JP4735152B2 - 記録装置、記録方法 - Google Patents
記録装置、記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4735152B2 JP4735152B2 JP2005270498A JP2005270498A JP4735152B2 JP 4735152 B2 JP4735152 B2 JP 4735152B2 JP 2005270498 A JP2005270498 A JP 2005270498A JP 2005270498 A JP2005270498 A JP 2005270498A JP 4735152 B2 JP4735152 B2 JP 4735152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- data
- track
- head
- recorded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
先ず、1つのトラックは、所定複数のブロック(Block)といわれるデータ(区分データ)が連続することにより形成される。このブロックはヘッダ及びこれに続くユーザデータとパリティのエリアとから成る。
また、グループという固定長のデータ単位が規定される。グループは、所定複数の連続するトラックに記録されるデータの集合により形成されるデータ単位であって、テープストリーマドライブにおけるデータの記録再生単位として扱われる。例えば記録時におけるエラー訂正符号の付加、又は再生時におけるエラー訂正処理は、このグループで完結するようになっている。
特許文献1の技術のようにして、ブロック単位によりデータを書き直すようにしてRAWを行うようにすれば、トラック単位でデータの書き直しを行う場合よりも、大幅に磁気テープの記録可能容量を節約できる。しかしながら、リライトしたデータが再びリライトされるような現象が或る程度以上発生すると、記録可能容量の節約効果が低減することになってしまい好ましくない。
そこで本発明としては、リライトしたデータが再びリライトされる可能性をできるだけ小さくして、記録可能容量の節約効果が有効に発揮されるようにすることを目的とする。
つまり、第1〜第nの記録ヘッドと、記録データとして、複数の区分データから成るトラック単位の記録データを形成するデータ形成手段と、上記データ形成手段により形成されたトラック単位の記録データを、上記第1〜第nの記録ヘッドによりテープ状記録媒体に対して記録していくもので、上記第1〜第nの記録ヘッドごとに対応した第1〜第nのヘッド対応トラックが循環的に上記テープ状記録媒体に形成されていくようにする記録手段と、上記記録手段によりテープ状記録媒体に記録されたデータについて、再度記録すべきか否かの判定を、上記区分データを最小単位として行う再度記録判定手段と、テープ状記録媒体に記録されたデータのエラーレートを検出するのにあたり、上記第1〜第nのヘッド対応トラックから成る循環単位記録領域を、上記ヘッド対応トラック単位及び区分データ単位とに基づいて所定規則により分割した分割領域ごとのエラーレートを検出する領域エラーレート検出手段と、上記領域エラーレート検出手段により検出された上記分割領域ごとのエラーレートに基づいて、上記再度記録判定手段により再度記録すべきこととした再度記録対象データについての、上記循環単位記録領域における記録位置を決定する記録位置決定手段と、上記記録位置決定手段により決定された記録位置となるようにして、再度記録対象データを含む上記トラック単位の記録データがデータ形成手段により形成されるようにして制御する制御手段と、を備え、上記領域エラーレート検出手段が検出対象とする上記分割領域は、上記第1〜第nのヘッド対応トラックを、それぞれ所定数の区分データから成る単位で分割するようにして形成したものであり、上記領域エラーレート検出手段の検出結果に基づいて、上記第1〜第nのヘッド対応トラック単位でのデータ品質の良否を判定する良否判定手段をさらに備え、上記制御手段は、上記第1〜第nの記録ヘッドのうちで、上記良否判定手段によりデータ品質が良好でないと判定されたトラックに対応する記録ヘッドによっては、有効なデータの記録が行われないように制御するとともに、上記良否判定手段によりデータ品質が良好でないと判定されたヘッド対応トラックに対応する記録ヘッドにより記録されるトラック単位の記録データについて、上記良否判定手段によりデータ品質が良好でないと判定されていない他のヘッド対応トラックに対応する記録ヘッドにより記録すべきトラック単位の記録データと同じ内容が、上記データ形成手段により形成されるようにして制御することとした。
そのうえで、本願発明では、テープ状記録媒体上における上記第1〜第nのヘッド対応トラックから成るとされる領域を循環単位記録領域とし、さらに、この循環単位記録領域を、トラック単位及び区分データ単位とに基づいて所定規則により分割して分割領域とする。そして、この分割領域ごとのエラーレートを検出した結果に基づいて、再度記録すべきデータについての循環単位記録領域における記録位置を決定する。この記録位置決定は、分割領域のエラーレートの検出結果を基とするので、エラーレートが小さいとされる分割領域を考慮して記録位置を決定できる。これにより、再度記録したデータが記録エラーとなる可能性が低くなる。
この図に示すテープストリーマドライブ10は、ここでは図示していないテープカセットの磁気テープ3に対して、ヘリカルスキャン方式により記録/再生を行うようにされている。
この図において回転ドラム11には、4つの記録ヘッドHR1、HR2、HR3、HR4と、同じく4つの再生ヘッドHW1、HW2、HW3、HW4が設けられる。
記録ヘッドHR1、HR2、HR3、HR4は、回転ドラム11において、90°の回転角となる関係で順次配置されるようになっている。アジマス角は、HR1、HR3の組が同じで、HR2、HR4の組が同じとされたうえで、HR1、HR3の組と、HR2、HR4の組との間では互いに異なる(逆アジマスとなる)ように設定されている。
また、再生ヘッドHW1、HW2、HW3、HW4も、回転ドラム11において、90°の回転角となる関係で順次配置されるようになっている。また、各再生ヘッドの回転角的な位置としては、再生ヘッドHW1が、記録ヘッドHR1、HR2の間に位置し、再生ヘッドHW2が、記録ヘッドHR2、HR3の間に位置し、再生ヘッドHW3が、記録ヘッドHR3、HR4の間に位置し、再生ヘッドHW4が、記録ヘッドHR4、HR1の間に位置するように配置される。
なお、これらの記録ヘッドによりテープ状記録媒体に形成されるトラック、及び再生ヘッドによるトラックの読み出しがどのようになるのかについては、後述する。
ローディングモータ14Eは、図示しないローディング機構を駆動し、磁気テープ3の回転ドラム11へのローディング/アンローディングを実行する。
イジェクトモータ28はテープカセットの装填機構を駆動するモータであり、挿入されたテープカセットの着座およびテープカセットの排出動作を実行させる。
なおEEP−ROM18にはサーボコントローラ16が各モータのサーボ制御に用いる定数等が格納されている。
また、サーボコントローラ16はインターフェイスコントローラ/ECCフォーマター22(以下、IF/ECCコントローラという)を介してシステム全体の制御処理を実行するシステムコントローラ15と双方向に接続されている。
なお、このようなテープストリーマドライブシステムにおいては、可変長のデータの集合単位によってホストコンピュータ40よりデータが伝送されるモードも存在する。
RF処理部19では供給された記録データに対して増幅、記録イコライジング等の処理を施して記録信号を生成し、チャンネル振り分けに応じて、記録ヘッドHR1,HR2,HR3,HR4に供給する。これにより記録ヘッドHR1,HR2,HR3,HR4から磁気テープ3に対するデータの記録が行われることになる。
このようにして読み出された信号はIF/ECCコントローラ22に供給されて、まず誤り訂正処理等が施される。そしてバッファメモリ23に一時蓄積され、所定の時点で読み出されて圧縮/伸長回路21に供給される。
圧縮/伸長回路21では、システムコントローラ15の判断に基づいて、記録時に圧縮/伸長回路21により圧縮が施されたデータであればここでデータ伸長処理を行い、非圧縮データであればデータ伸長処理を行わずにそのままパスして出力される。
圧縮/伸長回路21の出力データはSCSIバッファコントローラ26、SCSIインターフェイス20を介して再生データとしてホストコンピュータ40に出力される。
フラッシュROM25は、例えばシステムコントローラ15が各種処理に用いる、定数等をはじめとしたデータが記憶される。システムコントローラ15が実行すべきプログラムや、その他ファームウェアなどとしての各種データも記憶させることができる。
またSRAM24は、例えばMIC(リモートメモリチップ4、接触型メモリ104)から読み出されたデータ、MICに書き込むデータ、テープカセット単位で設定されるモードデータ、各種フラグデータなどを保持するメモリ領域として利用される。また、システムコントローラ15が演算結果などを一時保持させる作業領域としても利用することができる。
なお、例えばIEEE1394インターフェイスなどをはじめ、SCSI以外のデータインターフェイスが採用されても構わない。
また、先に本出願人は、テープカセットに磁気テープの管理情報等を記憶可能な不揮発性メモリを設け、テープストリーマドライブにより、この不揮発性メモリに接触式/若しくは非接触式でアクセスするための構成も提案している。本実施の形態としては、このようなテープストリーマドライブの構成を採っていても構わないものである。
各トラックは、記録ヘッドによりいわゆるアジマスベタ記録によりトラック幅TWのトラックとして形成されていく。本実施の形態では、図1にて説明したようにして、回転ドラム11に対して記録ヘッドHR1,HR2、HR3、HR4(第1〜第nの記録ヘッド:n=4)が設けられている。そのうえで、記録時の磁気テープ3の走行方向と、回転ドラム11の回転方向が、それぞれ図1に示す矢印a、bによる方向であるとすると、回転ドラム11が1回転するのに応じては、図2に示すようにして、記録ヘッドHR1の走査により形成されるヘッド対応トラックTK−A、記録ヘッドHR2の走査により形成されるヘッド対応トラックTK−B、記録ヘッドHR3の走査により形成されるヘッド対応トラックTK−C、記録ヘッドHR4の走査により形成されるヘッド対応トラックTK−Dが、磁気テープ3上で連続するようにして形成されることになる。つまり、本実施の形態としては、回転ドラム11が1回転していくごとに、ヘッド対応トラックTK−A、TK−B、TK−C、TK−Dの順で、トラックが循環的に記録されるものとしてみることができる。
ヘッド対応トラック[TK−A、TK−B]
ヘッド対応トラック[TK−B、TK−C]
ヘッド対応トラック[TK−C、TK−D]
ヘッド対応トラック[TK−D、TK−A]
の各組において、互いに逆アジマスとなっている。これは、先に説明した記録ヘッドHR1,HR2、HR3、HR4のアジマス角の設定と対応する。
また、再生ヘッドHR1,HR2,HR3,HR4のヘッド幅HWはトラック幅TWよりも広い幅とされているが、いわゆるアジマス効果により、隣接トラックからのクロストークは防止される。
1つのトラックは、例えば0〜95のフラグメントID(Fragment ID)が順次与えられた96のブロックの集合から成る。このブロックは所定のデータサイズによる固定長とされる。
ブロックは、この図に示すようにして、先頭の16バイトのヘッダエリアと、これに続く127×2=256バイトのデータエリアと、12×2=24バイトのC1パリティエリアとから成る。C1パリティはブロック内のデータに対するするエラー訂正符号となる。ここでの詳しい説明は省略するが、本実施の形態のフォーマットでは、C2,C3パリティも規定される。C2パリティは、トラック単位で完結し、C3パリティはグループ単位で完結するエラー訂正符号である。
このフラグメントIDには、図3に示したように、トラック内において連続して配置されるブロックごとに連番が付されるようにして0〜95のいずれかの値が格納されることになる。
また、第3バイト(Hi,j,1,0)の下位4ビットにはエリアIDが格納される。エリアIDは、実際に設定される値により、例えば現ブロックが属する領域が、デバイス領域、リファレンス領域、システム領域、データ領域、及びEOD(End Of Data) 領域の何れであるのかが示される。
論理アドレスの領域において、残る第4バイトの下位4ビットと、第5バイト及び第6バイトから成る領域には、論理アドレスとしてデータIDの値が格納される。データIDは、現ブロックが論理的に属するとされるグループ内における、論理的なデータ位置を示す。
この図によると、ID Informationとして格納される値は、現ブロックのデータブロックナンバ(フラグメントID)の下位4ビット(Lower 4-bit of Data Block Number)の値に応じて、以下のように定義されている。
また、Lower 4-bit of Data Block Number=0001の場合には、現ブロックについてのデータフォーマット(Data Format)を格納することとしている。
Lower 4-bit of Data Block Number=0010の場合には、現ブロックを含むトラックのATN(Absolute Track Number)を格納することとしている。
Lower 4-bit of Data Block Number=0011の場合には、Appned ATNの値を格納することとしている。
Lower 4-bit of Data Block Number=0110の場合には、Separator 1 Countを格納する。
Lower 4-bit of Data Block Number=0111の場合には、Separator 2 Countを格納する。
Lower 4-bit of Data Block Number=1001の場合には、GIT size of the current Basic Groupが格納される。
Lower 4-bit of Data Block Number=1010〜1111までの場合は、未定義とされている。
本実施の形態の場合、1トラックは96ブロックであるから、96/16=6で示されるように、ID Informationとして図5に示した各情報は、1トラックにおいて6回繰り返されるようにして記録されることになる。
そして、このID Informationとして格納される各情報が示す内容は、原則として、現ブロックを含むトラックを形成する全ブロックに共通となる。これにより、ID Informationの各情報が、上記のようにして16ブロックに1回の割合でしか格納されていないとしても、その情報は、現トラックを形成するブロックの全てに適用してよいことになるから、ID Informationの内容に基づいて適正に記録データを管理できることになる。
また、各ブロックに全種類のID Informationの情報を格納する必要も無くなるから、各ブロックのID Informationのサイズも6バイトで収まることになる。つまり、ブロックのヘッダエリアのデータサイズをこれ以上増加させずに、その分データエリアのサイズを確保することで、冗長度ができるだけ低くなるようにしている。つまり、単位データ量あたりにおけるユーザデータの記録可能容量ができるだけ有効に取れるようにしているものである。
ここで、例えばブロック内のID Informationが示すグループがGroup(N)であるとして、フレームナンバ1から順次トラックに対してメインデータを記録しているものとする。フレームとは、前述もしたように連続する2トラックにより形成されるもので、ここでは、隣接する+アジマストラック(+Az)と−アジマストラック(−Az)とにより1フレームが形成されているものとする。
これに応じて、RAWが実行されるのではあるが、テープストリーマドライブ側が読み出しを行って記録エラーを検出し、リライトを開始するまでには或る程度の期間を要する。このため、リライトは、記録エラーが発生したトラック以降においても或る程度記録が進行した後において実行されることになる。この図では、フレーム6にて記録エラーが発生した後において、フレーム9まで記録し終えたところで、リライトが開始されている。
そして、この場合のリライト動作としては、上記フレーム9に続けて、改めてフレーム6からトラック単位でデータを記録し直していくことになる。このようにしてリライトが行われる結果、ダミーとして使用されなくなるデータは、記録エラーの発生したフレーム6と、これに続くフレーム7,8,9の4フレーム分となる。
この場合には、先ずGroup(N)を順次記録しており、Group(N)のフレーム19のプラスアジマストラック(+Az)において一部記録エラーが発生した状態が示されている。そして、この場合には、この後において、Group(N)の最終フレームであるフレーム20を記録し、さらに、次のGroup(N+1)のフレーム1,2,3を記録終了した段階でリライトが開始されている。この場合、リライトは、Group(N)のフレーム19から開始され、続けて、Group(N)のフレーム20を記録したら、次のGroup(N+1)のフレーム1から順次記録を行っていくことになる。
この場合のダミーデータは、記録エラーの発生したGroup(N)のフレーム19と、これに続くGroup(N)のフレーム20、Group(N+1)のフレーム1,2,3の5フレームとなる。
図6及び図7からも分かるように、RAW動作は記録エラーが発生してからリライトを開始するまでに相応の時間差があるために、その間は記録動作が進行する。そのうえで、リライト動作はトラック単位により、記録エラーのトラック(フレーム)から改めてデータ記録を再開するという手順で実行される。
このため、記録エラーが発生したトラックは、たとえエラーがトラック内の一部であるとしても、トラック全体がダミーデータとして扱われることになってしまう。
また、記録エラーの発生したトラックに続けて記録されたトラックについてエラーが発生していなかったとしても、リライトが行われた後は、ダミーデータとして扱われてしまうことになる。
このようにして従来においては、記録エラーの発生した部位のデータサイズに比較して、リライトの動作に伴ってダミーデータとなるデータサイズが大きく、それだけデータの記録可能容量を大幅に消費してしまっているということがいえる。
従来においては、図5に示したID InformationにおけるGroup Numberのみに依存して、現トラックがどのグループに属しているのかを判断している。ID Informationの各情報は、例えば16ブロックに1回の割合でしか格納されていない情報であることから、読み出しがうまくいかないような場合もある。このような場合には、例えばグループの境界のトラックを正確に認識することが困難となって、適正な記録再生動作を妨げる可能性がある。
図8には、磁気テープ上に記録されるメインデータが模式的に示されている。この図に示すメインデータは、1つの枠が1つのブロックに対応する。そして、図において縦方向に並ぶ1列分のブロックの集合により、1トラックが形成されている。また、ブロック内に付されている0〜kの数は、ブロックごとに付されるデータID(Data ID)を示している。データIDは、前述もしたように、グループ内において、ブロックに対して順に付されるIDナンバである。
また、メインデータの下側には、ID InformationのBase Group Numberにより示されるグループを示している。
この図8は、同じグループのブロック群が集合している範囲内においてリライトが行われる場合を示している。
例えばこの図に示すようにして、Group(N)に属するとされるブロックを書き込んでいる途中で、連続する2ブロックのブロックデータD2について記録エラーが発生したとする。そして、この場合には、Group(N)に属する最終ブロックkの書き込みが終了し、さらに次のGroup(N+1)に属するブロックデータを書き込んでいる途中で、RAWによるブロックデータD2のリライトが発生している。
この場合にも図示するようにして、リライトは、トラック単位で書き換えるのではなく、記録エラーとなったブロックのみについて行われるようになっている。
この点については、図9に示すようにして、リライトがグループをまたいで行われるような場合にも同様である。
また、ブロック単位でデータがリライトされることに応じて、現グループとその前のグループとの境界はトラックである必要はないこととしている。つまり、図8及び図9に示すように、或るトラックの途中において、Group(N)の最終ブロックkが書き込まれたとすると、以降のトラックの残りの領域に対しては、次のGroup(N+1)の開始ブロック0からデータを書き込んでよいこととしている。
このような記録状態となる可能性があることを考慮すれば、1つのトラックを形成するブロック単位により、各ブロックが属するとされるグループが何れであるのかを特定できるようにする必要がある。
また、Base Group Numberは、次のグループのブロックが記録されているトラックがあるとしても、Base Group Numberが示すグループに属するとされるブロックの記録が終了するまでは、現グループのグループナンバを示すようにされる。
図10の場合であれば、Base Group Numberが示すグループナンバとして、Group(N)は、磁気テープ上において最後のGroup(N)のブロックが物理的に記録される、トラックdまでを必ず含むべきことになる。なお、この場合には、Base Group Numberによっては、トラックdに続くトラックeまでがGroup(N)として扱われている。
本実施の形態において、Base Group Numberは、トラック単位により、ブロックが属するグループナンバを示すものであり、磁気テープ上において物理的に設定されたグループの範囲を示すものとなる。従って、図10からも分かるように、Base Group Numberが示すグループナンバは、各ブロックが論理的に属すべきグループと異なっていてもよいものとされている。
If (Base Group Number[3:0] == Lower 4-bit of Group Number[3:0]){
ブロックのグループナンバ= Base Group Number;
} else if (Base Group Number[3:0] + 1) == Lower 4-bit of Group Number[3:0]){
ブロックのグループナンバ= Base Group Number + 1
} else {
不明
}
ただし、各ブロックは、2グループ離れた位置に記録されることはない。つまり、Group(N)に属するブロックは、ID InformationのBase Group Numberが示すGroup(N-1) またはGroup(N-1)としてのトラックに記録されるものとする。
例えばテープストリーマドライブ10により、トラックaを再生しているとする。このトラックaは、Group(N)に属するブロックk−2,k−1,kに続いて、次のGroup(N+1)のブロック0,1,2,3,4が記録されている。
このトラックaのID InformationのBase Group Numberは、Group(N)であることを示している。そして、このトラックdのブロックk−2,k−1,kに関しては、各Lower 4-bit of Group Numberは、Group(N)の下位4ビットを示していることになる。従って、これらの各ブロックk−2,k−1,kのBase Group Numberの下位4ビットと、Lower 4-bit of Group Numberとは一致することになるから、これらのブロックk−2,k−1,kは、Group(N)に属するブロックであるということが特定されることになる。
上記式に依れば、このようにしてLower 4-bit of Group Numberが、Base Group Numberと一致していないブロックについては、Base Group Number+1で表される値のグループに属するものであることとして決定することとしている。そして、トラックaのブロック0,1,2,3,4については、この規則が適用されるので、Base Group Number+1=Group(N)+1=Group(N+1)ということになって、Group(N+1)に属するものであるとして決定できることになる。
また、さらに次のトラックc,dについては、リライトによって挿入されたブロックは、Group(N)のブロックであることが決定され、残るブロックはGroup(N+1)に属するものであることが決定される。
さらに、トラックdに続くトラックeを形成するブロックについても、全てGroup(N+1)に属するものであるとして決定することができる。
図12においては、磁気テープ上に記録されるデータ(メインデータ)を模式的に示している。この図においても、1つの枠が1つのブロックに対応し、図において縦方向に並ぶ1列分のブロックの集合によって1つのトラックを形成するものとする。ここでは説明を簡単にするため、1トラックが8ブロックにより形成されるものとしてみている。従って、この場合において1トラックを形成するブロックごとに対応するフラグメントID(Fragment ID)としては、トラック走査方向に沿って0,1,2,3,4,5,6,7の値が割り振られることになる。
本実施の形態では、このようにして分割される領域単位について、リライト対応分割領域ということにする。このようにして、1トラックごとに、2ブロック単位による4つのリライト対応分割領域を設定することで、ヘッド対応トラックTK−A、TK−B、TK−C、TK−Dから成る循環単位記録領域全体としては、16のリライト対応分割領域により分割されることになる。
つまり、本実施の形態では、回転ドラムが1回転するのに応じて複数の記録ヘッドにより形成されるヘッド対応トラックの組である循環単位記録領域を、所定数の連続するブロックからなる領域単位であるリライト対応分割領域により、分割、区分するようにされる。
まず、本実施の形態のRAWでは、図8〜図10などにより説明したブロック単位でのリライトを可能とするために、磁気テープ3から読み出したデータについて、ブロック単位によるエラーレート検出を実行していくようにされる。そして、エラーレートが一定以上となって記録エラーであるとして検出されたブロックのデータをリライトすべきデータとして決定する。
そのうえで本実施の形態では、上記のようにしてブロック単位でのエラーレート検出を実行していきながら、そのエラーレート検出結果を利用して、図12に示したリライト対応分割領域ごとの単位でみた場合のエラーレート(分割領域エラーレート)も検出するようにされる。
そして、これらのセルに対して、対応するリライト対応分割領域ごとに検出されたエラーレート(分割領域エラーレート)の値を格納するようにされる。循環単位記録領域(ヘッド対応トラックTK−A、TK−B、TK−C、TK−D)は、回転ドラム11が一回転するごとに繰り返し形成されるので、RAWにおける分割領域エラーレートの検出も、循環単位記録領域ごとの繰り返しとなる。これに応じて、図13に示すエラーレート検出テーブルに格納される分割領域エラーレートの内容も、循環単位記録領域ごとの読み出しが繰り返されるのに応じて更新されていくものとなる。
これまでの説明から理解されるように、図13のエラーレート検出テーブルは、回転ドラム11が一回転することによって形成される記録領域である、循環単位記録領域におけるリライト対応分割領域ごとのエラーレートの分布を示すものとみることができる。このことから、エラーレート検出テーブルを参照することで、循環単位記録領域において、エラーレートが高いとされる領域部分と、エラーレートが低いとされる領域部分の分布について、リライト対応分割領域を最小単位として認識することが可能になるといえる。そして、本実施の形態では、エラーレートが低いと認識したリライト対応分割領域のブロックを使用して、データのリライトを実行するようにされる。
ここで、RAWにおけるエラーレート検出処理の結果として、図に示す1ブロック分のデータD1について、記録エラーであることが検出されたとする。この記録エラーであると検出されたデータD1は、循環単位記録領域においては、ヘッド対応トラックTK−AのSegment ID=3のブロックのデータとして記録されたものである。
これまでにも述べたように、RAWにおいては、或る記録データについて記録エラーが検出されてから、この記録データについての磁気テープへの実際のリライトが実行されるまでには、或る程度の時間間隔を有するが、データD1の記録位置は、記録エラーの検出からリライトのための記録データ生成が実行されるまでの過程において、所定タイミングで得られているエラーレート検出テーブル内の分割領域エラーレートの値に基づいて決定するようにされる。
また、リライト対象分割領域の決定にあたっては、そのときに更新された最新のエラーレート検出テーブルを参照すればよいのであるが、例えば、ある一定の過去までのエラーレート検出テーブルの内容を、所定の規則に従って統計化した情報を構築して保持するようにして、この統計情報によって、リライト対象分割領域を決定するように構成することも考えられる。
要因となることの例として、本実施の形態のようにして複数の記録ヘッドを備える構成では、回転ヘッドに対する記録ヘッドの取り付け位置の誤差を挙げることができる。この誤差によっては、磁気テープに記録されるトラックの幅(トラックピッチ)について、記録ヘッドごとに対応した一定のばらつきを生じる。これにより、例えばある記録ヘッドに対応して形成されるトラックのピッチが狭くなるような状態となる場合がある。周知のようにして、トラックピッチが狭くなるほど記録データの品質が劣化する。このために、特定の記録ヘッドに対応するトラックについて、定常的にデータ品質が劣るような状態となることがある。
また、記録ヘッドの付着物によっても、ある特定の記録ヘッドに対応するトラックについて定常的にデータ品質が劣る状態を生じる。
また、磁気テープ自体が傷んでいる場合にも、その箇所においてデータ品質が劣化する。
さらに、磁気テープと記録ヘッドとの関係も記録データ品質のばらつきの原因となる。本実施の形態のテープストリーマドライブ10のようにして、ヘリカルスキャンにより磁気テープに対してデータを記録していく構成では、磁気テープに対して記録ヘッド(回転ドラム)が物理的に摺接するようにして磁界印加を行うことでデータ記録を実行していく。このような磁気テープと記録ヘッドの物理的関係により、形成されるトラックが磁気テープ上で直線にならずに、S字的な歪みを生じる場合がある。このような状態でアジマスベタ記録が行われていく結果、トラックピッチに誤差などが生じて、これによる記録データ品質の劣化を生じることなる。
また、磁気テープは、或る所定のテンションがかけられた状態で、所定の巻き付け角度により回転ドラムに対して巻き付けられるようにされるが、このとき、いわゆるエアフィルムなどといわれるように磁気テープの巻き付け始められる箇所では、記録ヘッドと磁気テープとの間に薄い空気の層が形成されてしまうような現象を生じることがある。また、テンションむらにより、ある巻き付け角度に対応する位置にて記録ヘッドと磁気テープとの圧着度が不十分になるような状態も生じる。このような現象は、例えばトラック方向(ヘッド走査方向)における記録データ品質の劣化を招く。
このようにして、磁気テープに対して記録されるデータについては、磁気テープ上の物理的な位置によって品質にばらつきが生じる。また、上記のようにして挙げた例によると、データ品質のばらつきは、トラック間で生じる要素もあれば、1トラックにおけるヘッド走査方向において生じる要素も存在する。また、記録ヘッドの回転などに応じて定常的、循環的に生じる要因もあれば、特に規則性を有することなく出現する要素もある。
この場合、上記したようなアルゴリズムでは、リライトすべきデータが、どのトラックにおけるどのブロック位置に挿入されるようにして記録されるのかについては、そのリライトすべきデータについて記録エラーを検出したタイミングに依存するものであり、不定となる。リライトすべきデータの挿入位置が不定であるということは、換言すれば、記録エラーとなる可能性の高い位置を避けて記録するような配慮はされていないということであり、リライトを行ったデータが再び記録エラーとなってリライトが必要になる可能性を一定以下とすることが困難であるといえる。
また、本実施の形態のエラーレート検出テーブルは、循環単位記録領域を基として作成されている。この循環単位記録領域は、複数の記録ヘッドごとに対応して形成される複数のトラックを組としている。このことから、本実施の形態としては、例えば特定の記録ヘッドに対応して定常的に生じるとされるトラック間でのエラーレートのばらつきなどに対応して、相応に高い信頼性でもってリライト位置を決定することが可能となっている。また、1トラックが走査エリアで分割されていることで、トラックごとの走査方向におけるエラーレートの定常的なばらつきに対応できることになる。
また、本実施の形態のエラーレート検出テーブルは、RAWの進行により循環単位記録領域についてのエラーレート検出が行われるごとに応じて更新されるものであることから、ランダムに、あるいは回転ドラム2回転以上の比較的長いとされる周期性を有して現れるような、記録の進行に応じたエラーレートの変化にも対応して、リライトの位置を決定することができるようになっている。
そこで、本実施の形態では、エラーレート検出テーブルの内容に基づいて、記録ヘッドの不良を検出するようにもされる。つまり、1つのトラックは、第1〜第4走査エリアの4つの領域に分割されているが、これらの領域のエラーレート(分割領域エラーレート)の状況が一定の条件を満たしているときに、記録ヘッドが不良であると判定するようにされる。一例としては、例えば、そのトラックにおける第1〜第4走査エリアの4つの領域のうち、2以上の領域において一定以下のエラーレートが検出されたのであれば、その記録ヘッドは不良であると判定することなどが考えられる。
図15には、回転ヘッド11の一回転分により磁気テープに記録される、ヘッド対応トラックTK−A,TK−B,TK−C,TK−Dのデータをブロック単位により示している。なお、この図においても、1トラックはSegment ID=0〜7で示される8つのブロックからなるものとする。
ここでは、記録ヘッドHR1から記録を開始するものとすると、データは、ヘッド対応トラックTK−A,TK−B,TK−C,TK−Dの順で記録されていき、各トラックにおいては、Segment ID=0〜7のブロック順で記録が行われていくことになる。
そして、不良であるとして判定された記録ヘッドHR3に対応するヘッド対応トラックTK−Cについては、ヘッド対応トラックTK−Bと同様にして、セグメントID=0〜7の8ブロックに対して、データD8〜D15を記録する。
次の、記録ヘッドHR4に対応するヘッド対応トラックTK−Dについては、セグメントID=0〜7の8ブロックに対して、データD15に続くデータD16〜D23を記録する。
但し、確認のために述べておくと、データとしての内容は同一となるようにされているが、例えば、図4,図5などに示した構造のヘッダにおいて、実際に記録される絶対トラックや、実際にそのトラックが属するとされるグループなどを示す情報については、必要に応じて変更される。これにより、トラック単位若しくはグループ単位での適正な記録データの管理が可能になる。
上記した観点からすると、不良と判定された記録ヘッドによっては、特にデータ内容について有効な意味を持たないダミーデータを記録してもよいということがいえる。しかしながら、本実施の形態のようにして、とりあえずは、内容的に意味のあるデータを記録しておくことで、なんらかの事情により、記録ヘッドHR3の不良性が回復したような場合には、データD8〜D15の再生信頼性が高くなることが期待される。
ステップS102においては、エラーレート検出テーブルを参照する。なお、RAWとしての再生ヘッドによる記録データの読み出しと、読み出したデータについてのエラーレート検出、及びこのエラーレート検出結果を利用した、エラーレート検出テーブルへの分割領域エラーレートの書き込み(エラーレート検出テーブルの更新)は、ここでは図示していないが、図16の処理と併行して継続的に実行されているものとする。
また、エラーレートの検出はIF/ECCコントローラ22にて行われ、このエラーレートの検出結果をシステムコントローラ15が取り込んで、データをリライトすべきか否かの判定を行うようにされる。また、エラーレート検出テーブルは、上記のようにしてシステムコントローラ15が取り込んだエラーレートの検出結果を利用して各リライト対応分割領域に応じた分割領域エラーレートを求めて書き込みを実行していくことで更新されるものとなる。
このステップS103において、今回のトラックのデータ書き込みに使用する記録ヘッドは不良であるとして肯定の判別結果が得られた場合には、ステップS110に進む。ステップS110においては、図15にて説明したようにして、1トラック前と同じデータを記録データとして作成する。そして、ステップS111の処理によって、この記録データを磁気テープ3に書き出すための制御処理を実行する。このときには、例えば、今回のトラックのデータ書き込みに使用する記録ヘッドに対して適切に記録データの信号が供給されるようにチャンネルエンコーダ/デコーダ13における信号切り換えなどの制御を行う。
ステップS104においては、現時点において、リライトすべきブロックが有るか否かについての判定を行う。つまり、これまでのRAWにより記録エラーであると判定されたブロックのデータについてリライトが実行されるのを待機しているものがあるか否かについて判別する。
このステップS104において否定の判別結果が得られたのであれば、ステップS109に進む。ステップS109においては、リライトすべきデータを含まずに、新規なブロックデータのみにより1トラック分の記録データを作成する。そして、ステップS111により、磁気テープに対する書き出しを行う。
ステップS105においては、エラーレート検出テーブルを参照し、次のステップS106により、リライト対応分割領域のうちから、実際にリライトを実行する対象となるリライト対応分割領域である、リライト対象分割領域を選択決定する。ここでのリライト対象分割領域の選択をどのようにして実行するのかについては、先に図14の説明において例を挙げたアルゴリズムなどを採用すればよい。
ステップS106によるリライト対象分割領域の選択は、1循環単位記録領域のエラーレート検出に基づいて得られたエラーレート検出テーブルの内容に基づいて実行されるもので、このときに選択候補となるヘッド対応トラックは、循環単位記録領域を形成する全てであり、今回書込対象となっているヘッド対応トラックのみではない。このために、今回の書込対象となっているトラックと、ステップS106にて選択されたリライト対象分割領域とについて、同じヘッド対応トラックにはならない可能性がある。そこで、ステップS107による判定を行って、今回書込対象となっているトラックに対して、リライトするブロックデータを挿入可能か否かの確認を行うようにされる。
これに対して、ステップS107において、今回書込対象となっているトラック(ヘッド対応トラック)にはリライト対象分割領域が存在するとして肯定の判別結果が得られた場合には、今回書込対象となっているトラックに対してリライトするデータを挿入できることになる。
そこで、この場合にはステップS108に進んで、リライトするデータを含めるようにして、1トラック分の記録データを作成する。このときには、リライトすべきブロック単位のデータは、ステップS106にて選択されたリライト対象分割領域内に含まれるようにされる。また、リライト対象分割領域内におけるどの位置に対して、リライトすべきブロック単位のデータを挿入するのかについては、前述もしたように、各種の条件に応じて予め決めた所定の規則に従って決定すればよい。
そして、ステップS108により作成された1トラック分のデータを、ステップS111により磁気テープに対して書き出す。
この図16に示す手順を、1トラックのデータ記録ごとに実行していくようにされる。
また、これまでの説明では、リライト対応分割領域としては、1トラックごとに対応して4分割している例を示しているが、分割数については特に限定しない。また、1トラックにおけるリライト対応分割領域については、必ずしも同数のブロック数により形成される必要はない。本願発明の概念の下では、リライト対応分割領域を形成するブロック数は最小で1となる。
また、本願発明は、実施の形態として説明した構成のテープストリーマドライブ10のみに限定されるものではなく、ブロックに相当するデータの集合によりトラックが形成されるべきことが規定されるフォーマットに対応するのであれば、適用が可能である。
Claims (2)
- 第1〜第nの記録ヘッドと、
記録データとして、複数の区分データから成るトラック単位の記録データを形成するデータ形成手段と、
上記データ形成手段により形成されたトラック単位の記録データを、上記第1〜第nの記録ヘッドによりテープ状記録媒体に対して記録していくもので、上記第1〜第nの記録ヘッドごとに対応した第1〜第nのヘッド対応トラックが循環的に上記テープ状記録媒体に形成されていくようにする記録手段と、
上記記録手段によりテープ状記録媒体に記録されたデータについて、再度記録すべきか否かの判定を、上記区分データを最小単位として行う再度記録判定手段と、
テープ状記録媒体に記録されたデータのエラーレートを検出するのにあたり、上記第1〜第nのヘッド対応トラックから成る循環単位記録領域を、上記ヘッド対応トラック単位及び区分データ単位とに基づいて所定規則により分割した分割領域ごとのエラーレートを検出する領域エラーレート検出手段と、
上記領域エラーレート検出手段により検出された上記分割領域ごとのエラーレートに基づいて、上記再度記録判定手段により再度記録すべきこととした再度記録対象データについての、上記循環単位記録領域における記録位置を決定する記録位置決定手段と、
上記記録位置決定手段により決定された記録位置となるようにして、再度記録対象データを含む上記トラック単位の記録データがデータ形成手段により形成されるようにして制御する制御手段と、
を備え、
上記領域エラーレート検出手段が検出対象とする上記分割領域は、上記第1〜第nのヘッド対応トラックを、それぞれ所定数の区分データから成る単位で分割するようにして形成したものであり、
上記領域エラーレート検出手段の検出結果に基づいて、上記第1〜第nのヘッド対応トラック単位でのデータ品質の良否を判定する良否判定手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記第1〜第nの記録ヘッドのうちで、上記良否判定手段によりデータ品質が良好でないと判定されたトラックに対応する記録ヘッドによっては、有効なデータの記録が行われないように制御するとともに、上記良否判定手段によりデータ品質が良好でないと判定されたヘッド対応トラックに対応する記録ヘッドにより記録されるトラック単位の記録データについて、上記良否判定手段によりデータ品質が良好でないと判定されていない他のヘッド対応トラックに対応する記録ヘッドにより記録すべきトラック単位の記録データと同じ内容が、上記データ形成手段により形成されるようにして制御する
記録装置。 - 記録データとして、複数の区分データから成るトラック単位の記録データを形成するデータ形成手順と、
上記データ形成手順により形成されたトラック単位の記録データを、第1〜第nの記録ヘッドによりテープ状記録媒体に対して記録していくもので、上記第1〜第nの記録ヘッドごとに対応した第1〜第nのヘッド対応トラックが循環的に上記テープ状記録媒体に形成されていくようにする記録手順と、
上記記録手順によりテープ状記録媒体に記録されたデータについて、再度記録すべきか否かの判定を、上記区分データを最小単位として行う再度記録判定手順と、
テープ状記録媒体に記録されたデータのエラーレートを検出するのにあたり、上記第1〜第nのヘッド対応トラックから成る循環単位記録領域を、上記ヘッド対応トラック単位及び区分データ単位とに基づいて所定規則により分割した分割領域ごとのエラーレートを検出する領域エラーレート検出手順と、
上記領域エラーレート検出手順により検出された上記分割領域ごとのエラーレートに基づいて、上記再度記録判定手順により再度記録すべきこととした再度記録対象データについての、上記循環単位記録領域における記録位置を決定する記録位置決定手順と、
上記記録位置決定手順により決定された記録位置となるようにして、再度記録対象データを含む上記トラック単位の記録データがデータ形成手順により形成されるようにして制御する制御手順と、
を実行し、
上記領域エラーレート検出手段が検出対象とする上記分割領域は、上記第1〜第nのヘッド対応トラックを、それぞれ所定数の区分データから成る単位で分割するようにして形成したものであり、
上記領域エラーレート検出手順の検出結果に基づいて、上記第1〜第nのヘッド対応トラック単位でのデータ品質の良否を判定する良否判定手順をさらに実行し、
上記制御手順は、上記第1〜第nの記録ヘッドのうちで、上記良否判定手順においてデータ品質が良好でないと判定されたトラックに対応する記録ヘッドによっては、有効なデータの記録が行われないように制御するとともに、上記良否判定手順によりデータ品質が良好でないと判定されたヘッド対応トラックに対応する記録ヘッドにより記録されるトラック単位の記録データについて、上記良否判定手順によりデータ品質が良好でないと判定されていない他のヘッド対応トラックに対応する記録ヘッドにより記録すべきトラック単位の記録データと同じ内容が、上記データ形成手順により形成されるようにして制御する
記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005270498A JP4735152B2 (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 記録装置、記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005270498A JP4735152B2 (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 記録装置、記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007080459A JP2007080459A (ja) | 2007-03-29 |
JP4735152B2 true JP4735152B2 (ja) | 2011-07-27 |
Family
ID=37940576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005270498A Expired - Fee Related JP4735152B2 (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 記録装置、記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4735152B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022172548A1 (ja) * | 2021-02-15 | 2022-08-18 | 富士フイルム株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09161415A (ja) * | 1995-12-01 | 1997-06-20 | Fujitsu Ltd | 磁気テープ装置の制御方法 |
JP2003249030A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-09-05 | Ricoh Co Ltd | 情報記録再生装置 |
JP3829741B2 (ja) * | 2002-03-19 | 2006-10-04 | ソニー株式会社 | 記録媒体、記録方法、記録装置 |
JP2004265567A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-24 | Ricoh Co Ltd | 情報記録再生装置とディスク装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体と欠陥領域交替方法 |
-
2005
- 2005-09-16 JP JP2005270498A patent/JP4735152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007080459A (ja) | 2007-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100603157B1 (ko) | 디지털데이터기록방법및디지털데이터기록매체 | |
US6307700B1 (en) | Tape recording and/or reproducing apparatus and tape ejecting method | |
JPH077573B2 (ja) | 記録および再生方法 | |
JPH08501172A (ja) | データ記録システム用ボリウムフォーマットテーブル | |
JPH08501169A (ja) | ディジタルサーボトラックフォーマット | |
US7139148B2 (en) | Recording medium, recording method, and recording apparatus | |
JP3829741B2 (ja) | 記録媒体、記録方法、記録装置 | |
JP4398589B2 (ja) | データ記憶装置およびその方法 | |
JPH08500927A (ja) | 改良された長手方向及びらせんサーチ機能を有するデータ記録システム | |
JPH08501168A (ja) | 単一の記録終端及び記録始端フォーマット指示器を有するデータ記録システム | |
JP4735152B2 (ja) | 記録装置、記録方法 | |
JPH08501173A (ja) | データ記録システム用長手方向トラックフォーマット | |
JP5537593B2 (ja) | データ記録方法、データ記録装置、及び記録媒体 | |
US20060039672A1 (en) | Tape reproducing apparatus | |
JPH08501175A (ja) | 改良された予約機能を有するデータ記録システム | |
JP4016173B2 (ja) | テープドライブ装置、テープドライブ方法 | |
JP3925259B2 (ja) | 記録媒体、記録方法、記録装置 | |
JPH08501174A (ja) | 改良された自動書き替え機能を有するデータ記録システム及び書き替え方法 | |
JPH08501176A (ja) | 論理上書き機能を有するデータ記録システム | |
JP2633924B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP2002251843A (ja) | テープアクセス制御方法、記録/再生システム及びテープドライブ装置 | |
JP2000123444A (ja) | テープドライブ装置 | |
JPH10112169A (ja) | データ記憶装置 | |
JPH08339639A (ja) | データ記録方法および装置 | |
JPH0834043B2 (ja) | 磁気記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080820 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110411 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4735152 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |