JP4720559B2 - 回路保護装置およびその短絡電流遮断方法 - Google Patents

回路保護装置およびその短絡電流遮断方法 Download PDF

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Description

本発明は1台の電源装置から複数の負荷に直流電源を分岐して供給する回路保護装置に係り、特に容量性負荷に対する突入電流や短絡負荷に対する短絡電流に、定電流を流すことにより対応し、容量性負荷に対して電源を停止することなく駆動し、短絡負荷に対して電源を遮断して、他の負荷の動作に影響を及ぼさない回路保護装置に関する。
従来の回路保護装置は、本出願人が「特許文献1」(出力分岐装置)に開示したように、電源装置からの直流電源入力を複数に分岐して複数の負荷に出力するに際して、分岐した出力ラインに対応して出力ラインを遮断する遮断手段を備え、過電流の流れた出力ラインのみを遮断できるように構成されている。
これにより、各出力ラインにブレーカを設ける必要がなく、煩雑な接続作業を必要とせず、ブレーカを設置するスペースも必要としないものである。
特開2002−252923号公報
「特許文献1」に開示された従来の出力分岐装置は、出力ライン毎に遮断手段が動作する過電流が設定されているので、負荷に対応した過電流の遮断ユニットを選定して設置しなければならず、多くの遮断ユニットを準備しなければならない課題がある。
また、出力ラインに接続する負荷が変更された場合には、負荷に最適な遮断電流を有する遮断ユニットに交換しなければならないため、交換する遮断ユニットが無い場合には、負荷を動作させることができなく、生産などに大きな影響を及ぼす課題がある。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は容量性負荷や抵抗負荷の変更に対応でき、突入電流や短絡電流を定電流で抑制し、容量性負荷に対して電源を遮断することなく継続して駆動するとともに、短絡負荷に対しては定電流を所定時間流した後に電流を遮断することによって、他の負荷の駆動に影響を及ぼさない利便性の高い回路保護装置を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る回路保護装置は、電源装置を接続し、電源装置の直流電源出力を複数の負荷に分岐して供給する回路保護装置であって、負荷に流れる突入電流や短絡電流を定電流で抑制し、定電流による抑制時間が所定時間を超える場合には状態情報を出力し、遮断指令によって負荷への定電流を遮断する負荷対応の分岐出力手段と、直流電源出力を分岐出力手段に分岐して供給するとともに、それぞれの分岐出力手段の状況を監視し、状況に応じた制御を実行する分岐/制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る回路保護装置は、負荷に流れる突入電流や短絡電流を定電流で抑制し、定電流による抑制時間が所定時間を超える場合には状態情報を出力し、遮断指令によって負荷への定電流を遮断する負荷対応の分岐出力手段と、直流電源出力を分岐出力手段に分岐して供給するとともに、それぞれの分岐出力手段の状況を監視し、状況に応じた制御を実行する分岐/制御手段とを備えたので、分岐出力手段は、容量性負荷の突入電流に対して定電流で抑制し、容量性負荷の充電とともに、容量性負荷に継続して定常電流を流すとともに、短絡負荷の短絡電流に対して定電流で抑制し、定電流が所定時間経過すると、状態情報(遮断要求)を分岐/制御手段に送信し、分岐/制御手段から提供される遮断指令を受けて短絡負荷に流す電流を遮断することができる。
また、この発明に係る分岐出力手段は、突入電流や短絡電流を定電流で抑制する定電流部、電流を遮断する遮断部、過大電流に対して瞬時に反応する瞬時遮断部、電流を検出する電流検出部を備えたことを特徴とする。
この発明に係る分岐出力手段は、突入電流や短絡電流を定電流で抑制する定電流部、電流を遮断する遮断部、過大電流に対して瞬時に反応する瞬時遮断部、電流を検出する電流検出部を備えたので、負荷に流れる電流を検出し、検出した電流値に基づいて突入電流や短絡電流に対応して定電流を流し、または定常電流を流すとともに、定電流が所定時間を経過すると、状態情報(遮断要求)を分岐/制御手段に送信し、分岐/制御手段からの遮断指令に基づいて定電流を遮断することができる。
さらに、この発明に係る瞬時遮断部は、過大電流を瞬時に検出し、遮断部を瞬時に遮断することを特徴とする。
この発明に係る瞬時遮断部は、過大電流を瞬時に検出し、遮断部を瞬時に遮断するので、遮断部の一時遮断動作を迅速に実行して、定電流動作に移行することができる。
また、この発明に係る電流検出部は、過大電流を検出した場合、遮断部に遮断信号を供給して遮断部を遮断することを特徴とする。
この発明に係る電流検出部は、過大電流を検出した場合、遮断部に遮断信号を供給して遮断部を遮断するので、定電流部を起動して定電流を流すことができる。
さらに、この発明に係る電流検出部は、電流値を検知する電流値検知部と、定電流の継続時間を計時するタイマと、電流値検知部が検知した電流値に基づき、またはタイマが所定時間越えて定電流を計時した場合に、状態情報を分岐/制御手段に送信する送信部とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る電流検出部は、電流値を検知する電流値検知部と、定電流の継続時間を計時するタイマと、電流値検知部が検知した電流値に基づき、またはタイマが所定時間越えて定電流を計時した場合に、状態情報を分岐/制御手段に送信する送信部とを備えたので、分岐出力手段の状態を分岐/制御手段に通知することができる。
また、この発明に係るタイマは、所定時間を変更可能なことを特徴とする。
この発明に係るタイマは、所定時間を変更可能なので、突入電流や短絡電流を抑制する定電流を不必要に長い時間流さないようにすることができる。
さらに、この発明に係る定電流部は、定電流を変更可能なことを特徴とする。
この発明に係る定電流部は、定電流を変更可能なので、直流電源の電流容量や分岐出力手段の遮断要求に応じて定電流を任意に変更することができる。
また、この発明に係る分岐出力手段は、分岐/制御手段から提供される指令に基づいて定電流部および遮断部の動作/遮断を駆動する動作/遮断駆動部を備えたことを特徴とする。
この発明に係る分岐出力手段は、分岐/制御手段から提供される指令に基づいて定電流部および遮断部の動作/遮断を駆動する動作/遮断駆動部を備えたので、分岐/制御手段から動作指令や遮断指令を提供するだけで、分岐出力手段の動作や遮断を容易に実行することができる。
さらに、この発明に係る分岐/制御手段は、装置全体の動作を制御する制御部と、状態情報に基づいて各分岐出力手段の状態を記憶する記憶部、各分岐出力手段に指令を発生するリセット部と、各分岐出力手段を強制的に遮断する遮断トリガを入力する遮断トリガ入力部と、外部機器に各分岐出力手段の状態情報を送信する外部通信部、装置に必要とされる各種電源を供給する内部電源部、各分岐出力手段の遮断を通知するアラーム出力部、各分岐出力手段の動作または遮断を表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る分岐/制御手段は、装置全体の動作を制御する制御部と、状態情報に基づいて各分岐出力手段の状態を記憶する記憶部、各分岐出力手段に指令を発生するリセット部と、各分岐出力手段を強制的に遮断する遮断トリガを入力する遮断トリガ入力部と、外部機器に各分岐出力手段の状態情報を送信する外部通信部、装置に必要とされる各種電源を供給する内部電源部、各分岐出力手段の遮断を通知するアラーム出力部、各分岐出力手段の動作または遮断を表示する表示部とを備えたので、直流電源を分岐した複数の分岐出力手段の状態を監視するとともに、短絡負荷が発生した分岐出力手段を自動的または強制的に遮断することができる。
また、この発明に係る制御部は、直流電源がオン状態からオフ状態になる直前の各分岐出力手段の状態(状態情報)を記憶部に保持し、直流電源がオフ状態からオン状態になった時、記憶部に保持された状態と同じ状態から動作の開始を制御する。
この発明に係る制御部は、直流電源がオン状態からオフ状態になる直前の各分岐出力手段の状態(状態情報)を記憶部に保持し、直流電源がオフ状態からオン状態になった時、記憶部に保持された状態と同じ状態から動作の開始を制御するので、各分岐出力手段の動作を自動的に直流電源を切る前の状態から開始することができる。
さらに、この発明に係る回路保護装置の短絡電流遮断方法は、電源装置を接続し、電源装置の直流電源出力を複数の負荷に分岐して供給する回路保護装置の短絡電流遮断方法であって、短絡時の過大電流を検出するステップS1と、瞬時遮断を動作させ、遮断部を一時遮断するステップS2と、定電流を流すステップS3と、定電流を検出するステップS4と、定電流が所定時間を超えたか否かを判定するステップS5と、所定時間を超えた場合には、状態情報を送信するステップS6と、遮断指令を受けて定電流部および遮断部を完全に遮断するステップS7とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る回路保護装置の短絡電流遮断方法は、電源装置を接続し、電源装置の直流電源出力を複数の負荷に分岐して供給する回路保護装置の短絡電流遮断方法であって、短絡時の過大電流を検出するステップS1と、瞬時遮断を動作させ、遮断部を一時遮断するステップS2と、定電流を流すステップS3と、定電流を検出するステップS4と、定電流が所定時間を超えたか否かを判定するステップS5と、所定時間を超えた場合には、状態情報を送信するステップS6と、遮断指令を受けて定電流部および遮断部を完全に遮断するステップS7とを備えたので、負荷短絡が発生しても、過大な短絡電流を流さずに、定電流で抑制して、所定時間経過後に定電流を遮断することができる。
この発明に係る回路保護装置は、負荷に流れる突入電流や短絡電流を定電流で抑制し、定電流による抑制時間が所定時間を超える場合には状態情報を出力し、遮断指令によって負荷への定電流を遮断する負荷対応の分岐出力手段と、直流電源出力を分岐出力手段に分岐して供給するとともに、それぞれの分岐出力手段の状況を監視し、状況に応じた制御を実行する分岐/制御手段とを備えたで、分岐出力手段は、容量性負荷の突入電流に対して定電流で抑制し、容量性負荷の充電とともに、容量性負荷に継続して定常電流を流すとともに、短絡負荷の短絡電流に対して定電流で抑制し、定電流が所定時間経過すると、状態情報(遮断要求)を分岐/制御手段に送信し、分岐/制御手段から提供される遮断指令を受けて短絡負荷に流す電流を遮断することができ、容量性負荷や抵抗負荷の変更に対応し、他の負荷の駆動に影響を及ぼすこともなく、利便性の向上をアピールすることができる。
また、この発明に係る分岐出力手段は、突入電流や短絡電流を定電流で抑制する定電流部、電流を遮断する遮断部、過大電流に対して瞬時に反応する瞬時遮断部、電流を検出する電流検出部を備えたので、負荷に流れる電流を検出し、検出した電流値に基づいて突入電流や短絡電流に対応して定電流を流し、または定常電流を流すとともに、定電流が所定時間を経過すると、状態情報(遮断要求)を分岐/制御手段に送信し、分岐/制御手段からの遮断指令に基づいて定電流を遮断することができ、定電流を流すことと、定電流を所定時間監視するという単純な構成で、短絡負荷を遮断することができる。
さらに、この発明に係る瞬時遮断部は、過大電流を瞬時に検出し、遮断部を瞬時に遮断するので、遮断部の一時遮断動作を迅速に実行して、定電流動作に移行することができ、不必要な過大電流から分岐出力手段を保護することができる。
また、この発明に係る電流検出部は、過大電流を検出した場合、遮断部に遮断信号を供給して遮断部を遮断するので、定電流部を起動して定電流を流すことができ、突入電流や短絡電流を定電流に抑制し、分岐出力手段ならびに分岐/制御手段を保護することができる。
さらに、この発明に係る電流検出部は、電流値を検知する電流値検知部と、定電流の継続時間を計時するタイマと、電流値検知部が検知した電流値に基づき、またはタイマが所定時間越えて定電流を計時した場合に、状態情報を分岐/制御手段に送信する送信部とを備えたので、分岐出力手段の状態を分岐/制御手段に通知することができ、分岐/制御手段に分岐出力手段の状態を表示し、分岐出力手段の電流(定電流)を遮断することができる。
また、この発明に係るタイマは、所定時間を変更可能なので、突入電流や短絡電流を抑制する定電流を不必要に長い時間流さないようにすることができ、分岐出力手段の遮断を最適に設定することができる。
さらに、この発明に係る定電流部は、定電流を変更可能なので、直流電源の電流容量や分岐出力手段の遮断要求に応じて定電流を任意に変更することができ、フレキシビリティ性を実現することができる。
また、この発明に係る分岐出力手段は、分岐/制御手段から提供される指令に基づいて定電流部および遮断部の動作/遮断を駆動する動作/遮断駆動部を備えたので、分岐/制御手段から動作指令や遮断指令を提供するだけで、分岐出力手段の動作や遮断を容易に実行することができ、使い勝手の良さをアピールすることができる。
さらに、この発明に係る分岐/制御手段は、装置全体の動作を制御する制御部と、状態情報に基づいて各分岐出力手段の状態を記憶する記憶部、各分岐出力手段に指令を発生するリセット部と、各分岐出力手段を強制的に遮断する遮断トリガを入力する遮断トリガ入力部と、外部機器に各分岐出力手段の状態情報を送信する外部通信部、装置に必要とされる各種電源を供給する内部電源部、各分岐出力手段の遮断を通知するアラーム出力部、各分岐出力手段の動作または遮断を表示する表示部とを備えたので、直流電源を分岐した複数の分岐出力手段の状態を監視するとともに、短絡負荷が発生した分岐出力手段を自動的または強制的に遮断することができ、利便性の向上を図ることができる。
また、この発明に係る制御部は、直流電源がオン状態からオフ状態になる直前の各分岐出力手段の状態(状態情報)を記憶部に保持し、直流電源がオフ状態からオン状態になった時、記憶部に保持された状態と同じ状態から動作の開始を制御するので、各分岐出力手段の動作を自動的に直流電源を切る前の状態から開始することができ、各分岐出力手段の設定を省き、効率化を図ることができる。
さらに、この発明に係る回路保護装置の短絡電流遮断方法は、電源装置を接続し、電源装置の直流電源出力を複数の負荷に分岐して供給する回路保護装置の短絡電流遮断方法であって、短絡時の過大電流を検出するステップS1と、瞬時遮断を動作させ、遮断部を一時遮断するステップS2と、定電流を流すステップS3と、定電流を検出するステップS4と、定電流が所定時間を超えたか否かを判定するステップS5と、所定時間を超えた場合には、状態情報を送信するステップS6と、遮断指令を受けて定電流部および遮断部を完全に遮断するステップS7とを備えたので、負荷短絡が発生しても、過大な短絡電流を流さずに、定電流で抑制して、所定時間経過後に定電流を遮断することができ、装置を過電流から保護するとともに、他の負荷動作に及ぼす影響を無くすることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、4個の負荷に分岐された直流電源VDCを供給する場合について説明する、図1はこの発明に係る回路保護装置の実施の形態全体構成図である。図1において、回路保護装置1は、分岐/制御手段2と、直流電源20の直流電源VDCが接続される入力端子I1,I2と、直流電源20から供給される直流電源VDCを4分岐して、出力端子A1,B1〜A4,B4から負荷L1〜L4に供給する分岐出力手段3から構成されている。
分岐出力手段3は、複数の分岐出力手段3a、分岐出力手段3b、分岐出力手段3cおよび分岐出力手段3dから構成され、それぞれ各種内部電源ライン、各種データラインを内蔵する接続ラインl1〜l4を介して分岐/制御手段2と接続されている。
分岐出力手段3a〜3dは、それぞれ出力端子A1,B1〜A4,B4を介して負荷L1〜L4に分岐された直流電源VDCおよび定常負荷電流IL1〜IL4を供給する。なお、定常負荷電流IL1〜IL4は、負荷L1〜L4が抵抗負荷で、短絡していない場合を示すが、負荷L1〜L4は、容量性負荷で突入電流が流れるケースおよび負荷短絡で短絡電流が流れるケースを想定する。
分岐/制御手段2は、直流電源出力VDCを負荷対応(負荷L1〜L4)の分岐出力手段3(分岐出力手段3a〜3d)に分岐して供給するとともに、各分岐出力手段(分岐出力手段3a〜3d)の状況を監視し、状況に応じた制御を実行する。
分岐出力手段3(分岐出力手段3a〜3d)は、突入電流や短絡電流を定電流で抑制し、定電流が所定時間を超える場合には、状態情報を分岐/制御手段2に提供し、分岐/制御手段2から提供される遮断指令によって負荷L1〜L4への電流を遮断する。
図2はこの発明に係る分岐/制御手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。図2において、分岐/制御手段2は、制御部4、記憶部5、リセット部6,遮断トリガ入力部7、外部通信部8、内部電源部9、アラーム出力部10および表示部11を備える。
制御部4は、マイクロプロセッサやDSP(Digital Signal Processor)などを基本に構成し、アクセス機能、比較機能、判定機能、表示駆動機能、キーインタフェース機能等を備える。
制御部4は、装置全体の動作を制御し、起動すると、駆動指令DONを分岐出力手段3a〜3dに提供し、分岐出力手段3a〜3dを起動する制御を実行する。
また、制御部4は、分岐出力手段3a〜3dからデータラインを介して提供される状態情報JSを監視し、状態情報JSを記憶部5に記憶するとともに、状態情報JSに対応した表示データDGを表示部11に提供し、分岐出力手段3a〜3dの状態表示させる制御を実行する。
さらに、制御部4は、状態情報JSが遮断要求の場合には、データラインを介して遮断指令DOFFを分岐出力手段3a〜3dに提供し、分岐出力手段3a〜3dを遮断する制御を実行する。
また、制御部4は、直流電源20のスイッチSWがOFFされた場合、その時点の分岐出力手段3a〜3dの状態(状態情報JS)を記憶部5に保持させ、直流電源20のスイッチSWがONされた場合には、記憶部5に記憶させてある状態に基づいて駆動指令DONならびに遮断指令DOFFを分岐出力手段3a〜3dに供給し、分岐出力手段3a〜3dを直流電源20のスイッチSWがOFF前と同じ状態から動作を開始させる制御を実行する。
さらに、制御部4は、遮断指令DOFFを出力するタイミングでアラーム情報JAをアラーム出力部10に供給し、分岐出力手段3a〜3dの遮断をアラーム音などで通知する制御を実行する。
また、制御部4は、リセット部6からリセット情報JTが提供されると、該当する分岐出力手段3(分岐出力手段3a〜分岐出力手段3dのいずれか)に駆動指令DONを提供し、該当する分岐出力手段3(例えば、分岐出力手段3a)を起動させる制御を実行する。
さらに、制御部4は、遮断トリガ入力部7から遮断トリガ情報JGが提供されると、遮断指令DOFFを分岐出力手段3(分岐出力手段3a〜3d)に提供し、分岐出力手段3を強制的に遮断する制御を実行する。
また、制御部4は、一定時間間隔で記憶部5に記憶されている分岐出力手段3(分岐出力手段3a〜3d)の状態を外部通信部8から外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ)に送信させる制御を実行する。
記憶部5は、EEPROM、フラッシュメモリなどの書換え可能なメモリで構成し、分岐出力手段3(分岐出力手段3a〜3d)に対応した記憶領域を備え、制御部4から提供される分岐出力手段3a〜3d毎の状態情報JSを記憶し、記憶した状態情報JSを制御部4に提供する。
また、記憶部5は、直流電源20のスイッチSWがON状態からOFF状態になる直前の各分岐出力手段3a〜3dの状態情報JSを保持し、直流電源20のスイッチSWがONされた場合、保持してある状態情報JSを制御部4に提供して、各分岐出力手段3a〜3dの動作を同じ状態から開始させる。
内部電源部9は、直流電源VDCから分岐/制御手段2または分岐出力手段3a〜3dで使用する内部電源を発生し、発生した内部電源を分岐/制御手段2内の各部または内部電源ラインを介して分岐出力手段3a〜3dに供給する。
このように、この発明に係る分岐/制御手段2は、装置全体の動作を制御する制御部4と、状態情報JSに基づいて各分岐出力手段(3a〜3d)の状態を記憶する記憶部5、各分岐出力手段(3a〜3d)に指令を発生するリセット部6と、各分岐出力手段(3a〜3d)を強制的に遮断する遮断トリガを入力する遮断トリガ入力部7と、外部機器に各分岐出力手段(3a〜3d)の状態情報JSを送信する外部通信部8、装置に必要とされる各種電源を供給する内部電源部9、各分岐出力手段(3a〜3d)の遮断を通知するアラーム出力部10、各分岐出力手段(3a〜3d)の動作または遮断を表示する表示部11とを備えたので、直流電源VDCを分岐した複数の分岐出力手段(3a〜3d)の状態を監視するとともに、短絡負荷が発生した分岐出力手段(3a〜3d)を自動的または強制的に遮断することができ、利便性の向上を図ることができる。
また、この発明に係る制御部4は、直流電源VDCがオン状態からオフ状態になる直前の各分岐出力手段(3a〜3d)の状態を記憶部5に保持し、直流電源VDCがオフ状態からオン状態になった時、記憶部5に保持された状態と同じ状態から動作の開始を制御するので、各分岐出力手段の動作を自動的に直流電源を切る前の状態から開始することができ、各分岐出力手段の設定を省き、効率化を図ることができる。
図3はこの発明に係る分岐出力手段の一実施の要部形態ブロック構成図である。なお、分岐出力手段3a〜3dは、同一構成ならびに同一機能なので、分岐出力手段3aについて説明する。
図3において、分岐出力手段3aは、定電流部12、遮断部13、瞬時遮断部14、電流検出部15および動作/遮断駆動部16を備える。
定電流部12は、容量性負荷の突入電流や短絡負荷の短絡電流を定電流IKで抑制し、定電流IKを電流検出部15に供給する。
遮断部13は、定常負荷電流ILを流し、定常負荷電流ILを電流検出部15に供給する。また、遮断部13は、電流検出部15で過大電流を検出した場合、電流検出部15から供給される遮断信号SDまたは瞬時遮断部14から供給される信号に基づいて電流経路を一時遮断する。
瞬時遮断部14は、過大電流に対して瞬時に反応し、電流検出部15から供給される遮断信号SDに基づいて、信号を遮断部13に供給し、遮断信号SDによる遮断部13の遮断よりも早く遮断部13を瞬時に遮断する。
電流検出部15は、遮断部13から供給される定常負荷電流ILや定電流部12から供給される定電流IKを検出し、遮断信号SDを遮断部13および瞬時遮断部14に供給するとともに、検出した電流値に対応した状態情報JSを分岐/制御手段2に送信する。
動作/遮断駆動部16は、分岐/制御手段2から提供される駆動指令DONまたは遮断指令DOFFに基づいて定電流部12および遮断部13を起動したり、遮断したりする。
分岐出力手段3aを起動する場合、駆動指令DONに対応した信号を定電流部12および遮断部13に提供することにより実行される。
一方、分岐出力手段3aを遮断する場合には、遮断指令DOFFに対応した信号を定電流部12および遮断部13に提供することにより実行される。
図4はこの発明に係る電流検出部の一実施の形態要部ブロック構成図である。図4において、電流検出部15は、電流を電圧で検出する電流検出用抵抗器RD、電流検出用抵抗器RDが検出した電流値を検知する電流値検知部17、電流値検知部17で検知した電流が定電流IKの場合、定電流IKの継続時間をカウントするタイマ19、検知した電流値を状態情報JSとして分岐/制御手段2に送信する送信部18を備える。
なお、電流値検知部17は、電流検出用抵抗器RDで過大電流を検出すると、遮断信号SDを遮断部13および瞬時遮断部14に供給する。
また、電流値検知部17は、電流検出用抵抗器RDで検出した電流が0値の場合、負荷が接続されていないと判断し、0値の電流信号I0を送信部18を介して状態情報JSとして分岐/制御手段2に送信する。
さらに、電流値検知部17は、電流検出用抵抗器RDで定常負荷電流ILを検出した場合、負荷が正常に動作していると判断し、定常負荷電流ILを送信部18を介して状態情報JSとして分岐/制御手段2に送信する。
また、電流値検知部17は、電流検出用抵抗器RDで定電流IKを検出した場合、負荷が容量性負荷または短絡していると判断し、定電流IKの継続時間をタイマ19で計時し、継続時間が所定時間TKを超える場合には、負荷短絡として定電流IKを送信部18を介して状態情報JSとして分岐/制御手段2に送信する。
一方、定電流IKの継続時間が所定時間TK未満の場合には、容量性負荷として電流値情報を分岐/制御手段2に送信しない。
なお、タイマ19の所定時間TKを変更することにより、負荷短絡時の定電流IKの継続時間を自由に設定することができる。
このように、この発明に係る電流検出部15は、電流値を検知する電流値検知部17と、定電流IKの所定時間TKを計時するタイマ19と、電流値検知部17が検知した電流値に基づき、またはタイマ19が所定時間TKを越えて定電流IKを計時した場合に、状態情報JSを分岐/制御手段2に送信する送信部18とを備えたので、分岐出力手段3aの状態を分岐/制御手段2に通知することができ、分岐/制御手段2に分岐出力手段3aの状態を表示し、分岐出力手段3aの電流(定電流IK)を遮断することができる。
また、この発明に係るタイマ19は、所定時間TKを変更可能なので、突入電流や短絡電流を抑制する定電流IKを不必要に長い時間流さないようにすることができ、分岐出力手段3aの遮断を最適に設定することができる。
図5はこの発明に係る分岐出力手段の一実施の形態要部回路構成図である。図5において、分岐出力手段3aは、定電流部12を構成する定電流回路12a、遮断部13を構成する遮断回路13a、瞬時遮断部14を構成する瞬時遮断回路14a、動作/遮断駆動部16を構成する動作/遮断用トランジスタTRaおよび動作/遮断用トランジスタTRbを備える。
動作/遮断用トランジスタTRaおよび動作/遮断用トランジスタTRbは、分岐/制御手段2から提供される駆動指令DONに基づいて定電流回路12aおよび瞬時遮断回路14aをオン駆動する。
また、動作/遮断用トランジスタTRaおよび動作/遮断用トランジスタTRbは、分岐/制御手段2から提供される遮断指令DOFFに基づいて定電流回路12aおよび瞬時遮断回路14aをオフ駆動し、分岐出力手段3aを遮断する。
このように、この発明に係る分岐出力手段3aは、分岐/制御手段2から提供される指令に基づいて定電流部12および遮断部13の動作/遮断を駆動する動作/遮断駆動部16(動作/遮断用トランジスタTRa、TRb)を備えたので、分岐/制御手段2から動作指令(駆動指令DON)や遮断指令(遮断指令DOFF)を提供するだけで、分岐出力手段3aの動作や遮断を容易に実行することができ、使い勝手の良さをアピールすることができる。
定電流回路12aは、MOSFET−Q1、ツェナーダイオードZD、定電流用抵抗器RXを備え、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧および定電流用抵抗器RXで決定される定電流IKを流す。
定電流回路12a(定電流部12)は、定電流用抵抗器RXまたはツェナーダイオードZDを調節することにより、定電流IKを自由に設定することができる。
このように、この発明に係る定電流部12(定電流回路12a)は、定電流IKを変更可能なので、直流電源20の電流容量や分岐出力手段3aの遮断要求に応じて定電流IKを任意に変更することができ、フレキシビリティ性を実現することができる。
遮断回路13aは、MOSFET−Q2、差動増幅器OP1、コンパレータOP2、トランジスタTR1、フィルタなどで構成し、動作/遮断用トランジスタTRaと動作/遮断用トランジスタTRbが同時にオン駆動されても、フィルタによってMOSFET−Q2のオンが定電流回路12aのオンよりも遅れるため、容量性負荷の立ち上りや短絡負荷の立ち上りには、定電流回路12aが先に動作して定電流IKを流す。
また、遮断回路13aは、定電流IKが流れると、電流検出用抵抗器RDで検出され、差動増幅器OP1、コンパレータOP2を介してトランジスタTR1をオフ状態にするため、MOSFET−Q2はオフ状態を継続し、遮断状態を継続する。
さらに、遮断回路13aは、容量性負荷が定電流IKで充電され、定電流IKが減少してくると、差動増幅器OP1、コンパレータOP2を介してトランジスタTR1をオン状態にするため、MOSFET−Q2がオン状態になり、容量性負荷に定常負荷電流ILを流す。なお、MOSFET−Q2がオン状態になると、定電流回路12aの動作が停止する。
定常負荷電流ILが流れている状態から、負荷短絡の状態に移行すると、過大電流IPが遮断回路13aのMOSFET−Q2を流れ、電流検出用抵抗器RDで過大電流が検出されると、差動増幅器OP1、コンパレータOP2を介してトランジスタTR1がオフ状態になるが、フィルタにより遅延が発生する。
フィルタの遅延によるMOSFET−Q2のオフの遅れをカバーするため、電流検出用抵抗器RDで過大電流が検出されると同時に、瞬時遮断回路14aのトランジスタTR2がオン状態になり、MOSFET−Q2の動作を停止する。なお、過大電流の発生から瞬時遮断回路14aが動作するまでの時間は、数μsにすることができる。
遮断回路13aのMOSFET−Q2がオフ状態になると、定電流回路12aが動作を開始し、短絡電流ISを定電流IKに抑制して分岐出力手段3aおよび分岐/制御手段2を短絡電流ISから保護することになる。
このように、この発明に係る電流検出部15は、過大電流を検出した場合、遮断部13に遮断信号SDを供給して遮断部13を遮断するので、定電流部12を起動して定電流IKを流すことができ、突入電流や短絡電流を定電流に抑制し、分岐出力手段3aならびに分岐/制御手段2を保護することができる。
また、この発明に係る瞬時遮断部14(瞬時遮断回路14a)は、過大電流を瞬時に検出し、遮断部13を瞬時に遮断するので、遮断部13の一時遮断動作を迅速に実行して、定電流動作に移行することができ、不必要な過大電流から分岐出力手段3aを保護することができる。
次に、分岐出力手段3aを流れる負荷電流Iについて説明する。なお、図5を参照にして説明する。また、定電流IKを太実線表示、定常負荷電流ILを細実線表示、定電流IKと定常負荷電流ILの和を破線表示、過大電流IPを一点鎖線表示で示す。図6はこの発明に係る抵抗負荷に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図である。図6において、分岐出力手段3aが動作を開始すると、定電流回路12aが先に立ち上がるが、定常負荷電流ILが流れるため、遅れて立ち上がる遮断部13のMOSFET−Q2のオンによって、定電流IKがわずかの時間だけ小さい電流値で立ち上がり、直ぐに立ち下がる。遅れて立ち上がった遮断回路13aは、負荷に定常負荷電流ILを流す。
図7はこの発明に係る容量性負荷に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図である。図7において、分岐出力手段3aが動作を開始すると、定電流回路12aが先に立ち上り、容量性負荷に流れる電流が多いため(定電流回路12aがないと、突入電流IRが流れる)、定電流IKに到達し、定電流IKが流れ続ける。
容量性負荷に定電流IKで充電すると、時間経過に伴い容量性負荷端の電圧が上昇し、定電流IKが減少を始めると、遮断部13が動作してMOSFET−Q2に流れる電流(負荷電流ILの始め)が次第に増加し、定電流IKが0値になる時点で、容量性負荷の定常負荷電流ILとなる。従って、容量性負荷であっても、定電流IK→定常負荷電流ILと継続し、分岐出力手段3aが遮断することがない。
図8はこの発明に係る定常負荷から短絡負荷になる場合に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図である。図8において、遮断回路13aのMOSFET−Q2がオン状態にあり、定常負荷電流ILがMOSFET−Q2を介して流れている状態から、負荷が短絡(途中短絡)すると、過大電流IPがMOSFET−Q2を介して流れ、電流検出用抵抗器RDにより検出される。
過大電流IPの検出によって、瞬時遮断回路14aが瞬時にMOSFET−Q2をオフ状態にすると、定電流回路12aが動作を開始し、過大電流IPを抑制して定電流IKを流す。定電流IKが所定時間TKを超えて継続すると、分岐/制御手段2から提供される遮断指令DOFFに基づいて動作/遮断用トランジスタTRaおよび動作/遮断用トランジスタTRbがオフ動作をし、定電流回路12aおよび遮断回路13aを遮断することで、分岐出力手段3aを遮断する。
図9はこの発明に係る負荷の初期短絡に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図である。図9において、分岐出力手段3aの動作開始時に負荷が短絡しているので、定電流回路12aが先に立ち上り、定電流IKを流す。定電流IKが所定時間TKを超えて継続すると、分岐/制御手段2から提供される遮断指令DOFFに基づいて動作/遮断用トランジスタTRaおよび動作/遮断用トランジスタTRbがオフ動作をし、定電流回路12aおよび遮断回路13aを遮断することで、分岐出力手段3aを遮断する。
このように、この発明に係る分岐出力手段3aは、突入電流や短絡電流を定電流IKで抑制する定電流部12、電流を遮断する遮断部13、過大電流IPに対して瞬時に反応する瞬時遮断部14、電流を検出する電流検出部15を備えたので、負荷に流れる電流を検出し、検出した電流値に基づいて突入電流や短絡電流に対応した定電流IKを流し、または定電流IKを流すとともに、定電流IKが所定時間TKを経過すると、状態情報JS(遮断要求)を分岐/制御手段2に送信し、分岐/制御手段2からの遮断指令(遮断指令DOFF)に基づいて定電流IKを遮断することができ、定電流IKを流すことと、定電流IKを所定時間TK監視するという単純な構成で、短絡負荷を遮断することができる。
図10はこの発明に係る表示部の一実施の形態イメージ図である。図10において、分岐/制御手段2の表示部11は、分岐出力手段3(3a〜3d)に対応した4CH(チャネル)のLCD、LED(赤)、LED(緑)、リセットキー、遮断キー、外部機器接続およびコネクタCNとスピーカSPを備える。
LCDは、分岐出力手段3a〜3dの状態である「遮断」、通常の負荷動作を表す「動作」、起動しているにも拘わらず、負荷が接続されていない電流が流れない「停止」の状態を表す。
LED(赤)は、負荷短絡で電流が遮断された状態を示し、LED(緑)は、定常負荷で正常に動作していることを表す。
リセットキーは、分岐出力手段3(例えば、分岐出力手段3a)が遮断された場合、負荷の異常を保守して、再起動をかける時に操作する。
遮断キーは、強制的に分岐出力手段3(例えば、分岐出力手段3a)を遮断する時に操作する。
スピーカSPは、分岐出力手段3(例えば、分岐出力手段3a)が遮断された場合、アラーム音を出力する。
外部機器接続コネクタCNは、分岐出力手段3(分岐出力手段3a〜3d)の状態を外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ)に送信するためのコネクタである。
図11はこの発明に係る回路保護装置の基本概念イメージ図である。図11において、本発明を適用しない場合の実際の突入電流IRおよび短絡電流ISを破線で表す。<コンデンサ突入電流>の場合、突入電流IRの過大電流IPを瞬時(過大電流検出時間tα)に検出し、定電流IKで容量負荷充電時間TAの時間流し、その後定常負荷電流ILで継続して流す。これにより、容量性負荷に対して分岐出力手段を停止することなく、定電流IK→定常負荷電流ILの電流で継続して電流を流すことができる。
また、負荷の<途中短絡>の場合、定常負荷電流ILが流れている状態から、負荷が短絡すると、短絡電流ISの過大電流IPを瞬時(過大電流検出時間tα)に検出し、定電流IKで所定時間TKの時間流し、その後定電流IKを遮断する。
さらに、負荷の<初期短絡>の場合、初期に短絡電流ISの過大電流IPを瞬時(過大電流検出時間tα)に検出し、定電流IKで所定時間TKの時間流し、その後定電流IKを遮断する。
以上説明したように、この発明に係る回路保護装置1は、負荷に流れる突入電流や短絡電流を定電流IKで抑制し、定電流IKによる抑制時間が所定時間TKを超える場合には状態情報JSを出力し、遮断指令DOFFによって負荷への定電流を遮断する負荷対応の分岐出力手段3a〜3dと、直流電源出力VDCを分岐出力手段3a〜3dに分岐して供給するとともに、それぞれの分岐出力手段3a〜3dの状況を監視し、状況に応じた制御を実行する分岐/制御手段2とを備えたので、分岐出力手段3a〜3dは、容量性負荷の突入電流に対して定電流IKで抑制し、容量性負荷の充電と、容量性負荷に継続して定常負荷電流ILを流すとともに、短絡負荷の短絡電流に対して定電流IKで抑制し、定電流IKが所定時間TK経過すると、状態情報JS(遮断要求)を分岐/制御手段2に送信し、分岐/制御手段2から提供される遮断指令DOFFを受けて短絡負荷に流す定電流IKを遮断することができ、容量性負荷や抵抗負荷の変更に対応し、他の負荷の駆動に影響を及ぼすこともなく、利便性の向上をアピールすることができる。
続いて、短絡電流遮断方法について説明する。図12はこの発明に係る回路保護装置の短絡電流遮断方法の一実施の形態動作フロー図である。なお、図3を参照して説明する。図12において、この発明に係る回路保護装置の短絡電流遮断方法は、電源装置を接続し、電源装置の直流電源出力を複数の負荷に分岐して供給する回路保護装置の短絡電流遮断方法であって、ステップS1では、短絡時の過大電流を検出する。なお、ステップS1の動作は、電流検出部15が実行する。
ステップS2では、瞬時遮断を動作させ、遮断部を一時遮断する。なお、ステップS2の動作は、瞬時遮断部14および遮断部13が実行する。
ステップS3では、定電流を流す。なお、ステップS3の動作は、定電流部12が実行する。
ステップS4では、定電流を検出する。なお、ステップS4の動作は、電流検出部15が実行する。
ステップS5では、定電流が所定時間を超えたか否かを判定する。なお、ステップS5は、電流検出部15が実行する。
ステップS6では、所定時間を超えた場合には、状態情報を送信する。なお、ステップS6の動作は、電流検出部15が実行する。
ステップS7では、遮断指令を受けて定電流部および遮断部を完全に遮断する。なお、ステップS7の動作は、動作/遮断駆動部16が実行する。
このように、この発明に係る回路保護装置の短絡電流遮断方法は、短絡時の過大電流を検出するステップS1と、瞬時遮断を動作させ、遮断部を一時遮断するステップS2と、定電流を流すステップS3と、定電流を検出するステップS4と、定電流が所定時間を超えたか否かを判定するステップS5と、所定時間を超えた場合には、状態情報を送信するステップS6と、遮断指令を受けて定電流部および遮断部を完全に遮断するステップS7とを備えたので、負荷短絡が発生しても、過大な短絡電流を流さずに、定電流で抑制して、所定時間経過後に定電流を遮断することができ、装置を過電流から保護するとともに、他の負荷動作に及ぼす影響を無くすることができる。
本発明に係る回路保護装置は、容量性負荷や抵抗負荷の変更に対応でき、突入電流や短絡電流を定電流で抑制し、容量性負荷に対して電源を遮断することなく継続して駆動するとともに、短絡負荷に対しては定電流を所定時間流した後に電流を遮断することによって、他の負荷の駆動に影響を及ぼさないもので、容量性負荷や短絡負荷に対応するあらゆる回路保護装置に適用することができる。
この発明に係る回路保護装置の実施の形態全体構成図 この発明に係る分岐/制御手段の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係る分岐出力手段の一実施の要部形態ブロック構成図 この発明に係る電流検出部の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係る分岐出力手段の一実施の形態要部回路構成図 この発明に係る抵抗負荷に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図 この発明に係る容量性負荷に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図 この発明に係る定常負荷から短絡負荷になる場合に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図 この発明に係る負荷の初期短絡に流れる電流の一実施の形態動作シーケンス図 この発明に係る表示部の一実施の形態イメージ図 この発明に係る回路保護装置の基本概念イメージ図 この発明に係る回路保護装置の短絡電流遮断方法の一実施の形態動作フロー図
符号の説明
1 回路保護装置
2 分岐/制御手段
3,3a,3b,3c,3d 分岐出力手段
4 制御部
5 記憶部
6 リセット部
7 遮断トリガ入力部
8 外部通信部
9 内部電源部
10 アラーム出力部
11 表示部
12 定電流部
12a 定電流回路
13 遮断部
13a 遮断回路
14 瞬時遮断部
14a 瞬時遮断回路
15 電流検出部
16 動作/遮断駆動部
17 電流値検知部
18 タイマ
19 送信部
20 直流電源
l1〜l4 接続ライン
Q1,Q2 MOSFET
ZD ツェナーダイオード
OP1 差動増幅器
OP2,OP3 コンパレータ
TRa,TRb 動作/遮断用トランジスタ
TR1,TR2 トランジスタ
RD 電流検出用抵抗器
RX 定電流用抵抗器
VDC 直流電源
I 電流
IL 定常負荷電流
IP 過大電流
IR 突入電流
IK 定電流
IS 短絡電流
TK 所定時間
TA 容量負荷充電時間
tα 過大電流検出時間
DON 駆動指令
DOFF 遮断指令
SD 遮断信号
DG 表示データ
JA アラーム情報
JS 状態情報
JT リセット情報
JG 遮断トリガ情報
VF1,VF2 基準電圧

Claims (11)

  1. 電源装置を接続し、前記電源装置の直流電源出力を複数の負荷に分岐して供給する回路保護装置であって、
    前記負荷に流れる突入電流や短絡電流を定電流で抑制し、定電流による抑制時間が所定時間を超える場合には状態情報を出力し、遮断指令によって前記負荷への定電流を遮断する前記負荷対応の分岐出力手段と、前記直流電源出力を前記分岐出力手段に分岐して供給するとともに、それぞれの分岐出力手段の状況を監視し、状況に応じた制御を実行する分岐/制御手段と、を備えたことを特徴とする回路保護装置。
  2. 前記分岐出力手段は、突入電流や短絡電流を定電流で抑制する定電流部、電流を遮断する遮断部、過大電流に対して瞬時に反応する瞬時遮断部、電流を検出する電流検出部を備えたことを特徴とする請求項1記載の回路保護装置。
  3. 前記瞬時遮断部は、過大電流を瞬時に検出し、前記遮断部を瞬時に遮断することを特徴とする請求項2記載の回路保護装置。
  4. 前記電流検出部は、過大電流を検出した場合、前記遮断部に遮断信号を供給して前記遮断部を遮断することを特徴とする請求項2記載の回路保護装置。
  5. 前記電流検出部は、電流値を検知する電流値検知部と、定電流の継続時間を計時するタイマと、前記電流値検知部が検知した電流値に基づき、または前記タイマが所定時間越えて定電流を計時した場合に、状態情報を前記分岐/制御手段に送信する送信部と、を備えたことを特徴とする請求項2または請求項4記載の回路保護装置。
  6. 前記タイマは、所定時間を変更可能なことを特徴とする請求項5記載の回路保護装置。
  7. 前記定電流部は、定電流を変更可能なことを特徴とする請求項2記載の回路保護装置。
  8. 前記分岐出力手段は、前記分岐/制御手段から提供される指令に基づいて前記定電流部および前記遮断部の動作/遮断を駆動する動作/遮断駆動部を備えたことを特徴とする請求項1記載の回路保護装置。
  9. 前記分岐/制御手段は、装置全体の動作を制御する制御部と、状態情報に基づいて各分岐出力手段の状態を記憶する記憶部、各分岐出力手段に指令を発生するリセット部と、各分岐出力手段を強制的に遮断する遮断トリガを入力する遮断トリガ入力部と、外部機器に各分岐出力手段の状態情報を送信する外部通信部、装置に必要とされる各種電源を供給する内部電源部、各分岐出力手段の遮断を通知するアラーム出力部、各分岐出力手段の動作または遮断を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の回路保護装置。
  10. 前記制御部は、前記直流電源がオン状態からオフ状態になる直前の各分岐出力手段の状態を前記記憶部に保持し、前記直流電源がオフ状態からオン状態になった時、前記記憶部に保持された状態と同じ状態から動作の開始を制御することを特徴とする請求項9記載の回路保護装置。
  11. 電源装置を接続し、前記電源装置の直流電源出力を複数の負荷に分岐して供給する回路保護装置の短絡電流遮断方法であって、
    短絡時の過大電流を検出するステップS1と、
    瞬時遮断を動作させ、遮断部を一時遮断するステップS2と、
    定電流を流すステップS3と、
    定電流を検出するステップS4と、
    定電流が所定時間を超えたか否かを判定するステップS5と、
    所定時間を超えた場合には、状態情報を送信するステップS6と、
    遮断指令を受けて定電流部および遮断部を完全に遮断するステップS7と、
    を備えたことを特徴とする回路保護装置の短絡電流遮断方法。

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