JP4730024B2 - 操舵角異常診断装置 - Google Patents
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Description
操舵ハンドルから操向輪までの操舵軸の回転角を検出する少なくとも2つの回転角検出手段と、
1つの回転角検出手段を第1回転角検出手段、他の回転角検出手段のうち任意の1つを第2回転角検出手段としたとき、前記第2回転角検出手段により検出された回転角検出値(第2今回値)が、この第2今回値の検出直前に前記第1回転角検出手段により検出された回転角検出値(第1前回値)と、前記第1回転角検出手段により前記第1前回値の検出直後に検出された回転角検出値(第1今回値)との間から外れた値であるとき、操舵角が正常に検出されない状態である操舵角異常と判定する異常判定手段と、
を備えることを特徴とする。
図1は、実施例1の操舵角異常診断装置を適用したステアバイワイヤシステムの全体構成図である。
[異常診断制御処理]
図2,3は、実施例1のコントロールユニット14で実行される異常診断制御処理の流れを示すフローチャート(異常判定手段に相当)で、以下、各ステップについて説明する。なお、以下の制御処理は、第1操舵角センサ2の第1センサ値(第1今回値)S1(k)が読み込まれた時点で実行される。
δ1<|δS1|<δ2 ただし、δ1:第1センサ変化下限値、δ2:第1センサ変化上限値
δ3<|δS2|<δ4 ただし、δ3:第2センサ変化下限値、δ4:第2センサ変化上限値
ここで、センサ変化下限値は、センサの分解能および計算機に取り込まれた状態でのノイズレベルによって決められる。また、センサ変化上限値はセンサがセンシングできる最大角速度や操舵ハンドル1の最大角速度等により決められる。
実施例1では、ステップS103において、第1センサ値S1(k)と第1前回値S1(k-1)との差から第1回転角変化量δS1を求め、同様に第2センサ値S2(k)と第2前回値S2(k-2)との差から第2回転角変化量δS2を算出している。
条件1:δS1>0 かつ S1(k)+α>S2(k)のとき、
S1(k-1)<S2(k) →正常
条件2:δS1>0 かつ S1(k)+α<S2(k)のとき、
S1(k-1)<S2(k-1) →正常
条件3:δS1≦0 かつ S1(k)−α<S2(k)のとき、
S1(k-1)>S2(k) →正常
条件4:δS1≦0 かつ S1(k)−α>S2(k)のとき、
S1(k-1)>S2(k-1) →正常
|δS1|≦δ1 かつ |δS2|≦δ3
|δS1|>δ2 もしくは |δS2|>δ4
すなわち、この場合には、図6に示すように、角速度異常としてセンサ異常とする。図6では、第2操舵角センサ5が設定した最大角速度よりも大きくなっており、この場合は角速度異常値として異常診断する。
(|δS1|≦δ1 かつ |δS2|>δ3)もしくは(|δS1|≦δ1 かつ|δS2|>δ3)
この場合、どちらかのセンサ値が変化しなくなっているセンサ異常として診断している。
特開2002−104211号公報に記載の技術では、各操舵角検出値の偏差が所定の異常判定操舵角しきい値を超えたとき、操舵角異常と判定しているため、各操舵角検出値の偏差が、異常診断装置のセンサ値の読み込みタイミングの差に起因して変化する場合、異常判定操舵角しきい値を操舵ハンドルの最大操舵角速度に合わせて大きく設定しなければならず、操舵角速度が低い場合に操舵角異常を検出できないおそれがある。一方、異常判定操舵角しきい値を小さくして検出感度を上げると、操舵角速度が高い場合に操舵角異常の誤検出が発生する(図7)。
実施例1の操舵角異常診断装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
[異常診断制御処理]
図8は、実施例2のコントロールユニット14で実行される異常診断制御処理の流れを示すフローチャート(異常判定手段に相当)で、以下、各ステップについて説明する。なお、実施例1と異なる部分のみ説明する。
[異常診断制御ロジック]
実施例2では、実施例1の異常判断(ステップS109〜ステップS116)に対し、ステップS202〜ステップS205において、下記のような異常判断を追加している。
条件5:δS1>0 かつ S1(k)+α>S2(k)のとき、
S1(k-2)−α<S2(k) →正常
条件6:δS1>0 かつ S1(k)+α<S2(k)のとき、
S1(k-2)−α<S2(k-1) →正常
条件7:δS1≦0 かつ S1(k)−α<S2(k)のとき、
S1(k-2)+α>S2 →正常
条件8:δS1≦0 かつ S1(k)−α>S2(k)のとき、
S1(k-2)+α>S2(k-1) →正常
実施例2の操舵角異常診断装置にあっては、実施例1の効果(1)〜(3)に加え、以下の効果が得られる。
[異常診断制御処理]
図10〜12は、実施例3のコントロールユニット14で実行される異常診断制御処理の流れを示すフローチャート(異常判定手段に相当)で、以下、各ステップについて説明する。なお、実施例1または実施例2と異なる部分のみ説明する。
実施例3では、実施例2に示した通常診断状態で、正常と判断された後、すなわち、図10のステップS302、ステップS304、ステップS306またはステップS308でYESと判定された後、第1センサ値S1(k)と第1前回値S1(k-1)、もしくは第1センサ値S1(k)と第1前々回値S1(k-2)とから、他方の第2センサ推定値C'を推定し、第2センサ値S2(k)と比較する。
C'=δt×t1×(A−B)+B
ただし、t1は第1操舵角センサ2のサンプリング時間
δt=δt+2
=tS1−tS2+t2
ただし、tS1:サンプリングの速い第1操舵角センサ2の読み込まれた時間
tS2:サンプリングの遅い第2操舵角センサ5の読み込まれた時間
t2:サンプリングの速い第1操舵角センサ2のサンプリング時間
実施例3の操舵角異常診断装置にあっては、実施例1の効果(1)〜(3)、実施例2の効果(4)に加え、以下の効果が得られる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1〜3に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1〜3に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
2 第1操舵角センサ
3 トルクセンサ
4 反力モータ
5 第2操舵角センサ
6 バックアップクラッチ
7 ケーブルコラム
9,9 転舵モータ
10,10 転舵モータ回転角センサ
11 ピニオン角センサ
12 舵取り機構
13,13 前輪
14 コントロールユニット
Claims (6)
- 操舵ハンドルから操向輪までの操舵軸の回転角を検出する少なくとも2つの回転角検出手段と、
1つの回転角検出手段を第1回転角検出手段、他の回転角検出手段のうち任意の1つを第2回転角検出手段としたとき、前記第2回転角検出手段により検出された回転角検出値(第2今回値)が、この第2今回値の検出直前に前記第1回転角検出手段により検出された回転角検出値(第1前回値)と、前記第1回転角検出手段により前記第1前回値の検出直後に検出された回転角検出値(第1今回値)との間から外れた値であるとき、操舵角が正常に検出されない状態である操舵角異常と判定する異常判定手段と、
を備えることを特徴とする操舵角異常診断装置。 - 請求項1に記載の操舵角異常診断装置において、
前記第1回転角検出手段の回転角検出周期は、前記第2回転角検出手段の回転角検出周期よりも短いことを特徴とする操舵角異常診断装置。 - 請求項1または請求項2に記載の操舵角異常診断装置において、
前記異常判定手段は、前記第1前回値と前記第1今回値との偏差が所定偏差よりも小さいとき、前記第1前回値および前記第1今回値を前記所定偏差に基づいて補正することを特徴とする操舵角異常診断装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の操舵角異常診断装置において、
前記異常判定手段は、前記第1前回値と前記第1今回値とから得られる回転角速度、または前記第2前回値と前記第2今回値とから得られる回転角速度が過大であるとき、前記操舵角異常と判定することを特徴とする操舵角異常診断装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の操舵角異常診断装置において、
前記異常判定手段は、前記第1今回値と前記第1前回値とから前記第2今回値の推定値である第2推定値を算出し、この第2推定値と前記第2回転角検出手段により検出された前記第2今回値との偏差が所定値以上のとき、前記操舵角異常と判定することを特徴とする操舵角異常診断装置。 - 操舵ハンドルから操向輪までの操舵軸の回転角を少なくとも2つの回転角検出手段により検出し、
1つの回転角検出手段の回転角検出値(第2今回値)が、この第2今回値の検出直前に検出された他の回転角検出手段のうちの1つの回転角検出値(第1前回値)と、この第1前回値の検出直後に検出された回転角検出値(第1今回値)との間から外れた値であるとき、操舵角が正常に検出されない状態である操舵角異常と判定することを特徴とする操舵角異常診断装置。
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JP2005248784A JP4730024B2 (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 操舵角異常診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005248784A JP4730024B2 (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 操舵角異常診断装置 |
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JP2005248784A Active JP4730024B2 (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 操舵角異常診断装置 |
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