JP4729382B2 - 多管式貫流ボイラ - Google Patents

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本発明は、複数の水管及びヒレから成る二つの環状の水冷壁を同心円状に配設して内側の水冷壁と外側の水冷壁との間に環状の燃焼室を形成すると共に、両水冷壁の各水管の上端部及び下端部を上部ヘッダー及び下部ヘッダーに夫々連通状に接続して成る多管式貫流ボイラに係り、熱伝達を行う水管の単位面積あたりの熱吸収量を増加させてボイラの小型化を図れると共に、低NOx化及び低CO化を図れるようにした多管式貫流ボイラに関するものである。
従来、この種の多管式貫流ボイラとしては、例えば、本件出願人が先に出願した特開2005−201514号公報(特許文献1)に開示された構造の多管式貫流ボイラが知られている。
即ち、前記多管式貫流ボイラは、図5及び図6に示す如く、複数の水管20a及びヒレ20bから成る環状の内側の水冷壁20と、内側の水冷壁20の外方位置に同心円状に配設されて複数の水管21a及びヒレ21bから成る環状の外側の水冷壁21と、内側の水冷壁20と外側の水冷壁21との間に形成された環状の燃焼室22と、内側の水冷壁20で囲まれた空間内に配設された複数の伝熱水管23aから成る伝熱水管群23と、伝熱水管群23と内側の水冷壁20との隙間及び伝熱水管群23の隙間に形成されて環状の燃焼室22に連通する燃焼ガス通路24と、両水冷壁20,21の各水管20a,21a及び伝熱水管群23の各水管23aの上端部及び下端部に夫々連通状に接続された上部ヘッダー25及び下部ヘッダー26と、外側の水冷壁21の上端部に形成した焚き口27と、焚き口27に接続されたバーナ28等を備えており、焚き口27に接続したバーナ28から燃焼室22内にガス燃料Fと燃焼用空気A(又は予混合ガス)を燃焼室22壁面に沿ってその接線方向へ噴出して燃焼させ、燃焼室22内に燃焼室22壁面に沿う火炎C(サイクロン火炎)を形成すると共に、燃焼ガスGを旋回させながら燃焼室22内を上方から下方へ向かって流した後、当該燃焼ガスGを内側の水冷壁20の下端部に形成した燃焼ガス通過口29から燃焼ガス通路24内へ流入させて燃焼ガス通路24内を下方から上方へ向って流し、燃焼ガス通路24の上端部に連通状に接続された煙道30からボイラ外部へ排出する構成としている。
前記多管式貫流ボイラに於いては、火炎Cの表面積が比較的大きく、火炎Cが遠心力により外側の水冷壁21内面を嘗めるように延びるため、放射特性が良く、又、火炎Cが輻射伝熱によって内側の水冷壁20へも熱を与えるため、熱吸収がより一層良くなり、火炎Cが冷却されて火炎温度が全体的に低い温度に保たれる。然も、燃焼ガスGが環状の燃焼室22内を旋回してその一部が焚き口27に戻るため、燃焼ガスGによる排ガス再循環作用が得られる。その結果、この多管式貫流ボイラに於いては、燃焼室22内でのNOxの発生が抑制されて低NOx化を図ることができる。
更に、前記多管式貫流ボイラに於いては、燃焼室22壁面が水管20a,21aとヒレ20b,21bとにより凹凸状に形成されているため、水管20a,21aの下流側に発生する渦流によりガス燃料Fと燃焼用空気Aの混合が促進されるうえ、サイクロン火炎Cが燃焼室22内を旋回する長い火炎であり、COが燃焼室22内で燃え切るまでの滞留時間を稼げる。その結果、この多管式貫流ボイラに於いては、燃焼室22内でのCOの発生が抑制されて低CO化を図ることができる。
ところで、貫流ボイラの分野に於いては、燃焼量当たりの小型化が益々進んでおり、最近では蒸発量が2t/hクラスの小型貫流ボイラの場合、燃焼室負荷が5000kW/m3h以上にも達している。
このような、高負荷燃焼条件下に於いて、燃焼速度が速くて火炎温度が上昇する空気比1.1〜1.2の低空気比にて低NOx化を達成するには、火炎温度の上昇を抑えてサーマルNOxの生成を抑える必要がある。
そのためには、火炎表面積を増やして火炎からの放熱を多くする必要がある。即ち、燃焼室を狭くして水冷壁への輻射伝熱を促進するようにする。
例えば、燃焼室を円筒状に形成した場合(図7(A)参照)、燃焼室の直径及び高さを500mm(直径)×1000mm(高さ)とし、この燃焼室での火炎充填率を100%とすると、火炎表面積は約1.6m2 となる。
これに対して、燃焼室を細長い矩形状に形成した場合(図7(B)参照)、この燃焼室の容積が前記円筒状の燃焼室の容積と同じに成るように燃焼室の幅、高さ及び奥行の長さを100mm(幅)×500mm(高さ)×4000mm(奥行の長さ)とし、この燃焼室での火炎充填率を100%とすると、火炎表面積は4m2 となる。
又、幅を狭くした燃焼室に合わせて図8に示すように縦長細幅のバーナを使用し、表面積の広い火炎を形成して水冷壁への熱吸収を促進するようにする。
このように、燃焼室の幅を狭くして表面積の広い火炎を形成する縦長細幅のバーナを使用することによって、火炎温度の上昇を抑えてサーマルNOxの発生を抑制することができる。
しかし、上述した従来の多管式貫流ボイラに於いては、環状の燃焼室22の幅が比較的狭い幅に形成されているものの、バーナ28先端の開口が円形に形成されているため、バーナ28からの火炎が略円柱形状となり、火炎からの放熱も少なくなって火炎温度があまり下がらず、サーマルNOxの発生を大幅に抑制し難いと云う問題があった。
又、前記多管式貫流ボイラに於いては、バーナ28の先端部開口が外側の水冷壁21内面の近傍位置にあるため、バーナ28先端からの噴出火炎が広がって内側の水冷壁20に衝突することにより、図9に示すようにバーナ28先端と内側の水冷壁20との間に火炎噴出方向と逆向きの渦流が発生し、この渦流が環状の燃焼室22を旋回する燃焼ガスGの再循環を妨げることになる。その結果、燃焼ガスGの再循環量が少なくなり、燃焼ガスGによる排ガス再循環作用があまり得られず、火炎Cの温度が上昇してNOxの生成を大幅に抑制することができないと云う問題があった。
特開2005−201514号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は低NOx化及び低CO化を図れると共に、熱伝達を行う水冷壁の単位面積当たりの熱吸収量を増加させてボイラ自体の小型化を図れるようにした多管式貫流ボイラを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、複数の水管及びヒレから成る二つの環状の水冷壁を同心円状に配設して内側の水冷壁と外側の水冷壁との間に環状の燃焼室を形成すると共に、両水冷壁の各水管の上端部及び下端部を上部ヘッダー及び下部ヘッダーに夫々連通状に接続し、又、前記外側の水冷壁の上部にバーナを貫通状に設け、当該バーナから燃焼室の上部側にガス燃料と燃焼用空気又はガス燃料と燃焼用空気を混合させて成る予混合ガスを燃焼室壁面に沿ってその接線方向へ噴出して燃焼させ、燃焼室内に燃焼室壁面に沿う火炎を形成すると共に、燃焼ガスを燃焼室内で旋回させながら燃焼室の下部側へ流して排出するようにした多管式貫流ボイラに於いて、前記燃焼室の高さと幅の比率を5:1〜10:1とし、又、前記バーナを縦長細幅のバーナとし、当該バーナの燃焼室にむ先端部開口の高さと幅の比率を5:1〜10:1とすると共に、燃焼室の幅とバーナの先端部開口の幅の比率を1〜1.5:1とし、バーナの先端部開口が外側の水冷壁内面から離間した位置になるようにバーナを外側の水冷壁に深く挿着し、バーナ先端からの噴出火炎が内側の水冷壁に当たるのを抑制し、火炎が内側の水冷壁に当たることにより形成される火炎噴出方向と逆向きの渦流の発生を抑えて環状の燃焼室内を旋回して来た燃焼ガスの再循環量を増やすようにしたことに特徴がある。
本発明の請求項の発明は、外側の水冷壁の下端部を内方側へ折り曲げて燃焼室の下部空間を絞り込み、火炎及び燃焼ガスの降下を抑制して火炎及び燃焼ガスの燃焼室出口へのショートパスを防止するようにしたことに特徴がある。
本発明の請求項の発明は、内側の水冷壁の下端部外面及び外側の水冷壁の下端部内面に火炎及び燃焼ガスの降下を抑制するフィンを設けて、火炎及び燃焼ガスの燃焼室出口へのショートパスを防止するようにしたことに特徴がある。
本発明の請求項1の多管式貫流ボイラは、二つの環状の水冷壁を同心円状に配設して内側の水冷壁と外側の水冷壁との間に環状の燃焼室を形成すると共に、外側の水冷壁の上部に縦長細幅のバーナを貫通状に設け、前記燃焼室の高さと幅の比率を5:1〜10:1とし、又、前記バーナの燃焼室にむ先端部開口の高さと幅の比率を5:1〜10:1とすると共に、燃焼室の幅とバーナの先端部開口の幅の比率を1〜1.5:1としているため、バーナからの火炎が縦長で幅の細い火炎となり、火炎の表面積が大幅に増えることになる。その結果、本発明の請求項1の多管式貫流ボイラは、火炎からの放熱が多くなって水冷壁への輻射伝熱を促進すると共に、火炎温度が比較的低い温度に保たれてサーマルNOxの生成を抑制することができる。
又、本発明の請求項1の多管式貫流ボイラは、バーナから燃焼室の上部側にガス燃料と燃焼用空気又はガス燃料と燃焼用空気を混合させて成る予混合ガスを燃焼室壁面に沿ってその接線方向へ噴出して燃焼させ、燃焼室内に燃焼室壁面に沿う火炎を形成すると共に、燃焼ガスを燃焼室内で旋回させながら燃焼室の下部側へ流して排出するようにしているため、火炎による輻射伝熱によって内側の水冷壁と外側の水冷壁の両方に熱を与えると共に、火炎が遠心力により外側の水冷壁内面を嘗めることによる接触伝熱によっても外側の水冷壁へ熱を与えることになる。その結果、本発明の請求項1の多管式貫流ボイラは、水冷壁への熱吸収率が大幅に向上し、ボイラ自体の小型化を図ることができる。
更に、本発明の請求項1の多管式貫流ボイラは、火炎が燃焼室内を旋回する長い火炎であり、バーナから噴出されたガス燃料が燃焼室内で燃え切るまでの滞留時間を稼げるため、COの発生を抑制することができる。
又、本発明の請求項1の多管式貫流ボイラは、縦長細幅のバーナを外側の水冷壁に深く挿着し、バーナ先端からの噴出火炎が内側の水冷壁に当たるのを抑制するようにしているため、バーナからの火炎が広がって内側の水冷壁に当たることにより形成される火炎噴出方向と逆向きの渦流の発生を抑えることができ、環状の燃焼室内を旋回して来た燃焼ガスの再循環量を増やすことができる。その結果、本発明の請求項1の多管式貫流ボイラは、燃焼ガスによる排ガス再循環作用が確実且つ良好に得られることになり、NOxの発生をより一層抑制することができる。
本発明の請求項2及び請求項の多管式貫流ボイラは、上記効果に加えて更に次のような効果を奏することができる。
ち、本発明の請求項の多管式貫流ボイラは、外側の水冷壁の下端部を内方側へ折り曲げて燃焼室の下部空間を絞り込み、火炎及び燃焼ガスの降下を抑制して火炎及び燃焼ガスの燃焼室出口へのショートパスを防止するようにしているため、燃焼ガスの旋回が促進されると共に、水冷壁への熱伝達が促進され、燃焼ガスから熱を確実且つ良好に回収することができる。
更に、本発明の請求項の多管式貫流ボイラは、内側の水冷壁の下端部外面及び外側の水冷壁の下端部内面に火炎及び燃焼ガスの降下を抑制するフィンを設け、火炎及び燃焼ガスの燃焼室出口へのショートパスを防止するようにしているため、燃焼ガスの旋回が促進されると共に、水冷壁への熱伝達が促進され、燃焼ガスから熱を確実且つ良好に回収することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係る多管式貫流ボイラを示し、当該多管式貫流ボイラは、複数の水管1a及びヒレ1bから成る横断面形状が円形の内側の水冷壁1と、内側の水冷壁1の外周位置に同心円状に配設されて複数の水管2a及びヒレ2bから成る横断面形状が円形の外側の水冷壁2と、内側の水冷壁1と外側の水冷壁2との間に形成された環状の燃焼室3と、両水冷壁1,2の各水管1a,2aの上端部及び下端部に夫々連通状に接続された上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5と、内側の水冷壁1で囲まれた空間内に配設されて上端部及び下端部が上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5に夫々連通状に接続された複数の伝熱水管6aから成る伝熱水管群6と、伝熱水管群6と内側の水冷壁1との隙間及び伝熱水管群6の隙間に形成されて燃焼室3に連通する燃焼ガス通路7と、外側の水冷壁2に貫通状に設けたバーナ8等から構成されており、バーナ8から燃焼室3の上部側にガス燃料Fと燃焼用空気Aを混合させて成る予混合ガスF′を燃焼室3内に燃焼室3壁面に沿ってその接線方向へ噴出して燃焼させ、燃焼室3内に燃焼室3壁面に沿う火炎C(サイクロン火炎)を形成すると共に、燃焼ガスGを旋回させながら燃焼室3内を上方から下方へ向かって流した後、燃焼ガス通路7内へ流入させるようにしたものである。
この多管式貫流ボイラに於いては、内側の水冷壁1の水管1a内を流れるボイラ水への熱吸収は、燃焼室3内の火炎Cによる輻射伝熱と、燃焼室3内を流れる燃焼ガスGによる接触伝熱(対流伝熱)と、燃焼ガス通路7内を流れる燃焼ガスGによる接触伝熱とによって行われ、又、外側の水冷壁2の水管2a内を流れるボイラ水への熱吸収は、燃焼室3内の火炎Cによる輻射伝熱と、火炎Cが遠心力により外側の水冷壁2内面を嘗めることによる接触伝熱と、燃焼室3内を流れる燃焼ガスGによる接触伝熱とによって行われ、更に、伝熱水管群6の伝熱水管6a内を流れるボイラ水への熱吸収は、燃焼ガス通路7内を流れる燃焼ガスGによる接触伝熱のみによって行われることになる。
前記内側の水冷壁1は、複数本の水管1aを環状に並列配置して隣接する水管1aを上下方向へ延びる帯板状のヒレ1bで連結することにより形成されており、横断面形状が円形の気密構造に構成されている。この内側の水冷壁1で囲まれた空間は、後述する伝熱水管群6が配設される燃焼ガス通路7となっている。
又、内側の水冷壁1の下端部には、ヒレ1bの下端部を切り欠くことにより燃焼室3内の燃焼ガスGを燃焼ガス通路7内へ均一に流入させる複数の燃焼ガス通過口9が形成されていると共に、内側の水冷壁1の上端部には、燃焼ガス通路7を通過した燃焼ガスGを煙道11へ導く燃焼ガス出口10が形成されている。
前記外側の水冷壁2は、内側の水冷壁1と同様に複数本の水管2aを環状に並列配置して隣接する水管2aを上下方向に延びる帯板状のヒレ2bで連結することにより形成されており、横断面形状が円形の気密構造に構成されている。
又、外側の水冷壁2は、内側の水冷壁1の外周位置に内側の水冷壁1と同心円状に配置されており、内側の水冷壁1との間で環状の燃焼室3を形成するようになっている。この環状の燃焼室3は、水冷壁1,2への火炎Cによる輻射伝熱を促進するために狭く形成されている。実験により確認したところでは、燃焼室3の高さと幅(内側の水冷壁1と外側の水冷壁2の間隔)の比率は5:1〜10:1にするのが好ましい。この実施形態に於いては、燃焼室3の高さと幅の比率を10:1としている。
更に、外側の水冷壁2の上端部には、煙道11と内側の水冷壁1に形成した燃焼ガス出口10とに夫々連通する燃焼ガス出口12が形成されており、燃焼ガス通路7内の燃焼ガスGが両水冷壁1,2に形成した燃焼ガス出口10,12から煙道11へ流れるようになっている。
尚、内側の水冷壁1に形成した燃焼ガス出口10と外側の水冷壁2に形成した燃焼ガス出口12との間には、燃焼ガスGが燃焼室3内へ流入しないように両燃焼ガス出口10,12と燃焼室3とを区画する耐火物13が設けられている。
前記上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5は、何れも中空構造に形成されており、上部ヘッダー4には、内側の水冷壁1及び外側の水冷壁2の各水管1a,2aの上端部が、又、下部ヘッダー5には、内側の水冷壁1及び外側の水冷壁2の各水管1a,2aの下端部が夫々連通状に接続されている。
尚、上部ヘッダー4には、気水分離器等を備えた蒸気管が接続されていると共に、下部ヘッダー5には、給水ポンプ等を備えた給水管が接続されている(何れも図示省略)。又、上部ヘッダー4の下面側及び下部ヘッダー5の上面側には、耐火物13が夫々内張りされており、高温の燃焼ガスGから保護されている。
前記伝熱水管群6は、内側の水冷壁1で囲まれた空間内に配設されており、上端部及び下端部が上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5に夫々連通状に接続された複数本の伝熱水管6aから成る。この伝熱水管群6を形成する複数の伝熱水管6aは、内側の水冷壁1で囲まれた空間内に一定のピッチで配設されている。従って、伝熱水管群6と内側の水冷壁1との隙間及び伝熱水管群6の隙間には、燃焼室3及び煙道11へ連通する燃焼ガス通路7が形成されることになる。
尚、伝熱水管群6の各伝熱水管6aにフィン(図示省略)を取り付けて熱交換率の向上を図るようにしても良いことは勿論である。
前記バーナ8は、外側の水冷壁2の上部に貫通状に設けられており、このバーナ8には、ガス燃料Fと燃焼用空気Aを混合させて成る予混合ガスF′を燃焼室3内に噴出して燃焼させるようにした縦長細幅の予混合式のバーナ8が使用されている。
即ち、バーナ8は、縦長長方形状の燃焼筒8a内にガス燃料噴射孔8b′を形成したガス燃料供給管8bを上下方向へ一定間隔ごとに配設すると共に、燃焼筒8aの開口付近に保炎板8cを配設して成り、送風機(図示省略)から燃焼筒8a内に燃焼用空気Aを流すと共に、燃焼筒8a内の燃焼用空気A中にガス燃料供給管8bのガス燃料噴射孔8b′からガス燃料Fを燃焼用空気Aの流動方向と直交する方向へ噴射してガス燃料Fと燃焼用空気Aを混合し、この混合した予混合ガスF′を燃焼筒8aの先端部開口から噴出させて燃焼させ、燃焼筒8a先端に縦長細幅の火炎Cを形成するように構成されている。
又、バーナ8は、火炎Cの表面積を増やして火炎Cからの放熱を促進するために縦長細幅に形成されている。実験により確認したところでは、バーナ8の先端部開口(燃焼筒8aの先端部開口)の高さと幅の比率は5:1〜10:1にすると共に、燃焼室3の幅とバーナ8の先端部開口の幅の比率は1〜1.5:1にするのが好ましい。この実施形態に於いては、燃焼室3の高さと幅の比率を5:1とすると共に、燃焼室3の幅とバーナ8の先端部開口の幅の比率を1.5:1としている。
更に、バーナ8は、バーナ8先端からの噴出火炎Cが広がって内側の水冷壁1に当たるのを防止するために外側の水冷壁2の上部に深く挿着されており、バーナ8からの火炎Cが内側の水冷壁1に当たることにより形成される火炎噴出方向と逆向きの渦流の発生を抑制できるようになっている。このとき、バーナ8の向きは、燃焼筒8aの先端部開口から予混合ガスF′を燃焼室3壁面に沿ってその接線方向へ噴出できるように設定されている。
尚、前記多管式貫流ボイラには、図示していないがパイロットバーナが設けられている。このパイロットバーナは、そのパイロット炎がバーナ8の先端部に臨むように設けられており、バーナ8の先端部開口から燃焼室3内に噴出される予混合ガスF′に着火させるようになっている。又、パイロットバーナは、予混合ガスF′の着火後に停止されるものである。
以上のように構成された多管式貫流ボイラによれば、バーナ8から噴出された予混合ガスF′は、燃焼室3の上部に燃焼室3壁面に沿ってその接線方向へ噴出され、パイロットバーナにより着火されて予混合燃焼を行う。即ち、予混合ガスF′がバーナ8から燃焼室3の上部に燃焼室3壁面に沿ってその接線方向へ噴出されることから、燃焼室3内には燃焼室3壁面に沿う火炎C(サイクロン火炎)が形成される。
この多管式貫流ボイラは、縦長細幅のバーナ8を使用しているために前記火炎Cが縦長細幅の表面積の広い火炎Cであり、且つ火炎Cが遠心力により外側の水冷壁2内面を嘗めるように延びるため、火炎Cの放射特性が良くなって冷却されることになり、火炎Cの温度が比較的低い温度に保たれることになる。その結果、燃焼室3内のサーマルNOxの生成が抑制されることになる。
又、この多管式貫流ボイラは、燃焼ガスGの一部が環状の燃焼室3内を周回してバーナ8の先端部に戻るため、燃焼ガスGによる排ガス再循環作用が得られる。特に、この多管式貫流ボイラは、バーナ8を外側の水冷壁2に深く挿着し、バーナ8先端から噴出する火炎Cが内側の水冷壁1に当たるのを抑制するようにしているため、バーナ8からの火炎Cが広がって内側の水冷壁1に当たることにより形成される火炎噴出方向と逆向きの渦流の発生を抑えることができ、環状の燃焼室3内を旋回して来た燃焼ガスGの再循環量を増やすことができる。その結果、燃焼ガスGによる排ガス再循環作用が確実且つ良好に得られることになり、NOxの発生がより一層抑制されることになる。このとき、バーナ8の燃焼筒8aの幅が狭いほど燃焼ガスGの再循環の量が多くなる。又、バーナ8の燃焼筒8a内の予混合ガスF′の通過流速が定格時30m/sec以上であるため、燃焼筒8aは予混合ガスF′によって冷却され、再循環した燃焼ガスGの輻射熱による燃焼筒8aの焼損の問題を回避することができる。
更に、この多管式貫流ボイラは、火炎Cによる輻射伝熱によって内側の水冷壁1と外側の水冷壁2の両方に熱を与えると共に、火炎Cが遠心力により外側の水冷壁2を嘗めることによる接触伝熱によっても外側の水冷壁2へ熱を与えるため、水冷壁1,2の熱吸収率が大幅に向上することになり、ボイラ自体の小型化を図ることができる。
加えて、この多管式貫流ボイラは、火炎Cが燃焼室3内を旋回しながら下降する長い火炎Cであり、バーナ8から噴出された予混合ガスF′が燃焼室3内で燃え切るまでの滞留時間を稼げるため、COの発生を抑制することができる。
そして、予混合燃焼により発生した燃焼ガスGは、燃焼室3内を旋回しながら上方から下方へ向かって流れ、燃焼室3内を下降する間に接触伝熱により内側の水冷壁1と外側の水冷壁22に熱を与えつつ、内側の水冷壁1の下端部に形成した燃焼ガス通過口9から燃焼ガス通路7内に均一に流入する。
燃焼ガス通路7内に流入した燃焼ガスGは、伝熱水管群6と内側の水冷壁1に接触しながら燃焼ガス通路7内を下方から上方へ向かって流れ、燃焼ガス通路7内を上昇する間に接触伝熱により伝熱水管群6を形成する複数の伝熱水管6aと内側の水冷壁1とに熱を与え、その後燃焼ガス出口10,12を通って煙道11からボイラ外部へ排出される。
上述した本願発明の多管式貫流ボイラと従来の多管式貫流ボイラとを同じ条件下で運転した結果、従来の多管式貫流ボイラの場合、空気比1.1にてNOxが50ppm(O2 =0%換算値)のときに火炎Cの温度が約1400℃であったのに対して、本願発明の多管式貫流ボイラの場合、燃焼室3の幅を狭めて火炎Cの表面積が広くなる縦長細幅のバーナ8を用いて伝熱促進効果を高めることにより火炎Cの温度を約100℃下げることができ、又、バーナ8を外側の水冷壁2に深く挿着して燃焼ガスGの再循環促進効果を高めることにより火炎Cの温度を更に約50℃下げることができ、結果として火炎Cの温度が約1250℃となり、NOx値25ppm以下を達成することができた。
図3は本発明の第2の実施形態に係る多管式貫流ボイラを示し、当該多管式貫流ボイラは、複数の水管1a及びヒレ1bから成る横断面形状が円形の内側の水冷壁1と、内側の水冷壁1の外周位置に同心円状に配設されて複数の水管2a及びヒレ2bから成る横断面形状が円形の外側の水冷壁2と、内側の水冷壁1と外側の水冷壁2との間に形成された環状の燃焼室3と、両水冷壁1,2の各水管1a,2aの上端部及び下端部に夫々連通状に接続された上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5と、内側の水冷壁1で囲まれた空間内に配設されて上端部及び下端部が上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5に夫々連通状に接続された複数の伝熱水管6aから成る伝熱水管群6と、伝熱水管群6と内側の水冷壁1との隙間及び伝熱水管群6の隙間に形成されて燃焼室3に連通する燃焼ガス通路7と、外側の水冷壁2に貫通状に設けたバーナ8等から構成されており、燃焼室3の下部領域に対向する外側の水冷壁2の下端部を内方側へ折り曲げて燃焼室3の下部空間を絞り込み、火炎C及び燃焼ガスGの降下を抑制して火炎C及び燃焼ガスGの燃焼室3出口(燃焼ガス通過口9)へのショートパスを防止するようにしたものである。
このとき、外側の水冷壁2の折り曲げによる燃焼室3横断面の絞り比(燃焼室3の絞られていない部分の横断面積と燃焼室3の絞られた部分の横断面積の比率)は、3:1以上となるようにしている。
前記多管式貫流ボイラは、外側の水冷壁2の下端部を内方側へ折り曲げたこと以外は、図1及び図2に示す多管式貫流ボイラと同様構造に構成されており、図1及び図2の多管式貫流ボイラと同じ部位・部材には同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
この多管式貫流ボイラは、図1及び図2に示す多管式貫流ボイラと同様の作用効果を奏することができる。特に、この多管式貫流ボイラは、外側の水冷壁2の下端部を内方側へ折り曲げて燃焼室3の下部空間を絞り込み、火炎C及び燃焼ガスGの降下を抑制して火炎C及び燃焼ガスGの燃焼室3出口へのショートパスを防止するようにしているため、燃焼ガスGの旋回が促進されると共に、水冷壁1,2への熱伝達が促進され、燃焼ガスGから熱を確実且つ良好に回収することができる。
図4は本発明の第3の実施形態に係る多管式貫流ボイラを示し、当該多管式貫流ボイラは、複数の水管1a及びヒレ1bから成る横断面形状が円形の内側の水冷壁1と、内側の水冷壁1の外周位置に同心円状に配設されて複数の水管2a及びヒレ2bから成る横断面形状が円形の外側の水冷壁2と、内側の水冷壁1と外側の水冷壁2との間に形成された環状の燃焼室3と、両水冷壁1,2の各水管1a,2aの上端部及び下端部に夫々連通状に接続された上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5と、内側の水冷壁1で囲まれた空間内に配設されて上端部及び下端部が上部ヘッダー4及び下部ヘッダー5に夫々連通状に接続された複数の伝熱水管6aから成る伝熱水管群6と、伝熱水管群6と内側の水冷壁1との隙間及び伝熱水管群6の隙間に形成されて燃焼室3に連通する燃焼ガス通路7と、外側の水冷壁2に貫通状に設けたバーナ8等から構成されており、燃焼室3の下部領域に対向する内側の水冷壁1の下端部外面及び外側の水冷壁2の下端部内面にフィン14を燃焼室3の高さ方向に一定間隔ごとに設け、当該フィン14により火炎C及び燃焼ガスGの降下を抑制して火炎C及び燃焼ガスGの燃焼室3出口(燃焼ガス通過口9)へのショートパスを防止するようにしたものである。
このとき、フィン14による燃焼室3横断面の絞り比(燃焼室3の絞られていない部分の横断面積と燃焼室3のフィン14により絞られた部分の横断面積の比率)は、3:1以上となるようにしている。
この多管式貫流ボイラは、内側の水冷壁1の下端部外面及び外側の水冷壁2の下端部内面に環状のフィン14を設けたこと以外は、図1及び図2に示す多管式貫流ボイラと同様構造に構成されており、図1及び図2の多管式貫流ボイラと同じ部位・部材には同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
この多管式貫流ボイラは、図1及び図2に示す多管式貫流ボイラと同様の作用効果を奏することができる。特に、この多管式貫流ボイラは、燃焼室3の下部領域に対向する内側の水冷壁1の下端部外面及び外側の水冷壁2の下端部内面にフィン14を設け、当該フィン14により火炎C及び燃焼ガスGの降下を抑制して火炎C及び燃焼ガスGの燃焼室3出口へのショートパスを防止するようにしているため、燃焼ガスGの旋回が促進されると共に、水冷壁1,2への熱伝達が促進され、燃焼ガスGから熱を確実且つ良好に回収することができる。
尚、上記各実施形態に係る多管式貫流ボイラに於いては、バーナ8から予混合ガスF′を燃焼室3内に燃焼室3壁面に沿ってその接線方向へ噴出して予混合燃焼させるようにしたが、他の実施形態に係る多管式還流ボイラに於いては、バーナ8からガス燃料Fと燃焼用空気Aを燃焼室3内へ別々に噴出させて拡散燃焼させるようにしても良い。
更に、上記各実施形態に係る多管式貫流ボイラに於いては、外側の水冷壁2の上端部にバーナ8を一台だけ貫通状に設けるようにしたが、他の実施形態に係る多管式貫流ボイラに於いては、外側の水冷壁2の上端部にバーナ8を燃焼室3の周方向へ等角度ごとに貫通状に設け、各バーナ8から燃焼室3内にガス燃料Fと燃焼用空気A又はガス燃料Fと燃焼用空気Aを混合させて成る予混合ガスF′を燃焼室3壁面に沿ってその接線方向へ噴出して燃焼させるようにしても良い。又、外側の水冷壁2の上端部にバーナ8の他に燃焼室3内に二次燃焼用空気を吹き込む二次燃焼空気供給管(図示省略)を貫通状に設けるようにしても良い。
本発明の第1の実施形態に係る多管式貫流ボイラの概略縦断面図である。 図1に示す多管式貫流ボイラの概略横断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る多管式貫流ボイラの概略縦断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る多管式貫流ボイラの概略縦断面図である。 従来の多管式貫流ボイラの概略縦断面図である。 従来の多管式還流ボイラの概略横断面図である。 燃焼室の形状と水冷壁の伝熱面積との関係を示す説明図である。 火炎の表面積が広くなる縦長細幅のバーナの説明図である。 従来の多管式貫流ボイラを示し、バーナの先端部に渦流が発生した状態の概略横断面図である。
符号の説明
1は内側の水冷壁、1aは水管、1bはヒレ、2は外側の水冷壁、2aは水管、2bはヒレ、3は燃焼室、4は上部ヘッダー、5は下部ヘッダー、8はバーナ、14はフィン、Aは燃焼用空気、Cは火炎、Fはガス燃料、F′は予混合ガス、Gは燃焼ガス。

Claims (3)

  1. 複数の水管及びヒレから成る二つの環状の水冷壁を同心円状に配設して内側の水冷壁と外側の水冷壁との間に環状の燃焼室を形成すると共に、両水冷壁の各水管の上端部及び下端部を上部ヘッダー及び下部ヘッダーに夫々連通状に接続し、又、前記外側の水冷壁の上部にバーナを貫通状に設け、当該バーナから燃焼室の上部側にガス燃料と燃焼用空気又はガス燃料と燃焼用空気を混合させて成る予混合ガスを燃焼室壁面に沿ってその接線方向へ噴出して燃焼させ、燃焼室内に燃焼室壁面に沿う火炎を形成すると共に、燃焼ガスを燃焼室内で旋回させながら燃焼室の下部側へ流して排出するようにした多管式貫流ボイラに於いて、前記燃焼室の高さと幅の比率を5:1〜10:1とし、又、前記バーナを縦長細幅のバーナとし、当該バーナの燃焼室にむ先端部開口の高さと幅の比率を5:1〜10:1とすると共に、燃焼室の幅とバーナの先端部開口の幅の比率を1〜1.5:1とし、バーナの先端部開口が外側の水冷壁内面から離間した位置になるようにバーナを外側の水冷壁に深く挿着し、バーナ先端からの噴出火炎が内側の水冷壁に当たるのを抑制し、火炎が内側の水冷壁に当たることにより形成される火炎噴出方向と逆向きの渦流の発生を抑えて環状の燃焼室内を旋回して来た燃焼ガスの再循環量を増やすようにしたことを特徴とする多管式貫流ボイラ。」
  2. 外側の水冷壁の下端部を内方側へ折り曲げて燃焼室の下部空間を絞り込み、火炎及び燃焼ガスの降下を抑制して火炎及び燃焼ガスの燃焼室出口へのショートパスを防止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の多管式貫流ボイラ。
  3. 内側の水冷壁の下端部外面及び外側の水冷壁の下端部内面に火炎及び燃焼ガスの降下を抑制するフィンを設け、火炎及び燃焼ガスの燃焼室出口へのショートパスを防止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の多管式貫流ボイラ。
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