JP4724326B2 - 水系の印刷用紙表面塗工剤、それの製造方法およびそれを塗工した印刷用紙 - Google Patents

水系の印刷用紙表面塗工剤、それの製造方法およびそれを塗工した印刷用紙 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水系の印刷用紙表面塗工剤、それの製造方法およびそれを塗工した印刷用紙に関し、さらに詳しくは、インクジェット記録用紙として使用した場合には滲みや裏抜けがなく、解像度、発色の濃さ、べたつきの少なさ、紙の外観の変化の少なさ等の優れた表面物性を付与することができ、また電子写真用転写紙に使用した場合には良好な紙送り性、走行性を付与することができる水系の印刷用紙表面塗工剤、それの製造方法およびそれを塗工してなる印刷用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷技術は、普通インクを使う平板印刷、凸版印刷、フレキソインキ印刷、グラビア印刷等の従来からある伝統技術に加え、近年、小規模枚数の印刷には、インクジェット印刷、電子写真印刷、感熱転写印刷等が主流になってきた。
インクジェット印刷は、インクの液滴をノズルから飛ばして紙の上に画像を描く方式であり、装置の価格も手ごろであるので、パソコン用の出力プリンターとして多用されており、電子写真印刷は、セレン、アモルファスシリコーン、酸化亜鉛、OPC(有機半導体)等の電子写真感光体ドラムに光をあててその部分の帯電をなくしてから、反対符号に帯電したトナーをくっつけて画像をつくり、紙に写しとって熱定着する方式であり、オフィスのプリンターや複写機として多用されており、また感熱転写印刷は、ワックスなどのインク層を乗せた感熱リボンのシートを裏側から感熱ヘッドで加熱し、紙の上に定着させる方式であり、レジスターや切符の自動販売機に使われている。
【0003】
インクジェット印刷の場合、使用されるインクは、長期に保存しても印刷用紙に向けてインクドットを吐出させるノズルに目詰まりを起こさないこと、引火性、燃焼性及び毒性等がなく安全であること、記録特性が優れていること等の理由で、水を主成分とし、多価アルコール等がノズルの目詰まり防止剤及び吐出特性の向上剤として添加された水系インクが主に使用されている。
【0004】
従って、インクジェット印刷において使用される印刷用紙は、インクの高吸収性、高吸収容量、高濃度印字の他に、インクがにじむことなく高品位な印字が可能である等の様々な要求を満たすものでなければならなく、支持体としての、普通紙、塗工紙(アート紙、コート紙、キャストコート紙等)、プラスチックフィルム、合成紙、RC紙(紙の両面を樹脂で被覆したもの)等の表面に特殊な塗工層を設けた用紙であるか、又は一般上質紙タイプの用紙である。
塗工層を設けた用紙の特殊な塗工層としては、界面活性剤や親水性ポリマーを主剤とする非空隙タイプと、微粒子シリカをバインダー樹脂で結合した空隙タイプ(塗工紙タイプと呼称されることもある。)に大きく分けることができる。
【0005】
非空隙タイプとしては、例えば、セチルトリメチルアンモニウムブロマイドなどのテトラアルキルアンモニウム塩(特開昭56−99693号公報)、2−ヒドロキシエチルアンモニウムヒドロキシドなどの水酸化四級アンモニウム塩(特開昭59−198187号公報)、ポリオキシアルキレン化アミンモノカルボン酸エステルの四級アンモニウム(特開昭61−284478号公報)、カチオン系界面活性剤とカチオン性ポリマーとの併用(特開昭63−162275号公報)、アルカリ金属塩やリン酸塩を主成分とする表面塗工剤(特開昭62−156985号公報、特開平4−331182号公報など)、ロジンエステルエマルジョンおよび水溶性バインダーからなる滑り防止剤(特開平9−11610号公報)、カチオン性界面活性剤を含有する表面塗工剤(特開平10−6641号公報)などが提案されている。
【0006】
しかしながら、近年、更に印刷の高速化や高印字密度化の進む中で、滲みや裏抜けの少なさや、発色の濃さ等の要求を充分に満足するものはなかった。また、このタイプの塗工剤は、紙の表面がべたついたり、外観に変化が生じたりする問題のあるものもあった。
【0007】
また、空隙タイプとしては、例えば、合成シリカとケン化型石油系サイズ剤(特開昭57−157786号公報)、合成シリカとジシアンジアミドホルマリン縮合体(特開昭59−146889号公報)、微粉末シリカとシラノール基を有するポリビニルアルコール共重合体(特開昭62−268682号公報)、合成シリカと(メタ)アクリル酸アルキル4級アンモニウム塩及び/又は(メタ)アクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩を骨格とする重合体(特開昭63−115780号公報)、微粒子シリカを含む顔料と両性イオンラテックス(特開平6−227114号公報)、シリカ粒子を含む色剤受容層を形成させた後、第4級アンモニウム塩構造を有するシランカップリング剤を塗布、乾燥して記録層を形成すること(特開平8−34160号公報)などが提案されている。
【0008】
しかしながら、空隙タイプのインクジェット記録用紙は、シリカを主成分とする塗工層を表面にコートしており、空隙にインクを吸収させるのでインク吸収性には優れており、また耐水性、乾燥性にもすぐれている利点はあるが、コストが高いことや、空隙を有しているために光沢がやや劣ることなどの問題点がある。
【0009】
一方、電子写真印刷の場合、使用される印刷用紙としては、トナーの転写性と定着性、給紙特性、走行性、カール防止性等が優れていることが必要であり、例えば、トナーまたはキャリアとの摩擦帯電による電荷が正となる炭酸カルシウムを用紙に充填し、かつアルケニルコハク酸無水物をサイズ剤とした中性紙(特公昭63−40312号公報)、原紙上に顔料と最低造膜温度が20〜40℃の共重合体ラテックスを主成分とする塗膜層を形成し、100℃以上のロール表面温度を有するキャレンダーに通紙し、紙水分が4〜6重量%に調製された中性紙(特開平08−328289号公報)、カオリンを主成分とするとともにタルクを併用した填料、中性ロジン系サイズ剤およびサイズ定着剤を含有する中性紙において、表面にサイズプレス工程をかけるとき防滑剤を塗布する中性紙(特開平08−328289号公報)などが提案されている。
【0010】
しかしながら、トナーの定着は熱ロールによって行われるのが主流であり、塗膜層に使用されている共重合体ラテックスなどのサイズ剤が熱ロールに付着し、トナーの転写性が不均一となり鮮明な画像を与えなかったり、熱ロールに転写紙が付着し、転写紙の巻き付けが起こり、紙詰まりの原因となることなどの問題点がある。
【0011】
また、社会的には電子写真複写機の普及に伴い、一般の印刷用紙としての電子写真用転写紙の役割は拡大しており、インクジェット記録用紙にも電子写真用転写紙にも使用できる印刷用紙の開発が、用紙製造会社側および用紙利用者側から求められている。
用紙製造会社側からは、多品種少量生産より、小品種多量生産の方が、品質管理面及び製造・保管・流通・販売における費用面からみて有利であり、用紙利用者側においても、外見上は類似の多種類の用紙があると、在庫管理に人手がかかり、インクジェット複写機や電子写真複写機に用紙をセットするとき、どちらの用紙であるか確認が大変であり、間違えてセットし、取り替えに時間がかかったり、複写機の故障を引き起こしたりし、時間と費用の損失をもたらす問題がある。
【0012】
その際、前述の空隙タイプ(塗工紙タイプ)のインクジェット記録用紙を電子写真用転写紙として使用した場合には、シリカを主成分とする塗工層を表面にコートするため、コストが高い上に、塗工層が感光ドラムを傷めたり、紙送り性、走行性等の面から電子写真には全く不向きであった。
一方、従来の電子写真用転写紙をインクジェット記録紙として使用した場合には、滲みや裏抜け、発色の悪さなど起こり、インクジェット記録紙としては充分な性能を有しなかった。
【0013】
上記の問題に対処するため、近年になってインクジェット記録用紙にも電子写真用転写紙にも使用できる印刷用紙が開発され、こうした印刷用紙としては、例えば、内添サイズ剤として中性ロジンサイズ剤を含有し、シート坪量に対するサイズプレス液の比(吸液係数)が0.47以上、且つコップサイズ度が13±2g/mであり、好ましくはサイズプレス液が分子量200〜330万のポリアクリルアミド系樹脂水溶液を主体とし、且つアルカリ性塩を配合した転写用シート(特開平06−99655号公報)、バルプ繊維、填料及び内添サイズ剤を含んでなる中性紙に、アクリロニトリル−アクリル酸エステル系共重合体のエマルジョンを主成分とする表面サイズ剤を塗工してなる記録用紙(特開平08−50366号公報)、主として珪酸塩系の填料を含有する基紙の少なくとも片方の面に、無定形シリカ及び水系結着剤を主成分とする記録層を片面当たり固形分で0.5〜3.0g/m設けてなる記録用紙であって、前記記録層表面の臨界表面張力(γc)が32≦γc≦42ダイン/cmである記録用紙(特開平08−269893号公報)、スチレンアクリル樹脂、ジシアンジアミドホルマリン重縮合物配合製剤及びポリビニルピロリドンを混合した混合物と、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウム液と、カチオン性又はアニオン性表面サイズ剤を主成分とする塗工液を、支持体に塗工又は含浸してなる記録紙(特開平10−168788号公報)、少なくとも填料、中性ロジンサイズ剤及び硫酸バンドを含む抄紙pHが7.0以上の抄紙用パルプスラリーを用いて抄紙した転写紙であって、該転写紙中に中性ロジンサイズ剤の含有量が0.15〜0.45重量%、酸可溶性アルミニウム塩の含有量が0.40〜1.50重量%である転写紙(特開平11−65157号公報)などが提案されている。
【0014】
しかしながら、こうしたインクジェット記録用紙にも電子写真用転写紙にも兼用できる印刷用紙においては、填料が配合されているものは感光ドラムを痛めることもあり、他方、サイズ剤を配合したものは紙の表面摩擦係数の調整が困難であり、紙の給紙性と走行性のバランスをとることが困難となることもあり、解決が望まれている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点に鑑み、インクジェット記録用紙として使用した場合には滲みや裏抜けがなく、解像度、発色の濃さ、べたつきの少なさ、紙の外観の変化の少なさ等の優れた表面物性を付与することができ、また電子写真用転写紙に使用した場合には良好な紙送り性、走行性を付与することができる水系の印刷用紙表面塗工剤、それの製造方法およびそれを塗工してなる印刷用紙の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、アミノ基含有ポリシロキサンとアクリル系樹脂を含有する水系組成物を調製し、それを印刷用紙表面塗工剤として用いたところ、上記の課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0017】
すなわち、本発明の第1の発明によれば、下記の一般式(1)で表され、かつアミン含有量(−NH 換算)が0.5〜2.0質量%であるアミノ基含有ポリシロキサン(A)、酸価が0〜50mgKOH/gであるアクリル系樹脂(B)水(C)およびトリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール又は2−アミノ−2−メチルプロパノールから選ばれる少なくとも一種のアミン系有機化合物(D)を含有することを特徴とする水系の印刷用紙表面塗工剤が提供される。
【0018】
【化2】
Figure 0004724326
(式中、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリール基であり、Xは−(CH)a(NH−(CH)bNHで表される基であり、YはX又は−CHで表される基であり、mは20〜200の正数、nは0〜30の正数、aは2〜6の整数、bは0または1である。但し、n=0の場合は、1つ以上のYは−(CH)a(NH−(CH)bNHで表される基である。)
【0021】
さらに、本発明の第の発明によれば、第1の発明において、アミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)との含有割合が、質量比で1.0/200〜1.0/1.0であることを特徴とする水系の印刷用紙表面塗工剤が提供される。
【0023】
また、本発明の第の発明によれば、第1又は2の発明において、アミン系有機化合物(D)の含有量が、アミノ基含有ポリシロキサン(A)およびアクリル系樹脂(B)の合計100質量部に対して0.1〜50質量部であることを特徴とする水系の印刷用紙表面塗工剤が提供される。
【0024】
また、本発明の第の発明によれば、第1〜3のいずれかの発明において、前記(A)〜(D)以外に配合する他の成分の総含有量が、アミノ基含有ポリシロキサン(A)およびアクリル系樹脂(B)の合計100質量部に対して50質量部以下であることを特徴とする水系の印刷用紙表面塗工剤が提供される。
【0025】
また、本発明の第の発明によれば、第1〜のいずれかの発明において、まず、アミノ基含有ポリシロキサン(A)を含有する第1の水系組成物、およびアクリル系樹脂(B)を含有する第2の水系組成物を別々に調製し、ついで第1の水系組成物と第2の水系組成物とを混合することを特徴とする水系の印刷用紙表面塗工剤の製造方法が提供される。
【0026】
そして、本発明の第の発明によれば、第1〜のいずれかの発明に係る水系の印刷用紙表面塗工剤を紙基材の少なくとも一面に塗工した後、乾燥してなることを特徴とする印刷用紙が提供される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の水系の印刷用紙表面塗工剤、それの製造方法および印刷用紙等について、各項目毎に詳細に説明する。
【0028】
1.アミノ基含有ポリシロキサン(A)
本発明で使用されるアミノ基含有ポリシロキサン(A)は、分子中にアミノ基を持つポリシロキサン化合物であり、具体的には下記の一般式(1)で表されるものである。
【0029】
【化3】
Figure 0004724326
【0030】
の好ましいものは、炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリール基であり、特にメチル基、エチル基およびフェニル基が好ましく、最も好ましくはメチル基である。
Xは−(CH)a(NH−(CH)bNHで表される基であり、Xの好ましいものは、−(CHNH(CHNH、及び−(CHNH等が挙げられる。
YはX又は−CHで表される基であり、mは0〜800の正数、nは0〜150の正数、aは2〜6の整数、bは0または1である。但し、n=0の場合は、1つ以上のYは−(CH)a(NH−(CH)bNHで表される基である。
【0031】
mの好ましい範囲は20〜200であり、nの好ましい範囲は0.2〜30である。
アミノ基含有ポリシロキサン(A)中のアミン含有量(−NH2換算)が0.5〜3.0重量%であるとアクリル系樹脂とアミノ基含有ポリシロキサン(A)の溶解性が改良され、塗工膜のべたつき感が無くなり好ましい。特に好ましくは0.5〜2.0重量%である。
【0032】
上記アミノ基含有ポリシロキサン(A)は公知の化合物であり、例えば、N−β−(アミノエチル)−γアミノプロピルメチルジメトキシシランの加水分解縮合生成物とジメチルポリシロキサンとのアルカリ触媒による平衡化反応により得ることができ、FZ−3705、FZ−3710(日本ユニカー株式会社製)、KF−857、KF−858(信越化学工業株式会社製)、SF−8417、BY16−828(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)等として市販されているものを使用することができる。また、アミノ基含有ポリシロキサン(A)の乳化物として市販されている、FZ−4616、FZ−4645(日本ユニカー株式会社製)、Polon MF−14(信越化学工業株式会社製)およびTEX−150(ジーイー東芝シリコーン株式会社製)等も使用可能である。
【0033】
2.アクリル系樹脂(B)
本発明において、アクリル系樹脂(B)とはアクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステルを含む共重合体で、具体的には下記の一般式(2)で表される成分を含む樹脂である。
【0034】
【化4】
Figure 0004724326
【0035】
式中、Rは、水素原子又は炭素原子数1〜24のアルキル基であり、Rは、水素原子又はメチル基であり、分子量が5,000〜200,000の範囲のものであり、これに相当するnの値は、R及びRがメチル基として、50〜2,000である。
【0036】
アクリル系樹脂(B)の具体的な例としては、例えば、スチレン・アクリル酸・アクリル酸エステル共重合体、スチレン・メタクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・アクリロニトリル共重合体、塩化ビニリデン・メタクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、フッ化ビニリデン・メタクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、アルリル酸・アクリル酸エステル・ビニルエステル共重合体、アクリル酸・ビニルアルコール共重合体、メタクリル酸・メタクリル酸エステル・メタクリル酸アミド共重合体、アクリル酸・アクリル酸アミド共重合体、メタクリル酸・メタクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体、メタクリル酸・Nビニルピロリドン共重合体、及びフッ化ビニル・アクリル酸・アクリル酸アミド共重合体等が挙げられる。
上記アクリル系樹脂は公知の化合物である。特に、本発明においては、乳化重合法により得たアクリル系樹脂の乳化物が好適に使用できる。アクリル系樹脂の乳化物としては、旭化成工業株式会社のポリトロンシリーズや綜研化学株式会社のSKダインシリーズとして市販されているものが好適に使用できる。
アクリル系樹脂は、酸価が0〜50mgKOH/gであるとアクリル系樹脂とアミノシリコーンの溶解性が改良され、塗工膜のべたつき感が無くなり好ましい。
【0037】
3.水(C)
本発明において、水(C)とは、アミノ基含有ポリシロキサン(A)やアクリル系樹脂(B)を乳化及び/又は溶解するための溶媒である。
水(C)の使用量は、特に限定されないが、アミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)との合計質量部を100質量部として、100〜1500質量部を使用して本発明の水系の印刷用紙表面塗工剤の原液を製造し、紙基材に付着するとき、原液の5〜200質量倍の水(C)を添加してもよい。
【0038】
4.アミン系有機化合物(D)
本発明の表面塗工剤にはアミン系有機化合物(D)を配合しても良い。アミン系有機化合物(D)を配合すると、紙送り性や走行性が改良される。アミン系有機化合物(D)の配合量はアミノ基含有ポリシロキサン(A)およびアクリル系樹脂(B)の合計100質量部に対し0.1〜50質量部であると好ましい。アミン系有機化合物(D)の配合量がこの範囲より多いと塗工膜にべたつき感が出て好ましくなく、この範囲より少ないと配合した効果が充分得られない。またここで使用されるアミン系有機化合物(D)は特に限定されないが、例えばトリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル1、3−プロパンジオール、または2−アミノ−2−メチルプロパノール等が使用できる。
【0039】
5.他の成分
本発明において、アミノ基含有ポリシロキサン(A)、アクリル系樹脂(B)および水(C)以外の他の成分として、乳化剤、乳化安定剤、サイズ剤、防滑剤、防腐剤、消泡剤、粘度調整剤、pH調製剤等を添加することができる。他の成分の配合量は、アミノ基含有ポリシロキサン(A)およびアクリル系樹脂(B)の合計100質量部に対して50質量部以下であることが望ましい。
【0040】
乳化剤
本発明においては、アミノ基含有ポリシロキサン(A)やアクリル系樹脂(B)を水(C)に溶解させ易くするために、乳化剤を使用してもよい。
乳化剤としては、非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性イオン系界面活性剤といった従来公知の各種界面活性剤が使用可能である。界面活性剤の具体例としては、非イオン系界面活性剤、例えばポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、シリコーン系界面活性剤またはショ糖脂肪酸エステル等、アニオン系界面活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩またはポリオキシエチレンアルキルフェニル硫酸塩等、カチオン系界面活性剤、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド等、両性イオン系界面活性剤、例えばアルキルベタインまたはアルキルアミノ酸等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用し得る。アミノシリコーンやアクリル系樹脂等と反応性すると、組成物の安定性に悪影響を及ぼす場合があるので、非イオン系界面活性剤の使用が好ましい。アミノシリコーンの乳化には界面活性剤のHLB(親水基・親油基バランス)値が8〜15になるように選択することが好ましい。
【0041】
乳化安定剤
本発明において、アミノ基含有ポリシロキサン(A)やアクリル系樹脂(B)を水(C)に溶解させ易くし、エマルジョン形成を助けるために、また形成された水系エマルジョンの貯蔵安定性、希釈安定性、機械的安定性、熱的安定性、透明性、使用性等を向上させるために、乳化安定剤を使用してもよい。
乳化安定剤としては、25℃において水に任意の割合で溶解するグリコールエーテルが好ましい。
かかるグリコールエーテルとしては、エチレルグリコールモノメチルエーテル、ジエチレルグリコールモノメチルエーテル、トリエチレルグリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレルグリコールモノイソプロピルエーテル、エチレルグリコールモノプロピルエーテル、ジエチレルグリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレルグリコールモノイソプロピルエーテル、エチレルグリコールモノブチルエーテル、ジエチレルグリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレルグリコールモノブチルエーテル、トリエチレルグリコールモノブチルエーテル、エチレルグリコールモノイソブチルエーテル等が挙げられ、これらは単独で、又は2種以上を組合わせて使用してもよい。
【0042】
サイズ剤
本発明において、例えば、カチオン変性デンプン、酸化デンプン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド等のサイズ剤を使用してもよい。
【0043】
防滑剤
本発明において、例えば、アニオン性、カチオン性、ノニオン性のロジンエステルエマルジョンを防滑剤として使用してもよい。
【0044】
防腐剤
本発明において、例えば、2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール、10,10−オキシビスフェノキシアルシン、N−(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミド、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン等を防腐剤として使用してもよい。
【0045】
消泡剤
本発明において、例えば、ジメチルポリシロキサンなどの消泡剤を使用してもよい。
【0046】
粘度調整剤
本発明において、例えば、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸ソーダ等の粘度調整剤を使用してもよい。
【0047】
pH調製剤
本発明において、例えば、酢酸、プロピオン酸、乳酸、クエン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等のpH調製剤を使用してもよい。
【0048】
但し、本発明の表面塗工剤中において、表面塗工剤を構成するアミノ基含有ポリシロキサン(A)、アクリル系樹脂(B)および水(C)以外の他の成分が、アミノ基含有ポリシロキサン(A)およびアクリル系樹脂(B)の合計100質量部に対して50質量部以下であることが必要であり、50質量部より多く存在すると、本発明の効果が充分に発揮されない場合があり好ましくない。特に好ましい数値範囲は、100質量部に対し10質量部未満である。
【0049】
6. 表面塗工剤およびその製造方法
本発明の表面塗工剤は、上記アミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)を含有する水系組成物である。アミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)は水中に乳化状態、溶解状態等で均一に分散されている。
アミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)を一緒に水中に分散させると、工程中にアミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)とが結合し、非常に高粘度になったり、凝集物を生じたりしてしまうため、均一な水系組成物を得るのは困難である。そこで、予め別々に水中に分散させ、その後に混合するのが好ましい。水中に分散させるのは定法で可能である。例えば、アミノ基含有ポリシロキサン(A)又はアクリル系樹脂(B)と乳化剤を混合し、更に撹拌しながら序々に水を加える乳化方法を採ることができる。また、前述の様に、市販のアミノ基含有ポリシロキサン乳化物やアクリル系樹脂乳化物を用いることもできる。
表面塗工剤の濃度に特に制限はないが、固形分(1g、105℃、30分)が0.01〜20質量%、特には0.1〜10質量%であると紙に均一に塗工しやすいので好ましい。また、高濃度の組成物を製造し、使用時に前記濃度に調整しても良い。
表面塗工剤中におけるアミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)の比率は限定されないが、質量比が1.0/200〜1.0/1.0、特には1.0/100〜1.0/5.0であると好ましい。
【0050】
7. 印刷用紙
本発明の印刷用紙は、前記表面塗工剤を紙に塗工した後、乾燥させたものである。紙は特に限定されないが、一般紙として市販されているものが使用できる。
紙への塗工方法に制限はないが、表面塗工剤を紙の表面に塗工するか若しくは前記表面塗工剤を含浸する方法が挙げられる。前記塗工は、サイズプレス法、ロールコーター法、ブレードコーター法、エアナイフコーター法などの公知の手法を採用できる。乾燥方法にも制限はないが、室温で数分〜数時間放置すればよいが、乾燥時間を早めるには加熱下、例えば50〜100℃で乾燥させたり、風を当てたりしても良い。塗工量は特に制限はないが、紙に対し、固形分(1g、105℃、30分)の割合が0.05〜10g/m、好ましくは0.2〜5g/mとなる量であると本発明の効果が充分発揮され好ましい。
【0051】
【実施例】
次に実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を利用する実施態様は全て本発明の範囲に含まれるものである。
【0052】
実施例1〜12及び比較例1〜18(実施例1〜7は参考例)
表1に示したアミノシリコーン(アミノ基含有ポリシロキサン)がそれぞれ40質量%配合されたエマルジョンおよび表1に示した酸価のアクリル樹脂がそれぞれ50質量%配合されたエマルジョンを1:4の質量比で混合し、更に水で希釈して固形分(1g、105℃、30分)を5質量%に調整し、本発明の表面塗工剤を調製した。更に実施例8〜12ではアミン系有機化合物を表に記載の量配合した。また、塗工剤中の水、アミノ基含有ポリシロキサンおよびアクリル樹脂以外の成分の、アミノ基含有ポリシロキサンおよびアクリル樹脂の合計100質量部に対する配合量も表1に「その他の成分量」として示す。比較例用として表2の組成物を同様に調製した。
【0053】
【表1】
Figure 0004724326
【0054】
【表2】
Figure 0004724326
【0055】
この塗工剤をガラス上塗布し、70℃、10分間乾燥させた後、塗膜の外観、べたつき感および耐水性の評価を行い、その結果を表3に記した。
【0056】
評価基準:外観
◎:透明な被膜
○:若干不透明だが均一な皮膜
×:不透明で不均一な皮膜
評価基準:べたつき感
◎:指でこすってもべたついた感じは全くない
○:指でこすると僅かにべたついた感じがする
△:指でこするとべたついた感じがする。
×:軽くさわっただけで皮膜が指に付着する
評価基準:耐水性
ピペットで水を垂らし、30秒後ティッシュペーパーで水を拭き取り、塗膜の残存状態を目視で観察する。
◎:全く変化無し。
○:若干の溶解が見られる
△:皮膜がかなり溶解している
×:皮膜が溶解し、ほとんど残っていない。
【0057】
【表3】
Figure 0004724326
【0058】
また、この表面塗工剤を市販のPPC用紙に塗工し、1.0g/mの被膜を形成させた。
インクジェット記録用紙適応性
この塗工紙にセイコーエプソン製インクジェットプリンタPM700Cを用い、印刷を行い、インクジェット印刷の状態(インクの裏抜け、フェザーリング、印字濃度)を評価し、その結果を表3に記した。
評価基準:インクの裏抜け
印字部を紙の裏から目視で観察し、裏抜けの最も少ない物を◎、著しい物を×とし、4段階評価で判定した。
評価基準:フェザーリング
細線印字部のインクにじみ程度を目視により評価し、最低を×とし、最高を◎として4段階評価で判定した。
評価基準:印字濃度
印字部の濃度を目視で観察し、印字が濃く発色が鮮明な物を◎、印字が薄く、発色が不鮮明な物を×として、4段階評価で判定した。
電子写真用転写紙適応性
評価基準:紙送り性
A4版の塗工紙2500枚を富士ゼロックス製電子写真式複写機DocuCentre400に片面通紙したときの紙詰まり、および重送の発生枚数で評価し、その結果を表3に示した。
【0059】
表3から明らかな様に、本発明の塗工剤により塗工された紙は表面のべたつきと外観の変化が無く、耐水性が優れ、インクジェット印刷した場合に裏抜けが少なく、フェザーリングが少なく、印字濃度が濃い優れたものであり、電子写真用転写紙として使用しても紙送り性に優れた物である。それに対して本発明以外の塗工剤により塗工された紙は、それらの性質を全て満足するものは無かった。
【0060】
【発明の効果】
本発明の表面塗工剤は、インクジェット記録用紙に適用した場合には滲みや裏抜けが無く、解像度、発色の濃さ等の優れた表面物性を付与し、また電子写真用転写紙に適用した場合には良好な紙送り性、走行性を付与することができる効果がある。したがって、紙基材の表面に本発明の表面塗工剤を適用した印刷用紙は、インクジェット記録用紙として、また電子写真用転写紙としても使用できるので、印刷用紙製造会社においては、製造・保管・流通・販売におけるコストダウンが可能であり、印刷用紙利用者においても、在庫管理、使用におけるミスが防止できる効果がある。

Claims (6)

  1. 下記の一般式(1)で表され、かつアミン含有量(−NH 換算)が0.5〜2.0質量%であるアミノ基含有ポリシロキサン(A)、酸価が0〜50mgKOH/gであるアクリル系樹脂(B)水(C)およびトリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール又は2−アミノ−2−メチルプロパノールから選ばれる少なくとも一種のアミン系有機化合物(D)を含有することを特徴とする水系の印刷用紙表面塗工剤。
    Figure 0004724326
    (式中、R は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリール基であり、Xは−(CH )a(NH−(CH )bNH で表される基であり、YはX又は−CH で表される基であり、mは20〜200の正数、nは0〜30の正数、aは2〜6の整数、bは0または1である。但し、n=0の場合は、1つ以上のYは−(CH )a(NH−(CH )bNH で表される基である。)
  2. アミノ基含有ポリシロキサン(A)とアクリル系樹脂(B)との含有割合が、質量比で1.0/200〜1.0/1.0であることを特徴とする請求項1に記載の水系の印刷用紙表面塗工剤。
  3. アミン系有機化合物(D)の含有量が、アミノ基含有ポリシロキサン(A)およびアクリル系樹脂(B)の合計100質量部に対して0.1〜50質量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水系の印刷用紙表面塗工剤。
  4. 前記(A)〜(D)以外に配合する他の成分の総含有量が、アミノ基含有ポリシロキサン(A)およびアクリル系樹脂(B)の合計100質量部に対して50質量部以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水系の印刷用紙表面塗工剤。
  5. まず、アミノ基含有ポリシロキサン(A)を含有する第1の水系組成物、およびアクリル系樹脂(B)を含有する第2の水系組成物を別々に調製し、ついで第1の水系組成物と第2の水系組成物とを混合することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の水系の印刷用紙表面塗工剤の製造方法。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の水系の印刷用紙表面塗工剤を紙基材の少なくとも一面に塗工した後、乾燥してなることを特徴とする印刷用紙。
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