JP4729210B2 - 電動ドライバー用マルチアタッチメント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動ドライバー用マルチアタッチメントに関するものであり、土木・建築に使用されるボルトに螺合されたナットを締め付けたり、緩めたりする作業に使用するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、これらの作業には、図8に示すように、空圧、又は油圧インパクトレンチが知られており、これは、ナットの締付け等に広く用いられており、本体から突出する回転軸を、空圧、又は油圧で回し、該回転軸に取り付けられるソケットを回転させるものであるが、図9に示すように、ソケットは棒状のものであり、該ソケットの一端には、本体の回転軸へ取り付ける装着孔、他端ナットへ嵌着するナット孔がある。そして使用時、ナットサイズに応じたソケットに取り替えることにより、種々のサイズのナットの締め付けに対応するものである。
【0003】
しかし、これらの器具では、アンカーボルトのネジ深さにより、使用に制限があり、使用が可能な位置までは、手動でメガネレンチを使用しており、その作業は煩雑であると共に、作業時間もかかり、極めて作業能率の悪いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、アンカーボルトのネジ深さに関係なく、使用が可能であり、作業が簡単、かつ、迅速に行え、作業能率のよい電動ドライバー用マルチアタッチメントを開発・提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、この課題を解決するための手段として、この発明は、フレーム本体に、並列して噛み合うギアを枢着し、ギアの一方に電動ドライバーの回転軸を、他方の2連ギアに、締め付け、あるいは緩めるナットを嵌着する穴を表裏に各2種類(計4種類)設け、該穴の位置と電動ドライバーの回転軸の位置とをずらして設け、さらに、フレーム本体の形状を長くすることで、ハンドルとして兼用可能にした電動ドライバー用マルチアタッチメントである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の好適な一実施例を図1〜図4に基づいて説明すると、電動ドライバー(Y)に装着するバンド(Z)を支持するアーム(Za)を固定するための取付け孔(1a)を有するハンドル兼フレーム本体(1)を設け、該ハンドル兼フレーム本体(1)に、中心に電動ドライバー(Y)の回転軸(Ya)に嵌着する連結穴(2a)を有する駆動ギア(2)を枢着し、かつ、該駆動ギア(2)と噛み合い、ナット(A1・A2)を嵌挿する通孔(3a・3b)を有する、従動ギア(3)を枢着し、さらに、該従動ギア(3)と噛み合い、ナット(A3・A4)を嵌挿する通孔(4a・4b)を有する、従動ギア(4)を枢着し、これら各ギア(2)(3)(4)の中心軸間を所定寸法(α)ほど異なって設けたことを特徴とする電動ドライバー用マルチアタッチメントから構成される。
【0007】
尚、ハンドル兼フレーム本体(1)は、二枚の板材にスペーサー(6)(7)を介して皿ネジ(5)及び丸小ネジ(8)で固定して構成され、これら板材の間に、前記駆動ギア(2)と前記従動ギア(3)(4)が、三枚連続して噛み合った状態で、それぞれ枢着されたものであり、さらにハンドル兼フレーム本体(1)の一の板体には、前述のように、取付け孔(1a)が設けられており、電動ドライバー(Y)に装着するバンド(Z)を支持するアーム(Za)と固定するものである。
【0008】
また、駆動ギア(2)と従動ギア(3)(4)との、それぞれ各ギアの中心軸間を所定寸法(α)ほど異なって設け、電動ドライバー(Y)の回転軸(Ya)と、従動ギア(3)(4)の通孔(3a・3b)(4a・4b)〔メガネレンチである〕に嵌着する4種類のナット(A1)(A2)(A3)(A4)が嵌挿でき、相手のナットサイズに合わせて使い分けるものである。
【0009】
さらに、駆動ギア(2)の連結穴は、大・小2種類の連結穴(2a)(2a′)を形成されているものであり、図4(C)に示すように、電動ドライバー(Y)のマルチアタッチメント〔図9(A)参照〕の両端の連結軸の形状に合わせて、大径の連結穴(2a)や六角形の小径の連結穴(2a′)を表裏対称に設けている。
【0010】
次に、この発明の使用方法を述べると、図6,図7に示すように、コンクリートブロック(B)のアンカーボルトにナット(A1)を締付ける際には、電動ドライバー(Y)の胴体にバンド(Z)を装着し、かつ、バンド(Z)のアーム(Za)に、ハンドル兼フレーム本体(1)を装着して、ハンドル兼フレーム本体(1)の従動ギア(3)の通孔(3a)にナット(A1)を嵌着し、駆動ギア(2)の連結穴(2a)に電動ドライバー(Y)の軸を嵌着して、使用するものである。
【0011】
また、作業現場の状況に応じて、アンカーボルトのナットサイズ(A1・A2)(A3・A4)が異なっても、4種類の通孔(3a・3b)(4a・4b)が表裏、隣接装備されており、ナットサイズに合った通孔に嵌着して、使用するものである。
【0012】
また、アンカーボルトのナットの締め付け及び緩め回転方向が、従動ギア(3)と従動ギア(4)とでは逆方向になる為、その都度、電動ドライバーの回転方向切り替えボタン(Yb)を操作して対応する。
【0013】
【発明の効果】
この発明によると、電動ドライバー(Y)に装着するバンド(Z)を支持するアーム(Za)を固定するための取付け孔(1a)を有するハンドル兼フレーム本体(1)を設け、該ハンドル兼フレーム本体(1)に、中心に電動ドライバー(Y)の回転軸(Ya)に嵌着する連結穴(2a)を有する駆動ギア(2)を枢着し、かつ、該駆動ギア(2)と噛み合い、ナット(A・B)を嵌挿する通孔(3a・3b)を有する、従動ギア(3)を枢着し、さらに、従動ギア(3)と噛合い、ナット(C・D) を嵌挿する通孔(4a・4b)を有する従動ギア(4)を枢着し、これら各ギア(2)(3)(4)の中心軸間を所定寸法(α)ほど異なって設けたことにより、アンカーボルトのネジ深さに関係なく、使用が可能であり、さらに、複数(4種類)のアンカーボルトのナットサイズ(A・B・C・D)に対応した通孔(3a・3b)(4a・4b)を表裏、隣接装備することにより、作業がより簡単、かつ、迅速に行え、作業能率が向上する。
【0014】
また、ハンドル兼フレーム本体(1)が、二枚の板材にスペーサー(5)(7)を介して構成し、その間に、駆動ギア(2)と従動ギア(3)(4)を噛み合わせて構成したため、簡易な構造となり、軽量で、コストも低減できるものである。
【0015】
さらに、この発明によると、駆動ギア(2)の連結穴が、大・小2種類の連結穴(2a)(2a′)で形成されていることにより、既存のインパクトレンチのソケットを利用することができる等極めて有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、(A)は平面図、(B)は右側面図である。
【図2】この発明の一実施例を示し、(A)は図1中のF矢視図、(B)は図1中のg−g断面図である。
【図3】この発明の一実施例を示し、図1中の、f−f断面図である。
【図4】この発明の一実施例を示し、(A)は図1中の、d−d断面図、(B)は図1中の、c−c断面図、(C)は図1中の、b−b断面図、(D)は図1中の、e−e断面図、(E)は図1中の、h−h断面図、である。
【図5】本発明に使用するバンドであり、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
【図6】本発明の使用状態を示す平面図である。
【図7】本発明の使用状態を示す右側面図である。
【図8】従来,使用されたインパクトレンチの側面図である。
【図9】従来,使用されたインパクトレンチのソケットであり、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図である。
【符号の説明】
1 ハンドル兼フレーム本体
1a 取付け孔
2 駆動ギア
2a 連結穴
2a′連結穴
3 従動ギア
3a 通孔
3b 通孔
4 従動ギア
4a 通孔
4b 通孔
5 スペーサー
6 皿ビス・ナット
7 スペーサー
8 丸小ネジ・プレーンワッシャ
A1 ナット
A2 ナット
A3 ナット
A4 ナット
B コンクリートブロック
X ハンドル
Y 電動ドライバー
Ya 電動ドライバーの回転軸
Z バンド
Za アーム
α 両ギアの中心距離寸法
Claims (3)
- 電動ドライバー(Y)の回転軸(Ya)を嵌着するハンドル兼フレーム本体(1)を設け、該ハンドル兼フレーム本体(1)に、中心に電動ドライバー(Y)の回転軸(Ya)に嵌着する連結穴(2a)を有する駆動ギア(2)を枢着し、かつ、該駆動ギア(2)と噛み合い、異なるナットサイズのナット(A1・A2)を嵌挿する通孔(3a・3b)を表裏に有する,従動ギア(3)を枢着し、更に、該従動ギア(3)と噛み合い、異なるナットサイズのナット(A3・A4)を嵌挿する通孔(4a・4b)を表裏に有する、従動ギア(4) を枢着し、これら各ギア(2)(3)(4)の中心軸間を所定寸法(α)異なって設けたことを特徴とする電動ドライバー用マルチアタッチメント。
- 電動ドライバー(Y)に装着するバンド(Z)を支持するアーム(Za)を固定するための取付け孔(1a)を有するハンドル兼フレーム本体(1)を設け、該ハンドル兼フレーム本体(1)に、中心に電動ドライバー(Y)の回転軸(Ya)に嵌着する連結穴(2a)を有する駆動ギア(2)を枢着し、かつ、該駆動ギア(2)と噛み合い、ナット(A1・A2)を嵌挿する通孔(3a・3b)を有する、従動ギア(3)を枢着し、更に、該従動ギア(3)と噛み合い、ナット(A3・A4)を嵌挿する通孔(4a・4b)を有する、従動ギア(4) を枢着し、これら各ギア(2)(3)(4)の中心軸間を所定寸法(α)異なって設けたことを特徴とする電動ドライバー用マルチアタッチメント。
- 駆動ギア(2)の連結穴が、大・小2種類の連結穴(2a)(2a′)で形成され、かつ、表裏どちらからでも嵌挿が可能で、また、従動ギア(3)(4)に嵌挿する大小4種類の通孔 (3a・3b)(4a・4b)を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項、又は第2項記載の電動ドライバー用マルチアタッチメント。
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