JP4725197B2 - シート状薄板の搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、突き合わせ溶接されるシート状薄板の搬送装置に関する。
例えば自動車の車体などのように、隣接する部位に材質や板厚等が異なる鋼板を必要とする場合、二枚(あるいはそれ以上)の短冊状に予め断裁されたシート状薄板(鋼板)を、連続溶接装置を用いて長手方向に連続して溶接することによりテーラードブランク材を形成して対処している。
シート状薄板同士を溶接してテーラードブランク材を形成する方法としては、複数のシート状薄板の端面同士を隙間がないように突き合わせた状態で固定し、接合部に沿って移動可能な可動式溶接機を用いて複数のシート状薄板同士を溶接する方法や、端面同士を突き合わせた状態で複数のシート状薄板を移動させ、固定式の溶接機を用いて複数のシート状薄板同士を溶接する方法がある。
このシート状薄板を移動させる方法を用いた連続溶接装置は、二枚の薄板それぞれに搬送手段が備えられており、それらの搬送面は鋭角で傾斜して垂直方向に段差を有し、溶接機の直前で共通の水平面に合流するように構成されている(例えば特許文献1参照)。
特公平6−13153号公報
しかしながら、上記特許文献記載の連続溶接装置に用いられるシート状薄板の搬送手段では、搬送面は互いに鋭角で傾斜して垂直方向に段差を有し、溶接機の直前で共通の水平面に合流するように構成されているため、それぞれの案内手段の、相互間の調整が正確でないとそれぞれの薄板の被溶接端が上下に重なってしまったり、あるいは隙間ができてしまったりと言う不具合が発生する虞がある。
そこで、シート状薄板の搬送中心を決めるガイドローラを設け、このガイドローラで板厚の厚い方の薄板(以下、厚板と略す)の端面を基準に板厚の薄い方の薄板(以下、薄板と略す)の端面を突き当てることにより突合せ面が一定の位置になるようにしたものが考案されている。また、薄板を波線形状に変形させて厚板の端面と擦り合わせるようにしたものもある。
このとき、ガイドローラを横向き(回線軸が鉛直方向)にすれば厚板は理想的な転がり接触となるため、磨耗が少なくなる反面、薄板はガイドローラを迂回する必要が生じ、その変形量が大きくなってしまい、突合せ面の真直性が悪くなって厚板との密着性が低下する。また、薄板を波線形状に変形させるための手段を別に設ける必要があり、装置全体が複雑になる。
一方、ガイドローラを縦向き(回線軸が水平方向)にすれば、このガイドローラの下側を通過する薄板は理想的な波線形状となるが、ガイドローラの幅はシート状薄板の中央側への移動量に影響されるため、長くしなければならず、その結果薄板を波線形状に変形する際抵抗が掛って搬送に影響し、速度が不安定になる虞がある。
また、ガイドローラのガイド面と厚板との接触面積が増加すると共に、すべり接触となって搬送抵抗が増え、磨耗が大きくなる虞がある。さらに、ガイドローラのガイド面と厚板とが咬み込まないようガイドローラのガイド面に面取り加工が必要となり、この面取りを追加した分だけ薄板の変形量が増加し、やはり突合せ面の真直性が悪くなって厚板との密着性が低下する。
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、左右に離間して搬送されるシート状薄板の被溶接端を、溶接位置を通る搬送方向鉛直面へスムーズに誘導可能なシート状薄板の搬送装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシート状薄板の搬送装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、互いに隣り合う複数枚のシート状薄板同士を付き合わせた状態で溶接手段の溶接位置まで案内して搬送する搬送装置において、互いに隣り合う同一の水平面内に上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面を挟んで別々の搬送面を有する搬送路を備え、一方の搬送路の搬送面に対して、部分的に上記シート状薄板の略板厚分程度下方に押し下げて湾入凹部を形成し、この湾入凹部の搬送方向鉛直面に一方の搬送路で搬送する上記シート状薄板の被溶接端が押し当てられる案内面を備えた案内手段を配置する一方、上記搬送路は平面視でこの搬送路の入り口側が水平方向に離間されると共に、上記搬送路の出口側において上記溶接手段の溶接位置を通る上記搬送方向鉛直面に向かって互いに接近するよう水平方向に傾斜した搬送方向を備えて配置される一方、上記案内手段は上記搬送路を構成する複数の搬入ローラと交互に配置されてこの搬送路上を搬送される上記シート状薄板に上記湾入凹部を形成する複数のガイドローラとし、その軸方向端面を案内面とすると共に、このガイドローラの上記シート状薄板との当接面を形成する外周面を、上記案内面を形成する軸方向端面に向かって漸次大径になるテーパー状に形成したものである。
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記ガイドローラの外周面を、平坦に形成される上記搬送路の搬送面に対して外側が上向きに傾斜するように配置したものである。
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記ガイドローラの幅を、上記搬送路を構成する搬入ローラの幅より狭く形成し、上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面側に偏って配置すると共に、少なくともその案内面の高さをこの案内面に当接する上記シート状薄板の厚さより高くなるように形成したものである。
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、上記ガイドローラの軸方向端面の案内面を、平面視において少なくとも上記搬送路の入り口側が外側に開くように形成したものである。
また、上述した課題を解決するために、請求項5に記載したように、上記ガイドローラを、その回転軸が上記搬送面に対して上下方向に傾斜するように配置したものである。
さらに、上述した課題を解決するために、請求項6に記載したように、上記ガイドローラを、その回転軸が上記溶接位置を通る上記搬送方向鉛直面側が上向きに傾斜するように配置したものである。
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項7に記載したように、上記隣り合う搬送路の、上記ガイドローラが配置された側を搬送されるシート状薄板の厚さを他方のシート状薄板の厚さより薄いものとしたものである。
本発明に係るシート状薄板の搬送装置によれば、左右に離間して搬送される二枚のシート状薄板の被溶接端を、溶接位置を通る搬送方向鉛直面へスムーズに誘導することが可能になる。また、ガイドローラの軸方向端面に形成された案内面にガイドされるシート状薄板がガイドローラによって咬み込まれるのが防止され、シート状薄板の被溶接端を確実に溶接位置に案内することができる。
さらに、案内面とシート状薄板の被溶接端との接触部が点接触になるので、シート状薄板の変形が少なくなる。さらにまた、ガイドローラによって湾曲されるシート状薄板の変形量を少なくすることができるため、他方のシート状薄板との突合せ面の真直性が良くなってシート状薄板同士の密着性が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るシート状薄板の搬送装置が適用された連続溶接装置の立面図である。図1に示すように、この連続溶接装置1は例えば枠組み2に組み付けられた、シート状薄板の搬送装置3を備える。搬送装置3は主に薄板の搬入ユニット4と搬出ユニット5とから構成される。
また、本実施形態においては、例えば固定式のレーザー式溶接機6が溶接手段として用いられ、搬入ユニット4と搬出ユニット5との間に例えば上方から設置されると共に、このレーザー式溶接機6のレーザー照射によって二枚のシート状薄板が溶接される。
図2は、搬送装置3の、搬入ユニット4の概略斜視図であり、図3は搬入ユニット4の概略平面図である。さらに、図4は搬入ユニット4の概略側面図であり、図5は図4の要部を拡大した側面図である。そして、図6は図5の矢視図、図7は図5のVII−VII線に沿う断面図である。
図2〜図7に示すように、この連続溶接装置1は例えば二枚、あるいはそれ以上の予め短冊状に断裁されたシート状薄板7A,7Bを搬送しながら溶接機6によって長手方向に連続して溶接し、一体化することによりテーラードブランク材(図示せず)を形成するものである。具体的には、幅方向に並べられた例えば板厚の異なる例えば二枚の薄板7A,7Bを搬入ユニット4によって溶接機6方向へ搬入し、所定の位置において溶接機6を用いてこれら二枚のシート状薄板7A,7Bを接合した後、一体化されたテーラードブランク材を搬出ユニット5で搬出するものである。
シート状薄板7A,7Bの搬入ユニット4および搬出ユニット5は例えば床面上に配置される搬送ローラ装置8と、この搬送ローラ装置8の上方に配置されるクランプローラ装置9とから構成される。そして、シート状薄板7A,7Bはその上下をクランプローラ装置9および搬送ローラ装置8に挟まれて搬送される。
搬送ローラ装置8は、その前半部に複数個の搬入ローラ10を、後半部に複数個の搬出ローラ11を備え、これらの搬入・出ローラ10,11が例えば搬入ユニット4と搬出ユニット5との間に設置されたモータ12等の動力によって例えばベルト13等を介して回動駆動されると共に、クランプローラ装置9はそのクランプローラ14が搬入ユニット4の搬入・出ローラ10,11にシート状薄板7A,7Bを押し付けてこのシート状薄板7A,7Bと搬入・出ローラ10,11との滑りを制御する。また、搬入ユニット4はシート状薄板7A,7B毎に、本実施形態においては二組設置され、互いに隣り合う略同一の水平面内に上記溶接機6の溶接位置を通る搬送方向鉛直面を挟んで別々の搬送面を有する。
なお、クランプローラ装置9はシート状薄板7A,7Bの設置時に邪魔にならぬよう、例えば可動式に構成される。また、搬送ローラ装置8は枠組み2等に固定される。
搬入ローラ10は、シート状薄板7A,7Bの搬送方向軸線に直交する回動軸15に回動自在に軸支され、複数個の搬入ローラ10がシート状薄板7A,7Bの搬送方向軸線に沿って二枚のシート状薄板7A,7B毎に並行配置される。一方、クランプローラ14はシート状薄板7A,7Bを挟んで各搬入ローラ10に対応して配置されると共に、クランプローラ14を回動自在に軸支する回動軸16は搬入ローラ10の回動軸15と平行に配置される。
二枚のシート状薄板7A,7Bを搬送する二組の搬入ローラ10の列によって形成される搬送路17A,17Bは、図3に示すように、平面視で搬送路17A,17Bの入り口側が水平方向に離間されると共に、搬送路17A,17Bの出口側において搬送装置3の中心軸18、すなわち溶接機6の溶接位置を通る搬送方向鉛直面に向かって互いに接近するよう、搬送装置3の中心軸18方向、すなわち水平方向に傾斜した搬送方向を備えて配置される。また、図4に示すように、両方の搬送路17A,17Bの搬送面は共通の水平面を有する。
搬送路17A,17Bの入り口側には二枚のシート状薄板7A,7Bの投入位置を決める複数のセットローラ19A,19Bが案内手段として配置される。これらのセットローラ19A,19Bは垂直方向の回動軸20によって回動自在に軸支され、二枚のシート状薄板7A,7Bのそれぞれの一方側端縁に当接して各薄板7A,7Bを投入位置で案内する。
本実施形態においては、板厚の厚い方の薄板7A(以下、厚板と略す)(図3においては上側)は搬送装置3の中心軸18側被溶接端21Aがセットローラ19Aに当接して溶接機6の溶接位置を通る搬送方向鉛直面と平行に案内される一方、板厚の薄い方の薄板7B(以下、薄板と略す)(図3においては下側)は搬送装置3の中心軸18側とは反対側の外側端縁22が他のセットローラ19Bに当接して案内される。すなわち、二枚のシート状薄板7A,7Bは入り口側の投入位置において共通の垂直面内ではないそれぞれ別の案内面によって案内される。
そして、二枚のシート状薄板7A,7Bは搬送路17A,17Bの出口側に配置された前記溶接機6に隣接する上流で被溶接端21A,21B同士が突き合わされるよう、互いが次第に接近しながら搬送路17A,17B上を溶接機6に向かって搬送される(図2および図3参照)。なお、前記クランプローラ14はシート状薄板7A,7Bの投入位置を除く範囲に設置される。
二つの搬送路17A,17Bのうち、一方の、本実施形態においては薄板7Bの搬送路17Bの、出口側の上記溶接機6直前には複数のガイドローラ23が配置される。これらのガイドローラ23は側面視で薄板7Bの上側、且つ平面視で各搬入ローラ10間に、すなわち搬入ローラ10とガイドローラ23とが交互に並ぶように配置される。
これらのガイドローラ23は、一方の搬送路17Bによって搬送される薄板7Bを、部分的に他方の搬送路17Aによって搬送される厚板7Aよりも薄板7Bの略板厚分程度下方に押し下げて一方の搬送路17Bの各搬入ローラ10間に湾入凹部24を形成するようにその位置が設定される(図5および図7参照)。なお、搬入ローラ10によって形成される他方の搬送路17Aの搬送面は平坦に形成される。
このガイドローラ23は厚板7Aを溶接機6の溶接位置に案内する他の案内手段でもあり、搬送装置3の中心軸18線が通る垂直面、すなわち溶接機6の溶接位置を通る搬送方向鉛直面内に位置する中心側軸方向端面が案内面25として備えられる。この案内面25は搬入ローラ10によって搬送される厚板7Aの被溶接端21Aが押し当てられることにより薄板7Aの被溶接端21Aを搬送装置3の中心軸18線に沿って溶接機6の直前まで案内する。
ガイドローラ23は、薄板7Bとの当接面を形成する外周面26が上記案内面25を形成する軸方向端面に向かって漸次大径になるテーパー状に形成されると共に、その回転軸27が搬送面に対して上下方向に傾斜するように配置される。
また、より好ましくは、上記ガイドローラ23の外周面26は平坦に形成される搬送路17Bの搬送面に対して外側が上向きに傾斜するように、且つその回転軸27を、上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面側が上向きに傾斜するように配置される。
さらに、ガイドローラ23の幅は、搬送路17Bを構成する搬入ローラ10の幅より狭く形成され、上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面側に偏って配置されると共に、少なくともその案内面25の高さがこの案内面25に当接する厚板7Aの厚さより高くなるように形成される。
さらにまた、ガイドローラ23の軸方向端面の案内面25は、平面視において少なくとも搬送路17A,17Bの入り口側が外側に開くように形成される。
そして、搬入ローラ10によって搬送される薄板7Bの被溶接端21Bは、この薄板7Bが溶接機6に近付くに連れてガイドローラ23の中心側軸方向端面である案内面25によって案内された他方の薄板7Aの被溶接端21Aに押し当てられ、最終的に搬送装置3の中心軸18線が通る垂直面に案内される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
厚板7Aを溶接機6の溶接位置に案内するガイドローラ23の、溶接機6の溶接位置を通る搬送方向鉛直面内に位置する中心側軸方向端面を案内面25とし、ガイドローラ23を、薄板7Bとの当接面を形成する外周面26が案内面25を形成する軸方向端面に向かって漸次大径になるテーパー状に形成すると共に、ガイドローラ23の外周面26を平坦に形成される搬送路17Bの搬送面に対して外側が上向きに傾斜するように配置し、さらにガイドローラ23の幅を、搬送路17Bを構成する搬入ローラ10の幅より狭く形成し、上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面側に偏って配置すると共に、少なくともその案内面25の高さがこの案内面25に当接する厚板7Aの厚さより高くなるように形成したことにより、左右に離間して搬送される二枚のシート状薄板7A,7Bの被溶接端21A,21Bを、溶接位置を通る搬送方向鉛直面へスムーズに誘導することが可能になる。
また、ガイドローラ23の回転軸27を搬送面に対して上下方向に傾斜するように、且つ溶接位置を通る搬送方向鉛直面面側が上向きに傾斜するように配置すると共に、ガイドローラ23の軸方向端面の案内面25を、平面視において少なくとも搬送路17A,17Bの入り口側が外側に開くように形成したことにより、ガイドローラ23の軸方向端面に形成された案内面25にガイドされるシート状薄板、本実施形態の場合は板厚の厚い方の薄板7A(厚板)がガイドローラ23によって咬み込まれるのが防止され、厚板7Aの被溶接端を確実に溶接位置に案内することができる。咬み込まれるのが防止されることにより、従来必要であった面取り加工が不要になると共に、ガイドローラ23の外径を最小に設定できるため、薄板7Bの変形量を少なくすることができる。
さらに、案内面25と厚板7Aの被溶接端との接触部が点接触になるので(従来は面接触)、厚板7Aの変形が少なくなる。また、ガイドローラ23の幅をシート状薄板7A,7Bの移動量とは関係なく一定に標準化でき、その結果薄板7Bはテーパー形状に合わせて徐々に変形するため、抵抗が少なくなり、変形範囲も少なくなって搬送速度への影響が低減する。さらにまた、厚板7Aとガイドローラ23との滑りが減少し、磨耗も低減する。
そして、隣り合う搬送路17A,17Bの、ガイドローラ23が配置された側を搬送されるシート状薄板7Bの厚さを他方のシート状薄板7Aの厚さより薄いものとしたことにより、ガイドローラ23によって湾曲される板厚の薄い方の薄板7B(薄板)の変形量を少なくすることができる。その結果、厚板7Aとの突合せ面の真直性が良くなって厚板7Aとの密着性が向上する。
本発明に係るシート状薄板の搬送装置の一実施形態を示す連続溶接装置の立面図。 搬入ユニットの概略斜視図。 搬入ユニットの概略平面図。 搬入ユニットの概略側面図。 図4の要部を拡大した側面図。 図5のVI矢視図。 図5のVII−VII線に沿う断面図。
符号の説明
1 連続溶接装置
3 搬送装置
6 レーザー式溶接機(溶接手段)
7A 板厚の厚い方のシート状薄板(厚板)
7B 板厚の薄い方のシート状薄板(薄板)
10 搬入ローラ
17A,17B 搬送路
21A,21B シート状薄板の被溶接端
23 ガイドローラ(案内手段)
24 湾入凹部
25 案内面
26 外周面
27 ガイドローラの回転軸

Claims (7)

  1. 互いに隣り合う複数枚のシート状薄板同士を付き合わせた状態で溶接手段の溶接位置まで案内して搬送する搬送装置において、互いに隣り合う同一の水平面内に上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面を挟んで別々の搬送面を有する搬送路を備え、一方の搬送路の搬送面に対して、部分的に上記シート状薄板の略板厚分程度下方に押し下げて湾入凹部を形成し、この湾入凹部の搬送方向鉛直面に一方の搬送路で搬送する上記シート状薄板の被溶接端が押し当てられる案内面を備えた案内手段を配置する一方、上記搬送路は平面視でこの搬送路の入り口側が水平方向に離間されると共に、上記搬送路の出口側において上記溶接手段の溶接位置を通る上記搬送方向鉛直面に向かって互いに接近するよう水平方向に傾斜した搬送方向を備えて配置される一方、上記案内手段は上記搬送路を構成する複数の搬入ローラと交互に配置されてこの搬送路上を搬送される上記シート状薄板に上記湾入凹部を形成する複数のガイドローラとし、その軸方向端面を案内面とすると共に、このガイドローラの上記シート状薄板との当接面を形成する外周面を、上記案内面を形成する軸方向端面に向かって漸次大径になるテーパー状に形成したことを特徴とするシート状薄板の搬送装置。
  2. 上記ガイドローラの外周面を、平坦に形成される上記搬送路の搬送面に対して外側が上向きに傾斜するように配置した請求項1記載のシート状薄板の搬送装置。
  3. 上記ガイドローラの幅を、上記搬送路を構成する搬入ローラの幅より狭く形成し、上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面側に偏って配置すると共に、少なくともその案内面の高さをこの案内面に当接する上記シート状薄板の厚さより高くなるように形成した請求項2記載のシート状薄板の搬送装置。
  4. 上記ガイドローラの軸方向端面の案内面を、平面視において少なくとも上記搬送路の入り口側が外側に開くように形成した請求項1、2または3記載のシート状薄板の搬送装置。
  5. 上記ガイドローラを、その回転軸が上記搬送面に対して上下方向に傾斜するように配置した請求項4記載のシート状薄板の搬送装置。
  6. 上記ガイドローラを、その回転軸が上記溶接位置を通る搬送方向鉛直面側が上向きに傾斜するように配置した請求項5記載のシート状薄板の搬送装置。
  7. 上記隣り合う搬送路の、上記ガイドローラが配置された側を搬送されるシート状薄板の厚さを他方のシート状薄板の厚さより薄いものとした請求項1〜6のいずれかに記載のシート状薄板の搬送装置。
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