JP4719385B2 - 発泡ウレタン成形品の成形方法 - Google Patents

発泡ウレタン成形品の成形方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品の成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、乗用車等のボディにおけるフェンダー内部に配設する防音パッド等として実施される発泡ウレタン成形品は、配設する部位(空間)の形状に応じた凹凸形状に成形して使用されている。ここで、例えば図9に図示するような長手方向に沿って凹凸状に形状が変化する形状、すなわち凹部11,11により幅広部10aおよび幅狭部10bを有する形状の発泡ウレタン成形品10を成形する場合は、▲1▼該成形品10の外形形状と同一形状に成形したキャビティを有する発泡成形型により発泡成形する方法、▲2▼1次成形として凹部を有さない単純形状の中間成形品12を発泡成形した後、2次成形として前記凹部11,11に対応した不要部分13,13を、トムソン型による打抜きまたはカッターによるカット等により切除する方法(図10)、等が適宜採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記▲1▼または▲2▼の各発泡ウレタン成形品の成形方法では、夫々に欠点および課題を内在している。先ず▲1▼の場合では、発泡成形型を利用して発泡ウレタン成形品を前記発泡ウレタン成形品10の形状へ一気に成形してしまうので成形作業の合理化を図り得る利点はあるものの、該発泡成形型の製作費用が嵩むために成形コストアップを招来する一方、バッチ式であるから成形効率が低くて生産性が悪い等の問題を内在している。また▲2▼の場合では、前記中間成形品12を成形する1次成形工程と、前記不要部分13を切除する2次成形工程を要するので、成形時間および成形工数が増えて成形コストがアップする問題を内在している。更には、前記中間成形品12から切除された不要部分13を廃棄することになるから、材料ロスが発生してこれによるコストアップは勿論のこと廃棄物処理等も課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品を、コストを低廉に抑えつつ効率的に成形し得る方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため本発明は、
シート供給源から連続的に繰出された剥離シートの本体部分を筒状ガイド部材の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた該シートの長手両端縁部を該ガイド部材の長手方向に開設したスリットを介して外方へ延出させてシート筒状体を成形し、
前記スリットを挟んで対向的に配設されたシート移送手段で前記両端縁部を両側から挟持し、この状態で該シート移送手段を作動させて前記シート筒状体を所定速度で移動させる一方、該シート筒状体の開口部にウレタン注出ヘッドからウレタン原料を注出し、
前記シート筒状体が加熱した前記筒状ガイド部材の内部を移動する過程で前記ウレタン原料を反応させ、該シート筒状体の内側に発泡ウレタン成形品を成形する一連の工程からなり、
前記シート移送手段によるシート筒状体の移動速度を一定に保持したもとで、前記ウレタン注出ヘッドからのウレタン原料の注出量を可変調節することで、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する前記発泡ウレタン成形品を成形するようにしたことを特徴とする。
【0006】
同じく前記課題を解決し、所期の目的を達成するため別の発明は、
シート供給源から連続的に繰出された剥離シートの本体部分を筒状ガイド部材の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた該シートの長手両端縁部を該ガイド部材の長手方向に開設したスリットを介して外方へ延出させてシート筒状体を成形し、
前記スリットを挟んで対向的に配設されたシート移送手段で前記両端縁部を両側から挟持し、この状態で該シート移送手段を作動させて前記シート筒状体を所定速度で移動させる一方、該シート筒状体の開口部にウレタン注出ヘッドからウレタン原料を注出し、
前記シート筒状体が加熱した前記筒状ガイド部材の内部を移動する過程で前記ウレタン原料を反応させ、該シート筒状体の内側に発泡ウレタン成形品を成形する一連の工程からなり、
前記ウレタン注出ヘッドからのウレタン原料の注出量を一定に保持したもとで、前記シート移送手段によるシート筒状体の移動速度を可変調節することで、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する前記発泡ウレタン成形品を成形するようにしたことを特徴とする。
【0007】
同じく前記課題を解決し、所期の目的を達成するため更に別の発明は、
シート供給源から連続的に繰出された剥離シートの本体部分を筒状ガイド部材の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた該シートの長手両端縁部を該ガイド部材の長手方向に開設したスリットを介して外方へ延出させてシート筒状体を成形し、
前記スリットを挟んで対向的に配設されたシート移送手段で前記両端縁部を両側から挟持し、この状態で該シート移送手段を作動させて前記シート筒状体を所定速度で移動させる一方、該シート筒状体の開口部にウレタン注出ヘッドからウレタン原料を注出し、
前記シート筒状体が加熱した前記筒状ガイド部材の内部を移動する過程で前記ウレタン原料を反応させ、該シート筒状体の内側に発泡ウレタン成形品を成形する一連の工程からなり、
前記ウレタン注出ヘッドからのウレタン原料の注出量および前記シート移送手段によるシート筒状体の移動速度を同期的に可変調節することで、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する前記発泡ウレタン成形品を成形するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る発泡ウレタン成形品の成形方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は、本発明の発泡ウレタン成形品の成形方法を好適に実施し得る成形ラインを概略的に示す側面図であり、図2は図1に示す成形ラインの概略斜視図である。
【0009】
図1および図2に示す成形ライン20は、剥離シート15の繰出しおよびウレタン原料16の供給を行なう供給部21と、注出したウレタン原料16を反応させて長尺の発泡ウレタン成形品10を連続的に成形可能な成形部22とから基本的に構成されている。すなわち、前記成形部22に向けて剥離シート15を一定速度で連続的に繰出すと共に、前記剥離シート15の上面にウレタン注出ヘッド25を介してウレタン原料16を供給することで、筒状に成形された剥離シート15(シート筒状体17)の内側に発泡ウレタン成形品10を成形するようになっている。
【0010】
前記供給部21は、シート供給源23に巻回された剥離シート15を成形部22へ向けて連続的に繰出すための繰出しローラ24と、前記剥離シート15の上面へウレタン原料16を連続的に注出する前記ウレタン注出ヘッド25とを備えている。そして、前記繰出しローラ24によりシート供給源23から連続的に繰出されて水平に走行する剥離シート15は、該繰出しローラ24を通過する際は平面状を呈しているが、そのシート供給方向下流側に配設した成形部22の筒状ガイド部材26(後述)の内側を通過する際は、長手方向の両端縁部15a,15aが合掌状に当接して筒状に変形されてシート筒状体17をなすようになっている。
【0011】
ここで、前記剥離シート15の上面へ注出される直前の前記ウレタン原料16は、例えばイソシアネートとポリオールとからなる発泡体原料に不活性ガス等の気体を混入して機械的に攪拌する所謂メカニカルフロス法等により得られるものが使用される。メカニカルフロス法によるウレタン原料Uは、予め微細に発泡させられた状態となっている。なお、メカニカルフロス法により得られるウレタン原料16に代えて、例えばイソシアネートとポリオールとからなる発泡体原料に発泡剤が混入され、未だ発泡していない状態になっているものを使用するようにしてもよい。この後者の場合には、シート筒状体17の開口部へ注入した後に、発泡反応が該筒状体17の内部で進行することになる。
【0012】
前記成形部22は、図2に示すように、シート供給方向に沿って水平に延在させた所要長の筒状ガイド部材26と、このガイド部材26の上方に配設されて相互に対向する複数基のシート移送装置(シート移送手段)27とから構成されている。筒状ガイド部材26は、前記発泡ウレタン成形品10の外部形状を画成するに必要なパイプ状の略楕円筒体として構成され、その上壁面には剥離シート15における長手方向の両端縁部15a,15aの通過を許容する小幅のスリット28が形成されている。従って前記供給部21から連続的に繰出された剥離シート15は、そのシート本体部分を筒状ガイド部材26の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた長手方向の両端縁部15a,15aを前記スリット28を介して外方へ延出させることで、前記シート筒状体17へ連続的に変形するようになっている。
【0013】
前記シート移送装置27は、前記スリット28を挟んで対向的に配設され、かつ筒状ガイド部材26の長手方向に沿って所要間隔毎に複数基が縦列状態に配設されている。各シート移送装置27は、所要間隔に配設されたプーリ30,30間にベルト31を巻掛けて構成され、該ベルト31の直線展張部分30aが前記スリット28に沿って延在するようになっており、前記プーリ30が図示しないモータ等の駆動装置に連結されて駆動されるようになっている。従って、前記スリット28を介して外方へ合掌状に延出した剥離シート15の両端縁部15a,15aは、図3および図4に示すように、スリット28を挟んで対向し合う前記シート移送装置27,27のベルト31,31により挟圧され、この状態で全ての装置27が同期的に駆動することでシート供給方向の下流側へ引張られるので、シート筒状体17の本体部分が筒状ガイド部材26の内側に沿って移動するようになる。
【0014】
なお前記筒状ガイド部材26の外側には、電熱ヒータに代表される加熱部材29が装着され、筒状ガイド部材26を適宜の温度に加熱してウレタン原料16の反応を促進するようになっている。これにより、前記夫々のシート移送装置27,27の駆動により移動するシート筒状体17内部のウレタン原料16は、該シート筒状体17が筒状ガイド部材26の下流側出口に近づいた適時にキュアが略完了して、該シート筒状体17の内部に発泡ウレタン成形品10が成形されるに至る。
【0015】
ここで実施例の成形ライン20では、図1および図5に示す制御装置32により前記ウレタン注出ヘッド25や前記各シート移送装置27等が制御されるようになっており、該注出ヘッド25によるウレタン原料16の注出量の増減調整や、該シート移送装置27による前記シート筒状体17(剥離シート15)の移動速度の速遅調整を行ない得るようになっている。すなわち、前記ウレタン注出ヘッド25からのウレタン原料16の時間単位注出量と、前記シート移送装置27の駆動によるシート筒状体17の移動速度との関係により、前記成形部22(筒状ガイド部材26)へのウレタン供給量が決定される。
【0016】
例えばシート筒状体17(剥離シート15)の移動速度を一定に保持したもとで、前記ウレタン注出ヘッド25からのウレタン原料16の注出量を可変調節すれば、前記成形部22へのウレタン供給量が変化する。すなわち、ウレタン原料16の注出量を増量した場合は、成形部22へのウレタン供給量が増加するから、筒状ガイド部材26の内部に充満した状態(隙間がない状態)で該ウレタン原料16がキュアするようになり(図4)、またウレタン原料16の注出量をこれより減量した場合は、成形部22へのウレタン供給量が減少するから、筒状ガイド部材26の内部に充満しない状態(適宜の隙間空間がある状態)で該ウレタン原料16がキュアするようになる(図3)。従って実施例の成形ライン20では、シート筒状体17の移動速度を一定に保持したもとで、ウレタン注出ヘッド25によるウレタン原料16の注出量を増減調整することで成形部22へのウレタン供給量を調節し、これにより長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形することが可能となっている。
【0017】
また、前記ウレタン注出ヘッド25からのウレタン原料16の注出量を一定に保持したもとで、前記シート移送装置27によるシート筒状体17(剥離シート15)の移動速度を可変調節すれば、前記成形部22へのウレタン供給量が変化する。すなわち、シート筒状体17の移動速度を遅くした場合には、成形部22へのウレタン供給量が増加するから(該シート筒状体17の単位長さの注出量が多くなる)、筒状ガイド部材26の内部に充満した状態(隙間がない状態)で該ウレタン原料16がキュアするようになり(図4)、またシート筒状体17の移動速度をこれより速くした場合は、成形部22へのウレタン供給量が減少するから(該シート筒状体17の単位長さの注出量が少なくなる)、筒状ガイド部材26の内部に充満しない状態(適宜の隙間空間がある状態)で該ウレタン原料16がキュアするようになる(図3)。従って実施例の成形ライン20では、ウレタン注出ヘッド25によるウレタン原料16の注出量を一定に保持したもとで、シート筒状体17(剥離シート15)の移動速度を速遅調整することで成形部22へのウレタン供給量を調節し、これにより長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形することが可能となっている。
【0018】
前記剥離シート15は、少なくともウレタン原料16と接触する側に、例えばシリコン樹脂等の剥離成分が塗布された紙シートまたは樹脂シートからなる。これにより剥離シート15は、シート筒状体17の内側で成形された発泡ウレタン成形品10から容易に剥離し得るようになっている。このような剥離シート15は、前記成形ライン20で発泡ウレタン成形品10を成形する際に必要とされ、該発泡ウレタン成形品10の成形完了後の適時に該ウレタン成形品10から剥離される。
【0019】
次に、前述のように構成された成形ライン20により実施される発泡ウレタン成形品の成形方法につき具体的に説明する。
【0020】
【第1実施例】
前記繰出しローラ24および前記各シート移送装置27を同期的に運転した状態において、供給部21のシート供給源23から繰出した剥離シート15を該繰出しローラ24に臨ませる。そして、繰出しローラ24を通過した剥離シート15をその両端縁部15a,15aを合掌状に当接させ、該剥離シート15の本体部分を前記筒状ガイド部材26の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた該シート15の両端縁部15a,15aを該ガイド部材26の前記スリット28を介して外方へ延出させればシート筒状体17が成形される。
【0021】
そして、前記スリット28を挟んで対向的に配設された前記シート移送装置27,27で前記両端縁部15a,15aを両側から挟持し、この状態で該シート移送装置27,27を作動させながら前記シート筒状体17を所定速度で下流側へ移動させる一方、該シート筒状体17の開口部にウレタン注出ヘッド25からウレタン原料16を注出する。ウレタン原料16を上面に載せた剥離シート15は、前述したように、下流側へ移動するに従って該ウレタン原料16を内部に収容したシート筒状体17へ連続的に変形し、筒状ガイド部材26内を移動するようになる。
【0022】
そして、前記シート筒状体17が加熱部材29により加熱した前記筒状ガイド部材26の内部を移動する過程で、該シート筒状体17の内部に注出された前記ウレタン原料16の反応が促進され、筒状ガイド部材26の下流端に近づいた適時には該ウレタン原料16のキュアが略完了する。このような一連の工程により、シート筒状体17内に発泡ウレタン成形品10が成形される。
【0023】
ここで第1実施例の成形方法では、前記シート移送装置27によるシート筒状体17(剥離シート15)の移動速度を一定に保持したもとで、前記ウレタン注出ヘッド25からのウレタン原料16の注出量を可変調節することで、該シート筒状体17の内部に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形するようになっている。具体的に、例えば図9に図示した幅広部10aおよび幅狭部10bを有する形状の発泡ウレタン成形品10を成形する場合には、前述すると共に図5および図6に示すように、ウレタン注出量の増量した部分を前記幅広部10aに対応させ、ウレタン注出量の減量した部分を前記幅狭部10bに対応させればよい。これによりウレタン注出量の多い部分はウレタン供給量が相対的に多くなるので、図4および図6に示すように、ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側に完全充満した状態でキュアが進行するようになり、またウレタン注出量が少ない部分はウレタン供給量が相対的に少なくなるから、図3および図6に示すように、ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側に完全に充満しない状態でキュアが進行するようになり、シート筒状体17の内部に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10が成形される。なお、前記幅広部10aに対応する部分を成形するに際しては、ウレタン原料16の注出量を単に多くすればよいのではなく、該ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側で充満しながら適切にキュアするウレタン供給量となるよう設定するのが望ましい。
【0024】
そして、発泡ウレタン成形品10の幅狭部10bは、ウレタン原料16の注出量を調節することでサイズ変更が可能である。また、ウレタン原料16の注出量を可変調節するタイミングを変更することで、幅広部10aおよび幅狭部10bの配設ピッチや、これら幅広部10aおよび幅狭部10b夫々の延在長の調節が可能である。
【0025】
ここで、第1実施例の成形方法により長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形するに際し、前記幅狭部10bに対応する凹部の正確な形状を出し難い場合には、例えば図7に概略的に示すように、該成形品10の成形直後(ウレタン原料16が完全にキュアする前)に、後工程として整形部材35で形状を整えたもので完全にキュアさせることが望ましい。すなわち、発泡ウレタン成形品10の下部外面に当接する第1整形体36と上部外面に当接する第2整形体37とからなる前記整形部材35を利用し(図7(a))、両整形体36,37を発泡ウレタン成形品10に押付けると共に、図示しない加熱手段で所定温度(例えば約60℃)で所定時間(約2時間程度)に亘って所謂「養生」させる(図7(b))。これにより発泡ウレタン成形品10は、図7(c)に示すように、第2整形体37の凸部37a,37aにより角部を有する凹部11,11の形状が適切に付与される。
【0026】
【第2実施例】
第2実施例の成形方法では、前記ウレタン注出ヘッド25からのウレタン原料16の注出量を一定に保持したもとで、前記シート移送装置27によるシート筒状体17(剥離シート15)の移動速度を可変調節することで、該シート筒状体17の内部に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形するようになっている。具体的に、例えば図9に図示した幅広部10aおよび幅狭部10bを有する形状の発泡ウレタン成形品10を成形する場合には、前述すると共に図5および図6に示すように、シート筒状体17の移動速度を遅くした部分(減速した部分)を前記幅広部10aに対応させ、シート筒状体17の移動速度を速くした部分(増速した部分)を前記幅狭部10bに対応させればよい。これにより、シート筒状体17の移動速度が遅い部分はウレタン供給量が相対的に多くなるから、図4および図6に示すように、ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側に完全充満した状態でキュアが進行するようになり、またシート筒状体17の移動速度が速い部分はウレタン供給量が相対的に少なくなるから、図3および図6に示すように、ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側に完全に充満しない状態でキュアが進行するようになり、シート筒状体17の内部に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10が成形される。なお、前記幅広部10aに対応する部分を成形するに際しては、シート筒状体17の移動速度を単に遅くすればよいのではなく、該ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側で充満しながら適切にキュアするウレタン供給量となるよう設定するのが望ましい。
【0027】
そして、発泡ウレタン成形品10の幅狭部10bは、シート筒状体17(剥離シート15)の移動速度を調節することでサイズ変更が可能である。また、シート筒状体17の移送速度を可変調節するタイミングを変更することで、幅広部10aおよび幅狭部10bの配設ピッチや、これら幅広部10aおよび幅狭部10b夫々の延在長の調節が可能である。
【0028】
ここで、第2実施例の成形方法により長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形するに際し、前記幅狭部10bに対応する凹部の正確な形状を出し難い場合には、図7(a)および(b)に概略的に示すと共に前述したように、該成形品10の成形直後(ウレタン原料16が完全にキュアする前)に、後工程として前記整形部材35で形状を整えることが望ましい。これにより発泡ウレタン成形品10は、図7(c)に示すように、第2整形体37の凸部37a,37aにより角部を有する凹部11,11の形状が適切に付与される。
【0029】
【第3実施例】
第3実施例の成形方法では、前記ウレタン注出ヘッド25からのウレタン原料16の注出量と、前記シート移送装置27によるシート筒状体17(剥離シート15)の移動速度とを同期的に可変調節することで、該シート筒状体17の内部に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形するようになっている。具体的に、例えば図9に図示した幅広部10aおよび幅狭部10bを有する形状の発泡ウレタン成形品10を成形する場合には、前述すると共に図5および図6に示すように、ウレタン原料16の注出量を増量すると共にシート筒状体17の移動速度を遅くした部分(減速した部分)を前記幅広部10aに対応させ、ウレタン注出量の減量すると共にシート筒状体17の移動速度を速くした部分(増速した部分)を前記幅狭部10bに対応させればよい。
【0030】
これにより、ウレタン原料16の注出量が多くかつシート筒状体17の移動速度が遅い部分はウレタン供給量が相対的に多くなるから、図4および図6に示すように、ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側に完全充満した状態でキュアが進行するようになり、またウレタン原料16の注出量が少なくかつシート筒状体17の移動速度が速い部分はウレタン供給量が相対的に少なくなるから、図3および図6に示すように、ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側に完全に充満しない状態でキュアが進行するようになり、シート筒状体17の内部に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10が成形される。なお、前記幅広部10aに対応する部分を成形するに際しては、ウレタン原料16の注出量を単に多くしたり、あるいはシート筒状体17の移動速度を単に遅くすればよいのではなく、該ウレタン原料16が筒状ガイド部材26の内側で充満しながら適切にキュアするウレタン供給量となるよう設定するのが望ましい。
【0031】
そして、発泡ウレタン成形品10の幅狭部10bは、ウレタン原料16の注出量およびシート筒状体17の移動速度を同期的に調節することでサイズ変更が可能である。また、ウレタン原料16の注出量を可変調節するタイミングやシート筒状体17の移動速度を可変調節するタイミングを変更することで、幅広部10aおよび幅狭部10bの配設ピッチや、これら幅広部10aおよび幅狭部10b夫々の延在長の調節が可能である。
【0032】
また、第3実施例の成形方法により長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品10を成形するに際し、前記幅狭部10bに対応する凹部の正確な形状を出し難い場合には、第1実施例および第2実施例と同様に、該成形品10の成形直後(ウレタン原料16が完全にキュアする前)に、後工程として前記整形部材35で形状を整えることが望ましい(図7(a)、(b))。これにより発泡ウレタン成形品10は、図7(c)に示すように、第2整形体37の凸部37a,37aにより角部を有する凹部11,11の形状が適切に付与される。
【0033】
なお、前記凹部11,11の正確な形状を出す別の方法として、例えば図8(a)に示すように、シート筒状体17の内部に該凹部11に対応した形状の成形片40を所要間隔毎に順次セットし、この成形片40がセットされた部分では前記第1実施例〜第3実施例の各成形方法によりウレタン供給量が適宜少なくなるようにし(図8(b))、これにより発泡ウレタン成形品10の成形を行なうようにしてもよい。この場合には、前記成形ライン20においてシート筒状体17の内部に発泡ウレタン成形品10を成形し、キュアが完了して成形された該発泡ウレタン成形品10から剥離シート15を剥離する作業と同時に該成形品10から前記成形片40を取外せば成形が完了する(図8(c))。従って、図7に示した整形部材35による後工程を省略することができる。
【0034】
そして前記各実施例では、成形部22における筒状ガイド部材26の内側を断面略楕円形状とすることで、断面楕円形の発泡ウレタン成形品10を成形する場合を例示したが、前記筒状ガイド部材26の内側断面形状を円形、半円形、矩形等に変更することにより、これに基いた断面形状の発泡ウレタン成形品10を成形することが可能となる。
【0035】
また、本願の発泡ウレタン成形品の成形方法による得られる発泡ウレタン成形品の使用用途は、前述した防音パッドに限定されるものではなく、例えば緩衝材やシール材等、様々な用途での使用が可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る発泡ウレタン成形品の成形方法によれば、シート移送手段によるシート筒状体の移動速度を一定に保持したもとで、ウレタン注出ヘッドからのウレタン原料の注出量を可変調節することで、該シート筒状体の内側に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品を成形し得る。
【0037】
また、別の発明に係る発泡ウレタン成形品の成形方法によれば、ウレタン注出ヘッドからのウレタン原料の注出量を一定に保持したもとで、シート移送手段によるシート筒状体の移動速度を可変調節することで、該シート筒状体の内側に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品を成形し得る。
【0038】
また、更に別の発明に係る発泡ウレタン成形品の成形方法によれば、ウレタン注出ヘッドからのウレタン原料の注出量およびシート移送手段によるシート筒状体の移動速度を同期的に可変調節することで、該シート筒状体の内側に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品を成形し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡ウレタン成形品の製造方法を好適に実施し得る成形ラインの概略側面図である。
【図2】図1に示す成形ラインの概略斜視図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】ウレタン注出ヘッドによりウレタン原料の供給量を可変調節したり、シート移送手段によりシート筒状体の移動速度を可変調節することで、成形部へのウレタン原料の供給量を変化させ得ることを示す供給部の断面図である。
【図6】成形部へのウレタン原料の供給量を変化させることで、シート筒状体の内側に長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品を成形した状態で示す成形部の断面図である。
【図7】図1に示す成形ラインで成形された発泡ウレタン成形品を整形する後工程を示す説明図であって、(a)は整形部材における第1整形体および第2整形体の押付前状態を示し、(b)は整形部材を発泡ウレタン成形品に押付けた状態を示し、(c)は整形部材による整形完了後の発泡ウレタン成形品を示している。
【図8】発泡ウレタン成形品の成形方法の別例を示す説明図であって、(a)はシート筒状体の内部に成形片をセットすると共に該成形片がセットされた部分ではウレタン供給量を適宜少なくすることを示し、(b)はシート筒状体の内側に発泡ウレタン成形品が成形された状態を示し、(c)はシート筒状体および成形片を取外すことで発泡ウレタン成形品の成形が完了した状態を示している。
【図9】長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品の一例を示す概略斜視図である。
【図10】1次成形された単純形状の中間成形品から不要部分を切除することで、図9に示した長手方向に沿って凹凸状に形状変化する発泡ウレタン成形品を成形する方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 発泡ウレタン成形品
15 剥離シート
15a 端縁部
16 ウレタン原料
17 シート筒状体
23 シート供給源
25 ウレタン注出ヘッド
26 筒状ガイド部材
27 シート移送装置(シート移送手段)
28 スリット

Claims (3)

  1. シート供給源(23)から連続的に繰出された剥離シート(15)の本体部分を筒状ガイド部材(26)の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた該シート(15)の長手両端縁部(15a,15a)を該ガイド部材(26)の長手方向に開設したスリット(28)を介して外方へ延出させてシート筒状体(17)を成形し、
    前記スリット(28)を挟んで対向的に配設されたシート移送手段(27)で前記両端縁部(15a,15a)を両側から挟持し、この状態で該シート移送手段(27)を作動させて前記シート筒状体(17)を所定速度で移動させる一方、該シート筒状体(17)の開口部にウレタン注出ヘッド(25)からウレタン原料(16)を注出し、
    前記シート筒状体(17)が加熱した前記筒状ガイド部材(26)の内部を移動する過程で前記ウレタン原料(16)を反応させ、該シート筒状体(17)の内側に発泡ウレタン成形品(10)を成形する一連の工程からなり、
    前記シート移送手段(27)によるシート筒状体(17)の移動速度を一定に保持したもとで、前記ウレタン注出ヘッド(25)からのウレタン原料(16)の注出量を可変調節することで、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する前記発泡ウレタン成形品(10)を成形するようにした
    ことを特徴とする発泡ウレタン成形品の成形方法。
  2. シート供給源(23)から連続的に繰出された剥離シート(15)の本体部分を筒状ガイド部材(26)の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた該シート(15)の長手両端縁部(15a,15a)を該ガイド部材(26)の長手方向に開設したスリット(28)を介して外方へ延出させてシート筒状体(17)を成形し、
    前記スリット(28)を挟んで対向的に配設されたシート移送手段(27)で前記両端縁部(15a,15a)を両側から挟持し、この状態で該シート移送手段(27)を作動させて前記シート筒状体(17)を所定速度で移動させる一方、該シート筒状体(17)の開口部にウレタン注出ヘッド(25)からウレタン原料(16)を注出し、
    前記シート筒状体(17)が加熱した前記筒状ガイド部材(26)の内部を移動する過程で前記ウレタン原料(16)を反応させ、該シート筒状体(17)の内側に発泡ウレタン成形品(10)を成形する一連の工程からなり、
    前記ウレタン注出ヘッド(25)からのウレタン原料(16)の注出量を一定に保持したもとで、前記シート移送手段(27)によるシート筒状体(17)の移動速度を可変調節することで、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する前記発泡ウレタン成形品(10)を成形するようにした
    ことを特徴とする発泡ウレタン成形品の成形方法。
  3. シート供給源(23)から連続的に繰出された剥離シート(15)の本体部分を筒状ガイド部材(26)の内側に通過させると共に、合掌状に当接させた該シート(15)の長手両端縁部(15a,15a)を該ガイド部材(26)の長手方向に開設したスリット(28)を介して外方へ延出させてシート筒状体(17)を成形し、
    前記スリット(28)を挟んで対向的に配設されたシート移送手段(27)で前記両端縁部(15a,15a)を両側から挟持し、この状態で該シート移送手段(27)を作動させて前記シート筒状体(17)を所定速度で移動させる一方、該シート筒状体(17)の開口部にウレタン注出ヘッド(25)からウレタン原料(16)を注出し、
    前記シート筒状体(17)が加熱した前記筒状ガイド部材(26)の内部を移動する過程で前記ウレタン原料(16)を反応させ、該シート筒状体(17)の内側に発泡ウレタン成形品(10)を成形する一連の工程からなり、
    前記ウレタン注出ヘッド(25)からのウレタン原料(16)の注出量および前記シート移送手段(27)によるシート筒状体(17)の移動速度を同期的に可変調節することで、長手方向に沿って凹凸状に形状変化する前記発泡ウレタン成形品(10)を成形するようにした
    ことを特徴とする発泡ウレタン成形品の成形方法。
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