JP4734554B2 - 建物用窓閉成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅や工場等の建物における窓の開成状態において降雨を検知することによって、前記窓を自動的に閉成するように構成した建物用窓閉成装置に関するものである。
従来におけるこの種の装置は、例えば、特許文献1に記載の住宅用窓開閉装置として、知られている。
登録実用新案第3035649号公報。
これによれば、環境変化検出手段として温度センサの他に、雨滴センサを備え、該雨滴センサからの信号が所定値に達した際に制御手段が窓開閉手段に窓を閉成する制御信号を出力するようにして、当該窓を閉成するようになしたものである。
そして、雨滴センサは、例えば雨量による静電容量の変化により降雨を検出するもので、雨滴が確実に降りかかる位置に設置するものであるとされている。
しかし、かかる雨滴センサは、降雨を検出するために雨滴が確実に降りかかる位置に設置するものであるとするだけで、雨滴がどのように確実に降りかかるようにしたかの具体的構成は、何ら提案されていない。
そこで、本発明は、降雨が確実に降りかかり、降雨検知が正確に行えるような具体的構成を有する雨滴センサを備え、当該建物利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓から室内に雨滴が侵入するのを防止すべくなした建物用窓閉成装置を提供することを目的としている。
本発明に係る建物用窓閉成装置は、雨滴センサによる降雨信号の生成に基づいて、窓閉成駆動手段を駆動して開成中の窓を閉成する窓閉成制御手段を有して構成した住宅用窓閉成装置であって、前記雨滴センサ、電気絶縁体からなるセンサ筐体と、該センサ筐体に装着されたセンサ部と、該センサ部を外方からカバーして降下した雨滴を前記センサ部に導入するガイドカバー体と、前記センサ部および前記窓閉成制御手段間を接続するリード線とを有してなり、前記センサ筐体が、箱型に形成して、該箱型を構成すべく互いに交叉する一対の側面壁のうち、一方の側面壁に前記一方のセンサ体の基体部を装着すると共に、他方の側面壁に前記他方のセンサ体の基体部を装着し、且つ、前記一方のセンサ体の検出体部が前記他方の側面壁まで延出設置されると共に、前記他方のセンサ体の検出体部が前記一方の側面壁まで延出設置されており、また、前記センサ部が、一対の導電体からなるセンサ体からなるとともに、一つの基体部と該基体部から互いに離間した状態で延出する複数の櫛歯状の検出体部とを有して構成し、且つ、前記一方のセンサ体の検出体部と他方のセンサ体の検出体部とを交互に並置されるように前記センサ筐体に装着し、且つ、両検出体部間に雨滴が滴下した際に前記雨滴を介在させて両検出体部が電気的に導通して、降雨検知信号を生成するように構成しており、更に、前記ガイドカバー体が、前記一方のセンサ体の検出体部に対向して前記センサ筐体の一方の側面壁より外方に延出する第1の庇部と、前記他方のセンサ体の検出体部に対向するように外方に延出する第2の庇部と、これら第1の庇部と第2の庇部をそれぞれ連結すると共に前記センサ筐体に装着される連結装着片部とを有して構成したことを特徴とする。
かかる構成により、雨滴センサが、センサ部を外方からカバーして降下した雨滴をセンサ部に導入するガイドカバー体を有して構成することから、ガイドカバー体が、降雨された雨滴が風などで散乱したとしても確実に捉えて、センサ部までガイドし、雨滴検知を正確に行うことができ、当該建物利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓から室内に雨滴が侵入するのを確実に防止して、当該建物利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓から室内に雨滴が侵入するのを防止することができる。
又、かかる構成により、センサ部が、一つの基体部から互いに離間した状態で延出する複数の櫛歯状の検出体部を有する一対のセンサ体により構成し、各センサ体の検出体部が交互に配置されるようにセンサ筐体に装着したことから、両センサ体における相隣り合う検出体間を雨滴が介在するだけで、降雨を検知することができ、従来のような静電容量の変化による雨滴検知に比較して、正確に降雨状態を検知することができる。
又、かかる構成により、各センサ体の検出体部が、センサ筐体の互いに交叉する一対の側面壁にまでそれぞれ配置されていることから、検出体部の雨滴検知範囲が広範囲となって、降雨時の雨滴が少量であっても確実に検知することができ、窓の閉成を降雨当初から早急にかつ確実に行うことができ、建物内に少量の雨滴の侵入をもシャットアウトすることができる。
さらに又、 かかる構成により、センサ筐体の一方の側面壁およびこれに交叉する他方の側面壁のそれぞれに延出設置した第1および第2庇部によって、少量の雨滴も確実に捕らえられて、両センサ体にそれぞれ導入ガイドすることができ、降雨時の雨滴が少量であっても確実に検知することができ、窓の閉成を降雨当初から早急にかつ確実に行うことができ、建物内に少量の雨滴の侵入をもシャットアウトすることができる。
又、本発明にかかる本発明の建物用窓の閉成装置は、前記両センサ体の検出体部がそれぞれ先細り状に形成された先鋭端部を有して構成するようにしてもよい。
かかる構成により、検出体部に滴下した雨滴は、重力により検出体部の先端まで流下していくが、この際、検出体部の先端まで流下した雨滴は先鋭端部により確実に振り切られて、当該検出体部から離散排出されることになり、雨上がりなどの水切りを確実に行うことができ、雨滴センサの誤作動を確実に防止することができる。
さらに又、本発明の建物用窓の閉成装置は、前記両庇部が互いに外方に拡開させてラッパ状に配置形成するようにしてもよい。
かかる構成により、両庇部は、互いに外方に向かって拡開させたラッパ状を呈していることから、少量の雨滴もさらに確実に捕らえられて、両センサ体にそれぞれ導入ガイドすることができ、降雨時の雨滴が少量であっても確実に検知することができ、窓の閉成を降雨当初から早急にかつ確実に行うことができ、建物内に少量の雨滴の侵入をもシャットアウトすることができる。
さらに又、本発明の建物用窓の閉成装置は、前記両庇部における互いに対向する内壁側に、電気的絶縁体からなる被覆板体を張設し、該被覆板体の先端が前記両庇部の先端を回り込ませて、前記両検出体部に対する前記ガイドカバー体を電気的絶縁した構成にしてもよい。
かかる構成により、検出体部とガイドカバー体との電気的絶縁が被覆板体により果たし得、ガイドカバー体に電気的導電材料を使用したとしても、ガイドカバー体が検出体部に接触して、センサ部が誤作動を起こすことを防止することができる。
上記のように構成する本発明によれば、雨滴センサが、センサ部を外方からカバーして降下した雨滴をセンサ部に導入するガイドカバー体を有して構成することから、ガイドカバー体が、降雨された雨滴が風などで散乱したとしても確実に捉えて、センサ部までガイドし、雨滴検知を正確に行うことができ、当該建物利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓から室内に雨滴が侵入するのを確実に防止して、当該建物利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓から室内に雨滴が侵入するのを防止することができる。
次に、本発明に係る実施の形態について、図1乃至図7を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る窓を開成した状態における建物用窓閉成装置の概略構成説明図、図2は同じく、窓を閉成した状態を描画した概略構成説明図、図3は同建物用窓閉成装置の構成およびその構成要素間の電計的信号の流れを示すブロック図、図4は同建物用窓閉成装置の窓閉成制御について、その処理手順を示すフローチャート、図5は同建物用窓閉成装置を構成する雨滴センサの斜視図、図6は同建物用窓閉成装置を構成する雨滴センサの分解斜視図、図7は図5のA−A断面図である。
先ず、図1および図2に示す建物用窓閉成装置は、引き違い窓に適用した場合を示しているも、必ずしも、このような引き違い窓に限定されるものではなく、例えば、観音開き窓や上げ下げ窓、開き窓あるいは張出し窓等にも適用できるものである。
そして、図1および図2に示す建物用窓閉成装置は、互いに引き違いに開閉される一対の窓1、2と、窓1、2がある建物10の部屋3の屋外における雨滴がかかる場所に設置されて降雨を検知する雨滴センサ4と、当該建物10内に設置されて建物利用者が居室しているか外出中であるかを検知する居室/外出検知手段としての居室/外出検知スイッチ5と、両窓1、2のうちたとえば一方の窓1を閉成する窓閉成駆動手段6と、一方の窓1の閉成状態を検知する窓閉成検知手段である窓閉成検知用リミットスイッチ7と、一方の窓1の開成状態を検知する窓開成検知手段である窓開成検知リミットスイッチ8と、雨滴センサ4、居室/外出検知スイッチ5および窓開成検知用リミットスイッチ7による検出信号により、窓閉成駆動手段6を駆動制御する窓閉成制御手段である窓閉成制御ユニット9を有して構成している。
窓閉成駆動手段6は、建物10の固定部に設置された略コ字状の枠体13の一方の側壁13aに固着されたモータ6aと、枠体13の一方の側壁13aと他方の側壁13bとの間に橋渡すように枢着されてモータ6aにより回動する送りねじ棒6bと、送りねじ棒6bに螺合した状態で送りねじ棒6bの回転により送りねじ棒6b上を軸方向に移動可能に構成され一方の窓1の下部を押し当てるようにセットされたナットランナ6cおよびナットランナ6cに固着した押し板6dとを有して構成している。したがって、上記従来装置とは異なり、窓1を全開しておいてもまた半開であっても、ナットランナ6cの移動により、窓1を閉成することができる。
窓閉成検知用リミットスイッチ7は、一方の窓1の他側上部に設けられた検出突起1aに対向するアクチュエータ7aを有し、一方の窓1の閉成時(図1に示す状態)にアクチュエータ7aが蹴飛ばされて、一方の窓1の閉成状態を検知できるように建物10の固定部に設置されている。そして、窓開成検知用リミットスイッチ8が窓1が閉成された状態を検知した場合には、モータ6aにより送りねじ棒6bを逆転させ、ナットランナ6c及び押し板6dを図1に示す位置に復帰させて、窓1を手動により開成できるように待機している。
窓開成検知用リミットスイッチ8は、一方の窓1の開成状態(図2に示す状態)にアクチュエータ8aがナットランナ6cによって蹴飛ばされて、一方の窓1の開成状態を検知できるように枠体13に固着されている。
なお、図示しないが、送りねじ棒6bの代わりに、タイミングベルトを使用することができる。
窓閉成制御ユニット9は、図3に示すように、雨滴センサ4が雨滴を検知して出力した雨滴検知信号を入力する雨滴検知信号入力手段9aと、窓閉成検知用リミットスイッチ7および窓開成検知用リミットスイッチ8の検知信号を入力して、一方の窓1の開閉状態を検出する窓開閉状態検出手段9bと、雨滴検知信号入力手段9aからの雨滴検知信号および窓閉成状態検出手段9bからの窓閉成状態検出信号更には居室/外出検知スイッチ5が検知した外出中信号に基づいて、前記窓を閉成駆動する窓閉成駆動信号を窓閉成駆動用信号生成手段9cに出力させると共に、窓閉成駆動用信号生成手段9cが出力した窓閉成駆動用信号に基づいて、一方の窓1を閉成駆動するための窓閉成駆動手段6を駆動する制御手段9dとを有して構成しており、窓閉成駆動用信号生成手段9cは不図示の自己保持回路を有して構成している。
上記のように構成する建物用窓閉成装置の作用について、図4に示すフローチャートを用いて次に説明する。
すなわち、ステップST1において、雨滴センサ4が雨滴を検知しない場合には、一方の窓1を現状のままとしてフローを終了する。
これに対して、ステップST1において、雨滴センサ4が降雨によりもたらされた雨滴を検知した場合には、ステップST2にて、雨滴センサ4が出力した雨滴検知信号を、雨滴センサ信号入力手段9aに入力した後、制御手段9dに送出し、制御手段7bが降雨検知を行い、ステップST3に移行する。
ステップST3において、窓閉成検知用リミットスイッチ7がオンとなると共に窓開成検知用リミットスイッチ8がオフとなっている場合には、窓開閉状態検出手段9bが一方の窓1は閉成されているものと判断して、窓閉成状態情報を制御手段9dに送出して、一方の窓1を閉成状態のままに保持し、フローを終了する。
逆に、ステップST2において、窓閉成検知用リミットスイッチ7がオフとなると共に窓開成検知用リミットスイッチ8がオンとなっている場合には、窓開閉状態検出手段9bが一方の窓1は開成されているものと判断して、窓開成状態情報を制御手段9dに送出して、ステップST3に移行する。
ステップST3において、居室/外出検知スイッチ5がオフとなっているときは、制御手段9dは、当該建物10内において建物利用者が居室中であると判断し、フローを終了する。
逆に、ステップST3において、居室/外出検知スイッチ5がオンとなっているときは、制御手段9dは、当該建物10内には建物利用者が居室しておらず留守中であると判断し、留守中信号を窓閉成駆動信号生成手段9cに送出して、ステップST4に移行する。
ステップST4において、留守中信号を受けた窓閉成駆動信号生成手段9cは、窓閉成信号を制御手段9dに窓閉成駆動信号を出力し、窓閉成駆動信号を受信した制御手段9dは窓閉成駆動手段6に窓閉成駆動指令を送出して、モータ6aを駆動させ、送りねじ棒6b上をナットランナ6cが噛合しながら移動し、ナットランナ6cに固着した押し板6dが、一方の窓1のサッシュを引っ掛けながら、窓1を閉成し、ステップST6に移行する。
ステップST6において、窓閉成検知用リミットスイッチ7がオフの状態では、未だ一方の窓1が全閉されていないものと判断し、ステップST5に移行して、一方の窓1の閉成動作を継続させておき、その後、窓閉成検知用リミットスイッチ7がオン状態となった場合には、一方の窓1が全閉状態となったものと判断し、制御手段9dは、窓閉成駆動手段6の窓閉成駆動を停止させ、ステップを終了する。
なお、窓閉成駆動手段6を構成するモータ6aとして、正逆回転用モータを使用することにより、閉成状態にある一方の窓1を開成状態にするように構成することも可能である。
次に、上記本発明における雨滴センサ4の具体的構成について、図5乃至図7を用いて次に説明する。
雨滴センサ4は、電気絶縁体からなるセンサ筐体4aと、センサ筐体4aに装着されたセンサ部4bと、センサ部4bを外方からカバーして降下した雨滴を前記センサ部4bに導入するガイドカバー体4cと、センサ部4bおよび窓閉成制御ユニット9間を電気的に接続するリード線4dとを有して構成している。
センサ筐体4aは、正面壁4a−3側が開口する箱型形状を呈しており、正面壁4a−3の開口はねじ13を用いて螺着した蓋体4a−4により閉塞されている。
センサ部4bは、一対の導電体からなるセンサ体4b−1、4b−2からなり、各センサ体4b−1、4b−2は、一つの基体部4b−1a、4b−2aと、基体部4b−1a、4b−2aから互いに離間した状態で延設される複数の櫛歯状の検出体部4b−1b、4b−2bとを有して構成し、且つ、一方のセンサ体4b−1の検出体部4b−1bと他方のセンサ体4b−2の検出体部4b−2bとが交互に並置されるように、両基体部4b−1a、4b−2aがそれぞれセンサ筐体4aの互いに交叉する一対の側面壁4a―1、4a−2にねじ11を使用して装着されており、両検出体部4b−1b、4b−2b間を連続させるように雨滴が滴下した場合には、雨滴が両検出体部4b−1b、4b−2bを電気的に導通して雨滴検知信号を精製し、生成された降雨検知信号は、リード線4d、4eを介して、雨滴検知信号入力手段9aに入力するように構成されている。
又、一方のセンサ体4b−1の検出体4b−1bは、一方の側面壁4a−1を通って、他方の側面壁4a―2の中間部くらいまで延在這設されていると共に、他方のセンサ体4b−2の検出体4b−2bは、他方の側面壁4a−2を通って、一方の側面壁4a―1の中間部くらいまで延在配設されている。
両検出体部4b−1、4b−2bは、図6に明確に示すように、それぞれ先細り状に形成された先鋭端部4b−1c、4b−2cを有して構成している。
さらに、ガイドカバー体4cは、検出体部4b−1b、4b−2bにわずかの隙間をもって対向するように、センサ筐体4aの一方の側面壁4a―1より外方に延出する第1の庇部4c−1と、他方の側面壁4a−2より外方に延出する第2の庇部4c−2と、第1の庇部4c−1と第2の庇部4c−2をそれぞれ連結すると共にセンサ筐体4aの他方の側面壁4b−2に一対のねじ12を用いて装着される連結装着片部4c−3とを有して構成している。
両庇部4c−1、4c−2は、互いに外方に拡開させてラッパ状に配置形成されており、両庇部4c−1、4c−2における互いに対向する内壁側に、それぞれ電気的絶縁体からなる被覆板体4c−4が張設され、被覆板体4c−4は、両庇部4c−1,4c−2における両側面壁4a―1、4a―2に沿って折曲された先端4c−1a、4c−2aカバーするまで回り込ませて、両検出体部4b−1b、4b−2bに対するガイドカバー体4cの電気的絶縁を完全化している。
かかる構成を有する雨滴センサ4は、ラッパ状に拡開した料庇部c−1、4c−2が上側になるようにして、不図示の設置ポール等にねじ13を用いて固着され、当該建物10の屋外に設置されることになる。
以上説明した本発明に係る実施の形態においては、雨滴センサ4が、センサ部4bを外方からカバーして降下した雨滴をセンサ部4bに導入するガイドカバー体4cを有して構成することから、ガイドカバー体4cが、降雨された雨滴が風などで散乱したとしても確実に捉えて、センサ部4bまでガイドし、雨滴検知を正確に行うことができ、当該建物10の利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された一方の窓1から室内に雨滴が侵入するのを確実に防止して、当該建物10の利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓1から部屋3(室内)に雨滴が侵入するのを防止することができる。
又、雨滴センサ4を構成するセンサ部4bは、それぞれ一つの基体部4b−1a、4b−2aから互いに離間した状態で延出する複数の櫛歯状の検出体部4b−1b、4b−2bをそれぞれ有する一対のセンサ体4b−1、4b−2により構成し、各センサ体4b−1、4b−2の検出体部4b−1b、4b−2bが交互に配置されるようにセンサ筐体4aに装着したことから、両センサ体4b−1、4b−2における相隣り合う検出体4b−1b、4b−2b間を雨滴が介在するだけで、降雨を検知することができ、従来のような静電容量の変化による雨滴検知に比較して、正確に降雨状態を検知することができる。
又、各センサ体4b−1、4b−2の検出体部4b−1b、4b−2bが、センサ筐体4aの互いに交叉する一対の側面壁4a−1、4a−2にまで配置されていることから、検出体部4b−1b、4b−2bの雨滴検知範囲が広範囲となって、降雨時の雨滴が少量であっても確実に検知することができ、一方の窓1の閉成を降雨当初から早急にかつ確実に行うことができ、部屋3内に少量の雨滴の侵入をもシャットアウトすることができる。
又、検出体部4b−1b、4b−2bに滴下した雨滴は、重力により検出体部4b−1b、4b−2bの先端まで流下していくが、この際、検出体部4b−1b、4b−2bの先端まで流下した雨滴は先鋭端部4b−1c、4b−2cにより確実に振り切られて、検出体部4b−1b、4b−2bから離散排出されることになり、雨上がりなどの水切りを確実に行うことができ、雨滴センサ4の誤作動を確実に防止することができる。
又、センサ筐体4aの一方の側面壁4a−1およびこれに交叉する他方の側面壁4a−2のそれぞれに延出設置した第1庇部4c−1および第2庇部4c−2によって、少量の雨滴も確実に捕らえられて、両センサ体4b−1、4b−2にそれぞれ導入ガイドすることができ、降雨時の雨滴が少量であっても確実に検知することができ、一方の窓1の閉成を降雨当初から早急にかつ確実に行うことができ、部屋3内に少量の雨滴の侵入をもシャットアウトすることができる。
さらに又、両庇部4c−1および4c−2は、互いに外方に向かって拡開させたラッパ状を呈していることから、少量の雨滴もさらに確実に捕らえられて、両センサ体4b−1、4b−2にそれぞれ導入ガイドすることができ、降雨時の雨滴が少量であっても確実に検知することができ、一方の窓1の閉成を降雨当初から早急にかつ確実に行うことができ、部屋3内に少量の雨滴の侵入をもシャットアウトすることができる。
さらに又、検出体部4b−1b、4b−2bとガイドカバー体4cとの間の電気的絶縁は、被覆板体4c−4により確実に果たし得、ガイドカバー体4cに電気的導電材料を使用して構成したとしても、ガイドカバー体4cが検出体部4b−1b、4b−2bに接触して、センサ部4bが誤作動を起こすことを防止することができる。
さらに又、窓閉成駆動用信号出力手段9cは自己保持回路を有して構成していることから、当該自己保持回路の機能により、所定条件の下で、窓閉成駆動信号を出力させ続けることができるので、例えば、雨滴センサ4への電源を雨滴を検知した後に切断したとしても、窓閉成駆動手段6による窓閉成動作を続行させることができることになり、雨滴センサ4の検出体部4b−1b、4b−2bにおける電極電食を少なくして、長寿命化を果たし得ることができる。
さらに又、制御手段9dは、居室/外出検知スイッチ5によって建物利用者が外出の場合を検出して、一方の窓1の閉成駆動を行うように構成されていることから、当該建物10の部屋3内に建物利用者が居室している場合には、一方の窓1の開閉管理を当該建物利用者に任すことができて、便利である。
なお、上記実施の形態においては、居室/外出検知スイッチ5を設け、建物利用者が外出中の場合に、一方の窓1を閉成するように構成したが、これに限定されるものではなく、居室/外出検知スイッチ5を設けずして、建物利用者の居室/外出に関わらず、降雨時に開成された窓1を閉成するように構成してもよい。
又、上記実施の形態においては、引き違い窓を構成する一対の窓1および2のうち、一方の窓1における開成状態を降雨時に閉成するように構成したが、これに限定されるものではなく、他方の窓2についても、開成状態を降雨時に閉成するように構成するようにしてもよいこと勿論である。
以上説明したように、本発明は、雨滴センサが、センサ部を外方からカバーして降下した雨滴をセンサ部に導入するガイドカバー体を有して構成することから、ガイドカバー体が、降雨された雨滴が風などで散乱したとしても確実に捉えて、センサ部までガイドし、雨滴検知を正確に行うことができ、当該建物利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓から室内に雨滴が侵入するのを確実に防止して、当該建物利用者の留守中において予期しない降雨によって開け放された窓から室内に雨滴が侵入するのを防止することができるために、住宅や工場等の建物における窓の開成状態において降雨を検知することによって、前記窓を自動的に閉成するように構成した建物用窓閉成装置等に好適であるといえる。
本発明の実施の形態に係る窓を開成した状態における建物用窓閉成装置の概略構成説明図である。 同じく、窓を閉成した状態を描画した概略構成説明図である。 同建物用窓閉成装置の構成およびその構成要素間の電計的信号の流れを示すブロック図である。 同建物用窓閉成装置の窓閉成制御について、その処理手順を示すフローチャートである。 同建物用窓閉成装置を構成する雨滴センサの斜視図である。 同建物用窓閉成装置を構成する雨滴センサの分解斜視図である。 図5のA−A断面図である。
符号の説明
1 一方の窓
2 他方の窓
3 部屋
4 雨滴センサ
4a センサ筐体
4a−1 一方の側面壁
4a−2 他方の側面壁
4b センサ部
4b−1、4b−2 センサ体
4b−1a、4b−2a 基体部
4b−1b、4b−2b 検出体部
4b−1c、4b−2c 先鋭端部
4c ガイドカバー体
4c−1 第1の庇部
4c−1a 先端
4c−2 第2の庇部
4c−2a 先端
4c−3 連結装着片部
4c−4 被覆板体
4d リード線
5 居室/外出検出スイッチ
6 窓閉成駆動手段
7 窓閉成検知用リミットスイッチ(窓閉成検知手段)
8 窓開成検知用リミットスイッチ(窓開成検知手段)
9 窓閉成制御ユニット(窓閉成制御手段)
9a 降雨検知信号入力手段
9b 窓開閉状態検出手段
9c 窓閉成駆動用信号出力手段
9d 制御手段
10 建物

Claims (4)

  1. 雨滴センサによる降雨信号の生成に基づいて、窓閉成駆動手段を駆動して開成中の窓を閉成する窓閉成制御手段を有して構成した住宅用窓閉成装置であって、
    前記雨滴センサは、電気絶縁体からなるセンサ筐体と、該センサ筐体に装着されたセンサ部と、該センサ部を外方からカバーして降下した雨滴を前記センサ部に導入するガイドカバー体と、前記センサ部および前記窓閉成制御手段間を接続するリード線とを有してなり、
    前記センサ筐体は、箱型に形成して、該箱型を構成すべく互いに交叉する一対の側面壁のうち、一方の側面壁に前記一方のセンサ体の基体部を装着すると共に、他方の側面壁に前記他方のセンサ体の基体部を装着し、且つ、前記一方のセンサ体の検出体部が前記他方の側面壁まで延出設置されると共に、前記他方のセンサ体の検出体部が前記一方の側面壁まで延出設置されており、
    また、前記センサ部は、一対の導電体からなるセンサ体からなるとともに、一つの基体部と該基体部から互いに離間した状態で延出する複数の櫛歯状の検出体部とを有して構成し、且つ、前記一方のセンサ体の検出体部と他方のセンサ体の検出体部とを交互に並置されるように前記センサ筐体に装着し、且つ、両検出体部間に雨滴が滴下した際に前記雨滴を介在させて両検出体部が電気的に導通して、降雨検知信号を生成するように構成しており、
    更に、前記ガイドカバー体は、前記一方のセンサ体の検出体部に対向して前記センサ筐体の一方の側面壁より外方に延出する第1の庇部と、前記他方のセンサ体の検出体部に対向するように外方に延出する第2の庇部と、これら第1の庇部と第2の庇部をそれぞれ連結すると共に前記センサ筐体に装着される連結装着片部とを有して構成したことを特徴とする建物用窓閉成装置。
  2. 前記両センサ体の検出体部は、それぞれ先細り状に形成された先鋭端部を有して構成していることを特徴とする請求項請求項に記載の建物用窓閉成装置。
  3. 前記両庇部は、互いに外方に拡開させてラッパ状に配置形成されたことを特徴とする請求項に記載の建物用窓閉成装置。
  4. 前記両庇部における互いに対向する内壁側に、電気的絶縁体からなる被覆板体を張設し、該被覆板体の先端が前記両庇部の先端を回り込ませて、前記両検出体部に対する前記ガイドカバー体を電気的絶縁したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の建物用窓閉成装置。
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