JP4724064B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、ベタ画像に係る転写電圧値の設定を効率良く行うことが可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、転写電圧値の設定作業は重要である。もし、設定した転写電圧値が最適値よりも小さい場合には、像担持体から中間転写体へトナーが十分に転写されない場合がある。一方、設定した転写電圧値が最適値よりも大きい場合には、転写電圧によってトナーが逆帯電することにより、転写不良が発生することがある。このように転写電圧は、小さ過ぎても大き過ぎても良くない。
そこで、従来の画像形成装置の中には、異なる中間転写バイアス値で中間転写ベルト上に中間転写した5個のトナーパッチをトナー付着量センサで測定し、その測定結果に基づいて中間転写最適値を演算するものがある(例えば、特許文献1参照。)。このような技術を採用することにより、トナーが経時変化したり中間転写体の表面が経時変化したりした場合であっても、中間転写時における中間転写体上へのトナー付着量が最大となるように維持することができる、とされていた。
特開2000−321832号公報
上述の特許文献1では、最適な転写電圧値を設定する際に、ベタ画像に係るトナーパッチを形成し、それを光学センサで測定していると推認される。ところが、ベタ画像はトナーの濃度が高いため光の反射または透過が抑えられる。その結果、ベタ画像に係るトナーパッチにおけるトナー付着量を光学式センサによって感度良く検出することが難しい。したがって、光学センサでトナー付着量のピークを判定することが難しく、その結果、ベタ画像の最適転写電圧値の設定を効率良く行うことができないことがあった。
この発明の目的は、ベタ画像に係る転写電圧値の設定を効率良く行うことが可能な画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、像担持体、中間転写体、転写手段、および光学センサを備える。像担持体は、その表面にトナー像が形成される。像担持体の代表例としては、感光体ドラムが挙げられる。中間転写体は、像担持体に当接するように配置される。中間転写体の代表例としては、中間転写ベルトが挙げられる。転写手段は、像担持体から中間転写体へとトナー像を転写する。転写手段の代表例としては、転写電圧が印加されるように構成された転写ローラが挙げられる。光学センサは、中間転写体上のトナーの付着量を測定する。
さらに、画像形成装置は、第1の転写電圧判定手段、第2の転写電圧判定手段、および転写電圧設定手段を備える。第1の転写電圧判定手段は、第1の中間調画像に係る第1のトナーパッチを像担持体上に複数形成し、互いに大きさが異なる複数の転写電圧を転写手段に印加することによって第1のトナーパッチを中間転写体にそれぞれ転写し、中間転写体に転写された第1のトナーパッチを光学センサによって測定することによって、第1の中間調画像についての転写手段における最適転写電圧値を判定する。
第2の転写電圧判定手段は、第1の中間調画像よりも階調度が高い第2の中間調画像に係る第2のトナーパッチを像担持体上に複数形成し、互いに大きさが異なる複数の転写電圧を転写手段に印加することによって第2のトナーパッチを中間転写体にそれぞれ転写し、中間転写体に転写された第2のトナーパッチを光学センサによって測定することによって、第2の中間調画像についての転写手段における最適転写電圧値を判定する。
転写電圧設定手段は、第1の転写電圧判定手段および第2の転写電圧判定手段の判定結果にそれぞれ基づいて、ベタ画像についての転写手段における最適転写電圧値を算出し、算出した値を転写手段の転写電圧値として設定する。
ベタ画像の最適転写電圧値を直接測定しないのは、ベタ画像に係るトナーパッチのトナー付着量のピーク値を光学センサで感度良く測定することが難しいからである。一方で、中間調画像に係るトナーパッチについては、そのトナー付着量のピーク値を光学センサの感度が良好な状態で測定することができる。このため、中間調画像に係るトナーパッチについては、その最適転写電圧値を光学センサの測定結果から精度良く求め易い。さらに、中間調画像に係るトナーパッチの最適転写電圧値と、ベタ画像に係るトナーパッチの最適転写電圧値との関係は、実験によりほぼ正確に把握可能である。
このように、第1の転写電圧判定手段および第2の転写電圧判定手段の判定結果にそれぞれ基づいて、ベタ画像についての転写手段における最適転写電圧値を算出することで、ベタ画像についての転写手段における最適転写電圧値を実際に光学センサで測定する場合に比較して、より精度の高い最適転写電圧値が得られる。
この発明によれば、ベタ画像に係る転写電圧値の設定を効率良く行うことができる。
図1に示す画像形成装置100は、入力された画像データに基づいて用紙に多色および単色の画像を形成する。画像形成装置100は、画像形成部10A〜10D、露光ユニット20、中間転写ベルト11、1次転写ローラ13A〜13D、2次転写ローラ14、定着装置15、用紙搬送路81〜83、給紙カセット16、手差し給紙トレイ17、および排紙トレイ18を備える。
画像形成部10A〜10Dは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)の各色相成分に対応した画像データに基づいてそれぞれ画像形成処理を行う。画像形成部10A〜10Dは、中間転写ベルト11の矢印Zで示す回転方向に沿って配列される。画像形成部10Aは、感光体ドラム101A、帯電ローラ103A、現像ユニット102A、転写ローラ13A、およびクリーニングユニット104Aを備える。画像形成部10Bは、感光体ドラム101B、帯電ローラ103B、現像ユニット102B、転写ローラ13B、およびクリーニングユニット104Bを備える。画像形成部10Cは、感光体ドラム101C、帯電ローラ103C、現像ユニット102C、転写ローラ13C、およびクリーニングユニット104Cを備える。画像形成部10Dは、感光体ドラム101D、帯電ローラ103D、現像ユニット102D、転写ローラ13D、およびクリーニングユニット104Dを備える。なお、画像形成部10A〜10Dの基本的構成は同一であるため、主に画像形成部10Aの構成を説明し、画像形成部10B〜10Dについては説明を省略する。
帯電ローラ103Aは、感光体ドラム101Aの周面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。帯電ローラ103Aに代えて、帯電ブラシを用いた接触方式の帯電器、または、帯電チャージャを用いた被接触方式の帯電器を用いても良い。
露光ユニット20は、ポリゴンミラー4、反射ミラー群、および図示しない半導体レーザを備えており、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)の各色相成分の画像データによって変調された複数のレーザビームを感光体ドラム101A〜101Dにそれぞれ照射する。これにより、感光体ドラム101A〜101Dには、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)の各色相成分の静電潜像がそれぞれ形成される。
現像ユニット102Aは、潜像が形成された感光体ドラム101Aにトナーを供給し、感光体ドラム101A上にトナー像を形成する。現像ユニット102Aは、ブラックのトナーを収納しており、感光体ドラム101Aにブラック成分のトナー像を形成する。なお、現像ユニット102B〜102Dは、シアン、マゼンタおよびイエローのトナーをそれぞれ収納している。クリーニングユニット104Aは、現像および画像転写後における感光体ドラム101Aの周面に残留したトナーを除去・回収する。
中間転写ベルト11は、感光体ドラム101A〜101Dの上方に配置されている。中間転写ベルト11は、駆動ローラ11Aと従動ローラ11Bとに張架されており、矢印Z方向に回転するように構成される。中間転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム101A〜101Dの周面にそれぞれ対向する。
1次転写ローラ13A〜13Dは、中間転写ベルト11を挟んで感光体ドラム101A〜101Dに対向する位置に配置される。1次転写ローラ13A〜13Dは、直径8〜10mmの金属を素材とする軸の周面を導電性の弾性材により被覆して構成される。本実施形態では、1次転写ローラ13A〜13Dの軸にはステンレス素材を用いており、周面の弾性体としてエチレンプロピレンゴム(EPDM)を用いている。ただし、EPDMに代えて発泡ウレタンを周面の弾性材によって用いても良い。
1次転写ローラ13A〜13Dにトナーの帯電極性と逆極性の1次転写バイアスが印加されることによって、感光体ドラム101A〜101Dの周面に担持されたトナー像がそれぞれ中間転写ベルト11上に転写される。感光体ドラム101A〜101Dから中間転写ベルト11に各色相成分のトナー像が転写されることにより、中間転写ベルト11の外周面にフルカラートナー像が形成される。なお、フルカラートナー像とは、通常、ブラック成分のトナー像、シアン成分のトナー像、マゼンタ成分のトナー像、およびイエロー成分のトナー像をすべて含むものと解釈されるが、本発明ではブラック成分のトナー像、シアン成分のトナー像、マゼンタ成分のトナー像、またはイエロー成分のトナー像の少なくとも1つが含まれていればフルカラートナー像の意味に含むものとする。ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)のうちの一部の色相についてのみ画像形成処理する場合には、4つの感光体ドラム101A〜101Dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体のみにおいてトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像形成時には、感光体ドラム101Aにおいてトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト11の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接する。中間転写ベルト11の外周面に転写されたフルカラートナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、2次転写ローラ14の配置位置へと搬送される。給紙カセット16または手差し給紙トレイ17から給紙された用紙が2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、2次転写ローラ14にトナーの帯電極性とは逆極性の2次転写バイアスが印加される。
中間転写ベルト11の周囲には、クリーニングユニット12が設けられる。クリーニングユニット12は、中間転写ベルト11に残留したトナーを回収する。
定着装置15は、加熱ローラ15Aおよび加圧ローラ15Bを備えており、用紙に転写されたフルカラートナー像を熱と圧力によって用紙に定着させる。排紙トレイ18は、排紙ローラ18Aによって画像形成装置100から排出された用紙を収容する。
用紙搬送路81は、用紙カセット16から2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を経由して排紙ローラ18Aまでの間に配置される。用紙搬送路81に沿って、用紙カセット16内の用紙を一枚ずつ用紙搬送路81内に繰り出すピックアップローラ16A、繰り出された用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラ91、および搬送されてきた用紙を所定のタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導くレジストローラ19が配置される。
用紙搬送路82は、手差し給紙トレイ17から用紙搬送路81との合流点までの間に配置される。用紙搬送路82の最上流部にピックアップローラ17Aが配置される。用紙搬送路83は、両面印刷時に使用される搬送路であり、定着装置15を通過した用紙を再びレジストローラ19の配置位置に導く。
排紙ローラ18Aは、正逆両方向に回転自在にされている。排紙ローラ18Aは、用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時および用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に、正転方向に回転することによって用紙を排紙トレイ18に排出する。一方、排出ローラ18Aは、両面画像形成における第1面画像形成時に、用紙の後端が定着装置15を通過するまで正転方向回転した後に用紙の後端部を挟持した状態で逆転方向回転することによって、用紙を用紙搬送路83に導く。
画像形成装置100において、モノクロ画像形成時には1次転写ローラ13B〜13Dは中間転写ベルト11から離間し、1次転写ローラ13Aのみが中間転写ベルト11に接触する。一方、モノクロ画像形成時以外には、1次転写ローラ13A〜13Dの全てが中間転写ベルト11に接触する。
図2は、画像形成装置100の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、CPU50を備えている。CPU50には、光学センサ40、インタフェース部53、画像形成部10A〜10D、電源回路60、給紙搬送制御部70、RAM51、ROM52、1次転写ローラ13A〜13D、2次転写ローラ14、および露光ユニット20が接続される。光学センサ40は、中間転写ベルト11上のトナー付着量を検出する。インタフェース部53は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介して入力される画像データを受信する。電源回路60は、画像形成装置100の各部に電力を供給する。例えば、電源回路60は、CPU50からの指令に基づき、設定された電力を1次転写ローラ13A〜13Dおよび2次転写ローラ14に供給する。給紙搬送制御部70は、CPU50からの指令に基づき、画像形成装置100における給紙動作および用紙の搬送動作を制御する。RAM51は、画像データ等が一時的に記憶される揮発性のメモリである。ROM52は、画像形成装置100の動作に必要な複数のプログラムを格納する。
CPU50がROM52からプログラムを読み込むことにより、本発明の第1の転写電圧判定手段、第2の転写転圧判定手段、および転写電圧設定手段が実現される。
図3および図4は、ベタ画像についての転写ローラ13Aにおける最適転写電圧値を設定する際のCPU50の動作手順を示すフローチャートである。図3に示すように、CPU50は、まず、レーザーダイオードの出力を100%として、現像バイアスの設定により感光体上へトナーが第1の付着量となる第1の中間調画像についての転写ローラ13Aにおける最適転写電圧値(以下、第1の最適転写電圧値という。)を判定する(S1)。CPU50がS1のステップを実行するときに、本発明の第1の転写電圧判定手段が実現される。図4は、S1のステップを実行する際のCPU50の動作手順を示している。CPU50は、第1の中間調画像に係る第1のトナーパッチを感光体ドラム101Aに複数形成する(S11)。続いて、CPU50は、互いに大きさが異なる複数の転写電圧を転写ローラ13Aに印加することによって第1のトナーパッチを中間転写ベルト11にそれぞれ転写する(12)。続いて、CPU50は、中間転写ベルト11に転写された第1のトナーパッチを光学センサ40によって測定する(S13)。続いて、CPU50は、第1の中間調画像についての転写ローラ13Aにおける最適転写電圧値(以下、第1の最適転写電圧値という。)を判定する。このとき、CPU50は、最適転写電圧値およびトナー付着量のピーク値をRAM51に記録する。
S1のステップが完了すると、CPU50は、S2のステップを実行する。CPU50がS2のステップを実行するときに、本発明の第2の転写電圧判定手段が実現される。S2のステップの基本的手順はS1のステップと同様である。S2のステップにおいて、CPU50は、レーザーダイオードの出力を100%として、現像バイアスの設定により感光体上へトナーが第1の付着量よりも多い第2の付着量とし、第1の中間調画像よりも階調度が高い第2の中間調画像に係る第2のトナーパッチを感光体ドラム101Aに複数形成する。続いて、CPU50は、互いに大きさが異なる複数の転写電圧を転写ローラ13Aに印加することによって第2のトナーパッチを中間転写ベルト11にそれぞれ転写する。続いて、CPU50、中間転写ベルト11に転写された第2のトナーパッチを光学センサ40によって測定することによって、第2の中間調画像についての転写ローラ13Aにおける最適転写電圧値(以下、第2の最適転写電圧値という。)を判定する。このとき、CPU50は、最適転写電圧値およびトナー付着量のピーク値をRAM51に記録する。
S2のステップが完了すると、CPU50はS3のステップを実行する。CPU50がS3のステップを実行するときに、本発明の転写電圧設定手段が実現する。S3のステップにおいて、CPU50は、第1の最適転写電圧値および第2の最適転写電圧値に基づいて、ベタ画像についての転写ローラ13Aにおける最適転写電圧値を算出し、算出した値を転写ローラ13Aの転写電圧値として設定する。
ここで、図5を用いて、ベタ画像についての転写ローラ13Aにおける最適転写電圧値を算出方法を説明する。本実施形態において、CPU50は、ベタ画像についての最適転写電圧値V3を、下記の式(1)によって算出する。
Figure 0004724064
但し、 M1:第1の中間調画像のトナー付着量のピーク値(mg/cm2
M2:第2の中間調画像のトナー付着量のピーク値(mg/cm2
M3:ベタ画像のトナー付着量のピーク値(mg/cm2
V1:第1の中間調画像の最適電圧値(V)
V2:第2の中間調画像の最適電圧値(V)
上記(1)の導出方法について説明する。転写領域でトナー層内の電界強度が零のとなる位置が転写におけるトナー層の切断位置となるので感光体の露光電位をVp(V)、第1中間階調像のトナー層電位をVt1(V)、第2中間階調像のトナー層電位をVt2(V)とすると
V1≒−Vp+Vt1 …(2)
V2≒−Vp+Vt2 …(3)
であり、トナーの電荷密度をρ(C/m)、誘電率をε(F/m)とすると厚みd(m)のトナー層電位Vt(V)は
Figure 0004724064
であり、第1中間階調像のトナー層厚をd1(m)、第2中間階調像のトナー層厚をd2(m)とすると
Figure 0004724064
ここで d2/d1=M2/M1であり(5)式に代入し
Figure 0004724064
(6)、(7)式より、べた付着量M3の最適転写電圧V3(V)は
Figure 0004724064
CPU50は、上述のS1のステップを実行する際に、図5における一点鎖線の曲線で表されるような第1の中間調画像に係る転写特性の分析結果を得るとともに、V1およびM1の値を取得する。同様に、CPU50は、S2のステップを実行する際に、図5における破線の曲線で表されるような第2の中間調画像に係る転写特性の分析結果を得るとともに、V2およびM2の値を取得する。M3の値として、本実施形態では、ベタ画像に係るトナー付着量を所定の値に設定する高濃度補正の設定値を採用しており、ベタ画像に係るトナー付着量をセンサーで実測した実測値を用いても良い。
このように、CPU50は、式(1)によって得られたV3を転写ローラ13Aの転写電圧値として設定する。このため、ベタ画像についての転写ローラ13Aにおける最適転写電圧値を光学センサ40の測定結果から実際に検出する場合に比較して、誤差の少ない転写電圧値を設定することが可能になる。
なお、上述の中間調画像に係るトナーパッチがラインパッチであることが好ましい。トナーパッチがラインパッチであれば、トナーパッチを作成する際のトナー消費量を低減できるからである。また、ラインパッチを感光体ドラム101Aの周方向に形成することが好ましい。その理由は、ラインパッチを感光体ドラム101Aの周方向に形成することによって、先端欠けまたは後端欠けの影響を低減できるからである。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 転写ローラの最適転写電圧値を設定する際のCPUの動作手順を示すフローチャートである。 転写ローラの最適転写電圧値を設定する際のCPUの動作手順を示すフローチャートである。 転写電圧値とトナー付着量との関係を示す図である。
符号の説明
11−中間転写ベルト
13A〜13D−一次転写ローラ
40−光学センサ
50−CPU
100−画像形成装置

Claims (2)

  1. 表面にトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体に当接するように配置される中間転写体と、前記像担持体から前記中間転写体へとトナー像を転写する転写手段と、前記中間転写体上のトナーの付着量を測定する光学センサと、を備えた画像形成装置であって、
    第1の中間調画像に係る第1のトナーパッチを前記像担持体上に複数形成し、互いに大きさが異なる複数の転写電圧を前記転写手段に印加することによって前記第1のトナーパッチを前記中間転写体にそれぞれ転写し、前記中間転写体に転写された前記第1のトナーパッチを前記光学センサによって測定することによって、第1の中間調画像についての前記転写手段における最適転写電圧値を判定する第1の転写電圧判定手段と、
    前記第1の中間調画像よりも階調度が高い第2の中間調画像に係る第2のトナーパッチを前記像担持体上に複数形成し、互いに大きさが異なる複数の転写電圧を前記転写手段に印加することによって前記第2のトナーパッチを前記中間転写体にそれぞれ転写し、前記中間転写体に転写された前記第2のトナーパッチを前記光学センサによって測定することによって、第2の中間調画像についての前記転写手段における最適転写電圧値を判定する第2の転写電圧判定手段と、
    前記第1の転写電圧判定手段および前記第2の転写電圧判定手段の判定結果にそれぞれ基づいて、ベタ画像についての前記転写手段における最適転写電圧値を算出し、算出した値を前記転写手段の転写電圧値として設定する転写電圧設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写電圧設定手段は、
    ベタ画像についての最適転写電圧値V3を、
    Figure 0004724064
    によって算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
    但し、 M1:第1の中間調画像のトナー付着量のピーク値(mg/cm2
    M2:第2の中間調画像のトナー付着量のピーク値(mg/cm2
    M3:ベタ画像のトナー付着量のピーク値(mg/cm2
    V1:第1の中間調画像の最適電圧値(V)
    V2:第2の中間調画像の最適電圧値(V)
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