JP4719422B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置とその製造方法に関し、特に、高誘電率(high−k)膜から成るゲート絶縁膜を有するMISトランジスタを含む半導体装置と、その製造方法に関する。
半導体装置の高集積化によるMISトランジスタの微細化に伴い、ゲート絶縁膜の薄膜化が進んでいる。従来、ゲート絶縁膜として、シリコン酸化膜系の絶縁膜が用いられてきた。しかし、シリコン系酸化膜では、薄膜化によるトンネル電流が大きくなり、限界が指摘されている。このため、シリコン系絶縁膜に変わる高誘電体絶縁膜が、広く検討されている。高誘電体絶縁膜はシリコン系酸化膜よりも誘電率が高いため、ゲート絶縁膜の物理膜厚を厚くすることができ、トンネル電流を抑えることが出来る。
高誘電体絶縁膜には、Al2O3、Ta2O5、HfO2、ZrO2などがある。中でも誘電率が高く、熱的に比較的安定なHfO2 が有望視されている。
しかしながら、これら高誘電体絶縁膜は、ゲートポリシリコンからシリコン基板への不純物拡散を抑制できないという大きな問題がある。このため、高誘電体絶縁膜とシリコン基板の界面、あるいは高誘電体絶縁膜とゲートポリシリコンの界面に、SiN層やSiON層を設けることで、不純物拡散を抑制する方法が提案されている。ところが、SiN層やSiON層などの拡散防止層は、高誘電体膜よりも誘電率が低いため、ゲート絶縁膜の実効的な電気的膜厚の薄膜化に限界がある。
一方、高誘電体膜中に窒素を混入させることで、高誘電率と拡散防止効果のあるゲート絶縁膜を形成する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この方法では、イオン注入またはN2やNH3のプラズマ照射により、高誘電体膜中に窒素を混入する。
特開2001−274393号公報
しかし、イオン注入やプラズマ照射では、ゲート絶縁膜へのダメージが大きいうえに、混入される窒素(N)量の制御や、深さ方向の窒素(N)濃度の分布プロファイルの制御が困難である。また、アンモニア窒化では、混入できる窒素濃度に限界がある。この結果、膜中の窒素濃度が不十分になる、あるいは高誘電膜の上下界面に窒素が偏析してしまう、などの問題が生じる。界面での窒素原子は、固定電荷となって、デバイスの電気特性に悪影響を与える。
そこで、本発明は、所望の窒素濃度で、膜厚方向にほぼ均一なN分布プロファイルを有する高誘電体ゲート絶縁膜構造の半導体装置と、その製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、本発明では、金属酸化膜と金属窒化膜の積層膜を形成した後、熱処理により深さ(膜厚)方向に窒素をほぼ均一に分布させた金属酸窒化膜を得る。
本発明の第1の側面では、半導体装置の製造方法は、
(a)半導体基板上に、金属酸化膜と、金属窒化膜を、それぞれ1層以上交互に積層する工程と、
(b)前記積層を熱処理することにより、金属窒化膜中の窒素を前記金属酸化膜へ拡散させた金属酸窒化膜を形成する工程と、
(c)前記金属酸窒化膜をゲート絶縁膜とするゲート電極構造を形成する工程と、
(d)前記ゲート電極構造をマスクとしてソース・ドレイン領域に不純物を注入する工程とを含む。
金属酸化膜は、たとえばTa、Al、Ti、Zr、およびHfのいずれかを含む。金属窒化膜は、たとえばTa、Al、Ti、Zr、およびHfのいずれかを含む。
積層の熱処理温度は、金属酸化膜と金属窒化膜の成膜温度より高く、ソース・ドレイン不純物拡散のための熱拡散温度以下、たとえば、750℃〜900℃の範囲である。
本発明の第2の側面では、不純物拡散防止効果の高いゲート絶縁膜を有する半導体装置を提供する。半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に窒素を含む高誘電体材料で形成され電気的換算膜厚が2nm未満のゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、半導体基板にゲート電極を挟んだ両側に形成されるソース・ドレイン不純物拡散領域とを備え、ゲート絶縁膜は、膜厚方向に均一な窒素分布を有する。
ゲート絶縁膜を高誘電体材料で構成することにより、電気的換算膜厚を2nm未満に維持しつつ、リーク電流を押さえ、かつ、深さ方向に均一な窒素プロファイルを持たせることによって、基板への不純物の拡散を効果的に防止する。
簡単な手法で、均一な窒素濃度を有する高誘電体ゲート絶縁膜を実現できる。
これにより、基板への不純物の拡散を防止できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。
まず、図1(a)に示すように、シリコン基板10の所定の場所に、STI(Shallow Trench Isolation)で素子分離領域11を形成し、RCA洗浄あるいは一種類の薬液によるウエハ洗浄を行う。
次に、図1(b)に示すように、シリコン基板10の全面に、金属酸化膜12と金属窒化膜13を連続して、MOCVD法により成膜する。図1(b)の例では、金属酸化膜12にHfO2(酸化ハフニウム)を使用し、金属窒化膜13にHfN(窒化ハフニウム)を用いる。
HfO2の成膜は、例えば、基板温度500℃、チャンバ圧力65Paに設定し、Hf原料としてTDMAHf(テトラジメチルアミノハフニウム)をバブリング法により窒素キャリアガス500cc/minとともに供給する。このとき、TDMAHfのボトル温度は30℃とする。また酸化のため、O2ガスを100cc/minを同時に供給する。
いったん原料供給を止め、チャンバ内を排気したのち、同じチャンバ内で連続してHfNの成膜を行う。HfNの成膜におけるHf原料は、HfO2膜12と同じ条件で供給し、窒化のためNH3ガスを100cc/min供給する。
金属酸化膜としてのHfO2膜12の膜厚をta、金属窒化膜としてのHfN膜13の膜厚をtbとすると、taとtbの比が
0<tb/(ta+tb)<0.5 (1)
であることが望ましい。ゲート絶縁膜中の窒素量が多すぎると、チャネルモビリティに悪影響を与えるおそれがあるからである。
金属窒化膜の膜厚は、最終的なゲート絶縁膜がターゲットとする窒素濃度に応じて、式(1)の範囲で調整可能であるが、上記の例では、下層のHfO2膜12の膜厚を3nm、上層のHfN膜13の膜厚を1nmに設定する。
次に、図1(c)に示すように、熱処理により、HfO2膜12とHfN膜13を融合させ、均質な金属酸窒化膜14を形成する。このときの熱処理は、成膜温度よりは高く、ソース・ドレイン拡散処理温度以下であればよい。したがって、400℃から1100℃の範囲、好ましくは750℃〜900℃の温度で行う。熱処理時間は0秒から30分までの間で行うことができる。また、熱処理雰囲気は、窒素、酸素および窒素と酸素の混合雰囲気で行うことができる。
上記の例では、RTA(Rapid Thermal Anneal)装置を用い、窒素雰囲気中で800℃、30secの熱処理を加える。この熱処理により、上層のHfN膜13に含まれる窒素が一様に下層のHfO2膜12中に拡散する。同様に、下層のHfO2膜12に含まれる酸素が、一様に上層のHfN膜13中に拡散する。
その結果、深さ(膜厚)方向に均一な窒素プロファイルを有する金属酸窒化膜としてのHfONx膜14が形成される。
次に、図2(a)に示すように、全面に多結晶シリコン膜15を形成した後、多結晶シリコン膜15とHfONxのゲート絶縁膜14を所望の形状にパターニングして、ゲート電極構造17を形成する。
次に、図2(b)に示すように、ゲート電極構造17をマスクとして、LDD領域18aに低濃度の不純物、たとえばホウ素(B)を注入し、公知の方法でサイドウォール16を形成する。さらに、ゲート電極15およびソース・ドレイン領域18bに高濃度のホウ素(B)を注入し、高温熱拡散処理を行って、p型MOSトランジスタ20構造を完成する。
上述した例では、3nmのHfO2膜12と、1nmのHfN膜13のトータル4nmのHigh−k膜に、シリコン基板10上の界面酸化膜(不図示)1nmをプラスした状態で、ゲート絶縁膜14の電気的換算膜厚(SiO2と電気的に等化な膜厚)EOTは、1.7nm程度である。
また、ゲート絶縁膜としてのHfNOx中の窒素濃度は、膜厚方向に一様であり、たとえば0.5×1022〜1.0×1022(atoms/cm3)の範囲にある。
このように、ゲート絶縁膜14に、均一な窒素プロファイルを有する高誘電体材料を用いることにより、物理膜厚を厚くして、トンネル電流に起因するリーク電流を防止するとともに、シリコン基板への不純物拡散を効果的に防止することができる。
図3は、熱処理前後のゲート絶縁膜中の窒素分布をSIMS分析法により調べた結果を示す。図3のグラフは、下層(横軸の3〜6nmに対応)に窒化ハフニウム(HfN)、上層(横軸の0〜3nmに対応)に酸化ハフニウム(HfO2)をシリコン基板上に堆積した積層構造を熱処理したものであり、破線が熱処理前の窒素濃度分布、実線が熱処理後の窒素濃度分布を示す。
グラフから分かるように、熱処理前には窒素がほとんど存在しない表面領域(金属酸化膜領域)において、熱処理後には窒素がほぼ均一に分布することが分かる。また、グラフには図示しないが、酸素濃度の分布プロファイルも同様に、熱処理前には酸素がほとんど存在しない金属窒化膜領域において、熱処理後には、酸素がほぼ均一に分布する。
また、熱処理後の金属酸窒化の窒素濃度は、アンモニアアニールによる窒化処理に比較して、1ケタ高く、不純物拡散防止に十分な量の窒素が混入されていることがわかる。
このように、本発明のゲート絶縁膜の形成方法により、深さ方向に均一な窒素分布を有する金属酸窒化膜を容易に形成することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す。第2実施形態では、下層に金属窒化膜を、上層に金属酸化膜を堆積した積層構造を熱処理して、均一な窒素分布の金属酸窒化膜を形成する。
まず、図4(a)に示すように、素子分離したシリコン基板10に、洗浄装置による前処理を行ったあと、MOCVD法により、金属窒化膜22と金属酸化膜23を連続して成膜する。第2実施形態では、下層の金属窒化膜22にAlN(窒化アルミニウム)を、上層の金属酸化膜23にAl2O3(酸化アルミニウム)を用いる。
AlNの成膜は、例えば、基板温度500℃、チャンバ圧力65Paに設定し、Al原料としてTTBAl(トリターシャリブチルアルミニウム)を、バブリング法により窒素キャリアガス300cc/minとともに供給する。このとき、TTBAlのボトル温度は20℃とする。窒化のため、NH3ガスを100cc/minを同時に供給する。
AlN膜22を所定の膜厚まで成長した後、いったん原料供給を止め、チャンバ内を排気したのち、連続してAl2O3の成膜を行う。Al2O3の成膜において、Al原料はAlN成膜時と同じ条件で供給し、酸化のためのO2ガスを、100cc/min供給する。Al2O3膜23は、その膜厚taが、AlN膜22の膜厚tbに対して、式(1)の関係を満たすように、所定の膜厚まで成長させる。
一例として、下層のAlN膜22の膜厚を1nm、上層のAl2O3膜23の膜厚を3nmとする。
次に、図4(b)に示すように、たとえばRTA(Rapid Thermal Anneal)装置を用い、窒素雰囲気中で800℃、30secの熱処理を加える。これにより、深さ方向に均一な窒素濃度分布を有するアルミニウム酸窒化膜24が形成される。その後、図2(a)、2(b)と同様に、ゲート絶縁膜上のゲート電極構造を形成し、ソース・ドレイン拡散領域を形成して、MOSトランジスタを完成する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、電気的換算膜厚を2nmより小さく保ちつつ、物理的膜厚を比較的厚くすることができる。また、均一な窒素濃度分布を有するゲート絶縁膜24により、シリコン基板10への不純物拡散を効果的に防止することができる。
図5は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。第3実施形態では、素子分離したシリコン基板上に、連続して金属酸化膜、金属窒化膜さらに金属酸化膜を3層にして堆積する。
まず、図5(a)に示すように、素子分離領域11を形成したシリコン基板10に、洗浄装置による前処理を行った後、MOCVD装置により、第1金属酸化膜32、金属窒化膜33、第2金属酸化膜34をこの順で連続成膜する。
図5の例では、金属酸化膜32、34としてHfO2(酸化ハフニウム)を、金属窒化膜33にHfN(窒化ハフニウム)を用いる。HfO2は例えば、基板温度500℃、チャンバ圧力65Paに設定し、Hf原料としてTDMAHf(テトラジメチルアミノハフニウム)をバブリング法により、窒素キャリアガス500cc/minとともに供給する。このとき、TDMAHfのボトル温度は30℃とする。酸化のため、O2ガスを100cc/minを同時に供給する。第1のHfO2膜32を1nmの膜厚に成長した後、いったん原料供給を止め、チャンバ内を排気したのち、連続して、HfN成膜を行う。HfN成膜は、Hf原料はHfO2時と同条件で供給し、窒化のためNH3ガスを100cc/min供給する。HfN膜33を1nmの膜厚に成長後、原料供給を止め、チャンバ内を排気した後、最初のHfO2と同じ条件で膜厚2nmの第2のHfO2膜34を成膜する。
次に、図5(b)に示すように、例えばRTA(Rapid Thermal Anneal)装置を用い、窒素雰囲気中で800℃、30secの熱処理を加え、窒素を3層にわたって均一に拡散させる。これにより、窒素分布が均質な高誘電体ゲート絶縁膜35が形成される。
その後、図2(a)と同様に、ゲート層となる多結晶シリコン膜をCVD法により成膜し、ゲート電極の形状にパターニングして高誘電体ゲート絶縁膜を有するゲート電極構造を形成する。さらに、図2(b)に示すように、LDD領域とサイドウォールを形成後、ゲート電極およびソース・ドレイン領域に不純物を注入し、熱拡散してMOSトランジスタを形成する。
このように、本発明の一実施形態として説明した各実施形態によれば、金属酸化膜と金属窒化膜を交互にそれぞれ1層以上積層した後、熱処理により融合させることにより、高誘電体膜中に均一な窒素分布を有する金属酸窒化膜が形成される。このような金属酸窒化膜により、物理膜厚を厚く維持しつつ、不純物の拡散を効果的に抑制するゲート絶縁膜を実現することができる。
なお、高誘電体の金属酸化物としては、Ta、Al、Ti,ZrおよびHfの酸化物を用いることができる。同様に、高誘電体の金属窒化物として、Ta、Al,Ti、Zr、およびHfの窒化物を用いることができる。
最後に、上記説明に関して、以下の付記を開示する。
(付記1) 半導体基板上に、金属酸化膜と、金属窒化膜を、それぞれ1層以上交互に積層する工程と、
前記積層を熱処理することにより、前記金属窒化膜中の窒素を前記金属酸化膜へ拡散させた金属酸窒化膜を形成する工程と、
前記金属酸窒化膜をゲート絶縁膜とするゲート電極構造を形成する工程と、
前記ゲート電極構造をマスクとしてソース・ドレイン領域に不純物を注入する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記熱処理前の金属酸化膜の膜厚をta、金属窒化膜の膜厚をtbとすると、taとtbの関係が、
0<tb/(ta+tb)<0.5
を満たすことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記熱処理は、前記金属酸化膜および金属窒化膜の成膜温度より高く、前記不純物の拡散温度以下で行うことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記熱処理は、750℃〜900℃の範囲で行うことを特徴とする付記3に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記金属酸化膜は、Ta、Al、Ti、Zr、およびHfのいずれかを含むことを特徴とする付記1〜4のいずれか記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記金属窒化膜は、Ta、Al、Ti、Zr、およびHfのいずれかを含むことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記金属酸窒化膜は、Ta、Al、Ti、Zr、およびHfのいずれかを含むことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) 半導体基板と、
前記半導体基板上に窒素を含む高誘電体材料で形成され、電気的換算膜厚が2nm未満のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
前記半導体基板に前記ゲート電極を挟んだ両側に形成されるソース・ドレイン不純物拡散領域と
を備え、前記ゲート絶縁膜は、膜厚方向に均一な窒素分布を有することを特徴とする半導体装置。
(付記9) 前記ゲート絶縁膜は、Ta、Al、Ti、Zr、およびHfのいずれかを含むことを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
(付記10) 前記ゲート絶縁膜の窒素濃度は、膜厚方向に一様に、0.5×1022〜1.0×1022(atoms/cm3 )の範囲であることを特徴とする付記8または9に記載の半導体装置。
本発明の第1実施形態に係る、半導体装置の製造工程を示す図(その1)である。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その2)であり、図1(c)に引き続く工程を示す図である。 ゲート絶縁膜の熱処理前後の窒素の、深さ方向の分布を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。
符号の説明
10 シリコン基板
11 STI(素子分離領域)
12,23,32、34 金属酸化膜
13,22,33 金属窒化膜
14、24,35 ゲート絶縁膜(金属酸窒化膜)
15 多結晶シリコン層
16 サイドウォール
17 ゲート電極構造
18a LDD領域
18b ソース・ドレイン不純物拡散領域
20 MOSトランジスタ

Claims (4)

  1. 半導体基板上に、金属酸化膜と、金属窒化膜を、それぞれ1層以上交互に積層する工程と、
    前記積層を熱処理することにより、前記金属酸化膜中の酸素を前記金属窒化膜へ拡散させるとともに前記金属窒化膜中の窒素を前記金属酸化膜へ拡散させた金属酸窒化膜を形成する工程と、
    前記金属酸窒化膜をゲート絶縁膜とするゲート電極構造を形成する工程と、
    前記ゲート電極構造をマスクとしてソース・ドレイン領域に不純物を注入する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記熱処理前の金属酸化膜の膜厚をta、金属窒化膜の膜厚をtbとすると、taとtbの関係が、
    0<tb/(ta+tb)<0.5
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記熱処理は、前記金属酸化膜および金属窒化膜の成膜温度より高く、前記不純物の拡散温度以下で行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記金属酸窒化膜は、Ta、Al、Ti、Zr、およびHfのいずれかを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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