JP4728789B2 - コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置 - Google Patents

コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4728789B2
JP4728789B2 JP2005351496A JP2005351496A JP4728789B2 JP 4728789 B2 JP4728789 B2 JP 4728789B2 JP 2005351496 A JP2005351496 A JP 2005351496A JP 2005351496 A JP2005351496 A JP 2005351496A JP 4728789 B2 JP4728789 B2 JP 4728789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
distribution
divided file
divided
file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005351496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007158745A (ja
Inventor
昌巳 藤田
章 中村
康之 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2005351496A priority Critical patent/JP4728789B2/ja
Publication of JP2007158745A publication Critical patent/JP2007158745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4728789B2 publication Critical patent/JP4728789B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、ネットワークにコンテンツを配信するコンテンツ配信装置およびネットワークを介してコンテンツを受信するンテンツ受信装置関する。
従来、動画コンテンツ(以下、単にコンテンツという)をネットワークに配信したり、当該ネットワークを介して受信したりするもの(例えば、特許文献1,2参照)として、受信側の利用者が所望のコンテンツを送信側(コンテンツ提供者、例えば、放送事業者)に個別に要求して受信するVOD(Video On Demand:ビデオ・オン・デマンド)がある。
このVODは、受信側の利用者が利用している端末(利用者端末)から、送信側の放送事業者が管理しているサーバ(放送事業者管理サーバ)にネットワークを介して、当該サーバにアクセスし、リクエストを送信し、このリクエストに応じたコンテンツを当該端末に配信している。この場合、サーバからコンテンツを配信する際に、通常、サーバと端末とが1対1に通信可能状態を確立するユニキャストが用いられている。
特開2003−258895号公報 特開2003−111047号公報
しかしながら、従来のVODでは、放送事業者管理サーバと利用者端末とがユニキャストにより個別にコンテンツを配信するので、利用者端末の増加に伴ったアクセス数の増大により当該放送事業者管理サーバの配信能力を超えてしまい、利用者端末に対しコンテンツの安定した配信を行うことができなくなるという問題がある。
そこで、本発明では、このような問題を解決し、利用者端末の数が増加し、アクセス数が増大しても、コンテンツの安定した配信を行うことができるコンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載のコンテンツ配信装置は、ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ配信装置であって、コンテンツ分割手段と、分割ファイルの転送速度を所定倍数にして配信するコンテンツ配信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ配信装置は、コンテンツ分割手段によって、ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とを少なくとも設定した全体情報に基づいて、コンテンツを所定単位時間の均等な分割幅の素材に分割し、当該コンテンツを分割した素材を示す分割ファイルごとに当該分割ファイルが連続する番号と送信チャンネルと所定単位時間とを示す個別情報を付加する。なお、全体情報には、各コンテンツの配信方式と複数の送信チャンネルの情報の他に、例えば、コンテンツのタイトル名、コンテンツの制作元に関する情報等が含まれている。所定単位時間とは、コンテンツを分割する分割幅(分割時間)であり、任意の時間である。また、個別情報には、分割ファイルが連続する番号、すなわち、コンテンツの中で分割ファイルがどの位置にあったのかを示すフレーム番号(フレームNo)と、送信路、すなわち、送信路を指定する情報(送信チャンネル番号(ch番号))と、分割ファイルの所定単位時間(素材長)とが含まれている。続いて、コンテンツ配信装置は、コンテンツ配信手段によって、このコンテンツ分割手段で分割された分割ファイルの転送速度を全体情報に基づいて2以上の所定整数倍の倍速にし、当該分割ファイルを前記所定単位時間内で当該所定整数と同数回ループ再生させると共に、分割ファイルをループ再生した時の開始時刻が同一となるように同期させて、ネットワーク上の送信チャンネルに向け、ループ再生によるマルチキャスト配信を行う。例えば、分割ファイルの転送速度を2倍にした場合には、所定単位時間内で2回ループするように配信し、分割ファイルの転送速度を3倍にした場合には、所定単位時間内で3回ループするように配信する。
請求項2に記載のコンテンツ配信装置は、ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ配信装置であって、コンテンツ分割手段と、設定分割ファイルの転送速度を所定倍数にして配信するコンテンツ配信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ配信装置は、コンテンツ分割手段によって、ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とを少なくとも設定した全体情報に基づいて、コンテンツを所定単位時間に分割し、分割した素材を示す分割ファイルごとに当該分割ファイルが連続する番号と送信チャンネルと所定単位時間とを示す個別情報を付加する。続いて、コンテンツ配信装置は、コンテンツ配信手段によって、コンテンツ分割手段で分割された分割ファイルの中で、予め設定した設定分割ファイルの転送速度を全体情報に基づいて2以上の所定整数の倍速にし、当該設定分割ファイルを前記所定単位時間内で当該所定整数と同数回ループ再生させると共に、当該設定分割ファイル以外のファイルを前記所定単位時間毎にループ再生させ、設定分割ファイルと分割ファイルとをループ再生した時の開始時刻が同一となるように同期させて、ネットワーク上の送信チャンネルに向け、ループ再生によるマルチキャスト配信を行う。設定分割ファイルは、例えば、コンテンツの先頭若しくは2番目に位置する分割ファイルである。
請求項3に記載のコンテンツ受信装置は、ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ受信装置であって、ネットワークアクセス手段と、コンテンツ受信手段と、分割ファイルごとに設定された転送速度に応じて再生するコンテンツ再生手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ受信装置は、ネットワークアクセス手段によって、ネットワーク上に展開されるサイトにアクセスし、当該サイト上で表示されるコンテンツの中からコンテンツを選択すると共に、ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とが少なくとも設定された全体情報を取得する。続いて、コンテンツ受信装置は、コンテンツ受信手段によって、ネットワークアクセス手段で取得した全体情報に従って、選択したコンテンツを、当該コンテンツが分割された分割ファイルごとに送信チャンネルを切り替えて受信すると共に、当該分割ファイルが連続する番号と、送信チャンネルと、当該コンテンツを均等に分割する分割幅を示す所定単位時間とを示す個別情報を当該分割ファイルと共に受信する。そして、コンテンツ再生手段によって、前記受信した分割ファイルを、当該分割ファイルに付加されている個別情報と、全体情報とに基づいて再生すると共に、受信した分割ファイルの転送速度が全体情報に設定された転送速度に対して2以上の所定整数倍の倍速であった場合に、配信開始時刻以降であれば、当該分割ファイルごとに設定された転送速度に戻し当該分割ファイルを再生し、配信開始時刻以前であれば、受信した分割ファイルの転送速度で当該分割ファイルを再生する。なお、ここで、分割ファイルを再生するとは、分割ファイルを時系列に沿って接続することによるコンテンツの連続再生、分割ファイル間で再生箇所(出力箇所)を変更することによるコンテンツ内のジャンプ再生、コンテンツ内の任意箇所でストップ(コンテンツの視聴の中断)およびコンテンツの視聴の完了等を指している。
請求項4に記載のコンテンツ受信装置は、ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ受信装置であって、ネットワークアクセス手段と、コンテンツ受信手段と、設定分割ファイルの転送速度に応じて再生するコンテンツ再生手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ受信装置は、ネットワークアクセス手段によって、ネットワーク上に展開されるサイトにアクセスし、当該サイト上で表示されるコンテンツの中からコンテンツを選択すると共に、ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とが少なくとも設定された全体情報を取得する。続いて、コンテンツ受信装置は、コンテンツ受信手段によって、ネットワークアクセス手段で取得した全体情報に従って、選択したコンテンツを、当該コンテンツが分割された分割ファイルごとに送信チャンネルを切り替えて受信すると共に、当該分割ファイルが連続する番号と、前記送信チャンネルと、当該コンテンツを均等に分割する分割幅を示す所定単位時間とを示す個別情報を当該分割ファイルと共に受信する。そして、コンテンツ再生手段によって、当該分割ファイルを、当該分割ファイルに付加されている個別情報と、全体情報とに基づいて再生すると共に、受信した分割ファイルの中で予め設定した設定分割ファイルの、転送速度が全体情報に設定された転送速度に対して2以上の所定整数倍の倍速であった場合に、前記配信開始時刻以降であれば、当該設定分割ファイルを、設定された転送速度に戻して再生し、前記配信開始時刻以前であれば、前記受信した設定分割ファイルの転送速度で当該分割ファイルを再生する
請求項に記載の発明によれば、分割ファイルの転送速度を所定倍数にし、当該分割ファイルを所定単位時間内で当該所定倍数と同数回ループさせているので、受信側において、所望のコンテンツを選択した後、転送速度が所定倍数された当該コンテンツの分割ファイルを通常速度に戻すことで、当該分割ファイルのループ再生が先頭から開始されるまでの待ち時間を減少させることができる。
請求項に記載の発明によれば、予め設定した設定分割ファイルの転送速度を所定倍数にし、当該設定分割ファイルを前記所定単位時間内で当該所定倍数と同数回ループさせているので、受信側において、所望のコンテンツを選択した後、転送速度が所定倍数された当該コンテンツの設定分割ファイルを通常速度に戻すことで、当該設定分割ファイルのループ再生が先頭から開始されるまでの待ち時間を減少させることができる。
請求項に記載の発明によれば、ネットワーク上に配信する際の配信方法と配信先である複数の送信路とが少なくとも設定された全体情報を取得し、この全体情報に従って、分割ファイルの転送速度を元に戻して出力し、個別情報に基づいて、複数の送信路に送信されている分割ファイルからコンテンツを再生(再構築)することができるので、所望のコンテンツを受信する際に、送信側とユニキャストによる通信状態を確立しなくてもよく、当該コンテンツの安定した受信を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、ネットワーク上に配信する際の配信方法と配信先である複数の送信路とが少なくとも設定された全体情報を取得し、この全体情報に従って、設定分割ファイルの転送速度を元に戻して出力し、個別情報に基づいて、複数の送信路に送信されている設定分割ファイルおよび分割ファイルからコンテンツを再生(再構築)することができるので、所望のコンテンツを受信する際に、送信側とユニキャストによる通信状態を確立しなくてもよく、当該コンテンツの安定した受信を行うことができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
〈コンテンツ配信受信システムの概要〉
図1はコンテンツ配信受信システムのブロック図である。この図1に示すように、コンテンツ配信受信システムSは、コンテンツ配信装置1と、複数のコンテンツ受信装置3とから構成されている。
コンテンツ配信受信システムSは、受信側からの要求に基づいたコンテンツの配信(いわゆるビデオ・オン・デマンド VOD)を実現するために、多数のコンテンツを分割した分割ファイルをマルチキャスト配信によって繰り返し再生(ループ再生)することで、配信期限(配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯または期間)中であれば、当該多数のコンテンツの中なら選択して所望のコンテンツを視聴可能にしたものである。
つまり、このコンテンツ配信受信システムSでは、従来のシステムのように、受信側から所望のコンテンツの配信要求があった際に、配信側がユニキャスト配信によって、当該受信側に個別に所望のコンテンツを配信するのではなく、配信期限中に限り、コンテンツを分割した分割ファイルをマルチキャスト配信する、つまり、複数の送信路に分割ファイルを一斉に配信しループ再生しておき、受信側が自在に送信路(送信チャンネル、“ch”)を切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生することで、所望のコンテンツが視聴できるように構成されている。
これによって、このコンテンツ配信受信システムSでは、受信側(コンテンツ受信装置3)からのアクセス数が増大しても、配信側(コンテンツ配信装置1)において、コンテンツ(分割ファイル)の配信の負荷が一定となり、且つ、受信側において、所望のコンテンツを取得するまでのアクセス時間の短縮や、コンテンツ内でジャンプした際のレスポンスの向上が図れる。
なお、このコンテンツ配信受信システムSでは、コンテンツ配信装置1とコンテンツ受信装置3とを接続するネットワーク上に、Webサーバ2と、認証サーバ4と、課金サーバ6とが備えられている。
Webサーバ2は、コンテンツ受信装置3によって、当該装置3の利用者が所望するコンテンツを要求する際に、アクセスするポータルサイトを展開するものである。このポータルサイトは、視聴可能なコンテンツの一覧表(配信リスト)を表示している。例えば、一覧表には、コンテンツのタイトル名と、配信開始時刻および配信終了時刻とが必須事項として表示されており、当該コンテンツの所要時間や出演者等が任意事項として表示されている。
認証サーバ4は、Webサーバ2にアクセスしてきたコンテンツ受信装置3を利用する利用者が、正規の利用者(コンテンツの視聴に関し、予め何らかのライセンス契約を締結している者)であるかを認証するものである。なお、この認証サーバ4によって、認証を行った結果、正規の利用者でないと判定された場合には、コンテンツ配信装置1から配信しているコンテンツ(分割ファイル)を受信することはできないこととなる。
課金サーバ6は、正規の利用者が視聴したコンテンツに対し、課金をするものである。この課金の仕方は、利用者とコンテンツ配信装置1の管理者との間の契約(ライセンス契約)によることになる。
なお、Webサーバ2、認証サーバ4および課金サーバ6は、本願発明と直接的な関係性が低いので詳細な説明は省略する。
〈コンテンツ配信装置の構成〉
コンテンツ配信装置1は、コンテンツ提供者(放送事業者等)から提供されたコンテンツを、ネットワークに向けて配信するもので、コンテンツ入力手段5と、コンテンツ蓄積手段7と、コンテンツ分割手段9と、コンテンツ配信手段11とを備えている。
コンテンツ入力手段5は、コンテンツ提供者から提供されたコンテンツ(以下、番組と記載する場合もある)を入力するインタフェースの役割を果たすもので、当該コンテンツを符号化するエンコーダ5aを備えている。
このコンテンツ入力手段5に入力されたコンテンツは、映像データおよび音声データと、これらと連動する連動データ(例えば、テキストデータやXML等で記述されたプログラム)とから構成されているものである。そして、このコンテンツは、ネットワークを介して配信する一日分、一週間分等まとまったデータ量だけ適宜入力され、コンテンツ蓄積手段7に出力される。
コンテンツ蓄積手段7は、コンテンツ入力手段5から出力されたコンテンツを一定期間蓄積しておくもので、一般的な記録媒体によって構成されている。このコンテンツ蓄積手段7に蓄積されたコンテンツは、当該コンテンツが配信される所定のタイミングでコンテンツ分割手段9に出力される。
コンテンツ分割手段9は、コンテンツ蓄積手段7から出力されたコンテンツを、外部から入力された全体情報に基づいて、所定単位時間に分割し、当該コンテンツを分割した分割ファイルごとに、当該分割ファイルの詳細を示す個別情報を付加するものである。
全体情報は、コンテンツの配信に関し予め当該装置1の管理者が設定したもので、コンテンツのタイトル名、配信日時(配信期限、配信開始時刻と配信終了時刻)、コンテンツと送信路(ch番号[チャンネル番号])との対応情報、配信方式、配信関連情報を含んだものである。
対応情報は、コンテンツを分割した分割ファイルと、送信路との対応関係を示した情報であり、例えば、分割ファイル1は、送信路「ch001」に、分割ファイル2は、送信路「ch002」といったように対応づけられたものである。
配信方式は、コンテンツを分割した分割ファイルをマルチキャスト配信する際の方式を設定したものである。この配信方式には、大きく分けて3つの方式があり、チャンネル分割方式、高速転送方式およびメモリ再生方式である。
チャンネル分割方式は、コンテンツを分割する際に均等に分割、つまり、分割ファイルの所定時間を同一にして、当該分割ファイルごとに、別の送信路に配信してループ再生を行う方式である。
高速転送方式は、コンテンツを分割する際に均等に分割、つまり、分割ファイルの所定時間を同一にするものの、所定または全ての分割ファイルの転送速度を所定倍数にし、所定時間(分割時間)内で所定倍数と同数回ループさせるようにして、当該分割ファイルごとに、別の送信路に配信してループ再生を行う方式である。
メモリ再生方式は、コンテンツを分割する際に不均等に分割、つまり、分割ファイルの所定時間を同一にせずに、受信側において、必要に応じて分割ファイルを一旦保持させた後に再生させることを前提にして、当該分割ファイルごとに、別の送信路に配信してループ再生を行う方式である。なお、これらの方式について、詳細は後記する。
配信関連情報は、分割ファイルごとの所定時間(または所定の分割時間)、分割ファイルの転送速度、複数の分割ファイルの中で所定時間が異なる場合の最長時間(または最長素材長、最長クリップ長)、分割ファイルに関し受信側のコンテンツ受信装置3で処理する事項が記述されたものである。
個別情報は、分割ファイルの詳細を示す情報であり、分割ファイルが連続する順番(またはフレーム番号)、分割ファイルの送信路(またはch番号)、分割ファイルの所定時間長(または素材長、クリップ長)等を含んだものである。
なお、コンテンツ分割手段9では、コンテンツを分割する際に、当該コンテンツの特定の箇所に位置することになる分割ファイル(例えば、先頭の分割ファイル)を、予め設定した設定分割ファイルとして、コンテンツ配信手段11に出力する。
コンテンツ配信手段11は、全体情報に基づいて、コンテンツ分割手段9でコンテンツが分割された分割ファイルを、各分割ファイルを同期させ、複数の送信路に向けて、ループ再生によるマルチキャスト配信を行うもので、当該分割ファイルをIP信号に符号化するIPエンコーダ11aを備えている。
このコンテンツ配信手段11では、ある1つの分割ファイルを、ある送信路に向けてループ再生を行いながら、別の1つの分割ファイルを別の送信路に向けてループ再生を行うといったように、複数の分割ファイルを、元のコンテンツを分割した分割数だけ並列に、且つ、各分割ファイルを同期させて配信している。なお、ここでいう同期とは、各分割ファイルの所定時間(分割時間)が等しい場合には、常に分割ファイルをループ再生した時の開始時刻が同一となるように、また、分割ファイルごとに所定時間(分割時間)が異なる場合には、少なくとも最初に配信した分割ファイルの開始時刻が同一となるようにすることである。
また、このコンテンツ配信手段11は、全体情報に含まれている配信方式の設定(高速転送方式の場合)に従って、分割ファイルまたは設定分割ファイルの転送速度を変更(分割ファイルに関し、単位時間あたりのデータ出力量を調整)して、当該分割ファイルを配信することができる。
なお、このコンテンツ配信手段11から分割ファイルをマルチキャスト配信後、配信期限が切れたコンテンツ(配信期限満了後のコンテンツ)を、自動的に削除するように、コンテンツ配信装置1を構成してもよい。この場合、Webサーバ2によって展開されるポータルサイトで表示される一覧表から該当するコンテンツのタイトル名が削除されるように構成しておくこととなる。
このコンテンツ配信装置1によれば、コンテンツ配信手段11によって、コンテンツ分割手段9でコンテンツを分割した分割ファイルについて、複数の送信路に向けて、ループ再生によるマルチキャスト配信を行うことで、受信側のコンテンツ受信装置3の数が増加し、アクセス数が増大しても、ユニキャストによる配信を行う必要がない。つまり、コンテンツ配信装置1では、アクセス数が増大しても、当該分割ファイルを配信し続ければよく、当該装置1にかかる負荷が一定となり、当該装置1のコンテンツの配信能力の限界を超える場合がなくなるので、コンテンツの安定した配信を行うことができる。
また、このコンテンツ配信装置1によれば、コンテンツ配信手段11によって、分割ファイルの転送速度を所定倍数にし、当該分割ファイルを所定単位時間内で当該所定倍数と同数回ループさせているので、受信側のコンテンツ受信装置3において、当該装置3の利用者が所望のコンテンツを選択した後、転送速度が所定倍数された当該コンテンツの分割ファイルを通常速度に戻すことで、当該分割ファイルのループ再生が先頭から開始されるまでの待ち時間を減少させることができる。
さらに、このコンテンツ配信装置1によれば、コンテンツ配信手段11によって、予め設定した設定分割ファイルの転送速度を所定倍数にし、当該設定分割ファイルを前記所定単位時間内で当該所定倍数と同数回ループさせているので、受信側のコンテンツ受信装置3において、所望のコンテンツを選択した後、転送速度が所定倍数された当該コンテンツの設定分割ファイルを通常速度に戻すことで、当該設定分割ファイルのループ再生が先頭から開始されるまでの待ち時間を減少させることができる。
さらにまた、このコンテンツ配信装置1によれば、コンテンツ分割手段9で付加する個別情報に、受信側のコンテンツ受信装置3にて分割ファイルを一旦保持させて再生させるメモリ再生の可否に関する情報を含めて配信しており、受信側のコンテンツ受信装置3では、個別情報に従って分割ファイルを保持しておけば、メモリ再生を用いることで、コンテンツを再構築することができる。つまり、コンテンツ配信装置1では分割ファイルの送信路を減少させることができる。
〈コンテンツ受信装置の構成〉
コンテンツ受信装置3は、コンテンツ配信装置1からマルチキャスト配信されている分割ファイルを受信することで、ネットワークを介してコンテンツを受信するもので、ネットワークアクセス手段13と、コンテンツ受信手段15と、分割ファイル蓄積手段17と、コンテンツ再生手段19とを備えている。なお、このコンテンツ受信装置3には、Webサーバ2によって展開しているポータルサイトを表示させると共に、受信した分割ファイルを連続させたコンテンツを表示させる表示出力装置8が接続している。また、このコンテンツ受信装置3は、一般的なPCで構成されていてもよいし、携帯端末(モバイル端末)で構成されていてもよい。
ネットワークアクセス手段13は、Webサーバ2によってネットワーク上に展開されているサイト(ポータルサイト)にアクセスし、このポータルサイト上で表示されている一覧表(配信リストまたはEPG等)から、当該装置3の利用者が所望のコンテンツを選択する際に用いるインタフェースである。このネットワークアクセス手段13によって、選択したコンテンツの全体情報が、Webサーバ2、認証サーバ4および課金サーバ6での処理を経た後、コンテンツ配信装置1から取得され、コンテンツ受信手段15に出力される。
コンテンツ受信手段15は、ネットワークアクセス手段13から出力された、選択したコンテンツの全体情報に従って、当該コンテンツの分割ファイルまたは設定分割ファイルが符号化されたIP信号を受信するもので、IP信号を分配するIP分配部15aと、少なくとも2つの送信路に対応したIPデコーダ15b(15b、15b)と、同じく少なくとも2つの送信路に対応した分離部15c(15c、15c)とを備えている。
このコンテンツ受信手段15では、全体情報に従って、少なくとも2つの分割ファイルを受信して、IP分配部15aによって分配する。そして、分配された分割ファイルは、IPデコーダ15bおよび分離部15cを経由して、分割ファイル蓄積手段17またはコンテンツ再生手段19に出力される。
ここで、このコンテンツ受信手段15における受信動作について説明する。
コンテンツ受信手段15では、ネットワークアクセス手段13によって選択したコンテンツに対応する送信路(ch番号)に配信されている少なくとも2つの分割ファイルの受信を開始する。つまり、コンテンツ受信手段15では、分割ファイル(映像データ、音声データ、連動データ)と、この分割ファイルに付加されている個別情報(送信路[ch番号]、所定時間[素材長]、連続する順番[フレーム番号])とを受信する。
そうすると、コンテンツ受信手段15は、IP分配部15aによって、分配した一方の分割ファイルをIPデコーダ15bによってデコードし、分配した他方の分割ファイルをIPデコーダ15bによってデコードする。続いて、コンテンツ受信手段15は、IPデコーダ15bによってデコードした分割ファイルを、分離部15cによって、映像データ、音声データおよび連動データに分離し、IPデコーダ15bによってデコードした分割ファイルを、分離部15cによって、映像データ、音声データおよび連動データに分離する。
そして、コンテンツ受信手段15は、分割ファイル蓄積手段17にIPデコーダ15b経由の分割ファイルおよびIPデコーダ15b経由の分割ファイルを書き込んでいく。この場合に、コンテンツ受信手段15は、個別情報に記述されている分割ファイルが連続する順番(フレーム番号)によって、IPデコーダ15b経由の最終の分割ファイル(最終フレーム)およびIPデコーダ15b経由の最終の分割ファイル(最終フレーム)を判別している。
コンテンツ受信手段15では、IPデコーダ15b経由の分割ファイルおよびIPデコーダ15b経由の分割ファイルを書き込んだ後、IPデコーダ15bおよびIPデコーダ15bが次に再生する予定の送信路に配信されている分割ファイルをデコードするように継続して切り替えを行っている。そして、これらIPデコーダ15b経由の分割ファイルおよびIPデコーダ15b経由の分割ファイルは、分割ファイル蓄積手段17に蓄積後、コンテンツ再生手段19によって、交互に、シームレスに読み出される。そうすることで、コンテンツ受信装置3では、コンテンツ再生手段19によって、分割ファイルの連続再生が行われ、コンテンツの再生を行っている。
分割ファイル蓄積手段17は、全体情報に含まれている配信方式の設定がメモリ再生方式である場合に、コンテンツ受信手段15で受信された分割ファイルの中で、保持することが設定されている分割ファイルを蓄積するものである。なお、全体情報に含まれている配信方式の設定がメモリ再生方式でない場合であっても、コンテンツ受信手段15で受信された分割ファイルは、一旦、分割ファイル蓄積手段17に蓄えられ(メモリ再生方式の場合に比べ、極めて短い時間)、コンテンツ再生手段19に出力される。なお、この分割ファイル蓄積手段17は、入力された分割コンテンツを、映像データおよび音声データと、個別情報とに分離して蓄積している。
コンテンツ再生手段19は、分割ファイル蓄積手段17から出力された分割ファイルまたは設定分割ファイルを連続再生することで、コンテンツを再生するもので、分割ファイルを復号するデコーダ19aと、接続される表示出力装置8で表示出力可能に変換する表示出力モジュール19bとを備えている。
このコンテンツ再生手段19では、分割ファイルまたは設定分割ファイルの転送速度が通常の所定倍数の速度であった場合に、全体情報に従って、元の転送速度に戻してから表示出力装置8に出力する。
このコンテンツ受信装置3によれば、ネットワークアクセス手段13によって、コンテンツを選択した際に、当該コンテンツの全体情報を取得し、コンテンツ受信手段15によって、当該全体情報に従って、選択したコンテンツを受信する際に、当該コンテンツが分割された分割ファイルごとに送信路から受信し、コンテンツ再生手段19によって、当該分割ファイルに付加されている個別情報に基づいて再構築して出力する。このため、所望のコンテンツを受信する際に、送信側のコンテンツ配信装置1とユニキャストによる通信状態を確立しなくてもよく、当該コンテンツの安定した受信を行うことができる。
また、このコンテンツ受信装置3によれば、コンテンツ再生手段19により、全体情報に従って、分割ファイルの転送速度を元に戻して出力し、個別情報に基づいて、複数の送信路に送信されている分割ファイルからコンテンツを再構築することができるので、所望のコンテンツを受信する際に、送信側のコンテンツ配信装置1とユニキャストによる通信状態を確立しなくてもよく、当該コンテンツの安定した受信を行うことができる。
さらに、このコンテンツ受信装置3によれば、コンテンツ再生手段19により、この全体情報に従って、設定分割ファイルの転送速度を元に戻して出力し、個別情報に基づいて、複数の送信路に送信されている設定分割ファイルおよび分割ファイルからコンテンツを再構築することができるので、所望のコンテンツを受信する際に、送信側のコンテンツ配信装置1とユニキャストによる通信状態を確立しなくてもよく、当該コンテンツの安定した受信を行うことができる。
さらにまた、コンテンツ受信装置3によれば、全体情報に従って、分割ファイル蓄積手段17によって分割ファイルを保持させて、コンテンツ再生手段19によって、個別情報に基づいて、複数の送信路に送信されている分割ファイルからコンテンツを再構築することができるので、所望のコンテンツを受信する際に、送信側のコンテンツ配信装置1とユニキャストによる通信状態を確立しなくてもよく、当該コンテンツの安定した受信を行うことができる。
次に、図2から図6までを参照して、コンテンツ配信受信システムSにおけるコンテンツの配信受信の仕方、すなわち、チャンネル分割方式、高速転送方式およびメモリ再生方式について説明する(適宜、図1参照)。なお、ここでは高速転送方式とメモリ再生方式とについては、それぞれ(1)および(2)の2つのパターンについて説明する。
なお、図2から図6までの配信受信の仕方の説明は、コンテンツとして2つの番組Aと番組Bとについて、番組Aの配信期限が切れ、番組Bの配信に切り替わった際における、当該番組Bの配信、受信について述べたものである。これらの説明では、番組Bの配信開始時刻が10時ちょうど(10:00:00:00)であり、10時になる少し前(数十秒前)に、コンテンツ受信装置3からネットワークアクセス手段13によって、EPGを参照した上で、番組Bが選択された場合を想定している。
〈コンテンツの配信について チャンネル分割方式〉
まず、図2を参照して、コンテンツ配信受信システムSによるチャンネル分割方式について説明する。
図示を省略しているが、コンテンツ配信装置1では、番組Aおよび番組Bの分割ファイルの所定単位時間(分割時間)を1分にして、送信路ch001〜ch004に向けて、ループ再生によるマルチキャスト配信を行っている。具体的には、コンテンツ配信装置1は、10時2分前(9時58分から9時59分まで)の番組Aの分割ファイルをch001に、10時1分前(9時59分から10時まで)の番組Aの分割ファイルをch002に、10時から10時1分までの番組Bの分割ファイルをch003に、10時1分から10時2分までの番組Bの分割ファイルをch004に配信している。そして、コンテンツ配信装置1は、これらch001からch004までに配信している分割ファイルを、同期再生している。
そうすると、コンテンツ受信装置3では、図2(a)に示したように、コンテンツ受信手段15によって、送信路をch002、ch003、ch004に連続して切り替えて、連続再生を行うことができる。また、コンテンツ受信装置3では、図2(b)に示したように、番組Bを選択した時点よりも前(ch001)にジャンプしたり、後(ch003、ch004)にジャンプしたりすることができる。
この場合、コンテンツ受信装置3では、コンテンツ受信手段15によって、図2(c)に示したように、コンテンツ配信装置1がch002に配信した分割ファイルから、1分前の分割ファイルが配信されているch001にジャンプしたり、1分後、2分後の分割ファイルが配信されているch003やch004にジャンプしたりしている。
このチャンネル分割方式では、所定単位時間(分割時間)を1分にした場合に比べ、分割時間を30秒にすると、送信路の数は2倍になり、分割時間を2分にすると、送信路の数は1/2になる。すなわち、このチャンネル分割方式では、コンテンツを分割する分割時間(分割ファイルの所定単位時間)を短くすると、刻みの分解能、つまり、ジャンプする際の時間幅を短くできることになるが、配信側と受信側の負荷が増加することになる。
〈コンテンツの配信について 高速転送方式(1)〉
次に、図3を参照して、コンテンツ配信受信システムSによる高速転送方式(1)について説明する。
図示を省略しているが、コンテンツ配信装置1では、番組Aおよび番組Bの分割ファイルの所定単位時間(分割時間)を1分にして、送信路ch001´〜ch004´に向けて、ループ再生によるマルチキャスト配信を行っている。そして、コンテンツ配信装置1は、各送信路において、所定時間内で、分割ファイルが2回ループするように、当該分割ファイルの転送速度を2倍にして配信している。なお、図3では、所定時間内で2回ループする分割ファイルについて、1回目にループ再生されるものを分割ファイル(A)とし、2回目にループ再生されるものを分割ファイル(B)として表している。
まず、コンテンツ受信装置3では、図3(a)に示したように、10時になる少し前(60秒前)に、コンテンツ受信装置3からネットワークアクセス手段13によって、EPGを参照した上で、番組Bを選択している。そうすると、コンテンツ受信装置3では、コンテンツ受信手段15によって、ch002´に配信された2倍速の分割ファイルを受信し始める。
そして、コンテンツ受信装置3は、図3(b)および図3(c)に示したように、分割ファイルの再生を20秒間待って、図3(d)に示したように、番組Bを選択してから30秒後にch002´に配信された分割ファイル(B)を2倍速のまま再生し始める。
そして、コンテンツ受信装置3は、図3(e)および図3(f)に示したように、ch002´に配信された分割ファイル(B)を2倍速のまま再生し続け、後に連続するch003´、ch004´に配信された分割ファイル(A)を1倍速再生、すなわち、2倍に伸張して再生している。
また、コンテンツ受信装置3では、図3(g)に示したように、番組Bを選択した時点よりも前(ch001´)にジャンプしたり、後(ch003´、ch004´)にジャンプしたりすることができる。
この場合、コンテンツ配信装置1では、ch001´からch004´までの送信路に配信する、所定単位時間(分割時間)が1分の分割ファイルを2倍速にし、30秒の分割ファイル(A)と30秒の分割ファイル(B)とのペアとして、このペアを1分でループ再生して続けている。
この高速転送方式(1)では、分割ファイルの所定単位時間(分割時間)を1分にし、転送速度を2倍速にした場合には30秒刻みになり、転送速度を4倍速にした場合には15秒刻みになり、転送速度を8倍速にした場合には7.5秒刻みになる。すなわち、この高速転送方式(1)では、転送速度を高速にする(所定倍数を大きくする)ほど、刻みの分解能、つまり、ジャンプする際の時間幅を短くできることになるが、配信側と受信側の負荷が増加することになる。
〈コンテンツの配信について 高速転送方式(2)〉
次に、図4を参照して、コンテンツ配信受信システムSによる高速転送方式(2)について説明する。
図示を省略しているが、コンテンツ配信装置1では、番組Aおよび番組Bの分割ファイルの所定単位時間(分割時間)を1分にして、送信路ch001´〜ch004´に向けて、ループ再生によるマルチキャスト配信を行っている。そして、コンテンツ配信装置1は、各送信路において、所定時間内で、予め設定した設定分割ファイル(ch002´およびch003´に配信される分割ファイル)が2回ループするように、当該分割ファイルの転送速度を2倍にして配信している。なお、図4では、所定時間内で2回ループする分割ファイルについて、1回目にループ再生されるものを分割ファイル(A)とし、2回目にループ再生されるものを分割ファイル(B)として表している。
まず、コンテンツ受信装置3では、図4(a)に示したように、10時になる少し前(60秒前)に、コンテンツ受信装置3からネットワークアクセス手段13によって、EPGを参照した上で、番組Bを選択している。そうすると、コンテンツ受信装置3では、コンテンツ受信手段15によって、ch002´に配信された2倍速の分割ファイルを受信し始める。
そして、コンテンツ受信装置3は、図4(b)および図4(c)に示したように、分割ファイルの再生を20秒間待って、図4(d)に示したように、番組Bを選択してから30秒後にch002´に配信された分割ファイル(B)を2倍速のまま再生し始める。
そして、コンテンツ受信装置3は、図4(e)および図4(f)に示したように、ch002´に配信された分割ファイル(B)を2倍速のまま再生し続け、後に連続するch003´に配信された分割ファイル(A)を1倍速再生、すなわち、2倍に伸張して再生していると共に、ch004´に配信された分割ファイルを蓄積した後、通常再生している。
また、コンテンツ受信装置3では、図4(g)に示したように、番組Bを選択した時点よりも前(ch001´)にジャンプしたり、後(ch003´、ch004´)にジャンプしたりすることができる。
この場合、コンテンツ配信装置1では、ch002´およびch003´の送信路に配信する、所定単位時間(分割時間)が1分の分割ファイルを2倍速にし、30秒の分割ファイル(A)と30秒の分割ファイル(B)とのペアとして、このペアを1分でループ再生すると共に、ch001´およびch004´の送信路に配信する分割ファイルの転送速度は通常通りにしている。
この高速転送方式(2)では、分割ファイルの所定単位時間(分割時間)を1分にし、転送速度を2倍速にした場合に蓄積される分割ファイルの長さを30秒とすると、転送速度を4倍速にした場合には蓄積される分割ファイルの長さが15秒となり、転送速度を8倍速にした場合には蓄積される分割ファイルの長さが7.5秒となる。すなわち、この高速転送方式(2)では、転送速度を高速にする(所定倍数を大きくする)ほど、刻みの分解能、つまり、ジャンプする際の時間幅を短くでき、蓄積される分割ファイルの長さを短くする(メモリ容量を小さくする)ことになるが、配信側と受信側の負荷が増加することになる。
〈コンテンツの配信について メモリ再生方式(1)〉
次に、図5を参照して、コンテンツ配信受信システムSによるメモリ再生方式(1)について説明する。
まず、コンテンツ配信装置1では、図5(a)に示したように、送信路ch001、送信路ch002および送信路ch003に所定単位時間(分割時間)が1分の分割ファイルをループ再生するように、送信路ch004に所定単位時間が2分の分割ファイルをループ再生するように、送信路ch005に所定単位時間が3分の分割ファイルをループ再生するように、送信路ch006に所定単位時間が4分の分割ファイルをループ再生するように、送信路ch007および送信路ch008に所定単位時間が5分の分割ファイルをループ再生するように、マルチキャスト配信している。
そして、コンテンツ受信装置3では、図5(b)に示したように、10時になる少し前(数十秒前)に、コンテンツ受信装置3からネットワークアクセス手段13によって、EPGを参照した上で、番組Bを選択している。そうすると、コンテンツ受信装置3では、コンテンツ受信手段15によって、ch002に配信された1分の分割ファイルを受信し始める。
そして、コンテンツ受信装置3は、送信路ch002に配信されている分割ファイルから送信路ch008に配信されている分割ファイルを連続再生する。この場合に、コンテンツ受信装置3では、番組Bの開始1分後から3分までの時間と、開始6分後から10分までの時間を、分割ファイル蓄積手段17に蓄積させた分割ファイルを用いて連続再生を行っている。
この場合、コンテンツ受信装置3では、図5(c)に示したように、ch004に配信された分割ファイル(所定単位時間2分間)が終了してから、ch005に配信された分割ファイル(所定単位時間3分間)が開始するまでの差分の1分間分をメモリ再生し(1分メモリ再生)、また、ch006に配信された分割ファイル(所定単位時間4分間)が終了してから、ch007に配信された分割ファイル(所定単位時間5分間)が開始するまでの差分の2分間分をメモリ再生する(2分メモリ再生)。
また、コンテンツ受信装置3では、図5(c)に示したように、番組Bを選択した時点よりも前(ch001)にジャンプしたり、後(ch003〜ch008)にジャンプしたりすることができる。なお、前後の分割ファイルへのジャンプは同一タイミング間において可能である。
このメモリ再生方式(1)では、分割ファイルの所定単位時間(分割時間)の最大値である最長時間(または最長素材長、最長クリップ長)が5分の場合であり、この最長時間を10分にした場合、送信路の数は約半分になる。すなわち、このメモリ再生方式(1)では、最長時間を増加させるほど、ループ再生の長さであるループ長が長くなって送信路の数が減少し、受信側で送信路を切り替える負荷が減少することになるが、分割ファイル蓄積手段17のメモリ容量が増加することになる。
〈コンテンツの配信について メモリ再生方式(2)〉
最後に、図6を参照して、コンテンツ配信受信システムSによるメモリ再生方式(2)について説明する。この図6の説明では、コンテンツ配信装置1による分割ファイルのマルチキャスト配信は、図5(a)に示した場合と同様に行われているとしている。
コンテンツ受信装置3では、図6(a)に示したように、10時になる少し前(数十秒前)に、コンテンツ受信装置3からネットワークアクセス手段13によって、EPGを参照した上で、番組Bを選択している。そうすると、コンテンツ受信装置3では、コンテンツ受信手段15によって、ch002に配信された1分の分割ファイルを受信し始める。
そして、コンテンツ受信装置3は、送信路ch002に配信されている分割ファイルから送信路ch008に配信されている分割ファイルを連続再生する。この場合に、コンテンツ受信装置3では、番組Bの開始3分後以降の時間を、分割ファイル蓄積手段17に蓄積させた分割ファイルを用いて連続再生を行っている。
この場合、コンテンツ受信装置3では、図6(b)に示したように、ch004に配信された分割ファイル(所定単位時間2分間)と、ch005に配信された分割ファイル(所定単位時間3分間)とが重複している1分間をメモリ再生し(1分メモリ再生)、ch006に配信された分割ファイル(所定単位時間4分間)と、ch007に配信された分割ファイル(所定単位時間5分間)とが重複している1分間をメモリ再生し(1分メモリ再生)、ch007に配信された分割ファイル(所定単位時間5分間)と、ch008に配信された分割ファイル(所定単位時間5分間)とが重複している1分間をメモリ再生している(1分メモリ再生)。
また、図6(c)に示したように、コンテンツ受信装置3では、10時になる少し前(数十秒前)に、コンテンツ受信装置3からネットワークアクセス手段13によって、EPGを参照した上で、番組Bを選択している。そうすると、コンテンツ受信装置3では、コンテンツ受信手段15によって、ch002に配信された1分の分割ファイルを受信し始める。
そして、コンテンツ受信装置3は、送信路ch002に配信されている分割ファイルから送信路ch008に配信されている分割ファイルを連続再生する。この場合に、コンテンツ受信装置3では、番組Bの開始3分後から7分までの時間と、開始10分後以降の時間とを、分割ファイル蓄積手段17に蓄積させた分割ファイルを用いて連続再生を行っている。
この場合、コンテンツ受信装置3では、図6(d)に示したように、ch004に配信された分割ファイル(所定単位時間2分間)と、ch005に配信された分割ファイル(所定単位時間3分間)とが重複している1分間をメモリ再生し(1分メモリ再生)、ch004に配信された分割ファイル(所定単位時間2分間)と、ch005に配信された分割ファイル(所定単位時間3分間)とが重複している2分間をメモリ再生し(2分メモリ再生)、ch006に配信された分割ファイル(所定単位時間4分間)と、ch007に配信された分割ファイル(所定単位時間5分間)とが重複している2分間をメモリ再生し(2分メモリ再生)、ch007に配信された分割ファイル(所定単位時間5分間)と、ch008に配信された分割ファイル(所定単位時間5分間)とが重複している2分間をメモリ再生している(2分メモリ再生)。
このメモリ再生方式(2)では、分割ファイルの所定単位時間(分割時間)の最大値である最長時間(または最長素材長、最長クリップ長)が5分の場合であり、この最長時間を10分にした場合、送信路の数は約半分になる。すなわち、このメモリ再生方式(2)では、最長時間を増加させるほど、ループ再生の長さであるループ長が長くなって送信路の数が減少し、受信側で送信路を切り替える負荷が減少することになるが、分割ファイル蓄積手段17のメモリ容量が増加することになる。
〈コンテンツ配信装置の概略動作〉
次に、図7に示すフローチャートを参照して、コンテンツ配信装置1の概略の動作について説明する(適宜、図1参照)。
まず、コンテンツ配信装置1は、コンテンツ入力手段5によって、入力されたコンテンツを受け取って、コンテンツ蓄積手段7に蓄積する(ステップS1)。続いて、コンテンツ配信装置1は、コンテンツの蓄積完了後、コンテンツ分割手段9によって、全体情報に基づいて、コンテンツを分割ファイルに分割し、各分割ファイルに個別情報を付加して、コンテンツ配信手段11に出力する(ステップS2)。
そして、コンテンツ配信装置1は、コンテンツ配信手段11によって、全体情報に基づいて、分割ファイルを、複数の送信路に、ループ再生によるマルチキャスト配信を行う(ステップS3)。ここで、場合によっては(全体情報に含まれる配信方式の設定によっては)、分割ファイルの転送速度を変更して配信する。
〈コンテンツ受信装置の概略動作〉
次に、図8に示すフローチャートを参照して、コンテンツ受信装置3の概略の動作について説明する(適宜、図1参照)。
まず、コンテンツ受信装置3は、ネットワークアクセス手段13によって、ネットワーク上のサイト(Webサーバ2によって展開されるポータルサイト)にアクセスし、EPG等を参照して、当該装置3の利用者が所望のコンテンツを選択する(ステップS4)。コンテンツ受信装置3は、コンテンツを選択した際に、当該コンテンツの全体情報を取得する。
続いて、コンテンツ受信装置3は、コンテンツ受信手段15によって、全体情報に基づいて、送信路を順次変更しながら、分割ファイルを受信する(ステップS5)。ここで、場合によっては(全体情報に含まれる配信方式の設定によっては)、分割ファイルを分割ファイル蓄積手段17に蓄積させる。
そして、コンテンツ受信装置3は、前後へのジャンプの要求があるか否かを判定し(ステップS6)、ジャンプの要求があると判定しなかった場合には、コンテンツ再生手段19によって、分割ファイルを連続再生する(ステップS7)。また、コンテンツ受信装置3は、ジャンプの要求があると判定した場合(ステップS6、Yes)には、ジャンプ先へ送信路を変更し、ステップS5に戻り、当該送信路に配信されている分割ファイルを受信する(ステップS8)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、コンテンツ配信装置1、コンテンツ受信装置3として構成したが、これらの装置1、3の各構成の処理を実現するように、汎用的または特殊なコンピュータ言語で記述したコンテンツ配信プログラム、コンテンツ受信プログラムとして構成することも可能である。これらの場合、装置1、3と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係るコンテンツ配信受信システム(コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置を包含)のブロック図である。 コンテンツの配信受信の方式の一つであるチャンネル分割方式を説明するための図である。 コンテンツの配信受信の方式の一つである高速転送方式(1)を説明するための図である。 コンテンツの配信受信の方式の一つである高速転送方式(2)を説明するための図である。 コンテンツの配信受信の方式の一つであるメモリ再生方式(1)を説明するための図である。 コンテンツの配信受信の方式の一つであるメモリ再生方式(2)を説明するための図である。 図1に示したコンテンツ配信装置の概略の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示したコンテンツ受信装置の概略の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ配信装置
3 コンテンツ受信装置
5 コンテンツ入力手段
7 コンテンツ蓄積手段
9 コンテンツ分割手段
11 コンテンツ配信手段
13 ネットワークアクセス手段
15 コンテンツ受信手段
17 分割ファイル蓄積手段
19 コンテンツ再生手段

Claims (4)

  1. ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ配信装置であって、
    前記コンテンツを、前記ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の前記送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とを少なくとも設定した全体情報に基づいて、前記コンテンツを所定単位時間の均等な分割幅の素材に分割して、当該コンテンツを分割した素材を示す分割ファイルごとに当該分割ファイルが連続する番号と前記送信チャンネルと前記所定単位時間とを示す個別情報を付加するコンテンツ分割手段と、
    このコンテンツ分割手段で分割された分割ファイルの転送速度を前記全体情報に基づいて2以上の所定整数倍の倍速にし、当該分割ファイルを前記所定単位時間内で当該所定整数と同数回ループ再生させると共に、分割ファイルをループ再生した時の開始時刻が同一となるように同期させて、前記送信チャンネルに向け、ループ再生によるマルチキャスト配信を行うコンテンツ配信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信装置。
  2. ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ配信装置であって、
    前記コンテンツを、前記ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の前記送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とを少なくとも設定した全体情報に基づいて、前記コンテンツを所定単位時間に分割して、当該コンテンツを分割した素材を示す分割ファイルごとに当該分割ファイルが連続する番号と前記送信チャンネルと前記所定単位時間とを示す個別情報を付加するコンテンツ分割手段と、
    このコンテンツ分割手段で分割された分割ファイルの中で、予め設定した設定分割ファイルの転送速度を前記全体情報に基づいて2以上の所定整数倍の倍速にし、当該設定分割ファイルを前記所定単位時間内で当該所定整数と同数回ループ再生させると共に、当該設定分割ファイル以外のファイルを前記所定単位時間毎にループ再生させ、前記設定分割ファイルおよび前記分割ファイルをループ再生した時の開始時刻が同一となるように同期させて、前記送信チャンネルに向け、ループ再生によるマルチキャスト配信を行うコンテンツ配信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信装置。
  3. ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ受信装置であって、
    前記ネットワーク上に展開されるサイトにアクセスし、当該サイト上で表示されるコンテンツの中からコンテンツを選択すると共に、前記ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の前記送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とが少なくとも設定された全体情報を取得するネットワークアクセス手段と、
    このネットワークアクセス手段で取得した全体情報に従って、選択したコンテンツを、当該コンテンツが分割された分割ファイルごとに前記送信チャンネルを切り替えて受信すると共に、当該分割ファイルが連続する番号と、前記送信チャンネルと、当該コンテンツを均等に分割する分割幅を示す所定単位時間とを示す個別情報を当該分割ファイルと共に受信するコンテンツ受信手段と、
    このコンテンツ受信手段で受信した分割ファイルを、当該分割ファイルに付加されている前記個別情報と、前記全体情報とに基づいて再生すると共に、前記受信した分割ファイルの転送速度が前記全体情報に設定された転送速度に対して2以上の所定整数倍の倍速であった場合に、前記配信開始時刻以降であれば、当該分割ファイルごとに設定された前記転送速度に戻して当該分割ファイルを再生し、前記配信開始時刻以前であれば、前記受信した分割ファイルの転送速度で当該分割ファイルを再生するコンテンツ再生手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ受信装置。
  4. ネットワーク上に、配信開始時刻と配信終了時刻とにより設定される所定の時間帯を示す配信期間中に限り、コンテンツを分割した各分割ファイルを複数の送信チャンネルで同期させながらマルチキャスト配信によって繰り返し再生して配信するコンテンツ配信装置と、前記送信チャンネルを切り替えて当該分割ファイルを受信して連続再生するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信受信システムにおける前記コンテンツ受信装置であって、
    前記ネットワーク上に展開されるサイトにアクセスし、当該サイト上で表示されるコンテンツの中からコンテンツを選択すると共に、前記ネットワーク上に配信する際の配信開始時刻と配信方法と配信先である複数の前記送信チャンネルと所定の分割時間と前記分割ファイルの転送速度とが少なくとも設定された全体情報を取得するネットワークアクセス手段と、
    このネットワークアクセス手段で取得した全体情報に従って、選択したコンテンツを、当該コンテンツが分割された分割ファイルごとに前記送信チャンネルを切り替えて受信すると共に、当該分割ファイルが連続する番号と、前記送信チャンネルと、当該コンテンツを均等に分割する分割幅を示す所定単位時間とを示す個別情報を当該分割ファイルと共に受信するコンテンツ受信手段と、
    このコンテンツ受信手段で受信した分割ファイルを、当該分割ファイルに付加されている前記個別情報と、前記全体情報とに基づいて再生すると共に、前記受信した分割ファイルの中で予め設定した設定分割ファイルの、転送速度が前記全体情報に設定された転送速度に対して2以上の所定整数倍の倍速であった場合に、前記配信開始時刻以降であれば、当該設定分割ファイルを、前記設定された転送速度に戻して再生し、前記配信開始時刻以前であれば、前記受信した設定分割ファイルの転送速度で当該分割ファイルを再生するコンテンツ再生手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ受信装置。
JP2005351496A 2005-12-06 2005-12-06 コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置 Expired - Fee Related JP4728789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005351496A JP4728789B2 (ja) 2005-12-06 2005-12-06 コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005351496A JP4728789B2 (ja) 2005-12-06 2005-12-06 コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007158745A JP2007158745A (ja) 2007-06-21
JP4728789B2 true JP4728789B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38242524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005351496A Expired - Fee Related JP4728789B2 (ja) 2005-12-06 2005-12-06 コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4728789B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08149451A (ja) * 1994-11-16 1996-06-07 Toshiba Corp ビデオ・オン・デマンド・システム
JP2002305548A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Sony Corp 通信方法およびそのシステム、送信装置および受信装置
JP2003250138A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ビデオオンデマンド通信システムおよび方法
JP2004146869A (ja) * 2002-10-21 2004-05-20 Nippon Telegraph & Telephone West Corp ビデオ・オン・デマンド・システム、方法、プログラムおよび該ビデオ・オン・デマンド・プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08149451A (ja) * 1994-11-16 1996-06-07 Toshiba Corp ビデオ・オン・デマンド・システム
JP2002305548A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Sony Corp 通信方法およびそのシステム、送信装置および受信装置
JP2003250138A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ビデオオンデマンド通信システムおよび方法
JP2004146869A (ja) * 2002-10-21 2004-05-20 Nippon Telegraph & Telephone West Corp ビデオ・オン・デマンド・システム、方法、プログラムおよび該ビデオ・オン・デマンド・プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007158745A (ja) 2007-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6233735B1 (en) Near video-on-demand system and broadcasting method therefor
CN103190092B (zh) 用于流数字内容的同步重放的系统和方法
WO2013008866A1 (ja) 生成装置、配信サーバ、生成方法、再生装置、再生方法、再生システム、生成プログラム、再生プログラム、記録媒体およびデータ構造
CN101232611B (zh) 图像处理设备及其方法
JP5397995B2 (ja) 通信端末、コンテンツ再生方法、プログラム、コンテンツ再生システム及びサーバ
WO2000054500A1 (fr) Dispositif et procede de reception
WO2014010501A1 (ja) 再生装置、再生方法、配信装置、配信方法、配信プログラム、再生プログラム、記録媒体およびメタデータ
KR100744594B1 (ko) 콘텐츠 재생 시스템, 재생 장치, 재생 방법 및 분배 서버
CN101835009A (zh) 信息处理装置和方法、程序以及信息处理系统
CN103945260B (zh) 一种流媒体点播编辑系统及点播方法
JP2009543488A (ja) 端末においてマルチメディアコンテンツをダウンロードするシステム及び方法
US8549568B2 (en) Digital content processing apparatus and method of digital video receiver
JP4178631B2 (ja) 受信装置および方法、送信装置
JP4728789B2 (ja) コンテンツ配信装置およびコンテンツ受信装置
JP2004104704A (ja) 映像再生装置、映像再生方法、プログラム
JP2016213709A (ja) 動画再生システム、クライアント装置、サーバ装置及びプログラム
JP5243871B2 (ja) 映像再生装置
JP5867549B2 (ja) 送信装置及び方法、並びに受信装置及び方法
WO2019188485A1 (ja) 情報処理装置、情報処理装置およびプログラム
KR20130103122A (ko) 증강 콘텐츠 수신을 위한 랜덤 백오프 장치 및 방법
WO2013039042A1 (ja) 再生装置、再生方法、配信装置、配信システム、再生プログラムおよび記録媒体
JP4993390B2 (ja) 複数動画像の閲覧装置
JP6258897B2 (ja) コンテンツ取得装置、コンテンツ取得方法、メタデータ配信装置、メタデータ配信方法
JP2004274695A (ja) 複数ストリームの映像つなぎ再生装置、映像つなぎ再生方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体
JP2002281454A (ja) 複数動画像の閲覧装置、配信装置および記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees