JP4721047B2 - Evacuation facilities for tsunamis and their construction methods - Google Patents
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Description
本発明は、津波などに対する避難用施設並びにその築造方法に関する。 The present invention relates to an evacuation facility for a tsunami and the like, and a construction method thereof.
津波が発生し襲来する危険を知った場合には近くの小高い場所に急いで避難すべきことが古来からの習わしとなっている。 It has long been customary to evacuate to a nearby small high place when you know the danger of a tsunami.
しかし、こうした近くの小高い場所は、どこにでもあるものでなく、時にして遠い場合もある。また、身体の不自由な人にとっては、小高い場所が自宅から近くとも実質的には非常に遠いものとなり、結果的に津波の襲来を受けたりすることが多々あった。
上記に鑑み、本発明は、町内の公園とか広場などの近場を選んで簡単に避難場所を提供できるようにした津波などに対する避難用施設並びにその築造方法を提供することを目的とする。However, these nearby small and high places are not everywhere, and sometimes they are far away. Also, for people with physical disabilities, a small high place is practically very far away from home, and as a result, tsunami attacks often occur.
In view of the above, an object of the present invention is to provide an evacuation facility for a tsunami or the like and a method for constructing the evacuation facility that can easily provide an evacuation place by selecting a nearby place such as a park or a plaza in the town.
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、土砂や岩石、外包重量物、木材、鉄骨、コンクリート、廃材などを単独あるいは適宜組み合わせにより用いて当該設置区域の津波想定高さを超えるべく地盤レベルよりも高く盛り上がるように造成されるとともにその上面に避難場所が設定されて地盤レベルからの登降手段により登ることができるようにされた人工丘陵は、複数個所に配備され、これら人工丘陵の避難場所間は、往き来可能で避難スペースともなるように連絡されている。
請求項2記載の発明は、土砂や岩石、外包重量物、木材、鉄骨、コンクリート、廃材などを単独あるいは適宜組み合わせにより用いて当該設置区域の津波想定高さを超えるべく地盤レベルよりも高く盛り上がるように造成された人工丘陵の上面に下側となる避難場所が設定されるとともに、人工丘陵には、地盤レベルより前記下側の避難場所へ登ることのできる登降手段が設けられ、上側の避難場所は、人工丘陵に支承された状態で人工丘陵上に立設された支柱を介して前記下側の避難場所よりも高くなるように設けられている。 In order to solve the above-mentioned problems, the invention described in claim 1 should exceed the estimated tsunami height of the installation area by using earth and sand, rocks, heavy envelops, wood, steel frames, concrete, waste materials, etc. alone or in combination as appropriate. Artificial hills that are built to rise above the ground level and have an evacuation site on the upper surface that can be climbed by means of climbing from the ground level are deployed at multiple locations. Between the evacuation sites, communication is made so that they can come and go and become evacuation spaces .
The invention described in
本発明によれば、町内の公園とか広場などの近場を選んで簡単な施工によって安全な避難場所を提供することができる。 According to the present invention, a safe evacuation site can be provided by simple construction by selecting a nearby park or open space in the town.
以下、本発明を各実施形態によって詳細に説明するが、各実施形態で説明する内容は、他の実施形態にも同様に適用があるものである。
図1および図2は、本発明に係る津波(あるいは洪水)に対する避難用施設についての一実施形態を示す。
同実施形態の避難用施設は、海の沿岸一帯やそれより離れた公園・広場・校庭などの地盤1上に構成されたもので、設置数は図示では単一基としてあるが複数基のものを適宜に離間(近接も含む)して配備してもよい。Hereinafter, the present invention will be described in detail according to each embodiment, but the contents described in each embodiment can be applied to other embodiments as well.
1 and 2 show an embodiment of an evacuation facility for a tsunami (or flood) according to the present invention.
The evacuation facility according to the embodiment is configured on the ground 1 such as a park, a plaza, a school yard, etc. far away from the coastal area of the sea. May be provided with appropriate separation (including proximity).
2は人工丘陵で、避難用施設の主要部を構成し、同人工丘陵2は、全体が円錐形で上面を切ったような形になっている。その切った上面は水平で円形の避難場所3とされている。4は円錐面である裾広がり状の立ち上がり面であり、また、5は避難場所3の上防護柵である。人工丘陵2の外周りにも一部を出入り口とする下防護柵を周設してもよい。同柵は前回り半周のみでもよい。こうした人工丘陵2の複数個所には、階段である鉄製・木製などの登降手段6…が固定して設けられ、地盤1側から避難場所3に登ることができるようになっている。
この実施形態の場合、図1の右方向が海岸側であるので矢印Xが津波の襲来する方向と想定されるが、人工丘陵2の前記方向X側と戻り流発生方向Y側のそれぞれには、予備防御手段であるポール7…が複数本下部を埋設して立設固定されている。このポール7は、金属パイプや鉄筋入りコンクリート柱、木柱、ゴム柱などで造られて、人工丘陵2の裾直径と略同じ寸法となる幅間に配備されている。このポール7は、その外周に廃棄タイヤなどの弾性緩衝材を上下積層状に嵌め付ければより防御効果が上がる。また、仮想線のように、これらのポール7…の底部を上からみて円弧状に包括して埋めるように裾防御手段8を配備してもよい。この防御手段8は、土砂・岩石・コンクリートなどいずれでもよく、同防御手段8が大きさによっては人工丘陵といえる。ポール8は、抵抗力の大きい植林(竹林を含む)でもよい。この場合、X方向に対し二重、三重となるように植林し、千鳥配置にすればより防護効果が上がる。複数の植林間はつなぎ合わせることがある。 In the case of this embodiment, since the right direction in FIG. 1 is the coast side, the arrow X is assumed to be the direction in which the tsunami strikes, but in the direction X side and the return flow generation direction Y side of the
矢印Y側にも同様に裾防御手段8を配備すれば戻り流Yに対してだけでなく矢印Xから人工丘陵2回りを通った津波をも減衰する効果がある。 Similarly, if the tail defense means 8 is provided on the arrow Y side, not only the return flow Y but also the tsunami that passes from the arrow X around the
尚、人工丘陵2は、同実施形態では土砂を盛り積んで固めたものでなっているが、その立ち上がり面4にはモルタル吹き付けや樹脂吹き付けなどを処置して津波から防御するようにしてもよい。避難場所3にもこうした吹き付けをしてもよい。特に、土砂・砂利などで人工丘陵2を作り同じく登降手段も形成する場合、同登降手段(階段)表面に上記吹き付け層を固着すると簡単に堅固な階段を造ることができる。
人工丘陵2は、土砂と塊体を混ぜたもので仕上げることができる。この場合、塊体を下層とし土砂を上層とすることができ、また、塊体を本体部分としてその隙間や上面に土砂やコンクリートを流し込んだりして一体化したものにしてもよい。前記塊体には、岩塊や小石などの天然塊体、さらにはコンクリートブロックや建築廃材、焼成汚泥塊体などの人工塊体も含む。In the embodiment, the
前記人工丘陵2は、地盤1上に土砂を積み上げて固めて出来上がっているが、これには、図2に示すように、補強杭(あるいは板やパイプ)9…を打ち込んで防御効果を上げるようにしてもよい。避難場所3から垂直や斜めに杭を打ち込んで人工丘陵2を増強してもよく、打ち込み以外に、人工丘陵2を造成する前に地盤1に1本あるいは複数本の支柱を建てておいてその下部を人工丘陵2で埋め込む方式にしてもよい。同支柱上部を介して避難場所3より上位の上避難場所を設置してもよい。この支柱の下部は、地盤1に埋設したり、下端のフランジを地盤1に固定しておいて人工丘陵2の重量がフランジや支柱まわりに掛かって圧力で固定化されるようにしたものでもよい。 The
立ち上がり面4(避難場所3を含めてもよい)には、金属や樹脂などの網膜材を張り付けて防御効果を上げるようにしてもよい。この網膜材は、打ち込みアンカー(ペグ)で端縁その他全体を固定する。網膜材は、上下複数層にしてもよく、この場合、表側が粗く裏側が細かい目のものにする場合とその逆にする場合とがある。また、上下層間では網目が互いに交差するようにすれば保持力が強くなる。人工丘陵2は、下層を積み上げて第1網膜材を張り固定し、その上に土砂を上積みして第2網膜材を張るといった具合に中間層に1枚・複数枚の網膜材を介装してもよい。この場合、それぞれの層の網膜材はアンカー固定すれば堅固な人工丘陵が完成する。 A retina material such as metal or resin may be attached to the rising surface 4 (which may include the evacuation site 3) to increase the defense effect. This retinal material is fixed at the edge and other whole parts by a driving anchor (peg). The retinal material may be composed of a plurality of upper and lower layers. In this case, there are cases where the front side is rough and the back side is fine, and vice versa. In addition, if the meshes cross each other between the upper and lower layers, the holding force becomes stronger. The
人工丘陵2は、コンクリートで全体を仕上げてもよい。この場合、地盤1内に底部を埋設してもよい。
人工丘陵2は、ベタ基礎の上に土砂や塊体などを適宜に組み合わせて載せ積みしたものにしてもよい。この場合、ベタ基礎から一体に突出する複数本の柱(あるいは杭)が補強芯となるようにしてもよい。この補強芯は柱として機能させ、これらの上に避難場所3よりも高いレベルとなる上段避難ステージを形成して登降手段の付加により避難効果が上がるようにしてもよい。The
The
人工丘陵2をコンクリート製とする場合、コンクリートは外周リング状部分のみで、その中は土砂や岩石などを投入して避難場所3に仕上げてもよい。前記外周リングはベタ基礎の有る場合と無い場合とがある。また、外周リングを同心状に2本あるいはそれ以上に形成し、その内径側のリング内に埋め立てを行い、その外周側のリングが防御壁として機能するように構成してもよい。
さらに、コンクリート仕上げの場合、立ち上がり面4は垂直外周面でもよいし、逆に裾が窄まった逆円錐面にして津波が上方へこないようにしてもよい。
人工丘陵2の形状は、円錐形に限らず、平面が楕円、長円形、多角形をしたものや三角や四角などの多角錐形のものにしてもよい。
人工丘陵2の避難場所3の高さは、当該人工丘陵2の設置される公園などの区域の津波想定高さを超える充分な高さをもって設定される。When the
Furthermore, in the case of concrete finishing, the rising
The shape of the
The height of the evacuation site 3 of the
人工丘陵2は、図1および2のように、その裾部分だけをやや直径の大きな裾ガイド部分10として、津波が上方へ登りにくいようにしてもよい。この裾ガイド部分10はコンクリートが好ましい。また、裾ガイド部分10の外周面は、図1の仮想線のように凹凸状にしておけば津波流を減衰させる効果がある。 As shown in FIGS. 1 and 2, the
登降手段6は、金属製や木製の階段部材で出来ていて津波襲来方向Xからの津波により避難する人が流されないように人工丘陵2の後方に相当する個所や左右に相当する個所に設けてあるが、前周りに設けてもよい。前周りのいずれかの個所に登降手段6を設ける場合、ポール7…や裾防御手段8などが津波を減衰させて避難者を護る作用があるが、階段の下前方に他の防御手段、例えば、防御板やポールなどを立設しておいてもよい。 The climbing means 6 is made of a metal or wooden staircase member and is provided at a position corresponding to the rear of the
登降手段6は、人工丘陵2にコンクリートなどで一体の階段を設けたものでもよい。
また、図1に仮想線で示すように、登降手段6は、リンクチェーンやロープなどで梯子状に作った簡易梯子6−Aでもよい。
さらに、登降手段6は、図1に同じく仮想線で示すように、車椅子でも登れるような長いスロープ(土砂・コンクリート・踏み板製のいずれでもよい)6−Bにしてもよい。このスロープ6−Bは、緩やかな階段にしたり、スロープ6−Bと階段との併用型にしてもよい。The ascending / descending means 6 may be an
Further, as shown by a virtual line in FIG. 1, the climbing means 6 may be a simple ladder 6-A made in a ladder shape with a link chain, a rope or the like.
Further, the climbing means 6 may be a long slope (any of earth, sand, concrete, and tread board) 6-B that can be climbed even by a wheelchair as shown by a virtual line in FIG. The slope 6-B may be a gentle staircase, or a combination of the slope 6-B and the staircase.
また、ラセン状のスロープ(あるいは階段)6−Cにしてもよい。
さらに、図1に仮想線で示すように、人工丘陵2に切り溝11を形成しその内側に階段(あるいはスロープ)6−Dを形成したものにしてもよい。この場合、階段6−dとスロープの併用型にしてもよい。この併用型とは、他の登降手段についても同様にいえることであるが、傾斜方向下側がスロープで上側が階段になったものも含むものであり、この場合、下側のスロープの上端近くには車椅子が安全に避難できる避難スペースが凹所などにより提供されるように構成することができる。
また、登降手段6は、立ち上がり面4全体を図2の傾斜角度よりも非常に緩やかな角度で形成し、だれでもが確実に登り切れるようにしてもよい。
さらに、登降手段6は、立ち上がり面4全体を階段状にして構成してもよい。この場合、その一部をスロープとして車椅子などでも登れるようにすることができる。前記した全てのスロープにはウインチ巻き取り装置を組み合わせることができる。Alternatively, a helical slope (or staircase) 6-C may be used.
Furthermore, as shown by a virtual line in FIG. 1, a cut groove 11 may be formed in the
Further, the ascending / descending means 6 may be configured such that the entire rising
Furthermore, the ascending / descending means 6 may be configured such that the entire rising
人工丘陵2の津波襲来側には、他の人工丘陵を設置して予備防御手段とするようにしてもよい。この予備防御手段は、複数基のこともある。
人工丘陵2上には、図2に仮想線で示すように、ドーム型やコンテナ型、剛強仮設住宅様のものなどの避難ハウス12を設置してもよい。この避難ハウス12は、例えば、ボックスカルバートを水平軸向きにしてその中に避難できるようにしてもよい。この場合、カルバートの両端開口には開閉蓋を装備することもある。この避難ハウス12内には、非常時の食料や飲料水、寝具その他の必要用品を常備するようにしてもよい。
以上の個々の案は下記実施形態のすべてにそれぞれ適用され得る。Another artificial hill may be installed on the
On the
The above individual plans can be applied to all of the following embodiments.
図3は他の実施形態を示す。地盤14上に円錐形など前記した適宜形状で人工丘陵15を土砂やコンクリートなどで造成し、その裾部分に階段を兼ねるコンクリート製裾ガイド16を付すとともに、立ち上がり面17には階段である登降手段18を複数本配備し、さらに、上面の避難場所19には、上防御柵20を設けてなるもので、予め立設固定しておいた丸または角、H形などの支柱(立直部材)21を避難場所19よりさらに立ち上がるようにして、その上に上避難ステージ22を設定するとともに同ステージ22に登れる階段である登降手段23を備えたものにしてある。同ステージ22は必須ではない。
尚、上避難ステージ22を無しにして登降手段23を1本あるいは複数本立設して同登降手段23それ自体が避難場所になるようにしてもよい。同登降手段23には、支えを付すことがある。登降手段23を避難場所とする場合、2本の登降手段23を側面視X(図13参照)あるいは逆さV形に組み合わせて構成してもよい。
支柱21は、鉄パイプ製であるが、鋼矢板、鋼管矢板、コンクリート矢板を使用でき、また、鉄筋コンクリート製電柱やコンクリート杭などでもよい。前記支柱21は、図3の破線のように人工丘陵15の造成前に予め土中に埋めこみ(あるいは圧入)により立設するが、地盤14あるいは裾ガイド16上にアンカー固定しておいてもよい。支柱21の下部にはフランジ状あるいは水平放射状をなす抵抗材Hを付せば安定性が一段と向上する。支柱21は人工丘陵15の造成で圧保持され、逆に人工丘陵15はし21が芯となって護られる。手すりtを上にTのように伸ばしその上に上避難場所22を設置してもよい。Tは鋼矢板でもよい。前記登降手段18は人工丘陵15の周面に添って設けられていたが、図3に18Aあるいは18Bで示すように人工丘陵15のXを基準とする左右間を凹溝状に通るスロープあるいは階段として避難場所19の面内に上端が臨むものとして形成してもよい。登り角を小さくすることができる。18C,18Dのように折れ線ルートとして形成してもよく、この場合、登り角をより小さくすることができる。FIG. 3 shows another embodiment. An artificial hill 15 having an appropriate shape such as a conical shape is formed on the
Note that the upper evacuation stage 22 may be omitted, and one or a plurality of climbing means 23 may be provided so that the climbing means 23 itself becomes an evacuation place. The climbing means 23 may be supported. When the climbing means 23 is used as an evacuation site, the two climbing means 23 may be combined in a side view X (see FIG. 13) or an inverted V shape.
Although the support |
図4は他の実施形態を示す。同実施形態は、立ち上がり面26に傾斜方向縦2列の複数本のアンカー27…を打ち込み、それと同時に横向きにワイヤーロープや横桟などの登降手段28と縦桟である手すり29を構成したものである。これらの部材は登降手段28であるとともに人工丘陵30の補強を果たす。 FIG. 4 shows another embodiment. In this embodiment, a plurality of
図5および図6は他の実施形態を示す。同実施形態は、土砂・塊体・コンクリート(ブロック状のものを含む)などを択一あるいは組み合わせて円錐形の人工丘陵33を造成したもので、特に、人工丘陵33を津波襲来方向Xに対し前後に並ぶようにして配備して、その上面間に渡架固定した連結橋状の避難場所34を構成して、より多くの人が避難できるようにしてある。35は登降手段であり、前記のような各種の登降手段を使用できる。特に、登降手段は、地盤から避難場所34のフロアに通じるものにしてもよい。 5 and 6 show another embodiment. In the embodiment, the conical
尚、前記人工丘陵33は、前後2点に配置されていたが、図5の左欄図のように3点、4点、5点などより多くの複数点に配置してもよい。その場合、複数点のうちの1つをX方向に先行するように配置する場合と、2つをX方向に先行するように配置する場合とがある。図示のように前記人工丘陵は円錐形に限定されず、例えば、図5の右欄図のように、津波襲来方向である前方を三角形(三角錐を含む)や六角形などの多角形の人工丘陵37にしてその1つの角を前向きとすることで津波を切り開くようにして後方の人工丘陵38をより確実に防御し得るようにしてもよく、また、前後の人工丘陵40,41とも三角形などの多角形にして前後方向からの流れに有効に対抗できるようにしてもよい。いずれも複数の人工丘陵間に広い避難場所を設けることを原則とするが、避難場所をそれぞれの人工丘陵上に直接設定することもある。
前記人工丘陵33,33は、図5に示す津波襲来方向X1に対し左右に対応するように配置してもよい。The
The
図7および図8には他の実施形態を示す。同実施形態は、人工丘陵44が四角錐でその底部に四角形の裾ガイド部45を備えたコンクリート製のもので、同人工丘陵44は、底部埋設式(固定杭付きでもよい)にしてもよい。46は登降手段、47は避難場所であり、同人工丘陵44は、波切り可能なように裾ガイド部45の1つの角をX方向に先行するように向けてある。
尚、仮想線のように、前後に長い菱形の底面をもつ長手状の人工丘陵48にしてもよい。7 and 8 show another embodiment. In the embodiment, the
In addition, you may make it the elongate
図9の斜視図は他の実施形態を示す。同図は、避難用施設の設置外円50に沿って多数本の太い受杭(鋼矢板でもよい)51…が打ち込まれる様子を示している。受杭51は、上下2段に通しリング52を備え、これらのリング52を通じて図10のようにワイヤーなどのロープ53を上下2段に通し円形の受柵54を形成するようになっている。尚、同受柵54の一部は避難するために開放状になっている。 The perspective view of FIG. 9 shows another embodiment. This figure shows a state in which a large number of thick receiving piles (which may be steel sheet piles) 51 are driven along an
55は塊体入りネット(外包重量物)で、塊体は、岩石やコンクリート塊、鉄塊、焼成汚泥塊体などであり、これらのうち1種あるいは複種のものを多数ネットに入れて吊りリング56でクレーンで搬送できるようにしたものである。塊体入りネット55は、前記受柵54内に山積みにされて人工丘陵57が構成される。その上部は避難場所58となっている。59は登降手段である。
尚、山積みしたネット55はその網目自体をそのまま足掛けに利用して登降手段となるが、さらに人工丘陵57の外周りに別ネットを張ってこのネットがより安定した足掛けになるようにしてもよい。コの字状などのステップを人工丘陵57に縦方向に打設して登降手段にしてもよく、この場合、同ステップの打設によって前記ネットを同時固定するようにしてもよい。ネットのワイヤを縦横に向くものとして設置し、その水平ワイヤ部分に上下多段にわたるように各パイプなどのステップ片を取り付けることでより安定した登降手段を提供するようにしてもよい。また、ネット55それ自体は極く安定しているので受柵54は必ずしも設ける必要はないが、図10の右欄図のように凹凸配置にすれば津波に対抗しやすくなる。前記人工丘陵57は相互に連結し合ったり、その表に土砂やコンクリートなどを被せて仕上げてもよい。55 is a net containing a lump (a heavy weight for enveloping), and the lump is a rock, a concrete lump, an iron lump, a fired sludge lump, and the like. It can be transported by a crane at 56. The mass-containing
The net 55 that has been piled up is used as a climbing means by using the mesh itself as a footrest, but another net may be provided around the outer periphery of the
図11は他の実施形態を示す。同実施形態は、多数の塊体入りネット62を山積みして人工丘陵63を造成し、その外周囲に、同じく塊体入りネット62による防御外輪(予備防御手段)64を配備した避難用施設である。右図のように塊体入りネット62相互を連結して全体が崩れないようにしてもよく、また、全体に外張りネット65を張ってペグ66で固定することでより安定な人工丘陵63および防御外輪64を得ることができるようになる。
尚、地盤67に凹み68を形成してその中にネット62が埋め込まれるようにすれば外輪64全体が津波に対して安定化する。杭69を付加してもよい。この凹み68による方式は人工丘陵63についても形成することができる。また、人工丘陵63の上面は凹み状にしてこの避難場所70内に避難することでより安全性が向上するが、水平な避難場所にしてもよい。さらに、外輪64は、図11の上欄に平面模式図を示すように全周でなく避難者が通過できるように一部を切り欠き状にしてもよい。また、人工丘陵63は、外周を階段状に山積みすると登りやすい。
図10の実施形態でも同様にいえるが、塊体入りネット55,62の内層のものは大きな塊体を入れたものとし、外層のものはより小さな塊体を入れたものにして外層のネットのみが重機による押圧力で平坦化して人工丘陵57,63の凹凸が少ない表面にすることが可能になる。その結果、ネットを使って避難者が登るのが容易になる(このことは他の実施形態でも同様に適用することがある)。
前記塊体入りネットは、土嚢のようなものに代えることができ、土嚢と塊体を組み合わせて積み上げることもできる。土嚢の中に土砂と塊体とを混合可能である。図10でも同様であるが、図11に仮想線で示すように、止め杭71…を予め打ち込んでおいてその上にネット55,62を投入固定すれば崩れ難い。FIG. 11 shows another embodiment. The embodiment is an evacuation facility in which a large number of mass-containing nets 62 are piled up to form an artificial hill 63, and a protective outer ring (preliminary defense means) 64 using the mass-containing net 62 is also provided on the outer periphery thereof. is there. As shown in the right figure, the nets 62 may be connected together so that the whole is not collapsed. Further, by attaching an outer net 65 to the whole and fixing with a peg 66, a more stable artificial hill 63 and The defensive outer ring 64 can be obtained.
Note that if the recess 68 is formed in the
The same applies to the embodiment of FIG. 10, but the inner layer of the mass-containing
The lump containing a lump can be replaced with a sandbag, or a lump and lump can be combined and stacked. Sediment and lump can be mixed in the sandbag. Although the same applies to FIG. 10, as shown by the phantom lines in FIG. 11, if the stop piles 71 are driven in advance and the
図12は他の実施形態を示す。同実施形態は、図10あるいは図11のような人工丘陵73を中央に造成し、その前後にバラ置き式にやや小さい人工丘陵74…を配備して予備防御手段としてなるものである。人工丘陵74…相互、あるいは人工丘陵74と人工丘陵73相互とはワイヤーロープやリンクチェーン、パイプなどで連結しておけば津波への対抗力を大きくすることができる。人工丘陵74は、その前方のアンカー杭75とワイヤーなどの牽引ロープ76などで連結するようにしてもよい。 FIG. 12 shows another embodiment. In this embodiment, an artificial hill 73 as shown in FIG. 10 or FIG. 11 is formed in the center, and a slightly smaller artificial hill 74... Artificial hills 74..., Or between artificial hills 74 and artificial hills 73 can be connected to each other with a wire rope, a link chain, a pipe, or the like to increase the resistance to tsunami. The artificial hill 74 may be connected to the
図13は他の実施形態を示す。同実施形態は、全周が階段80になった高さ6m前後の人工丘陵81を造成する前に、基部フランジ82をアンカー83で固定して高さ12m前後の支柱84を立設しておき、そのあとで、土砂積み上げ方法や図11のようなネット積み上げ方法やコンクリート打設などにより人工丘陵81を造成することでその大重量によって支柱84を確固たる安定立設状態にする施工方式である。支柱84は仮想線のような地盤内への埋設式でもよい。 FIG. 13 shows another embodiment. In this embodiment, before the
そののち、側面X字状をなすように人工丘陵81上に昇降手段85を立設するとともに昇降手段85および支柱84上に12m前後の高さをもつ上避難場所86を設置するようにしたものである。87は下の避難場所である。上避難場所86はコーナー支柱88で支持してもよい。
尚、89は予備防御手段であり、後方の予備防御手段89と人工丘陵81間には渡し90を装架してもよい。前記人工丘陵81の周りの各周階段80の高さは、避難する人にとってやや大きな段差(1.5m前後)を有するものに図示されているが、これは避難する人にとって登りやすい小さい段差をもつものにすることができる。また、段差が図示のように大きい場合は、図11のような外張りネット65を付してそれ自体の網目を足掛けに利用して登り得るようにしたり別途階段部材を備え付けることがある。After that, an elevating
89 is a reserve defense means, and a transfer 90 may be mounted between the back reserve defense means 89 and the
図14は他の実施形態を示す。同実施形態は、ピラミッド式に積み上げてなる人工丘陵92の側面部分にスロープ式あるいは階段式の登降手段93を折り返し式に設けて避難場所94に登ることができるようにしたものである。95は登降手段93を設けるための凹所である。尚、図の左上欄のように、周階段96の段差が大きい場合には、別途階段板97を固定するようにしてもよい。図示では、人工丘陵92の底部が埋設されているが、地盤上に載せ付ける方法をとってもよい。前記周階段96はラセン階段やラセンスロープにすることができる。 FIG. 14 shows another embodiment. In this embodiment, slope-type or step-type climbing means 93 are provided in a folded manner on the side surface portion of the artificial hill 92 that is piled up in a pyramidal manner so that it can climb to the evacuation site 94.
図15は他の実施形態を示す。同実施形態は、基台99を六角などの多角形としてその角稜部分を津波の襲来する方向X側に向けることで津波Xを左右に振り分けるようにするとともに、その上の人工丘陵100も六角などの多角錐形にしたものである。人工丘陵100は、円柱状あるいは円錐状にしたり六角以外の多角錐形にしてもよい。また、ラセン階段やスロープなどの登降手段101を設けてもよい。 FIG. 15 shows another embodiment. In this embodiment, the
図16は他の実施形態を示す。同実施形態は、基台104が四角形などの多角形としてその角稜部分を津波の襲来する方向X側に向けることで津波Xを左右に振り分けるようにするとともに、その上の人工丘陵105は円柱あるいは円錐形にしたものである。人工丘陵105も四角形などの多角形にすることができるし、基台104も円柱形にすることができる。尚、右下欄の図のように、階段である登降手段106は、津波の襲来する方向の背方となる側に形成された凹溝107の中に構成してもよいし、図15の仮想線のようなラセン階段やラセンスロープでもよい。同図左欄のように、人工丘陵105を山・丘の裾部に対応して築造し避難場所108を形成してもよい。109は登降手段であり、人工丘陵105の幅間あるいは側面サイドに設けられるが、図示のように前方へ長く形成する。さらに長く登降手段110のように形成することもできる。登降手段109,110は、スロープあるいは階段式またはこれらの併設式のいずれでもよい。 FIG. 16 shows another embodiment. In the embodiment, the
図17および図18は他の実施形態を示す。同実施形態は、地盤110上にボックスカルバート111…を複数個縦軸状にして寄せ合わせて基台となすとともに牽張ロープ112により固定し、これらの中央位置にさらに上台としてのボックスカルバート111を載置してその中に上階段113を付けおいてカルバート111に形成した図示しない登降口から昇り降りできるようにしたものである。そして、下台である各カルバート111…の中に土砂や岩塊を投入してのち上台であるカルバート111内底部にも土砂や岩塊を投入して安定化を図るものである。カルバート111は図18の右下図のように底部を埋め込むようにしてもよい。 17 and 18 show another embodiment. In this embodiment, a plurality of
115は人工丘陵である。この人工丘陵115は、下台であるカルバート111および下台であるカルバート111の底部周りを全て包み込むようにして埋設するもので、その長軸をX方向に平行に向けた長円形の平面形状を有するものとされ、この形も円形・角形などいかなる幾何学形状をも採用できる。また、土砂・岩塊・コンクリート塊・塊体入りネットコンクリート固結法などを択一または組み合わせにより採用できる。また、裾の崩壊を防止するための裾ガイドや防御柵などをも付すことができる。そして、上台であるカルバート111の上には上避難場所118が手すり付きでより高い位置に固定設置してある。この上避難場所118は牽きワイヤ117でより安定化を図ることができる。 115 is an artificial hill. The
119は登降手段で、津波襲来方向Xからできるだけ後方に離れた左右両サイドからのスロープで構成されているが、図17の仮想線のように、折れ曲がりなどの長いスロープで構成することもある。階段でもよい。
尚、人工丘陵115の前方(および後方)には、図18のように下部埋め込み式の予備防御手段120が設けられる。同手段120はコンクリートパイプやカルバートなどを使用してもよい。
また、図17の平面図のように、カルバート111を縦軸向きに多数寄せ合わせて下台aとしその上にカルバート111を載せ付けて上台bとするとともに、内部に土砂などを投入してなる人工丘陵122を構成してその角をX向きに設置してもよい。この場合、カルバート111の周りには土砂などを設置しないが、必要に応じて設けることがある。
In addition, in the front (and the rear) of the
Further, as shown in the plan view of FIG. 17, a large number of
カルバート111内への土砂などの投入を無しとし空のままとすることもある。また、下段のカルバート111は横向きとすることもある。この場合、カルバート111は端部開口および内部通路をもつので、これらを外部と連通状としかつ内部に登降手段を備えれば上方へ登ることが可能になる。
尚、上記人工丘陵式の避難用施設物の外回りには図17のように植林121…をしたり竹やぶを造ると津波エネルギーを前もって減衰することができる。また、図18の左下欄に示すように、登降手段124と避難場所126を備える人工丘陵122を大台とし、その上に小台を付加造成して登降手段125に登ることのできる上避難場所127を有する上人工丘陵123を形成してもよい。In some cases, the
It should be noted that tsunami energy can be attenuated in advance by planting
図19および図20の実施形態は、土砂や岩塊(塊体入りネットも含む)あるいはコンクリート製で可能なピラミッド形人工丘陵364とこれに関連して組み合わされた避難ステージ365とでなる避難用施設物(ピラミッドステージと称することもある)を示す。 The embodiment shown in FIGS. 19 and 20 is for evacuation comprising a pyramid-shaped
ピラミッド形人工丘陵364は、四角錐形であるが三角錐や六角錐などの他の多角錐形でもよい。同人工丘陵364はその1つの稜線が津波流Xと戻り流Yの方向に向いてこれらの流れを切り分けるように設置されているとともに、その錐面を登降手段としてのスロープとして利用したり全周を階段状にして登降手段にしてもよい。ここでは錐面をスロープとして利用できるとともに錐面中央に縦向きに設けられた階段366により登降できるようになっている。こうしたピラミッド形人工丘陵364のみで避難用施設物を構成することもできる。 The pyramid-shaped
避難ステージ365は、四角な平坦基板と外周の手すりを備えたもので、人工丘陵364と同心状をなして配置されるとともに、人工丘陵364の周縁に対応して打設された鋼矢板200…などによるガード支柱368…により支承されて固定されている。その高さはピラミッドの頂点より少し低いところにあり、特に、同ステージ365の中央には四角な開口Pが明けられて人工丘陵364にその縁部が略接触する程度にされているとともに、開口369の各辺中央位置には階段366から避難ステージ365上に転回しながら乗り移ることができるように登り口Qを切欠状に形成してある。
尚、図19の右欄のように、人工丘陵364の頂部より少し下がった高さの外周に断面L形のような段差aを備えて階段366を登ったあとこの段差aを通じて避難ステージ365上に避難できるように構成してもよい。
また、図20の右欄のように、人工丘陵364の頂部bのみを四角錐状の屋根として支えて同頂部bとその下部の人工丘陵364間に避難ステージcを形成してもよい。この場合、避難ステージcの広さをさらに確保するため、避難ステージcの周りに、支柱dで支持された外周ステージeを備えてもよい。 The
Incidentally, as shown in the right column of FIG. 19, a step a having an L-shaped cross section is provided on the outer periphery slightly lower than the top of the
Further, as shown in the right column of FIG. 20, only the top b of the
図21の実施形態は、鋼矢板の打設などにより丸胴状あるいは楕円胴状、角胴状など各種形状を採用できる防護壁368の内部に高い避難場所369を造成し、その後部を切欠状に残しておいてその個所を通じて後方地盤から高い避難場所369の中央まで登降することのできる扇階段(あるいはスロープ)370をできるだけ緩やかな傾斜をもって形成したものである。階段370は土砂やコンクリートなどいずれで造成してもよい。階段370は脇流をも発生させながら戻り流を登りにくくする。 In the embodiment of FIG. 21, a
図22は、間伐材を含む木材(竹を含む)400…を左上欄のように数本あるいは十数本のように適宜本数で束ねてワイヤーロープ401などにより薪束のように巻き締めてこれを組単位aとし、これら組単位aの多数を縦向きにして更に大きく束ねてワイヤーロープやワイヤメッシュなどの外絞り402により上下数段階にわたって強力に締め付けることにより1つの大きな丸胴形束体(避難用施設)を構成したものである。前記木材400は、材木を含むもので、これに代えて竹や籐などを利用できる。前記外絞り402はワイヤあるいは樹脂メッシュとすればそれ自体の目が梯子となる。前記外絞り402は、必須のものではなく、例えば、組単位aを埋め込む場合には外絞り402を構成しないことがあり、また、組単位a同士を上端でかすがい止めするなどして連結しておけば外絞り402を特に構成する必要はない。その直径は、近隣の避難する人数を想定して10m・20m・30Mなど大小適宜に決定される性格のものであるのでここでは特定されない。また、木材400は、基本的に同じ長さに切断されてその上に避難場所が設定されるが、図示のように、襲来してくる津波Xに対し前側となる部分のものについては、1mないし2mのように他よりも長いものにして津波Xから避難者を守るようにしてもよい。前だけでなく外周全体を少し高くして、その内周のやや低い空間内に土砂などを投入して避難場所にすることもできる。 FIG. 22 shows that wood (including bamboo) 400 including thinned wood is bundled in an appropriate number, such as several or dozens as shown in the upper left column, and is wound up like a cocoon bundle with a
さらに、上の避難場所での安全性を考慮して、同場所の全面あるいは一部に敷板を敷設固定しておいてもよい。
また、図23に示す土砂やコンクリートなどの充填材bを仕上げに投入して木材a間や組単位a相互隙間などを埋めるようにしてもよい。この充填材は上面まで層面を形成するように撒いて避難場所を造るようにしいてもよい。木材400は、丸もので皮付きのままのものや皮剥ぎをした無垢のもの、いずれでもよく、また、丸ものから手を加えて四角など角柱状にしたものでもよい。さらに、木材400には塗装を施してもよい。
また、前記では主に天然木材400を対象にして説明したが、例えば、木材チップをコンパウンドで固めた擬木のようなもので構成してもよい。この場合、中実状のもの以外に筒状に形成したものも含まれる。擬木と天然木材400とを組み合わせて構成してもよい。 Furthermore, in consideration of safety at the upper evacuation site, a floor board may be laid and fixed on the entire surface or a part of the site .
Further, a filler b such as earth and sand or concrete shown in FIG. 23 may be put into the finish to fill the gaps between the woods a or the unit units a. The filler may be laid so as to form a layer surface up to the upper surface so as to create an evacuation site. The
In the above description, the
尚、図22に付加的に示すように、木材集束型避難用施設物を構成する前に、中央支柱403を立設しておき、その周りに組単位a…を寄せ合わせて構成することもできる。この場合、フランジ404付きの基部を地盤穴内に埋め込んで支柱403を立設固定するようにすれば同支柱403の安定度が向上して津波Xが襲来しても大きな抵抗力を発揮することになる。この支柱403は、複数本とすることもあり、この場合、相互を連結すると抵抗力はさらに大きく得られる。また、支柱を利用してその上に上避難ステージを構成することもできる。この場合、ラセン階段などの 登降手段を構成できる。 In addition, as shown in FIG. 22, before constructing the lumber-focused evacuation facility, the central support column 403 is erected and the unit units a are arranged around it. it can. In this case, if the base portion with the flange 404 is embedded in the ground hole and the support column 403 is fixed upright, the stability of the support column 403 is improved, and even if the tsunami X hits, a large resistance is exhibited. Become. There may be a plurality of support columns 403. In this case, when the columns 403 are connected to each other, a greater resistance can be obtained. In addition, an upper evacuation stage can be formed on the support column. In this case, climbing means such as a spiral staircase can be configured .
図22の実線では、避難用施設物全体が地盤上に載置されたものを例示してあるが、仮想線のように、土中に基部を埋め込むこともある。その埋め込みは全ての本数に対してする場合と適宜の本数に対して実施する場合とがある。基部を埋め込むか否かは別として、この避難施設の外周り基部は土砂や岩塊(ネット入りも含む)・コンクリートなどで覆設するとより安定化する。また、外周りには、木杭を打ち込むこともできる。この場合、木杭は垂直に打設する場合と、仮想線図示のように、斜め打設式にする場合とがある。 The solid line in FIG. 22 illustrates an example in which the entire facility for evacuation is placed on the ground, but the base may be embedded in the soil like a virtual line. The embedding may be performed for all the numbers or for an appropriate number. Aside from embedding the base, the outer base of the evacuation facility is more stabilized when covered with earth, sand, rock (including nets), concrete, or the like. In addition, a wooden pile can be driven around the periphery. In this case, the wooden pile may be placed vertically or may be placed obliquely as shown in the phantom line .
図示装置(避難用施設)の登降手段407は、同じく木材400を並列使用したスロープ式のものになっているが、その下欄に示すように、木材400…を立て向きにして階段式に高くなるように配列したもので構成することもできる。
また、組単位a自体に縦列のステップ406…を配列して登降手段としてもよい。 The ascending / descending means 407 of the illustrated apparatus (evacuation facility) is also of a slope type using the
Moreover, it is good also as a descending means by arranging the
同図右欄に示すように、津波Xの襲来してくる前方には、埋め込み方式などで予備防護手段405を固定してもよい。この場合も木材400…を利用することができる。同防護手段405は複数基でもよい。
また、前記避難用施設は、複数基配備して相互連絡するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、組単位aのものを寄せ合わせて丸胴形の施設を構成したが、例えば、先に円周ラインを描いてそのラインに添うようにして多数本の木杭を垂直に打設することで、円筒物を形成し、その円筒物を絞って固定しながらその中に多数本の木材を装填してゆくようにすることで全体として円胴形の施設を得るようにしてもよい(このことは他の実施形態でも同様に適用することがある)。 As shown in the right column of the figure, the preliminary protection means 405 may be fixed in front of the tsunami X coming in by an embedding method or the like. In this case, the
Further, a plurality of the evacuation facilities may be arranged to communicate with each other .
Furthermore, in the said embodiment, the thing of the group unit a was put together and the round cylinder type | mold facility was comprised, For example, a circular line was drawn first and many wooden piles were made perpendicular | vertical so that the line might be followed. In order to obtain a cylinder-shaped facility as a whole, a cylindrical object is formed and a large number of timbers are loaded into the cylindrical object while squeezing and fixing the cylindrical object. (This may apply to other embodiments as well) .
図22の実施形態は、丸胴形の避難用施設であったが、図23の実施形態は、四角柱形の避難用施設を示す。五角形やその他の多角形にすることもある。組単位a…はその多数組が用意されて中央から次第に外周りへと縦向きにして平面視四角形となるように配列され、その外周に外絞り409を緊締して強固な1つの木塊体となるように構成されている。そして、同施設はその直角角部を津波Xの襲来する方向に対応して向けてある。しかし、四角な辺が津波X′の襲来する方向に直交するように向けることもある。 The embodiment of Figure 22, was the escape property Marudogata, the embodiment of FIG. 23 shows the evacuation facilities of quadrangular prism shape. It may be a pentagon or other polygons. The group unit a is arranged in such a way that a large number of groups are prepared and arranged in a square shape in a plan view in a vertical direction from the center to the outer periphery, and the outer diaphragm 409 is fastened to the outer periphery of the unit to make a solid wooden block It is comprised so that. The facility has its right-angled corner facing the direction of the tsunami X. However, the square side may be oriented so as to be orthogonal to the direction of the tsunami X ′ .
410は別途設けた登降手段である。尚、前記では組単位a…の全てを基部埋め込み方式としたが、例えば、津波Xの襲来する先頭側のみに限定して埋め込むようにしてもよい。津波襲来方向がX′のように四角な辺に直交する向きとなる場合には、先頭側の辺のみに限定して埋め込むようにしてもよい。また、施設を複数基離間配置して避難場所を兼ねる連絡橋411を渡してもよい。図23の実施形態では、図22について説明したと同様の各案を適用することができる。 410 is a climbing means provided separately. In the above description, all of the group units a... Are based on the base embedding method. However, for example, it may be embedded only in the head side where the tsunami X strikes. When the tsunami invasion direction is perpendicular to the square side such as X ′, it may be embedded only in the head side. Further, a plurality of facilities may be arranged apart from each other, and a connecting
図24は、四角などの多角形柱や図22のような丸胴形柱とした避難用施設についての他の例 で、コーナーに相当する個所に組単位a…を配し、それ以外の間には、単一本からなるあるいは細い組単位aでなる木材413…を配列して四角形枠を形成し、その中の空間には、土砂やコンクリート、岩塊などによる埋込材414を投入して避難場所415としたものである。 FIG. 24 shows another example of an evacuation facility having a polygonal pillar such as a square or a round cylinder shaped pillar as shown in FIG. In this case, a single frame or a
埋込材414を投入する中間段階で外絞り416を施工して全体を絞ることで組単位aや木材413…が埋込材414側に押し付けられて堅固な四角枠を築造するようにしてもよい。その際、外絞り416をさらに絞り込むためのジグザグ絞り417を実施してもよい。また、仮想線で示すように、同様の方法で連鎖式に他の避難用施設を増設してゆくようにしてもよい。その数、形態などは自由である。 It is also possible to construct a solid square frame by constructing the
尚、418はステンレスメッシュなどによる登降手段で、避難用施設の外部に斜め張りされている。その目自体が梯子の役目をするようにやや粗めのメッシュ度(100mm□や150mm□など)を選ぶものとするが、別途ステップ419…を引掛固定できるようにしてもよい。
また、同図右上欄図(中央縦断面図)に示すように、埋込材414は、底上げ材である木材413の上に限定して設けてもよい。この場合、組単位aは金属やコンクリートのパイプであってもよい。コーナー部材である組単位a相互は連結材420で開き止めしてもよい。同図右下欄図(中央縦断面図)に示すように、埋込材414を下層とし、その上に木材413…を投入して避難場所としてもよい。埋込材414はその一部あるいは全体としてペットボトル(裁断片を含む)や圧潰空缶などのリサイクル可能材を構成してもよい。特に、コンクリート等の瓦礫を土砂と混合して埋込材にしてもよい。
Further, as shown in the upper right column diagram (center vertical cross-sectional view) of the same figure, the embedding
図25は、図22の実施形態の拡大図を示すもので、併せて左下欄に図示するように、芯材422として木材以外の金属パイプあるいはコンクリートパイルなどを同時に巻き締めてもよく、この場合、芯材422のみを下向きに突出させて打設あるいは埋め込み用の部分としてもよい。また、下中央欄(平面図)に示すように、木材423の1本々々あるいは組単位aのものを利用してラセン状に埋め込み配置し、これらの内部空間に木材423や組単位aのものを縦向きに敷き詰めるようにして、矢印のように登ることができてその奥が避難場所となるようにしてもよい。内部に敷き詰めた木材423上には土砂などを敷いてもよい。424は予備緩衝手段で木材を束ねて構成されている。さらに、同図下右欄(平面図)のように、組単位a…は外周1層だけでなく千鳥配置などで2層あるいは図示しない3層・4層のように積層すれば抵抗力が高くなる。 FIG. 25 shows an enlarged view of the embodiment of FIG. 22, and as shown in the lower left column, a metal pipe other than wood or a concrete pile may be simultaneously wound as the
図26は周方向に離間して打設あるいは埋込方式で立設固定したパイプあるいは杭・矢板などでなる外止部材427…と、その内周全体に添って高さをもって張られたワイヤや樹脂メッシュなどの内止部材428とでなり、その内部には土砂・砂利・岩塊(塊体入りネットを含む)・コンクリート・木材などによる内埋材429が高さ数mで投入されている。外止部材427相互は牽き部材430…により連結し倒れないように補強することができ、この場合、牽き部材430が内埋材429の投入により押下されることで矢印方向に牽き力を発生して自動的に外止部材427を倒れないようにする。尚、地盤面から避難場所431に登ることのできる登降手段432を1本あるいは複数本設けてもよい。また、外ネット433を追加してもよい。このネット433が登降手段を兼ね ることができる。 FIG. 26 shows an
右上欄のように、外止部材427をラセン配置しその内周に添って内止部材428を張ってもよい。そのラセン空間の内部には土砂などを投入してスロープなどの登降手段435と避難場所436を設けるものとする。 As shown in the upper right column, the
右下欄のように、外止部材427に対し内止部材428は千鳥縫い式に張設してもよい。また、下欄左のように、基部固定式のパイプや杭などの外止部材438間の内周側に組単位aのような内止部材を嵌め込むようにしてもよい。さらに、同図右図のように、矢板440間に組単位aがくるように組み合わせてもよい。 As shown in the lower right column, the
図27は、周胴部が蛇腹形で上下貫通状の大径(5乃至10m)のステンレス製変形パイプ442を基部を埋め込んで設置し、同タンク442の上縁の1個所に出入り口443を形成して地盤からパイプ外周に添ってラセン状に添うスロープあるいは階段式(ラセン階段も含む)の登降手段444の上端に接続し、これにより、登降を可能とし、同タンク442内に前記した土砂などによる埋込材445を投入して避難場所446を構成したものである。尚、同登降手段444の他に通常時遊戯用として使える滑り台447を設けてもよい。こうした避難用施設は、鋼矢板などで築造したものにも適用がある。 In FIG. 27, a stainless steel deformed
図28および図29は、3本あるいは4本など複数本のフランジ付き支柱450…を多角形の頂点位置に対応するようにして埋め込み立設し、それら支柱450…上に共通1枚の避難ステージ451を手すり付きのものとして載置固定するとともに、津波Xに対し後方から登り得るような登降手段452を接続して避難ステージ451に避難可能としたものである。図示した三角形頂点配置の支柱450のうちの1本は津波Xの襲来してくる方向に先行するように向けて設置してある。 28 and 29, a plurality of
特に、同実施形態の各支柱450周りには、緩衝手段として木材453…を集束状にして巻き締めて装備してある。先行する支柱450回りの木材453の後方に登降手段452が対応しているので、津波Xが拡がって弱まったものになって登降が安全に行える。同登降手段452は図示よりさらに木材453寄りに配置すればより安全な登降が可能となる。尚、図28に示すように、同じく木材を使って逆Vの字形をした切り分け誘導手段454を配備してもよい。同避難用施設が津波Xから守られるとともに避難する人が流されにくく避難ステージ451に辿り付くことができるようになる。図29の455は無方向アンカーである。 In particular, around each
図28の右下欄に示すように、複数本の支柱456…を三角形の頂点位置とその中間位置とに埋め込み(打設も可能)により固定立設し、これらの各外周に多数の木材457…を巻き締めて高さ6乃至8mの6基の避難用施設を築造してある。そして、地盤上に後端を設置した登降手段458の前端を避難用施設上に連結固定していずれの施設にも移動して避難することができるようにしてある。津波Xは図示矢印のように左右に分かれるため施設は守られるとともに避難者も津波流の直接の影響のないところを通じて登降し上に避難することができる。支柱456…を 介して上側に避難ステージを載置固定してさらに安全性を向上させた避難施設にしてもよい。 As shown in the lower right column of FIG. 28, a plurality of
図30は、登降手段569が充分幅広状(10mから50m程度)で多くの人が混雑なくしかも安全に避難することができるようにした避難用施設物を示し、図の左と右上に示すように、同避難用施設物は、津波が襲来してくる方向X側に丸い先端部570がくるようにして後方拡大状をした防護壁571を鋼矢板や木材などで築造したもので、その中には、後方から登り避難することのできるスロープ状の登降手段569が前上がり状に形成されている。このスロープは、階段でもよく、またスロープ・階段併設型のものでもよい。この登降手段569は、コンクリート埋設式によるもの、土砂や塊体入りネットなどによるものいずれでもよい。下地を土砂や塊体入りネットなどとし上仕上げをコンクリートやモルタルによるものでもよい。板張りやメッシュ張り、グレーチング張り、木材張りなどでもよい。 FIG. 30 shows an evacuation facility in which the climbing means 569 is sufficiently wide (about 10 to 50 m) so that many people can evacuate safely without being congested, as shown on the left and upper right of the figure. In addition, the evacuation facility is constructed of a
また、避難用施設物の中には鋼矢板などで丸筒型とされた中防護壁571′の内部スペースに埋めこみなどにより避難場所572が形成されて矢印のように避難できるようになっている。尚、仮想線のように、避難場所572へ直接登ることのできる他の登降手段として中央階段573を設けてもよい。
また、津波流が避難側に飛び込んでくるのを防止するため、転回ガイド部材574を先端部570を取り付けたり、仮想線および右下欄のように先端部570よりも先行した位置にやや低目の予備防護壁575を配列してもよい。この防護壁575の中は空間としたり土砂などを埋め込んでもよい。これにより、津波流がきても同防護壁575内に飛びこませることができ避難側に届くおそれがなくなる。
さらに、右上欄のように、実線の避難用施設物を前後に離間して対向配備してその間を避難口576として逃げ込むことができるようにしてもよい。この場合、Sのように後側にくる避難用施設物を前の避難用施設物の幅よりも幅狭状にしいておけば津波流が入りにくくなる利点がある。
また、前記先端部570は、先端を三角形の頂点のように先鋭状にしてもよい。 In addition, in the evacuation facilities, an
Further, in order to prevent the tsunami flow from jumping to the evacuation side, the turning guide member 574 is attached to the
Furthermore, as shown in the upper right column, solid evacuation facilities may be arranged opposite to each other in the front-rear direction so that the space between them can be escaped as an evacuation port 576. In this case, there is an advantage that the tsunami flow is difficult to enter if the facility for evacuation located on the rear side as in S is narrower than the width of the facility for evacuation in front .
Further, the
図32は、4本のリップ付きアングル材などの主支柱591…を4隅に圧入などの打設により立設し、これらの主支柱591の各2面に添ってH型鋼でなる副支柱592を打設するとともに、これら副支柱592の向かい合うもの同士の間に角材(鋼矢板を含む)593…を落とし堰方式に配備して内空間に土砂や塊体入りネット、コンクリートなどを充填して避難場所594としたものである。595は登降手段である。 In FIG. 32, four
こうした避難用施設物は、津波が襲来してくる方向Xに対して図示のように1つの角隅を先行させるように向きを設定するが、これに限定されない。尚、中間にもH型鋼でなる副支柱592を配置してより強固な構造にしてもよい。
また、H型鋼の一対を1本化しておいてそれを圧入するようにしてもよい。この場合、主支柱591は省略することがある。 Such an evacuation facility sets the direction so that one corner is advanced as shown in the figure with respect to the direction X in which the tsunami strikes, but is not limited to this. In addition, a
Alternatively, a pair of H-shaped steel may be made into one and press-fitted. In this case, the
図33は付加的な提案例を示すものである。従来の慣例は、下着にワイシャツを着装してネク タイを締めたのち背広上着を着るというものであったため、夏場には非常に暑く困っていた。しかし、図示のように、下着124の上に直接夏用の清涼スーツ125を着ることにより非常に涼しく軽快に生活を送れるようにようになる。清涼スーツ125は、非常に細かいメッシュ地で涼しくて軽く涼しさを感じる繊維が使われ、形態としては旧来からのものであって、袖先にはワイシャツ様のメッシュ地の袖先126が縫着されている。 FIG. 33 shows an additional proposal example. Conventional practice, in order was that wear a suit jacket after tightening the next-tie and wearing the shirt to underwear, it was in trouble very hot in summer. However, as shown in the figure, wearing a summer
この清涼スーツ125の下衿127には、やや太いラインで強調された模様128が付されて全体に高級感を醸し出すように工夫してある。 A pattern 128 emphasized by a slightly thicker line is attached to the
この下衿127から上衿129にかけての部分とそれらが対面する本体縁部分には、同図右欄のように、通気孔130…を多数明けて、より涼しくなるようにしてある。上衿129の内面には、同図右上欄図のように、吸汗効果と消臭効果のある生地を用いて波形に作った通気促進片131が縫い付けられて背中からの蒸散気が外に逃げるようになっている。 As shown in the right column of the figure, a large number of vent holes 130 are opened in the portion from the
同図右欄の133は掛装品で、この掛装品133は、表側と裏側とでなり、表側は、上端が15cm前後に幅広化され下向きに次第に狭くなった通気性のあるネクタイ地部134でなり、裏側は、吸汗効果と消臭効果のある生地を用いた内通し舌片135として前記ネクタイ地部134から折り曲げ状に連設されている。この内通し舌片135の身体に当たる面には、同図の右上に示すような通気促進片131が縫い付けられている。 133 in the right column of the figure is a hooked article, and this
こうした掛装品133は、矢印Bで示すように内通し舌片135を下着124のネック部の内側にくるように差し入れて垂らすようにするとともに、ネクタイ地部134を下着124の表側に垂らすようにして掛装品133全体を下着124のネックを介して掛装するようにする。ネクタイ地部134の上部は充分に幅広状になっているので、下着124を覆い隠して前から見えるようなことはない。
尚、下着124のネック部は首下より少し低くなっているのが通例であるので、そこに掛けられた掛装品133の上端縁と首下との間にはやや広めの余地が残るが、そのため、右図破線のようにネクタイ地部134の裏面少し低い位置に簡易クリップ136を付けておいてそれが下着124のネック部に挟み付けられるようにしておけば掛装品133全体のレベルが少しアップし違和感もなくなる。
尚、上衿129は、従来からのスーツの上衿高さよりも高く、ワイシャツの衿高さ程に少し高目に作ってもよい。 As shown by the arrow B, such a
In addition, since the neck part of the
The
図34も付加的な提案例を示すもので、この掛装品138は、ネッカチーフ様の表装部139と内通し舌片140とを備えるとともに、表装部139の裏面と内通し舌片140の表側には簡易ポケット141が縫い付けられている。内通し舌片140は汗取りと臭い消しの両効果をもつ生地で出来ている。142は首掛リングで、ワンタッチで掛脱できまた長さ調節も可能な掛脱具143を備えるとともにその前回りの部分には、掛装品138が掛け付けられている。こうした掛装品138は首下近くまで寄せ上げた状態にセットできる。表装部139はネクタイ様のものでもよい。 FIG. 34 also shows an example of an additional proposal. This
図35も付加的な提案例を示す。清涼スーツ146は、上衿147から下衿148上部にかけての部分が従来のワイシャツの衿と同様のやや高いものになっているとともに、下衿148の上部位置には、左右に相対向するように通し口149が明けられている。150は首掛リングで、前後に掛脱具151をもつとともにその前回りには図34のような掛装品152が掛けられている。前記首掛リング150は、清涼スーツ146の上衿147から下衿148にかけて掛け回されるとともに通し口149を通じて前回りにきて止め着けられる。 FIG. 35 also shows an additional proposal example. The
そして、こうした首掛リング150の前回りには掛装品152が掛けられる。裏側の汗取り・臭い消し用の内通し舌片140を備える場合とそうでない場合とがあるが、図示しない下着のネック部内に差し入れるようにするかネック部の表側にくるようにするかは自由である。尚、図35に仮想線で示すように、実線で示す従来からの衿ラインよりも少し首寄りまでくるように衿部分153を形成すると掛装品152も狭いもので済む。 A
尚、図35の右下欄に示すように、下衿148の上寄り内縁には、左右対応位置の取付点155からそれぞれ垂れ下がるようにして掛脱具157付きの条材(チェーンや紐、真珠など)156,156を設けておき、スーツ着装後に仮想線のように持ち上げつつ両掛脱具(マグネットも可)157,157を合着させて一本つなぎに垂れた条材とし、これに前記のような掛装品を着装するように構成することもできる。 Incidentally, as shown in the lower right column of FIG. 35, on the upper inner edge of the
また、図37も付加的な提案例で、清涼スーツ160の下衿161,161裏の左右間にわたるようにして渡装地162を上縁162aが前首裾部163近くになるように装着してなる。この渡装地162は、その中央部分が左右の下衿161,161間に現出するようにされるとともに、略逆三角形の通気質布地を用いて作られている。162′のように渡装地162は十分垂れ下がった長い形のものにしてもよい。同渡装地162は、向かって左側の側縁を下衿161に止着具164(面ファスナーを含む)164…で脱着可能にしたり縫着してもよい。
FIG. 37 is an additional proposal example, and the
一方、向かって右側の側縁は、下衿161側とともに一対の面ファスナーを構成する脱着具165でワンタッチで下衿161側と着脱できるようになっている。渡装地162の中央上部は少し高くなっていて、その個所から下向きにネクタイ様(ネッカチーフ様も可)166が直接染め込まれている。渡装地162の色や模様は、他のものに自由に変えられるものとし、表裏別模様のものを裏返し使用することもできるものとしてもよい。渡装地162に別物のネクタイを着脱自在に取着できるようにしてもよい。この場合、ネクタイ等の付加品は、渡装地162に対し面ファスナーなどで脱着可能にしたり、掛脱自在にしてもよい。 On the other hand, the side edge on the right side can be attached to and detached from the
1…地盤 2…人工丘陵 3…避難場所 6…登降手段。 1 ...
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