JP4724026B2 - 偏心管およびその製造方法 - Google Patents

偏心管およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4724026B2
JP4724026B2 JP2006079411A JP2006079411A JP4724026B2 JP 4724026 B2 JP4724026 B2 JP 4724026B2 JP 2006079411 A JP2006079411 A JP 2006079411A JP 2006079411 A JP2006079411 A JP 2006079411A JP 4724026 B2 JP4724026 B2 JP 4724026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric tube
eccentric
introduction
main body
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006079411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007255016A (ja
Inventor
利明 西岡
元太 井上
好古 岡田
Original Assignee
株式会社三栄水栓製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三栄水栓製作所 filed Critical 株式会社三栄水栓製作所
Priority to JP2006079411A priority Critical patent/JP4724026B2/ja
Publication of JP2007255016A publication Critical patent/JP2007255016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4724026B2 publication Critical patent/JP4724026B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Description

本発明は、給水用または給湯用の配管と湯水混合栓との接続に用いられる偏心管およびその製造方法に関する。
従来より、図14に示すように、湯水混合栓50の水流入口51および湯流入口52に対する給水配管(図示していない)および給湯配管(図示していない)の接続に、偏心管53が用いられている。この偏心管53は、図14〜図17に示すように、一側に前記給水配管からの水または給湯配管からの湯をその内部に導入する導入部54、他側に湯水混合栓50の前記水流入口51または湯流入口52に接続され前記水または湯を湯水混合栓50へと導出する導出部55を有し、導入部54および導出部55は互いの中心が適宜の間隔(例えば5mm程度)だけずれるように配置されている。従って、この偏心管53を用いることにより、前記湯水混合栓50の水流入口51から湯流入口52までの間隔が、壁等に取り付けられた前記給水配管および給湯配管の配置間隔と異なる場合でも、その接続が可能となる。
また、前記偏心管53は、図14〜図17に示すように、前記導入部54および導出部55に連通する連通部56を有しており、導入部54、導出部55および連通部56は偏心管本体57内に設けられている。加えて、前記連通部56内には、前記偏心管本体57内を通過する湯水の流量を調整するための流量調整用部材58が収容されている。
さらに、前記偏心管53は、図14〜図17に示すように、前記偏心管本体57の他、この偏心管本体57に装着されるカバー体59を備え、このカバー体59によって、導入部54と給水配管または給湯配管との接続部分を覆うことができるので見栄えがよくなる。
特開2003−336300号公報
しかし、上記従来の偏心管では、特に図17(B)に示すように、カバー体59の後端部の縦断面形状が楕円状(卵型)をしており、左右の径が上下の径に比べて小さかったので、給水配管(または給湯配管)の先端に取り付けられた継手60を壁Wの表側に露出させた状態で固定するためのユニット取出し金具61(図15参照)の座金径がカバー体59の上下の径より小さくても左右の径より大きければ、前記金具61がカバー体59の左右側方に飛び出して施工後の外観が不自然になるという問題があった。
また、図14〜図17に示すように、カバー体59の横穴から前記流量調整用部材58を操作するための操作部(ねじ部)62が露出する構造になっており、この構造により偏心管本体57に対してカバー体59のスライド可能な範囲が制限されていた。そのため、前記ユニット取出し金具61の壁Wからの突出量が大きかったり、導入部54外周に設けられるシールテープの巻き具合等が原因となって継手60に対する導入部54の挿入が浅くなった場合に、カバー体59と前記壁Wとの間に隙間Sが形成されてしまっても、カバー体59でその隙間Sを覆うことができず、見栄えが悪くなったり隙間Sにごみがたまり易くなったりするという問題があった。
さらに、図16に示すように、前記カバー体59は二つの半割り体59a,59bを連結して構成されていたので、偏心管本体57に取り付けた状態のカバー体59ががたつき易いという問題もあった。
また、前記偏心管本体57内の連通部56から導出部55までの間の通水路63をきりもみ(キリ)によって加工していたが、通水路63等の角度によっては作業性が悪くなったり加工スペースを十分確保することができなかったりし、その結果、通水路63が細くなり、吐水流量が少なくなるおそれがあった。そのうえ、偏心管本体57内の加工に際しては、導入部54を形成するための加工と、導出部55を形成するための加工と、連通部56を形成するための加工と、前記通水路63を形成するための加工の他、導入部54をより奥まで進入させるために加工を2段階で行っていたので、その工数がかかるという問題もあった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、見栄えがよく、カバー体のがたつきも抑えるあるいは無くすことができ、十分な吐水流量も確保できる上、その製造の簡易化を図ることができる偏心管およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る偏心管は、湯水供給用の配管からの湯水の導入部および導出部を互いの中心軸がずれた状態で有する偏心管本体と、この偏心管本体に装着されるカバー体とを備え、前記偏心管本体の一側部に前記導入部が、他側部に前記導出部がそれぞれ設けられており、また、前記偏心管本体に設けられ前記導入部および導出部に連通する連通部内に、前記偏心管本体内を通過する湯水の流量を調整する流量調整用部材が収容されている偏心管であって、
前記連通部は、前記偏心管本体の前記他側部において前記導出部を避けた位置から前記導入部の下流部に連通する位置まで延び、該連通部の中央部が該連通部における他の部位よりも前記導出部の上流部に近接するように構成され、前記中央部は通水路を介して前記導出部に連通し、
前記カバー体は、前記偏心管本体において、前記流量調整用部材を操作するための操作部および前記導出部を覆わず、これらよりも前記導入部に近い部位のみを覆うように構成されていることを特徴としている(請求項1)。
上記偏心管において、前記カバー体の内側に雌ねじ部が設けられていると共に、この雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が前記偏心管本体に設けられており、カバー体はその回転操作により偏心管本体の一側方向および他側方向に移動可能に構成されていてもよい(請求項2)。
さらに、上記偏心管において、前記偏心管本体の導入部に連設される部位、互いにほぼ平行であり、かつ前記導入部の中心軸に対してもほぼ平行である二つの面取り部分が形成されていてもよい(請求項3)。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る偏心管の製造方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の偏心管を製造するための偏心管の製造方法であって、前記導入部、前記導出部及び前記連通部が形成されていない状態の前記偏心管本体に対して、きりもみ加工により前記導入部及び前記導出部を形成すると共に前記導入部に連通しかつ前記導出部に連通しない状態の前記連通部を形成し、前記連通部の中央部または前記導出部の上流部を構成する壁体の一部を中繰り加工によって削ることにより、前記連通部と前記導出部とを連通させる通水路を形成する(請求項4)。
請求項1〜4に係る発明では、見栄えがよく、カバー体のがたつきも抑えるあるいは無くすことができ、十分な吐水流量も確保できる上、その製造の簡易化を図ることができる偏心管およびその製造方法が得られる。
すなわち、請求項1に係る発明では、カバー体の前記導入部に近い側の端部ほぼ円筒状とすれば、上下左右の径が全て等しくなるため、偏心管と前記継手60との取付部分や前記ユニット取出し金具61(図15参照)を最少限度の大きさで確実に覆うことができ、施工後の外観を自然で見栄えのよいものにすることができる。
また、カバー体の偏心管本体に対する移動範囲を十分に確保できるので、前記ユニット取出し金具61(図15参照)の壁Wからの突出量が大きかったり、導入部外周に設けられるシールテープの巻き具合等が原因となって継手60に対する導入部の挿入が浅くなった場合に、カバー体と前記壁Wとの間に前記隙間Sが形成されてしまうことを、カバー体を移動させることにより無くすことができ、見栄えが悪くなったり隙間Sにごみがたまったりすることを確実に防止することができる。
また、請求項2に係る発明では、前記カバー体は偏心管本体に対してねじ構造によってしっかりと装着されるので、従来の二つの半割り体59a,59bからなるカバー体59とは異なり、がたつきの問題が生じることもない。
さらに、請求項3に係る発明では、面取り部分を例えばレンチ等の工具で適宜に挟むことができ、これにより、カバー体の嵌め込み後や配管取付後の施工のし直しのための偏心管本体の調整等を容易に行うことが可能となる。
そして、請求項4に係る発明では、前記偏心管本体内の導入部、導出部、連通部、通水路を少ない工数で形成することができると共に、中繰り加工により前記通水路を形成するので、その形成が容易であり、その結果、製作容易化が図れ作業性が向上する。また、中繰り加工のためのスペースも十分確保されるので、通水路を十分太くすることができ、所望の吐水流量を実現することが可能となる。
図1(A)および(B)は、本発明の第1の実施の形態に係る偏心管およびその製造方法の構成を概略的に示す縦断面図および部分横断面図、図2、図3および図4は、前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図、正面図および底面図である。ここで、図1〜図4において、図14〜図17に示した符号と同一符号が付されている部材等は、図14〜図17に示すものと同一または同等の部材等である。
まず、図1〜図4に示すように、前記偏心管は、湯水供給用の配管(給水配管または給湯配管)からの湯水の導入部1および導出部2を互いの中心軸がずれた状態で有する偏心管本体3と、この偏心管本体3に装着されるカバー体4とを備えている。
ここで、前記導入部1および導出部2はそれぞれほぼ直線状にかつ互いに平行に延びており、導入部1は偏心管本体3の一側(図1(A)では右側)部に、導出部2は偏心管本体3の他側(図1(A)では左側)部にそれぞれ設けられている。そして、導入部1の外周には継手60の雌ねじ60aに螺着する雄ねじ1aが形成されている。他方、前記導出部2には、インナーセレーション5aを有するナット吊部材5を介して袋ナット6が取り付けられており、この袋ナット6により、導出部2が上述した図14に示す湯水混合栓50の水流入口51または湯流入口52に接続することができる構成となっている。
また、前記偏心管本体3には、前記導入部1および導出部2に連通する連通部7が、偏心管本体3の他側(図1(A)では左側)からその内側に向けて設けられており、この連通部7内には、前記偏心管本体3内を通過する湯水の流量を調整する流量調整用部材8が収容されている。そして、この流量調整部材8の中央部には、筒状かつ網状のストレーナ9が設けられており、前記導入部1からの湯水がストレーナ9を内側から外側に通過するように構成されている。ここで、前記流量調整部材8の中央部が流量調整部材8の他の部分よりも前記導出部2に近接するように、前記導出部2に対する前記連通部7および流量調整部材8の延びる角度を決定してある。また、連通部7と流量調整部材8との隙間から水が漏れないようにシール手段10としてのOリングが設けられている。なお、前記流量調整部材8の構成は公知のものを採用することができるので、そのより詳細な説明はここでは省略する。
一方、前記カバー体4は、前記偏心管本体3において、前記流量調整用部材8を操作するための操作部11および前記導出部2を覆わず、これらよりも前記導入部1に近い部位(図1(A)では偏心管本体3において操作部11よりも右側にある部位)のみを覆うように構成され、また、カバー体4の前記導入部1に近い側(図1(A)では右側)の端部(後端部)4aはほぼ円筒状となっている。
また、前記カバー体4の内側には雌ねじ部4bを有する内筒部4c(図1(A)参照)が設けられていると共に、この雌ねじ部4bに螺合する雄ねじ部3aが前記偏心管本体3に設けられており、カバー体4はその回転操作により偏心管本体3の一側方向および他側方向(図1(A)では左右方向)に移動可能に構成されている。
次に、上記の構成からなる偏心管の製造方法について説明する。まず、前記偏心管本体3は、きりもみ(キリ)加工により、前記導入部1、導出部2、連通部7が形成され、この加工により、導入部1と連通部7とは連通した状態となる。また、前記連通部7の中央部(最も導出部2に近接した部分)および/または前記導出部2の上流部(最も連通部7に近接した部分)を、内面研削刃による中繰り加工によって削ることにより、通水路12が形成され、この通水路12を介して連通部7および導出部2が連通した状態となる。
以上で偏心管本体3が形成され、この偏心管本体3に、ナット吊部材5を介して袋ナット6を取り付け、前記連通部7に流量調整部材8を収容すると共に、カバー体4を装着することにより、偏心管が完成する。
次に、上記の構成からなる偏心管の作動について説明する。まず、湯水供給用の配管から継手60を経て送られてきた湯水は、導入部1に至り、その後、連通部7へと進入する。そして、前記湯水は、連通部7中に設けられた弁座7aと、流量調整部材8の弁体部分8aとの間を通り抜けて前記ストレーナ9をその内から外へと通過し、通水路12、導出部2を経てその下流側に接続された湯水混合栓50の水流入口51または湯流入口52へと至る。
ここで、前記弁座7aと弁体部分8aとの距離は、前記操作部11により調整することができ、これにより、導出部2からその下流側(湯水混合栓50)に流れる湯水の流量を調整することができる。また、操作部11の操作は、例えばマイナスドライバー等の工具で回転させることによって行うことができる。なお、図1において、8bは連通部7の長手方向に移動する流量調整部材8のがたつきを抑えるためのガイド部、8cはシール部材としてのOリングである。
上記の構成からなる偏心管では、カバー体4の後端部がほぼ円筒状をしているので、上下左右の径が全て等しくなるため、偏心管と継手60との取付部分や前記ユニット取出し金具61(図15参照)を最少限度の大きさで確実に覆うことができ、施工後の外観を自然で見栄えのよいものにすることができる。
また、カバー体4の偏心管本体3に対する移動範囲が十分に確保されているので、前記ユニット取出し金具61(図15参照)の壁Wからの突出量が大きかったり、導入部1外周に設けられるシールテープの巻き具合等が原因となって継手60に対する導入部1の挿入が浅くなった場合に、カバー体4と前記壁Wとの間に前記隙間Sが形成されてしまうことを、カバー体4を移動させることにより無くすことができ、見栄えが悪くなったり隙間Sにごみがたまったりすることを確実に防止することができる。
さらに、前記カバー体4は偏心管本体3に対してねじ構造によってしっかりと装着されるので、従来の二つの半割り体59a,59bからなるカバー体59とは異なり、がたつきの問題が生じることもない。
また、前記偏心管本体3内の導入部1、導出部2、連通部7、通水路12を少ない工数で形成することができると共に、中繰り加工により前記通水路12を形成するので、その形成が容易であり、その結果、作業性が向上する。また、中繰り加工のためのスペースも十分確保されるので、通水路12を十分太くすることができ、所望の吐水流量を実現することが可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態に限られず、種々に変形して実施することができる。例えば、上記実施の形態では、カバー体4の嵌め込み後や配管取付後の施工のし直しのための偏心管本体3の位置調整等は、断面六角形状に形成された導出部2内にL字型の六角レンチ(図示していない)を差し込んで行うことができるが、前記位置調整等をより容易に行える構造としてもよい。そのように構成した第2および第3の実施の形態について以下に説明する。
まず、図5(A)〜(C)は、本発明の第2の実施の形態に係る偏心管の構成を概略的に示す縦断面図、部分横断面図および背面図、図6は、前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図、図7は、他の状態の前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図、図8は、図6とは異なる角度からみた前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図、図9は、前記偏心管の構成を概略的に示す分解斜視図である。ここで、図5〜図9において、図1〜図4並びに図14〜図17に示した符号と同一符号が付されている部材等は、図1〜図4並びに図14〜図17に示すものと同一または同等の部材等であり、それらの再度の説明は省略する。
第2の実施の形態に係る偏心管は、上記第1の実施の形態に係る偏心管と比べて、前記偏心管本体3の導入部1に連設される部位20に面取り部分21が形成されている点と、カバー体4が内筒部4cを有していない代わりに、カバー体4の内側に直接雌ねじ部4bが設けられている点と、ナット吊部材5がインナーセレーション5aの代わりに断面六角形状の孔5bを有している点とで異なる。
ここで、前記面取り部分21は、図5(C)並びに図7〜図9に示すように、平面状に二つ設けられ、これらの面取り部分21,21は互いにほぼ平行である。
上記の構成を有する第2の実施の形態に係る偏心管では、カバー体4を回転操作して図5(A)において左側に移動させると、前記部位20がカバー体4に覆われない状態となる(図7参照)。そして、この状態の部位20はレンチ等の工具で簡単に挟持することができ、この挟持により、カバー体4の嵌め込み後や配管取付後の施工のし直しのための偏心管本体3の位置調整等を容易に行うことができる。
次に、図10(A)および(B)は、本発明の第3の実施の形態に係る偏心管の構成を概略的に示す縦断面図および部分横断面図、図11、図12および図13は、前記偏心管の構成を概略的に示す部分分解斜視図、分解斜視図および図12とは異なる角度からみた分解斜視図である。ここで、図10〜図13において、図1〜図9並びに図14〜図17に示した符号と同一符号が付されている部材等は、図1〜図9並びに図14〜図17に示すものと同一または同等の部材等であり、それらの再度の説明は省略する。
第3の実施の形態に係る偏心管は、上記第1の実施の形態に係る偏心管と比べて、前記偏心管本体3の導入部1に連設される部位20に面取り部分21が形成されている点と、前記カバー体4の代わりにカバー体30が用いられている点とで異なる。
前記カバー体30は、図10(A)並びに図11〜図13に示すように、二つの半割り体31,31と、これら二つの半割り体31,31内に装着される環状部材32とを備えている。
前記二つの半割り体31,31はそれぞれ、一端側に凸部33を有すると共に、他端側に前記凸部33が挿入可能な大きさの凹部34を有しており、互いの凸部33と凹部34とが嵌まり込むように構成されている。また、各半割り体31には、前記環状部材32を保持するための溝部35が設けられている。
一方、前記環状部材32は、図11に示すように、左右両側にそれぞれ一対の切り欠き部分36,36を有しており、各切り欠き部分36は、環状部材32が半割り体31に装着された状態で前記溝部35中に設けられた仕切り壁部分37を挟み、これにより、環状部材32が回転せず安定した状態で半割り体31,31によって保持されることになる。
また、環状部材32において、一対の前記切り欠き部分36,36の間には、貫通孔38が形成されており、この貫通孔38に挿入される突起部39が、半割り体31の内側に向けて突設された突設体40に形成されている。ここで、前記貫通孔38は環状部材32の左右両側にそれぞれ一つずつ設けられており、前記突起部39および突設体40は各半割り体31に一つずつ設けられている。
さらに、環状部材32の内側には、偏心管本体3の外側に設けられた雄ねじ部3aに螺合する雌ねじ部4bが設けられている。
上記の構成を有する第3の実施の形態に係る偏心管では、カバー体30を二つの半割り体31に分解すると、図11に示すように、前記部位20がカバー体30によって覆われない状態となる。そして、この状態の部位20はレンチ等の工具で簡単に挟持することができ、この挟持により、カバー体30の嵌め込み後や配管取付後の施工のし直しのための偏心管本体3の位置調整等を容易に行うことができる。
また、二つの半割り体31,31を連結した状態のカバー体30においては、環状部材32の二つの貫通孔38内にそれぞれ各半割り体31の突起部39が嵌め込まれた状態となっている。そして、カバー30を回転操作して壁Wに押しつけられた状態とすることにより、前記貫通孔38と突起部39とが外れにくくなり、カバー体30ががたつかず安定した状態となる。
なお、第2および第3の実施の形態に係る偏心管も、第1の実施の形態に係る偏心管の製造方法と同様に製造することができ、第1〜第3の実施の形態に係る偏心管の各構成要素は実施の形態間で相互に自由に組み換えることができることはいうまでもない。
(A)および(B)は、本発明の一実施の形態に係る偏心管およびその製造方法の構成を概略的に示す縦断面図および部分横断面図である。 前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図である。 前記偏心管の構成を概略的に示す正面図である。 前記偏心管の構成を概略的に示す底面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2の実施の形態に係る偏心管の構成を概略的に示す縦断面図、部分横断面図および背面図である。 前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図である。 他の状態の前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図である。 図6とは異なる角度からみた前記偏心管の構成を概略的に示す斜視図である。 前記偏心管の構成を概略的に示す分解斜視図である。 (A)および(B)は、本発明の第3の実施の形態に係る偏心管の構成を概略的に示す縦断面図および部分横断面図である。 前記偏心管の構成を概略的に示す部分分解斜視図である。 前記偏心管の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図12とは異なる角度からみた前記偏心管の構成を概略的に示す分解斜視図である。 従来の偏心管が取り付けられた湯水混合栓の構成を概略的に示す説明図である。 壁に取り付けられた状態の従来の偏心管の構成を概略的に示す縦断面図である。 従来の偏心管の構成を概略的に示す分解斜視図である。 (A)、(B)および(C)は、従来の偏心管の構成を概略的に示す縦断面図、側面図および正面図である。
1 導入部
2 導出部
3 偏心管本体
4 カバー体
4a 端部
7 連通部
8 流量調整部材
11 操作部

Claims (4)

  1. 湯水供給用の配管からの湯水の導入部および導出部を互いの中心軸がずれた状態で有する偏心管本体と、この偏心管本体に装着されるカバー体とを備え、前記偏心管本体の一側部に前記導入部が、他側部に前記導出部がそれぞれ設けられており、また、前記偏心管本体に設けられ前記導入部および導出部に連通する連通部内に、前記偏心管本体内を通過する湯水の流量を調整する流量調整用部材が収容されている偏心管であって、
    前記連通部は、前記偏心管本体の前記他側部において前記導出部を避けた位置から前記導入部の下流部に連通する位置まで延び、該連通部の中央部が該連通部における他の部位よりも前記導出部の上流部に近接するように構成され、前記中央部は通水路を介して前記導出部に連通し、
    前記カバー体は、前記偏心管本体において、前記流量調整用部材を操作するための操作部および前記導出部を覆わず、これらよりも前記導入部に近い部位のみを覆うように構成されていることを特徴とする偏心管。
  2. 前記カバー体の内側に雌ねじ部が設けられていると共に、この雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が前記偏心管本体に設けられており、カバー体はその回転操作により偏心管本体の一側方向および他側方向に移動可能に構成されている請求項1に記載の偏心管。
  3. 前記偏心管本体の導入部に連設される部位に、互いにほぼ平行であり、かつ前記導入部の中心軸に対してもほぼ平行である二つの面取り部分が形成されている請求項1または2に記載の偏心管。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の偏心管を製造するための偏心管の製造方法であって、前記導入部、前記導出部及び前記連通部が形成されていない状態の前記偏心管本体に対して、きりもみ加工により前記導入部及び前記導出部を形成すると共に前記導入部に連通しかつ前記導出部に連通しない状態の前記連通部を形成し、前記連通部の中央部または前記導出部の上流部を構成する壁体の一部を中繰り加工によって削ることにより、前記連通部と前記導出部とを連通させる通水路を形成する偏心管の製造方法。
JP2006079411A 2006-03-22 2006-03-22 偏心管およびその製造方法 Active JP4724026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006079411A JP4724026B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 偏心管およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006079411A JP4724026B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 偏心管およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007255016A JP2007255016A (ja) 2007-10-04
JP4724026B2 true JP4724026B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38629528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006079411A Active JP4724026B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 偏心管およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4724026B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341013A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Yamazaki Mazak Corp 内径加工方法
JP2002242249A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Mym Corp 混合水栓
JP2003336300A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 偏心管

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341013A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Yamazaki Mazak Corp 内径加工方法
JP2002242249A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Mym Corp 混合水栓
JP2003336300A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 偏心管

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007255016A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109654289A (zh) 低压大流量淋浴器
EP3219858B1 (en) A temperature controlling tap
US20040255377A1 (en) Showerheard and filter assembly
TWI641774B (zh) Hot and cold water mixing faucet
US20140224362A1 (en) Connecting Structure of a Faucet Body and a Control Valve
JP4724026B2 (ja) 偏心管およびその製造方法
CN200999900Y (zh) 新型的水龙头阀芯
JP2017179927A (ja) 偏心管
JP6009324B2 (ja) 複箱式水道メータ、及びその組付け方法
JP4976664B2 (ja) 混合水栓
JP2006328793A (ja) 配管構造
JP6096520B2 (ja) 湯水混合水栓
JP4317972B2 (ja) 混合水栓接続用管継手
JP4909117B2 (ja) 偏心管およびこれを備えた湯水混合水栓
JP5059883B2 (ja) 金属製切換コック
JP3679745B2 (ja) ガスコックのボール切換弁
JP2005226384A (ja) 継手部材
JP2006257746A (ja) 湯水混合水栓
CN210240717U (zh) 水龙头结构
JP7278885B2 (ja) 水栓
JP2002089726A (ja) 横向き分岐口をもつシングルレバ−式湯水混合栓
JP2005127452A (ja) ボールバルブ
JP5360875B2 (ja) 水栓及びその組立て方法
JP6902967B2 (ja) 吐出装置
JP2005171650A (ja) 配管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4724026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250