JP4722316B2 - 硬化性樹脂組成物、接着剤組成物及び接着方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熟練されていない作業者が、どんな場所においても接着剤組成物を目的とする接着面に正確、充分、強固に、そして優れた作業環境下で、容易に塗布できる硬化性樹脂組成物に関する。即ち、シリンジ等といった簡単で携帯可能な手動式塗布装置により塗布した場合に、塗布装置のノズルから糸引きせず、垂直面やエッジ面に塗布しても液垂れすることなく、良好に塗布でき、かつ、剪断接着強さ、剥離接着強さ及び衝撃接着強さ等の接着特性に優れる、低臭気性の硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
常温下短時間で硬化する常温速硬化型接着剤の要求は、省力化、省資源及び省エネルギー等のために年々増大する傾向にある。従来、常温速硬化型接着剤として例えば、第二世代のアクリル系接着剤(SGA) が知られている。
【0003】
SGAは二剤型であるが、二剤の正確な計量を必要とせず、不完全な計量や混合、時には二剤の接触だけでも、常温で数分又は数十分で硬化するため、作業性に優れる。しかもSGAは剥離接着強さや衝撃接着強さが高く、ハミ出し部分の硬化も良好であるために広く用いられている。
最近では、作業環境上の点で、低臭気で、揮発性や引火性の小さいSGAを求められている。
【0004】
このようなSGAとして、特開昭55−71770号公報、特開昭57−87484号公報、特開昭57−90073号公報、特開昭57−100168号公報、特開昭58−152076号公報及び特開昭61−34082号公報に、高沸点の重合性ビニルモノマーを含有する接着剤組成物が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの接着剤組成物は低臭気ではあるけれども、以下の課題があった。即ち、低臭気の接着剤組成物は剪断接着強さは大きいものの、剥離接着強さや衝撃接着強さが小さいという課題があった。
【0006】
さらに、二剤型接着剤組成物の塗布装置としては、電気、油圧、圧縮空気等の動力源を用い、アクチュエーターの操作により、二剤の混合、塗布を自動的に行う装置と、作業者が手作業で混合、塗布を行う手動式の装置が挙げられる。手動式の装置は人力により二剤を加圧する装置、例えば手動式吐出ガンが知られている。手動式の装置は、アクチュエーター等の複雑で管理が難しい機器が不要で、装置が小型なために、どこへでも携帯して使用できるという利点がある。
【0007】
又、従来の接着剤組成物は垂直面やエッジ面の部品等に使用した場合、接着剤組成物塗布後に液垂れを生じてしまうため、目的とする以外の部分に接着剤組成物がダレてしまい、意匠性が悪化し、隣接した箇所の部品が正確な位置に接着できないおそれがあった。そのため、接着剤組成物を垂直面やエッジ面に良好に塗布するには作業者はある程度熟練を要するという課題があった。
【0008】
特に最近、低臭気で引火性が低く、シリンジ等の簡単な塗布装置で垂直面やエッジ面に対して液垂れすることなく塗布でき、接着特性のバランスに優れる接着剤組成物が要求されるようになってきた。
【0009】
本発明者は、これらの課題を解決するために鋭意検討した結果、低臭気性を有する特定の硬化性樹脂組成物が、塗布装置のノズルから糸引きすることなく容易に塗布でき、さらに垂直面やエッジ面に対しても液垂れすることなく塗布でき、更に、剪断接着強さ、剥離接着強さ及び衝撃接着強さ等の接着特性に優れるので、作業者が熟練されていなくても、2筒式シリンジ等といった手動式の塗布装置を用いて目的とする接着面に正確、充分、強固、そして容易に塗布できるものであるとの知見を得て、本発明を完成するに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、20rpmでの静止粘度が11万mPa以下であり、2rpmでの静止粘度を20rpmでの静止粘度で割ったチクソトロピー係数が1.7以上であり、かつ、下記(1)〜(5)を含有してなる2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物であり、
(1)下記(A)〜(C)を含有する重合性ビニルモノマー
(A)一般式(A)の構造を有する重合性ビニルモノマーを(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、20〜60質量部、
一般式(A) Z−O−(R2 O) p−R1
〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基を示し、R1はフェニル基又は炭素数1〜3のアルキル基を有するフェニル基を示すR2は−C2H4−、−C3H6−、−CH2CH(CH3)−、−C4H8−又は−C6H12−を示し、pは1〜10の整数を表す。〕
(B)一般式(B)の構造を有する重合性ビニルモノマーを(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、3〜25質量部
【化2】
及び(C)一般式(C)の構造を有する重合性ビニルモノマーを(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、25〜75質量部
一般式(C) Z−O−(R2 O) p −H
〔式中、Z及びR2は前述の通りである。〕
(2)エラストマー成分を、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、10〜25質量部
(3)重合開始剤を、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、0.5〜10質量部
(4)還元剤を、(1)重合性ビニルモノマー100質量部100質量部に対して、0.05〜10質量部
(5)充填剤を、(1)重合性ビニルモノマーと(2)エラストマー成分の合計100質量部に対して、3〜40質量部
さらに、一般式(D)で示される酸性リン酸化合物を含有してなる請求項1記載の2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物であり、
【化6】
(5)充填剤の使用量が、(1)重合性ビニルモノマーと(2)エラストマー成分の合計100質量部に対して、4〜31質量部である該2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物であり、さらに、パラフィン類を含有してなる該2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物であり、さらに、重合禁止剤を含有してなる該2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物であり、硬化性樹脂組成物を第一剤及び第二剤に分け、第一剤が(3)重合開始剤を含有してなり、第二剤が(4)還元剤を含有してなる、該2筒式シリンジ塗布用二剤型硬化性樹脂組成物であり、該2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物を使用してなることを特徴とする被着体の接着方法であり、該2筒式シリンジ塗布用二剤型硬化性樹脂組成物を別々に収納する2本のシリンダー状のカートリッジと、この2本のカートリッジを装着し、かつ、グリップ部、レバー部及びそれぞれの先端にピストン状の押出部を有する2本の押出ロッドを備えた押出装置と、この押出装置を用い、カートリッジの先端に接続されたノズル部とからなる手動式ガンであり、該手動式ガンのグリップ部を持ってレバー部を引き絞り、押出部により各カートリッジ内の硬化性樹脂組成物をスタティックミキサーで混合し、ノズル部へ押出し、合流し、吐出することにより、塗布することを特徴とする、被着体の接着方法であり、該手動式ガンのグリップ部を持ってレバー部を引き絞り、押出部により各カートリッジ内の硬化性樹脂組成物をスタティックミキサーで混合し、ノズル部へ押出し、合流し、吐出することにより、糸引きすることなく塗布でき、液垂れすることなく塗布できることを特徴とする、被着体の接着方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
本発明で使用する硬化性樹脂組成物は、シリンジ等の手動式吐出ガンで塗布できる点で、20rpm、25℃での静止粘度が11万mPa以下であり、8万mPa以下が好ましい。11万mPaを越えるとシリンジ等の手動式吐出ガンで塗布できないおそれがある。
【0013】
尚、本発明で使用する硬化性樹脂組成物の、20rpm、25℃での静止粘度の下限値は3万mPaが好ましく、5万mPaがより好ましい。3万mPa未満だと垂直面やエッジ面への塗布時に硬化性樹脂組成物が液垂れし、良好に塗布できないおそれがある。
【0014】
本発明で使用する硬化性樹脂組成物は、シリンジ等の塗布装置のノズルから糸引きせず、垂直面やエッジ面への塗布時に硬化性樹脂組成物が液垂れすることなく、目的とする接着面に正確かつ充分に塗布できる点で、2rpm、25℃での静止粘度を、20rpm、25℃での静止粘度で割ったチクソトロピー係数が1.7以上であり、2.0以上が好ましい。1.7未満だと塗布時に硬化性樹脂組成物がシリンジ等の塗布装置のノズルから糸引きし、垂直面やエッジ面への塗布時に硬化性樹脂組成物が液垂れし、目的とする接着面に正確かつ充分に塗布できないおそれがある。
【0015】
尚、本発明で使用する硬化性樹脂組成物の、2rpm、25℃での静止粘度を、20rpm、25℃での静止粘度で割ったチクソトロピー係数の上限値は7.0が好ましく、5.0がより好ましい。7.0を越えるとシリンジで良好に塗布できないおそれがある。
【0016】
本発明で使用する(1)重合性ビニルモノマーは、低臭気であり、接着性が大きい点で、(A)一般式(A)の構造を有する重合性ビニルモノマー、(B)一般式(B)の構造を有する重合性ビニルモノマー及び(C)一般式(C)の構造を有する重合性ビニルモノマーを含有することが好ましい。
【0017】
本発明で使用する(A)一般式(A)の構造を有する重合性ビニルモノマーとは以下の構造をいう。
一般式(A) Z−O−(R2 O) p −R1
〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基を示し、R1はフェニル基又は炭素数1〜3のアルキル基を有するフェニル基を示すR2は−C2H4−、−C3H6−、−CH2CH(CH3)−、−C4H8−又は−C6H12 −を示し、pは1〜10の整数を表す。〕
【0018】
(A)一般式(A)の構造を有する重合性ビニルモノマーとしては、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、フェノキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート及びフェノキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0019】
(A)一般式(A)の構造を有する重合性ビニルモノマーの使用量は、(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、20〜60質量部が好ましく、35〜40質量がより好ましい。20質量部未満だと接着性が低下するおそれがあり、60質量部を越えても接着性が低下するおそれがある。
【0020】
本発明で使用する(B)一般式(B)の構造を有する重合性ビニルモノマーとは以下の構造をいう。
【0021】
【化3】
【0022】
(B)一般式(B)の構造を有する重合性ビニルモノマーとしては、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシプロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシテトラエトキシフェニル)プロパン及び2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン等が挙げられる。
【0023】
(B)一般式(B)の構造を有する重合性ビニルモノマーの使用量は、(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、3〜25質量部が好ましく、5〜15質量がより好ましい。3質量部未満だと接着性が低下するおそれがあり、25質量部を越えても接着性が低下するおそれがある。
【0024】
本発明で使用する(C)一般式(C)の構造を有する重合性ビニルモノマーとは以下の構造をいう。
一般式(C) Z−O−(R2 O) p −H
〔式中、Z及びR2は前述の通りである。〕
【0025】
(C)一般式(C)の構造を有する重合性ビニルモノマーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート及びポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0026】
(C)一般式(C)の構造を有する重合性ビニルモノマーの使用量は(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、25〜75質量部が好ましく、45〜55質量がより好ましい。25質量部未満だと接着性が低下するおそれがあり、75質量部を越えても接着性が低下するおそれがある。
【0027】
本発明で使用する(2)エラストマー成分とは常温でゴム状弾性を有する高分子物質をいい、例えば、重合性ビニルモノマーに溶解又は分散できるものが好ましい。
【0028】
このようなエラストマー成分としては、アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−メチルメタクリレート共重合体、ブタジエン−スチレン−メチルメタクリレート共重合体(MBS) 、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン−アクリロニトリル−スチレン共重合体(MBAS)、並びに、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、線状ポリウレタン、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム及びブタジエンゴム等の各種合成ゴム、天然ゴム、スチレン−ポリブタジエン−スチレン系合成ゴムといったスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリエチレン−EPDM合成ゴムといったオレフィン系熱可塑性エラストマー、並びに、カプロラクトン型、アジペート型及びPTMG型といったウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリブチレンテレフタレート−ポリテトラメチレングリコールマルチブロックポリマーといったポリエステル系熱可塑性エラストマー、ナイロン−ポリオールブロック共重合体やナイロン−ポリエステルブロック共重合体といったポリアミド系熱可塑性エラストマー、1,2−ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、並びに、塩ビ系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらのエラストマー成分は相溶性が良ければ、1種又は2種以上を使用してもよい。
【0029】
これらの中では、重合性ビニルモノマーに対する溶解性及び接着性の点から、アクリロニトリル−ブタジエンゴムが好ましい。さらに、ブタジエン−スチレン−メチルメタクリレート共重合体を併用してもよい。これらのエラストマー成分は相溶性が良ければ、1種又は2種以上を使用することができる。
【0030】
(2)エラストマー成分の使用量は、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、10〜25質量部が好ましく、13〜20質量部がより好ましい。10質量部未満だと接着性が低下し、又、粘度が低下し、垂直面やエッジ面への塗布時に硬化性樹脂組成物が液垂れし、良好に塗布できないおそれがあり、25質量部を越えると粘度が高すぎて、シリンジから吐出できないおそれがある。
【0031】
本発明で使用する(3)重合開始剤としては、有機過酸化物が好ましい。有機過酸化物としては、クメンハイドロパーオキサイド、パラメンタンハイドロパーオキサイド、ターシャリーブチルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンジハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド及びターシャリーブチルパーオキシベンゾエート等が挙げられる。これらの中では、反応性の点で、クメンハイドロパーオキサイドが好ましい。
【0032】
(3)重合開始剤の添加量は、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、0.5〜10質量部が好ましく、1〜7質量がより好ましい。0.5質量部未満だと硬化速度が遅いおそれがあり、10質量部を越えると貯蔵安定性が悪くなるおそれがある。
【0033】
本発明で使用する(4)還元剤は、前記(3)重合開始剤と反応し、ラジカルを発生する公知の還元剤であれば使用できる。代表的な還元剤としては、第3級アミン、チオ尿素誘導体及び金属塩等が挙げられる。
【0034】
第3級アミンとしては、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン及びN,N−ジメチルパラトルイジン等が挙げられる。チオ尿素誘導体としては、2−メルカプトベンズイミダゾール、メチルチオ尿素、シブチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素及びエチレンチオ尿素等が挙げられる。金属塩としては、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅及びバナジルアセチルアセトナート等が挙げられる。これらの中では、被着体からはみ出した表面部分の表面硬化性が良好な点で、金属塩が好ましく、バナジルアセチルアセトナートがより好ましい。
【0035】
(4)還元剤の使用量は、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、0.05〜10質量部が好ましく、0.1〜8質量がより好ましい。0.05質量部未満では硬化速度が遅く、10質量部を越えると未反応の還元剤が残り、接着強度が低下するおそれがある。
【0036】
更に本発明では、粘度と接着性を大きくする点で、(5)充填剤を使用することが好ましい。
【0037】
本発明で使用する(5)充填剤としては、結晶シリカ粉、溶融シリカ粉及びコロイド状微粉シリカ等のシリカ粉、珪砂、カーボンブラック、酸化チタン、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム粉、マイカ、水酸化アルミニウム、アルミニウム粉、ステンレス粉、チタン粉、炭化珪素粉、窒化珪素粉、窒化ホウ素粉、タルク粉、ガラスビーズ等の無機充填剤、並びに、ポリエチレン粉やシリコン樹脂粉等の有機充填剤が挙げられる。これらの中では、重合性ビニルモノマーに対する分散性及び接着性の点で、シリカ粉が好ましい。これら充填剤は分散性が良ければ、1種又は2種以上を使用することができる。
【0038】
(5)充填剤の使用量は、(1)重合性ビニルモノマーと(2)エラストマー成分の合計100質量部に対して、3〜40質量部が好ましく、5〜35質量部がより好ましい。3質量部未満だと粘度と接着性が低下するおそれがあり、40質量部を越えると粘度が高すぎて、シリンジから吐出できなくなるおそれがある。
【0039】
更に本発明では、接着性を大きくする点で、一般式(D)で示される酸性リン酸化合物を使用することができる。
【0040】
【化4】
【0041】
一般式(D)で示される酸性リン酸化合物としては、アシッドホスホオキシエチル(メタ)アクリレート、アシッドホスホオキシプロピル(メタ)アクリレート及びビス(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)フォスフェート等が挙げられる。
【0042】
一般式(D)て示される酸性リン酸化合物の使用量は、接着性の点で、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、0.05〜10質量部が好ましく、0.1〜7質量部がより好ましい。
【0043】
又、本発明で使用する硬化性樹脂組成物は空気に接している部分の硬化を迅速にするために各種パラフィン類を使用することができる。パラフィン類としては、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバろう、蜜ろう、ラノリン、鯨ろう、セレシン及びカンデリラろう等が挙げられる。
【0044】
パラフィン類の使用量は、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、0.1〜5質量部が好ましく、0.3〜2.5質量部がより好ましい。0.1質量部未満だと空気に接している部分の硬化が悪くなるおそれがあり、5質量部を越えると接着強度が低下するおそれがある。
【0045】
更に、貯蔵安定性を改良する目的で重合禁止剤を使用することができる。重合禁止剤としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,6−ジターシャリーブチル−p−クレゾール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリーブチルフェノール)、トリフェニルホスファイト、フェノチアジン及びN−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン等が挙げられる。
【0046】
重合禁止剤の使用量は、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、0.001〜3質量部が好ましく、0.01〜1質量部がより好ましい。0.001質量部未満だと効果がないおそれがあり、3質量部を越えると硬化強度が低下するおそれがある。
【0047】
以上、本発明で使用する成分について説明したが、上記以外にも臭気の少ない重合性ビニルモノマーを使用することができる。
【0048】
更に、粘度、流動性を調整する目的でクロロスルホン化ポリエチレン、ポリウレタン、スチレン−アクリロニトリル共重合体及びポリメチルメタクリレート等の熱可塑性高分子も使用することができる。
【0049】
又、所望により可塑剤、着色剤及び防錆剤等の既に知られている物質を使用することもできる。
【0050】
本発明の実施態様としては、シリンジ塗布用、特に2筒式シリンジ塗布用接着剤組成物として使用する態様が好ましい。シリンジは、簡単な塗布装置であるので、運搬に便利であり、又、熟練した人間でなくても容易に使用できるので、作業性が向上する。さらに、第一剤及び第二剤の混合割合を人為的に管理する必要がなく、常に一定の最適な割合で混合塗布できるため、塗布装置及び接着の管理が容易である。
【0051】
通常、ここでいうシリンジとは、カートリッジとカートリッジ内に挿入される押出ロッドから構成されるものをいい、2筒式シリンジとは、二剤型硬化性樹脂組成物を別々に収納する2本のシリンダー状のカートリッジをいう。2筒式シリンジを用いた場合、装置が小型で、どこへでも携帯して使用できるために、手動式ガンで塗布することが好ましい。2筒式シリンジを備えた手動式ガンとしては、例えば、二剤型硬化性樹脂組成物を別々に収納する2本のシリンダー状のカートリッジと、この2本のカートリッジを装着し、かつ、グリップ部、レバー部及びそれぞれ先端にピストン状の押出部を有する2本の押出ロッドを備えた押出装置と、この押出装置を用い、カートリッジの先端に接続されたノズル部とからなり、グリップ部を持ってレバー部を引き絞ると、押出部により各カートリッジ内の接着剤組成物をノズル部へと押出され、合流し、吐出できるようにする塗布装置等が挙げられる。
【0052】
この場合には、本発明の接着剤組成物の必須成分全てを貯蔵中は混合せず、接着剤組成物を2筒式のシリンジに第一剤及び第二剤に分けて充填する。この時、第一剤に(3)重合開始剤を、第二剤に(4)還元剤を別々に充填貯蔵する。両剤を同時に塗布、接触、硬化することにより、2筒式シリンジ塗布用接着剤組成物として使用できる。
【0053】
別の実施態様としては、第一剤及び第二剤のいずれか一方又は両方に(1)重合性ビニルモノマーとその他の任意の成分を予め含有せしめ、硬化時に両剤を混合後、単一筒式のシリンジに充填することにより、一剤型の接着剤組成物として使用する態様が挙げられる。
【0054】
これらの実施態様の中では、貯蔵安定性に優れる点で、二剤型接着剤組成物として使用することが好ましい。
【0055】
本発明では、硬化性樹脂組成物の硬化体により、被着体を接合し、接合体を作製する。被着体の各種材料については、紙、木材、セラミック、ガラス、陶磁器、ゴム、プラスチック、モルタル、コンクリート及び金属等制限はないが、被着体が金属の場合により優れた接着性を示す。
【0056】
【実施例】
以下実験例により本発明を説明する。
【0057】
各物質について市販品を用いた。但し、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフェニル)プロパンは一般式(B)でのqが5のものを使用し、パラフィン類はパラフィンを使用し、重合禁止剤はハイドロキノンモノメチルエーテルを使用した。尚、各物性については、次のようにして測定した。
【0058】
更に、手動式吐出ガンとしては、二剤型接着剤組成物を別々に収納する2本のシリンダー状のカートリッジ(2筒式シリンジ)と、この2本のカートリッジを装着し、かつ、グリップ部、レバー部及びそれぞれ先端にピストン状の押出部を有する2本の押出ロッドを備えた押出装置と、この押出装置を用い、カートリッジの先端に接続された、先端がノズル部であるスタティックミキサーとからなり、グリップ部を持ってレバー部を引き絞ると、押出部により各カートリッジ内の接着剤組成物がスタティックミキサーで混合し、ノズル部へと押出され、吐出できるようにした塗布装置を用いた。
【0059】
〔静止粘度〕
JIS K−6838に従い、試料を液温25℃に調整した。BH型粘度計を用い、ロータ回転数2rpm及び20rpmで2分間回転後の指針の目盛りより静止粘度を算出した。又、チクソトロピー係数(チクソ値)は、回転数2rpmでの静止粘度を20rpmの静止粘度で割った値とした。
【0060】
〔液垂れ性〕
手動式吐出ガンにより、スタティックミキサーで混合したもの約1gを2筒式シリンジからステンレス製平板上に点状に塗布し、30秒間静置した。その後、板を垂直に立て、点状に塗布した接着剤組成物が硬化する迄に垂れた長さを測定した。
【0061】
〔糸引き性〕
手動式吐出ガンにより、スタティックミキサーで混合したもの約1gを2筒式シリンジのノズル先端からステンレス製平板上に塗布し、ノズル先端からの接着剤組成物の糸引きの状態を観察した。
判定:○糸引き無し、△糸引きやや有り、×糸引き有り
【0062】
〔シリンジ塗布性〕
手動式吐出ガンにより、スタティックミキサーで混合したもの約1gを2筒式シリンジからステンレス製平板上に塗布し、接着剤組成物の押し出し易さを評価した。
判定:○押し出し塗布が容易、△やや力を加えれば押し出し塗布ができる、×押し出しにかなり抵抗があり塗布できない
【0063】
〔引張剪断接着強さ〕
温度23℃、湿度50%の環境下でJIS K−6850に従い、一枚の試験片(100mm×25mm×1.6mmのアルミニウムA−2024サンドブラスト処理鋼板)の片面に接着剤組成物を、2筒式シリンジを装着した手動式吐出ガンを用いて塗布し、もう一枚の試験片(100mm×25mm×1.6mmのアルミニウムA−2024サンドブラスト処理鋼板)と貼合わせた。この後、室温で24時間養生し、これを引張剪断接着強さ測定用試料とした。 尚、接着剤組成物層の厚さを均一化するため、粒径125μmのガラスビーズを微量添加した。引張剪断接着強さ(単位:MPa)は、温度23℃、湿度50%の環境下、引張速度10mm/分で測定した。
【0064】
〔剥離接着強さ〕
温度23℃、湿度50%の環境下でJIS K−6854に従い、一枚の試験片(200×25×0.5mm、アルミニウムA−2024サンドブラスト処理鋼板)の片面に接着剤組成物を、2筒式シリンジを装着した手動式吐出ガンを用いて塗布し、もう一枚の試験片(100×25×1.6mmのアルミニウムA−2024サンドブラスト処理鋼板)と貼合わせた。この後、室温で24時間養生し、これを剥離接着強さ測定用試料とした。尚、接着剤組成物層の厚さを均一化するため、粒径400μmのガラスビーズを微量添加した。剥離接着強さ(単位:kN/m)は、温度23℃、湿度50%の環境下、引張速度50mm/分でT型剥離接着強さを測定した。
【0065】
〔衝撃接着強さ〕
温度23℃、湿度50%RHの環境下でJIS K−6855に従い、一枚の試験片(25mm×25mm×9mm、鉄サンドブラスト処理ブロック)の片面に接着剤組成物を、2筒式シリンジを装着した手動式吐出ガンを用いて塗布し、もう一枚の試験片(25mm×44mm×19mm、鉄サンドブラスト処理ブロック)と貼合わせた。この後、室温で24時間養生し、これを衝撃接着強さ測定用試料とした。衝撃接着強さ(単位:kJ/m2)は、温度23℃、湿度50%の環境下、アイゾット衝撃試験機で測定した。
【0066】
〔臭気〕
接着剤組成物の臭気の強さを次のようにした。
判定:○殆ど臭気がない、×明らかな臭気がある
【0067】
実験例1
表1の組成比で各物質を混合して表1に示す第一剤と第二剤からなる接着剤組成物を調製し、等量ずつ使用した。得られた二剤型接着剤組成物につき、物性を測定した。結果を表1に併記した。
【0068】
【表1】
【0069】
実験例2
表2の使用量で各物質を混合して表2に示す第一剤と第二剤からなる接着剤組成物を調製したこと以外は、実験例1と同様に行った。結果を表3に併記した。
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】
実験例3
表4の使用量で各物質を混合して表4に示す第一剤と第二剤からなる接着剤組成物を調製したこと以外は、実験例1と同様に行った。結果を表4に併記した。
【0073】
【表4】
【0074】
実験例4
表5の使用量で各物質を混合して表5に示す第一剤と第二剤からなる接着剤組成物を調製したこと以外は、実験例1と同様に行った。結果を表5に併記した。
【0075】
【表5】
【0076】
【表6】
【0077】
【発明の効果】
本発明の硬化性樹脂組成物により、低臭気で、剪断接着強さ、剥離接着強さ及び衝撃接着強さがいずれも大きいので接着特性に優れ、塗布しやすい接着剤組成物が得られる。特に臭気の低減により、作業環境の改善ができる。更に、2筒式シリンジ等といった、小型でどこへでも携帯できる手動式の塗布装置を用いて容易に塗布でき、塗布装置のノズルから糸引きすることなく塗布でき、垂直面やエッジ面に対して液垂れすることなく塗布できる。従って、熟練されていない作業者が、どんな場所でも接着剤組成物を目的とする接着面に正確、充分、強固に、そして優れた作業環境下で、容易に塗布できるので、その産業上の有益性は極めて大きい。
Claims (11)
- 20rpmでの静止粘度が11万mPa以下であり、2rpmでの静止粘度を20rpmでの静止粘度で割ったチクソトロピー係数が1.7以上であり、かつ、下記(1)〜(5)を含有してなる2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物。
(1)下記(A)〜(C)を含有する重合性ビニルモノマー
(A)一般式(A)の構造を有する重合性ビニルモノマーを(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、20〜60質量部、
一般式(A) Z−O−(R2 O) p−R1
〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基を示し、R1はフェニル基又は炭素数1〜3のアルキル基を有するフェニル基を示すR2は−C2H4−、−C3H6−、−CH2CH(CH3)−、−C4H8−又は−C6H12−を示し、pは1〜10の整数を表す。〕
(B)一般式(B)の構造を有する重合性ビニルモノマーを(1)重合性ビニルモノマー100質量部中、3〜25質量部
一般式(C) Z−O−(R2 O) p −H
〔式中、Z及びR2は前述の通りである。〕
(2)エラストマー成分を、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、10〜25質量部
(3)重合開始剤を、(1)重合性ビニルモノマー100質量部に対して、0.5〜10質量部
(4)還元剤を、(1)重合性ビニルモノマー100質量部100質量部に対して、0.05〜10質量部
(5)充填剤を、(1)重合性ビニルモノマーと(2)エラストマー成分の合計100質量部に対して、3〜40質量部 - (5)充填剤の使用量が、(1)重合性ビニルモノマーと(2)エラストマー成分の合計100質量部に対して、4〜31質量部である請求項1又は2記載の2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物。
- さらに、パラフィン類を含有してなる請求項1〜3のうちの1項記載の2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物。
- さらに、重合禁止剤を含有してなる請求項1〜4のうちの1項記載の2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物。
- 硬化性樹脂組成物を第一剤及び第二剤に分け、第一剤が(3)重合開始剤を含有してなり、第二剤が(4)還元剤を含有してなる、請求項1〜5のうちの1項記載の2筒式シリンジ塗布用二剤型硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜6のうちの1項記載の硬化性樹脂組成物からなる2筒式シリンジ塗布用接着剤組成物。
- 請求項1〜6のうちの1項記載の2筒式シリンジ塗布用硬化性樹脂組成物を使用してなることを特徴とする被着体の接着方法。
- 請求項6記載の2筒式シリンジ塗布用二剤型硬化性樹脂組成物を別々に収納する2本のシリンダー状のカートリッジと、この2本のカートリッジを装着し、かつ、グリップ部、レバー部及びそれぞれの先端にピストン状の押出部を有する2本の押出ロッドを備えた押出装置と、この押出装置を用い、カートリッジの先端に接続されたノズル部とからなる手動式ガン。
- 請求項9記載の手動式ガンのグリップ部を持ってレバー部を引き絞り、押出部により各カートリッジ内の硬化性樹脂組成物をスタティックミキサーで混合し、ノズル部へ押出し、合流し、吐出することにより、塗布することを特徴とする、被着体の接着方法。
- 請求項9記載の手動式ガンのグリップ部を持ってレバー部を引き絞り、押出部により各カートリッジ内の硬化性樹脂組成物をスタティックミキサーで混合し、ノズル部へ押出し、合流し、吐出することにより、糸引きすることなく塗布でき、液垂れすることなく塗布できることを特徴とする、被着体の接着方法。
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