JP4729505B2 - デジタルオーディオ信号の変換及び変換されたデジタルオーディオ信号の逆変換の方法並びに装置 - Google Patents

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Description

本発明は、時間領域から別領域へのデジタルオーディオ信号の変換、及び変換されたデジタルオーディオ信号の時間領域への逆変換の方法並びに装置に関する。
コーデックで使用される時間領域から周波数領域または周波数領域から時間領域への既知の変換には、離散余弦変換(DCT)や修正離散余弦変換(MDCT)がある。どちらのタイプの変換にも、大きな計算パワーが必要であるとの不利な点がある。その理由は、計算には入出力値よりも高い精度の乗算が必要だからである。例えば、オーディオコーデックでは、16ビットの整数入力サンプルと出力値に基づいて、多くの場合、内部の計算は32ビットの固定小数点または浮動小数点の精度で実行される。入力値を余弦値とかける。この余弦値は処理パワーの負荷を減らすためルックアップテーブルに記憶されていることが多い。しかし、このようなテーブルは貴重なメモリ容量を使ってしまう。メモリ容量はオーディオプレーヤや携帯電話などの組み込みシステムで特に貴重である。
アダマール変換はこのような乗算は使用しないが、+1と−1のみを値として有する行列を使用する。しかし、アダマール変換を使用すると、符号化品質が悪くなりビットレートが高くなる。
DCTに対するMDCTの大きな利点は、ラッピングされること(lapped nature)である。すなわち、各入力サンプルは2回変換され、各出力サンプルは2つの逆変換の合計である。こうすることの効果は、量子化効果が平均化され、量子化により生じたノイズが最適な場合には完全に相殺されることである。オーバーラッピングに次いでサブサンプリングすることにより、MDCT変換された信号は入力信号と同数のサンプルを有する。
この特徴はアダマール変換を使用する場合は成り立たない。オーバーラップが50%である場合、変換されるサンプルは50%多くあるが、このことは圧縮の目的と相容れず、伝送上の大きな欠点を有する。
ほとんどのオーディオコーデックは、入力データを時間(または空間)領域からその他の領域(周波数領域)に変換し、その領域で圧縮と量子化を実行する。しかし、DCT変換やMDCT変換は、計算パワーとメモリの点で費用がかかる。
本発明により解決される問題は、MDCTの有利性を有するが計算パワーのかからない変換及び対応する逆変換を提供することである。この問題は、請求項1と2に開示した方法により解決される。これらの方法を利用する対応する装置は、請求項3と4にそれぞれ開示した。
本発明は、単一スケーリングから離れない乗算を用いないが、オーバーラッピングとサブサンプリング等のMDCTの有利性は保持する変換または逆変換を構成することによりこの問題を解決する。関係するN*N全体行列は、2つの異なるN/2行、N/4列の副行列と、これらの副行列の列順序を逆転させたものの組み合わせで構成される。これにより、副行列と、(N/2)*Ntransformation行列と、N*N全体行列は、+1と−1の値しか含まない。
本発明の変換は、時間領域とその他の領域の間の変更も表す。適当なオーバーラップとサブサンプリングを用いて、完全に再構成することができる。本発明の変換は、計算パワーとメモリの点でコストが非常に低いが、それは乗算や高精度の係数テーブルを使用しないからである。さらに、本発明の変換は、時間領域で50%オーバーラップしており、これが量子化アーティファクトを減少させる。同時に、2倍のサブサンプリングをしようする。すなわち、長さNのサンプルの変換の結果N/2変換値となる。別途サンプリングステップは必要ない。オーバーラップとの組み合わせにおいて、Lサンプルのストリームは、(リードイン及びリードアウトとは別の)L個の変換値になり、L個の逆変換値になる。有利にも、計算パワーの要求が非常に小さいこととは別に、本発明の変換の特徴はMDCTの特徴と非常によく似ている。
変換長さ全体にわたる量子化効果のスミア(smearing)、量子化アーティファクトが平均化されまたは相殺されるような50%のオーバーラップ、50%のオーバーラップに係わらず変換値の数が入力値の数と等しくなるようにするサブサンプリング。
原理的には、本発明の方法は、オーディオ信号プロセッサにおいて、デジタルオーディオ信号を時間領域から別領域に変換する方法に好適である。該方法は、Nを4の倍数としてN/2だけオーバーラップする、変換長さNのパーティションを前記デジタルオーディオ信号から形成するステップを有し、次の変換信号パーティションを供給するように、N/2行、N列の大きさの変換行列と前記パーティションの各々との乗算を実行するステップを有し、
前記変換行列は次の通り構成され:
Mh = [a lr(a) b lr(-1*b)]、
ここで、aとbは、それぞれは要素が+1または−1の値のみを含むN/2行、N/4列の副行列であり、前記副行列は線形独立であり、前記変換行列の情報により2の倍数だけサブサンプリングされたN入力ごとにN/2個の出力値を出力し、変換されたデジタルオーディオ信号を形成する。
また、オーディオ信号プロセッサにおいて、変換されたデジタルオーディオ信号を時間領域に逆変換する方法に対して好適である。変換されたデジタルオーディオ信号は次のステップで構成される:Nを4の倍数としてN/2だけオーバーラップする、変換長さNのパーティションを前記デジタルオーディオ信号から形成するステップを有し、次の変換信号パーティションを供給するように、N/2行、N列の大きさの変換行列と前記パーティションの各々との乗算を実行するステップを有し、前記変換行列は
Mh = [a lr(a) b lr(-1*b)]
として構成され、ここで、aとbは、それぞれは要素が+1または−1の値のみを含むN/2行、N/4列の副行列であり、前記副行列は線形独立であり、前記変換行列の情報により2の倍数だけサブサンプリングされたN入力ごとにN/2個の出力値を出力し、変換されたデジタルオーディオ信号を形成し、前記方法は、長さNの後続の逆変換信号パーティションを供給するように、大きさがN行、N/2列の逆変換行列invMhの前記変換された信号パーティションの各々との乗算を実行するステップと、前記逆変換行列invMhは次の行列の逆の左半分を取ることにより構成され
Figure 0004729505
ここで、aとbは上に定義した副行列であり、逆変換されたデジタルオーディオ信号を形成するようにオーバーラップして前記逆変換された信号パーティションを組み立てるステップであって、前記オーバーラッピングの大きさはN/2であり、前記逆変換された信号パーティションのサンプル値、前記逆変換されたデジタルオーディオ信号のサンプル値、または前記変換された信号パーティションの値はそれぞれ1/Nを乗算、またはNで除算、または対応する2値シフト演算することにより各々スケールされる。
原理的には、デジタルオーディオ信号を時間領域から別領域に変換する本発明の装置は、次の要素を有する:Nを4の倍数としてN/2だけオーバーラップする、変換長さNのパーティションを前記デジタルオーディオ信号から形成する手段と、次の変換信号パーティションを供給するように、N/2行、N列の大きさの変換行列と前記パーティションの各々との乗算を実行する手段と、を有し、前記変換行列は次の通り構成され:
Mh = [a lr(a) b lr(-1*b)]、
ここで、aとbは、それぞれは要素が+1または−1の値のみを含むN/2行、N/4列の副行列であり、前記副行列は線形独立であり、前記変換行列乗算手段は、変換行列の情報により2の倍数だけサブサンプリングされたN入力ごとにN/2個の出力値を出力し、変換されたデジタルオーディオ信号を形成する。
原理的には、変換されたデジタルオーディオ信号を逆変換する本発明の装置であって、変換デジタルオーディオ信号は次のステップで構成される:Nを4の倍数としてN/2だけオーバーラップする、変換長さNのパーティションを前記デジタルオーディオ信号から形成するステップと、次の変換信号パーティションを供給するように、N/2行、N列の大きさの変換行列と前記パーティションの各々との乗算を実行するステップを有し、前記変換行列は
Mh = [a lr(a) b lr(-1*b)]
として構成され、ここで、aとbは、それぞれは要素が+1または−1の値のみを含むN/2行、N/4列の副行列であり、前記副行列は線形独立であり、前記変換行列の情報により2の倍数だけサブサンプリングされたN入力ごとにN/2個の出力値を出力し、変換されたデジタルオーディオ信号を形成し、長さNの後続の逆変換信号パーティションを供給するように、大きさがN行、N/2列の逆変換行列invMhの前記変換された信号パーティションの各々との乗算を実行する手段を有し、前記逆変換行列invMhは次の行列の逆の左半分を取ることにより構成され
Figure 0004729505
ここで、aとbは上に定義した副行列であり、逆変換されたデジタルオーディオ信号を形成するようにオーバーラップして前記逆変換された信号パーティションを組み立てる手段であって、前記オーバーラッピングの大きさはN/2であり、前記逆変換された信号パーティションのサンプル値、前記逆変換されたデジタルオーディオ信号のサンプル値、または前記変換された信号パーティションの値はそれぞれ1/Nを乗算、またはNで除算、または対応する2値シフト演算することにより各々スケールされる。
本発明のこれ以外の有利な実施形態は、それぞれの従属項に開示されている。
添付した図面を参照して、本発明の実施形態例を説明する。
図1aにおいて、デジタル入力オーディオ信号XはパーティショナPARに入力される。このパーティショナPARでは、信号Xから対応する長さNのパーティションxが形成される。パーティションxは変換段階TRFで変換される。この変換段階TRFは、メモリMEM1から変換行列値Mhを取り、時間領域からそれと異なる領域に変換して、変換出力信号yを供給する。有利にも、変換されたx信号パーティションは、すでに2倍にサブサンプルされているので、余分なサブサンプラは必要ない。この信号は、例えば、量子化、ビットアロケーション、及び/または可変長コーディングを含むコーダCODで符号化される。そのため、結果的にデータレートは低くなり符号化サイド情報SI(例えば符号化パラメータ)を生成することができる。符号化されたオーディオ信号は段階MUXでサイド情報SIと乗算され、送信される信号Tを供給する。
図1bにおいて、転送された信号Tは、デマルチプレクサ段階DEMUXに入力される。このデマルチプレクサ段階DEMUXは、符号化オーディオ信号をサイド情報SIとともにデコーダDECに供給する。DECにおいて、符号化されたオーディオ信号が前記サイド情報SI(例えば、符号化/復号パラメータ)を用いて復号される。これには、例えば、可変長復号及び/または逆量子化が含まれる。復号された信号は、信号y′として長さNの逆変換ITRFに入力される。この逆変換ITRFは、メモリMEM2から逆変換行列値invMhを取り、前記異なる領域から時間領域に変換する。段階ASSでは、長さNの対応する信号パーティションx′がオーバーラップして組み立てられ、デジタル出力オーディオ信号X′となる。
変換器TRFにおける長さNの変換は、各場合に、長さLのデジタル入力オーディオ信号Xの長さNの対応するパーティションxが長さNの変換された信号yに変換されるように、実行される。この変換された信号yは、X′がXに等しくなるように、逆変換器ITRFのデコーダにおいて、出力信号X′の対応するパーティションx′に変換し戻される。これは、信号Xの最初のN/2のサンプルと後のN/2のサンプルは0であり、LがN/2の整数倍であるときに成り立つ。各入力信号Xはパッド(pad)することができるので、こうしても一般性は失わない。
変換長Nは、4の整数倍でなければならない、すなわち、n=N/4であり、nとNは整数である。(N/2)*N変換行列Mhは次の形である:
Mh = [a lr(a) b lr(-1*b)] ,
ここで、aとbは、要素が+1またはー1いずれかの2*n行、n列の副行列である。例えば、Ir(a)は、副行列aの列または要素の順序が逆になっていることを意味する。すなわち、lr([1 2 3 4])は[4 3 2 1]である。
N*Nの全体行列(full matrix)は以下の通りである:
Figure 0004729505
副行列aとbは、その行が互いに線形独立であるように選ばれる。
Figure 0004729505
有利にも、逆全体行列invMhFullは、Nでスケールされた全体行列MhFullの逆行列であり、逆全体行列invMhFullも、+1と−1の値だけから構成されている。
Figure 0004729505
逆変換行列invMhは逆全体行列invMhFullの左半分を取ることにより形成される。Matlabソフトウェアの記法では:
Figure 0004729505
ここで、[:は全ての行を取ったことを示し、1:(N/2)]は列1からN/2を取ったことを示す。
N=8の場合の変換行列例は:
Figure 0004729505
対応する全体行列は:
Figure 0004729505
対応する逆全体行列にNをかけて:
Figure 0004729505
対応する逆変換行列は:
Figure 0004729505
n回の変換=L/(N/2)を用いて、すなわち、変換長の半分で入力信号Xの全体長さを割ったものは、入力信号Xに実行された変換の全数と等しい。実際の実施では、例えば100ないし3000サンプルの範囲では、使用する値Lはオーディオ信号X(例えば、5分または74分のサンプルの数)の全体長には対応しないが、通常のオーディオコーディングフレーム長に対応する。時間領域から別の領域への入力オーディオ信号Xのパーティションxの変換は、次のように実行される(Matlabソフトウェアの記法で示す):
Figure 0004729505
第1行は、N/2行、nTransforms列を有し、全ての値が0の行列またはデータフィールドyを生成することを意味する。
次のラインによると、forループでkは0から(nTransforms−1)までを動く。
3行目は、変換行列Mhを要素x(1+k*N/2)からx(N+k*N/2)を有する入力信号ベクトルとかける。この乗算はそれぞれN/2要素を有するベクトルを生じる。結果として得られる(N/2)*nTransforms行列をyに割り当てる。
N/2だけの変換のオーバーラップは明らかである。オーバーラップしているパーティションyの変換係数は2倍だけサブサンプリングされている。
異なる領域の変換信号のパーティションyの、計数の時間領域中の信号X′の対応するパーティションx′への対応する逆変換は、(Matlabソフトウェアの記法で)次のように実行される:
Figure 0004729505
第1行は、L行、単一列で、各要素が値0で満たされた行列またはデータフィールドx′が生成されることを意味する。
次のラインによると、forループでkは0から(nTransforms−1)までを動く。
第3行は、要素(1+k*N/2)から(N+k*N/2)を有するパラメータセットidxを定義している。
第4行は、逆変換行列invMhを部分行列y(行列yの全ての行と行列yの列k+1よりなる)とかけることを示している。ここで、それぞれN/2要素を有する結果として得られるベクトルを合計し信号x′を形成する。
変換行列Mhと逆行列invMhはともに+1と−1の値のみを有するので、この変換/逆変換では、最終ラインのスケーリングは、(ファクタ1/Nの)乗算すなわちNでの割り算だけである。この乗算または除算は、Nが2のべき乗の場合はシフト演算として実施することができる。代替的に、逆変換の変換された入力値はスケールできる。有利にも、その他の全ての演算は加算が減算として実施することができる。
オーバーラッピングすることにより、量子化アーティファクトは平均化されるかまたは相殺される。逆変換に続いて、サブサンプリングにより生じるエイリアスも相殺される、すなわち、「完全な再構成」を達成することができる。
代替的に、本発明は、対応する転置変換と逆変換行列を用いて実行することができる。すなわち、行列MhはN行、N/2列を有する。ここで、行列invMhはN/2行、N列を有する。
本発明は、オーディオの符号化/復号、オーディオデータ圧縮、及びオーディオデータ伝送、記憶、再生に適用することができる。
オーディオ信号プロセッサにおける本発明の変換と、オーディオ信号プロセッサにおける本発明による逆変換と、を示す概略ブロック図である。

Claims (8)

  1. オーディオ信号プロセッサにおいて、デジタルオーディオ信号を時間領域から別領域に変換する方法であって、
    Nを4の倍数としてN/2だけオーバーラップする、変換長さNのパーティションを前記デジタルオーディオ信号から形成するステップを有し、
    前記方法は、
    次の変換信号パーティションを供給するように、N/2行、N列の大きさの変換行列Mhと前記パーティションの各々との乗算を実行するステップを有し、
    前記変換行列は次の通り構成され:
    Mh=[a lr(a) b lr(−1*b)]
    ここで、aとbは、それぞれは要素が+1または−1の値のみを含むN/2行、N/4列の副行列であり、
    lr()は列の順序を逆にした副行列を意味し、
    aとbは行列
    Figure 0004729505
    のランクがNとなるように選択され、
    前記変換行列の乗算により、N入力ごとに、因数2のサブサンプリングを表すN/2個の出力値を出力し、変換されたデジタルオーディオ信号を形成することを特徴とする方法。
  2. オーディオ信号プロセッサにおいて、請求項1の方法を用いて変換されたデジタルオーディオ信号を時間領域に逆変換する方法であって、
    前記逆変換する方法は、
    長さNの逆変換された信号パーティションを供給するように、大きさがN行、N/2列の逆変換行列invMhと前記変換された信号パーティションの各々との乗算を実行する、前記逆変換行列invMは前記行列MhFullの逆行列の左半分を用いて構成されるステップと、
    逆変換されたデジタルオーディオ信号を形成するようにオーバーラップして前記逆変換された信号パーティションを組み立てるステップとを有し、前記オーバーラッピングの大きさはN/2であり、
    前記逆変換された信号パーティションのサンプル値、前記逆変換されたデジタルオーディオ信号のサンプル値、または前記変換された信号パーティションの値はそれぞれ1/Nを乗算、またはNで除算、または対応する2値シフト演算することにより各々スケールされることを特徴とする方法。
  3. Nは8であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記変換行列は次の値:
    Figure 0004729505
    を有し、前記逆変換行列は次の値:
    Figure 0004729505
    を有することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. デジタルオーディオ信号を時間領域から別領域に変換する装置であって、
    Nを4の倍数としてN/2だけオーバーラップする、変換長さNのパーティションを前記デジタルオーディオ信号から形成する手段と、
    次の変換信号パーティションを供給するように、N/2行、N列の大きさの変換行列Mhと前記パーティションの各々との乗算を実行する手段とを有し、
    前記変換行列は次の通り構成され:
    Mh=[a lr(a) b lr(−1*b)]
    ここで、aとbは、それぞれは要素が+1または−1の値のみを含むN/2行、N/4列の副行列であり、
    lr()は列の順序を反対にした副行列を意味し、
    aとbは、行列
    Figure 0004729505
    がランクNを有するように選択され、
    前記変換行列乗算手段は、N入力ごとに、因数2だけサブサンプリングされたN/2個の出力値を出力し、変換されたデジタルオーディオ信号を形成することを特徴とする装置。
  6. 請求項1の方法を用いて変換されたデジタルオーディオ信号を時間領域に逆変換する装置であって、
    前記装置は、
    長さNの逆変換された信号パーティションを供給するように、大きさがN行、N/2列の逆変換行列invMhと前記変換された信号パーティションの各々との乗算を実行する、前記逆変換行列invMは前記行列MhFullの逆行列の左半分を用いて構成される手段と、
    逆変換されたデジタルオーディオ信号を形成するようにオーバーラップして前記逆変換された信号パーティションを組み立てる手段とを有し、前記オーバーラッピングの大きさはN/2であり、
    前記逆変換された信号パーティションのサンプル値、前記逆変換されたデジタルオーディオ信号のサンプル値、または前記変換された信号パーティションの値はそれぞれ1/Nを乗算、またはNで除算、または対応する2値シフト演算することにより各々スケールされることを特徴とする装置。
  7. Nは8であることを特徴とする、請求項5または6に記載の装置。
  8. 請求項に記載の装置であって、
    前記変換行列は次の値:
    Figure 0004729505
    を有し、前記逆変換行列は次の値:
    Figure 0004729505
    を有することを特徴とする装置。
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