JP2002091942A - 逆離散コサイン変換回路 - Google Patents
逆離散コサイン変換回路Info
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Abstract
T回路を小規模の回路構成によって実現する。 【解決手段】入力端子Ain,Bin,Cin,Dinに入力さ
れる8点のDCT係数データのうちの偶数番目のデータ
を2点ずつ同時に入力してIDCT処理を行う第1の部
分IDCT回路10、8点のDCTデータのうちの奇数
番目のデータを2点ずつ同時に入力してIDCT処理を
行う第2の部分IDCT回路20、及び二つの部分ID
CT回路10,20からの出力データを加減算して8点
のIDCTデータを得る出力演算回路30により構成さ
れ、高速演算アルゴリズムに従って8点IDCT処理を
4つのパスに分けて並列処理することにより、少数の固
定係数乗算器による小規模の回路構成で高速のIDCT
処理を実現する。
Description
時や圧縮時に使用される逆離散コサイン変換回路に係
り、特に8点の逆離散コサイン変換回路に関する。
時表示が可能なTV受信機が普及している。地上波や衛
星によるディジタルTV放送においても、TV受信機で
は複数チャンネルの放送番組の同時表示を可能とするこ
とが望まれる。
方式による画像データの圧縮が用いられ、TV受信機側
では圧縮された画像データを伸長して元の画像データに
戻す伸長処理装置(デコーダ)が用いられる。ディジタル
放送用のTV受信機において複数チャネルの放送番組の
同時表示を実現しようとする場合、複数チャネルに対応
して複数のデコーダを用意することが考えられるが、装
置の規模が大きくなるという問題がある。従って、複数
チャンネルの圧縮画像データを短時間に伸張処理可能な
小規模なデコーダが望まれる。さらに、高精細TV放送
(いわゆるハイビジョン放送)の複数画面の同時表示にお
いても対応可能にするためには、デコーダにはさらに高
速性も要求される。
離散コサイン変換(以下、DCTという)及び可変長符号
化の3つの要素の組み合わせで画像データの圧縮を行う
技術であり、デコーダ側ではエンコーダ側とは逆に、可
変長復号化と逆離散コサイン変換(以下、逆DCTとい
う)及び動き補償予測の組み合わせで圧縮画像データの
伸長を行う。逆DCTは、エンコーダの局部復号系にも
用いられる。MPEG方式のエンコーダやデコーダで
は、逆DCT回路の高速化と回路規模削減が大きな課題
の一つとなる。
開平5−181896号公報に小規模で高速処理可能な
DCT/逆DCT回路の例が示されている。この回路は
8点のDCTと逆DCTを可能とするものであり、前段
の9個の加減算器はDCT専用で、逆DCTのみの機能
は7個の固定係数乗算器と9個の加減算器で構成可能で
ある。しかし、この回路構成では固定係数乗算器の処理
速度の2倍の画素レートの画像データにまでしか対応で
きず、高精細TV放送の複数画面の同時表示のために
は、固定係数乗算器や加減算器の途中演算結果を保持す
るためのレジスタの挿入が必要になり、回路規模が増大
するという問題があった。
の技術では逆DCTに際して固定係数乗算器の処理速度
の2倍の画素レートの画像データにまでしか対応でき
ず、高精細TV放送の複数画面を同時表示しようとする
と、固定係数乗算器や加減算器の途中演算結果を保持す
るためのレジスタが必要になるため回路規模が増大し、
コストが高くなるという問題があった。
要な高速処理を小規模な回路で実現可能にする逆離散コ
サイン変換回路を提供することを目的とする。
ゴリズムを使用して4つのパスに分けて並列処理するこ
とにより固定係数乗算器の使用を可能にし、4つの積和
回路と9個の加減算回路からなる構成で、乗算器の動作
速度の4倍の画素レートの画像処理を可能にするように
したものである。
換回路は、入力される8点の離散コサイン変換係数デー
タのうちの偶数番目のデータを2点ずつ同時に入力して
逆離散コサイン変換処理を行う第1の部分逆DCT回路
と、8点の離散コサイン変換係数データのうちの奇数番
目のデータを2点ずつ同時に入力して逆離散コサイン変
換処理を行う第2の部分逆DCT回路と、第1及び第2
の部分逆DCT回路からの出力データを加減算して8点
の逆離散コサイン変換データを得る出力演算回路とを備
えたことを特徴とする。
は、第1及び第2の入力端子に同時に入力される2点の
離散コサイン変換データの加減算を行う第1の加減算回
路と、第1及び第2の入力端子に同時に入力される2点
の離散コサイン変換データの積和演算を行う第1の積和
演算回路と、第2の加減算回路の出力データと第2の積
和演算回路の出力データとの加減算を互いに異なるタイ
ミングで行う第1及び第2の加減算回路とにより構成さ
れる。
び第4の入力端子に同時に入力される2点の離散コサイ
ン変換データを多重する多重処理回路と、第3及び第4
の入力端子に同時に入力される2点の離散コサイン変換
データの積和演算を行う第2の積和演算回路と、第2の
加減算回路の出力データと第3の積和演算回路の出力デ
ータとの加減算を互いに異なるタイミングで行う第3及
び第4の加減算回路と、第3及び第4の加減算回路の出
力データの積和演算を互いに異なるタイミングで行う第
3及び第4の積和演算回路とにより構成される。
路の出力データと第3の積和演算回路の出力データとの
加減算を互いに異なるタイミングで行う第6及び第7の
加減算回路と、第3の加減算回路の出力データと第4の
積和演算回路の出力データとの加減算を互いに異なるタ
イミングで行う第7及び第8の加減算回路とにより構成
される。
おける第2乃至第4の積和演算回路は固定係数乗算器を
有し、これら第1乃至第4の積和演算回路のうちの少な
くとも一つは、二つの入力データに対して該固定係数乗
算器により固定係数の乗算と四捨五入処理を行うことを
特徴とする。
施の形態を説明する。図1に、本発明の一実施形態に係
る逆DCT回路の構成を示す。この逆DCT回路は、大
きく分けて、第1の部分逆DCT回路10、第2の部分
逆DCT回路20及び出力演算回路30から構成され
る。
ラフに示す演算アルゴリズムを実行するものであり、第
1の部分逆DCT回路10の処理は図2の10Aの部
分、第2の部分逆DCT回路20の処理は図2の20A
の部分、出力演算回路30の処理は図2の30Aの部分
にそれぞれ相当している。図3(a)(b)(c)は、図2の
演算フローグラフで使用している部分演算の内容の説明
図である。この演算フローを数式で表すと、次の通りで
ある。
生されるが、3ビットシフトにより正常な画素値とな
る。このビットシフトは、2次元処理完了後に纏めて行
う。
より8点の画素配列{x0,x1,…,x6,x7}を1ブロックとし
てブロック単位にDCTを行って得られた8点のDCT
係数データ{f0,f1,…,f6,f7}が逆DCT回路に入力さ
れ、この8点DCT係数データに対して逆DCTを行う
場合について説明する。
画像の各周波数成分のDCT係数データであり、f0は画
像のDC成分に対応し、f1,f2,…と順次高い周波数成分
に対応し、f7が最高周波数成分に対応する。また、f0,f
2,f4,f6,f8を偶数番目のデータ、f1,f3,f5,f7を奇数番
目のデータとする。
T係数データのデータf2とf0が交互に入力され、入力端
子Binには8点DCT係数データのデータf3とf1が交互
に入力され、入力端子Cinには8点DCT係数データの
データf6とf4が交互に入力され、そして入力端子Dinに
は8点DCT係数データのデータf5とf7が交互に入力さ
れる。
in,Cinに入力される偶数番目のデータに対する逆DC
Tを行い、第2の部分逆DCT回路20は、入力端子B
in,Dinに入力される奇数番目のデータに対する逆DC
Tを行う。出力演算回路30は、第1及び第2の部分逆
DCT回路10,20からの出力データを加減算して、
8点の逆DCTデータを出力端子Aout,Bout,Cou
t,Doutへ出力する。
29により説明する。図4〜図18は図1の各部の詳細
な構成を示し、図19〜図28は積和演算回路で使用さ
れる固定係数乗算器の構成を示し、図29は積和演算回
路で使用される加算器の構成を示している。
第1の部分逆DCT回路10は、遅延回路11,12、
加減算回路13、積和回路14、加減算回路15及び加
減算回路16からなり、入力端子Ain,Cinに入力され
る偶数番目のデータ(f0,f4またはf2,f6)に対する逆DC
Tを行う。この第1の部分逆DCT回路10の1次元目
の入力順序及び出力順序を表1及び表2に示す。
る。 jd15a={jf0+jf4}+{jf6*√2*sin(π/8)+jf2*√2*cos(π/8)} jd15b={jf0+jf4}−{jf6*√2*sin(π/8)+jf2*√2*cos(π/8)} jd16a={jf0−jf4}+{jf2*√2*sin(π/8)−jf6*√2*cos(π/8)} jd16b={jf0−jf4}−{jf2*√2*sin(π/8)−jf6*√2*cos(π/8)} (j=0, 1, ・・・, 7) (遅延回路11及び12)遅延回路11及び12は、例え
ば図4に示すようにいずれも3個のD型フリップフロッ
プ(DFF)101〜103を縦続接続して構成され、そ
れぞれ入力端子Ain,Cinから入力されるデータ(f0,f4
またはf2,f6)を3クロック期間遅延させて出力する。こ
れらの遅延回路11及び12は、第1の部分逆DCT回
路0の出力データを後述する第2の部分逆DCT回路2
0の出力データとタイミングを合わせて出力するための
いわゆる遅延補償用である。遅延回路11及び12の入
出力及び内部状態の関係をそれぞれ表3及び表4に示
す。
に示すように切替器111,112、DFF113,1
14、ビット反転器115及び加算器116から構成さ
れ、遅延回路11及び12により3クロック期間遅延さ
れて同時に入力されるデータf0,f4またはf2,f6を切替器
111,112を介してDFF113,114により2
クロック期間保持し、それらのデータの和(f0+f4=d13
a)と差(f0-f4=d13b)をビット反転器115を介して加
算器116により時分割で演算し、和(d13a)、差(d13b)
を順次出力する。
高レベルのときH側に入力される遅延回路111,11
2の出力データを選択し、en4eが低レベルのときL側に
入力されるDFF113,114の出力データを選択す
る。ビット反転器115は、制御信号Tg2eが高レベルの
ときビット反転を行って加算器116から差のデータを
出力させ、Tg2eが低レベルのときはビット反転を行わ
ず、加算器116から和のデータを出力させる。
はDCT係数データの量子化誤差を考慮してダイナミッ
クレンジが増加するため、12ビット入力に対して13
ビット出力となるが、2次元目の演算ではその量子化誤
差の考慮が不要なので、ダイナミックレンジは変化せ
ず、16ビット入力に対して16ビットの出力となる。
加減算回路13の入出力及び内部状態の関係を表5に示
す。
図6に示すように切替器121,122、DFF12
3,124、切替器125,126、固定乗算器12
7,128、DFF129,130、ビット反転器13
1及び加算器132により構成される。
12により3クロック期間遅延されて同時に入力される
データf2,f6を切替器121,122を介してDF
F123,124により2クロック期間保持し、それら
のデータに対して切替器125,126を介して固定乗
算器127,128により固定の乗算係数√2*sin(π/
8),√2*cos(π/8)の乗算を交互に行って、各乗算結果
をDFF129,130に保持する。
32により各々の乗算結果の和(f6*√2*sin(π/8)+f2*
√2*cos(π/8)=d14a)及び差(f2*√2*sin(π/8)-f6*√
2*cos(π/8)=d14b)を時分割で演算し、和(d14a)、差
(d14b)を順次出力する。
びビット反転器131の動作は、図5で説明した切替器
111,1112及びビット反転器115の動作と同様
である(以下、同様とする)。
数を表1に示す様な15ビットのデータとすると、1次
元目の演算ではDCT係数データの量子化誤差を考慮し
て図19及び図21に示す様な回路構成になるが、2次
元目の演算ではその量子化誤差の考慮が不要なので、図
19や図21の回路に比べ演算結果の最上位ビットの位
置が下がり、図20や図22に示す様な回路構成にな
る。
2による加減算においてはダイナミックレンジの変化は
無いが、ここでは図29に示すように20ビットの演算
結果に対して正方向の四捨五入を行い、16ビットで出
力する加算回路を加算器132に用いるものとする。こ
の積和回路14の入出力及び内部状態の関係を表7に示
す。
に示した加減算回路13と同様、図7に示すように切替
器141,142、DFF143,144、ビット反転
器145及び加算器146からなる。
及び積和回路14から同時に入力される加算結果d13
a,d14aを切替器141,142を介してDFF14
3,144で2クロック期間保持し、それらのデータの
和(d13a+d14a=d15a)と差(d13a−d14a=d15b)を
ビット反転器145を介して加算器146により時分割
で演算し、和(d15a)、差(d15b)を順次出力する。
は加減算回路13からの入力データが13ビットであ
り、3ビット左シフト(8倍)して積和回路14からの入
力データを加減算するが、2次元目の演算では加減算回
路13及び積和回路14からの入力データはいずれも1
6ビットであるので、ビットシフトせずにそのまま加減
算を行う。尚、これらの演算によるダイナミックレンジ
の変化は無い。加減算回路15の入出力及び内部状態の
関係を表8に示す。
に、図8に示すように切替器151,152、DFF1
53,154、ビット反転器155及び加算器156か
ら構成される。この加減算回路16では、加減算回路1
3及び積和回路14から同時に入力される減算結果d13
b,d14bを2クロック期間保持し、それらのデータの和
(d13b+d14b=d16a)と差(d13b-d14b=d16b)をビ
ット反転器155を介して加算器156により時分割で
演算し、和(d16a)、差(d16b)を順次出力する。このよ
うに加減算回路16の加減算の処理内容は加減算回路1
5と同じであり、演算タイミングのみが加減算回路15
と異なる。加減算回路16の入出力及び内部状態の関係
を表9に示す。
第2の部分逆DCT回路20は、多重処理回路21、積
和回路22、加減算回路23、加減算回路24、積和回
路25及び積和回路26からなり、入力端子Bin,Din
に入力される奇数番目のデータ(f1,f7またはf3,f7)に対
する逆DCTを行う。この第2の部分逆DCT回路20
の1次元目の入力順序及び出力順序を表10及び表11
に示す。
図9に示すように切替器161,162、DFF163
及び切替器164により構成され、入力端子Bin,Din
から同時に入力されるデータf1,f7を2クロック期間保
持し、f1、f7の順序で時分割出力する。この多重処理回
路21の入出力及び内部状態の関係を表12に示す。
図10に示すように切替器171,172、DFF17
3,174、ビット反転器175、加算器176、DF
F177及び固定乗算器178により構成される。
Dinから同時に入力されるデータf3,f5を切替器1
71,172を介してDFF173,174により2ク
ロック期間保持し、これらのデータの和(f3+f5)と差(f
3−f5)をビット反転器175を介して加算器176によ
り時分割で演算する。そして、これらの演算結果をDF
F177により保持して、固定乗算器177で乗算係数
cos(π/4)を乗じ、(f3+f5)*cos(π/4)、(f3−f5)*c
os(π/4)を順次出力する。
12ビットであり、加減算結果(f3+f5),(f3−f5)は1
3ビットであるが、2次元目のIDCT演算では、演算
精度を確保するために入力が16ビット程度必要であ
り、加減算結果は17ビット程度になる。
て正方向の四捨五入を含む機構にすることが可能であ
り、乗算係数を表6に示したような15ビットのデータ
とすると、1次元目の演算ではDCT係数の量子化誤差
を考慮して図23に示す様な回路構成になるが、2次元
目の演算ではその量子化誤差の考慮が不要なので、図2
3の回路に比べ演算結果の最上位ビットの位置が下が
り、図24に示す様な回路構成になる。積和回路22の
入出力及び内部状態の関係を表13に示す。
1に示すよう切替器181,182、DFF183,1
84、ビット反転器185、加算器186及びDFF1
87から構成され、多重処理回路21及び積和回路22
から同時に入力されるデータf1と乗算結果(f3+f5)*c
os(π/4)を切替器181,182を介してDFF18
3,184により2クロック期間保持し、それらのデー
タの和(f1+(f3+f5)*cos(π/4)=d23a)と差(f1−(f3
+f5)*cos(π/4)=d23b)をビット反転器185を介し
て加算器186により時分割で演算し、DFF187を
介して和(d23a)、差(d23b)を順次出力する。
は多重処理回路21からの入力データが12ビットであ
り、このデータを1ビット符号拡張し、さらに3ビット
左シフト(8倍)した後に積和回路22からの入力データ
と加減算するが、2次元目の演算では多重処理回路21
及び積和回路22からの入力データはいずれも16ビッ
トであるので、符号拡張やビットシフトを行わずに、そ
のまま加減算を行う。なお、これらの演算によるダイナ
ミックレンジの変化は無い。また、後述する加減算回路
24の出力タイミングと合わせるために、加減算結果は
DFF187により1クロック期間遅延されて出力され
る。加減算回路23の入出力及び内部状態の関係を表1
4に示す。
2に示すように切替器191,192、DFF193,
194、ビット反転器195及び加算器196から構成
され、多重処理回路21及び積和回路22から同時に入
力されるデータf7と乗算結果(f3−f5)*cos(π/4)を切替
器191,192を介してDFF193,194により
2クロック期間保持し、それらのデータの和(f7+(f3−
f5)*cos(π/4)=d24a)と差(f7−(f3−f5)*cos(π/4)=
d24b)をビット反転器195を介して加算器196によ
り時分割で演算し、和(d24a)、差(d24b)を順次出力す
る。
は多重処理回路21からの入力データが12ビットであ
り、このデータを1ビット符号拡張し、積和回路22か
らの16ビットの入力データの上位13ビットと加減算
し、積和回路22からの入力データの下位3ビットと合
わせて出力するが、2次元目の演算では多重処理回路2
1及び積和回路22からの入力データはいずれも16ビ
ットであるため、ビットシフトを行わずに、そのまま加
減算を行う。なお、これらの演算によるダイナミックレ
ンジの変化は無い。この加減算回路24の入出力及び内
部状態の関係を表15に示す。
図13に示すように切替器201,202、DFF20
3,204、切替器205,206、固定乗算器20
7,208、DFF209,210、ビット反転器21
1及び加算器212により構成される。
び24から同時に入力される加算結果d23a,d24aを切
替器201,202を介してDFF203,204によ
り2クロック期間保持し、それらのデータに対して切替
器205,206を介して固定乗算器207,208に
より固定の乗算係数√2*sin(π/16),√2*cos(π/16)の
乗算を交互に行って、各乗算結果をDFF209,21
0に保持する。
12により各々の乗算結果の和(d24a*√2*sin(π/16)
+d23a*√2*cos(π/16)=d25a)及び差(d23a*√2*sin
(π/16)−d24a*√2*cos(π/16)=d25b)を時分割で演
算し、和(d25a)、差(d25b)を順次出力する。
データの量子化誤差の考慮が不要なので、固定乗算係数
を表1に示す様な15ビットのデータとすると、図25
及び図26に示す様な回路構成になる。
2による加減算においてはダイナミックレンジの変化は
無く、ここでも図29に示すように20ビットの演算結
果に対して正方向の四捨五入を行い、16ビットで出力
する加算回路を加算器212に用いている。積和回路2
5の入出力及び内部状態の関係を表16に示す。
図13に示した積和回路25と同様、図14に示すよう
に切替器221,222、DFF223,224、切替
器225,226、固定乗算器227,228、DFF
229,230、ビット反転器231及び加算器232
により構成される。
び24から同時に入力される減算結果d23b,d24bを切
替器221,222を介してDFF223,224によ
り2クロック期間保持し、それらのデータに対して切替
器225,226を介して固定乗算器227,228に
より固定の乗算係数√2*sin(3π/16)と√2*cos(3π/16)
の乗算を交互に行い、各乗算結果をDFF229,23
0に保持する。
32により各々の乗算結果の和(d24b*√2*sin(3π/16)
+d23b*√2*cos(3π/16)=d26a)及び差(d23b*√2*si
n(3π/16)−d24b*√2*cos(3π/16)=d26b)を時分割で
演算し、和(d26a)、差(d26b)を順次出力する。
データの量子化誤差の考慮が不要なので、固定乗算係数
を表1に示す様な15ビットのデータとすると、図27
及び図28に示す様な回路構成になる。
2による加減算においてはダイナミックレンジの変化は
無く、ここでも図29に示すように20ビットの演算結
果に対して正方向の四捨五入を行い、16ビットで出力
する加算回路を加算器212に用いている。積和回路2
6の入出力及び内部状態の関係を表17に示す。
路30は、4つの加減算回路31,32,33,34か
らなり、第1及び第2の部分逆DCT回路10,20か
らの出力データに対して加減算処理を行うことにより、
最終的な逆DCTデータとして8点の画素配列{x0,x1,
…,x6,x7}を出力端子Aout,Bout,Cout,Doutへ出力する。
この出力演算回路30の1次元目の入力順序及び出力順
序を表18及び表19に示す。
る。 jd25a={(jf3−jf5)×cos(π/4)+jf7}×√2×sin(π/1
6)+{jf1+(jf3+jf5)×cos(π/4)}×√2×cos(π/16) jd25b={jf1+(jf3+jf5)×cos(π/4)}×√2×sin(π/1
6)−{(jf3−jf5)×cos(π/4)+jf7}×√2×cos(π/16) jd26a={(jf3−jf5)×cos(π/4)−jf7}×√2×sin(3π/
16)+{jf1−(jf3+jf5)×cos(π/4)} ×√2×cos(3π/1
6) jd26b={jf1−(jf3+jf5)×cos(π/4)} ×√2×sin(3π/
16)−{(jf3−jf5)×cos(π/4)−jf7}×√2×cos(3π/1
6) (j=0, 1,…, 7) (加減算回路31)加減算回路31は、図15に示すよう
に切替器241,242、DFF243,244、ビッ
ト反転器245、加算器246及びDFF247,24
8から構成され、加減算回路15及び積和回路25から
同時に入力される加算結果d15a,d16aを切替器24
1,242を介してDFF243,244により2クロ
ック期間保持し、それらのデータの和(d15a+d16a=
x0)と差(d15a−d16a=x7)をビット反転器245
を介して加算器246により時分割で演算し、和(x
0)、差(x7)を順次出力する。この加減算結果は、後
述する加減算回路34の出力タイミングと合わせるため
にDFF247,248により2クロック期間遅延され
て出力される。加減算回路31の入出力及び内部状態の
関係を表20に示す。
6に示すように切替器251,252、DFF253,
254、ビット反転器255、加算器256及びDFF
257から構成され、加減算回路15及び積和回路25
から同時に入力される減算結果d15b,d16bを切替器2
51,252を介してDFF253,254により2ク
ロック期間保持し、それらのデータの和(d15b+d16b
=x3)と差(d15b−d16b=x4)をビット反転器25
5を介して加算器256により時分割で演算し、和(x
3)、差(x4)を順次DFF247,248を介して出
力する。この加減算結果は、後述する加減算回路34の
出力タイミングと合わせるためにDFF257により1
クロック期間遅延されて出力される。この加減算回路3
2の入出力及び内部状態の関係を表21に示す。
7に示すように切替器261,262、DFF263,
264、ビット反転器265、加算器266及びDFF
267から構成され、加減算回路16及び積和回路26
から同時に入力される加算結果d16a,d26aを切替器2
61,262を介してDFF263,264により2ク
ロック期間保持し、それらのデータの和(d16a+d26a
=x1)と差(d16a−d26a=x6)をビット反転器26
5を介して加算器266により時分割で演算し、和(x
1)、差(x6)を順次出力する。この加減算結果は、後述す
る加減算回路34の出力タイミングと合わせるためにD
FF267により1クロック期間遅延されて出力され
る。加減算回路33の入出力及び内部状態の関係を表2
2に示す。
8に示すように切替器271,272、DFF273,
274、ビット反転器275及び加算器276から構成
され、加減算回路16及び積和回路26から同時に入力
される減算結果d16b,d26bを切替器271,272を
介してDFF273,274により2クロック期間保持
し、それらのデータの和(d16b+d26b=x2)と差(d16b
−d26b=x5)をビット反転器275を介して加算器27
6により時分割で演算し、和(x2)、差(x5)を順次出力す
る。加減算回路34の入出力及び内部状態の関係を表2
3に示す。
イミングチャートで表したものであり、図30は遅延回
路11,12と多重処理回路21及び積和回路22の動
作タイミング、図31は加減算回路13と積和回路14
及び加減算回路23,24の動作タイミング、図32は
加減算回路15,16と積和回路25,26の動作タイ
ミング、図33は加減算回路41〜44の動作タイミン
グをそれぞれ示している。
変換回路の演算方法によれば、乗算器の演算速度の4倍
の速度で変換処理が可能になり、表24に示す様な順序
で入力される2次元DCT係数に対して、1次元目のI
DCT結果が、表25に示すような順序で出力される。
に制御部100による制御の下で第1の1次元IDCT
回路101により1次元(8点)IDCTを8ライン処
理した後、転置処理部102で行列を転置して、第2の
1次元IDCT回路103により再度1次元(8点)I
DCTを8ライン処理することによって実現される。こ
こで、上述の式で使用したjはライン番号となる。
速演算アルゴリズムを使用し、4つのパスに分けて並列
処理することにより、回路規模の小さな固定係数乗算器
の使用を可能にし、4つの積和回路と9個の加減算回路
からなる小規模の回路構成で、固定乗算器の動作速度の
4倍の画素レートの逆DCT処理が可能になる。
構成を示すブロック図
図
演算内容を示す図
細回路を示す図
を示す図
示す図
を示す図
を示す図
路を示す図
を示す図
路を示す図
路を示す図
を示す図
を示す図
路を示す図
路を示す図
路を示す図
路を示す図
内の第1の固定乗算器を示す図
内の第1の固定乗算器を示す図
内の第2の固定乗算器を示す図
内の第2の固定乗算器を示す図
内の固定乗算器を示す図
内の固定乗算器を示す図
固定乗算器を示す図
固定乗算器を示す図
固定乗算器を示す図
固定乗算器を示す図
26で使用される加算器を示す図
重処理回路21及び積和回路22の動作タイミングを示
す図
路14及び加減算回路23,24の動作タイミングを示
す図
積和回路25,26の動作タイミングを示す図
動作タイミングを示す図
ク図
積和回路 20…第2の部分逆DCT回路 21…多重処理回路 22…1つの加減算器と1つの固定乗算器で構成される
積和回路 23,24…加減算回路 25,26…2つの固定乗算器と1つの加減算器で構成
される積和回路 30…出力演算回路 31〜33…加減算回路
Claims (5)
- 【請求項1】 入力される8点の離散コサイン変換係数
データのうちの偶数番目のデータを2点ずつ同時に入力
して逆離散コサイン変換処理を行う第1の部分逆DCT
回路と、 前記8点の離散コサイン変換係数データのうちの奇数番
目のデータを2点ずつ同時に入力して逆離散コサイン変
換処理を行う第2の部分逆DCT回路と、 前記第1及び第2の部分逆DCT回路からの出力データ
を加減算して8点の逆離散コサイン変換データを得る出
力演算回路とを備えたことを特徴とする逆離散コサイン
変換回路。 - 【請求項2】 前記第1の部分逆DCT回路は、第1及
び第2の入力端子に同時に入力される2点の離散コサイ
ン変換データの加減算を行う第1の加減算回路と、第1
及び第2の入力端子に同時に入力される2点の離散コサ
イン変換データの積和演算を行う第1の積和演算回路
と、前記第2の加減算回路の出力データと前記第2の積
和演算回路の出力データとの加減算を互いに異なるタイ
ミングで行う第1及び第2の加減算回路とを有すること
を特徴とする請求項1記載の逆離散コサイン変換回路。 - 【請求項3】 前記第2の部分逆DCT回路は、第3及
び第4の入力端子に同時に入力される2点の離散コサイ
ン変換データを多重する多重処理回路と、第3及び第4
の入力端子に同時に入力される2点の離散コサイン変換
データの積和演算を行う第2の積和演算回路と、前記第
2の加減算回路の出力データと前記第3の積和演算回路
の出力データとの加減算を互いに異なるタイミングで行
う第3及び第4の加減算回路と、前記第3及び第4の加
減算回路の出力データの積和演算を互いに異なるタイミ
ングで行う第3及び第4の積和演算回路とを有すること
を特徴とする請求項1記載の逆離散コサイン変換回路。 - 【請求項4】 前記出力演算回路は、請求項2における
第2の加減算回路の出力データと請求項3における第3
の積和演算回路の出力データとの加減算を互いに異なる
タイミングで行う第6及び第7の加減算回路と、請求項
2における第3の加減算回路の出力データと請求項3に
おける第4の積和演算回路の出力データとの加減算を互
いに異なるタイミングで行う第7及び第8の加減算回路
とを有することを特徴とする請求項1記載の逆離散コサ
イン変換回路。 - 【請求項5】 請求項2における第1の積和演算回路及
び請求項3における第2乃至第4の積和演算回路は固定
係数乗算器を有し、これら第1乃至第4の積和演算回路
のうちの少なくとも一つは、前記二つの入力データに対
して該固定係数乗算器により固定係数の乗算と四捨五入
処理を行うことを特徴とする逆離散コサイン変換回路。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008017405A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 2次元直交変換装置、2次元直交変換方法および撮像システム |
US8224216B2 (en) | 2007-05-08 | 2012-07-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing apparatus |
CN113596472A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-11-02 | 安谋科技(中国)有限公司 | 数据处理方法及装置 |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000280824A patent/JP3749826B2/ja not_active Expired - Fee Related
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