JP4732867B2 - 法長測定テープ保持具 - Google Patents

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Description

本発明は、法長(法面の長さ)を測定する広幅帯状の測定テープの測定始点、測定終点、及びその中間点を部分保持するための法長測定テープ保持具(以下、単に「テープ保持具」と略称することもある)に関するものである。
例えば、堤防法面の草刈又は芝刈、或いは堤防法面の盛土の各工事の請負契約は、その面積を基準にして行われる。堤防法面は、図13に示されるように、法面方向(傾斜方向)に沿って傾斜角の異なる複数の法面(以下、「分割法面」という)で構成されることが多く、隣接する分割法面F1 〜F3 が交叉する線における測定テープと交叉する点を「変化点」と称している。そして、堤防法面の面積は、堤防に沿って所定間隔をおいて多数の管理測点(A1 ,A2 ・・・An)を設けておいて、各管理測点における法長を、「リボンロッド」と称される測定テープを用いて測定し、この法長(S1 ,S2 ・・・Sn)と、各管理測点間の距離である区間長〔L1 ,L2 ,・・・,L(n-1) 〕とに基づいて、図13に示される面積計算用の展開図を作成して、請負工事の総面積を計算している。
各管理測点における法長は、複数の変化点(P1 〜P4 )において広幅帯状の測定テープを引っ張って保持することにより、各分割法面における測定テープの弛みを解消して、正確な法長を測定している。また、上記請負契約において、発注者は受注者に対して、測定始点、測定終点、及び1ないし複数の変化点(P1 〜P4 )における測定テープの「部分写真」と、各管理測点における測定テープの「全体写真」との提出を要求して、法長測定結果の信頼性を確保しているのが取引の現実である。なお、図示の例は、最も高い変化点P1 が測定始点となっており、最も低い変化点P4 が測定終点となっている例である。
従来の各管理測点における法長の測定は、図12に示されるように、各変化点(P1 〜P4 )においてそれぞれ別の作業者Mが測定テープTを引っ張った状態で各変化点(P1 〜P4 )に押え付けた状態で撮影して、上記した「部分写真」と「全体写真」を得ていた。なお、図12において、11は、テープケースを示し、31は、ピンポールと称されるロッドを示し、32は、測定した数値を記入するための可搬黒板を示し、Cは、上記した「部分撮影」及び「全体撮影」のためのカメラを示す。よって、法長の測定に多数の作業者が必要であるばかりか、弛みの発生により実長よりも長く測定され易くなって、取引の公正に欠ける問題があった。
また、測定テープを用いて道路幅を2人で測定する際に、前記測定テープを道路面に対して起立保持させるための立設具として、特許文献1に開示のものが知られている。この立設具は、側面形状が略T字状をなしていて、対向する二枚の板体の上部に形成された隙間から測定テープを二枚の板体の間に挿入して保持する構成である。このため、道路面のような水平面又は水平に近い面に対しては起立可能であるが、堤防の法面等のような傾斜した土面に対しては使用できない。
実用新案登録第310440号公報
本発明は、法長を測定する広幅帯状の測定テープに張力を付与した状態で、測定始点、測定終点、及びその中間点を部分保持できるようにして、法長測定の作業を容易にすると共に、実長を測定可能にして取引の公正を図ることが可能な法長測定テープ保持具の提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、法面の長さを測定する広幅帯状の測定テープの測定始点、測定終点、及びその中間点を部分保持するための法長測定テープ保持具であって、土中に差し込まれる本体差込棒と、該本体差込棒の両側又は一方側に配置されて、該本体差込棒と一体に連結された複数本のテープ巻付棒とから成り、前記本体差込棒、及び複数本の前記テープ巻付棒の全ては、互いに所定間隔をおき、かつ互いに平行となって略同一平面内に配置され、しかも、前記テープ巻付棒の長手方向に沿った同一側の一端には、前記本体差込棒又は隣接する別のテープ巻付棒との間で前記測定テープを挿脱可能とするテープ挿脱開口がそれぞれ形成され、前記本体差込棒の先端を土中に差し込んだ状態で、本体差込棒、及び複数本のテープ巻付棒との間で測定テープを交互に巻き付けて、テープ張力により測定テープを部分保持するように構成したことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、テープ挿脱開口から広幅帯状の測定テープを挿入して、本体差込棒、及び複数本のテープ巻付棒との間に測定テープを交互に巻き付けた状態で、本体差込棒を地中に埋設することにより、測定テープは弛みを生ずることなく所定の張力が付与された状態で部分保持される。本体差込棒を含めて複数本のテープ巻付棒に測定テープが交互に巻き付けられるために、測定テープに作用する張力は、該測定テープの前記部分保持を一層確実とするように作用する。このため、前記テープ巻付部分において測定テープは容易には巻き戻されなくなって、テープ保持具のテープ巻付部分において確実に部分保持される。よって、各管理測点の複数の変化点において、本発明に係る法長測定テープ保持具を使用して測定テープを部分保持できて、法長測定のための作業者の数を減じられると共に、測定テープの弛みがなくなって、実長が測定される結果、取引の公正が図られる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記本体差込棒の反差込側には、前記テープ巻付棒を挟んで略T字状をした吊下げ部を兼用した押込み部が一体に形成されていることを特徴としている。
本体差込棒を延長した形態で形成された押込み部により、テープ保持具の本体差込棒を地中に容易に差し込むことができると共に、テープ保持具の運搬時等の非使用時においては、押込み部を吊下げ部として使用して、手に吊り下げて運搬等を行える。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記複数本のテープ巻付棒のテープ挿脱開口と反対の側において、前記本体差込棒及び複数本のテープ巻付棒が配置される略平面状の面に対して略直交して、前記本体差込棒に固定された補助差込棒を備え、前記本体差込棒と補助差込棒との双方を土中に差し込むことにより、測定テープを法面に対して傾斜して配置可能にしたことを特徴としている。
請求項3の発明によれば、補助差込棒の全体を土中に差し込むことにより、測定テープの面全体を法面と平行に配置した状態で、測定テープを部分保持できると共に、本体差込棒と補助差込棒とをそれぞれ所定深さだけ土中に差し込むことにより、測定テープのテープ面を法面に対して傾斜させて配置できる。測定テープのテープ面が法面に対して傾斜して配置されることにより、上記した「部分写真」及び「全体写真」の撮影に際して、法面に沿って張り渡された測定テープの全体の状態が分かり易くなると共に、数値が施されたテープ面の撮影が可能となって、発注者に対する提出書類である写真の信頼性が増す。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記本体差込棒及び前記補助差込棒の反差込側には、前記テープ巻付棒を挟んで略T字状をした吊下げ部を兼用した押込み部がそれぞれ一体に形成されていることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、吊下げ部を兼用した押込み部の存在により、本体差込棒、及び補助差込棒を個別に土中に容易に差し込むことができると共に、運搬等の非使用時においても、2種類の態様で運搬等を行える。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、本体差込棒には、刈芝、刈草等の高さに対応する長さを有して2色のペンキで交互に塗り分けられていることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、法面に対して本体差込棒を略垂直にして差し込んで、その近辺の刈芝、刈草等と、本体差込棒に2色に塗り分けられた各部分の長さを比較することにより、目視で刈芝、刈草等の高さを確認できる。
本発明によれば、本体差込棒を含めて複数本のテープ巻付棒に測定テープが交互に巻き付けられて部分保持されるために、測定テープに作用する張力は、前記部分保持を一層確実とするように作用するので、前記テープ巻付部分において測定テープは容易には巻き戻されなくなって、テープ保持具のテープ巻付部分において確実に部分保持される。よって、各管理測点の複数の変化点において、本発明に係る法長測定テープ保持具を使用して測定テープを部分保持できて、法長測定のための作業者の数を減じられると共に、測定テープの弛みがなくなって、測定精度も高められる。
また、補助差込棒を備えた構成にすると、法面に対してテープ保持具を傾斜させたり、或いは密着させることができて、測定テープのテープ面を法面に対して傾斜させたり、或いは平行にして配置することが可能となる。特に、測定テープを法面に対して傾斜配置させることにより、上記した「部分写真」及び「全体写真」の撮影の際に、測定テープの全体の状態が分かり易くなると共に、測定テープの目盛りを含めて撮影できて、法長測定結果を確認するための写真の信頼性が増す。
以下、複数の実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1のテープ保持具H1 の斜視図であり、図2は、テープ保持具H1 を用いて法長を測定している状態の全体斜視図であり、図3は、テープ面を法面と平行に配置された測定テープTを実施例1のテープ保持具H1 により部分保持している状態の斜視図であり、図4は、テープ面が法面に対して垂直に配置された測定テープTを実施例1のテープ保持具H1 により部分保持している状態の斜視図であり、図5は、テープ面が法面に対して傾斜して配置された測定テープTを実施例1のテープ保持具H1 により部分保持している状態の斜視図であり、図6は、テープ面を法面に対して垂直に配置した場合において、赤色及び白色の各ペンキ部10a,10bの長さにより刈芝13の高さを読み取ることができる状態を示す図であり、図7(イ)〜(ハ)は、それぞれ測定テープTの測定始端をテープ保持具H1 に係止させた状態の断面図、測定テープTにおける変化点P2 〜P4 の部分をテープ保持具H1 に巻き付けた第1巻付状態の断面図、同じく第2巻付状態の断面図である。
テープ保持具H1 は、複数本の金属棒材を溶接して形成されたものであって、土中への差し込みを容易するために先端部が先鋭となった本体差込棒1と、該本体差込棒1の非差込側の部分の両側に所定間隔をおいて該本体差込棒1と略平行に配置されて、非差込側の端部が溶接Wにより固着された2本のテープ巻付棒2と、前記本体差込棒1及び2本のテープ巻付棒2が配置された平面に対して略垂直となって配置されて、前記本体差込棒1に溶接Wにより固着された補助差込棒3とを備えている。よって、本体差込棒1の両側に配置された各テープ巻付棒2の差込み側の端部には、本体差込棒1との間において広幅帯状の測定テープTを挿入したり、脱出させたりするためのテープ挿脱開口4が形成されている。また、補助差込棒3の先端部は土中への差し込みを容易にするために先鋭に形成されていると共に、その基端部はL字状に折り曲げられて、この折曲げ部3aが溶接により本体差込棒1に固着されている。
本体差込棒1は、2本の補助差込棒3を超えて更に延設されていて、延設部1aの端部には短い棒材5が溶接Wにより固着されることにより、吊下げ棒を兼用した略T字状をした押付け部6が形成されている。同様にして、本体差込棒1における補助差込棒3が固着された部分と反対側には、吊下げ棒を兼用した略T字状をした押付け部7が一体に形成されている。即ち、押付け部7は、補助差込棒3を本体差込棒1を超えて延設した部分に配置されて、先端部のL字状に折り曲げられた部分が溶接Wにより本体差込棒1に固着された棒材8と、該棒材8の自由端に近い部分に前記棒材8と略直交して溶接Wにより固着された短い棒材9とから成る。
また、図1に示されるテープ保持具H1 において、無数の点を施した部分は、赤色のペンキが塗られた赤色ペンキ部10aであり、残りの部分は白色のペンキが塗られた白色ペンキ部10bである。即ち、本体差込棒1及び補助差込棒3には、赤色と白色の各ペンキが所定長さで交互に塗り分けられている。そして、本体差込棒1の差込方向Q1 、及び補助差込棒3の差込方向Q2 に沿った部分における同一色のペンキが塗られている部分の長さ(N)は、5cmとなっている。この5cmの長さは、堤防等の芝刈作業を行う場合には、刈芝の長さは通常「5cm」と定められていることに対応させてあり、テープ保持具H1 の本体差込棒1を法面に対して垂直に差し込んだ場合に、同一色のペンキが塗られた部分の長さと比較することにより、目視により刈芝の長さが分かるようにしたものである。なお、雑草の刈取りの場合には、その刈高は通常は「10cm」と定められているために、雑草を刈り取った部分の法長を測定するのに使用するテープ保持具に赤白の2色のペンキで塗り分ける場合には、テープ保持具の差込方向に沿った各色の部分の長さを「10cm」とすればよい。
そして、上記したテープ保持具H1 を使用して、法面の芝生を刈り取った後の各管理測点A1 〜Anの法長を測定するには、以下のようにして行う。測定テープTは、広幅帯状であって、その全体がテープケース11に巻回収納されており、テープケース11から引き出して使用される。図2及び図7(イ)に示されるように、測定テープTの始端部には、金属から成る断面L字形の係止金具12が一体に取付けられている。図2に示される状態は、測定テープTのテープ面を法面と平行に配置して法長を測定する例であって、測定テープTの測定始端は、変化点P1 に位置していて、変化点P1 の部分にテープ保持具H1 の補助差込棒3を垂直にして差し込むことにより、本体差込棒1が法面の傾斜方向Sと直交する方向に沿って平行に配置されて、本体差込棒1の全体が土面に接しているか、或いは近接している使用例である。測定テープTの測定始端は、この部分の係止金具12の係止板部12aが本体差込棒1の非差込側の部分に係止されている〔図7(イ)参照〕。また、各変化点P2 〜P4 においては、テープ保持具H1 は前記変化点P1 と同一状態で土中に差し込まれていて、測定テープTは、中央に配置された本体差込棒1と、その両側に配置された各テープ巻付棒2との計3本の各棒材に交互に巻き付けられている。なお、測定テープTは、予めテープ保持具H1 の各テープ挿脱開口4から内部に上記した巻付状態で挿入されていて、この状態で、測定テープTに対してテープ保持具H1 を移動させることにより、テープ保持具H1 を各変化点P2 〜P4 に差し込んでいる。
このため、各分割法面F1 〜F3 において、測定テープTに張力を付与することにより、測定テープTは各分割法面F1 〜F3 に異なる傾斜角度の傾斜面に沿って弛みを生ずることなく配置されると共に、測定始点を除く残りの変化点P2 〜P4 において土中に差し込まれた各テープ保持具H1 においては、上記のようにして、本体差込棒1と、その両側の各テープ巻付棒2との計3本の各棒材に測定テープTが交互に巻き付けられていて、巻付形態自体が大きな巻戻し抵抗となるために、測定テープTに作用する張力によっては、簡単には巻き戻されない。このため、法面に沿って張り渡された測定テープTは、各変化点P2 〜P4 に差し込まれた各テープ保持具H1 により部分保持されて、各分割法面F1 〜F3 に配置された測定テープTの各部分は、弛みが生ずることなく張力が付与された状態を維持するために、正確な法長の測定が可能となる。なお、本体差込棒1と、その両側の各テープ巻付棒2との計3本の各棒材に測定テープTを交互に巻き付ける形態には、図7(ロ),(ハ)に示される2つがあり、そのいずれでも問題はないが、法長の測定点である変化点P4 においては、図7(ハ)に示されるように、本体差込棒1が測定テープTを上方から覆うように配置した方が測定値の読み取りが容易になると思われる。
そして、工事発注者に提出するために、各変化点P1 〜P4 の部分における「部分写真」と、特定の管理測点における「全体写真」を撮影すると共に、特定の管理測点における法長を記録して、後に行う請負工事の総面積の計算のための「データ」として用いる。上記した法長測定、及び写真撮影を全ての管理測点A1 〜Anにおいて行う。
また、図4は、本体差込棒1のみを土中に所定長だけ差し込んで、テープ面が法面に対して垂直に配置された測定テープTをテープ保持具H1 で保持する別の使用例の斜視図である。この使用例においても、本体差込棒1と、その両側の各テープ巻付棒2との計3本の各棒材に測定テープTが交互に巻き付けられていて、巻付形態自体が大きな巻戻し抵抗を発生するために、測定テープTに作用する張力によっては、簡単には巻き戻されない点は、上記したテープ面を水平にして使用する場合と同様であるが、テープ面が垂直の場合には、以下の利点がある。第1に、特定の隔離測点において測定テープTが法面に沿って張り渡された状態の「全体写真」を撮影する際に、測定テープTの全体において弛みが生じていないことの確認が可能であること、及び図6に示されるように、テープ保持具H1 の本体差込棒1に塗られた赤色及び白色の各ペンキ部10a,10bの長さと、本体差込棒1の周辺の刈芝13の長さとを比較することにより、刈芝13が契約刈長である長さ(5cm)に刈り取られているか否かを目視により確認できることである。
更に、図5は、本体差込棒1及び補助差込棒3の双方を所定長だけ土中に差し込むことにより、テープ面が法面に対して傾斜して配置された測定テープTをテープ保持具H1 により部分保持している状態の斜視図である。後述する別の実施例2〜5のテープ保持具H2 〜H5 に比較して、実施例1のテープ保持具H1 は、本体差込棒1及び補助差込棒3を有していて、その双方を土中に差し込むことにより、測定テープTを法面に対して傾斜して配置でき、しかもその傾斜角度を調整できる点に特徴を有する。測定テープTを法面に対して傾斜して配置することにより、前記した「部分写真」及び「全体写真」において、測定テープに施された「数値(目盛り)」及び測定テープ全体の「張り渡し状態」の確認が容易となる利点がある。
図8は、本発明の実施例2のテープ保持具H2 の斜視図である。テープ保持具H2 は、前記テープ保持具H1 において、補助差込棒3、及びこれに対応する押付け部7を欠落させた構成であって、テープ保持具H1 と同一部分には同一符号を付す。テープ保持具H2 は、主として測定テープTを法面に対して垂直にして配置する場合に使用され、必要に応じて測定テープTを法面に対して傾斜させて配置することも可能であり、その使用方法は、前記テープ保持具H1 と同一である。
参考例1
図9は、本発明の参考例1のテープ保持具H3 の斜視図である。テープ保持具H3 は、前記テープ保持具H2 において、本体差込棒1の一方側に配置されたテープ巻付棒2を欠落させて、本体差込棒1の一方側にのみテープ巻付棒2を設けた構成であり、本体差込棒1とテープ巻付棒2とに測定テープTを交互に巻き付けることにより、測定テープTを部分保持する。
図10は、本発明の実施例のテープ保持具H4 の斜視図である。テープ保持具H4 は、本体差込棒1の被差込側の一側方に2本のテープ巻付棒2が所定間隔をおいて前記本体差込棒1と平行に配置されて、本体差込棒1の差込側の部分において該本体差込棒1に一体に溶接Wされた構成である。よって、テープ挿脱開口4は、本体差込棒1の被差込側に形成される。このように、テープ保持具H4 は、2本のテープ巻付棒2が本体差込棒1の一方の側に配置されている点、及びテープ挿脱開口4が本体差込棒1の被差込側に形成されている点において、前記テープ保持具H1 と異なる。特に、本体差込棒1と2本のテープ巻付棒2に巻き付けられた測定テープTは、外側のテープ巻付棒2の一端の屈曲部2aに支持されるために、測定テープTの支持状態が安定する利点がある。
参考例2
図11は、本発明の参考例2のテープ保持具H5 の斜視図である。テープ保持具H5 は、測定テープTを法面に対して押え付けるための押付け棒21 と、該押付け棒21 に対して略直交して一体に溶接Wされて、土中に差し込まれる差込み棒22とから成る。差込み棒22の被差込側の部分は、押付け棒21 を挟んで反対側に延設された状態となっていて、押付け部23が形成されている。このテープ保持具H5 は、差込み棒22を土中に差し込むことにより、テープ面が法面に沿って配置された測定テープTを押付け棒21 により押し付ける形態で使用される。
なお、上記した各テープ保持具H1 ,H2 ,H4 は、2本のテープ巻付棒2を備えたものであるが、テープ巻付棒2の本数は3本以上であってもよく、テープ巻付棒2の本数が増加する程、本体差込棒1と複数本のテープ巻付棒2との間に交互に張力が付与された状態で巻き付けられた測定テープTを滑ることなく、しっかりと保持できる。
また、上記した本発明に係るテープ保持具の使用例は、堤防法面の芝刈り、又は草刈り後における芝刈り等の面積を測定するのに用いられるものであるが、堤防法面の盛土を行う場合における面積測定のための法長測定においても、本発明に係るテープ保持具は使用可能である。
本発明の実施例1のテープ保持具H1 の斜視図である。 テープ保持具H1 を用いて法長を測定している状態の全体斜視図である。 テープ面を法面と平行に配置された測定テープTを実施例1のテープ保持具H1 により部分保持している状態の斜視図である。 テープ面が法面に対して垂直に配置された測定テープTを実施例1のテープ保持具H1 により部分保持している状態の斜視図である。 テープ面が法面に対して傾斜して配置された測定テープTを実施例1のテープ保持具H1 により部分保持している状態の斜視図である。 テープ面を法面に対して垂直に配置した場合において、赤色及び白色の各ペンキ部10a,10bの長さにより刈芝13の高さを読み取ることができる状態を示す図である。 (イ)〜(ハ)は、それぞれ測定テープTの測定始端をテープ保持具H1 に係止させた状態の断面図、測定テープTにおける変化点P2 〜P4 の部分をテープ保持具H1 に巻き付けた第1巻付状態の断面図、同じく第2巻付状態の断面図である。 本発明の実施例2のテープ保持具H2 の斜視図である。 本発明の参考例1のテープ保持具H3 の斜視図である。 本発明の実施例のテープ保持具H4 の斜視図である。 本発明の参考例2のテープ保持具H5 の斜視図である。 法長の従来の測定方法を示す全体斜視図である。 面積計算用の展開図である。
1 〜An:管理測点
1 〜F3 :分割法面
1 〜H5 :テープ保持具
1 〜L(n-1) :区間長
1 〜Sn:法長
T:測定テープ
1:本体差込棒
2:テープ巻付棒
3:補助差込棒
4:テープ挿脱開口
6,7,23:押付け部
21:押付け棒
22:差込み棒

Claims (5)

  1. 法面の長さを測定する広幅帯状の測定テープの測定始点、測定終点、及びその中間点を部分保持するための法長測定テープ保持具であって、
    土中に差し込まれる本体差込棒と、
    該本体差込棒の両側又は一方側に配置されて、該本体差込棒と一体に連結された複数本のテープ巻付棒とから成り、
    前記本体差込棒、及び複数本の前記テープ巻付棒の全ては、互いに所定間隔をおき、かつ互いに平行となって略同一平面内に配置され、
    しかも、前記テープ巻付棒の長手方向に沿った同一側の一端には、前記本体差込棒又は隣接する別のテープ巻付棒との間で前記測定テープを挿脱可能とするテープ挿脱開口がそれぞれ形成され、
    前記本体差込棒の先端を土中に差し込んだ状態で、本体差込棒、及び複数本のテープ巻付棒との間で測定テープを交互に巻き付けて、テープ張力により測定テープを部分保持するように構成したことを特徴とする法長測定テープ保持具。
  2. 前記本体差込棒の反差込側には、前記テープ巻付棒を挟んで略T字状をした吊下げ部を兼用した押込み部が一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の法長測定テープ保持具。
  3. 前記複数本のテープ巻付棒のテープ挿脱開口と反対の側において、前記本体差込棒及び複数本のテープ巻付棒が配置される略平面状の面に対して略直交して、前記本体差込棒に固定された補助差込棒を備え、
    前記本体差込棒と補助差込棒との双方を土中に差し込むことにより、測定テープを法面に対して傾斜して配置可能にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の法長測定テープ保持具。
  4. 前記本体差込棒及び前記補助差込棒の反差込側には、前記テープ巻付棒を挟んで略T字状をした吊下げ部を兼用した押込み部がそれぞれ一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の法長測定テープ保持具。
  5. 前記本体差込棒は、刈芝、刈草等の高さに対応する長さを有して2色のペンキで交互に塗り分けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の法長測定テープ保持具。
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