JP4733071B2 - 映像品質推定方法および装置 - Google Patents
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本発明はこのような課題を解決するためのものであり、複数発生した無効パケットに起因して同一画像上に劣化が重畳される場合でも、十分な推定精度が得られる映像品質推定方法および装置を提供することを目的としている。
また、重み付け関数として、無効フレーム数の増加に応じて重み付け係数が単調増加する関数を用いてもよい。
また、重み付け関数として、無効フレーム数の増加に応じて重み付け係数が単調増加する関数を用いてもよい。
したがって、無効フレーム数を算出する際、重畳劣化の映像品質に対する影響が重み付けとして考慮されるため、複数発生した無効パケットに起因して同一画像上に劣化が重畳される場合でも、十分な推定精度が得られる。
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかる映像品質推定装置について説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかる映像品質推定装置の構成を示すブロック図である。
次に、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかる映像品質推定装置の構成について説明する。
演算処理部10は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、予め記憶部13に保存されているプログラム13Pを読み込んでマイクロプロセッサで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム13Pを協働させることにより各種機能処理部を実現する。前述した機能部のうち、映像配信制御部17、無効パケット情報収集部21、符号化情報取得部22、無効フレーム数算出部23、および映像品質推定部24が、演算処理部10で実現される機能処理部に相当する。なお、これら機能処理部については、専用の演算処理回路で実現してもよい。
画面表示部12は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、演算処理部10からの指示に応じて、操作メニューや映像品質推定結果などの各種情報を画面表示する機能を有している。
符号化情報DB15は、ハードディスクなどの記憶装置からなり、映像配信制御部17により映像を符号化する際に用いる各種符号化情報を記憶する機能を有している。
通信I/F部16は、専用の通信回路からなり、通信網3を介して受信装置2などの外部装置とデータ通信を行う機能を有している。
符号化情報取得部22は、映像配信制御部17で映像の圧縮符号化に用いた符号化情報を映像配信制御部17から取得する機能を有している。
重み付け関数DB25は、無効フレーム数と重み付け係数の対応関係を示す重み付け関数を予め記憶する機能を有している。
映像品質推定モデルDB26は、無効フレーム数と映像品質値との関係を示す映像品質推定モデルを予め記憶する機能を有している。
次に、図2を参照して、映像劣化の重畳について説明する。図2は、無効パケットによるフレーム劣化の重畳を示す説明図である。
映像通信において、フレーム間における圧縮符号化方式を用いた場合、異なる無効パケットによる映像劣化の影響が同一フレームへ重畳する場合がある。
このようなGOP構成において、フレームF4で無効パケットが発生した場合、受信側においてBフレームは前後のIフレームまたはPフレームを参照して復号されるとともにPフレームは直前のIフレームまたはPフレームを参照して復号されるため、フレームF4の無効パケットによる映像劣化の影響は、フレームF2〜F15に及ぶ。この際、X(i)を同一GOP内でi番目に発生した無効パケット数の無効フレーム数とすると、最初(i=1)に発生したフレームF4の無効パケットについて、その無効フレーム数はX(1)=14となる。
したがって、フレームF8ではフレームF4とフレームF8の無効パケットによる2つの映像劣化が時間軸上で重畳し、フレームF11〜F13,F15ではフレームF4とフレームF13の無効パケットによる2つの映像劣化が重畳し、フレームF14ではフレームF4、F13、F14の無効パケットによる3つの映像劣化が重畳することになる。
本実施の形態では、無効フレーム数算出部23において、同一フレームグループ内の異なるフレームでそれぞれ無効パケットが発生し、かつこれら無効パケットの影響が同一フレームへ重畳して及んでいる場合は、これら無効パケットごとに、対応する無効フレーム数を所定の重み付け係数で重み付けして集計している。
これにより、重畳劣化の映像品質に対する影響が考慮されるため、無効パケットが複数発生した場合に画像上に劣化が重畳される場合でも、映像品質について十分な推定精度が得られる。
f(X)=1 …(1)
0<f(X)<1 …(2)
f(X)=a・(X/b)2 …(3)
このようにして与えられた重み付け関数f(X)について、無効パケットごとに計数された無効フレーム数Xを入力値とすれば、その出力値f(X)として重み付け係数が得られる。
そして、当該ケースの重み付け関数f(X)に基づき重み付け係数f(Xi)を求め、得られた重み付け係数f(Xi)を当該無効フレーム数Xに積算することにより重み付けを行い、得られた重み付け無効フレーム数X・f(X)を集計することにより、Gjの無効フレーム数を算出する。
次に、図4を参照して、本発明の一実施の形態にかかる映像品質推定装置の動作について説明する。図4は、本発明の一実施の形態にかかる映像品質推定装置の映像品質推定処理を示すフローチャートである。
映像品質推定装置1の演算処理部10は、操作入力部11や通信I/F部16で検出された処理開始指示、あるいは演算処理部10内の計時部(図示せず)による処理開始時点の到来に応じて、図4の映像品質推定処理を開始する。ここでは、映像フレームのグループがGOP構成で規定される場合を例として説明する。
また、演算処理部10は、無効パケット情報収集部21により、所定の測定区間内における無効パケット発生情報を通信I/F部16から収集する(ステップ101)。
ここで、当該GOP内に複数の無効パケットが発生している場合(ステップ102:YES)、当該GOP内の異なるフレームでそれぞれ無効パケットが発生し、かつこれら無効パケットの影響が当該GOP内の任意のフレームで重畳しているか判定する(ステップ103)。
演算処理部10は、測定区間内の全GOPに関する無効フレーム数の集計が完了していない場合は(ステップ107:NO)、ステップ102に戻って未処理のGOPに関する処理を繰り返し実行する。
このように、本実施の形態は、無効パケット情報収集部21により、データパケットのうち受信装置2で正常に再生できなかった無効パケットに関する無効パケット情報を収集し、無効フレーム数算出部23により、無効パケット情報とフレーム構成とに基づいて、フレームのうち無効パケットの影響により受信装置で正常に復号できなかった無効フレームの数を集計し、映像品質推定モデルDB26により、無効フレーム数と映像品質値との関係を示す映像品質推定モデルを予め記憶し、映像品質推定部24により、映像品質推定モデルDB26から映像品質推定モデルを読み出して、無効フレーム数算出部23で算出された無効フレーム数に対応する映像品質推定値を、映像品質推定モデルに基づいて算出している。
したがって、無効フレーム数を算出する際、重畳劣化の映像品質に対する影響が重み付けとして考慮されるため、複数発生した無効パケットに起因して同一画像上に劣化が重畳される場合でも、映像品質について十分な推定精度が得られる。
以上の説明では、映像配信サービスを例として説明したが、これに限定されるものではなく、双方向映像通信サービスにおいても適用可能である。この場合、映像品質推定方法を実現するための機能部として、無効パケット情報収集部21、符号化情報取得部22、無効フレーム数算出部23、映像品質推定部24、重み付け関数DB25、および映像品質推定モデルDB26を、双方向映像通信クライアント端末の内部に設け、あるいは外部に独立して設ければよい。
Claims (6)
- 送信装置により、所定のフレーム構成情報に基づいて複数のフレームからなるフレームグループを処理単位として映像を各フレームに符号化し、これらフレームをデータパケットに格納し通信網を介して接続された受信装置へ送信する映像通信について、当該映像通信の映像品質を推定する、演算処理部と記憶部とを備えた映像品質推定装置で用いられる映像品質推定方法であって、
前記演算処理部により、前記データパケットのうち前記受信装置で正常に再生できなかった無効パケットに関する無効パケット情報を収集する無効パケット情報収集ステップと、
前記演算処理部により、前記無効パケット情報と前記フレーム構成とに基づいて、前記フレームのうち前記無効パケットの影響により前記受信装置で正常に復号できなかった無効フレームの数を集計する無効フレーム数算出ステップと、
前記記憶部により、前記無効フレーム数と映像品質値との関係を示す映像品質推定モデルを予め記憶する映像品質推定モデル記憶ステップと、
前記演算処理部により、前記記憶部から映像品質推定モデルを読み出して、前記無効フレーム数算出部で算出された無効フレーム数に対応する映像品質推定値を、前記映像品質推定モデルに基づいて算出する映像品質推定ステップと
を備え、
前記無効フレーム数算出ステップは、同一フレームグループ内の異なるフレームでそれぞれ無効パケットが発生し、かつこれら無効パケットの影響が任意のフレームで重畳している場合は、これら無効パケットごとに、対応する無効フレーム数を所定の重み付け係数で重み付けして集計する
ことを特徴とする映像品質推定方法。 - 請求項1に記載の映像品質推定方法において、
前記記憶部により、無効フレーム数と重み付け係数の対応関係を示す重み付け関数を予め記憶する重み付け関数記憶ステップをさらに備え、
前記無効フレーム数算出ステップは、前記無効フレーム数を重み付けする場合、前記記憶部から重み付け関数を読み出して、当該無効パケットの無効フレーム数に対応する重み付け係数を前記重み付け関数により算出し、得られた重み付け係数と当該無効パケットの無効フレーム数とを積算することにより、当該無効パケットの無効フレーム数を重み付けする
ことを特徴とする映像品質推定方法。 - 請求項2に記載の映像品質推定方法において、
前記重み付け関数は、無効フレーム数の増加に応じて重み付け係数が単調増加する関数からなることを特徴とする映像品質推定方法。 - 送信装置により、所定のフレーム構成情報に基づいて複数のフレームからなるフレームグループを処理単位として映像を各フレームに符号化し、これらフレームをデータパケットに格納し通信網を介して接続された受信装置へ送信する映像通信の映像品質を推定する映像品質推定装置であって、
前記データパケットのうち前記受信装置で正常に再生できなかった無効パケットに関する無効パケット情報を収集する無効パケット情報収集部と、
前記無効パケット情報と前記フレーム構成とに基づいて、前記フレームのうち前記無効パケットの影響により前記受信装置で正常に復号できなかった無効フレームの数を集計する無効フレーム数算出部と、
前記無効フレーム数と映像品質値との関係を示す映像品質推定モデルを予め記憶する映像品質推定モデル記憶部と、
この映像品質推定モデル記憶部から映像品質推定モデルを読み出して、前記無効フレーム数算出部で算出された無効フレーム数に対応する映像品質推定値を、前記映像品質推定モデルに基づいて算出する映像品質推定部と
を備え、
前記無効フレーム数算出部は、同一フレームグループ内の異なるフレームでそれぞれ無効パケットが発生し、かつこれら無効パケットの影響が任意のフレームで重畳している場合は、これら無効パケットごとに、対応する無効フレーム数を所定の重み付け係数で重み付けして集計する
ことを特徴とする映像品質推定装置。 - 請求項4に記載の映像品質推定装置において、
無効フレーム数と重み付け係数の対応関係を示す重み付け関数を予め記憶する重み付け関数記憶部をさらに備え、
前記無効フレーム数算出部は、前記無効フレーム数を重み付けする場合、前記重み付け関数記憶部から重み付け関数を読み出して、当該無効パケットの無効フレーム数に対応する重み付け係数を前記重み付け関数により算出し、得られた重み付け係数と当該無効パケットの無効フレーム数とを積算することにより、当該無効パケットの無効フレーム数を重み付けする
ことを特徴とする映像品質推定装置。 - 請求項5に記載の映像品質推定装置において、
前記重み付け関数は、無効フレーム数の増加に応じて重み付け係数が単調増加する関数からなることを特徴とする映像品質推定装置。
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