JP4719521B2 - 射撃効果判定装置および射撃効果判定プログラム - Google Patents

射撃効果判定装置および射撃効果判定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、射撃効果判定装置および射撃効果判定プログラムに係り、特に仮想的に行った射撃の効果を判定する射撃効果判定装置および射撃効果判定プログラムに関する。
例えば射撃訓練を行なう為の模擬訓練システムや射撃ゲームを行なう為のアミューズメント施設では、仮想的に行った射撃の効果を判定可能な射撃効果判定装置を用いることにより、射撃訓練や射撃ゲームのリアリティを高めている。ここでは、模擬訓練システムの例を説明する。なお、射撃訓練に使用する火器としては、小銃や戦車等が上げられる。
模擬訓練システムは、訓練を行なう人員が実弾を模擬したレーザ光線を射撃するレーザ送信機と、他者が射撃したレーザ光線を受信するレーザ受信機とを保持して射撃訓練を行なうシステムを指す。射撃効果判定装置は、実弾の代わりに射撃されたレーザ光線を受信した際、そのレーザ光線の強度やデータ内容によって射撃の効果としての損耗内容を判定するものである。
図1は、射撃訓練を行なう為の模擬訓練システムの一例の構成図である。本願明細書における射撃訓練とは、実弾による射撃を行なう代わりに、無線信号やレーザ信号を使用して仮想的に行った射撃の効果を判定して行なう訓練をいう。
レーザ送信機1は、射撃訓練を行なう火器に取り付けて使用するか、又は火器の形状自体を模擬したものである。レーザ送信機1は人員2が射撃動作をした際に、実弾の代わりにレーザ光線3を送信するものである。射撃訓練に使用する火器の種類としては、小銃や戦車等が上げられる。
人員2,7は、射撃訓練に参加する人員を示す。ここでは、人員2を射撃側,人員7を被射撃側と仮定する。レーザ受信機4は、レーザ送信機1が送信したレーザ光線3を受信する。射撃効果判定装置5は、レーザ受信機4と一体として、若しくはレーザ受信機4に接続して使用する。射撃効果判定装置5は、レーザ光線3に含まれる情報と、自機に記憶されている各種情報を参照して損耗の程度を判定する。
レーザ光線3に含まれる情報としては、射撃した火器の種類,弾種,射撃時刻,射撃者の位置情報等が含まれる。自機に記憶されている各種情報としては、人員の種類(人や車両など),人員の姿勢,人員の位置情報等が含まれる。レーザ光線3に射撃時刻,射撃者の位置情報等を含ませる技術は、例えば特許文献4に記載されている。
煙幕6は、訓練場に仮想的に発生させた煙を示している。煙幕6は煙覆とも言い、戦闘等において敵と遭遇した際、又は突撃する際などに、発煙弾を射撃することにより煙を幕のように発生させて敵の視界を遮り、敵が狙いを付けて射撃できないようにする為のものである。なお、射撃訓練においては実弾を射撃しないため、実際に煙を発生させることができない。
発煙筒により煙幕6を発生させることも可能であるが、訓練場の全域をカバーするには訓練場の全域に発煙筒を配置する必要があり、コストが掛かるという問題があった。従来の射撃訓練では、煙幕6が発生していると仮定して訓練を行っていた。特許文献1〜4には、従来の模擬訓練システムの一例が記載されている。
特開平7−146096号公報 特許第3538870号公報 特許第2773615号公報 特許第3427069号公報
従来の模擬訓練システムでは、煙幕6が発生していると仮定して訓練を行なう。しかしながら、仮想的な煙幕6では射撃側の人員2の視界を遮ることができない。人員2は被射撃側の人員7が見えている為、狙いを付けて射撃を行なう。人員7は、レーザ光線3を受信してしまう為、煙幕6が発生していると仮定している場合でも損耗してしまう。このように、従来の模擬訓練システムでは煙幕6を発生させた効果を、射撃の効果の判定に反映させることができないという問題があった。
なお、発煙筒により煙幕6を発生させる方法は、煙幕6を発生させる場所及び時刻に応じて発煙筒による発煙を行わなければならない。訓練場の全域をカバーするには訓練場の全域に発煙筒を配置する必要があり、コストが掛かるという問題を有している。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、実際に煙幕を発生させることなく、煙幕の効果を仮想的に行った射撃の効果の判定に反映させることができる射撃効果判定装置および射撃効果判定プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する射撃効果判定装置であって、煙幕を発生させる仮想弾丸の弾着位置情報を受信し、その弾着位置情報から仮想的な煙幕の発生範囲を表す情報および前記仮想的な煙幕の持続時間を算出し、前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報、前記仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報、および前記仮想的な煙幕の持続時間に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせる制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する射撃効果判定装置であって、仮想的な煙幕の発生範囲を表す情報および前記仮想的な煙幕の持続時間を受信し、前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報、前記仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報、および前記仮想的な煙幕の持続時間に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせる制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、煙幕を発生させる仮想弾丸の弾着位置情報を受信し、その弾着位置情報から仮想的な煙幕の発生範囲を表す情報および前記仮想的な煙幕の持続時間を算出し、前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報、前記仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報、および前記仮想的な煙幕の持続時間に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせて、射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する、処理をコンピュータに実行させる射撃効果判定プログラムであることを特徴とする。
本発明では、射撃を行った射撃側の位置情報,射撃により被弾した被射撃側の位置情報および仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報に基づき、射撃側と被射撃側との間に煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて射撃の効果を異ならせることができる。
上述の如く、本発明によれば、実際に煙幕を発生させることなく、煙幕の効果を仮想的に行った射撃の効果の判定に反映させることができる射撃効果判定装置および射撃効果判定プログラムを提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。本発明の射撃効果判定装置5は、レーザ受信機4と一体として、若しくはレーザ受信機4に接続して使用する。射撃効果判定装置5は、実際に煙幕6が発生していない場合も、射撃者と被射撃者との間に煙幕6が発生していると仮定して、その状況を射撃の効果の判定に反映させる。射撃効果判定装置5を使用することにより、射撃訓練では砲迫攻撃等による煙幕6を発生させることなく、煙幕6の効果を射撃の効果の判定に反映させることが可能となる。
図2は、射撃効果判定装置5の一実施例のブロック図である。図2の射撃効果判定装置5は、メモリ20,レーザ受光部21,制御部22,データ受信部23,位置標定部24及び現示部25を含む構成である。
メモリ20は、制御部22の処理に必要な各種テーブルを記憶している。レーザ受光部21は、レーザ送信機1が送信したレーザ光線3を受信する為の受光素子からなり、人員2,7の体にレーザ光線3が当たったことを検出する為に、必要に応じて人員2,7の体の各部に取り付ける。レーザ受光部21は、レーザ光線3を受信した際、被弾データ26を制御部22に送信する。被弾データ26には、射撃した火器の種類,弾種,射撃側の位置情報,レーザ光線3を受信した際のレーザ信号の強度等が含まれる。
データ受信部23は、図示しない中央局等の外部より煙幕発生情報や風向風速情報を受信する。人員2,7や車両に射撃効果判定装置5を取り付ける場合、取り付ける対象が移動体であるため、射撃効果判定装置5は無線機等となる。データ受信部23は、煙幕発生情報を受信した際、制御部22へ煙幕データ27を送信する。データ受信部23は、風向風速情報を受信した際、制御部22へ気象データ28を送信する。
煙幕データ27は、後述するように、煙幕が発生している時間(持続時間)と煙幕が発生している範囲(発生範囲)とを含む場合、発煙弾の弾着座標を含む場合の二通りが考えられる。
気象データ28は、煙幕が発生している位置の風向、風速情報を含む。気象データ28は制御部22において、煙幕6の発生範囲(以下、煙幕範囲という)の拡散を時間経過毎に算出する際に使用される。
位置標定部24は、随時、射撃効果判定装置5の現在位置を測位する。位置標定部24はGPS受信器などが上げられる。位置標定部24は、測位した現在位置を位置データ29として制御部22へ送信する。現示部25は、スピーカやLED等からなり、制御部22からの指示に応じて損耗の程度を現示する。現示部25が行なう現示とは、スピーカによる発音、LEDによる発光を指す。
制御部22は、データ受信部23から受信した煙幕データ27及び気象データ28、メモリ20に記憶されている各種テーブルを用いて、時間経過毎の煙幕範囲を算出し、例えばメモリ20に記憶する。制御部22は、レーザ受光部21から被弾データ26を受信した際、メモリ20から煙幕範囲を読み出し、その煙幕範囲を参照して煙幕6の効果を射撃の効果の判定に反映させる。制御部22は、損耗の程度を現示する為、射撃の効果の判定結果に応じて、現示部25へ現示指示30を行なう。
なお、図2の射撃効果判定装置5は、外部から位置データ29を受信できれば、位置標定部24が無い構成も可能である。また、現示部25を外部接続できるような構成としてもよい。
図2の射撃効果判定装置5では、本発明の射撃効果判定プログラムがメモリ20に記憶されている。制御部22は、メモリ20に記憶されている射撃効果判定プログラムを読み出し、その射撃効果判定プログラムに従って後述するような処理を実現できる。
本発明による射撃効果判定装置5は、煙幕6が発生していると仮定して行なう射撃訓練において、煙幕範囲を通過して被射撃側の人員7に被弾した仮想的な射撃の効果の判定を煙幕範囲を通過せずに被射撃側の人員7に被弾した仮想的な射撃の効果の判定と異ならせることができる。
この為、本発明の射撃効果判定装置5を利用した模擬訓練システムでは、従来の射撃効果判定装置5を利用した場合と同様、射撃側の人員2の視界を遮れないが、仮想的に煙幕6を発生させた効果を、射撃の効果の判定に反映させることができる。したがって、本発明の射撃効果判定装置5は、より小さいコストで、より実戦環境に近い形での射撃訓練を可能とする。
図3は、本発明の射撃効果判定装置5の処理手順を示した一実施例のフローチャートである。図3のフローチャートは、データ受信部23から煙幕データ27を受信して煙幕範囲を記憶する処理を示している。射撃効果判定装置5の制御部22は、次のように処理を行う。
制御部22は、データ受信部23から煙幕データ27を受信するまでステップS30の処理を繰り返す。制御部22は、データ受信部23から煙幕データ27を受信すると、ステップS31に進む。制御部22は、データ受信部23から受信した煙幕データ27が煙幕範囲を規定したデータであるか否かを判定する。
煙幕データ27が煙幕範囲を規定したデータであれば(S31においてYES)、制御部22はステップS32に進み、煙幕データ27から煙幕範囲と持続時間とを読み出してメモリ20に記憶する。煙幕範囲は、多角形の場合に頂点座標で表され、円の場合に中心座標及び半径で表される。
煙幕データ27が煙幕範囲を規定したデータでなければ(S31においてNO)、制御部22はステップS33に進み、煙幕データ27から発煙弾の弾着位置を読み出し、その弾着位置に応じて煙幕範囲と持続時間とを算出してメモリ20に記憶する。例えば制御部22は、発煙弾の弾着位置から半径R(m)の範囲を煙幕範囲とし、発煙弾の弾着時刻から時間T(秒)を持続時間とする。半径R(m)及び時間T(秒)は、予め設定した定数とするか、もしくは発煙弾の弾数,種類に応じて可変とする。この場合、煙幕データ27には弾着位置,弾着時刻,発煙弾の弾数,種類が含まれる。
ステップS32又はS33に続いてステップS34に進み、制御部22はデータ受信部23から気象データ28を受信したか否かを判定する。制御部22はデータ受信部23から気象データ28を受信していれば、ステップS35に進む。受信していなければ、制御部22は受信するまで、周期的にステップS34の処理を繰り返す。
ステップS35では、制御部22が、気象データ28に含まれる風向風速情報に応じて煙幕範囲の拡散範囲と持続時間とを算出する。例えば制御部22は、煙幕範囲が円の場合に、その中心座標を風向方向へ風速×経過時間分だけ移動させる。制御部22は、算出した煙幕範囲の拡散範囲と持続時間とをメモリ20に記憶する。
ステップS34,S35の処理は、煙幕範囲の持続時間の間、周期的に繰り返すことで時間経過による煙幕範囲の拡散範囲を算出することが可能となる。図3に示した処理は受信した煙幕データ27毎に行い、算出した煙幕範囲,拡散範囲,持続時間をそれぞれメモリ20に記憶する。
図3のフローチャートに示した処理では、図4又は図5のテーブルをメモリ20に記憶する。図4は、煙幕範囲および持続時間を表した一例のテーブルである。図5は、煙幕範囲,持続時間および濃度を表した一例のテーブルである。
図4のテーブルは、ある煙幕6の煙幕(拡散)範囲と持続時間とを表している。図4のテーブルの場合、上から一番目のレコードは煙幕範囲が多角形の例を表している。煙幕範囲がn角形の場合、煙幕範囲はn個の頂点座標(Xn,Yn)によって表される。煙幕6の持続時間は煙幕6の発生時刻と消滅時刻とによって表される。また、上から二番目のレコードは煙幕範囲が円の例を表している。煙幕範囲が円の場合、煙幕範囲は中心座標(Xn,Yn)と半径Rnとによって表される。
また、図5のテーブルは、ある煙幕6の煙幕(拡散)範囲と、持続時間と、濃度とを表している。図5のテーブルは図4のテーブルに項目「濃度」を追加した構成である。煙幕6の濃度は、例えば煙幕6の発生時刻に一番濃い濃度となり、時間tが経過する毎に薄い濃度となっていくような式(例えば、濃度Cn=初期濃度C0−at)により算出すればよい。
図6は、本発明の射撃効果判定装置5の処理手順を示した一実施例のフローチャートである。図6のフローチャートは、レーザ受光部21から被弾データ26を受信した際、煙幕6の効果を反映して損耗の程度を判定する処理を示している。射撃効果判定装置5の制御部22は、次のように処理を行う。
制御部22は、レーザ受光部21から被弾データ26を受信するまでステップS41の処理を繰り返す。制御部22は、レーザ受光部21から被弾データ26を受信すると、ステップS42に進む。制御部22は、メモリ20に煙幕範囲が記憶されているか否かにより煙幕範囲が有るか否かを判定する。
煙幕範囲が有れば(S42においてYES)、制御部22はステップS43に進む。ステップS43では、制御部22が、射撃者の位置および位置標定部24から位置データ29として受信する現在位置からレーザ光線3の軌跡を表す軌跡式を算出する。
ステップS44に進み、制御部22は、レーザ光線3の軌跡が煙幕範囲を通過するか否かを判定する。レーザ光線3の軌跡が煙幕範囲を通過するか否かの判定は、例えばステップS43で算出した軌跡式が煙幕範囲と交点を持つか否かにより判定できる。
煙幕範囲が多角形の各頂点座標で記録されている場合、制御部22は多角形の各辺とステップS43で算出した軌跡式とが交点を持つか否かを判定し、交点を持つ場合に煙幕範囲を通過すると判定する。煙幕範囲が円で記録されている場合、制御部22は円の中心座標とステップS43で算出した軌跡式との最小距離を算出し、その最小距離が円の半径より小さい場合に煙幕範囲を通過すると判定する。
煙幕範囲が同時に複数記憶されている場合、制御部22は各煙幕範囲についてステップS44の判定を行なう。レーザ光線3の軌跡が煙幕範囲を通過する場合(S44においてYES)、制御部22はステップS45に進み、被弾データ26に含まれるレーザ信号の強度,射撃した火器の種類,弾種に加えて煙幕6の効果も反映して損耗の程度を判定する。
一方、煙幕範囲が無い場合(S42においてNO)及びレーザ光線3の軌跡が煙幕範囲を通過しない場合(S44においてNO)、制御部22はステップS46に進む。ステップS46では、制御部22が、被弾データ26に含まれるレーザ信号の強度,射撃した火器の種類,弾種を反映して損耗の程度を判定する。
例えば煙幕6の効果がある場合、制御部22は被弾データ26を受信した場合も損耗なしと判定する。また、他の例として、制御部22は煙幕6の効果がある場合、予め射撃した火器,弾種毎に記憶されたレーザ信号の強度による損耗率に一定数値を掛けて損耗の程度を判定する。
図7は、射撃した火器,弾種毎に記憶されたレーザ信号の強度による損耗率を表す一例のテーブルである。図8は、損耗率による損耗の程度を表す一例のテーブルである。例えば煙幕6の効果がある場合、制御部22は図7のテーブルから射撃した火器,弾種毎に記憶されたレーザ信号の強度による損耗率を読み出し、その損耗率に煙幕6の効果に応じた一定数値(例えば0.5)を掛ける。
なお、煙幕6の効果に応じた一定数値の代わりに濃度によって変化する可変数値を用いてもよい。例えば煙幕6の濃度が高いとき0に近づき、煙幕6の濃度が低いとき1に近づくような数値を損耗率に掛けることで、射撃訓練のリアリティを高めることができる。
制御部22は、一定数値又は可変数値を掛けた後の損耗率から図8のテーブルに従って損耗の程度(例えば、至近,軽傷,重傷,死亡など)を判定する。ステップS45,S46に続いてステップS47に進み、制御部22は損耗の程度を現示する為、射撃の効果の判定結果に応じて、現示部25へ現示指示30を行なう。
以上、本発明によれば、実際に煙幕6が発生していない場合も、射撃者と被射撃者との間に煙幕6が発生していると仮定して、その状況を射撃の効果の判定に反映させることができるので、コストを掛けることなく、リアリティの高い射撃訓練を行なうことが可能である。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する射撃効果判定装置であって、
前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報および仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせる制御手段を備えた射撃効果判定装置。
(付記2)
前記制御手段は、前記仮想的な煙幕の発生範囲および持続時間を受信し、記憶装置に前記仮想的な煙幕の発生範囲および持続時間を記憶することを特徴とする付記1記載の射撃効果判定装置。
(付記3)
前記制御手段は、煙幕を発生させる仮想弾丸の弾着位置情報を受信し、その弾着位置情報から前記仮想的な煙幕の発生範囲および持続時間を算出し、記憶装置に前記仮想的な煙幕の発生範囲および持続時間を記憶することを特徴とする付記1記載の射撃効果判定装置。
(付記4)
前記制御手段は、煙幕に影響を与える気象情報を受信し、前記気象情報と前記仮想的な煙幕の発生範囲とに基づき、前記仮想的な煙幕の拡散範囲および持続時間を算出し、記憶装置に前記仮想的な煙幕の拡散範囲および持続時間を記憶することを特徴とする付記1記載の射撃効果判定装置。
(付記5)
前記制御手段は、前記射撃側と被射撃側とを結ぶ軌跡が前記煙幕の発生範囲との交点を有するか否かに基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定することを特徴とする付記1乃至4何れか一項記載の射撃効果判定装置。
(付記6)
前記制御手段は、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があると判定したとき、前記射撃の効果を無効化することを特徴とする付記1乃至5何れか一項記載の射撃効果判定装置。
(付記7)
前記制御手段は、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があると判定したとき、前記射撃の効果を軽減することを特徴とする付記1乃至5何れか一項記載の射撃効果判定装置。
(付記8)
前記制御手段は、前記仮想的な煙幕の時間経過毎の濃度を算出し、前記仮想的な煙幕の濃度に基づき、前記射撃の効果を軽減する程度を変化させることを特徴とする付記7記載の射撃効果判定装置。
(付記9)
少なくとも記憶装置と制御装置とを備えたコンピュータにおいて実行される射撃効果判定プログラムであって、
前記記憶装置は、仮想的な煙幕の発生範囲を表した煙幕範囲情報を記憶しており、
前記制御装置は、前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報および仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせるステップを実行し、射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する射撃効果判定プログラム。
射撃訓練を行なう為の模擬訓練システムの一例の構成図である。 射撃効果判定装置5の一実施例のブロック図である。 本発明の射撃効果判定装置5の処理手順を示した一実施例のフローチャートである。 煙幕範囲および持続時間を表した一例のテーブルである。 煙幕範囲,持続時間および濃度を表した一例のテーブルである。 本発明の射撃効果判定装置5の処理手順を示した一実施例のフローチャートである。 射撃した火器,弾種毎に記憶されたレーザ信号の強度による損耗率を表す一例のテーブルである。 損耗率による損耗の程度を表す一例のテーブルである。
符号の説明
1 レーザ送信機
2,7 人員
3 レーザ光線
4 レーザ受信機
5 射撃効果判定装置
6 煙幕
20 メモリ
21 レーザ受光部
22 制御部
23 データ受信部
24 位置標定部
25 現示部

Claims (4)

  1. 射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する射撃効果判定装置であって、
    煙幕を発生させる仮想弾丸の弾着位置情報を受信し、その弾着位置情報から仮想的な煙幕の発生範囲を表す情報および前記仮想的な煙幕の持続時間を算出し、前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報、前記仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報、および前記仮想的な煙幕の持続時間に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせる制御手段を備えた射撃効果判定装置。
  2. 前記制御手段は、煙幕に影響を与える気象情報を受信し、前記気象情報と前記仮想的な煙幕の発生範囲を表す情報とに基づき、前記仮想的な煙幕の拡散範囲を表す情報および前記持続時間を算出することを特徴とする請求項1記載の射撃効果判定装置。
  3. 射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する射撃効果判定装置であって、
    仮想的な煙幕の発生範囲を表す情報および前記仮想的な煙幕の持続時間を受信し、前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報、前記仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報、および前記仮想的な煙幕の持続時間に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせる制御手段を備えた射撃効果判定装置。
  4. 煙幕を発生させる仮想弾丸の弾着位置情報を受信し、
    その弾着位置情報から仮想的な煙幕の発生範囲を表す情報および前記仮想的な煙幕の持続時間を算出し、
    前記射撃を行った射撃側の位置情報,前記射撃により被弾した被射撃側の位置情報、前記仮想的な煙幕の発生範囲を表す煙幕範囲情報、および前記仮想的な煙幕の持続時間に基づき、前記射撃側と被射撃側との間に前記煙幕の発生範囲があるか否かを判定し、
    その判定結果に応じて前記射撃の効果を異ならせて、射撃側が射撃装置を操作して仮想的に行った射撃の効果を判定する
    処理をコンピュータに実行させる射撃効果判定プログラム。
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