JP4725899B2 - 緩衝用空気袋 - Google Patents

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Description

本発明は、荷物を輸送する際に、荷崩れ防止等、積荷を保護するために積荷間に設置する緩衝用空気袋に関する。
従来、緩衝用空気袋は、図9〜図10に示すように、プラスチックフィルム製の扁平な袋31の辺に、袋31の内外を連絡する筒状の空気流路として、2枚のフィルムを重ねて両側をシールして広幅筒状とした広幅筒状材32を設けたものがある。
この袋31は、広幅筒状材32を通して袋31の内部に空気を吹き込んで膨らませた際に、内部の空気圧により2枚のフィルムが密着し、広幅筒状材32が閉鎖されて空気の流出を防ぐようになっている。また、この袋31は、袋31の外側にある広幅筒状材32の端近くの部分に広幅筒状材32を横断するチャック33を有し、更に、広幅筒状材32を構成する一方のフィルムの袋の内側にある部分を固定シール34により袋31内部に固定しているものである。
特許第4026346号
しかし、上述した従来の緩衝用空気袋は、荷重負荷等により袋31が局部変形した際に、その変形に袋31内に固定されているフィルムが追随して波打ち現象等を起こし、フィルム同士の密着が不十分となり、空気が漏洩し易くなるという問題があった。
さらに、チャック33は、それ自体では、高い圧力に耐え得るものではなく、袋31内の空気がチャックまで達すると、その空気の圧力によりチャック33が開き、空気が漏れてしまうという問題があった。
また、広幅筒状材32の幅をある程度大きくすると、フィルムが袋31内に固定されていない場合でも、袋31内の空気圧によりフィルムが波打ち、空気が漏洩するという問題があった。
本発明はこのような従来の問題に鑑み、緩衝用空気袋が局部変形した場合、或いは、緩衝用空気袋の空気流路を大きく形成した場合等であっても、密封性が好適に保たれる緩衝用空気袋の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、気密性を有する袋に、該袋の内外を連通する筒状の空気流路として、2枚のフィルムを重ねて両側をシールした形状の広幅筒状材であって、前記袋の内部の空気圧により閉鎖されて空気の流出を防ぐ構造の空気弁を備えた緩衝用空気袋において、前記広幅筒状材の一端は前記袋内に突出され、該袋内の前記広幅筒状材には、その袋内側先端部分の該広幅筒状材を構成する一方側の前記フィルムにその全幅に亘って、長方形帯状で剛性のあるプラスチックシートを接着することによりフィルムを平面状に保って、前記袋内突出部を構成する2枚のフィルムの変形を防止する板状形態保持部を一体に備え、前記広幅筒状材の袋外側開口部には、該広幅筒状材を横切る配置に密封構造式チャックが備えられていることにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、前記密封構造式チャックは、前記広幅筒状材内の対抗面に固着されるテープ状をした合成樹脂製の一対の基台部を備え、その一方の基台部の表面に一体に突設され、先端部内側面に断面が鈎状の鈎爪部を有する一対の雌鈎突条からなる雌封止具を備えるとともに他方の基台部の表面に一体に突設され、先端部外側面に断面が鈎状の鈎爪部を有し、前記雌鈎突条間に挿入される一対の雄鈎突条からなる雄封止具とを備え、且前記一方の基台部の前記両雌鈎突条の中間位置に一体に突設され、前記他方の基台部の両雄鈎突条間に圧入される密封用突条を備え、前記雄封止具を雌封止具内に挿入することによって両者間の前記両鈎爪部が互いに系合されるとともに前記密封用突条が前記雄鈎突条の背面間に圧入される構造に形成され、前記雌封止具と前記雄封止具と前記密封用突条からなるチャック部を、前記一対の基台部間において該基台部の幅方向側に間隔を隔てた状態で少なくとも2列配置に備えていることにある。
請求項3に記載の特徴は、請求項2の構成に加え、前記密封構造式チャックは、前記両基台部の内の一方側の基台部と前記広幅筒状材の前記袋外側開口部内面との固着を、該基台部裏面の前記広幅筒状材の開口縁部側に片寄せた位置のみにおいて固着した片側縁部固着構造とするとともに、他方側の前記基台部と前記広幅筒状材の袋外側開口部内面との固着を、該基台部裏面の両縁部を固着させた両縁部固着構造としたことにある。
請求項4に記載の特徴は、請求項2又は3の構成に加え、前記密封構造式チャックは雌封止具の一方の雌鈎突条の根元部を該雌鈎突条が突設されている前記基台部の曲げ力が伝わり難い構造とするとともに、他方の雌鈎突条の根元部を該雌鈎突条が突設されている前記基台部にかかる曲げ力が伝わり易い構造とすることによって易開放側と難開放側とを構成していることにある。
請求項5に記載の特徴は、請求項4の構成に加え、前記密封構造式チャックは、前記広幅筒状材の開口縁部側を前記易開放側としたことにある。
請求項6に記載の特徴は、請求項4又は5の構成に加え、前記易開放側の雌鈎突条の根元部分の基台部との結合部の厚さを大きくすることによって該基台部にかかる曲げ力が伝わり易い構造としていることにある。
請求項7に記載の特徴は、請求項4,5又は6の何れか1項の構成に加え、前記難開放側の雌鈎突条の根元部の形状を、該雌鈎突条の先端部側より前記易開放側の雌鈎突条側に湾曲させた形状とすることによって前記基台部にかかる曲げ力が伝わり難い構造としていることにある。
請求項8に記載の特徴は、請求項2〜6又は7の何れか1項の構成に加え、前記密封用突条はその先端部分に両面側を膨出させた形状の頭部を備え、該頭部の両側面が前記両雄鈎突条の背面を押圧して接触されるようにしてなることにある。
本発明に係る緩衝用空気袋は、気密性を有する袋に、袋の内外を連通する筒状の空気流路として、2枚のフィルムを重ねて両側をシールした形状の広幅筒状材であって、袋の内部の空気圧により閉鎖されて空気の流出を防ぐ構造の空気弁を備えた緩衝用空気袋において、広幅筒状材の一端は袋内に突出され、袋内の広幅筒状材には、広幅筒状材を構成する一方側のフィルムに、その全幅に亘って肉厚な板状形態保持部が一体に形成され、広幅筒状材の袋外側開口部には、広幅筒状材を横切る配置に密封構造式チャックが備えられていることにより、この緩衝用空気袋に気体を充填した際に、緩衝用空気袋に外力が加わったとしても、広幅筒状材を構成するフィルムを平面状に保つことができ、高い密封性を保つことができる。また、密封性能を保ちつつ空気流路の幅を広くすることができる。
更に、密封構造式チャックは、広幅筒状材内の対抗面に固着されるテープ状をした合成樹脂製の一対の基台部を備え、その一方の基台部の表面に一体に突設され、先端部内側面に断面が鈎状の鈎爪部を有する一対の雌鈎突条からなる雌封止具を備えるとともに他方の基台部の表面に一体に突設され、先端部外側面に断面が鈎状の鈎爪部を有し、雌鈎突条間に挿入される一対の雄鈎突条からなる雄封止具とを備え、且一方の基台部の両雌鈎突条の中間位置に一体に突設され、他方の基台部の両雄鈎突条間に圧入される密封用突条を備え、雄封止具を雌封止具内に挿入することによって両者間の両鈎爪部が互いに系合されるとともに密封用突条が雄鈎突条の背面間に圧入される構造に形成され、雌封止具と雄封止具と密封用突条からなるチャック部を、一対の基台部間において基台部の幅方向側に間隔を隔てた状態で少なくとも2列配置に備えていることにより、好適に密封することができる。
更に、密封構造式チャックは、両基台部の内の一方側の基台部と広幅筒状材の袋外側開口部内面との固着を、基台部裏面の広幅筒状材の開口縁部側に片寄せた位置のみにおいて固着した片側縁部固着構造とするとともに、他方側の基台部と広幅筒状材の袋外側開口部内面との固着を、基台部裏面の両縁部を固着させた両縁部固着構造としたことにより、袋内側から袋を開く方向への力が加わった際に、チャックには、チャックを開く方向ではなく、チャックをスライドさせる方向に主に力が加わることとなり、チャックが外れ難くなる。さらに、袋内の気体の圧力により、チャックの基台部が閉じ方向に押圧されることとなり、より好適な密封効果が得ることができる。
更に、密封構造式チャックは雌封止具の一方の雌鈎突条の根元部を雌鈎突条が突設されている基台部の曲げ力が伝わり難い構造とするとともに、他方の雌鈎突条の根元部を雌鈎突条が突設されている基台部にかかる曲げ力が伝わり易い構造とすることによって易開放側と難開放側とを構成していることにより、易開放側からは、大きな力を要することなくチャックを容易に開放することができる。
更に、密封構造式チャックは、広幅筒状材の開口縁部側を易開放側としたことにより、チャック咬合の外れを防止できる。
更に、易開放側の雌鈎突条の根元部分の基台部との結合部の厚さを大きくすることによって基台部にかかる曲げ力が伝わり易い構造とし、難開放側の雌鈎突条の根元部の形状を、雌鈎突条の先端部側より易開放側の雌鈎突条側に湾曲させた形状とすることによって基台部にかかる曲げ力が伝わり難い構造としているため、これらの製造は、1つの樹脂成形型をもって全体が同時成形でき、易開放側と難開放側とを区別したチャックの成型が容易にできる。
密封用突条はその先端部分に両面側を膨出させた形状の頭部を備え、頭部の両側面が両雄鈎突条の背面を押圧して接触されるようにしていることにより、チャックの密封性能を向上させることができる。
次に本発明における緩衝用空気袋の実施の形態を図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1において、符号1は、緩衝用空気袋を示している。この緩衝用空気袋1は、気体を充填することができるものであり、気密性を有する袋である袋本体2と、この袋本体2の内外を連通する空気流路3を備えている。この空気流路3は閉鎖可能となっており、空気流路3を閉鎖することにより、袋本体2が密閉されるようになっている。
この空気流路3は、図2に示すように、2枚のフィルム4a,4bを重ねて両側をシールした形状に形成された広幅筒状材5によって構成されている。この広幅筒状材5は袋本体2内の空気圧により閉鎖される空気弁となっている。
この広幅筒状材5は、その一端側の開口部である袋内側開口部6を緩衝用空気袋1内に挿入し、他端側の袋外側開口部7を袋本体2外に突出させ、この広幅筒状材5を通して袋本体2内外が連通されるようになっている。また、袋本体2は、図1に示すように、プラスチックフィルム製で略方形状に形成されており、その一角を切り落とし、この角が落とされた部分に広幅筒状材5が設置されている。
この広幅筒状材5は、広幅筒状材5の袋内に突出している部分である袋内突出部8に、袋内突出部8を構成するフィルム4a,4bの波打ち等の変形を防止するために、板状形態保持部9が設けられている。
この板状形態保持部9は、袋内突出部8の袋内側先端部分にあって、該袋内突出部8を構成する重ね合わされたフィルム4a,4bの一方側のフィルム4bに、その全幅に亘って、フィルム4bと一体に平板状肉厚に形成されており、フィルム4bを平面状に保つようになっている。この板状形態保持部9は、長方形帯状で剛性のあるプラスチックシートを、フィルム4bの広幅筒状材外側面に接着することにより形成している。
緩衝用空気袋1に、気体を充填した際には、この広幅筒状材5の袋内に突出している部分である袋内突出部8に気体の圧力がかかり、広幅筒状材5を構成する重なり合わされたフィルム4a,4b同士が密着して、空気流路3が閉鎖されることにより、空気の流出が阻止されるようになっている。そして、袋内突出部8に板状形態保持部9を備えていることにより、荷重が付加された際に緩衝用空気袋1が局部変形しても、フィルム4bの板状形態保持部9と一体となっている部分は平面状に保たれ、フィルム4a,4b同士の密着が好適に保たれる。また、広幅筒状材5の幅を大きくしても、フィルム4a,4b同士の密着を好適に保つことができる。
また、広幅筒状材5の袋内に突出している端部とは反対側の端部である袋外側開口部7には、密封構造式チャック10が備えられている。この密封構造式チャック10は、図3に示すように、広幅筒状材5の袋の外側に突出した袋外側開口部7において、この開口部7の対向面を構成しているフィルム4a,4bの内面間に開口部7を横切る方向に固着されている。そして、この密封構造式チャック10は、一対のテープ状をした基台部11,12と、その間に互いに平行配置に設けられた一対のチャック部13,13とを備えている。
両チャック部13,13は同一構造のものであり、図4に示すように一方の基台部11の表面に一体に突設された雌封止具14内に、他方の基台部12に一体に突設された雄封止具15が挿入されることによって封止されるようになっている。
雌封止具14は、基台部11に突設され、先端部内側面に断面が鈎状の鈎爪部16を有する一対の雌鈎突条17a,17bを備えている。雄封止具15は、他方の基台部12の表面に一体に突設され、先端部外側面に断面が鈎状の鈎爪部18,18を有し雌鈎突条17a,17b間に挿入される一対の雄鈎突条19,19を備えている。
また、一方の基台部11の両雌鈎突条17a,17bの中間位置に、他方の基台部12の両雄鈎突条19,19間に圧入される密封用突条20が一体に突設され、雄封止具15を雌封止具14内に挿入することによって両者間の両鈎爪部16と18とが互いに系合されるとともに前記密封用突条20が前記雄鈎突条19,19の背面19a,19a間に圧入されるようになっている。
密封用突条20はその先端部分に両面側を膨出させた形状の頭部20aを備え、該頭部20aの両側面が両雄鈎突条19,19の背面19a,19aを押圧することによって互いに線接触状態となり、気液密性が維持されるようになっている。
また、雌封止具14の一方の雌鈎突条17aの根元部の断面形状は、基台部11側に至るに従って厚くしたテーパ状に成型されており、これによって該雌鈎突条17aが突設されている基台部11に対する曲げ力がこの雌鈎突条17aに伝わり易く、従って図5に示すように、基台部11を外側に曲げることによって、雌鈎突条17aが容易に雄鈎突条27から離れる方向に曲げられて、互いに係合状態にある鈎爪部16と18とを容易に外すことが可能な易開放側係合部を構成している。
これに対し、他方の雌鈎突条17bの根元部は、その外側面が基台部11に至るに従って内側面と同様に一方の雌鈎突条17a側に湾曲させた形状となっており、該根元部は、その厚さa(図4に示す)が基台部11の厚さbより厚く成型され、断面形状が円弧状に成型された円弧状部21を有している。このため、基台部11に開き方向の曲げ力が作用した場合、図6に示すように、基台部11が雌鈎突条17bの根元部外側位置で曲がり、前記曲げ力が雌鈎突条17bに容易には伝わらず、互いに係合状態にある鈎爪部16,18の係合が容易には外れない難開放側係合部を構成している。
上記構造の各チャック部13,13は、前記難開放側係合部を構成している雌鈎突条17bを同じ側に向けた状態でそれぞれ基台部11に対して一体に突設されている。
また、両基台部11,12のフィルム4a,4bに対する固着は、図3及び図7に示すように、難開放側係合部側を袋内側開口部6側に位置させ、雄封止具15が突設されている基台部12は、その背面の全域又はテープ状の両側縁部背面12a,12bがフィルム4bに対して固着されている。他方の雌封止具14が突設されている基台部11は、前述したテープ状の易解放側係合部、即ち袋外側開口部7の開口縁部側に位置する縁部背面11aのみがフィルム4aに対して固着されている。
このように両基台部11,12とその背面側のフィルム4a,4bとを固着することにより、袋本体2内に充填された気体が、広幅筒状材5内の密封構造式チャック10付近に漏れてきたとしても、この気体は、図7に示すように、フィルム4aと基台部11の間に入り込み、気体の圧力は、フィルム4aと基台部11の対向面を離反させる方向に働く。これは、基台部11を基台部12に押し付ける方向であり、密封構造式チャック10を閉じる方向であるので、密封構造式チャックの密閉は、好適に保たれる。
また、両基台部11,12間には、両者の平面を互いに逆向きにスライドさせる方向であるA,B方向に力が作用し、両者の対向面を離反させる方向のモーメントは極めて小さいものとなり、両チャック部13,13に対するせん断応力によってフィルム4a,4b間の開き方向の力に対して対抗することとなる。
このとき、雌封止具14側においては、一対の雌封止具を構成している2対の雌鈎突条と2つの密封用突条20を総合したせん断応力、雄封止具15側においては一対の雄封止具15を構成している2対の雄鈎突条を総合したせん断応力によって対抗することとなるため、大きな封止力が得られるとともに、密閉性が維持される。
尚、上記密封構造式チャック10の開閉は、図には示してないが、断面略U字型をなしたスライダーを外側に嵌め付け、これをスライドさせることによってチャックを開閉動作させることが好ましい。このスライダーを使用することにより、チャックの開閉操作を無理なく容易に行うことができる。
上述した実施例においては、空気流路3は1つであるが、空気流路3を複数設けてもよい。その際には、例えば図8に示すように、袋本体2の隣り合う角に、1対の広幅筒状材5,5を設置するとよい。このようにすると、積荷を前から搬入し、後から搬出するタイプのコンテナ等において、空気流路3,3の開口部が搬入側と搬出側にそれぞれ存在するように緩衝用空気袋1を設置することができ、搬入時の給気作業と搬出時の排気作業とを別々の空気流路を使用して容易に行うことができる。
この緩衝用空気袋1は、ハンディタイプのエアブロワー(送風機)によって、容易に空気の給排気が可能となっている。また、この緩衝用空気袋1は、これを内袋とし、その外側に紙製の外袋を設けて使用するとよい。また、袋本体は、方形状でなくともよい。
このように、緩衝用空気袋1は、その空気流路3において、密封構造式チャック10と板状形態保持部9の二箇所に効果的な閉鎖機能を有するので、優れた密封性を有する。従って、この緩衝用空気袋1は、高負荷のかかる輸送等においても使用することができる。また、口が広いので、好適に給排気ができる。そして、繰り返し使用することができる。
本発明に係る緩衝用空気袋の一例を示す平面図である。 図1におけるX−X方向の断面図である。 図1に示す実施例における密封構造式チャックを示す断面斜視図である。 同上のチャック部を示す断面図である。 同上のチャック部の易開放側の開き状態を示す拡大断面図である。 同上のチャック部の難開放側の開き状態を示す拡大断面図である。 図3に示す密封構造式チャックに対し袋内に充填された気体の圧力が作用した際の断面図である。 本発明に係る緩衝用空気袋の他の例を示す平面図である。 従来の緩衝用空気袋を示す平面図である。 図9におけるI―I方向の断面図である。
1 緩衝用空気袋
2 袋本体
3 空気流路
4a フィルム
4b フィルム
5 広幅筒状材
6 袋内側開口部
7 袋外側開口部
8 袋内突出部
9 板状形態保持部
10 密封構造式チャック
11 基台部
11a 縁部背面
12 基台部
12a 縁部背面
12b 縁部背面
13 チャック部
14 雌封止具
15 雄封止具
16 鈎爪部
17a 雌鈎突条
17b 雌鈎突条
18 鈎爪部
19 雄鈎突条
19a 背面
20 密封用突条
20a 頭部
21 円弧状部
31 プラスチックフィルム製の扁平な袋
32 広幅筒状材
33 チャック
34 固定シール

Claims (8)

  1. 気密性を有する袋に、該袋の内外を連通する筒状の空気流路として、2枚のフィルムを重ねて両側をシールした形状の広幅筒状材であって、前記袋の内部の空気圧により閉鎖されて空気の流出を防ぐ構造の空気弁を備えた緩衝用空気袋において、
    前記広幅筒状材の一端は前記袋内に突出され、
    該袋内の前記広幅筒状材には、その袋内側先端部分の該広幅筒状材を構成する一方側の前記フィルムにその全幅に亘って、長方形帯状で剛性のあるプラスチックシートを接着することによりフィルムを平面状に保って、前記袋内突出部を構成する2枚のフィルムの変形を防止する板状形態保持部を一体に備え、
    前記広幅筒状材の袋外側開口部には、該広幅筒状材を横切る配置に密封構造式チャックが備えられていることを特徴とする緩衝用空気袋。
  2. 前記密封構造式チャックは、前記広幅筒状材内の対抗面に固着されるテープ状をした合成樹脂製の一対の基台部を備え、その一方の基台部の表面に一体に突設され、先端部内側面に断面が鈎状の鈎爪部を有する一対の雌鈎突条からなる雌封止具を備えるとともに他方の基台部の表面に一体に突設され、先端部外側面に断面が鈎状の鈎爪部を有し、前記雌鈎突条間に挿入される一対の雄鈎突条からなる雄封止具とを備え、且前記一方の基台部の前記両雌鈎突条の中間位置に一体に突設され、前記他方の基台部の両雄鈎突条間に圧入される密封用突条を備え、前記雄封止具を雌封止具内に挿入することによって両者間の前記両鈎爪部が互いに系合されるとともに前記密封用突条が前記雄鈎突条の背面間に圧入される構造に形成され、
    前記雌封止具と前記雄封止具と前記密封用突条からなるチャック部を、前記一対の基台部間において該基台部の幅方向側に間隔を隔てた状態で少なくとも2列配置に備えている請求項1に記載の緩衝用空気袋。
  3. 前記密封構造式チャックは、前記両基台部の内の一方側の基台部と前記広幅筒状材の前記袋外側開口部内面との固着を、該基台部裏面の前記広幅筒状材の開口縁部側に片寄せた位置のみにおいて固着した片側縁部固着構造とするとともに、
    他方側の前記基台部と前記広幅筒状材の袋外側開口部内面との固着を、該基台部裏面の両縁部を固着させた両縁部固着構造とした請求項2に記載の緩衝用空気袋。
  4. 前記密封構造式チャックは雌封止具の一方の雌鈎突条の根元部を該雌鈎突条が突設されている前記基台部の曲げ力が伝わり難い構造とするとともに、他方の雌鈎突条の根元部を該雌鈎突条が突設されている前記基台部にかかる曲げ力が伝わり易い構造とすることによって易開放側と難開放側とを構成している請求項2又は3に記載の緩衝用空気袋。
  5. 前記密封構造式チャックは、前記広幅筒状材の開口縁部側を前記易開放側としてなる請求項4に記載の緩衝用空気袋。
  6. 前記易開放側の雌鈎突条の根元部分の基台部との結合部の厚さを大きくすることによって該基台部にかかる曲げ力が伝わり易い構造としている請求項4又は5に記載の緩衝用空気袋。
  7. 前記難開放側の雌鈎突条の根元部の形状を、該雌鈎突条の先端部側より前記易開放側の雌鈎突条側に湾曲させた形状とすることによって前記基台部にかかる曲げ力が伝わり難い構造としている請求項4,5又は6の何れか1項に記載の緩衝用空気袋。
  8. 前記密封用突条はその先端部分に両面側を膨出させた形状の頭部を備え、該頭部の両側面が前記両雄鈎突条の背面を押圧して接触されるようにしてなる請求項2〜6又は7の何れか1項に記載の緩衝用空気袋。
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