JP4722168B2 - 生理用ナプキン - Google Patents

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Description

本発明は、フィット性に優れ、漏れ防止性に優れた生理用ナプキンに関する。
一般に、生理用ナプキンや失禁パッド、母乳パッド等の吸収性物品として、肌当接面を形成する液透過性の表面層、液不透過性の裏面層、及び該表面層と該裏面層との間に介在された液保持性の吸収層を有する実質的に縦長の吸収性物品はよく知られている。この様な吸収性物品は、血液、尿等の体液を漏れなく吸収・保持させることが要求される。
体液を漏れなく吸収・保持させるための技術としては、従来より、吸収性物品の両側部に装着者側に突出する防漏部を形成させる技術が知られている。この様な防漏部を形成させる技術としては、吸収層の側外方において表面層である表面シートに吸収性物品の長手方向に弾性部材を固定して、該表面シートを裏面層としての裏面シートから断面山形に起立させる技術(特許文献1)や、吸収体の周囲において起立するシート状のバリアカフスと、該バリアカフスの更に外方に配置されるガスケットカフスとを設ける技術(特許文献2)、弾性片(合成樹脂フィルム)を肌当接面の両側縁部に伸張させた状態で配置しその両端を固定させて、伸縮により弾性片の中央部を起立させる技術(特許文献3)等がある。
また、特許文献4〜6には、吸収性物品の左右両側縁から外方に延出されるように配されたシート材に複数のひも状の弾性部材が配されて、吸収性物品の上方に起立される一対の防漏壁が形成された吸収性物品が提案されている。
特開平1−213402号公報 特開昭62−250201号公報 特開平8−117273号公報 特開平5−345001号公報 特開平7−163620号公報 特開平7−112007号公報
しかし、上述の各提案に係る吸収性物品では、上記の従来技術における防漏部では、漏れ防止効果と違和感のない良好な装着感の両方を満足することはできない。
従って、本発明の目的は、優れた防漏性が発揮され、良好な装着感を得ることのできる生理用ナプキンを提供することにある。
本発明は、肌当接面を形成する液透過性の表面層、液不透過性の裏面層、及び該表面層と該裏面層との間に介在された液保持性の吸収層を有する実質的に縦長の吸収性物品において、吸収性物品の左右両側には、それぞれ、複数本のひも状の弾性部材が、吸収性物品の長手方向に向けて伸長された状態で配設されており、該弾性部材の収縮により肌当接面側に凸の凸曲面形状の立体形態が形成されている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の生理用ナプキンは、優れた防漏性が発揮され、良好な装着感が得られるものである。
以下、本発明の生理用ナプキンの好ましい一実施形態について説明する。本実施形態の生理用ナプキン1は、図1〜3に示すように、肌当接面を形成する液透過性の表面層としての表面シート2、液不透過性の裏面層としての裏面シート3、及び該表面シート2と該裏面シート3との間に介在された液保持性の吸収層としての吸収体4を有し、実質的に縦長の形状をしている。
而して、本実施形態の生理用ナプキン1は、図1〜3に示すように、該生理用ナプキン1の左右両側1a、1bには、それぞれ、複数本のひも状の弾性部材5(5a、5b)が、生理用ナプキン1の長手方向に向けて伸長された状態で配設されて、該弾性部材5(5a、5b)の収縮力により、肌当接面11側に凸の凸曲面形状の立体形態Uが形成されている。
ここで「ひも状」とは、糸状のものや細長にスリットしてなるフィルム等を含む意であり、具体的には好ましくは幅10mm以下のものであればよい。
更に詳述すると、本実施形態においては、吸収体4は、ほぼ長方形状の下方吸収体4aと該下方吸収体4a上の中央部に載置された略楕円形状の上方吸収体4bとからなる。表面シート2は、吸収体4の表面側、側面及び下面の左右両側部を覆って配されている。裏面シート3は、吸収体4の下面を覆って且つ該吸収体の側縁よりも外方に向けて延出されている。
弾性部材5は、表面層としての表面シート2上に配された弾性部材付設用の帯状のシート材6に等間隔で3本配されており、それぞれシート材6の長手方向全域に亘って配されている。なお、「表面シート2上」とは、表面シート2の上方の意であり、本実施形態のように、シート材6の一部でも表面シート2の上方に位置すればよい。
シート材6は、生理用ナプキン1の左右両側縁部において生理用ナプキン1の長手方向全域に亘って配されており、1側縁6aは、裏面シート3に接合・固定されており、他側縁6bは、表面シートに接合・固定されている。また、両端縁は、それぞれ裏面シート3及び表面シートに接合・固定されている。即ち、シート材6は、その周縁、即ち両側縁6a、6b及び両端縁は、固定されているが、その他の部分は何れにも固定されておらず、自由状態とされている。
そして、立体形態Uにおいて裏面層を形成する裏面シート3の上方には、裏面シート3及びシート材6に囲まれた空隙9が形成されている。
また本実施形態の生理用ナプキン1では、長手方向の中央部の肌当接面に生理用ナプキン1の長手方向に沿う一対の線状の溝7,7が、エンボス加工により形成されている。溝7,7により、シート材6は、表面シート2に固着されている。即ち、溝7,7は、シート材6の表面に設けられていると共に、表面シート2及び吸収体4の表面側にも設けられている。また、生理用ナプキン1の内方に向けて凸となるように湾曲されている。
複数の弾性部材5のうち、幅方向中央部に配された伸張された状態の弾性部材5aの収縮力は、左右両側に配された伸長された状態の弾性部材5bの収縮力よりも高くなされているのが、良好な立体形態Uを付与する点で好ましい。
このように収縮力の差を設けるには、中央部と両側とを同じ弾性材料を用いた場合には、伸張率若しくは弾性材料を配する間隔を変えればよく、また、異なる弾性部材を用いた場合には、中央部に配する弾性材料を弾性率等の弾性物性の良いものを用いればよい。また、この差は、後述する高さが保たれる程度とするのが好ましいが、特に制限されない。
また、立体形態Uの高さhは、1〜15mmが好ましく、2〜10mmがより好ましい。高さを1mm以上とすることにより、側部のフィット性が高くなり、15mm以下とすることにより、違和感が生じず、装着感が低下することがないので、好ましい。
立体形態Uを形成する部位の幅(本実施形態においてはシート材6の幅とほぼ同じである)w1の生理用ナプキン1の幅Wに対する比(w1/W)は、0.1〜0.4とするのが好ましい。
生理用ナプキン1は、該生理用ナプキン1の長手方向において、肌当接面11側に凹状に湾曲した形状を有する。
具体的には、良好フィット性を得る点で、生理用ナプキンの長手方向における肌当接面側に凹状に湾曲する湾曲率としては、曲率半径r(図3参照)が50〜300mmであることが好ましく、100〜200mmであることがより好ましい。
このように好ましい曲率半径r及び幅方向の凸面形状の高さhを得ることは、伸縮性材料の伸縮物性、伸縮率及び伸縮材料の幅方向の固定点15b,15cに関係する。
次に、本実施形態の生理用ナプキン1を構成する各部材の形成材料について説明する。
上記表面シート2、上記裏面シート3及び上記吸収体4の形成材料としては、従来公知の生理用ナプキンに用いられるものを特に制限なく用いることができる。
また、上記シート材6としては、下記するシート材料等が用いられる。
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維からなる湿式もしくは乾式不織布、及びポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム材料やフィルム材料を開孔した開孔フィルム等が用いられる。
肌触り等の点では、メルトブローン不織布、サクションヒードボンド不織布、スパンボンド不織布等の乾式不織布が好ましく、防漏性を高めるために撥水性であることが望ましい。
上記弾性部材5としては、細長く、伸び縮みする材料であればよく、天然ゴム(糸状ゴム、平ゴム等)、熱可塑性エラストマー〔ウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、PE等〕、更に具体的には、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−αオレフィン共重合体等を糸状に成形するか又はフィルムに成型し細幅にスリットしたものが挙げられる。
本実施形態の生理用ナプキン1は、通常の生理用ナプキンと同様に使用することができる。
そして、本実施形態の生理用ナプキン1は、上述の如く構成されているので、立体形態Uが着用者の排泄部の側部に良好にフィットし、漏れ防止性、特に横漏れ防止性が向上される。また、生理用ナプキン1が、その長手方向において、肌当接面側に凹状に湾曲した形状となっているため、長手方向においても、身体の曲線にフィットし前後の液漏れも効果的に防止できる。
弾性部材で形成される凸曲面の立体形態Uは、着用者の足の動き(股間幅の変動)にも、常にフィットしながら自在に変形可能であり、特に凸曲面の立体形態において裏面層の上方に空隙9を有するものに関しては、着用者の動き/圧力を緩和し、吸収体側部に圧力を伝え難く、生理用ナプキンが一層ヨレたりずれたりせず、より一層モレを効果的に防止できる。
本実施形態の生理用ナプキンは、常法に従って、吸収体を表面シート及び裏面シートで狭持した後、弾性部材を張設したシート材を所定位置に接合固定する等して得られる。
、上記弾性部材は、上記表面層を形成する表面シートに配することもできる。
また、裏面層と吸収層とを一体に成形することもでき、また、表面層と吸収層とを一体に成形することもできる。
また、生理用ナプキン1の裏面シート3側にウイングを設けることもできる。
また、上記弾性部材が3本設けられたものを例示して説明したが、弾性部材を配置する位置を調整すれば弾性部材の数は2本でもよい。

図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを伸長させた状態を示す平面図である。 図2は、弾性部材を自由状態として図1のX−X線で切断した状態を示す一部切断斜視図である。 図3は、弾性部材を自由状態とした状態での図1のY−Y線断面を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 弾性部材
6 シート材
7 溝

Claims (4)

  1. 肌当接面を形成する液透過性の表面層、液不透過性の裏面層、及び該表面層と該裏面層との間に介在された液保持性の吸収層を有する実質的に縦長の生理用ナプキンにおいて、
    上記生理用ナプキンの左右両側には、それぞれ、複数本のひも状の弾性部材が、該生理用ナプキンの長手方向に向けて伸長された状態で配設されており、該弾性部材の収縮により肌当接面側に凸の凸曲面形状の立体形態が形成されており、
    上記弾性部材は、上記表面層上に配され且つ上記吸収層に直接接合・固定されない帯状のシート材に配されており、
    上記吸収層の幅方向中央部は、該吸収層の左右両側部に比して厚みが大きく且つ肌当接面側に突出しており、
    上記シート材の幅方向一側縁が、上記吸収層の側縁よりも幅方向外方にて、上記裏面層に接合・固定され、該シート材の幅方向他側縁が、該吸収層の左右両側部の上方にて、上記表面層に接合・固定されており、
    上記生理用ナプキンは、該生理用ナプキンの長手方向において、肌当接面側に凹状に湾曲した形状を有している生理用ナプキン。
  2. 前記弾性部材のうち、幅方向中央部に配された伸張された状態の弾性部材の収縮力は、左右両側に配された伸長された状態の弾性部材の収縮力よりも高い請求項1記載の生理用ナプキン。
  3. 上記弾性部材は、上記表面層上に配された帯状のシート材に配されている請求項1記載の生理用ナプキン。
  4. 前記立体形態においては、裏面層上に空隙が形成されている請求項1〜3の何れかに記載の生理用ナプキン。
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