JP4718870B2 - 配置分析方法、配置分析装置及びプログラム - Google Patents
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Description
これらのシステムについては、例えば特許文献1又は特許文献2に記載されている。
この発明は、このような問題を解決し、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置について、既にある装置の実際の使用状況を考慮した、現在の業務に支障を来たさないような再配置内容を取得できるようにすることを目的とする。
さらに、上記プロセッサが、上記第7の手順の探索で得られた再配置内容と、その再配置後の上記カテゴリ毎の利用率とを、分析結果として出力する出力手順を実行するようにするとよい。
さらにまた、上記分析対象の装置を、管理装置により管理される装置とし、上記プロセッサが、上記第2の手順において、上記管理装置による上記装置の管理契約の情報を参照して、上記各装置の上記予め定めた項目の情報を、その契約の情報から取得するようにするとよい。
また、上記の各配置分析方法において、上記第7の手順において特定の選択肢を検討の対象から除外する条件をユーザが設定できるようにするとよい。
あるいは、上記第7の手順において、上記装置を置き換えない選択肢の探索を、上記装置を置き換える選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
あるいはまた、上記第7の手順において、上記選択肢に、装置の数を増やす追加の選択肢を含め、上記装置の数を減らす撤去の選択肢の探索を、上記装置の数を増やす追加の選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
あるいはまた、上記第7の手順において、上記共同利用の選択肢の探索を、上記既存装置同士の入れ替えの選択肢の探索よりも先に行うようにしてもよい。
また、上記の配置分析方法において、上記共同利用の選択肢の探索を、1対1の組み合わせで行い、これを繰り返すことにより、3以上の装置の利用を1台の装置に集約する再配置内容を求めることができるようにするとよい。
あるいは、上記機種テーブルを、装置の機種を示す情報と対応付けて該機種が有する機能の情報が登録されたものとし、上記第7の手順において、上記プロセッサが、分析対象の各装置について、上記機器情報テーブルに登録された該その装置の配置位置の情報及び上記機種情報テーブルに登録されたその装置の機種と対応する機能の情報を参照して、注目した装置と相手の装置とが所定の条件を満たす程度に近接して配置されており、かつ、上記相手の装置が上記注目した装置にない機能を持たないという条件を満たさない場合は、その注目した装置と相手の装置との間での上記共同利用の選択肢を検討しないようにしてもよい。
あるいは、上記第7の手順において、上記既存装置同士の入れ替えの選択肢を探索する場合、その入替えを行った後の入れ替えに係る各装置の利用率を、該当装置の上記単位期間当たりの実際の利用回数と、入れ替える相手の装置の上記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしてもよい。
あるいはまた、上記選択手順において、上記選択肢に、装置のグレードアップの選択肢を含め、上記グレードアップの選択肢を探索する場合、そのグレードアップを行った後の該当装置の利用率を、該当装置の上記単位期間当たりの実際の利用回数と、上記機種情報テーブルから取得したグレードアップ後の機種に係る上記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしてもよい。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータに上記のような方法により装置の配置分析を行う機能を実現させ、同様な効果を得ることができる。
この発明の配置分析方法は、種々の環境に配置された種々の装置について、分析装置に、その配置を分析させ、分析対象の範囲において、装置がより適切に運用されるようにするための再配置内容を選択させるものである。
なお、この実施形態では、再配置として、共同利用,入れ替え,撤去,グレードダウン,グレードアップ,機器追加を考慮するようにしているが、これに限られるものではない。ここでいう「再配置」は、対象物の運用変更、構成変更、移動、追加、除去等により、対象物自体の状況や対象物の置かれる環境を変更しようとする全ての試みを含み得るものである。
図1に示すのは、ある会社(○○社とする)における、分析対象の装置の配置であり、機器A〜Eはそれぞれ電子装置である。また、「機器」の後に記載したアルファベットは、その機種を示すものであり、「機器」の下に示したアルファベット及び数字は、その機器の機番を示すものである。
なお、機器A〜Eは、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置である。そして、ここでいう利用回数は、例えばプリンタやファクシミリ通信装置、複写機、デジタル複合機のような画像形成装置における画像形成枚数、自動販売機における商品の販売数、検査装置における検査回数等が考えられる。
この図に示すように、分析装置10は、CPU11,ROM12,RAM13,不揮発性メモリ14,通信インタフェース(I/F)15を備え、これらがシステムバス16により接続されている。
ROM12は、不揮発性の記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM12を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
不揮発メモリ14は、フラッシュメモリやHDD(ハードディスクドライブ)等による書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。
また、図1に示した例では、分析対象の機器は、図2に示したようなCPU,ROM,RAM等を備えたものである。そして、これに加えて、その機器独自の機能を実現するためのエンジン部も備えたものである。このエンジン部は、例えば機器がデジタル複合機(MFP)であれば、画像形成部、画像読取部、ファクシミリ通信ユニット等であり、CPUがこれらの動作を適切に制御することにより、その機器にコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信等の種々の動作を実行させることができる。
図3乃至図9にその分析処理のフローチャートを、図10乃至図17及び以下に示す表に、分析処理に使用するデータや、分析結果の出力例を示す。
分析装置10のCPU11は、配置を分析する装置の範囲が指定され、配置の分析が指示されると、所要のプログラムを実行することにより、図3のフローチャートに示す処理を開始する。
複数の項目を選択させ、それら両方の項目をカテゴリ分けに利用してより細かく分類できるようにすることも、またある項目に従って分けたカテゴリと、別の項目に従って分けたカテゴリとで、別々に分析を行うようにすることも考えられる。
/(該当機種の単位期間当たり適正利用回数)・・・式(1)
カテゴリ単位の利用率
=(カテゴリ内の機器の単位期間当たりの利用回数の合計)
/(カテゴリ内の機器の単位期間当たり適正利用回数の合計)・・・式(2)
そして、この適正利用回数は、分析装置10から表3に示すような機種テーブルを参照できるようにし、ここに含まれる情報を利用するようにする。
以上のステップS17までの処理で、配置分析の準備を終了し、以下の処理において、以上のデータを利用して実際に配置の分析を行う。そして、ここまでの処理は、順不同でよい。一方、以下の分析の処理は、このフローチャートに示す順番に限られることはないが、処理順にも特徴を有する。
ステップS19の後は、ステップS20に進み、注目カテゴリ内にステータスが「未定」の機器がある間は、図4以降に示す処理に進んでその機器に関する配置の分析を行う。もし「未定」の機器がなければ、注目カテゴリ内の機器については全て分析が終了しているので、ステップS21で注目カテゴリのステータスを「分析済み」に変更し、ステップS18に戻る。そして、他に「未分析」のカテゴリがあれば、そのカテゴリに注目して処理を繰り返す。
ステップS20でYESであった場合、図4のステップS31に進み、ステータスが「未定」の機器の中で利用率が最も低い機器に注目して以後の分析処理を行う。この分析処理としては、まず機器の共同利用、すなわち、複数の機器の利用を1台の機器に集約することができるか否か、の検討を行う。また、ここでは注目機器と共同利用対象機器の1対1の組み合わせにつき、利用を集約できるか否かを検討するようにしている。
なお、2つめの条件は、機器同士がある程度近接して配置されていないと共同利用が困難であることが予想されるため、設けたものである。また、3つめの条件は、相手側の装置に、注目機器にない機能があると、その利用を注目機器に集約した際に、注目機器にない機能を利用できなくなってしまう不都合があるので、これを避けるために設けたものである。
このような共同利用条件を満たさない機器については、共同利用の再配置についてそれ以上検討しないため、この共同利用条件が、共同利用に関する再配置条件となる。
また、このようにユーザが条件を設定して分析を行うことができるようにすることができるようにすれば、離れた位置に配置された機器についてもなるべく共同利用をするようにするか、逆に離れた位置では移動に時間がかかるので共同利用をしないようにするか、また部署をまたがった共同利用をすると経費の按分が難しいのでこれを避けるか、といった、ユーザのニーズにあった分析が可能になる。
共同利用率=(注目機器の利用回数+共同利用対象機器の利用回数)
/(注目機器の適正利用回数)・・・式(3)
このステップS41においては、注目機器の利用率が、上側閾値n1から下側閾値n2までの範囲内に収まるか否か判断する。この範囲が、利用率の許容範囲であり、例えばn1=120%、n2=80%とすることが考えられるが、機器やユーザの特性に応じて適宜定めればよい。
一方、ステップS41でNOであれば、注目機器の利用状況にはまだ改善の余地があると考えられるため、ステップS43で注目機器のステータスを「未定」のままとし、図3のステップS20に戻って処理を繰り返す。この場合、この時点の注目機器は図4のステップS31で再度注目機器となり得る状態である。従って、一度共同利用が考慮された機器について、上記の1対1での共同利用の検討を繰り返し行い、3台以上の機器の利用を1台の機器に集約するような再配置方法を求めることができる。
このような入れ替え条件を満たさない機器については、入れ替えの再配置についてそれ以上検討しないため、この入れ替え条件が、入れ替えに関する再配置条件となる。
注目機器の入替利用率=(入替対象機器の利用回数)
/(注目機器の適正利用回数)・・・式(4−1)
入替対象機器の入替利用率=(注目機器の利用回数)
/(入替対象機器の適正利用回数)・・・式(4−2)
ステップS56の後は、図5のステップS41に進み、上述の共同利用の場合と同様に、ステータスを確定させるか否かの検討を行う。
そして、ステップS57で注目機器の利用率が撤去閾値n3より低いか否か判断する。この閾値n3は、機器やユーザの特性に応じて適宜定めればよいが、極めて小さい値とし、例えば5%程度とすることが考えられる。また、0%としてもよいが、この場合、ステップS57では利用率が0%か否か判断するようにする。
このステップS57の条件を満たさない機器については、撤去の再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、撤去に関する再配置条件となる。
また、撤去の場合には、注目機器自体をなくしてしまうので、再配置後の注目機器の利用率について考慮する必要はない。
そして、ステップS61では、注目機器の利用率が下側閾値n2より低いか否か判断し、低ければ、注目機器は処理能力が過剰であると考えられるため、ステップS62以下に進んでさらにグレードダウンの検討を進める。
このステップS62の条件を満たさない機種については、グレードダウンの再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、グレードダウンに関する再配置条件となる。
グレードダウン利用率=(注目機器の利用回数)
/(グレードダウン対象機器の適正利用回数)・・・式(5)
なお、ステップS64で複数の機器が条件に当てはまる場合には、利用率が最も100%に近くなるようなグレードダウン対象機種についてステップS65以下の処理を行うとよい。
また、ステップS62又はS64でNOの場合には、注目機器について再配置により利用率を適切な状態にする提案はできないと判断し、ステップS67で注目機器のステータスに「未解決」を追加し、「未定」を「確定」に変更して、図3のステップS20に戻る。「未解決」は、該当機器の利用率を許容範囲内にするような再配置方法がみつからなかったことを示すデータである。
そして、ステップS71では、注目機器の利用率が上側閾値n1より高いか否か判断し、高ければ、注目機器は処理能力が不足であると考えられるため、ステップS72以下に進んでさらにグレードアップの検討を進める。
このステップS72の条件を満たさない機種については、グレードアップの再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、グレードアップに関する再配置条件となる。
グレードアップ利用率=(注目機器の利用回数)
/(グレードアップ対象機器の適正利用回数)・・・式(6)
ステップS76の後は、図5のステップS41に進み、上述の共同利用等の場合と同様に、ステータスを確定させるか否かの検討を行う。
そして、ステップS81では、注目機器の機能を代替できる機種が機種テーブルにあるか否か判断する。ここでは、「代替できる」とは、注目機器が有する機能の少なくとも一部を有し、少なくとも一部の利用回数分については、注目機器から移転させることが可能であることをいうものとする。例えば、プリンタであれば、MFPのうちプリント機能の利用分を代替することができる。なお、注目機器と同じ機種の機器であれば、注目機器の機能は必ず代替できる。ただし、分析時点で導入可能な機種であることが条件となる。
このステップS81の条件を満たさない機種については、追加の再配置についてそれ以上検討しないため、この条件が、追加に関する再配置条件となる。
追加機器必要処理能力=注目機器の利用回数―注目機器の適正利用回数・・・式(7)
追加機器の利用率=追加機器必要処理能力/追加機器の適正利用回数・・・式(8)
そして、ステップS86で、追加機器の利用率が追加閾値以上か否か判断する。追加機器の利用率が低い場合には、機器を追加したとしてもあまり利用されず、非効率な再配置となってしまうため、このような判断を設けたものである。この追加閾値は、機器の特性やユーザのニーズに応じて適宜定めればよいが、例えば下側閾値n2と同じ値又はそれより少し低い値とすることが考えられる。注目機器と追加機器が同じ機種である場合、2台合わせて利用率が下側閾値n2以上となるよう、(n2×2−100)%を用いることも考えられる。
そして、ステップS86でYESであれば、ステップS87に進み、ステップS84で選択した機種の追加機器のデータを分析中のカテゴリの機器のデータとして機器情報テーブルに追加する。その後ステップS88で、追加機器のステータスを「代替(注目機器情報)/未定」とする。「代替」は、カッコ内の情報で示される機器の利用を一部代替することを示すデータである。
また、ステップS86でNOの場合も、同様にステップS90の処理の後図3のステップS20に戻る。
その後、ステップS23で分析結果を出力して処理を終了する。このステップS23の処理が出力手順の処理であり、この処理において、CPU11が出力手段として機能する。
分析結果の提示としては、このように、分析を行ったカテゴリ毎に、分析によって求めた、利用率の適正化のための再配置内容を対応策として提示すると共に、そのための費用や、再配置後の運用コストの変化、再配置前後のカテゴリ内のトータルの利用率の変化等も同時に提示するようにすることが考えられる。
この図においては、中央の太線より上側にMM部内の、下側にNN部内の再配置による利用率の変化を示しており、利用率は、部全体のものと、各機器個別のものを示している。また、矢印が再配置によって変化した利用率を示しており、再配置を行うことにより、各機器の利用率を上側閾値n1と下側閾値n2で定められる許容範囲に近づけることができることがわかる。
また、この場合において、利用率が許容範囲に近づくということは、装置の処理能力に過剰や不足をなくして適切に利用できるようになるということを意味する。従って、この点を考慮した上述のような配置分析によれば、処理能力が過剰で維持費の高い装置を、適切な処理能力の維持費の安い装置に置き換えたり、装置に過剰な負荷がかかって不具合が生じやすくなっているような状況を改善したりできるような再配置内容を得ることができ、TCO(Total Cost of Ownership)を削減できるような再配置内容を提案できると考えられる。
より具体的には、機器を置き換えない再配置の検討を、機器を置き換える再配置の検討よりも先に行うようにしたり、機器の数を減らす再配置の検討を、機器の数を増やす再配置の検討よりも先に行うようにしたり、共同利用の再配置の検討を、機器を入れ替える再配置の検討よりも先に行うようにしたり、機器のグレードアップによる再配置の検討を、機器の数を増やす再配置の検討よりも先に行うようにしたりして、費用がより安いと想定される再配置を、費用がより高いと想定される再配置よりも先に検討するようにすることにより、費用負担が小さく、実行に移しやすい再配置を優先的に提案することができる。
さらに、所定の条件を満たす程度に近接して配置されており、かつ、相手の装置が注目した装置にない機能を持たない場合にのみ、該注目した装置と前記相手の装置とが共同利用可能と判断させるようにすれば、実行に移した場合に機器の利用に支障が出ないような共同利用を、簡単な処理で提案することができる。
機器の所有者、設置場所、所属するネットワークの少なくとも一つの情報に基づいてカテゴリ分けを行うことができるようにしておくと、このような用途においては特に好ましい結果を得ることができる。
また、再配置のコストも出力させるようにすれば、ユーザにその再配置を実行に移すか否かについての判断基準を提供することができる。
また、再配置条件をユーザが設定できるようにすれば、ユーザの個別の事情を考慮した分析を容易に行うことができる。
例えば、再配置として、オプションやアプリケーションの追加や削除による機能の追加/削除も考慮するようにしてもよい。この場合、機種情報を、同一の機種であっても、オプション有無、アプリケーション有無に応じて異なる識別情報を付し、別々に用意するようにするとよい。またこの場合、共同利用や入れ替えのような機器の構成を変更しない再配置の検討後、機器の買い替えを伴わない上記のような機能の追加/削除を検討し、その後、機器の買い替えを伴うグレードアップやグレードダウン、機器追加等を検討するようにすると、費用負担が小さく、実行に移しやすい再配置を優先的に提案することができる。
また、分析に、機器毎のトータルの利用率だけでなく、機能毎の利用率の情報も用いるようにしてもよい。
この図に示すのは、管理装置102によって、被管理装置100を複数遠隔管理する遠隔管理システムと、被管理装置100の配置を分析する、上述の実施形態で説明したような分析装置10とを組み合わせて構成した、この発明の配置分析システムの実施形態である。
さらに、設置環境A及びBにおいては、各仲介装置101が、被管理装置100と管理装置102(あるいは他の仲介装置101)との間で通信を仲介するようにしているが、設置環境Cの被管理装置100′は、被管理装置100と仲介装置101の機能を併せ持っており、このような場合には、被管理装置100′が直接管理装置102と通信することができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
従って、この発明を適用することにより、装置の再配置方法として有用性の高い候補を得ることができる。
14:不揮発性メモリ、15:通信I/F、16:システムバス、
20:イントラネット、100:被管理装置、101:仲介装置、102:管理装置、
103:インターネット、104:ファイアウォール
Claims (19)
- 単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する配置分析方法であって、
プロセッサが、
配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手順と、
前記第1の手順で指定を受け付けた範囲の各装置について、該範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、該取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手順と、
前記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手順と、
前記機器情報テーブルに登録された情報のうち前記第3の手順で選択を受け付けた項目の情報に基づき、前記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手順と、
前記第4の手順で分類したカテゴリ毎に、前記機器情報テーブルに登録された装置のうち該カテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手順とを実行し、
前記分析手順が、
分析対象の各装置について、該装置に個別にアクセスするか又は該装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手順と、
任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、該機種を示す情報と対応付けて少なくとも該機種における前記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、前記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手順と、
前記第5及び第6の手順で取得した情報に基づき、前記分析対象の各装置について、前記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手順とを含み、
前記共同利用の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置の利用回数の合計を該注目装置において利用したとした場合の該注目装置の利用率が、該注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、
前記入れ替えの選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、該注目装置と該対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、
前記撤去の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、該注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、該注目装置の撤去が可能であるとして行うことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1記載の配置分析方法であって、
前記カテゴリを、前記装置の所有者、設置場所、所属するネットワークの少なくとも一つの情報に基づいて分類することを特徴とする配置分析方法。 - 請求項2記載の配置分析方法であって、
前記プロセッサが、前記第7の手順の探索で得られた再配置内容と、その再配置後の前記カテゴリ毎の利用率とを、分析結果として出力する出力手順を実行することを特徴とする配置分析方法。 - 請求項3記載の配置分析方法であって、
前記プロセッサが、前記出力手順で、前記第7の手順の探索で得られた再配置内容に係る再配置のコストも出力することを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至4のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記分析対象の装置は、管理装置により管理される装置であり、
前記プロセッサが、
前記第2の手順において、前記管理装置による前記装置の管理契約の情報を参照して、前記各装置の前記予め定めた項目の情報を、該契約の情報から取得することを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至5のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において特定の選択肢を検討の対象から除外する条件をユーザが設定できるようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
費用のかからない選択肢の探索を、費用のかかる選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
前記装置を置き換えない選択肢の探索を、前記装置を置き換える選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
前記選択肢には、装置の数を増やす追加の選択肢を含み、
前記装置の撤去の選択肢の探索を、前記装置の追加の選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
前記共同利用の選択肢の探索を、前記既存装置同士の入れ替えの選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
前記選択肢には、装置を性能のよいものに置き換えるグレードアップの選択肢及び装置の数を増やす追加の選択肢を含み、
前記装置のグレードアップの選択肢の探索を、前記装置の追加の選択肢の探索よりも先に行うようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項10記載の配置分析方法であって、
前記共同利用の再配置の検討を、1対1の組み合わせで行い、これを繰り返すことにより、3以上の装置の利用を1台の装置に集約する再配置内容を求めることができるようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項10記載の配置分析方法であって、
前記機種テーブルには、装置の機種を示す情報と対応付けて該機種が有する機能の情報が登録されており、
前記第7の手順において、前記プロセッサは、分析対象の各装置について、前記機器情報テーブルに登録された該装置の配置位置の情報及び前記機種情報テーブルに登録された該装置の機種と対応する機能の情報を参照して、注目した装置と相手の装置とが所定の条件を満たす程度に近接して配置されており、かつ、前記相手の装置が前記注目した装置にない機能を持たないという条件を満たさない場合は、該注目した装置と相手の装置との間での前記共同利用の選択肢を検討しないことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
前記共同利用の選択肢を探索する場合、該共同利用を行った後の集約先の装置における利用率を、集約元の各装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数の合計と、集約先の装置における前記単位期間当たりの最適利用回数の合計との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
前記既存装置同士の入れ替えの選択肢を探索する場合、該入替えを行った後の入れ替えに係る各装置の利用率を、該当装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数と、入れ替える相手の装置の前記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記第7の手順において、
前記選択肢には、装置のグレードダウンの選択肢を含み、
前記グレードダウンの選択肢を探索する場合、該グレードダウンを行った後の該当装置の利用率を、該当装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数と、前記機種情報テーブルから取得したグレードダウン後の機種に係る前記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項記載の配置分析方法であって、
前記選択手順において、
前記選択肢には、装置のグレードアップの選択肢を含み、
前記グレードアップの選択肢を探索する場合、該グレードアップを行った後の該当装置の利用率を、該当装置の前記単位期間当たりの実際の利用回数と、前記機種情報テーブルから取得したグレードアップ後の機種に係る前記単位期間当たりの最適利用回数との比率として求めるようにしたことを特徴とする配置分析方法。 - 単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する配置分析装置であって、
配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手段と、
前記第1の手段が指定を受け付けた範囲の各装置について、該範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、該取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手段と、
前記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手段と、
前記機器情報テーブルに登録された情報のうち前記第3の手段が選択を受け付けた項目の情報に基づき、前記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手段と、
前記第4の手段が分類したカテゴリ毎に、前記機器情報テーブルに登録された装置のうち該カテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手段とを備え、
前記分析手段が、
分析対象の各装置について、該装置に個別にアクセスするか又は該装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手段と、
任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、該機種を示す情報と対応付けて少なくとも該機種における前記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、前記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手段と、
前記第5及び第6の手段が取得した情報に基づき、前記分析対象の各装置について、前記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手段とを備え、
前記共同利用の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置の利用回数の合計を該注目装置において利用したとした場合の該注目装置の利用率が、該注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、
前記入れ替えの選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、該注目装置と該対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、
前記撤去の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、該注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、該注目装置の撤去が可能であるとして行うことを特徴とする配置分析装置。 - コンピュータに、単位期間当たりの最適利用回数を決めることができる装置の配置を分析する機能を実現させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
配置を分析する装置の範囲の指定を受け付ける第1の手順と、
前記第1の手順で指定を受け付けた範囲の各装置について、該範囲の装置の情報を格納したデータベースを参照して、少なくとも装置の個体を特定する情報と機種を示す情報と配置位置を示す情報とを含む予め定めた項目の情報を取得し、該取得した情報を任意の記憶手段に設けた機器情報テーブルに登録する第2の手順と、
前記予め定めた項目の全部または一部から、装置のカテゴリ分けに使用する項目の選択を受け付ける第3の手順と、
前記機器情報テーブルに登録された情報のうち前記第3の手順で選択を受け付けた項目の情報に基づき、前記機器情報テーブルに登録した装置を複数のカテゴリに分類する第4の手順と、
前記第4の手順で分類したカテゴリ毎に、前記機器情報テーブルに登録された装置のうち該カテゴリに分類された装置を分析対象として、装置の配置を分析する分析手順とを実行させるためのプログラムであり、
前記分析手順が、
分析対象の各装置について、該装置に個別にアクセスするか又は該装置の情報を格納したデータベースを参照して、単位期間当たりの実際の利用回数の情報を取得する第5の手順と、
任意の記憶手段に設けた、装置の機種毎に、該機種を示す情報と対応付けて少なくとも該機種における前記単位期間当たりの最適利用回数を登録した機種テーブルから、前記分析対象の各装置について、その装置の機種における最適利用回数の情報を取得する第6の手順と、
前記第5及び第6の手順で取得した情報に基づき、前記分析対象の各装置について、前記単位期間当たりの実際の利用回数と最適利用回数との比率である利用率に基づき、装置の再配置内容を、少なくとも、複数の装置の利用を1台の装置に集約する共同利用、既存装置同士の入れ替え及び装置の数を減らす撤去を含む選択肢から探索する第7の手順とを含み、
前記共同利用の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置の利用回数の合計を該注目装置において利用したとした場合の該注目装置の利用率が、該注目機器単独での利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは共同利用が可能であるとして行い、
前記入れ替えの選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、他の一の装置を対象装置として、該注目装置と該対象装置とでそれぞれ利用回数の値を入れ替えて利用率を求めたとき、該注目装置と該対象装置の双方において入れ替え前の利用率よりも所定の基準値に近づく場合に、該注目装置と該対象装置とは入れ替えが可能であるとして行い、
前記撤去の選択肢の探索は、前記分析対象の装置のうち一の装置を注目装置とし、該注目装置の利用率が所定の閾値よりも低い場合に、該注目装置の撤去が可能であるとして行うことを特徴とするプログラム。
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