JP4725078B2 - 非接触給電方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ショッピングカート等に非接触で給電する方法及び装置に関する。
ショッピングカートに液晶画面等の情報出力部を取り付け、この情報出力部で買い物情報、位置情報、買い物客個人情報等の所望の情報を表示することにより、買い物を円滑化し、販売を促進しようとするシステムが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
ところが、ショッピングカートの情報出力部で諸情報を表示するについては電力を比較的多く消費するのでその補給について問題を生じる。情報出力部に内蔵された蓄電池を取り出して充電した後再び情報出力部内に組み込んだり、或いは情報出力部自体をショッピングカートから取り外して内部の蓄電池に充電した後再びショッピングカートに取り付けたりすることも考えられるが、そのような方法では充電作業が煩雑化し、また着脱作業に際し情報出力部が損傷しやすくなる。電源からコードを引いてきて蓄電池に接続することも考えられるが、コードの引出・格納作業が面倒である。また、このような問題はショッピングカートに限らず充電作業を伴う他の車両或いはその他の機器についても同様に生じる。
上記問題点を解決する手段として、非接触給電方法を採用することが考えられる。すなわち、給電部を所定の位置に設置し、受電部をショッピングカート等の機器に取り付けておき、給電部から受電部へと電磁誘導を利用して非接触で給電するものとすると、上記問題点を解決することができるものと考えられる(例えば、特許文献3参照。)。
特開平6−107183号公報 特開2004−106826号公報 特開2003−37949号公報
ところが、上記非接触給電方法により給電しようとすると、給電部及び受電部での発熱により給電部、受電部及びその周辺が高温になり、種々のトラブルが発生する。
従って、本発明はこのような問題点を解決することができる手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数本の溝(18a)を有するコア(18)と、コア(18)の複数本の溝(18a)間を環状に巡るコイル(19)とを備えた給電部(13)に、同様な構成の受電部(12)を正対させ、電磁誘導により給電部(13)から受電部(12)に給電するようにした非接触給電方法において、給電部(13)と受電部(12)との間の磁束の通り道を避けるように上記溝底と上記コイルとの間に非磁性材料からなる放熱板(28)を設け、この放熱板(28)を溝底及びコイル(19)に接触させることにより給電中コイル(19)が発する熱をこの放熱板(28)から放熱するようにし、上記放熱板はその一箇所で分断し略C字形に形成することにより給電効率の低下を防止するようにした非接触給電方法を採用する。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の非接触給電方法において、上記放熱板(28)のコア(18)外における表面積を増大させた非接触給電方法を採用する。
また、請求項3に係る発明は、複数本の溝(18a)を有するコア(18)と、コア(18)の複数本の溝(18a)間を環状に巡るコイル(19)とを備えた給電部(13)に、同様な構成の受電部(12)を正対させ、電磁誘導により給電部(13)から受電部(12)に給電するようにした非接触給電装置において、上記コア(18)の溝(18a)内にコイル(19)の下面に接するように非磁性材料からなる放熱板(28)を挿入し、この放熱板(28)をコア(18)外へと突出させることにより、給電中コイル(19)が発する熱をこの放熱板(28)から放熱するようにし、上記放熱板はその一箇所で分断し略C字形に形成することにより給電効率の低下を防止するようにした非接触給電装置を採用する。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の非接触給電装置において、上記放熱板(28)のコア(18)外に突出した箇所に冷却フィン(31)が設けられた非接触給電装置を採用する。
請求項1又は請求項3に係る発明によれば、給電中コイル(19,22)で発生する熱をコア(18,21)を通して放熱板(28)から効率よく放熱し、発熱によるトラブルを防止することができる。
請求項2又は請求項4に係る発明によれば、給電中コイル(19,22)で発生する熱を放熱板(28)及び冷却フィン(31)からより効率的に放熱することができる。
請求項1又は請求項3に係る発明によれば、放熱板(28)内での起電力の発生を防止し給電効率を高めることができる。


以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に示すように、車両であるショッピングカートは車台1を備え、車台1上にかご受け2、ハンドル3等を備える。
車台1の機枠は後部から前部に向かって窄まる台形に形成される。また、機枠は後端から前端に向うに連れて低くなるように形成される。台形の機枠内には、線材で形成された荷棚4が設けられる。車台1の下面には前輪5a,5bと後輪6a,6bが二つずつ設けられる。これらの車輪5a,5b,6a,6bはいずれもキャスターとして設けられ、車台1下で水平に首振り動作可能である。ショッピングカートはキャスターである車輪5a,5b,6a,6bに支えられることから店舗の床上を移動しつつ自在に方向変換可能である。また、ショッピングカートは他のショッピングカートと水平方向で入れ子状に重ねること(スタッキング)が可能であり、その場合後方のショッピングカートの車台1が前方のショッピングカートの車台1下に入り込み、車台1,1同士が当接したところで停止する。
車台1の後部の左右端からは管材からなる支柱7,7が起立し、両支柱7,7の上端にかご受け2が取り付けられる。かご受け2は例えば支柱7,7を構成する管材を屈曲させることにより支柱7,7と一体に形成することができる。かご受け2は、支柱7,7の上端から車台1の真上へと斜め上方に突出する。かご受け2には商品等を入れるかご8が着脱自在に挿入される。かご8はそのフランジ8aがかご受け2に係止されることによりショッピングカート上に保持される。もちろん、かご8をかご受け2に固着するなどしてショッピングカートと一体化することも可能である。ショッピングカート同士が入れ子状にスタッキングされる場合、かご8はかご受け2から予め除去され、後方のショッピングカートのかご受け2が前方のショッピングカートのかご受け2の上に重なり合う。
支柱7,7の上部からは、管材で形成されたハンドル3が後方へと突出する。ハンドル3の左右のアーム3a,3bが左右の支柱7,7に連結され、両アーム3a,3bは上記かご受け2よりも幅広い間隔で配置される。これにより、ショッピングカート同士が入れ子状にスタッキングされる場合、後方のショッピングカートのかご受け2が前方のショッピングカートのハンドル3のアーム3a,3b間を潜り抜けて前方のショッピングカートのかご受け2の上に重なり合うことになる。
このショッピングカートには、液晶画面等からなる情報出力部9が取り付けられる。情報出力部9はホルダ10によりハンドル3のアーム3a,3bに固定されるが、その他支柱7、かご受け2等にも固定可能であり、或いはホルダ10を省略しアーム3a,3b、支柱7等と一体的に設けることも可能である。
情報出力部9は、ディスプレイや、図示しないドライバーソフト、ソフトウェア等を含む。この情報出力部9のディスプレイ9aで買い物情報、位置情報、買い物客個人情報等の所望の情報が表示される。情報出力部9のディスプレイ9aはスピーカー、プリンタ等に変更し或いはスピーカー等と併用することも可能である。情報出力部9には必要に応じて操作パネル、送受信器等(図示せず)が付設される。買い物客は情報出力部9のディスプレイ9a等から、自己の店舗内での位置、商品情報等を認識することができる。
ショッピングカートには、情報出力部9に作動用の電力を供給するための蓄電池11が搭載される。蓄電池11は鉛蓄電池、アルカリ蓄電池等のいずれであってもよい。蓄電池11はこのショッピングカートでは車台1の前部に固定されるが、その他の場所に固定することも可能である。また、情報出力部9のケーシング内に設けることも可能である。
蓄電池11の充電には、図1乃至図3に示すように、非接触給電方法及び装置が採用される。
すなわち、ショッピングカートには蓄電池11に給電する受電部12が設けられ、ショッピングカートの駐車場には上記受電部12に電磁誘導により給電する給電部13が設けられ、受電部12が給電部13に正対したところで停止手段によりショッピングカートを停止させ、給電部13から受電部12に給電し蓄電池11を充電するようになっている。
ショッピングカートの駐車場は、店舗内の所定の場所に設けられる。この駐車場の床面にショッピングカートの車輪5a,5b,6a,6bを案内するガイドレール14a,14b,15a,15bが設けられる。図1及び図2に示すように、駐車場の床面に内ガイドレール14a,14bと外ガイドレール15a,15bとが左右対称に固定され、左右一対の内外ガイドレール14a,14b,15a,15b間の各ガイド溝がそれぞれ後輪6a,6bを案内する。また、左右の内ガイドレール14a,14bの内縁がそれぞれ前輪5a,5bを案内する。もちろん、ガイドレール14a,14b,15a,15bはこれらの形式に限られるものではなく、例えば前輪5a,5bを案内するものとして内ガイドレール14a,14bの内側に更に他のガイドレールを設けてもよいし、内ガイドレール14a,14bを前輪5a,5bの内側に当接する位置に変更してもよい。ショッピングカートはその前輪5a,5bからガイドレール14a,14b,15a,15b内へと侵入するようになっており、各ガイドレール14a,14b,15a,15bにおけるショッピングカートの侵入側には前輪5a,5bと後輪6a,6bを導入しやすくするための斜面16が形成される。
上述したようにショッピングカートの車輪5a,5b,6a,6bはキャスターとして構成されるので、車輪5a,5b,6a,6bがガイドレール14a,14b,15a,15b内に一旦入った後にショッピングカートを元の位置へ引き出そうとすると車輪5a,5b,6a,6bが首を振ってガイドレール14a,14b,15a,15bの内壁面に当り、ショッピングカートの引き出しを阻止しようとする。
給電部13は、内ガイドレール14a,14bの間において床面上に固定された基台17に取り付けられる。基台17の左右縁は前輪5a,5bのガイドレールとしても機能し、基台17の左右壁と左右の内ガイドレール14a,14bとの間の各溝に前輪5a,5bが侵入し停止するようになっている。
給電部13は、図9及び図10に示すようなフェライト製のコア18を備える。図2及び図3に示すように、給電部13は、このコア18上部平坦面に二本の平行溝18a,18aを形成し、この平行溝18a,18a内に導線を複数回巻回してなるコイル19を嵌め込み、平行溝18a,18a内及びその周辺部に樹脂からなる絶縁体20を注入することによりコア18とコイル19とを一体化してなるもので、コイル19とコア18の平坦面とが水平に延びるように基台17上に固定される。
上述したように、ショッピングカートは他のショッピングカートと入れ子状にスタッキング可能であるが、スタッキングされた複数台のショッピングカートに対して同時に給電することができるように、複数基の給電部13をショッピングカートのスタッキングピッチと同じピッチで基台17上に配置することもできる。
受電部12は、給電部13と同様な構造であり、図3に示すように、フェライト製のコア21の上部平坦面に二本の平行溝21a,21aを形成し、この平行溝21a,21a内に導線を複数回巻回してなるコイル22を嵌め込み、平行溝21a,21a内及びその周辺部に樹脂(図示せず)を注入することによりコア21とコイル22とを一体化してなるものである。この受電部12は、そのコイル22とコア21の平坦面とが下向きになって水平に延びるようにショッピングカートの車台1の底に支持部材24を介して固定される。
停止手段は、ショッピングカートの駐車場の床面に出没可能に埋設された棒状のストッパ25として与えられる。ストッパ25は例えばソレノイドの励磁によって床面上に突出し、ショッピングカートを拘束して所定の停止位置に停止させ、ソレノイドの消磁により床面下に没してショッピングカートを解放する。ショッピングカートが停止手段であるストッパ25により停止させられると、受電部12が給電部13に正対する。
なお、停止手段は他の構成とすることも可能であり、例えば店舗内の壁面とすることもできる。その場合は、前輪5a,5bを首振り動作しない固定式とし、ガイドレールは前輪5a,5bに対してのみ配置する。ショッピングカートは前進時その前輪5a,5bがガイドレールで案内されつつ店舗内の壁面に当って停止し、その後ショッピングカートを後方に引くと前輪5a,5bは首を振ることなくガイドレールに沿って後退しショッピングカートは壁面から離れる。
ショッピングカートとその駐車場との間には、ショッピングカートを駐車場へと導入する際に受電部12の位置をショッピングカートの進行方向に対し左右方向と上下方向で規制する規制手段が設けられる。
すなわち、ショッピングカートの駐車場に固定された上記基台17の左右壁及び上壁にそれぞれガイド溝26a,26b,26cが水平に形成され、各ガイド溝26a,26b,26cに侵入可能なローラ27a,27b,27c,27cがショッピングカートの車台1に夫々回転自在に取り付けられる。図2及び図3に示すように、ショッピングカートの前後の車輪5a,5b,6a,6bがガイドレール14a,14b,15a,15bに案内されつつ進行すると、車台1側の各ローラ27a,27b,27c,27cが各ガイド溝26a,26b,26c内に侵入し、ショッピングカートがストッパ25により所定の停止位置で停止すると、各ローラ27a,27b,27c,27cも各ガイド溝26a,26b,26c内で停止する。これにより、受電部12のコア21は給電部13のコア18等他の箇所に当たることなく給電部13上へと移動することとなり、比較的脆いコア21,18の破損が防止される。また、受電部12のコア21の平坦面及びコイル22は給電部13のコア18の平坦面及びコイル19に対しショッピングカートの前後方向、左右方向及び上下方向で一定の位置関係を保つように正対することとなり、給電効率が高められる。このように受電部12が給電部13に正対した後、給電部13に給電されると、電磁誘導により受電部12のコイル22に電流が発生し、蓄電池11に充電される。
上記規制手段であるガイド溝、ローラ等はその本数、個数、形状、設置位置等を適宜変更可能である。ガイド溝に代えてガイドレールを用いることも可能であり、ローラに代えてスライダ、ボール等を用いることも可能である。
上述したように、給電部13から受電部12に電力を供給する際、コイル19,22が発熱し、給電部13、受電部12およびその周辺が高温になるが、これを防止するため、この実施の形態においては給電部13と受電部12との間の磁束の通り道を避けるように放熱体を設け、この放熱体をコイル19,22に接触させることにより給電中この放熱体から放熱するようになっている。
具体的には、給電部13が図4乃至図8に示すように構成される。すなわち、図9及び図10に示したようなコア18の二本の平行溝18a内に、図11に示す放熱体である放熱板28がコイル19の下面に接するように挿入される。放熱板28は、図11及び図4に示すように、略C字形を呈し、コア18の二本の平行溝18a内でコイル19に接する二本の脚部28a,28aと、コア18の一端面外でコイル19に接する屈曲部28b,28bと、コア18の他端面外でコイル19に接すると共にコイル19の外側へと突出する突出部28cとを具備する。このように放熱板28がコイル19下の屈曲部28b,28b及び脚部28a,28aから突出部28cへとコア18の溝18a内からコア18及びコイル19の外側へと突出するので、コイル19で発生した熱は放熱板28を伝わってその突出部28cから大気中へと放散され、コイル19、コア18等が冷却される。
また、図8に示すように、放熱板28はコア18の溝18a内に挿入される結果、給電時に給電部13と受電部12との間に生じる磁束Aの通り道から外れることになる。従って、給電効率を低下させることなくコイル19での発熱を外部に放出することができる。放熱板28は熱伝導性の良好な非磁性材料例えばアルミニウムで形成される。また、この放熱板28はその屈曲部28b,28bが分断されることにより、非コイル化される。これにより、給電効率の低下が防止される。放熱板28の非コイル化は突出部28cを分断することにより行ってもよいし、脚部28a,28aをコア18の溝18aに沿って二条の板とすることによって行ってもよい。
放熱板28はコア18の各溝18aの底に熱拡散シート29を介して密着固定される。熱拡散シート29は比較的軟質の合成樹脂で形成され、コア18の溝18aの底と放熱板28とにそれぞれ図示しない接着剤層を介して密着することにより、コア18の溝18aの底と放熱板28との間から空気を排除し、伝熱性を高める。
コイル19は、コア18の二本の平行溝18a,18a間を環状に巡るが、このコイル19は平角導線を一平面上で多数回巻回することにより横断面が略長方形の環体として形成される。図7および図8に示すように、このコイル19の下面が熱拡散シート30を介し上記溝18a内の放熱板28の上面に密着固定される。コイル19が放熱板28上に固定されると、図8に示すように、その反対側の端面がコア18の溝18aより上の平坦面と同一面上に並ぶ。すなわち、コア18の溝18a,18aの深さは、放熱板28の厚さにコイル19の厚さと二枚の熱拡散シート29,30の厚さを加えた長さに略等しい。これにより、この給電部13側のコイル19から受電部12側のコイル22への伝送効率が高められる。なお、コイル19からは二本のリード線19a,19bが引き出される。
図4乃至図7に示すように、上記放熱板28のコア18外に突出した突出部28cには多数の冷却フィン31が設けられる。これにより、放熱板28のコア18外における表面積の増大が図られ、給電中コイル19で発生する熱が効率的に放散される。冷却フィン31は望ましくは図6及び図7に示すように放熱板28からコイル19の位置と反対方向に突出するように設けられる。
図4乃至図8において、符号20で示すものは絶縁性のある樹脂をモールドしてなる絶縁体であり、コア18、コイル19及び放熱板28を局所的に囲む図示しない成形型に液状樹脂が注入され固化されることにより形成される。絶縁体20により、コア18、コイル19、放熱板28等が電気的に絶縁されて電気的に非コイル化される。これにより、放熱板28内での起電力の発生が防止され給電ロスが低減する。また、この絶縁体20により、コア18、コイル19及び放熱板28は給電部13として一体化される。なお、絶縁体20の樹脂としては、二液タイプのエポキシ樹脂を使用することができる。
図5乃至図8に示すように、絶縁体20により一体化された給電部13の底すなわちコア18における溝18aと反対側の底面には、熱拡散シート33を介し上記放熱板28と同じ材料で形成された基板34が固定される。この基板34を図3に示す上記基台17上に固定することにより、給電時にコイル19で発生する熱が基板34からも放散される。基板34は図示しない固定ネジ等により着脱自在に上記基台17に取り付けられる。図5及び図6に示すように、冷却フィン31は、給電部13が基台17に取り付けられたとき、基台17から離れるように設けられる。
受電部12は、上記給電部13と同様にして形成され、図3に示すように、ショッピングカートの車台1の底の支持部材24に給電部13の基板34と同様な基板23を介して固定される。基板23は固定ネジ等により支持部材24に着脱自在に取り付けられる。受電部12の図示しない冷却フィンも給電部13の冷却フィン31と同様に支持部材24に接触しないように設けられる。この受電部12は、図3、図7及び図8に示すように、給電時に給電部13に正対させられる。
なお、受電部12及び給電部13の基板23,34は必要に応じて設けられ、基板23,34を設けないでコア21,18を支持部材24と基台17に直接取り付けるようにしてもよい。
次に、上記構成の非接触給電装置の作用について説明する。
ショッピングカートはハンドル3を握る買い物客と共に店舗の床面上を移動し、その情報出力部9のディスプレイ9a等により買い物情報、位置情報等の所望の情報を出力する。買い物客はこの情報を利用して商品を探し、かご受け2上のかご8内に探し当てた商品を入れる。
情報出力部9のディスプレイ9a等の作動に必要な電力は車台1上に搭載された蓄電池11から図示しないリード線により情報出力部9に給電される。蓄電池11に充電された電気は徐々に消費されるが、蓄電池11には開店時間中に必要とされる電力が充電されている。
蓄電池11は、例えば店舗の閉店後に充電される。すなわち、閉店後にショッピングカートが図1に示すようにショッピングカートの駐車場へと作業者により搬送され、ガイドレール14a,14b,15a,15b内へと押し込められる。ショッピングカートはその前後輪5a,5b,6a,6bがガイドレール14a,14b,15a,15bに案内されつつ前進し、ストッパ25に当たることによりショッピングカートの駐車場の定位置に停止する。
ショッピングカートがガイドレール14a,14b,15a,15b内に侵入した後、ショッピングカートを元の位置へ引き出そうとしても、キャスターである車輪5a,5b,6a,6bが首を振ってガイドレール14a,14b,15a,15bの内壁面に当たるので、ショッピングカートの引き出しが阻止される。従って、ショッピングカートの充電の中断が防止される。
ショッピングカートがストッパ25に当たる前において、ショッピングカートの前後の車輪5a,5b,6a,6bがガイドレール14a,14b,15a,15bに案内されつつ進行すると、車台1側の各ローラ27a,27b,27c,27cが各ガイド溝26a,26b,26c内に侵入する。そして、ショッピングカートがストッパ25により所定の停止位置で停止すると、各ローラ27a,27b,27c,27cも各ガイド溝26a,26b,26c内で停止する。これにより、受電部12のコア21は給電部13のコア18等他の箇所に当たることなく給電部13上へと移動する。また、受電部12のコア21の平坦面及びコイル22が給電部13のコア18の平坦面及びコイル19に対しショッピングカートの前後方向、左右方向及び上下方向で一定の位置関係を保つように正対する。例えば上下方向では給電部13と受電部12との隙間が2mm程度に保たれるように規制される。
受電部12が給電部13に微小間隔で正対した後、給電部13に給電され、電磁誘導により受電部12のコイル22に電流が発生し、蓄電池11に充電される。すなわち、非接触で蓄電池11の充電が行われる。
給電時には、給電部13及び受電部12の各コイル19,22で熱が発生するが、この熱はコア18,21を通して放熱板28及び冷却フィン31から更には基板34,23から効率よく放散され、発熱による各種トラブルが防止される。
蓄電池11への充電が完了した後、ストッパ25が床面下に没する。これにより、ショッピングカートは前進が可能になり、ガイドレール14a,14b,15a,15b外に取り出され買い物客の利用に供される。
ショッピングカートは他のショッピングカートと入れ子状にスタッキング可能であり、ショッピングカートの駐車場においても同様にスタッキング可能である。基台17上にショッピングカートのピッチと同じピッチで給電部13が配置される場合は、スタッキングされた複数台のショッピングカートに同時に充電可能である。
給電部13及び受電部12を基板34,23を介して基台17、支持部材24にそれぞれ着脱自在に固定する場合は、給電部13及び受電部12を床上、車台から簡易に取り外して保守点検に付することができる。
なお、上記実施の形態ではショッピングカートを例にとって説明したが、本発明はゴルフ場のカート、遊園地のカート、自転車等各種の車両、その他様々な機器の充電に適用することが可能である。
本発明に係る非接触給電装置の一実施態様を示す斜視図である。 ショッピングカートを駐車場の定位置で停止させた状態を示す平面図である。 図2中、III−III線矢視断面図である。 給電部及び受電部の詳細をコイル側から見た平面図である。 図4に示す給電部及び受電部の正面図である。 図4に示す給電部及び受電部の右側面図である。 図4中、VII−VII線矢視断面図である。 図4中、VIII−VIII線矢視断面図である。 コアの溝側から見た平面図である。 図9中、X−X線矢視断面図である。 放熱板の平面図である。
符号の説明
12…受電部
13…給電部
18…コア
18a…溝
19…コイル
28…放熱板
31…冷却フィン

Claims (4)

  1. 複数本の溝を有するコアと、コアの複数本の溝間を環状に巡るコイルとを備えた給電部に、同様な構成の受電部を正対させ、電磁誘導により給電部から受電部に給電するようにした非接触給電方法において、給電部と受電部との間の磁束の通り道を避けるように上記溝底と上記コイルとの間に非磁性材料からなる放熱板を設け、この放熱板溝底及びコイルに接触させることにより給電中コイルが発する熱をこの放熱板から放熱するようにし、上記放熱板はその一箇所で分断し略C字形に形成することにより給電効率の低下を防止するようにしたことを特徴とする非接触給電方法。
  2. 請求項1に記載の非接触給電方法において、上記放熱板のコア外における表面積を増大させたことを特徴とする非接触給電方法。
  3. 複数本の溝を有するコアと、コアの複数本の溝間を環状に巡るコイルとを備えた給電部に、同様な構成の受電部を正対させ、電磁誘導により給電部から受電部に給電するようにした非接触給電装置において、上記コアの溝内にコイルの下面に接するように非磁性材料からなる放熱板を挿入し、この放熱板をコア外へと突出させることにより、給電中コイルが発する熱をこの放熱板から放熱するようにし、上記放熱板はその一箇所で分断し略C字形に形成することにより給電効率の低下を防止するようにしたことを特徴とする非接触給電装置。
  4. 請求項3に記載の非接触給電装置において、上記放熱板のコア外に突出した箇所に冷却フィンが設けられたことを特徴とする非接触給電装置。
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