JP4725529B2 - バックライト駆動装置、表示装置 - Google Patents
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Description
そして、15インチ程度の小型サイズの液晶ディスプレイでは、バックライトの厚さを薄くできるエッジライト方式が広く採用され、例えば厚さ5mm程度のものが実現、実用化されている。
このため、例えば20インチ以上の大型液晶ディスプレイの照明を、従来のサイドエッジ方式のバックライトにより行った場合には、液晶パネル全体を均一に、しかも高輝度で照明することができないという欠点があった。
したがって、大型液晶ディスプレイの高輝度化を図るには、光量を確保するために多数本(例えば3本以上)の蛍光管を導光板のサイドエッジに並べていくしかなく、テレビジョン画像を表示するための輝度を得るには限界があった。因みに上記した特許文献1にはバックライトの構造についての記載はない。
前記光源の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の温度検出結果に基づいて、前記光源の光量が所定の光量となるように制御する光量制御手段と、が設けられている前記バックライトユニットの駆動制御を行う複数の駆動ユニット部と、を備える。
また、本発明によれば、バックライトの高輝度化を図るために、例えば1枚の導光板のサイドエッジに多数の蛍光管を配置する必要がない。これにより、導光板を形成しているアクリル樹脂を厚くする必要が無く、バックライトの軽量化を図ることができる。
またこのとき、バックライトと映像表示部との間で、バックライトから離れた位置に拡散板を配置すれば、バックライトユニットの接合部分の輝度ムラを目立たなくすることができる。
なお、本実施の形態では、以下の順で説明を行っていく。
1.液晶ディスプレイの構造
2.バックライト
2−1 バックライトの構造
2−2 バックライトユニットの構造
2−3 バックライトの駆動装置
3.第2の実施の形態のバックライト
4.第3の実施の形態のバックライト
先ず、図1〜図3を用いて本実施の形態としての液晶ディスプレイについて説明する。
図1は本実施の形態の液晶ディスプレイの全体図、図2は分解図、図3は側面図である。
これら図1〜図3に示すように、本実施の形態の液晶ディスプレイ1は、液晶パネル3の下方にバックライト2が配置されている。
また、バックライト2と液晶パネル3との間にはバックライト2側から順に透明アクリル板4、拡散板5が配置されている。
液晶パネル3は、バックライト2から出射される光を変調して所要の画像光を形成するようにされる。
拡散板5は、バックライト2から出射される光を拡散して液晶パネル3に照射される光の均一化を図るようにしている。この場合の拡散板5の厚みは、液晶パネル3に照射される光の均一化を図ることができる厚みに設定されている。
また、バックライト2と拡散板5との間の距離dを広くすると、必ずしも透明アクリル板4を設けることなく、バックライトユニット10の組み合わせ部分の影を防止することが可能である。
2−1 バックライトの構造
次に、図4及び図5を用いて本発明の第1の実施の形態のバックライトについて説明する。
図4は、第1の実施の形態のバックライトの全体図、図5は部分的な構造を示した図である。
次に、図6及び図7を用いてバックライトユニットの構造を説明する。
図6はバックライトユニットの構造を示した図であり、同図(a)はバックライトユニット全体図、同図(b)は背面図である。また図7(a)は断面図、図7(b)は分解断面図である。
また図8は、2つのバックライトユニットを組み合わせて形成される組ユニットの構造を説明する説明図であり、同図(a)は組ユニットの全体図、同図(b)は組み合わせ部分の拡大図である。
光源ユニット11は、例えばアルミニュームやガラスにより形成され、その内部には光源15である蛍光管を収容するための略半円状のランプ収容部11aが設けられている。そして、このランプ収容部11aの表面には光源15の光を集光して反射プリズム12側に出射するための反射板(集光鏡)11bが形成されている。
例えば反射プリズム12の背面側の角度が45°であれば、導光板13の先端面の角度を45°若しくはそれ以下の角度にすれば、図8(a)に示すように、2組のバックライトユニット10,10を同一向きで組み合わせた場合でも、バックライトユニット10,10の導光板13,13同士を隙間なく組み合わせることができるようになる。
これにより、例えば複数のバックライトユニット10,10・・・の組み合わせ部分の影を防止することができる。
また、例えば16:9の画面サイズの液晶パネルに対して、4:3の画像を表示する際には、例えばバックライトユニット10の形状を所要の大きさに設定しておけば、液晶パネルの映像が表示されない部分のバックライトユニット10を消灯して黒画面を形成することもできる。
次に、図9〜図14を用いて、上記したようなバックライトの駆動装置について説明する。
ここでは、バックライトユニットを縦(行)方向と横(列)方向にそれぞれ5つずつ並べてバックライトを形成するものとして説明する。
図9は、そのような構成のバックライトの裏面図及び側面図であり、この図9からバックライト2を形成しているバックライトユニット10の光源15が導光板13に対して互い違いに配置されていることが分かる。
そして、このようなバックライト2を駆動するための駆動装置は、図10のように示される。この場合は、バックライト2を形成する各バックライトユニット10ごとに駆動ユニットUxy(x:行,y:列)が設けられている。そして、これらの駆動ユニットUxyがバスライン22を介して外部CPU(Centoral Processing Unit)21に接続されている。
例えば、バックライト2を形成している全てのバックライトユニット10,10・・から光量データを取得して各バックライトユニット10,10の輝度を把握する。そして、バックライト2を形成しているバックライトユニット10,10・・の光量が所定範囲から離脱しているものがあれば、その駆動ユニットUxyに対して光量を調整するための指示(コマンドやデータ)を送るようにしている。
また、図示していないが、例えばユーザにより表示画面の輝度レベルを調整するための所要の操作などが行われ、バックライト2全体の輝度レベルを変更するときは、全ての駆動ユニットUxyに対して輝度レベルを変更するための指示(コマンド及びデータ)を送るようにしている。
この場合、外部CPU21と各駆動ユニットUxyとはバスライン22によりデイジーチェーン(一筆書き結線)により接続されている。これにより、外部CPU21と各駆動ユニットUxyとの通信、及び各駆動ユニットUxyとの間で通信可能に構成されている。
そして、これらの駆動ユニットUxyは、バスライン22により、例えば駆動ユニットU11→U12→・・→U15→U25→U24→・・U21→U31→・・・・・→U54→U55の順で接続され、駆動ユニットU55が外部CPU21と接続されている。
そして、このような駆動ユニットUxyは、バスライン22を介して外部CPU21から伝送されてくる各種コマンドに基づいて、バックライトユニット10の制御を行うようにしている。
この図11に示すように、駆動ユニットUは、少なくともMPU(Micro Processing Unit)31、電圧制御部32、光源駆動部33、光量検出器34、A/D変換器35を有して構成される。
例えば、光量検出器34で検出され、A/D変換器35をデジタル変換した光量データを外部CPU21に伝送したり、光量データに基づいて光源15である蛍光管の光量調整などを行うようにされる。
またMPU31にはメモリ36が設けられており、外部CPU21からのデータなどを保持すること可能とされる。なお、MPU31にはバスライン22と共に設けられている電源ライン23を介して駆動電圧が供給されている。
また、光源駆動部33は、MPU31から供給されるコントロール信号に基づいて光源15の光量が所定の光量(輝度)レベルとなるように制御している。
デューティ変調による光量制御方法とは、例えば主駆動周波数が約70kHzであれば、高周波交流を60Hz周期にしてON−OFF時間の比(デューティ)に変化させることで、光源15の光量を100%から0%(消灯)まで連続的に光量を制御する方法である。
A/D変換器35は、光量検出器34からの光量値に応じたアナログ出力をデジタルに変換してMPU31に出力するようにされる。
例えば破線で示した温度検出器38は、光源15をLEDにより形成したときには光量検出手段として、上記した光量検出器34に加えてさらに温度検出器38を設けるようにしても良い。その場合の、バックライト駆動装置全体の構成は、図14に示すようになり、各駆動ユニットUからは光量検出器34と温度検出器38が光源15に取り付けられることになる。
そして、MPU31が、この温度データに基づいて、光源駆動部33から光源15に供給する駆動電圧を制御するようにされる。
このような温度検出器38は、例えば光源15を温度変化による輝度変化が著しいLEDなどにより構成した場合に有効である。
また、各バックライトユニット10,10・・に駆動ユニットUを設けたことで、例えば各バックライトユニット10,10・・のサイズ変更やバックライトユニット10,10・・を交換した場合でも、外部CPU21では同様に駆動制御を行うことができる。
また、各バックライトユニット10ごとに駆動ユニットUを設け、これらの各駆動ユニットUの光量検出手段で検出される光量データに基づいて、各駆動ユニットUごとに光源15の光量を適正な光量レベルに調整することができるという利点がある。
なお、ここでの自動校正システムは、外部CPU21が、電源投入時などの所定のタイミングでもって実行するものとされる。
例えば、バックライト2を複数のバックライトユニット10,10,・・・を用いて形成した場合、各バックライトユニット10,10・・・ごとに輝度が異なるため、バックライト2全体でも輝度ムラが発生することになる。
ここで、例えばバックライト2を、m×n個(m,nは自然数)のバックライトユニット10,10・・を用いて構成したとする。
この場合、外部CPU21は、先ずステップS101において、バックライト2を構成しているバックライトユニット10,10・・・の駆動ユニットUに対して、各バックライトユニット10,10・・・の光源15,15・・・を100%の明るさで点灯させるためのコマンドを送信する。
次に、ステップS102において、各バックライトユニット10,10・・・の駆動ユニットUに対して、光量検出器34で検出された光量データを要求して各バックライトユニット10,10・・から光量データを取得するようにしている。
次に、第2の実施の形態としてのバックライトについて説明する。
図16及び図17は第2の実施の形態のバックライトの構造を示した図である。
これら図16、図17に示すように、第2の実施の形態のバックライト40は、2つのバックライトユニット10,10を同一向きで組み合わせて組ユニット10aを形成する。そのうえで、図示するように、これらの組ユニット10aのランプ収容部11aを合わせるようにして並べて、バックライト40を形成していくようにする。したがって、この場合は組ユニット10aの向きを互い違いにすることなくバックライト40を形成することができる。
図18は、上記したバックライト40の構成を示した裏面図及び側面図である。
この図18から、バックライト40では、光源41である蛍光管が複数の導光板13にまたがって設けられていることが分かる。
そして、このようなバックライト40を駆動するバックライト駆動装置の構成は図19のように示される。即ち、1つの光源41に対して1つの駆動ユニットUxy(x:行,y:列)を設け、これらの駆動ユニットUxyと外部CPU21との間をバスライン22により接続する。例えば、図示するように、これらの駆動ユニットUxyは、駆動ユニットU11→U21→・・→U51の順で接続され、駆動ユニットU51を外部CPU21と接続されることになる。
このようにすれば、複数のバックライトユニット10,10にまたがって光源41を設けるようにしてバックライト40を形成した場合でも、バックライト40を駆動することができる。またこのように構成した場合は、上記した第1の実施の形態のバックライト2を駆動する場合に比べて駆動ユニットUの数が少なくて済むという利点がある。
そこで、この場合は、例えば図20に示すように、駆動ユニットUに蛍光管の光量のバラツキを検出する光量検出器34の数を増やして光源41である蛍光管のバラツキを検出することも可能である。このようにすれば、光源41である蛍光管自体の輝度ムラを検出することができるため、例えば駆動ユニットUから送られてくる輝度データに基づいて、外部CPU21で光源(蛍光管)41の交換時期を把握してユーザに蛍光管の交換を促すような機能を設けるといったことが可能になる。
次に、第3の実施の形態としてのバックライトについて説明する。
図21及び図22は、第3の実施の形態のバックライトの構造を示した図である。
これらの図に示すように、第3の実施の形態のバックライト50は、上記バックライト40と同様、2つのバックライトユニット10,10を同一向きで組み合わせた組ユニット10aを形成する。そのうえで、2組の組ユニット10a、10aを、そのランプ収容部11aを合わせるように並べることで、図21(a)に示すような4つのバックライトユニット10,10・・からなる組ユニット50aを形成する。
また同様に、4つのバックライトユニット10を組み合わせて、図21(b)に示すような180°異なる向きの組ユニット50bを形成する。
そして、これらの組ユニット50a,5bをそれぞれ1つのバックライトユニットと見なして、図22(a)に示すように、これらの組ユニット50a,50bのランプ収容部11aには、光源51としてバックライトユニット10の長さの2倍程度の長さを有する蛍光管を収容することで、同図(b)に示すような構造のバックライト50を形成するようにしている。またこの場合のバックライト50の背面図は図22(c)のように示される。つまり、この場合は、2つのバックライトユニット10,10の導光板を1つの合成板とし、これらの合成板を組み合わせてバックライト50を形成するようにしたものである。
そして、その場合のバックライトの裏面図及び側面図は図23のように示される。
また、そのようなバックライトを駆動するバックライト駆動装置の構成は図23及び図24のように示される。
この場合も、1つの光源51及び光源15に対して1つの駆動ユニットUxy(x:行,y:列)を設け、これらの駆動ユニットUxyと外部CPU21との間をバスライン22により接続する。例えば、図24には、駆動ユニットUxyが、駆動ユニットU11→U12→U13→U23・・→U21→U31→U33・・・→U53の順で接続され、駆動ユニットU53が外部CPU21と接続するようにしている。このようにすれば、長さの異なる光源51,15を複合してバックライトを構成した場合でも駆動ユニットUで制御することができる。
この場合は、駆動ユニットUxyが、駆動ユニットU11→U21→・・U51→U52→U53→U43→U42→・・・→U13の順で接続され、駆動ユニットU13を外部CPU21と接続するようにしている。この場合も、長さの異なる光源51,15を複合してバックライトを構成した場合でも駆動ユニットUで制御することができる。
また、本発明の液晶ディスプレイの液晶パネルは、1又は複数の液晶パネルを用いて構成しても良い。
例えば、図26(a)に示すように、光源ユニット71を楔状の導光板13の側面側に配置したバックライトユニット70、或いは図26(b)に示すように、光源ユニット71を平板状の導光板73の一方面側、又は両面側に配置したバックライトユニット72を用いて構成することも可能である。
Claims (2)
- 一方の面に集光処理面としてフレネル面が形成されている断面くさび形の導光板と、該導光板の入光側の端面部に設けられている反射プリズムと、LEDにより形成された光源と、からなる複数のバックライトユニットと、
前記光源の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の温度検出結果に基づいて、前記光源の光量が所定の光量となるように制御する光量制御手段と、が設けられている前記バックライトユニットの駆動制御を行う複数の駆動ユニット部と、
を備えているバックライト駆動装置。 - 一方の面に集光処理面としてフレネル面が形成されている断面くさび形の導光板と、該導光板の入光側の端面部に設けられている反射プリズムと、LEDにより形成された光源と、からなる複数のバックライトユニットと、
前記光源の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の温度検出結果に基づいて、前記光源の光量が所定の光量となるように制御する光量制御手段と、が設けられている前記バックライトユニットの駆動制御を行う複数の駆動ユニット部と、
前記バックライトの照明面上に配置され、1又は複数の映像表示パネルにより形成した映像表示部と、
前記バックライトと前記映像表示部との間で、前記バックライトから離隔配置された拡散板と、
前記バックライトと前記拡散板との間に配置された透明板と、
から成る表示装置。
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