JP4721138B2 - ポリエステル樹脂からなる扁平容器 - Google Patents
ポリエステル樹脂からなる扁平容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4721138B2 JP4721138B2 JP2004272637A JP2004272637A JP4721138B2 JP 4721138 B2 JP4721138 B2 JP 4721138B2 JP 2004272637 A JP2004272637 A JP 2004272637A JP 2004272637 A JP2004272637 A JP 2004272637A JP 4721138 B2 JP4721138 B2 JP 4721138B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- flat
- flat container
- polyester resin
- difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2949/00—Indexing scheme relating to blow-moulding
- B29C2949/07—Preforms or parisons characterised by their configuration
- B29C2949/0861—Other specified values, e.g. values or ranges
- B29C2949/0862—Crystallinity
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
この他、ブロー成形により扁平容器を製造する方法はいくつか開示されているが、一般に、断面が扁平であることによって有底パリソンのキャビティ内での延伸膨張が均一にならないために、容器壁の肉厚の均質性が得られ難く、また、短径側の延伸不足による肉溜りの発生もあり、容器の胴部の肉厚が均一な扁平容器の製造は困難である。肉厚が不均一になると薄肉部による容器の機械的な強度や耐熱性などの低下が起こり、高温時の容器内飲料による内圧負荷や温度低下時の内部収縮による外圧負荷に耐えられずに容器の変形が起こる惧れがある。
[1]ポリエステル樹脂をブロー成形した扁平容器であって、長径と短径の比である扁平比が1.3以上であり、容器の胴部の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比が1.6以下であり、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における95℃引張り試験での伸びの差が150%以下であることを特徴とするポリエステル樹脂扁平容器。
[2]ポリエステル樹脂をブロー成形した扁平容器であって、長径と短径の比である扁平比が1.3以上であり、容器の胴部の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比が1.6以下であり、容器の胴部の結晶化度が30%以上であり、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部におけるTMA無荷重変化量の差が75℃と100℃において500μm以下であることを特徴とするポリエステル樹脂扁平容器。
[3]ポリエステル樹脂をブロー成形した扁平容器であって、長径と短径の比である扁平比が1.3以上であり、容器の胴部の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比が1.6以下であり、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における95℃引張り試験での伸びの差が150%以下であり、容器の胴部の結晶化度が30%以上であり、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部におけるTMA無荷重変化量の差が75℃と100℃において500μm以下であることを特徴とするポリエステル樹脂扁平容器。
[4]扁平容器の胴部の断面形状が矩形又は楕円形であることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかにおけるポリエステル樹脂扁平容器。
[5]扁平容器が二段ブロー成形法により成形された二軸延伸容器であることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかにおけるポリエステル樹脂扁平容器。
[6]ポリエステル樹脂がポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかにおけるポリエステル樹脂扁平容器。
[7]扁平容器がポリエステル樹脂層及び機能性熱可塑性樹脂層の多層構造からなることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれかにおけるポリエステル樹脂扁平容器。
したがって、当扁平容器は、高温飲料用容器あるいは高温殺菌飲料容器として特に優れたものであり、他に、食品一般や医薬品用としても好適である。
(1)扁平容器
図3〜図4に示すように本願発明の扁平容器は、好ましくは口部を除き、容器の断面が矩形や楕円形などの扁平形状を有す容器である。図3〜図4において、扁平容器における、正面図と側面図及び矢視図などの外観図並びに断面図が図示されている。
扁平形状により、消費者の手指の把持による飲料ボトルの持ちやすさに優れ、使用時に容器表面が濡れていても滑らず、また、複雑形状による審美性をも有す。
本願発明の特定化された扁平容器は、ポリエステル樹脂から予備成形された有底パリソンをブロー成形することにより製造されるものである。
なお、本願の発明者らは、本願発明の創作より先に、肉厚が均一であり、機械的な強度と耐熱性に優れ、高温においても容器の形状が安定する扁平容器を製造するための、扁平容器のブロー成形方法の発明を案出して、先に出願しているので(特願2003−314851)、本願発明の扁平容器の成形には、容器壁の肉厚を均一に成形し所望の扁平容器を製造するために、好ましくはこの先願発明に係るブロー成形法を援用することができる。
1次ブローの横延伸倍率は3〜5倍、縦延伸倍率は2〜4倍まで上げることができ、結晶の高配向と延伸の均質化がもたらされる。また、短径側の延伸倍率(容器の短径/プリフォームの中心径)は2.5倍程度に抑えることもできる。1次ブローの金型温度条件は、PETにおいては150℃程度とされ、フリーブローでは空冷により冷却する。ブロー成形は、成形品の物性を高めるために、二軸延伸の二段ブロー法が好ましい。
なお、一般に容器の口部は延伸されないので、別途に加熱結晶化して強度と耐熱性を向上させる。
本願発明の特定化された扁平容器は、好適には以上の段落0013〜0015に記載したような方法によって、ポリエステル樹脂から予備成形された有底パリソンをブロー成形することにより製造されるものであり、以下に記載した扁平比や肉厚比などの諸特性は、成形条件などの設定により、また後記する各実施例においてなされているように、適宜に付与されるものである。
扁平性を表す容器の胴部断面の長径と短径(共に外径)の比であり、容器の扁平性の指標となる扁平率を表す。具体的には、図3〜図4に示す扁平性を有す容器において、容器(1,101)の胴部(2,102)の水平断面(B−B,D−D)における長径(6,106)と短径(7,107)の比で表示される。
本願発明においては、扁平比が、容器の胴部の肉厚比などと共に、高温での容器の胴部における伸長性及び高温での容器の胴部の熱的な無荷重変化量あるいは容器の胴部の結晶化度などと関連して、扁平容器の機械的な強度や耐熱性などに深く関わるので、扁平比は実験データ(後記の表1に掲示)からして1.3以上であることが必要であり、この数値規定は、消費者の手指の把持による飲料ボトルの持ち易さ、及び複雑形状による審美性をももたらす。
容器の胴部の肉厚比は、容器の胴部全体の肉厚の均一性を示す指標であり、数値1により近いほうが肉厚が全体的に均一となり好ましく、容器首部及び接地部を除く容器胴部の断面の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比として示される。
肉厚比は、扁平比と同様に、高温での容器の胴部における伸長性及び高温での容器の胴部の熱的な無荷重変化量あるいは容器の胴部の結晶化度などと関連して、扁平容器の機械的な強度や耐熱性などに深く関わるので、実験データ(後記の表1に掲示)からして1.6以下であることが必要である。
高温での伸びの差は、扁平容器の機械的な強度や耐熱性などに深く関わるので、具体的には、容器の胴部の最大延伸部(柱部)と最小延伸部(パネル中央部)における95℃引張り試験での伸びの差を採用する。段落0025に後記する実験法により算出され、実験データ(後記の表1に掲示)からして150%以下であることが必要である。
最大延伸部と最小延伸部での伸びの差が150%以下であると、収容内容物を95℃程度の高温で充填しても形状的に安定しており、従来の扁平容器のように形状が変形して歪むことはない。
扁平容器の胴部の結晶性を示す指標(単位:%)であり、扁平比などと共に、扁平容器の機械的な強度や耐熱性などに関わるので、実験データ(後記の表1に掲示)からして30%以上であることが必要である。
結晶化度は特に容器の耐熱性の向上に必須の数値であり、段落0024に後記する実験計算式により算出される。
扁平容器の無荷重変化量の差は、高温での伸びの差と共に、扁平容器の機械的な強度や耐熱性などに深く関わるので、具体的には、75℃と100℃の範囲での容器の胴部における最大延伸部と最小延伸部のTMA(熱機械分析)無荷重変化量の差を採用する。段落0026に後記する実験法により算出され、実験データ(後記の表1に掲示)からして500μm以下であることが必要である。
TMA無荷重変化量の差は、特に耐熱性の評価を示し、500μm以下であると、収容内容物を95℃程度の高温で充填しても形状的に安定しており、従来の扁平容器のように形状が変形して歪むことはない。
扁平容器は、容器の胴部における最大延伸部と最小延伸部の延伸倍率又は二次加工量が異なるため、柱部とパネル部の耐熱性が異なり、収容内容物を高温で充填するとパネル部が出っ張り耐熱性が不良となる傾向があるが、この規定を満たす本願発明の扁平容器は、従来法のものに比べて、最大延伸部と最小延伸部の配向状態の差が小さくて耐熱性に優れており、収容内容物を高温で充填してもパネル部が出っ張ることはない。
扁平容器の樹脂材料はポリエステル樹脂であり、ポリ乳酸なども例示できるが、機械的強度と耐熱性を考慮し、主として通常のポリエチレンテレフタレート(PET)が使用される。ポリエチレンテレフタレートは、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートであり、好ましくは、酸成分の90モル%以上がテレフタル酸で、グリコール成分の90モル%以上がエチレングリコールである結晶性の樹脂を使用する。このPETの他の酸成分としてはイソフタル酸やナフタリンジカルボン酸など、他のグリコール成分としてはジエチレングリコール、1,4‐ブタンジオール、シクロヘキサンジメタノールやプロピレングリコールなどが例示できる。
容器を構成する樹脂には酸素吸収性ないしは酸素遮蔽性などの機能性樹脂をブレンドすることもできる。また、用途に応じて、通常の着色剤や紫外線吸収剤あるいは酸化防止剤や抗菌剤などの各種の添加剤を適宜に配合してもよい。
本願発明は、扁平容器がポリエステル樹脂層及び機能性熱可塑性樹脂層の多層構造からなることを特徴とするポリエステル樹脂扁平容器をも対象とし、そのために、本願発明においては、適宜に多層材料である積層有底パリソンを使用もでき、例えば、ポリアミドやエバールなどと積層すると酸素遮蔽性が向上する。また、酸素吸収層を中間層に設けて酸素吸収性を向上させてもよい。酸素吸収層に用いる酸化可能有機成分はポリエンから誘導される重合体が好ましい。かかるポリエンとしては、炭素原子数4〜20のポリエン、鎖状又は環状の共役又は非共役ポリエンから誘導された単位を含む樹脂が好適に使用される。
1.)結晶化度の測定
扁平容器の胴部より試験片を切り出し、密度勾配管法により試験片の密度ρ(g/cm3)を求める。結晶化度は次式により計算する。
結晶化度(%)={ρc(ρ−ρa)/ρ(ρc−ρa)}×100
ρc:結晶密度(1.455g/cm3)
ρa:非晶密度(1.335g/cm3)
図3に示すように扁平容器の胴部の同一高さ上での最大延伸部(柱部)9と最小延伸部(パネル中央部)10より縦(高さ)方向に切り出した5×40mmの短冊状試験片を、95℃の恒温器の中で引張り試験を行う。その2箇所の最大の伸びの差を95℃引張り伸び量の差とする。
なお、チャック間距離を10mm、クロスヘッドスピードを10mm/分で測定し、チャック間距離をL0、サンプルの伸びた距離をΔLとして、伸び(%)=(ΔL/L0)×100で表示した。
装置は、(株)オリエンテック社製テンシロン万能試験機UCT−500を使用した。
なお、図1に95℃引張り試験伸び量差の測定結果の例を表すグラフ図を例示する。図1においては、最大延伸部と最小延伸部における最大の伸び量の差は、389−333=56%となる。
図3に示すように扁平容器の胴部の同一高さ上での最大延伸部(柱部)9と最小延伸部(パネル中央部)10より縦(高さ)方向に切り出した5×40mmの短冊状試験片を、TMA(熱機械分析法)により測定する。その2箇所の変化量の差をTMA無荷重変化量の差とする。
なお、TMA無荷重変化量の差の測定方法としては、試験片にかける応力を0とし、チャック間距離を20mm、室温から100℃まで昇温速度5℃/分にて測定する。変化量の数値化はガラス転移温度付近の75℃を起点とし100℃までの変化量にて算出する。装置は、セイコーインスツルメンツ(株)社製のDMS−6100を使用した。
なお、図2にTMA無荷重変化量の差の測定結果の例を表すグラフ図を例示する。図2より、75℃を基準として100℃になったときの最大延伸部と最小延伸部の変化量の差を表わすと、42−(−68)=110μmとなる。(実施例−1に相当)
扁平容器に87℃の熱水充填を行い、密栓後さらに75℃温水シャワーを5分間行い、容器の変形の有無を目視にて評価した。(○:変形無し ×:変形有り)
市販のポリエチレンテレフタレート(PET)を使用して、外径22mm,厚さ3.4mm,高さ80mmの有底パリソンを予備成形し、フリーブローにより加熱空気を吹き込んで、外径90mmに1次延伸ブローした。
1次ブローした有底パリソンを、600℃のオーブン内で8秒間収縮固定して、外径60mmの収縮有底パリソンとした。
2次ブロー用金型(140℃に設定)の断面矩形のキャビティ(断面:短径50m,長径66mm)内に、収縮有底パリソンを短径方向に押し潰して収納した。
押し潰して変形された収縮有底パリソン内に、20℃,3MPaの空気を送入して2次ブロー成形を行い、断面が矩形の扁平比1.3の扁平容器を成形した。
この扁平容器の胴部の結晶化度、容器の断面の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における95℃引張り試験での伸び量差、及び容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における75℃と100℃の範囲でのTMA無荷重変化量の差の測定結果を表1に示す。
表1に記載された数値のとおり、各比較例に比して、容器の胴部の周方向肉厚比が小さく、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における物性差が小さく、したがって、耐熱性も良好であり機械的な強度も充分なものであった。
1次ブロー成形をフリーブローでなく1次ブロー用金型を使用し、2次ブロー用金型として断面楕円形のキャビティ(断面:短径47mm,長径70mm)を使用した以外は、実施例−1と同様に行い、断面が楕円形の扁平比1.5の扁平容器を成形した。
1次ブロー成形をフリーブローでなく1次ブロー用金型を使用し、2次ブロー用金型として断面矩形のキャビティ(断面:短径40mm,長径80mm)を使用した以外は、実施例−1と同様に行い断面が矩形の扁平比2.0の扁平容器を成形した。
1次ブロー成形をフリーブローでなく1次ブロー用金型を使用し、2次ブロー用金型として断面矩形のキャビティ(断面:短径36mm,長径90mm)を使用した以外は、実施例−1と同様に行い断面が矩形の扁平比2.5の扁平容器を成形した。
実施例2〜4で成形した扁平容器の胴部の結晶化度、容器の断面の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における95℃引張り試験での伸び量の差、及び容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における75℃と100℃の範囲でのTMA無荷重変化量の差の測定結果を表1に示す。
実施例2〜4は、表1に記載された数値のとおり、各比較例に比して、容器の胴部の周方向肉厚比が小さく、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における物性差が小さく、したがって、耐熱性も良好であり機械的な強度も充分なものであった。
実施例−1で用いたものと同じ予備成形有底パリソンを使用して、予備有底パリソンを1次ブロー用金型で延伸して、収縮有底パリソンを短径方向に押し潰さない大きさで金型に収納して、実施例−1で用いたものと同じ2次ブロー用の金型を使用して、同じブロー条件にてブロー成形を行い、断面が矩形の扁平比1.3の扁平容器を成形した。
実施例−1で用いたものと同じ予備成形有底パリソンを使用して、予備有底パリソンを1次ブロー用金型で延伸して、収縮有底パリソンを短径方向に押し潰さない大きさで金型に収納して、実施例−3で用いたものと同じ2次ブロー用の金型を使用して、同じブロー条件にてブロー成形を行い、断面が矩形の扁平比2.0の扁平容器を成形した。
比較例1〜2で成形した扁平容器の胴部の結晶化度、容器の断面の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における95℃引張り試験での伸び量差、及び容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における75℃と100℃の範囲でのTMA無荷重変化量の差の測定結果を表1に示す。
各比較例は、表1に記載された数値のとおり、容器の胴部の周方向肉厚比及び容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における物性差が大きく、したがって、耐熱性及び機械的な強度が劣るものであった。
各実施例及び各比較例を対比することにより、本願発明における、扁平比や肉厚比あるいは95℃引張り試験伸び量の差及びTMA差などの構成要件を満たす扁平容器であれば、耐熱性が優れていることが明確となっている。
各実施例では、最大延伸部と最小延伸部の高温での伸びの差が各比較例に比べて小さく、また、TMA無荷重変化量の差も、各比較例に比べて小さく、耐熱性に優れて、収容内容物を高温で充填しても形状的に安定しており、従来の扁平容器のように形状が変形して歪むことはない。
したがって、本願発明の各構成の要件における有意性及び合理性が実証されている。
2,102 容器胴部
3,103 容器底部
4,108 容器首部
5,105 容器肩部
6,106 容器胴部長径
7,107 容器胴部短径
8,104 容器口部
9 最大延伸部(柱部)測定サンプル採取位置
10 最小延伸部(パネル中央部)測定サンプル採取位置
Claims (5)
- ポリエステル樹脂をブロー成形した扁平容器であって、長径と短径の比である扁平比が1.3〜2.5であり、容器の胴部の最大肉厚部と最小肉厚部の肉厚比が1.6以下であり、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部における95℃引張り試験での伸びの差が150%以下であり、容器の胴部の結晶化度が30%以上であり、容器の胴部の最大延伸部と最小延伸部におけるTMA無荷重変化量の差が75℃と100℃において500μm以下であることを特徴とするポリエステル樹脂扁平容器。
- 扁平容器の胴部の断面形状が矩形又は楕円形であることを特徴とする、請求項1に記載されたポリエステル樹脂扁平容器。
- 扁平容器が二段ブロー成形法により成形された二軸延伸容器であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載されたポリエステル樹脂扁平容器。
- ポリエステル樹脂がポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載されたポリエステル樹脂扁平容器。
- 扁平容器がポリエステル樹脂層及び機能性熱可塑性樹脂層の多層構造からなることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載されたポリエステル樹脂扁平容器。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004272637A JP4721138B2 (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | ポリエステル樹脂からなる扁平容器 |
CN2005800312267A CN101035714B (zh) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | 由热可塑性树脂构成的扁平容器及其成形方法 |
CN2010102028732A CN101920553B (zh) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | 由热可塑性树脂构成的扁平容器及其成形方法 |
AT05785865T ATE493340T1 (de) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | Thermoplastisches harz umfassender flacher behälter und spritzgiessverfahren dafür |
US11/575,435 US8784957B2 (en) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | Flat container comprising thermoplastic resin and method for molding the same |
EP05785865.6A EP1795449B2 (en) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | Flat container comprising thermoplastic resin and method for molding the same |
DE602005025660T DE602005025660D1 (de) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | Thermoplastisches harz umfassender flacher behälter und spritzgiessverfahren dafür |
PCT/JP2005/017442 WO2006030972A1 (ja) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | 熱可塑性樹脂からなる扁平容器及びその成形方法 |
KR1020077008373A KR101237729B1 (ko) | 2004-09-17 | 2005-09-15 | 열가소성수지로 이루어지는 편평용기 및 그 성형방법 |
US14/284,697 US20140332490A1 (en) | 2004-09-17 | 2014-05-22 | Flat container comprising thermoplastic resin and method for molding the same |
US14/284,681 US20140346717A1 (en) | 2004-09-17 | 2014-05-22 | Flat container comprising thermoplastic resin and method for molding the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004272637A JP4721138B2 (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | ポリエステル樹脂からなる扁平容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006082871A JP2006082871A (ja) | 2006-03-30 |
JP4721138B2 true JP4721138B2 (ja) | 2011-07-13 |
Family
ID=36161703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004272637A Expired - Fee Related JP4721138B2 (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | ポリエステル樹脂からなる扁平容器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4721138B2 (ja) |
CN (1) | CN101035714B (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4843363B2 (ja) * | 2006-04-27 | 2011-12-21 | ザ・コカ−コーラ・カンパニー | プラスチックボトル |
JP5740810B2 (ja) * | 2009-11-20 | 2015-07-01 | 東洋製罐株式会社 | 成形歪が抑制されたポリエステル樹脂製容器及びその製造方法 |
JP6249595B2 (ja) * | 2012-10-18 | 2017-12-20 | 小林製薬株式会社 | 樹脂製容器 |
CN108162361B (zh) * | 2017-12-22 | 2019-12-13 | 亚普汽车部件股份有限公司 | 一种中空管体成型方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54159471A (en) * | 1978-06-06 | 1979-12-17 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | Molding of flat container by injection blow molding |
JP2002283441A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製ボトル型容器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2636040B2 (ja) * | 1988-07-22 | 1997-07-30 | 三井石油化学工業株式会社 | 肉厚の大きく異なる部分を有する偏平容器の中空成形法 |
JP3086882B2 (ja) * | 1991-04-25 | 2000-09-11 | 株式会社吉野工業所 | 耐熱性と耐圧性を備えたボトルの成形方法 |
JPH08294958A (ja) * | 1995-04-26 | 1996-11-12 | Kyoraku Co Ltd | 扁平容器の成形方法およびその金型 |
KR100635292B1 (ko) * | 1998-12-07 | 2006-10-19 | 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 | 가열 멸균용 중공 용기 |
CA2418562C (en) * | 2002-02-15 | 2008-07-22 | Kuraray Co., Ltd. | Coinjection stretch blow molded container |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004272637A patent/JP4721138B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-09-15 CN CN2005800312267A patent/CN101035714B/zh active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54159471A (en) * | 1978-06-06 | 1979-12-17 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | Molding of flat container by injection blow molding |
JP2002283441A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製ボトル型容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101035714A (zh) | 2007-09-12 |
JP2006082871A (ja) | 2006-03-30 |
CN101035714B (zh) | 2010-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4599900B2 (ja) | プリフォーム及びこのプリフォームから成るブロー成形容器 | |
JP4840367B2 (ja) | 二軸延伸ポリエステルボトルの製造方法 | |
EP1795449B2 (en) | Flat container comprising thermoplastic resin and method for molding the same | |
WO2011024694A1 (ja) | 合成樹脂製壜体及びその製造方法 | |
JPS6359513A (ja) | ポリエステル中空成形体の製造 | |
KR101422308B1 (ko) | 박육 2축 연신 폴리에스테르병 | |
JP5533515B2 (ja) | ポリエステル製延伸発泡容器 | |
JP4292918B2 (ja) | プラスチックボトル容器用プリフォーム | |
JP4052055B2 (ja) | プラスチックボトル容器の延伸ブロー成形方法 | |
JP4780443B2 (ja) | 扁平容器二段ブロー成形法 | |
JP5239480B2 (ja) | ポリエチレンテレフタレートボトル | |
JP4721138B2 (ja) | ポリエステル樹脂からなる扁平容器 | |
JP4148065B2 (ja) | プラスチックボトル容器の延伸ブロー成形方法及びこの成形方法により形成されるプラスチックボトル容器 | |
JP2005067683A (ja) | プラスチックボトル容器 | |
US11040476B2 (en) | Stretch-blow formed polyester container and method of producing the same | |
JPS6357312B2 (ja) | ||
JPS63185620A (ja) | 熱固定されたポリエステル延伸成形容器の製法 | |
JP2005112440A (ja) | 容器 | |
WO2018003790A1 (ja) | ポリエステル製延伸ブロー成形容器及びその製造方法 | |
JPS5850177B2 (ja) | 二軸配向したびんの製造方法 | |
JP3835428B2 (ja) | 耐熱性延伸樹脂容器 | |
JP2018083630A (ja) | ポリエステル製延伸ブロー成形容器及びその製造方法 | |
JP2004067156A (ja) | プラスチックボトル容器 | |
JPH06143397A (ja) | 熱固定ポリエステル成形容器及びその製法 | |
JPH0930522A (ja) | ポリエステル製容器及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110314 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4721138 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110327 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |