JP4718870B2 - 配置分析方法、配置分析装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する配置分析方法、このような装置の配置分析を実行する配置分析装置、およびコンピュータに上記のような装置の配置分析の機能を実現させるためのプログラムに関する
従来から、顧客のIT(Information Technology)システムとの間でネットワークを介してデータ送受信可能に設定されたコンピュータシステムを用い、そのコンピュータシステムに、顧客に関するデータを保持するデータベースを設け、そのデータベースのデータを用いて顧客における最適なIT環境を構築するためのシステム構成案を生成するIT環境最適化支援システムが提案されている。
また、顧客のIT環境を構成する機器システムに、そのIT環境の状態監視を行うための状態監視データを検出して上記のコンピュータシステムに送信させ、そのコンピュータシステムにより、送信された状態監視データに基づくIT環境の保守管理サービスを提供するIT環境フルサポートサービス運用システムも提案されている。
これらのシステムについては、例えば特許文献1又は特許文献2に記載されている。
特開2003−58698号公報 特開2003−58645号公報
しかしながら、これらの文献に記載のシステムでは、既にある装置の実際の使用状況を考慮した、現在の業務に支障を来たさないようなシステムの再構成あるいは装置の再配置の提案という観点では、必ずしも十分な成果が得られていなかった。
この発明は、このような問題を解決し、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置について、既にある装置の実際の使用状況を考慮した、現在の業務に支障を来たさないような再配置内容を取得できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、この発明の配置分析方法は、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する配置分析方法において、プロセッサが、配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手順と、上記第1の手順で指定を受け付けた範囲の各装置について、その範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、その取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手順と、上記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手順と、上記機器情報テーブルに登録された情報のうち上記第3の手順で選択を受け付けた項目の情報に基づき、上記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手順と、上記第4の手順で分類したカテゴリ毎に、上記機器情報テーブルに登録された装置のうちそのカテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手順とを実行し、上記分析手順が、分析対象の各装置について、その装置に個別にアクセスするか又はその装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手順と、任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、その機種を示す情報と対応付けて少なくともその機種における上記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、上記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手順と、上記第5及び第6の手順で取得した情報に基づき、上記分析対象の各装置について、上記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手順とを含み、上記共同利用の選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、その注目装置とその対象装置の利用回数の合計をその注目装置において利用したとした場合のその注目装置の利用率が、その注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、その注目装置とその対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、上記入れ替えの選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、その注目装置とその対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、その注目装置とその対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、その注目装置とその対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、上記撤去の選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、その注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、その注目装置の撤去が可能であるとして行うものである。
このような配置分析方法において、上記カテゴリを、上記装置の所有者、設置場所、所属するネットワークの少なくとも一つの情報に基づいて分類するようにするとよい。
さらに、上記プロセッサが、上記第7の手順の探索で得られた再配置内容と、その再配置後の上記カテゴリ毎の利用率とを、分析結果として出力する出力手順を実行するようにするとよい。
さらにまた、上記プロセッサが、上記出力手順で、上記第7の手順の探索で得られた再配置内容に係る再配置のコストも出力するようにするとよい。
さらにまた、上記分析対象の装置を、管理装置により管理される装置とし、上記プロセッサが、上記第2の手順において、上記管理装置による上記装置の管理契約の情報を参照して、上記各装置の上記予め定めた項目の情報を、その契約の情報から取得するようにするとよい。
また、上記の各配置分析方法において、上記第7の手順において特定の選択肢を検討の対象から除外する条件をユーザが設定できるようにするとよい。
また、上記の各配置分析方法において、上記第7の手順において、費用のかからない選択肢の探索を、費用のかかる選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
あるいは、上記第7の手順において、上記装置を置き換えない選択肢の探索を、上記装置を置き換える選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
あるいはまた、上記第7の手順において、上記選択肢に、装置の数を増やす追加の選択肢を含め、上記装置の数を減らす撤去の選択肢の探索を、上記装置の数を増やす追加の選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
あるいはまた、上記第7の手順において、上記共同利用の選択肢の探索を、上記既存装置同士の入れ替えの選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
また、上記第7の手順において、上記選択肢には、装置を性能のよいものに置き換えるグレードアップの選択肢及び装置の数を増やす追加の選択肢を含め、上記装置のグレードアップの選択肢の探索を、上記装置の追加の選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
また、上記の配置分析方法において、上記共同利用の選択肢の探索を、1対1の組み合わせで行い、これを繰り返すことにより、3以上の装置の利用を1台の装置に集約する再配置内容を求めることができるようにするとよい。
あるいは、上記機種テーブルを、装置の機種を示す情報と対応付けて該機種が有する機能の情報が登録されたものとし、上記第7の手順において、上記プロセッサが、分析対象の各装置について、上記機器情報テーブルに登録された該その装置の配置位置の情報及び上記機種情報テーブルに登録されたその装置の機種と対応する機能の情報を参照して、注目した装置と相手の装置とが所定の条件を満たす程度に近接して配置されており、かつ、上記相手の装置が上記注目した装置にない機能を持たないという条件を満たさない場合は、その注目した装置と相手の装置との間での上記共同利用の選択肢を検討しないようにしてもよい。
また、上述した配置分析方法において、上記第7の手順で、上記共同利用の選択肢を探索する場合、その共同利用を行った後の集約先の装置における利用率を、集約元の各装置の上記単位期間当たりの実際の利用回数の合計と、集約先の装置における上記単位期間当たりの最適利用回数の合計との比率として求めるようにするとよい。
あるいは、上記第7の手順において、上記既存装置同士の入れ替えの選択肢を探索する場合、その入替えを行った後の入れ替えに係る各装置の利用率を、該当装置の上記単位期間当たりの実際の利用回数と、入れ替える相手の装置の上記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしてもよい。
あるいは、上記第7の手順において、上記選択肢に、装置のグレードダウンの選択肢を含め、上記グレードダウンの選択肢を探索する場合、そのグレードダウンを行った後の該当装置の利用率を、該当装置の上記単位期間当たりの実際の利用回数と、上記機種情報テーブルから取得したグレードダウン後の機種に係る上記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしてもよい。
あるいはまた、上記選択手順において、上記選択肢に、装置のグレードアップの選択肢を含め、上記グレードアップの選択肢を探索する場合、そのグレードアップを行った後の該当装置の利用率を、該当装置の上記単位期間当たりの実際の利用回数と、上記機種情報テーブルから取得したグレードアップ後の機種に係る上記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしてもよい。
また、この発明の配置分析装置は、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する配置分析装置において、配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手段と、上記第1の手段が指定を受け付けた範囲の各装置について、その範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、その取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手段と、上記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手段と、上記機器情報テーブルに登録された情報のうち上記第3の手段が選択を受け付けた項目の情報に基づき、上記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手段と、上記第4の手段が分類したカテゴリ毎に、上記機器情報テーブルに登録された装置のうちそのカテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手段とを備え、上記分析手段が、分析対象の各装置について、その装置に個別にアクセスするか又はその装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手段と、任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、その機種を示す情報と対応付けて少なくともその機種における上記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、上記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手段と、上記第5及び第6の手段が取得した情報に基づき、上記分析対象の各装置について、上記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手段とを備え、上記共同利用の選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、その注目装置とその対象装置の利用回数の合計をその注目装置において利用したとした場合のその注目装置の利用率が、その注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、その注目装置とその対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、上記入れ替えの選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、その注目装置とその対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、その注目装置とその対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、その注目装置とその対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、上記撤去の選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、その注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、その注目装置の撤去が可能であるとして行うものである。
また、この発明のプログラムは、コンピュータに、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する機能を実現させるためのプログラムにおいて、上記コンピュータに、配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手順と、上記第1の手順で指定を受け付けた範囲の各装置について、その範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、その取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手順と、上記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手順と、上記機器情報テーブルに登録された情報のうち上記第3の手順で選択を受け付けた項目の情報に基づき、上記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手順と、上記第4の手順で分類したカテゴリ毎に、上記機器情報テーブルに登録された装置のうちそのカテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手順とを実行させるためのプログラムであり、上記分析手順が、分析対象の各装置について、その装置に個別にアクセスするか又はその装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手順と、任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、その機種を示す情報と対応付けて少なくともその機種における上記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、上記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手順と、上記第5及び第6の手順で取得した情報に基づき、上記分析対象の各装置について、上記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手順とを含み、上記共同利用の選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、その注目装置とその対象装置の利用回数の合計をその注目装置において利用したとした場合のその注目装置の利用率が、その注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、その注目装置とその対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、上記入れ替えの選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、その注目装置とその対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、その注目装置とその対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、その注目装置とその対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、上記撤去の選択肢の探索は、上記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、その注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、その注目装置の撤去が可能であるとして行うプログラムである。
以上のようなこの発明の配置分析方法または配置分析装置によれば、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置について、既にある装置の実際の使用状況を考慮した、現在の業務に支障を来たさないような装置の再配置内容を取得できるようにすることができる。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータに上記のような方法により装置の配置分析を行う機能を実現させ、同様な効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
この発明の配置分析方法は、種々の環境に配置された種々の装置について、分析装置に、その配置を分析させ、分析対象の範囲において、装置がより適切に運用されるようにするための再配置内容を選択させるものである。
なお、この実施形態では、再配置として、共同利用,入れ替え,撤去,グレードダウン,グレードアップ,機器追加を考慮するようにしているが、これに限られるものではない。ここでいう「再配置」は、対象物の運用変更、構成変更、移動、追加、除去等により、対象物自体の状況や対象物の置かれる環境を変更しようとする全ての試みを含み得るものである。
そこで、まず図1に、この発明の配置分析方法による分析対象である、装置の配置の一例を示す。
図1に示すのは、ある会社(○○社とする)における、分析対象の装置の配置であり、機器A〜Eはそれぞれ電子装置である。また、「機器」の後に記載したアルファベットは、その機種を示すものであり、「機器」の下に示したアルファベット及び数字は、その機器の機番を示すものである。
そして、この会社においては、各機器をイントラネット20に接続して配置しており、その中でも、機器Aと機器Bはネットワークアドレスが11.22.33のLAN(ローカルエリアネットワーク)内に、機器Cと機器Dはネットワークアドレスが11.22.44のLAN内に、機器Eはネットワークアドレスが11.22.55のLAN内に設けている。またここでは、LANは、ビルのフロア毎に形成している。
また、機器A〜CはMM部で、機器Dと機器EはNN部で使用するようにしており、これらの機器は使用される部署が異なるものである。
なお、機器A〜Eは、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置である。そして、ここでいう利用回数は、例えばプリンタやファクシミリ通信装置、複写機、デジタル複合機のような画像形成装置における画像形成枚数、自動販売機における商品の販売数、検査装置における検査回数等が考えられる。
また、図1には、この発明の配置分析装置の実施形態である分析装置10も示している。この分析装置10には、分析対象の機器と同じイントラネット20に接続し、各機器と通信して分析に必要な情報を取得させて分析に使用させることが考えられる。また、分析対象の機器とは全く独立して設け、記録媒体に記録したデータを読み込ませたり、データを手で入力したりすることにより、分析に必要な情報を取得させることも考えられる。
次に、図2に、図1に示した分析装置10のハードウェア構成を示す。
この図に示すように、分析装置10は、CPU11,ROM12,RAM13,不揮発性メモリ14,通信インタフェース(I/F)15を備え、これらがシステムバス16により接続されている。
そして、CPU11は、分析装置10全体を統括制御する制御手段であり、ROM12や不揮発メモリ14に記録された種々のプログラムを実行することにより、算出手段や検索手段等の各手段として機能し、後述するようなこの実施形態の特徴に係る種々の機能を実現する。
ROM12は、不揮発性の記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM12を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
RAM13は、一時的に使用するデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
不揮発メモリ14は、フラッシュメモリやHDD(ハードディスクドライブ)等による書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。
通信I/F15は、分析装置10をネットワークに接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)方式の通信を行うためのネットワークインタフェースとすることができる。そして、ネットワークを介して他の装置と通信を行う場合、この通信I/F15とCPU11とが通信手段として機能する。なお、通信I/F15は、ネットワークの規格や使用する通信プロトコル等に応じて適切なものを用意する。また、複数の規格に対応させて複数の通信I/F15を設けることも当然可能である。また、分析に必要な情報をネットワークを介さずに取得できる場合には、通信I/F15を設けなくてもよい。
以上のような分析装置10は、公知のPC(パーソナルコンピュータ)に分析用のプログラムやデータをインストールして構成することもできる。
また、図1に示した例では、分析対象の機器は、図2に示したようなCPU,ROM,RAM等を備えたものである。そして、これに加えて、その機器独自の機能を実現するためのエンジン部も備えたものである。このエンジン部は、例えば機器がデジタル複合機(MFP)であれば、画像形成部、画像読取部、ファクシミリ通信ユニット等であり、CPUがこれらの動作を適切に制御することにより、その機器にコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信等の種々の動作を実行させることができる。
次に、分析装置10に装置の配置を分析させる場合の分析処理例について、これを図1に示した具体的な分析対象に適用した場合の動作例を交えながら説明する。
図3乃至図9にその分析処理のフローチャートを、図10乃至図17及び以下に示す表に、分析処理に使用するデータや、分析結果の出力例を示す。
分析装置10のCPU11は、配置を分析する装置の範囲が指定され、配置の分析が指示されると、所要のプログラムを実行することにより、図3のフローチャートに示す処理を開始する。
なお、範囲の指定は、予め個別に情報を与えられた装置、特定のIP(Internet Protocol)アドレス範囲に属する装置、装置のデータベースから特定の条件に従って抽出された装置等、種々のものが考えられる。特に、複数の装置が管理装置によって集中的に管理されているような場合には、その管理装置は、管理対象の装置に関する情報のデータベースを参照可能であると考えられるから、このデータベース内から、配置の分析を行う装置の範囲を指定できるようにするとよい。また、そのデータベースの情報を分析自体にも利用できるようにするとよい。
そして、図3のフローチャートに示す処理においては、CPU11は、まずステップS11で、分析範囲内の機器について、表1に示すような機器情報テーブルを作成する。このテーブルは、分析対象の範囲の各機器について、個体を特定するための識別情報と、機種を示す情報と、配置位置を示す情報とを含むものである。そして、個体を特定するための識別情報としては各機器の機番を用いることが考えられる。また、機種を示す情報としては、機器の型番を用いることが考えられる。また、配置位置を示す情報としては、所有者、配置部署、配置された建物やフロア、ネットワーク上のアドレス(例えばIPアドレス)等を用いることが考えられる。
Figure 0004718870
また、機器情報テーブルに記載する情報は、その目的のために個別に用意するようにしてもよいが、分析装置10が機器に関する情報を集めたデータベースを参照できるのであれば、ここから必要な情報を抽出して作成するようにしてもよい。このようなデータベースとしては、各機器を管理装置によって集中的に管理する遠隔管理の管理契約に関する情報のデータベースが考えられる。
図10に、管理契約データベースの例を示すが、このようなデータベースには、各装置の機番や機種,契約者(所有者),配置位置等の情報が含まれていると考えられる。従って、ここから必要な情報を抽出することにより、機器情報データベースを容易に作成することができる。
図3の説明に戻ると、次のステップS12では、分析時の機器のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける。例えば、ある会社内の装置について配置を分析する場合であっても、部署をまたがるような再配置を行ったり、他のビルに装置を移転させるような再配置を行ったりすることが困難な場合もある。そこで、ここでは、このような事情を考慮するため、分析範囲内の機器を、機器情報テーブルに含まれる情報に従ってカテゴリ分けをし、カテゴリ毎に、機器の配置を分析できるようにしている。表1に示した例では、部署名をカテゴリ分けに使用する項目として選択することにより、MM部の機器を1番目のカテゴリに、NN部の機器を2番目のカテゴリに分類し、それぞれのカテゴリ内の機器について配置の分析を行うことができる。
このような項目の選択は、例えば分析装置10のディスプレイに図11に示すようなGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を表示させ、そのGUIにより受け付けることができる。
複数の項目を選択させ、それら両方の項目をカテゴリ分けに利用してより細かく分類できるようにすることも、またある項目に従って分けたカテゴリと、別の項目に従って分けたカテゴリとで、別々に分析を行うようにすることも考えられる。
再度図3の説明に戻ると、次のステップS13では、機器情報テーブルに記載した機器を、ステップS12で選択された項目の情報を用いてカテゴリ分けし、ステップS14で各カテゴリのステータスを「未分析」に設定する。「未分析」は、まだそのカテゴリについて分析が完了していない旨を示すデータである。
そして、次のステップS15では、分析対象の(分析範囲内の)各機器について、単位期間(例えば1ヵ月)当たりの利用回数の情報を収集する。この収集は、各機器に個別に問い合せて行ってもよいし、アンケート調査や実計測等の結果を手入力するようにしてもよい。しかし、上記の遠隔管理の管理項目に、機器毎の単位期間当たりの利用回数が含まれており、この情報を使用可能であれば、これを使用するようにすると、情報の収集を容易に行うことができる。例えば、複写機やMFPのような画像形成装置においては、各機器につき、一月毎に画像形成枚数を集計してメンテナンスフィーを課金することが広く行われているため、この情報を利用することが考えられる。
表2に、この収集結果の例を示す。
Figure 0004718870
なお、表2においては、機器毎のトータルの利用回数のほか、機能毎の利用回数を集計し、さらに、各機能について、カッコ内により細分化した利用回数の情報を記載している。これは、例えば機器がMFPの場合、機能Pをコピー、機能Qをプリント、機能Rをファクシミリ受信出力とし、カッコ内は、斜線の左側をモノクロ画像形成枚数、右側をカラー画像形成枚数で、カッコ外を合計の画像形成枚数とすることが考えられる。
しかし、これら全ての情報を収集することは必須ではなく、このうち実際に分析に使用する情報のみ収集すればよい。機能毎の利用回数を分析に利用することも考えられるが、ここでは、分析に利用するのはトータルの(カッコ外の)利用回数のみであるので、この情報のみ収集すればよい。
そして、次のステップS16では、分析対象の各機器について、機器毎の利用率を算出する。また、ステップS17では、同じくステップS13で分けたカテゴリ単位の利用率を算出する。これらの算出は、それぞれ以下の式(1)及び(2)に従って行う。
機器毎の利用率=(対象機器の単位期間当たりの利用回数)
/(該当機種の単位期間当たり適正利用回数)・・・式(1)
カテゴリ単位の利用率
=(カテゴリ内の機器の単位期間当たりの利用回数の合計)
/(カテゴリ内の機器の単位期間当たり適正利用回数の合計)・・・式(2)
なお、以降の説明において、利用回数や適正利用回数は、特に断らなければ、上記の単位期間当たりの回数であるとする。
そして、この適正利用回数は、分析装置10から表3に示すような機種テーブルを参照できるようにし、ここに含まれる情報を利用するようにする。
Figure 0004718870
この機種テーブルは、分析範囲内の機器の機種に関する情報の他、その機器の置き換え候補となる機器の機種の情報を含むものである。そして、各機種について、少なくとも、分析に使用する利用率を求めるための、単位期間当たりの適正利用回数の情報を記載しておくものとする。表3での適正利用回数の項目のカッコ内の数字は、表2における利用回数の記載と対応するものであるが、ここで説明する例ではカッコ外の数字しか使用しないので、必ずしもなくてもよい。
また、機種テーブルには、該当機種の機能に関する情報を記載するようにするとよい。機能に関する情報は、大分類でどのような機器に該当するか、該当分類内でどのクラスに該当するか(上位クラスの機能は基本的に下位クラスの機能を包含するとする)、処理速度はどのレベルか、特定の機能を有するか否か、等の情報により記載することが考えられる。
表3の例では、例えば機器A〜Eが画像形成装置であれば、「種類」として、例えば「プリンタ」、「MFP」、「FAX装置」等を記載することが考えられる。「クラス」としては、「カラー」と「モノクロ」を記載することが考えられる。「拡張機能」としては、両面処理機能や大量給紙機能の有無を記載することが考えられる。
また、利用率算出の具体例を示すと、例えば、表1に示した機番AAAA-000001の装置については、表2から利用回数が6000回であることがわかる。また、表1から装置の機種は「機器A」であることがわかるので、表3を参照すると、適正利用回数は4000回であることがわかる。従って、利用率は、6000/4000=1.5=150%となる。
また、MM部のカテゴリには、機番AAAA-000001,BBBB-000001,CCCC-000001の3台の装置が属するが、表2から、カテゴリ内の機器の利用回数の合計は、6000+8000+1000=15000回であることがわかる。また、表1から装置の機種は「機器A」,「機器B」,「機器C」が1台ずつであることがわかるので、表3を参照すると、カテゴリ内の機器の適正利用回数の合計は、4000+6000+6000=16000回であることがわかる。従って、カテゴリ単位の利用率は、15000/16000≒0.94=94%となる。
表1に示した各機器及びカテゴリについて求めた利用率をまとめたものが、表4及び表5である。
Figure 0004718870
Figure 0004718870
また、参考までに、図12に、表1に示した各機器の利用率と、種々の項目に応じてカテゴリ分けをした場合のカテゴリ単位の利用率のグラフを示す。この図に示した閾値については後述する。
以上のステップS17までの処理で、配置分析の準備を終了し、以下の処理において、以上のデータを利用して実際に配置の分析を行う。そして、ここまでの処理は、順不同でよい。一方、以下の分析の処理は、このフローチャートに示す順番に限られることはないが、処理順にも特徴を有する。
次のステップS18においては、ステータスが「未分析」のカテゴリがあるか否か判断し、あればステップS19に進んでそのカテゴリの1つに注目し、そのカテゴリ内の機器のステータスを「初期/未定」に設定する。このうち「初期」は、該当機器についてまだ分析を行っていないか又は分析中である旨を示すデータである。この部分は、分析が進むにつれ、該当機器についてどのような再配置を行うとよいかを示すデータに置き換えられる。また、「未定」は、該当機器についての分析結果がまだ確定していないことを示すデータである。この部分は、分析結果が確定した場合、「確定」に置き換えられる。
図13に、このステップS19の段階での各カテゴリ及び機器のステータスの状態を示すが、この段階では、まだ分析が行われていないことを示すデータとなっている。
ステップS19の後は、ステップS20に進み、注目カテゴリ内にステータスが「未定」の機器がある間は、図4以降に示す処理に進んでその機器に関する配置の分析を行う。もし「未定」の機器がなければ、注目カテゴリ内の機器については全て分析が終了しているので、ステップS21で注目カテゴリのステータスを「分析済み」に変更し、ステップS18に戻る。そして、他に「未分析」のカテゴリがあれば、そのカテゴリに注目して処理を繰り返す。
また、ステップS18で「未分析」のカテゴリがなければ、全機器について分析が終了しているので、ステップS22,S23に進んで分析結果出力のための処理を行うが、これらの処理については後述する。
次に、機器毎の配置分析の具体的な処理例について説明する。
ステップS20でYESであった場合、図4のステップS31に進み、ステータスが「未定」の機器の中で利用率が最も低い機器に注目して以後の分析処理を行う。この分析処理としては、まず機器の共同利用、すなわち、複数の機器の利用を1台の機器に集約することができるか否か、の検討を行う。また、ここでは注目機器と共同利用対象機器の1対1の組み合わせにつき、利用を集約できるか否かを検討するようにしている。
そして、次のステップS32では、注目した機器と共同利用条件を満たす機器が同一カテゴリ内にあるか否か判断する。この共同利用条件は例えば、「ステータスが『未定』」、「注目機器と同じビルの同じフロアにある」、「注目機器にない機能を持たない」の全てを満たすこととするとよい。
なお、2つめの条件は、機器同士がある程度近接して配置されていないと共同利用が困難であることが予想されるため、設けたものである。また、3つめの条件は、相手側の装置に、注目機器にない機能があると、その利用を注目機器に集約した際に、注目機器にない機能を利用できなくなってしまう不都合があるので、これを避けるために設けたものである。
このような共同利用条件を満たさない機器については、共同利用の再配置についてそれ以上検討しないため、この共同利用条件が、共同利用に関する再配置条件となる。
なお、上記の他に、分析対象機器の特性やユーザ特有の事情を加味して条件の追加や削除を行ってもよい。フロアは違ってもよい、部署も同じでないとだめ、一部の機能については考慮しなくてよい、等である。そして、ユーザがこの条件を設定する際には、表1に示した機器情報テーブルや、表3に示した機種テーブルに含まれる情報の論理演算によって設定することが考えられる。
また、このようにユーザが条件を設定して分析を行うことができるようにすることができるようにすれば、離れた位置に配置された機器についてもなるべく共同利用をするようにするか、逆に離れた位置では移動に時間がかかるので共同利用をしないようにするか、また部署をまたがった共同利用をすると経費の按分が難しいのでこれを避けるか、といった、ユーザのニーズにあった分析が可能になる。
そして、ステップS32で該当機器があった場合には、ステップS33で、その各機器を共同利用対象機器とする共同利用率をそれぞれ算出する。この算出は、下記の式(3)に従って行えばよい。
共同利用率=(注目機器の利用回数+共同利用対象機器の利用回数)
/(注目機器の適正利用回数)・・・式(3)
なお、以下に説明する通り、各機器に関する「利用率」は、分析処理に従って変更される場合もある。そしてこの場合、図3のステップS15で収集した利用回数の情報をそのまま使用することは適切でない。そこで、図4以降の処理において、各機器の「利用回数」の情報を用いる場合、(該当機器の適正利用回数)×(該当機器の利用率)により算出するようにするとよい。また、「利用率」を変更した場合、該当機器の「利用回数」を、上記の式に従って算出した値に変更してしまうようにしてもよい。
上記のステップS33の後は、ステップS34に進み、共同利用率が注目機器の利用率より100%に近くなるような共同利用対象機器があるか否か判断する。そして、あれば、共同利用により機器の利用状況をより適切な状態にすることができると考えられるので、共同利用による再配置を提案すべく、ステップS35に進み、該当の共同利用対象機器について求めた共同利用率を注目機器の利用率とし、その共同利用対象機器の利用率を0%とする。そして、ステップS36で、注目機器のステータスに「共同利用(共同利用対象機器情報)」を追加する。この情報は、カッコ内の情報が示す機器の使用分を、全て該当機器に集約することを示す情報である。
なお、ステップS34で複数の機器が条件に当てはまる場合には、最も共同利用率が100%に近くなるような共同利用対象機器について以下の処理を行うとよい。また、ステップS36では、注目機器のステータスに「初期」が含まれていた場合にはこれと置き換えるようにする。以下の説明に登場するステータスの追加についても同様とする。
そして、ステップS36の後は、図5のステップS41に進み、ステータスを確定させるか否かの検討を行う。
このステップS41においては、注目機器の利用率が、上側閾値n1から下側閾値n2までの範囲内に収まるか否か判断する。この範囲が、利用率の許容範囲であり、例えばn1=120%、n2=80%とすることが考えられるが、機器やユーザの特性に応じて適宜定めればよい。
そして、ステップS41でYESであれば、注目機器の利用状況はここまでの検討結果により適切な値となり、それ以上再配置を検討する必要がないことがわかるので、ステップS42で注目機器のステータスを「未定」から「確定」に変更して分析結果を確定し、図3のステップS20に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS41でNOであれば、注目機器の利用状況にはまだ改善の余地があると考えられるため、ステップS43で注目機器のステータスを「未定」のままとし、図3のステップS20に戻って処理を繰り返す。この場合、この時点の注目機器は図4のステップS31で再度注目機器となり得る状態である。従って、一度共同利用が考慮された機器について、上記の1対1での共同利用の検討を繰り返し行い、3台以上の機器の利用を1台の機器に集約するような再配置方法を求めることができる。
ところで、図4のステップS32又はステップS34でNOであった場合には、注目機器について適当な共同利用対象機器がないことがわかるので、次に、図6のステップS51に進んで機器の入れ替えの検討を行う。この入れ替えは、分析対象の(カテゴリの)範囲内で機器の配置を入れ替えることを指すものである。
そして、ステップS51では、注目した機器と入れ替え条件を満たす機器が同一カテゴリ内にあるか否か判断する。この共同利用条件は例えば、「ステータスが『未定』」かつ「注目機器と同じ機能である」を満たすこととするとよい。この他に、分析対象機器の特性やユーザ特有の事情を加味して条件の追加や削除を行ってもよいことは、上述の共同利用条件の場合と同様である。
このような入れ替え条件を満たさない機器については、入れ替えの再配置についてそれ以上検討しないため、この入れ替え条件が、入れ替えに関する再配置条件となる。
そして、ステップS51で該当機器があった場合には、ステップS52で、その各機器を入替対象機器として、該機器を注目機器と入れ替えた場合の双方の機器の利用率として、入替利用率を算出する。この算出は、下記の式(4−1),(4−2)に従って行えばよい。
注目機器の入替利用率=(入替対象機器の利用回数)
/(注目機器の適正利用回数)・・・式(4−1)
入替対象機器の入替利用率=(注目機器の利用回数)
/(入替対象機器の適正利用回数)・・・式(4−2)
その後、ステップS53に進み、上記の入替利用率を利用して、注目機器との入れ替えにより、注目機器と入替対象機器双方の利用率が100%に近くなるような入替対象機器があるか否か判断する。そして、あれば、入れ替えにより機器の利用状況をより適切な状態にすることができると考えられるので、入れ替えによる再配置を提案すべく、ステップS54に進む。そして、注目機器と該当の入替対象機器について、利用率をそれぞれステップS52で求めた入替利用率に変更する。また、ステップS53で複数の機器が条件に当てはまる場合には、利用率が最も100%に近くなるような入替対象機器について以下の処理を行うとよい。
そして、次のステップS55で、注目機器のステータスに「入替(入替対象機器情報)」を追加する。さらに、ステップS56で、入替対象機器のステータスに「入替(注目機器情報)」を追加する。これらの情報は、該当機器をカッコ内の情報が示す機器と入れ替えることを示すデータである。
ステップS56の後は、図5のステップS41に進み、上述の共同利用の場合と同様に、ステータスを確定させるか否かの検討を行う。
一方、ステップS51又はステップS53でNOであった場合には、注目機器について適当な入替対象機器がないことがわかるので、ステップS57に進んで機器の撤去の検討を行う。
そして、ステップS57で注目機器の利用率が撤去閾値n3より低いか否か判断する。この閾値n3は、機器やユーザの特性に応じて適宜定めればよいが、極めて小さい値とし、例えば5%程度とすることが考えられる。また、0%としてもよいが、この場合、ステップS57では利用率が0%か否か判断するようにする。
このステップS57の条件を満たさない機器については、撤去の再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、撤去に関する再配置条件となる。
そして、ステップS57でYESであれば、注目機器はほとんど利用されていないため不要であると判断し、撤去による再配置を提案すべく、ステップS58に進んで注目機器のステータスに「撤去」を追加し、「未定」を「確定」に変更する。「撤去」は、該当機器を撤去することを示すデータである。またこの場合、図5に示した処理によるステータス確定の検討を行わず、直ちにステータスを確定して図3のステップS20に戻るようにしている。また、注目機器の利用率が0以外の場合には、その利用分はどこにも行き場がなくなるが、極めて小さい値であるので、この分析処理においては無視してよい。そして、分析結果に基づいて実際に撤去を提案する際に、提案者がアウトソーシング等の代替案を提示するようにすることが考えられる。
また、撤去の場合には、注目機器自体をなくしてしまうので、再配置後の注目機器の利用率について考慮する必要はない。
また、ステップS57でNOであれば、注目機器を撤去することは不適当であることがわかるので、図7のステップS61に進んでグレードダウンの検討を行う。
そして、ステップS61では、注目機器の利用率が下側閾値n2より低いか否か判断し、低ければ、注目機器は処理能力が過剰であると考えられるため、ステップS62以下に進んでさらにグレードダウンの検討を進める。
ステップS62では、注目機器と同等の機能かつ低処理能力の機種が機種テーブルにあるか否か判断する。この分析においては、最適利用回数が少ないことをもって低処理能力と考えてよい。また、ランニングコストが低くならなければグレードダウンの意味はあまりないと考えられるので、このような条件を加えるようにしてもよい。また、分析時点で導入可能な機種であることも条件となる。
このステップS62の条件を満たさない機種については、グレードダウンの再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、グレードダウンに関する再配置条件となる。
そして、ステップS62で条件を満たす機種があれば、ステップS63に進み、その各機種をグレードダウン対象機種として、注目機器をその機種の機器に置き換えた場合の利用率として、グレードダウン利用率を算出する。この算出は、下記の式(5)に従って行えばよい。
グレードダウン利用率=(注目機器の利用回数)
/(グレードダウン対象機器の適正利用回数)・・・式(5)
その後、ステップS64に進み、上記のグレードダウン利用率を利用して、注目機器のグレードダウンにより、利用率が100%に近くなるようなグレードダウン対象機種があるか否か判断する。そして、あれば、グレードダウンにより機器の利用状況をより適切な状態にすることができると考えられるので、グレードダウンによる再配置を提案すべく、ステップS65に進む。
そして、注目機器の利用率をステップS63で求めた該当機種のグレードダウン利用率に変更し、次のステップS66で、注目機器のステータスに「グレードダウン(対象機種情報)」を追加する。これは、該当機器をカッコ内の情報が示す機種の機器にグレードダウンすることを示すデータである。
なお、ステップS64で複数の機器が条件に当てはまる場合には、利用率が最も100%に近くなるようなグレードダウン対象機種についてステップS65以下の処理を行うとよい。
ステップS66の後は、図5のステップS41に進み、上述の共同利用や入れ替えの場合と同様に、ステータスを確定させるか否かの検討を行う。
また、ステップS62又はS64でNOの場合には、注目機器について再配置により利用率を適切な状態にする提案はできないと判断し、ステップS67で注目機器のステータスに「未解決」を追加し、「未定」を「確定」に変更して、図3のステップS20に戻る。「未解決」は、該当機器の利用率を許容範囲内にするような再配置方法がみつからなかったことを示すデータである。
一方、ステップS61でNOであれば、注目機器の処理能力は過剰でなく、グレードダウンが不要であることがわかるので、図8のステップS71に進んでグレードアップの検討を行う。
そして、ステップS71では、注目機器の利用率が上側閾値n1より高いか否か判断し、高ければ、注目機器は処理能力が不足であると考えられるため、ステップS72以下に進んでさらにグレードアップの検討を進める。
ステップS72では、注目機器と同等の機能かつ高処理能力の機種が機種テーブルにあるか否か判断する。この分析においては、最適利用回数が多いことをもって高処理能力と考えてよい。また、分析時点で導入可能な機種であることも条件となる。
このステップS72の条件を満たさない機種については、グレードアップの再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、グレードアップに関する再配置条件となる。
そして、ステップS72の条件を満たす機種があれば、ステップS73に進み、その各機種をグレードアップ対象機種とし、注目機器をその機種の機器に置き換えた場合の利用率として、グレードアップ利用率を算出する。この算出は、下記の式(6)に従って行えばよい。
グレードアップ利用率=(注目機器の利用回数)
/(グレードアップ対象機器の適正利用回数)・・・式(6)
その後、ステップS74に進み、上記のグレードアップ利用率を利用して、注目機器のグレードアップにより、利用率が100%に近くなるようなグレードアップ対象機種があるか否か判断する。そして、あれば、グレードアップにより機器の利用状況をより適切な状態にすることができると考えられるので、グレードアップによる再配置を提案すべく、ステップS75に進む。
そして、注目機器の利用率をステップS73で求めた該当機種のグレードアップ利用率に変更し、次のステップS76で、注目機器のステータスに「グレードアップ(対象機種情報)」を追加する。これは、該当機器をカッコ内の情報が示す機種の機器にグレードアップすることを示すデータである。
なお、ステップS74で複数の機器が条件に当てはまる場合には、利用率が最も100%に近くなるようなグレードアップ対象機種についてステップS75以下の処理を行うとよい。
ステップS76の後は、図5のステップS41に進み、上述の共同利用等の場合と同様に、ステータスを確定させるか否かの検討を行う。
一方、ステップS71でNOの場合には、注目機器の利用率は適正範囲に入っているので、ステップS78で注目機器のステータスに「適正」を追加すると共に「未定」を「確定」に変更して分析結果を確定し、図3のステップS20に戻る。
また、ステップS74でNOの場合には、注目機器について再配置により利用率を適切な状態にする提案はできないと判断し、ステップS77で、図7のステップS67の場合と同様に注目機器のステータスに「未解決」を追加し、「未定」を「確定」に変更して、図3のステップS20に戻る。
また、ステップS72でNOの場合には、注目機器についてグレードアップにより利用率を適切な状態にする提案はできないことがわかるので、図9のステップS81に進んで機器追加の検討を行う。ステップS74でNOの場合にもこちらに進むようにしてもよい。
そして、ステップS81では、注目機器の機能を代替できる機種が機種テーブルにあるか否か判断する。ここでは、「代替できる」とは、注目機器が有する機能の少なくとも一部を有し、少なくとも一部の利用回数分については、注目機器から移転させることが可能であることをいうものとする。例えば、プリンタであれば、MFPのうちプリント機能の利用分を代替することができる。なお、注目機器と同じ機種の機器であれば、注目機器の機能は必ず代替できる。ただし、分析時点で導入可能な機種であることが条件となる。
このステップS81の条件を満たさない機種については、追加の再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、追加に関する再配置条件となる。
そして、ステップS81でYESであれば、ステップS82に進み、注目機器の利用率を100%とし、ステップS83で追加機器必要処理能力を算出する。この算出は、下記の式(7)に従って行えばよい。
追加機器必要処理能力=注目機器の利用回数―注目機器の適正利用回数・・・式(7)
その後、ステップS84で、ステップS81で発見した機種のうち適正利用回数が追加機器必要処理能力に最も近い機種を追加機器の機種として選択し、次のステップS85でその追加機器の利用率を算出する。利用率の算出は、下記の式(8)に従って行えばよい。
追加機器の利用率=追加機器必要処理能力/追加機器の適正利用回数・・・式(8)
そして、ステップS86で、追加機器の利用率が追加閾値以上か否か判断する。追加機器の利用率が低い場合には、機器を追加したとしてもあまり利用されず、非効率な再配置となってしまうため、このような判断を設けたものである。この追加閾値は、機器の特性やユーザのニーズに応じて適宜定めればよいが、例えば下側閾値n2と同じ値又はそれより少し低い値とすることが考えられる。注目機器と追加機器が同じ機種である場合、2台合わせて利用率が下側閾値n2以上となるよう、(n2×2−100)%を用いることも考えられる。
そして、ステップS86でYESであれば、ステップS87に進み、ステップS84で選択した機種の追加機器のデータを分析中のカテゴリの機器のデータとして機器情報テーブルに追加する。その後ステップS88で、追加機器のステータスを「代替(注目機器情報)/未定」とする。「代替」は、カッコ内の情報で示される機器の利用を一部代替することを示すデータである。
また、次のステップS89では、注目機器のステータスに「追加(追加機器情報)」を追加すると共に「確定」に変更する。「追加」は、カッコ内の情報で示される機器を追加して該当機器の利用の一部を代替させることを示すデータである。そして、ここまでの処理で注目機器の利用率は最適の100%になっているので、ステータスを確定させて図3のステップS20に戻る。なお、ステップS87で追加した機器については、ステータスは「未定」であるから、後の処理で注目機器になり得る。
一方、ステップS81でNOになるケースは、注目機器と同機種の機器が生産中止等により導入不可であり、かつ他に代替機種もない稀なケースである。そして、このような場合には、注目機器について再配置により利用率を適切な状態にする提案はできないと判断し、ステップS90で、図7のステップS67の場合と同様に、注目機器のステータスに「未解決」を追加し、「確定」に変更して、図3のステップS20に戻る。
また、ステップS86でNOの場合も、同様にステップS90の処理の後図3のステップS20に戻る。
以上説明してきたような処理を、ステータスが「未分析」のカテゴリがなくなるまで、すなわち全ての機器についてステータスが「確定」となるまで繰り返すことにより、分析範囲内の各機器についての配置の分析結果を得られる。図3のステップS18乃至S21及び図4乃至図9に示した処理が、選択手順の処理であり、この処理において、CPU11が選択手段として機能する。
そして、この時点で、図3のステップS18の判断がNOになり、ステップS22に進む。ここでは、分析範囲内の機器について、ここまでの処理で求めた適切な再配置後の、カテゴリ単位の利用率を算出する。この算出は、ステップS22の時点での各機器の利用率から再配置後の各機器の利用回数を求め、その利用回数に上述した式(2)を適用して行うことができる。
その後、ステップS23で分析結果を出力して処理を終了する。このステップS23の処理が出力手順の処理であり、この処理において、CPU11が出力手段として機能する。
図14に、表1乃至表3に示したデータを用いて、「部署」でカテゴリ分けをして分析を行った場合の分析結果の出力例を示す。
分析結果の提示としては、このように、分析を行ったカテゴリ毎に、分析によって求めた、利用率の適正化のための再配置内容を対応策として提示すると共に、そのための費用や、再配置後の運用コストの変化、再配置前後のカテゴリ内のトータルの利用率の変化等も同時に提示するようにすることが考えられる。
図3乃至図9のフローチャートに示したような分析処理を行うことにより、各機器のステータスとして、利用率の適正化のための再配置内容を示すデータが記載されるので、このステータスをもとに、図14に示したように対応策を箇条書きで記載した文書のデータを作成することができる。また、各ステータスから、再配置を行う場合に移転が必要となる機器の台数や、機器の買い替えの内容がわかるため、対策コストや、運用コストの変化を導き出すこともできる。
また、図15に、分析結果に従って図1に示した各機器の再配置を行った場合の機器の配置例を示す。分析結果として、このような配置図を出力できるようにしてもよい。
また、図16に、分析結果を、再配置による各機器の利用率変化のグラフとして表現した図を示す。
この図においては、中央の太線より上側にMM部内の、下側にNN部内の再配置による利用率の変化を示しており、利用率は、部全体のものと、各機器個別のものを示している。また、矢印が再配置によって変化した利用率を示しており、再配置を行うことにより、各機器の利用率を上側閾値n1と下側閾値n2で定められる許容範囲に近づけることができることがわかる。
なお、MM部全体の利用率は、再配置により100%からは遠ざかるが、許容範囲内であれば、問題ない。他の機器についても、利用率を許容範囲外から許容範囲内に収めること、または許容範囲に近づけることを主眼としているため、利用率が必ずしも100%に近づくような提案とはならない場合も考えられる。しかし、単に理想値である100%に近づけるようにするよりも、許容範囲内に収めることを重視したほうが、結果的には好ましい再配置を簡単な処理により提案できると考えられる。従って、分析に際しては、利用率の値が許容範囲内であれば、その値がいくつであっても等価であると考えるようにするとよい。
以上説明してきたような手法により装置の配置分析を行うようにすれば、機器の最適利用回数と、実際の利用回数の情報をもとに、再配置条件を満たしかつ、分析対象の装置の再配置後の利用率が再配置前より許容範囲に近づく再配置内容を選択するようにしているため、既にある装置の実際の使用状況を考慮した、現在の業務に支障を来たさないようなシステムの再構成方法を検索できる。
また、この場合において、利用率が許容範囲に近づくということは、装置の処理能力に過剰や不足をなくして適切に利用できるようになるということを意味する。従って、この点を考慮した上述のような配置分析によれば、処理能力が過剰で維持費の高い装置を、適切な処理能力の維持費の安い装置に置き換えたり、装置に過剰な負荷がかかって不具合が生じやすくなっているような状況を改善したりできるような再配置内容を得ることができ、TCO(Total Cost of Ownership)を削減できるような再配置内容を提案できると考えられる。
また、配置分析は、ここでは共同利用や入れ替え等の種々の項目の再配置に関する検討を順次行うことにより分析結果を得るものとしたが、その分析において、共同利用のような費用のかからない再配置の検討を、移転や買い替えといった費用のかかる再配置の検討よりも先に行うようにしているので、費用負担が小さく、実行に移しやすい再配置を優先的に提案することができる。
より具体的には、機器を置き換えない再配置の検討を、機器を置き換える再配置の検討よりも先に行うようにしたり、機器の数を減らす再配置の検討を、機器の数を増やす再配置の検討よりも先に行うようにしたり、共同利用の再配置の検討を、機器を入れ替える再配置の検討よりも先に行うようにしたり、機器のグレードアップによる再配置の検討を、機器の数を増やす再配置の検討よりも先に行うようにしたりして、費用がより安いと想定される再配置を、費用がより高いと想定される再配置よりも先に検討するようにすることにより、費用負担が小さく、実行に移しやすい再配置を優先的に提案することができる。
また、共同利用の再配置の検討について、1対1の組み合わせで行い、これを繰り返すことにより、3以上の機器の利用を1台の機器に集約する再配置方法を求めるようにすれば、機器の数が多い場合でも、簡単な処理により、3以上の機器に関する再配置を提案することができる。
さらに、所定の条件を満たす程度に近接して配置されており、かつ、相手の装置が注目した装置にない機能を持たない場合にのみ、該注目した装置と前記相手の装置とが共同利用可能と判断させるようにすれば、実行に移した場合に機器の利用に支障が出ないような共同利用を、簡単な処理で提案することができる。
また、配置の分析を、機器の属するカテゴリ毎に行うようにすれば、部門やビル等が変わるような再配置に不都合がある場合であっても、このような状況に柔軟に対応し、会社単位等のより大きな単位で、実施に不都合がないような再配置を簡単な処理で提案することができる。
機器の所有者、設置場所、所属するネットワークの少なくとも一つの情報に基づいてカテゴリ分けを行うことができるようにしておくと、このような用途においては特に好ましい結果を得ることができる。
また、分析対象の機器が管理装置により管理を受ける機器である場合には、カテゴリの情報を、その管理の契約に関する情報から取得するようにすれば、分析のために機器の配置等の情報を顧客へのヒアリング等により調査する必要がなく、分析を少ない労力で行うことができる。また、分析の結果提案された再配置の実行も、スムーズに行うことができる。
また、分析の結果得られた再配置内容と、その再配置後のカテゴリ毎の利用率とを、分析結果として出力する出力手順を実行させるようにすれば、ユーザが適切な再配置の内容とその効果を容易に把握することができる。
また、再配置のコストも出力させるようにすれば、ユーザにその再配置を実行に移すか否かについての判断基準を提供することができる。
また、再配置条件をユーザが設定できるようにすれば、ユーザの個別の事情を考慮した分析を容易に行うことができる。
以上で実施形態の説明を終了するが、以上説明してきた実施形態において、装置やシステムの構成、具体的な処理内容、通信に使用する通信プロトコル等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、再配置として、オプションやアプリケーションの追加や削除による機能の追加/削除も考慮するようにしてもよい。この場合、機種情報を、同一の機種であっても、オプション有無、アプリケーション有無に応じて異なる識別情報を付し、別々に用意するようにするとよい。またこの場合、共同利用や入れ替えのような機器の構成を変更しない再配置の検討後、機器の買い替えを伴わない上記のような機能の追加/削除を検討し、その後、機器の買い替えを伴うグレードアップやグレードダウン、機器追加等を検討するようにすると、費用負担が小さく、実行に移しやすい再配置を優先的に提案することができる。
また、分析に、機器毎のトータルの利用率だけでなく、機能毎の利用率の情報も用いるようにしてもよい。
分析対象については、配置を分析する対象の機器が、1つのイントラネット20に接続されている必要はないし、分析装置10を同じネットワークに接続する必要もない。また、配置を分析する対象の機器が、必ずしも複数の機器が共同して動作する「システム」を構成している必要もない。
ここで、図17に、配置分析の対象とする機器の、図1とは異なる配置例を示す。
この図に示すのは、管理装置102によって、被管理装置100を複数遠隔管理する遠隔管理システムと、被管理装置100の配置を分析する、上述の実施形態で説明したような分析装置10とを組み合わせて構成した、この発明の配置分析システムの実施形態である。
そして、図17に示したシステムのうち、遠隔管理システムの部分は、管理装置102と、複数の被管理装置100と、これらの間の通信を仲介する仲介装置101を備える。そして、このうち仲介装置101及び被管理装置100をユーザ側の設置環境に配置し、これらと管理装置102とがインターネット103を介して通信可能な構成としている。そして、管理装置102が各被管理装置100と通信を行って各被管理装置100を集中的に遠隔管理するようにしている。
また、このシステムにおいて、各設置環境内の仲介装置101と被管理装置100は、互いにLANによって接続し、LANを介して通信可能としている。そして、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104を介してLANをインターネット103に接続している。
さらに、設置環境A及びBにおいては、各仲介装置101が、被管理装置100と管理装置102(あるいは他の仲介装置101)との間で通信を仲介するようにしているが、設置環境Cの被管理装置100′は、被管理装置100と仲介装置101の機能を併せ持っており、このような場合には、被管理装置100′が直接管理装置102と通信することができる。
この発明は、このような遠隔管理システムにおける被管理装置100や仲介装置101の配置分析にももちろん適用可能である。このような遠隔管理システムにおいては、管理装置102又はそこから参照できる場所に、管理契約の情報を始め、管理対象の各機器に関する種々の情報が蓄積されていると考えられる。そこで、分析装置10がその情報を参照して配置分析を行うようにすれば、分析のために各被管理装置100から個別に情報を収集する必要がなく、分析を容易に行うことができる。
この場合において、分析装置10は、管理装置102と専用線等により直接通信が可能な位置に配置してもよいし、管理装置102とインターネット103を介して通信が可能な位置に配置してもよい。また、ネットワークに接続せず、可搬性のある記録媒体を介して必要なデータを取得できるようにすることも考えられる。
また、分析対象の機器は、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置であれば、どのようなものでも構わない。適用対象としては、プリンタ,FAX装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機(MFP)等の画像処理装置のほか、汎用コンピュータ,ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,ガス・水道・電気等の計量システム等の電子装置が考えられる。さらに、必要な情報を対象から直接取得することはできなくなるが、電子的な制御と関わりない装置や、装置でない対象(例えば建築物、通路、伝送用ケーブル等)にも上述したような分析手法を適用することは可能である。
また、一度に分析対象とできる機器が、互いに関連する機能を有する機器、例えばプリンタと複写機とMFP等、に限られることはない。例えば自動販売機とMFP等、一見して特に関連性がないような機器についても、個別の機器や考慮すべき機種について必要なデータを揃えれば、同時に分析対象とすることが可能である。
例えば、図17に示した遠隔管理システムにおいて自動販売機とMFPを被管理装置とした、図18に示すような遠隔管理システムにおいて、管理対象の全ての機器を一度に分析対象とすることも考えられる。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータを、上述した分析装置10のような装置の配置を分析する機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上説明してきたように、この発明の配置分析方法、配置分析装置又はプログラムによれば、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置について、既にある装置の実際の使用状況を考慮した、現在の業務に支障を来たさないような装置の再配置内容を取得できるようにすることができる。
従って、この発明を適用することにより、装置の再配置方法として有用性の高い候補を得ることができる。
この発明の配置分析方法による分析対象である、装置の配置の一例を示す図である。 図1に示した分析装置のハードウェア構成を示す図である。 図1に示した分析装置が実行する分析処理の一部を示すフローチャートである。 その別の一部を示すフローチャートである。 そのさらに別の一部を示すフローチャートである。
そのさらに別の一部を示すフローチャートである。 そのさらに別の一部を示すフローチャートである。 そのさらに別の一部を示すフローチャートである。 そのさらに別の一部を示すフローチャートである。 図3乃至図9に示した処理において用いる管理契約データベースの例を示す図である。
カテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付けるためのGUIの例を示す図である。 表1に示した各機器の利用率と、種々の項目に応じてカテゴリ分けをした場合のカテゴリ単位の利用率を示すグラフである。 図3乃至図9に示した処理における各カテゴリ及び機器のステータスの状態の例を示す図である。 表1乃至表3に示したデータを用いて、「部署」でカテゴリ分けをして分析を行った場合の分析結果の出力例を示す図である。 分析結果に従って図1に示した各機器の再配置を行った場合の機器の配置例を示す図である。
図14に示した分析結果を、再配置による各機器の利用率変化のグラフとして表現した出力例を示す図である。 この発明の配置分析方法による分析対象とする機器の、図1とは異なる配置例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。
符号の説明
10:分析装置、11:CPU、12:ROM、13:RAM、
14:不揮発性メモリ、15:通信I/F、16:システムバス、
20:イントラネット、100:被管理装置、101:仲介装置、102:管理装置、
103:インターネット、104:ファイアウォール

Claims (19)

  1. 単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する配置分析方法であって、
    プロセッサが、
    配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手順と、
    前記第1の手順で指定を受け付けた範囲の各装置について、該範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、該取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手順と、
    前記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手順と、
    前記機器情報テーブルに登録された情報のうち前記第3の手順で選択を受け付けた項目の情報に基づき、前記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手順と、
    前記第4の手順で分類したカテゴリ毎に、前記機器情報テーブルに登録された装置のうち該カテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手順とを実行し、
    前記分析手順が、
    分析対象の各装置について、該装置に個別にアクセスするか又は該装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手順と、
    任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、該機種を示す情報と対応付けて少なくとも該機種における前記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、前記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手順と、
    前記第5及び第6の手順で取得した情報に基づき、前記分析対象の各装置について、前記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手順とを含み、
    前記共同利用の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置の利用回数の合計を該注目装置において利用したとした場合の該注目装置の利用率が、該注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、
    前記入れ替えの選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、該注目装置と該対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、
    前記撤去の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、該注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、該注目装置の撤去が可能であるとして行うことを特徴とする配置分析方法。
  2. 請求項1記載の配置分析方法であって、
    前記カテゴリを、前記装置の所有者、設置場所、所属するネットワークの少なくとも一つの情報に基づいて分類することを特徴とする配置分析方法。
  3. 請求項2記載の配置分析方法であって、
    前記プロセッサが、前記第7の手順の探索で得られた再配置内容と、その再配置後の前記カテゴリ毎の利用率とを、分析結果として出力する出力手順を実行することを特徴とする配置分析方法。
  4. 請求項3記載の配置分析方法であって、
    前記プロセッサが、前記出力手順で、前記第7の手順の探索で得られた再配置内容に係る再配置のコストも出力することを特徴とする配置分析方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記分析対象の装置は、管理装置により管理される装置であり、
    前記プロセッサが、
    前記第2の手順において、前記管理装置による前記装置の管理契約の情報を参照して、前記各装置の前記予め定めた項目の情報を、該契約の情報から取得することを特徴とする配置分析方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において特定の選択肢を検討の対象から除外する条件をユーザが設定できるようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    費用のかからない選択肢の探索を、費用のかかる選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    前記装置を置き換えない選択肢の探索を、前記装置を置き換える選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  9. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    前記選択肢には、装置の数を増やす追加の選択肢を含み、
    前記装置の撤去の選択肢の探索を、前記装置の追加の選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  10. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    前記共同利用の選択肢の探索を、前記既存装置同士の入れ替えの選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  11. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    前記選択肢には、装置を性能のよいものに置き換えるグレードアップの選択肢及び装置の数を増やす追加の選択肢を含み、
    前記装置のグレードアップの選択肢の探索を、前記装置の追加の選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  12. 請求項10記載の配置分析方法であって、
    前記共同利用の再配置の検討を、1対1の組み合わせで行い、これを繰り返すことにより、3以上の装置の利用を1台の装置に集約する再配置内容を求めることができるようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  13. 請求項10記載の配置分析方法であって、
    前記機種テーブルには、装置の機種を示す情報と対応付けて該機種が有する機能の情報が登録されており、
    前記第7の手順において、前記プロセッサは、分析対象の各装置について、前記機器情報テーブルに登録された該装置の配置位置の情報及び前記機種情報テーブルに登録された該装置の機種と対応する機能の情報を参照して、注目した装置と相手の装置とが所定の条件を満たす程度に近接して配置されており、かつ、前記相手の装置が前記注目した装置にない機能を持たないという条件を満たさない場合は、該注目した装置と相手の装置との間での前記共同利用の選択肢を検討しないことを特徴とする配置分析方法。
  14. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    前記共同利用の選択肢を探索する場合、該共同利用を行った後の集約先の装置における利用率を、集約元の各装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数の合計と、集約先の装置における前記単位期間当たりの最適利用回数の合計との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  15. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    前記既存装置同士の入れ替えの選択肢を探索する場合、該入替えを行った後の入れ替えに係る各装置の利用率を、該当装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数と、入れ替える相手の装置の前記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  16. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記第7の手順において、
    前記選択肢には、装置のグレードダウンの選択肢を含み、
    前記グレードダウンの選択肢を探索する場合、該グレードダウンを行った後の該当装置の利用率を、該当装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数と、前記機種情報テーブルから取得したグレードダウン後の機種に係る前記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  17. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
    前記選択手順において、
    前記選択肢には、装置のグレードアップの選択肢を含み、
    前記グレードアップの選択肢を探索する場合、該グレードアップを行った後の該当装置の利用率を、該当装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数と、前記機種情報テーブルから取得したグレードアップ後の機種に係る前記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。
  18. 単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する配置分析装置であって、
    配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手段と、
    前記第1の手段が指定を受け付けた範囲の各装置について、該範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、該取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手段と、
    前記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手段と、
    前記機器情報テーブルに登録された情報のうち前記第3の手段が選択を受け付けた項目の情報に基づき、前記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手段と、
    前記第4の手段が分類したカテゴリ毎に、前記機器情報テーブルに登録された装置のうち該カテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手段とを備え、
    前記分析手段が、
    分析対象の各装置について、該装置に個別にアクセスするか又は該装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手段と、
    任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、該機種を示す情報と対応付けて少なくとも該機種における前記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、前記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手段と、
    前記第5及び第6の手段が取得した情報に基づき、前記分析対象の各装置について、前記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手段とを備え
    前記共同利用の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置の利用回数の合計を該注目装置において利用したとした場合の該注目装置の利用率が、該注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、
    前記入れ替えの選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、該注目装置と該対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、
    前記撤去の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、該注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、該注目装置の撤去が可能であるとして行うことを特徴とする配置分析装置。
  19. コンピュータに、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する機能を実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手順と、
    前記第1の手順で指定を受け付けた範囲の各装置について、該範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、該取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手順と、
    前記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手順と、
    前記機器情報テーブルに登録された情報のうち前記第3の手順で選択を受け付けた項目の情報に基づき、前記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手順と、
    前記第4の手順で分類したカテゴリ毎に、前記機器情報テーブルに登録された装置のうち該カテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手順とを実行させるためのプログラムであり、
    前記分析手順が、
    分析対象の各装置について、該装置に個別にアクセスするか又は該装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手順と、
    任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、該機種を示す情報と対応付けて少なくとも該機種における前記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、前記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手順と、
    前記第5及び第6の手順で取得した情報に基づき、前記分析対象の各装置について、前記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手順とを含み、
    前記共同利用の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置の利用回数の合計を該注目装置において利用したとした場合の該注目装置の利用率が、該注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、
    前記入れ替えの選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、該注目装置と該対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、
    前記撤去の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、該注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、該注目装置の撤去が可能であるとして行うことを特徴とするプログラム。
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