図6(a)〜(c)はリザーブタンクの設置方向が変更された場合において液体の貯留量が経時変化した状態を示した図で、図7(a)、(b)はリザーブタンクの設置方向が逆転された場合の状態を示した図である。
まず、図1の本発明の実施の形態1に係わる液冷却装置1の全体斜視図で示したように、液循環用のポンプを内蔵しMPUなどの発熱電子部品(図示せず)と熱接続される受熱部一体ポンプ2の液体吐出側と液体吸込側のそれぞれに、2本の液輸送路3、4が接続されている。
ここで、詳述はしないが、受熱部一体ポンプ2の内蔵する液循環用のポンプは、小型で一般の遠心ポンプに対して数十分の一、若しくは数百分の一以下の大きさであり、一例としてその諸元を示すと、厚さ3mm〜50mm、半径方向代表寸法10mm〜100mm、回転数は1000rpm〜8000rpm、ヘッド0.5m〜10m程度の遠心ポンプである。
また、一方の液輸送路3は、フレキシブルでガス透過性の少ない高分子材料、例えばブチルゴムやフッ素ゴムなどを用いたフレキシブルチューブと、さらにその先には銅、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属管を介してラジエータ5までホースバンドで締め付けられて接続された構成となっており、他方の液輸送路4はフレキシブルチューブがホースバンドでリザーブタンク6の液体流出管6aに締め付けられて接続された構成で、いずれも液冷却装置1の液循環路の一部を構成している。
また、気液分離用の密閉型のリザーブタンク6は、その外形形状と内周壁が略円筒形状であって、液体を貯留するタンク6bと、そのタンク6bに連設され液体を外部より流入する液体流入管6cと、少なくともその液体流入管6cよりも下方に位置し外部へ液体を流出する液体流出管6aと、を具備し、受熱部一体ポンプ2の上方に隣接配置されている。
ここで、気液分離用のリザーブタンク6が密閉型であるので、可搬性の高い電子機器、或いは縦置き又は横置きの異なる設置方向で用いられる電子機器への適用も容易となっている。
なお、リザーブタンク6の上部には、液体流入管6cや液体流出管6aとは別に液補給管6dが設けられ、通常はその液補給管6dをキャップ6eで閉鎖された状態で密閉されているが、必要に応じてそのキャップ6eを取り外し消耗した分に相当する液体を内部に補給できるようにしている。
また、前述したように、MPUなどの発熱電子部品と熱接続された受熱部一体ポンプ2の中を流れて熱を奪った液体は、液輸送路3を通過してラジエータ5の上下方向で並列配置された複数のコアチューブ5aに送り込まれ、そのコアチューブ5aを通過する間にそのコアチューブ5aに送風ファンなどにより送風された空気と熱交換を行って放熱した後に、液輸送路7を通過してリザーブタンク6の液体流入管6cよりその内部に流れ込む。
そして、リザーブタンク6のタンク6bの内部に流入した液体は、その中で所望の気液分離がなされた後に、気泡の混入の少ない液体が液体流出管6aより液輸送路4を流れて受熱部一体ポンプ2の液体吸込側に送り出されている。
つまり、受熱部一体ポンプ2の下面に位置する受熱部2aが発熱電子部品と接触しその内部を流れる液体と熱交換しながら熱を奪い、一方、その熱交換により高温に熱せられた液体は液輸送路3の方向へ吐出された後、その液輸送路3を矢印で示した方向へ通過して放熱用のラジエータ5に流れ込み熱輸送を行う。
そして、その液輸送路3はラジエータ5の放熱部を構成する複数のコアチューブ5aのそれぞれと連通しているので、その液体はラジエータ5のコアチューブ5aの中を流通する間で熱交換し放熱した後、液輸送路7を矢印で示した方向へ通過した後、液循環路の一部を構成し所望の気液分離を行うリザーブタンク6の内部を流れ、液輸送路4を通過して受熱一体ポンプ2に戻る。
このような液循環動作を繰り返し行うことで、発熱電子部品から熱を奪い有効な冷却効果が得られる。
なお、相互に隣接するコアチューブ5aの間には、図示しないコルゲートフィンが設けられていて、放熱性能をさらに向上している。
また、受熱部一体ポンプ2の下方には、その受熱部一体ポンプ2を実装基板などに取付けるためのベース部2bが取付け用ビス2cによって脱着可能に固定されていて、このベース部2bを冷却しようとするMPUなどの発熱電子部品の外形や大きさに応じて交換することが容易となり、この受熱部一体ポンプ2の共用化が図れている。
さらに、この場合の液体としては、エチレングリコール水溶液やプロピレングリコール水溶液等の不凍液が適当であるが、受熱部一体ポンプ2を構成する材料の一部には銅や銅合金等を使用するため、防食添加剤を添加するのが好ましい。
次に、図2ではさらに分かりやすいように、液輸送路4,7とキャップ6eを取り外した状態のリザーブタンク6を示している。
本図でも明らかように、そのリザーブタンク6の主要な構成要素であるタンク6bは、接合部6sよりも上方に位置するタンク上部61と接合部6sよりも下方に位置するタンク下部62とが接合部6sで組み合わされて構成されている。
タンク上部61及びタンク下部62のそれぞれの形状が複雑であり、加えてある程度の耐熱性が要求されることから、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂成型での製作がより好ましく、それらを組み合わせた状態で接合部6sが超音波溶接等により接合されている。
前述したように、このリザーブタンク6は、その外形形状と内周壁のいずれも略円筒形状であって、液体を貯留するタンク6bと、そのタンク6bに連設され液体を外部より流入する液体流入管6cと、少なくともその液体流入管6cよりも下方に位置し外部へ液体を流出する液体流出管6aとを具備している。
ここで、液体流入管6cは、タンク6bの外壁よりも突出した形状であることにより、液体を供給する側の装置、この場合であればラジエータ5とリザーブタンク6との間の液輸送路7(図1参照)の接続が容易且つ確実となるので、内部を循環する液体の液漏れなどがなく信頼性の高い液体の循環動作を実現できる。
また、液体流出管6aは、タンク6bの外壁よりも突出した形状であることにより、液体が供給される側の装置、この場合であれば受熱部一体ポンプ2とリザーブタンク6との間の液輸送路4(図1参照)の接続が容易且つ確実となるので、内部を循環する液体の液漏れなどがなく信頼性の高い液体の循環動作を実現できる。
なお、前述したように、リザーブタンク6の上部には、液体流入管6cや液体流出管6aとは別に液補給管6dが設けられ、通常はその液補給管6dをキャップ6e(図1参照)で閉鎖された状態で密閉されているが、必要に応じてそのキャップ6eを取り外し消耗した分に相当する液体を内部に補給できるようにしている。
次に、図3(a)で示したように、内周壁が略円筒形状のタンク上部61の上壁内面61aに近接して外周部から中心部の方向へ配設された液体流入管6cは、そのタンク上部61の軸線に沿って位置する第1の液流路61bの側壁に接続され、その内部は液体が流れるように連通している。
ここで、ある流路を流れる液体の流路断面積をその液体の流れる方向とは垂直な方向における断面積と定義した場合、第1の液流路61bの流路断面積は、液体流入管6cの流路断面積よりも大きくなるように設定されていて、液体流入管6cを流れる液体の流速よりも第1の液流路61bを流れる液体の流速がより低下した状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むようにしている。
また、第1の液流路61bは、その上方がタンク上部61の上壁内面61aで閉塞されていて、その下方は、タンク上部61の略軸線上に沿ってタンク下部62の方向へ延設されていて、その終端である流出側端部61cは、図3(b)で示した第2の液流路62aによって囲繞されている。
ここで、第2の液流路62aの側壁は、下壁内面62bに対して垂直方向に立設されていて、少なくともその第2の液流路62aの流路断面積は、第1の液流路61bの流路断面積よりも大きくなるように設定されていて、一旦は減速された第1の液流路61bを流れる液体の流速が、第2の液流路62aを流れるときにはさらに減速される。
加えて、第2の液流路62aの底面には、液体の流れ方向を逆転させる衝突壁62cが設けられていることにより、液体の流速がさらに大きく減速された状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
さらに、図3(a)で示したように、液体流出管6aの流入側端部61dは、タンク6bのタンク上部61の内壁やタンク下部62の内壁よりも所定の高さに位置するように配置されていることにより、仮に、液体流出管6aが液体流入管6cよりも上方となるようにリザーブタンク6の設置方向が逆転されたとしても、空気を溜めることのできる空間領域が確保され、タンク6b内部の空気が容易に液体流出管6aを通ってタンク6bの外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減して、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
また、タンク上部61の下部の周部に位置する略円筒形状の凸部61eは、図3(b)で示したタンク下部62の鍔部62dに貫通するように設けられた孔部62eと嵌合するように設けられていて、回転方向の位置決めを容易にしている。
また、この図では図示していないが、タンク上部61の接合部61sとタンク下部62の接合部62sとの間には、Oリング等のシール部材が挟装されその間から液体が漏れるのを効果的に防止している。
ここで、図4(a)〜(c)を参照しながら、一部重複するがさらに詳細に説明する。
まず、図4(a)はリザーブタンク6の平面図であって、次に説明する断面図の切断箇所と方向を示している。
また、図4(b)で示したA−A矢視断面図は、略円筒形状のタンク上部61の外周側から略軸線上まで延びた液体流入管6cの中心を長手方向に沿って切断し矢印で示した方向を見た断面図で、図4(c)で示したB−B矢視断面図は、液体流出管6aの中心を長手方向に沿って切断し矢印で示した方向を見た断面図である。
次に、図4(b)で示したように、液体流入管6cは、タンク上部61の上壁内面61aに近接して外周部からその軸線Laの方向へ延設され、さらにその軸線La側の端部は、タンク上部61の軸線Laに沿って位置する第1の液流路61bの側壁に接続され、その内部は液体が流れるように連通している。
ここで、流路を流れる液体の流路断面積をその液体の流れる方向とは垂直な方向における断面積と定義した場合、この図でも明らかように第1の液流路61bの流路断面積は、液体流入管6cの流路断面積よりも約3倍〜10倍程度大きくなるように設定されていて、液体流入管6cを矢印の方向へ流れる液体の流速よりも第1の液流路61bを矢印の方向へ流れる液体の流速がより低下した状態でタンク上部61とタンク下部62とで構成されたタンク6b内に貯留された液体に流れ込むようにしている。
また、第1の液流路61bは、その上方がタンク上部61の上壁内面61aで閉塞されていて、その下方は、タンク上部61の略軸線に沿って貯留された液体の破線で示した液面より下方に位置するようにタンク下部62の方向へ延設されていて、さらにその終端である流出側端部61cは、第2の液流路62aによって囲繞されている。
このような構成とすることで、液体流入管6cを流れる液体の流速よりも第1の液流路61bを流れる液体の流速がより低下した状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
加えて、タンク6bの内周壁は、略円筒形状であって、その軸線La上に第1の液流路61bの流出側端部61cが位置するように配置されていることにより、第1の液流路61bから流出した液体が、タンク6b内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
また、第2の液流路62aの側壁は、下壁内面62bに対して垂直方向に第1の液流路61bの終端である流出側端部61cを囲繞するように立設されていて、少なくともその第2の液流路62aの流路断面積は、第1の液流路61bの流路断面積の0.8倍〜3倍程度に設定されている。
この場合、好ましくは第1の液流路61bの流路断面積よりも大きくするのがよく、一旦は減速された第1の液流路61bを流れる液体の流速が、第2の液流路62aを流れるときにはさらに減速される。
加えて、第2の液流路62aの底面には、液体の流れ方向を逆転させる衝突壁62cが設けられていることにより、第1の液流路61bを流れて流出側端部61cより流出した液体は、矢印で示したように液体の流れ方向が逆転してその流速がさらに大きく減速された状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、より液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
さらに、第1の液流路61bと同様に、軸線La上に第2の液流路62aが位置するように配置されていることにより、第2の液流路62aから流出した液体が、タンク6b内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
また、第2の液流路62aの流出側端部62fは、液体流出管6aの流入側端部61d(図4(c)参照)よりも上方に位置することにより、第2の液流路62aを通り抜けてきた空気の泡が、直接的に液体流出管6aの流入側端部61dよりに流れ込むことがないので、より気液分離が確実に行われ、循環する液体への空気の混入を抑制できる。
なお、この図においては、液体流出管6aの流入側端部61dを図示できないので、その流入側端部61dと上下方向において同じ位置にあり液体流出管6aと連通する流入側開口部8を図示している。
したがって、この図で明らかなように、第2の液流路62aの流出側端部62fは液体流出管6aと連通する流入側開口部8よりも上方に位置している。
また、液体流出管6aと連通する流入側開口部8は、タンク6bのタンク上部61の内壁やタンク下部62の内壁よりも所定の高さに位置するように配置されていることにより、仮に、液体流出管6aが液体流入管6cよりも上方となるようにリザーブタンク6の設置方向が逆転されたとしても、空気を溜めることのできる空間領域が確保され、タンク6b内部の空気が容易に液体流出管6aを通ってタンク6bの外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減し、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
なお、前述したように、超音波溶接等による溶着による接合に加え、タンク上部61の接合部61sとタンク下部62の接合部62sとの間に、Oリング等のシール部材9が挟装することによって、溶着によるシールとシール部材を用いたシールとのダブルシール構造によって、その間から液体が漏れるのを効果的に防止している。
さらに、図4(c)で示したように、液体流出管6aの流出側端部61dは、液体流出管6aと連通する流入側開口部8と上下方向において同じ位置にあり、貯留された液体の破線で示した液面より下方に位置しているので、液面より上の空気が液体流出管6aに流れ込むことがなく、安定した気液分離を経た液体の循環動作が行われている。
また、液体流出管6aの流出側端部61dは、タンク6bのタンク上部61の内壁やタンク下部62の内壁よりも所定の高さに位置するように配置されていることにより、仮に、液体流出管6aが液体流入管6cよりも上方となるようにリザーブタンク6の設置方向が逆転されたとしても、空気を溜めることのできる空間領域が確保され、タンク6b内部の空気が容易に液体流出管6aを通ってタンク6bの外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減して、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
さらに、図5(a)〜(c)を参照しながら、液補給管6dが上方となるように設置された状態における作用について補足設明する。
まず、図5(a)は、このリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)が稼働し始めて比較的初期の段階における液面を破線で示しており、液体の貯留量がまだ十分である状態を示している。
この図でも明らかなように、タンク上部61の上壁内面61aの下方にわずかに空気が溜められ、液体流出管6aと連通する流入側開口部8にその空気が混入することがない。
つまり、仮に外部より液体流入管6cを通過して空気の微少な泡の混入した液体が流れ込んだとしても、第1の液流路61bを流れる液体の流速は、少なくとも液体流入管6cを流れる液体の流速よりも低下するもののそこに混入した空気の微少な泡の浮力は小さいため、液体の粘性力によって第1の液流路61bの終端である流出側端部61cから第2の液流路62aへ送り込まれる。
そして、さらにその液体が第2の液流路62aから大きな容量を有するタンク上部61の内側へ送り込まれると、その流速はもはや著しく低下して場所によっては滞留状態に置かれる。
そうすると、その液体に混入した空気の泡はそれ自体の浮力によって上昇し、タンク上部61の上壁内面61aの下方に少しずつ溜まっていく。
このとき、第2の液流路62aの流出側端部62fからタンク上部61の内側へ流れ出る液体の流れる方向は、上向きであり且つ第2の液流路62aの流出側端部62fは液体流出管6aと連通する流入側開口部8よりも上方に位置していることにより、第2の液流路62aを通り抜けてきた空気の泡が、直接的に流入側開口部8を通過して液体流出管6aに流れ込むことがないので、より気液分離が確実に行われ、循環する液体への空気の混入を抑制できている。
したがって、このようなリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)であれば、循環経路内に空気が混じることによる冷却能力の低下や受熱部一体ポンプ2(図1参照)に内蔵された遠心ポンプのエアロック等を招くことがなく、信頼性が高くより効率的な冷却を行うことができる。
また、第1の液流路61bの流出側端部61cが貯留された液体の液面より下方に位置するように延設されていて、液体の流速がより低下した状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上も実現できる。
次に、図5(b)は、このリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)が稼働し始めて時間が経過した段階における液面を破線で示しており、液体の貯留量が減少した状態を示している。
この状態においては、初期状態と比較すると液体の貯留量が半減しているので、流入する液体がすでに貯留されている液体に対する影響がやや大きくなるものの、第1の液流路61bの流出側端部61cが貯留された液体の液面より下方に位置するように延設されていて、液体の流速がより低下した状態でタンク内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上も実現できる。
そして、図5(c)は、このリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)が稼働し始めてさらに時間が経過した段階における液面を破線で示しており、液体の貯留量がさらに減少して、液体の補給を要する程度まで到達した状態を示している。
この状態においては、第2の液流路62aの流出側端部62fが、破線で示した液面より露出し、その流出側端部62fから流れ出た液体には、わずかな落差が発生するので、液体の耳障りな落下音や混ざり合う音がやや大きくなるものの、液体の流速がより低下した状態でタンク内に貯留された液体に流れ込むので、第2の液流路62aの外壁に沿って垂れて落ちる程度の非常に小さな落下音と混ざり合う音となり、液体の循環時における静音性の向上も実現できる。
次に、図6(a)〜(c)を参照しながら、液体流入管6cが上方となるように設置された状態における作用について補足設明する。
まず、図6(a)は、このリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)が稼働し始めて比較的初期の段階における液面を破線で示しており、液体の貯留量がまだ十分である状態を示している。
この図でも明らかなように、タンク上部61の外周壁内面61fの下方にわずかに空気が溜められ、液体流出管6aと連通する流入側開口部8にその空気が混入することがない。
つまり、仮に外部より液体流入管6cを通過して空気の微少な泡の混入した液体が流れ込んだとしても、第1の液流路61bを流れる液体の流速は、少なくとも液体流入管6cを流れる液体の流速よりも低下するもののそこに混入した空気の微少な泡の浮力は小さいため、液体の粘性力によって第1の液流路61bの終端である流出側端部61cから第2の液流路62aへ送り込まれる。
そして、さらにその液体が第2の液流路62aから大きな容量を有するタンク上部61の内側へ送り込まれると、その流速はもはや著しく低下して場所によっては滞留状態に置かれる。
そうすると、その液体に混入した空気の泡はそれ自体の浮力によって上昇し、タンク上部61の外周壁内面61fの下方に少しずつ溜まっていく。
このとき、第2の液流路62aの流出側端部62fからタンク上部61の内側へ流れ出る液体の流れる方向は、水平方向であり且つ第2の液流路62aの流出側端部62fは液体流出管6aと連通する流入側開口部8よりも上方に位置していることにより、第2の液流路62aを通り抜けてきた空気の泡が、直接的に流入側開口部8を通過して液体流出管6aに流れ込むことがないので、より気液分離が確実に行われ、循環する液体への空気の混入を抑制できている。
したがって、このようなリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)であれば、循環経路内に空気が混じることによる冷却能力の低下や受熱部一体ポンプ2(図1参照)に内蔵された遠心ポンプのエアロック等を招くことがなく、信頼性が高くより効率的な冷却を行うことができる。
また、第1の液流路61bの流出側端部61cが貯留された液体の液面より下方に位置するように延設されていて、液体の流速がより低下した状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上も実現できる。
次に、図6(b)は、このリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)が稼働し始めて比較的中期の段階における液面を破線で示しており、液体の貯留量が初期の約50%程度まで消耗した状態を示している。
この状態においては、初期状態と比較すると液体の貯留量が半減しているので、流入する液体がすでに貯留されている液体に対する影響がやや大きくなるものの、第1の液流路61bの流出側端部61cが貯留された液体の液面より下方に位置するように延設されていて、液体の流速がより低下した状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上も実現できる。
そして、図6(c)は、このリザーブタンク6を具備した液冷却装置1(図1参照)が稼働し始めて比較的終期の段階における液面を破線で示しており、液体の貯留量が初期の約80%程度まで消耗し、液体の補給を要する状態を示している。
この状態においては、第2の液流路62aの流出側端部62fが、破線で示した液面より露出し、その流出側端部62fから流れ出た液体には、わずかな落差が発生するので、液体の耳障りな落下音や混ざり合う音がやや大きくなるものの、液体の流速がより低下した状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、第2の液流路62aの外壁に沿って垂れて落ちる程度の非常に小さな落下音と混ざり合う音となり、液体の循環時における静音性の向上も実現できる。
また、図7(a)は、図1〜図5を参照して説明したような通常のリザーブタンク6の液補給管6dが上方となるような設置方向が逆転された場合の状態を示した図である。
この図より明らかなように、図示されていない液体流出管6aの流出側端部62fは、その液体流出管6aと連通する流入側開口部8と上下方向において同じ位置にあり、且つタンク下部62の下壁内面62bより高さHvに位置するように配置されていることにより、仮に、このように液体流出管6aが液体流入管6cよりも上方となるようにリザーブタンク6の設置方向が逆転されたとしても、破線で示した液面上に空気を溜めることのできる空間領域が確保され、タンク6b内部の空気が容易に液体流出管6aを通ってタンク6bの外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減して、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
一方、図7(b)は、図6を参照して説明したようなリザーブタンク6の液体流入管6cが上方となるような設置方向が逆転された場合の状態を示した図である。
この図より明らかなように、図示されていない液体流出管6aの流入側端部61dは、その液体流出管6aと連通する流入側開口部8と上下方向において同じ位置にあり、且つタンク上部61の外周壁内面61fより高さHhに位置するように配置されていることにより、仮に、このように液体流出管6aが液体流入管6cよりも上方となるようにリザーブタンク6の設置方向が逆転されたとしても、破線で示した液面上に空気を溜めることのできる空間領域が確保され、タンク6b内部の空気が容易に液体流出管6aを通ってタンク6bの外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減して、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
以上の説明のように、本発明のリザーブタンク6は、液体流入管6cの流路断面積よりも大きな流路断面積を有する第1の液流路61bが、液体流入管6cに接続され、且つその流出側端部61cが貯留された液体の液面より下方に位置するように延設されている。
したがって、液体流入管6cを流れる液体の流速よりも第1の液流路61bを流れる液体の流速がより低下した状態でタンク6b内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなる。
また、本発明の液冷却装置1は、液体の循環時における静音性を向上できるリザーブタンク6を備えたことにより、液冷却装置1の循環動作音をより小さくしたものである。
なお、以上の説明において、狭スペース対応の容易な小型化、部品点数の削減、及び液漏れリスクの低減を図るためには、受熱器としてポンプ機能を有する受熱一体ポンプ2を用いるのが好ましいが、必要に応じて受熱器とポンプを別体で設けてそれらを別の液輸送路で接続するような構成にしても構わない。
また、内蔵したポンプの駆動方式は遠心ポンプとしたが、所望の流量が得られ冷却性能に影響がなければ他の駆動方式のポンプでもよい。
また、液体を循環する方向については、高温に熱せられた液体を途中で滞留させることなく、できるだけ短時間でラジエータ5より放熱を行えるように、受熱部一体ポンプ2からラジエータ5を通ってリザーブタンク6の方向へ液体が流れるように液循環路を形成したが、リザーブタンク6での十分な気液分離機能が得られ液体の滞留も少なく十分な冷却性能を得ることができれば、リザーブタンク6からラジエータ5を通って受熱部一体ポンプ2の方向へ液体を流すような液循環路を形成してもよい。
さらに、ラジエータ5、リザーブタンク6、及びそれらを接続する液輸送路3、4、7などの関連部材を含めて、その形態、材質、大きさ、数量、製作方法などについても、以上の実施の形態に限定されるものではなく、冷却性能、組み立て作業性、搭載される電子機器の筐体内での配置、スペース、保証寿命などを考慮して適宜選択すればよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係わるリザーブタンクについて、図面を参照して説明する。
図8(a)は本発明の実施の形態2に係わるリザーブタンク50の軸線La方向の断面図で、この図で明らかなように、リザーブタンク50はタンク上部51とタンク下部52が接合部50sでOリング等のシール部材40が挟装された状態で組み合わせって接合されている。
液体流入管51aは、タンク上部51の上方の外周部からその軸線Laの方向へ延設され、さらにその軸線La側の端部は、タンク上部51の軸線Laに沿ってなだらかに且つ大きく湾曲した第1の液流路53に液体が流れるように連通している。
ここで、流路を流れる液体の流路断面積をその液体の流れる方向とは垂直な方向における断面積と定義した場合、この図でも明らかように第1の液流路53の流路断面積は、液体流入管51aの流路断面積よりも約3倍〜10倍程度大きくなるように設定されていて、液体流入管51aを矢印の方向へ流れる液体の流速よりも第1の液流路53を矢印の方向へ流れる液体の流速がより低下した状態でタンク上部51とタンク下部52とで構成されたリザーブタンク50内に貯留された液体に流れ込むようにしている。
また、第1の液流路53は、タンク上部51の軸線Laに沿ってゆるやかに湾曲し貯留された液体の破線で示した液面より下方に位置するようにタンク下部52の方向へ延設されていて、さらにその終端である流出側端部53aは、第2の液流路52aによって囲繞されている。
ここで、第1の液流路53は、タンク上部51と一体成型されたものではなく、樹脂製または金属製の別体の部材を用いて図示しない固定部材によって液体流入管51aに連結されている。
このように比較的簡単な構成とすることで、液体流入管51aを流れる液体の流速よりも第1の液流路53を流れる液体の流速がより低下した状態でリザーブタンク50内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
加えて、タンク上部51の内周壁は、略円筒形状であって、その軸線La上に第1の液流路53の流出側端部53aが位置するように配置されていることにより、第1の液流路53から流出した液体が、リザーブタンク50内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
また、第2の液流路52aの側壁は、下壁内面52bに対して垂直方向に第1の液流路53の終端である流出側端部53aを囲繞するように立設されていて、少なくともその第2の液流路52aの流路断面積は、第1の液流路53の流路断面積の0.8倍〜3倍程度に設定されている。
この場合、好ましくは第1の液流路53の流路断面積よりも大きくするのがよく、一旦は減速された第1の液流路53を流れる液体の流速が、第2の液流路52aを流れるときにはさらに減速される。
加えて、第2の液流路52aの底面には、液体の流れ方向を逆転させる衝突壁52cが設けられていることにより、第1の液流路53を流れて流出側端部53aより流出した液体は、矢印で示したように液体の流れ方向が逆転してその流速がさらに大きく減速された状態でリザーブタンク50内に貯留された液体に流れ込むので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、より液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
さらに、第1の液流路53と同様に、軸線La上に第2の液流路52aが位置するように配置されていることにより、第2の液流路52aから流出した液体が、リザーブタンク50内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
また、第2の液流路52aの流出側端部52dは、液体流出管51bの流入側端部51cよりも上方に位置することにより、第2の液流路52aを通り抜けてきた空気の泡が、直接的に液体流出管51bの流入側端部51cに流れ込むことがないので、より気液分離が確実に行われ、循環する液体への空気の混入を抑制できる。
また、液体流出管51bの流入側端部51cは、タンク上部51の内壁やタンク下部52の内壁よりも所定の高さに位置するように配置されていることにより、仮に、液体流出管51bが液体流入管51aよりも上方となるようにリザーブタンク50の設置方向が逆転されたとしても、空気を溜めることのできる空間領域が確保され、リザーブタンク50内部の空気が容易に液体流出管51bを通ってリザーブタンク50の外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減し、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係わるリザーブタンクについて、図面を参照して説明する。
図8(b)は本発明の実施の形態3に係わるリザーブタンク70の軸線La方向の断面図で、この図で明らかなように、リザーブタンク70はタンク上部71とタンク下部72が接合部70sでOリング等のシール部材60が挟装された状態で組み合わせて接合されている。
タンク上部71の上方に軸線Laに沿って立設された液体流入管71aは、タンク上部71の内側において、同じく軸線Laに沿ってタンク下部72の方向へ延設された第1の液流路71bに液体が流れるように連通している。
ここで、流路を流れる液体の流路断面積をその液体の流れる方向とは垂直な方向における断面積と定義した場合、この図でも明らかなように第1の液流路71bの流路断面積は、液体流入管71aの流路断面積よりも約3倍〜10倍程度大きくなるように設定されていて、液体流入管71aを矢印の方向へ流れる液体の流速よりも第1の液流路71bを矢印の方向へ流れる液体の流速がより低下した状態でタンク上部71とタンク下部72とで構成されたリザーブタンク70内に貯留された液体に流れ込むようにしている。
また、第1の液流路71bは、タンク上部71の軸線Laに沿って貯留された液体の破線で示した液面より下方に位置するようにタンク下部72の方向へ延設されていて、さらにその終端である流出側端部71cは、第2の液流路72aによって囲繞されている。
ここで、第1の液流路71bは、タンク上部71と一体成型されたもので、樹脂製または金属製の材料を用いて製作されている。
このように比較的簡単な構成とすることで、液体流入管71aを流れる液体の流速よりも第1の液流路71bを流れる液体の流速がより低下した状態でリザーブタンク70内に貯留された液体に流れ込むので、流れ込む液体の耳障りな落下音がなく混ざり合う音も小さくなり、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
加えて、タンク上部71の内周壁は、略円筒形状であって、その軸線La上に第1の液流路71bの流出側端部71cが位置するように配置されていることにより、第1の液流路71bから流出した液体が、リザーブタンク70内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
また、第2の液流路72aの側壁は、下壁内面72bに対して垂直方向に第1の液流路71bの終端である流出側端部71cを囲繞するように立設されていて、少なくともその第2の液流路72aの流路断面積は、第1の液流路71bの流路断面積の0.8倍〜3倍程度に設定されている。
この場合、好ましくは第1の液流路71bの流路断面積よりも大きくするのがよく、一旦は減速された第1の液流路71bを流れる液体の流速が、第2の液流路72aを流れるときにはさらに減速される。
加えて、第2の液流路72aの底面には、液体の流れ方向を逆転させる衝突壁72cが設けられていることにより、第1の液流路71bを流れて流出側端部71cより流出した液体は、矢印で示したように液体の流れ方向が逆転してその流速がさらに大きく減速された状態でリザーブタンク70内に貯留された液体に流れ込むので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、より液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
さらに、第1の液流路71bと同様に、軸線La上に第2の液流路72aが位置するように配置されていることにより、第2の液流路72aから流出した液体が、リザーブタンク70内に貯留された液体に対して中心より外周方向へ分散しながら均一的に流入して混ざり合っていくので、流入するときの耳障りな混ざり合う音が軽減され、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
また、第2の液流路72aの流出側端部72dは、液体流出管71dの流入側端部71eよりも上方に位置することにより、第2の液流路72aを通り抜けてきた空気の泡が、直接的に液体流出管71dの流入側端部71eに流れ込むことがないので、より気液分離が確実に行われ、循環する液体への空気の混入を抑制できる。
また、液体流出管71dの流入側端部71eは、タンク上部71の内壁やタンク下部72の内壁よりも所定の高さに位置するように配置されていることにより、仮に、液体流出管71dが液体流入管71aよりも上方となるようにリザーブタンク70の設置方向が逆転されたとしても、空気を溜めることのできる空間領域が確保され、リザーブタンク70内部の空気が容易に液体流出管71dを通ってリザーブタンク70の外部に流出することがないので、設置初期の段階における天地逆転などの影響を軽減し、液体の循環時における静音性の向上を実現できる。
本発明は、液体を循環させながら発熱電子部品を冷却するリザーブタンク及びそれを備えた液冷却装置に適用できる。
本発明の実施の形態1に係わる液冷却装置の全体斜視図 本発明の実施の形態1に係わるリザーブタンクの斜視図 (a)タンク上部の内側斜視図、(b)タンク下部の内側斜視図 (a)リザーブタンクの平面図、(b)同図(a)のA−A矢視断面図、(c)同図(a)のB−B矢視断面図 (a)〜(c)液体の貯留量が経時変化した状態を示した図 (a)〜(c)リザーブタンクの設置方向が変更された場合において液体の貯留量が経時変化した状態を示した図 (a)、(b)リザーブタンクの設置方向が逆転された場合の状態を示した図 (a)本発明の実施の形態2に係わるリザーブタンクの断面図、(b)本発明の実施の形態3に係わるリザーブタンクの断面図 (a)(特許文献1)に記載された従来の技術に係わるリザーブタンクの断面図、(b)同図(a)のC−C矢視断面図 (a)(特許文献2)に記載された従来の技術に係わる温水暖房回路の水タンクの要部断面図、(b)(特許文献3)に記載された従来の技術に係わる洗浄水タンクの案内部材の斜視図
符号の説明
1 液冷却装置
2 受熱部一体ポンプ
2a 受熱部
2b ベース部
2c 取付け用ビス
3 液輸送路
4 液輸送路
5 ラジエータ
5a コアチューブ
6 リザーブタンク
6a 液体流出管
6b タンク
6c 液体流入管
6d 液補給管
6e キャップ
6s 接合部
7 液輸送路
8 流入側開口部
9 シール部材
40 シール部材
50 リザーブタンク
50s 接合部
51 タンク上部
51a 液体流入管
51b 液体流出管
51c 流入側端部
52 タンク下部
52a 第2の液流路
52c 衝突壁
52b 下壁内面
52d 流出側端部
53 第1の液流路
53a 流出側端部
60 シール部材
61 タンク上部
61a 上壁内面
61b 第1の液流路
61c 流出側端部
61d 流入側端部
61e 凸部
61f 外周壁内面
61s 接合部
62 タンク下部
62a 第2の液流路
62b 下壁内面
62c 衝突壁
62d 鍔部
62e 孔部
62f 流出側端部
62s 接合部
70 リザーブタンク
70s 接合部
71 タンク上部
71a 液体流入管
71b 第1の液流路
71c 流出側端部
71d 液体流出管
71e 流入側端部
72 タンク下部
72a 第2の液流路
72b 下壁内面
72c 衝突壁
72d 流出側端部
La 軸線

Claims (5)

  1. 液体を貯留するタンクと、
    前記タンクに連設され液体を外部より流入する液体流入管と
    部へ液体を流出する液体流出管と、
    前記液体流入管に接続され、前記タンク内部の略中心を通り前記液体流入管の流路断面積よりも大きな流路断面積を有した第1の液流路と、
    前記第1の液流路の流出側端部の周囲を囲繞する衝突壁と、を備え、
    前記第1の液流路の流出側端部が貯留された液体の液面より下方に位置するように延設され、
    前記衝突壁は、前記第1の液流路を流れた液体の流れ方向を逆転させることを特徴とするリザーブタンク。
  2. 前記液体流入管は前記液体流出管よりも上方に設けられたことを特徴とする請求項1記載のリザーブタンク。
  3. 前記タンクは、略円筒形状であって、前記タンクの略軸線上に前記第1の液流路の流出側端部が位置するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のリザーブタンク。
  4. 前記タンクは、略円筒形状であって、前記タンクの略軸線上に前記衝突壁の軸が位置するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のリザーブタンク。
  5. 請求項1からいずれか1項に記載のリザーブタンクを備え、そのリザーブタンクに貯留された液体を循環可能として発熱体を冷却することを特徴とする液冷却装置。
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