JP4734809B2 - 集塵装置及び集塵システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の床面、及び家具、照明器具等の表面に沈積した塵埃を自動的に集塵する集塵装置及び集塵システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の集塵装置及び集塵システムとしては、一般的に家庭内で使用される電気掃除機がある。この電気掃除機は本体内に空気を吸引する吸引ファンと、吸引ノズルより吸引した塵埃を捕集する集塵手段と、吸引ファンの下流に排気口と、吸引ファンの上流部には吸引ホースで連通して塵埃を吸引する吸引ノズルを設けている。この電気掃除機を用いて室内の床、畳等の塵埃を掃除する場合は、室内の床面に置かれている新聞、雑誌、ゴミ箱等の小物、座布団、椅子等をかたづけながら人手によって掃除する。
【0003】
床面の塵埃の吸引幅は吸引ノズルの幅に支配されるので吸引ノズルを往復させながら床面全体、或いは掃除しようとする箇所の塵埃を吸引するものである。
【0004】
また、テレビ、本棚、置物台等の表面に沈積した塵埃を掃除する場合は、ブラシ付きの専用吸引ノズルに差し替えて塵埃を集塵しているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の電気掃除機は、掃除する際に掃除する人が電気掃除機の吸引ノズルを床面全体、或いは掃除しようとする箇所の表面を移動操作する必要がある。この方法は人手によって行う必要があり、時間と労力を必要とし大変な家事作業であった。また、床面に置かれている小物、座布団、椅子等をかたづけながら前記掃除作業を行う必要があり、より一層掃除作業の手間を必要としていた。
【0006】
また、階段の塵埃を掃除する場合は、階段の幅が狭く、吸引ノズルの移動が困難で非常に手間であった。
【0007】
更に、テレビ、オーディオ、エアコン等の電化機器の表面、タンス、照明器具、食器棚の天面、本棚等の上方箇所は、吸引ノズルが上方まで達しないので表面に沈積した塵埃は掃除されないまま放置されるケースが多く塵埃が堆積している。この箇所を掃除する場合は、踏み台を用意し、その上に乗って掃除作業をする必要があり、作業性が非常に悪い等の課題を有していた。
【0008】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、室内の床面、及び家具、照明器具等の表面に飛散付着した塵埃を自動的に集塵する集塵装置及び集塵システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の塵埃の集塵装置及び集塵システムは、本体に吸気口と、吹き出し口と、送風手段と、塵埃を集塵する集塵手段を装備し、前記吹き出し口から噴出させた空気流の風圧で沈積した塵埃を舞い上げる構成としたものである。これによって、床面、家具、電化機器、照明器具等の表面に沈積した塵埃を効果的に舞い上げる。そして舞い上がった塵埃は本体に設けられた吸気口より吸気されて集塵手段で集塵される。この作業は人手を必要としないため、自動的に塵埃の集塵を行うことができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、本体内に室内空気を吸気および吹き出す送風手段と、送風手段の上流部に設けられ、室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段と、本体上方部に設けられ、室内空気を吸気する吸気口と、本体下方部に設けられ、前記吸気した空気を吹き出す吹き出し口とを備え、前記本体は床面近傍から天井近傍までの高さとすると共に、前記吹き出し口から吹き出す空気流を、斜め下方向に向けて噴出させると共に、室内の比較的低い位置に存在する床面及び家具の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させるのに必要な風圧で吹き出すようにした。これにより、室内の比較的低い位置に存在する床面等の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させ、本体上方の吸気口から吸気して集塵手段で塵埃を自動的に捕集することができるようになる。
【0011】
また請求項2に記載の発明は、本体内に室内空気を吸気および吹き出す送風手段と、送風手段の上流部に設けられ、室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段と、本体下方部に設けられ、室内空気を吸気する吸気口と、本体上方部に設けられ、前記吸気した空気を吹き出す吹き出し口とを備え、前記本体は床面近傍から天井近傍までの高さとすると共に、前記吹き出し口から吹き出す空気流を、斜め上方向に向けて噴出させるとともに、室内の比較的高い位置に存在する天井面及び照明器具の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させるのに必要な風圧で吹き出すようにした。これにより、室内の比較的高い位置に存在する天井面等の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させ、本体下方の吸気口から吸気して集塵手段で塵埃を自動的に捕集することができるようになる。
【0012】
また請求項3に記載の発明は、本体内に室内空気を吸気及び吹き出す送風手段と、送風手段の上流部に設けられ、室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段と、本体上方部および下方部にそれぞれ設けられ、室内空気を吸気する吸気口と、前記2つの吸気口の間に設けられ、前記吸気した空気を吹き出す吹き出し口と、前記吹き出し口に設けられ、吹き出す空気流を床面および天井面に向けて上下方向に一定時間毎に切り替える手段と、前記送風手段の上流部に設けられ、前記上方部の吸気口と前記吹き出し口との連通流路と、前記下方部の吸気口と前記吹き出し口との連通流路をどちらか一方に切り替える流路切り替え手段とを備え、前記吹き出し口の空気流を上下方向に一定時間毎に切り替える手段と前記流路切り替え手段とを連動させ、前記吹き出し口から吹き出す空気流を斜め下方向に噴出させるときは本体上方の吸気口から空気を吸い込み、斜め上方向に噴出させるときは本体下方の吸気口から空気を吸い込む集塵装置を複数台設置する構成とした。これにより、室内の床面あるいは天井面の片方だけでなく、床面、天井面の両方および家具、照明器具等の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させ、集塵手段で塵埃を自動的に捕集することが可能となり、室内の塵埃を効果的に捕集することができるようになる。さらに、吹き出し口から噴出した空気は床面から天井面に向けた循環流、及び天井面から床面に向けた循環流となるので室内全域の塵埃を効果的に捕集することができる。また、一つの集塵装置においては、一つの送風手段、集塵手段、流路切り替え手段で高効率の塵埃の捕集が可能となる。
【0014】
また請求項4に記載の発明は、特に請求項3記載の少なくとも、隣り合う1対の集塵装置の一方は、吹き出し口から空気流を斜め上に向けて噴出させ、集塵装置の他方は、吹き出し口から空気流を斜め下に向けて噴出させ、本体下方部及び上方部ともに吹き出し口と吸気口とが対面することによって、床面、及び天井面に沿って流れる循環流を発生させるようにした。これにより、空気流の衝突が少なくなり、床面、及び天井面に沿って流れる循環流がなめらかに流れるので効果的に塵埃を捕集することができるようになる。
【0015】
また請求項5に記載の発明は、特に請求項3記載の集塵装置を部屋の周囲に偶数個設け、隣り合う1対の集塵装置の一方は、吹き出し口から空気流を斜め上に向けて噴出させ、集塵装置の他方は、吹き出し口から空気流を斜め下に向けて噴出させ、本体下方部及び上方部ともに吹き出し口と吸気口とが対面することによって、床面、及び天井面に沿って流れる循環流を発生させるようにした。これにより、空気流の衝突がなくなり、床面、及び天井面に沿って流れる循環流がより一層なめらかに流れるので、より効果的に塵埃を捕集することができるようになる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例における集塵装置の構成を示す縦断面図である。図1において、本体1内に室内空気を吸気、及び吹き出す送風手段2を装備し、送風手段2の上流部に室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段3を設けている。集塵手段3は捕集された塵埃が掃除出来るように本体1に着脱自在に取り付けられる。本体1の上方部に室内空気を吸気する吸気口4と、本体1の下方部で、前記吸気した空気を吹き出す吹き出し口5を設けている。前記吹き出し口5は床面6の近傍に位置しており、吹き出す空気流を水平方向または斜め下方の床面6に向けて噴出させる。この噴出する空気は室内の比較的低い位置に存在する床面6、及び家具、本棚等(図示せず)の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させるに必要な風圧で吹き出す。なお、吹き出し口5から噴出する空気は床面6全域をカバーするように左右方向に揺動するようになっている。
【0019】
本体1は床面6近傍から天井面7近傍までの高さとしている。8、9は取り付け具であり、床面6、及び天井面7方向に押さえ付けるだけで固定できるようになっている。取り付け具9にネジ部を有し、回転させると床面6、或いは天井面7方向に移動し、床面6、天井面7方向に付勢して固定する。なお、取り付け具8、9はバネで床面6、或いは天井面7方向に付勢することでも良い。
【0020】
以上のように構成された集塵装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0021】
まず、床面6に沈積した塵埃(図示せず)は寝具、衣類、ソファ等から発生する埃、ペットの毛、花粉等の比較的軽い塵埃、或いは砂、毛髪、食べ物のかす、ふけ、ダニ等の比較的重い塵埃等様々なものが存在する。この塵埃を掃除するため集塵装置を運転する。送風手段2を回転すると、室内空気は吸気口4から吸気し、集塵手段3を通過して吹き出し口5から床面6に向けて強力に噴出する。前記床面6に沈積している比較的軽い塵埃は室内空気中に飛散する。空気中に飛散した塵埃は、吸気口4より吸気され集塵手段3によって捕集される。以上の動作を所定時間続けることで床下6の塵埃を除去することが出来る。なお、吹き出し口5から噴出する空気で舞い上がらない比較的重い塵埃は噴出空気によって床面6を移動し部屋の隅にかためられることになる。
【0022】
また、家具、本棚、オーディオ機器等比較的室内の低い位置に存在する物の表面に沈積している塵埃も吹き出し口5から噴出する空気の効果で空気中に舞い上げられて、集塵手段3に捕集される。なお、本集塵装置を運転する時間帯は、その部屋に人が不在の場合が望ましい。
【0023】
以上のように、集塵装置を運転するだけで塵埃を自動的に捕集することができる。また、掃除の際に小物、座布団、椅子等をかたづけながら掃除作業を行う必要がまったくないので時間と労力を必要とすることがない。更に、階段に本集塵装置を設置すれば同様に塵埃を自動的に補集することができる。
【0024】
また、比較的重い塵埃は、部屋の隅に追いやられて特定の箇所に集められているので従来の掃除機で特定箇所を定期的に掃除するだけで良いので掃除作業が非常に簡単になる。
【0025】
また、床面6を空気が流れるので床面6の乾燥が促進されカビ、ダニの発生を抑制する効果も奏することができる。
【0026】
尚、本実施例では吸気口を本体上方部に、吹き出し口を本体下方部にそれぞれ設け、空気流を吹き出し口から、斜め下の床面に向けて吹き出すようにしたが、吸気口を本体下方部に、吹き出し口を本体上方部にそれぞれ設け、空気流を吹き出し口から、斜め上の天井面に向けて吹き出すようにしても良い。そしてこの場合には、室内の比較的高い位置に存在する天井面、照明器具等の表面に沈積した塵埃を自動的に捕集できるものである。
【0027】
(実施例2)
図2は本発明の第2の実施例における集塵装置の構成を示す縦断面図である。尚、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
【0028】
図2において、送風手段2の上流部に室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段3と、本体1の上方部、及び下方部に室内空気を吸気する吸気口4a、4bをそれぞれ設けている。送風手段2の下流部には吹き出し口5を設け、床面、天井面に向け上下方向に一定時間毎に切り替えている。更に左右方向は連続的、もしくは断続的な揺動運動もするようになっている。送風手段2、及び集塵手段3の上流部に流路切り替え手段13を装備し、流路切り替え手段13は、a側、b側を開閉するようになっている。図中の実線で示すようにa側に位置しb側を開放している場合は、吸気口4bと吹き出し口5が連通し、図中の破線で示すようにb側に位置してa側を開放した時は、吸気口4aと吹き出し口5が連通することになる。すなわち、吹き出し口5から吹き出す空気流が床面6方向に向けて噴出する時は、本体上方部の吸気口4bから吸気する。空気流が天井面7方向に向けて噴出する時は、本体下方部の吸気口4aから吸気するようにしてなる。
【0029】
以上のように構成された集塵装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0030】
まず、集塵装置の流路切り替え手段13をa側に位置しb側を開放状態にして送風手段2を運転すると、吸気口4bから室内空気を吸気し吹き出し口5から床面6に向けて強力に噴出する。床面6に沈積している塵埃は空気中に飛散して実施例1と同様の作用で集塵手段3に捕集される。所定時間後に、流路切り替え手段13をb側に位置しa側を開放すると、吸気口4aから室内空気を吸気し吹き出し口5から天井面7に向けて強力に噴出することになる。吸気口4aから吸気した塵埃は集塵手段3に捕集される。実施例1と同様に前記動作を交互に行い塵埃の捕集を行うものである。
【0031】
以上のような、吹き出し口5から吹き出す空気流を斜め上方向または斜め下方向に向けて噴出させる集塵装置を複数台設置することにより、吹き出し口から噴出した空気は床面から天井面に向けた循環流、及び天井面から床面に向けた循環流となるので室内全域の塵埃を効果的に捕集することができるようになる。
【0032】
また、室内の床面、及び家具、照明器具等の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させ集塵手段で塵埃を自動的に捕集することができるようになる。
【0033】
尚、本実施例においては、流路切り替え手段13を設けたが、これが無い場合でも両吸気口4a、4bから吸気された室内空気が、吹き出し口5から斜め上方向または斜め下方向に向けて噴出され、上記と同等の効果を発揮するものである。
【0034】
(実施例3)
図3は本発明の第3の実施例における集塵システムの構成を示す縦断面図である。実施例2と異なるのは、少なくとも、隣り合う1対の集塵装置の一方は、吹き出し口から空気流を斜め上に向けて噴出させ、集塵装置の他方は、吹き出し口から空気流を斜め下に向けて噴出させる点である。尚、実施例1、2と同一符号のものは同一構造を有し、詳細な説明を省略する。
【0035】
図3において、送風手段22の上流部に室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段23と、本体21の上方部、及び下方部に室内空気を吸気する吸気口24a、24bをそれぞれ設けている。送風手段22の下流部には吹き出し口25を設け、床面、天井面に向け上下方向に一定時間毎に切り替えている。更に左右方向は連続的、もしくは断続的な揺動運動もするようになっている。送風手段22、及び集塵手段23の上流部に流路切り替え手段33を装備し、流路切り替え手段33は、a側、b側を開閉するようになっている。図中の実線で示すようにb側に位置しa側を開放している場合は、吸気口24aと吹き出し口25が連通し、図中の破線で示すようにa側に位置してb側を開放した時は、吸気口24bと吹き出し口25が連通することになる。すなわち、吹き出し口25から吹き出す空気流が床面6方向に向けて噴出する時は、本体上方部の吸気口24bから吸気する。空気流が天井面7方向に向けて噴出する時は、本体下方部の吸気口24aから吸気するようにしてなる。
【0036】
以上のように構成された集塵装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0037】
一対の集塵装置で構成された集塵システムを動作させると、送風手段2、及び22が回転する。第1の集塵装置については、本体1の吹き出し口5から斜め下に向けて噴出した空気が床面6に沈積した塵埃を空気中に飛散させる。前記室内空気は第2の集塵装置の本体21の下方部に設けられた吸気口24aより吸気し集塵手段23で捕集され、本体21の吹き出し口25より斜め上に向けて噴出される。この空気は天井面7に向けて噴出されるので、室内の上方にある照明器具、エアコン、家具の上面の塵埃を飛散させる。塵埃を含んだ空気は第1の集塵装置である本体1の上方部に設けられた吸気口4bより吸気し集塵手段3で捕集される。吹き出し口5、25は左右方向にも揺動するので床面6、天井面7の全面を効果的に空気を吹き付けるのでムラのない塵埃の巻き上げができる。
【0038】
以上のように、集塵装置を一対設けた集塵システムとし、本体下方部、及び上方部とも吹き出し口と吸気口が対面することにより、床面、及び天井面に沿って流れる循環流がなめらかに流れるので効果的に塵埃を自動的に捕集することができる。また、本体21の下方部に吸気口24aを設けているので上方まで舞い上がらない塵埃も効果的に本体21に吸気して塵埃を捕集することができる。
【0039】
尚、本実施例では集塵装置を一対設けたものを説明したが、集塵装置を部屋の周囲に偶数個設け、隣り合う1対の集塵装置の一方は、吹き出し口から空気流を斜め上に向けて噴出させ、集塵装置の他方は、吹き出し口から空気流を斜め下に向けて噴出させることで、空気流の衝突が無くなり、床面、及び天井面に沿って流れる循環流がより一層強力に隣り合う集塵装置を介して部屋全体に流れるので、より効果的に塵埃を自動的に捕集することができるようになり、より高効率の集塵システムを提供することができるようになる。
【0040】
更に本実施例の説明では、集塵手段3、23をそれぞれの集塵装置に装備しているが、一方の集塵装置に設け、他方の集塵装置には搭載しないものでもよい。集塵手段を搭載しないものを塵埃の舞い上げ装置専用とする。集塵手段を搭載しないことで風路圧損が小さくでき、吹き出し空気の風圧を強力に出来ると共に、装置の小型化が可能となるものである。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、室内の下方に位置する床面、家具はもとより室内の上方に位置する照明器具、エアコン、天井面等の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させ、本体の吸気口から吸気して集塵手段で捕集するので、高効率で自動的に塵埃の捕集ができる集塵装置を提供できる。
【0042】
また、吹き出し口から噴出した空気は床面から天井面に向けた循環流、及び天井面から床面に向けた循環流となるので室内全域の塵埃を効果的に捕集することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における集塵装置の構成を示す縦断面図
【図2】本発明の実施例2における集塵装置の構成を示す縦断面図
【図3】本発明の実施例3における集塵システムを示す縦断面図
【符号の説明】
1、21 本体
2、22 送風手段
3、23 集塵手段
4、4a、4b、24a、24b 吸気口
5、25 吹き出し口
6 床面
7 天井面
13、33 流路切り替え手段
Claims (5)
- 本体内に室内空気を吸気および吹き出す送風手段と、送風手段の上流部に設けられ、室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段と、本体上方部に設けられ、室内空気を吸気する吸気口と、本体下方部に設けられ、前記吸気した空気を吹き出す吹き出し口とを備え、前記本体は床面近傍から天井近傍までの高さとすると共に、前記吹き出し口から吹き出す空気流を、斜め下方向に向けて噴出させると共に、室内の比較的低い位置に存在する床面及び家具の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させるのに必要な風圧で吹き出すようにした集塵装置。
- 本体内に室内空気を吸気および吹き出す送風手段と、送風手段の上流部に設けられ、室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段と、本体下方部に設けられ、室内空気を吸気する吸気口と、本体上方部に設けられ、前記吸気した空気を吹き出す吹き出し口とを備え、前記本体は床面近傍から天井近傍までの高さとすると共に、前記吹き出し口から吹き出す空気流を、斜め上方向に向けて噴出させるとともに、室内の比較的高い位置に存在する天井面及び照明器具の表面に沈積した塵埃を空気中に飛散させるのに必要な風圧で吹き出すようにした集塵装置。
- 本体内に室内空気を吸気及び吹き出す送風手段と、送風手段の上流部に設けられ、室内空気に含まれる塵埃を集塵する集塵手段と、本体上方部および下方部にそれぞれ設けられ、室内空気を吸気する吸気口と、前記2つの吸気口の間に設けられ、前記吸気した空気を吹き出す吹き出し口と、前記吹き出し口に設けられ、吹き出す空気流を床面および天井面に向けて上下方向に一定時間毎に切り替える手段と、前記送風手段の上流部に設けられ、前記上方部の吸気口と前記吹き出し口との連通流路と、前記下方部の吸気口と前記吹き出し口との連通流路をどちらか一方に切り替える流路切り替え手段とを備え、前記吹き出し口の空気流を上下方向に一定時間毎に切り替える手段と前記流路切り替え手段とを連動させ、前記吹き出し口から吹き出す空気流を斜め下方向に噴出させるときは本体上方の吸気口から空気を吸い込み、斜め上方向に噴出させるときは本体下方の吸気口から空気を吸い込む集塵装置を複数台設置してなる集塵システム。
- 少なくとも、隣り合う1対の集塵装置の一方は、吹き出し口から空気流を斜め上に向けて噴出させ、集塵装置の他方は、吹き出し口から空気流を斜め下に向けて噴出させ、本体下方部及び上方部ともに吹き出し口と吸気口とが対面することによって、床面、及び天井面に沿って流れる循環流を発生させるようにした請求項3に記載の集塵システム。
- 集塵装置を部屋の周囲に偶数個設け、隣り合う1対の集塵装置の一方は、吹き出し口から空気流を斜め上に向けて噴出させ、集塵装置の他方は、吹き出し口から空気流を斜め下に向けて噴出させ、本体下方部及び上方部ともに吹き出し口と吸気口とが対面することによって、床面、及び天井面に沿って流れる循環流を発生させるようにした請求項3に記載の集塵システム。
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