JP2004145610A - 遊休リース機器資産の有効活用方法、リース機器稼動管理サーバおよび遊休リース機器資産活用システム - Google Patents
遊休リース機器資産の有効活用方法、リース機器稼動管理サーバおよび遊休リース機器資産活用システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】リース中の通信機器を全般に稼動監視することにより、リース先企業間、リース先企業内、またはリース先企業/リース希望ユーザ間で、余剰と判断されるリース通信機器を有効に活用できる方法を提供する。
【解決手段】リース機器稼動管理サーバ1とリース中通信機器2との間で一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する一方、リース機器稼動管理サーバ1は、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器2を遊休リース機器と認定するステップと、通信機器導入希望リスト1eの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器2に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する。
【選択図】図1
【解決手段】リース機器稼動管理サーバ1とリース中通信機器2との間で一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する一方、リース機器稼動管理サーバ1は、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器2を遊休リース機器と認定するステップと、通信機器導入希望リスト1eの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器2に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを利用した遊休リース機器資産の有効活用方法およびその装置、システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くの各種業界ではインターネットを利用したBtoB、BtoCなどの形態の電子商取引が行われている。リース業界においても、リース機器の使用状況やその他の情報をリース会社、リース先企業で送受信するようにしたシステムも提案されている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、リースした医療機器の使用状況や発生した問題をリース会社が迅速に把握でき、かつ、医療機器の使用状況に応じて使用額を加算できるようにしたリースシステムが記載されている。
【特許文献1】
特開2001−160106号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種のリースシステムでは、リース会社が収集する機器の使用状況情報は使用額計算やトラブル監視の目的に利用されているにすぎず、リース中の通信機器が有効に利用されているかどうかを判断できるものではなかった。
【0005】
本発明は、リース通信機器の単なる監視や費用計算の目的にとどまらず、リース中の通信機器を全般に稼動監視することにより、リース先企業間、リース先企業内、またはリース先企業/リース希望ユーザ間で、余剰と判断されるリース通信機器を有効に活用できる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遊休リース機器資産の有効活用方法は、リース中の通信機器と、このリース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したネットワークシステムで実行される方法であって、次の特徴を有している。
【0007】
まず、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号をリース中通信機器に一定周期または不定期に送信し、リース中通信機器が稼動確認信号を受信した場合には応答信号を返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、上記一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する。
【0008】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定するステップと、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する。
【0009】
すなわちこの遊休リース機器資産の有効活用方法によれば、稼働率の低い、あまり稼動していない通信機器は、遊休リース機器と認定されるため、その機器を他に転売して有効活用を図ることができる。
【0010】
ここで、一定周期または不定期とは、周期的(たとえば1時間)、定時、1日にランダムにn回、月n回などが含まれる(以下の請求項も同様)。
【0011】
請求項2に記載の遊休リース機器資産の有効活用方法は、社内等のLANに接続されたリース中の通信機器と、LAN(Local Area Network)に接続されリース中通信機器の稼動状況を監視する集計サーバと、リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したネットワークシステムで実行される方法であって、次の特徴を有している。
【0012】
まず、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を集計サーバに一定周期または不定期に送信し、集計サーバが稼動確認信号を受信した場合にはリース中通信機器の稼動状況を応答信号として返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する。
【0013】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定するステップと、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する。
【0014】
すなわち、請求項2は、LAN等の社内ネットワークにリース中通信機器が接続されている場合に適用され、請求項1と同様に稼働率の算出が可能となり、遊休リース認定が可能となる。
【0015】
請求項3では、通信ネットワークには通信機器導入希望リストに登録されているユーザの通信端末機がさらに接続されており、リース機器稼動管理サーバは、通信端末機に対して、遊休リース機器と認定された通信機器についての中途リース案内情報を送信することを特徴とする。
【0016】
リース先企業への転売打診情報に対応して、希望ユーザには遊休リース機器の中途リース案内情報が送信される。すなわち、リース会社は両者を仲介するブローカー的な役割を有する。
【0017】
請求項4では、中途リース案内情報には、遊休リース機器と認定された通信機器の残存リース料により算出した買い取り価格またはリース費用を案内する情報を含んでいる。
【0018】
請求項5では、リース機器稼動管理サーバは、通信機器導入希望リスト登録画面を有し、特定または不特定ユーザの通信端末機からこの画面をアクセスして、通信機器の導入希望企業として通信機器導入希望リストに登録できるようにしている。
【0019】
請求項6では、リース機器稼動管理サーバは、遊休リース機器と認定された通信機器をリース対象として表示する募集登録画面を有し、特定または不特定ユーザの通信端末機からこの画面をアクセスして、それらの通信機器の買い取りまたはリースの募集ができるようにしている。
【0020】
請求項7では、機器配置リストには、リース機器ごとに現リース機器の仕様と希望仕様とが登録されており、リース機器稼動管理サーバは、機器稼働率と、現リース機器仕様と、希望仕様とを比較して最適仕様の機器を選択して、その最適配置提案情報をリース中通信機器または集計サーバに通知することを特徴としている。
【0021】
請求項8では、リース機器稼動管理サーバは、機器稼働率を時間帯別、曜日別、月別等で所定の統計処理を実行し、算出された統計情報を加味して最適配置提案情報を作成することを特徴としている。
【0022】
請求項9では、最適配置提案情報は、異なる企業間にリースしている通信機器を交換するために、対象となる複数の通信機器に対して送信されることを特徴としている。
【0023】
請求項10では、機器配置リストには、リース機器ごとにその機器で稼動するアプリケーションソフトウェア識別情報も含んでおり、リース機器稼動管理サーバは、予め有している上記アプリケーションソフトウェアの動作条件を加味して最適配置提案情報を作成することを特徴としている。
【0024】
請求項11では、リース機器稼動管理サーバは、リース中の通信機器からCPU負荷、メモリ使用率などのリソース使用率を収集し、このリソース使用率を加味して最適配置提案情報を生成することを特徴としている。
【0025】
請求項12では、最適配置提案情報は、現リース費用と提案する最適機器のリース費用とにもとづいて、所定の算式により算出した代替リース費用案を含んでいる。
【0026】
請求項13では、通信機器導入希望リスト登録画面または募集登録画面は、希望する導入期間を入力できるようにしており、リース機器稼動管理サーバは、その期間のみのリース費用を算出するようにしている。
【0027】
請求項14に記載のリース機器稼動管理サーバは、リース中の通信機器と通信ネットワークを介して接続しており、次の特徴を有している。
【0028】
すなわち、リース機器稼動管理サーバは、リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを格納した記憶部と、機器配置リストにもとづきリース中通信機器に稼動を確認するための信号を一定周期または不定期に送信し、リース中通信機器から返信される稼動確認信号に対応した応答信号を集計する稼働集計手段と、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出し、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定し、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する転売打診情報送信手段とを備えている。
【0029】
請求項15に記載の遊休リース機器資産活用システムは、リース中の通信機器と、このリース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したシステムであって、次の特徴を有している。
【0030】
すなわち、本発明システムでは、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、リース中通信機器に稼動を確認するための信号を一定周期または不定期に送信し、リース中通信機器が稼動確認信号を受信した場合には応答信号を返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認機能を繰り返し実行する。
【0031】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出する機能と、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定する機能と、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する機能とを実行する。
【0032】
請求項16に記載の遊休リース機器資産活用システムは、社内等のLANに接続されたリース中の通信機器と、LANに接続されリース中通信機器の稼動状況を監視する集計サーバと、リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したシステムであって、次の特徴を有している。
【0033】
すなわち、本発明システムでは、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を集計サーバに一定周期または不定期に送信し、集計サーバが稼動確認信号を受信した場合にはリース中通信機器の稼動状況を応答信号として返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する。
【0034】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出する機能と、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定する機能と、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する機能とを実行する。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
【0036】
図1は、遊休リース機器資産活用システムの一例の構成を示したシステム系統図である。
【0037】
このシステムでは、インターネットなどの通信ネットワークNに、リース会社に設置されたリース機器稼動管理サーバ1と、各種企業などにリースされたパソコン、携帯端末などの通信機器2と、その他の(リース機器ではない)パソコンなどの通信端末機3とが相互に接続されている。
【0038】
リース機器稼動管理サーバ1は、リース中の通信機器2の通信アドレスやリース機器仕様などを登録した機器配置リストと、通信機器のリースを希望している会社名や連絡先、希望仕様などを登録した通信機器導入希望リストとを格納した記憶部1aを備えている。
【0039】
このシステムでは、リース機器稼動管理サーバ1がネットワークに常時接続されたリース中通信機器2、2・・・を常時監視している。すなわち、サーバ1は、通信機器2に対し周期的に稼動確認信号を送出し、その応答信号を返信してもらうようにして、通信機器2が稼動中か非稼動であるかを判断するようにしている。具体的には、パソコン2の電源が投入され所定の受信プログラムが実行されれば応答信号は返信できるが、電源が投入されていなければ応答信号は返信できない、という簡単な原理を用いて稼動/非稼動を判断している。
【0040】
ここでは、周期的に稼動確認信号を送るようにしているが、定時(たとえば10時と15時)に、あるいは1日n回ランダムに送信するようにしてもよいし、また、指定された時間内で周期的に送信するようにしてもよい。
【0041】
リース機器稼動管理サーバ1は、こうして集計した機器ごとの稼動/非稼動情報をもとに後述する転売打診情報を生成し、その機器2に対してこの情報を送信し、さらに通信端末機3に対しては、後述する中途リース案内情報を送信するような構成となっている。
【0042】
図2は、遊休リース機器資産活用システムの他例を示すシステム系統図である。このシステムは、企業b、cなどの社内ネットワーク(LANなど)Lが通信ネットワークNに接続された場合を示しており、集計サーバ4、41が社内の通信機器2の稼動/非稼動を監視し、リース機器稼動管理サーバ1からの周期的な稼動確認信号に対応して、代表となって応答する。なお、企業Cの「FW」はファイアウォールを示している。
【0043】
また、リース会社が稼動集計用のサーバを貸し出し、これを集計サーバ4として社内ネットワークLに接続するようにしてもよい。この場合、集計サーバ4が図1のリース機器稼動管理サーバの役割を果たすこととなる。
【0044】
なお、図1で示す通信機器2の接続形態と図2で示す接続形態は混在したものであってもよい。
【0045】
図3は、リース機器稼動管理サーバ1の要部構成を示すブロック図である。
【0046】
リース機器稼動管理サーバ1は、記憶部1aと、リース中通信機器に稼動を確認するための信号を送信し、リース中通信機器から返信される稼動確認信号に対応した応答信号を集計する稼働集計手段1bと、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出し、リース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する転売打診情報送信手段1cとを備えている。ここで、記憶部1aは、リース中通信機器の機器配置リスト1dおよび通信機器導入希望リスト1eを含んでいる。また、稼働集計手段1bと転売打診情報送信手段1cとは、それぞれの処理を実行するためのプログラムやCPUなどで構成される。
【0047】
なお、稼動集計手段1bと転売打診情報送信手段1cは、それぞれ集計サーバ4内とリース機器稼動管理サーバ1内とに分離させて構成するようにしてもよい。
【0048】
次に、上記のシステム形態で実施される遊休リース機器資産の有効活用方法の詳細について説明する。
【0049】
図4(a)、(b)は、機器配置リスト1dと通信機器導入リスト1eの内部構造を示す図である。
【0050】
機器配置リスト1dには、項目として、リース中通信機器のマシン名、IPアドレス、部署、リース機器仕様(CPU種別、メモリ容量、ハードディスク容量、これらを総合的に判断した仕様ランクなど)、使用業務(アプリケーションソフトウェア名)、要求仕様、リース期間、リース金額などが含まれる。また、その機器に割り付けられた電子メールアドレス、電話番号などの連絡先や顧客属性(以上は不図示)などの項目も含んでいる。
【0051】
通信機器導入希望リスト1eには、企業名、使用目的、希望仕様、希望期間などが含まれる。また、電子メールアドレス、電話番号などの連絡先(以上は不図示)も含んでいる。
【0052】
図5は、本発明方法を概念的に示した図である。
【0053】
図中のAで囲まれた部分はリース稼働集計手段1bの機能を示し、Bは転売打診情報送信手段1cの機能を示している。また、図中のCはリース先の通信機器2の機能を示している。
【0054】
稼動集計手段1bは機器配置リスト1dにもとづいて、例えば1時間周期で稼動確認信号をリース中通信機器2に送信する。通信機器2は受信するごとに応答信号を返信する。稼動集計手段1bは応答信号を集計する(以上、稼動確認ステップ)。
【0055】
一方、転売打診情報送信手段1cは稼働率集計値にもとづいて機器ごとに遊休リース機器を判定し、遊休リース機器と判定された場合には、通信機器導入希望リスト1eにもとづいて、リース先企業内の機器最適配置の提案や希望企業への中途リースの提案文書を生成し、通信機器2や通信端末機3に通知する。
【0056】
図6は、転売打診情報送信手段1cの基本動作を示すフローチャートである。
【0057】
この処理は、例えば週次または月次で実行される。まず、受信した応答信号の稼動確認信号に対する割合から機器稼働率を算出する(101:機器稼働率算出ステップ)。そして、この稼動率が一定値以下であれば遊休リース機器と認定する(102、103:遊休リース機器認定ステップ)。
【0058】
次に、通信機器導入希望リスト1eを検索して、遊休リース機器と認定された通信機器をあるいは同等の機種を希望するユーザが存在するかどうかを照合し、存在すれば、その希望企業への転売を打診する旨のメッセージを自動生成し、リース先企業の通信機器に送信するとともに、希望企業には中途リース案内情報を送信する(105〜107)。希望ユーザがない場合は、後述する募集登録画面で中途リースを募集できるように、遊休リースと認定された通信機器の識別情報を保存する。
【0059】
なお、同一企業内のリース通信機器について遊休リース機器と認定されたものがある場合は、社内の最適配置の提案情報を生成し、送信する(104)。
【0060】
ここでは、社内での最適配置の提案情報を生成するようにしているが、複数企業間で最適配置を提案するようにしてもよい。
【0061】
このように、本発明の遊休リース機器資産の有効活用方法によれば、簡単な方法で遊休のリース通信機器が発見され、かつ、リース先企業に転売の打診をしているので、リース先企業にとっては機器の再配置を検討することができ、その結果、TCO(システムの総合的なコスト)の低減を図ることができる。また、リース会社も、リースを希望する企業に対して迅速に対応することができる。
【0062】
また、リース先企業には転売打診情報を、希望ユーザには中途リース案内情報を提供すれば、リース会社はリース先企業と希望ユーザとの間を仲介する業務形態をとることができるので、リース機器の受け渡しを両企業に任せればリース機器を倉庫に保存する必要がなく、過剰なリース品在庫を持つ必要もない。
【0063】
図7は、通信機器導入希望リスト1dに登録するための画面(a)の一例と、遊休リース機器と認定された通信機器のリース募集登録を行うための画面(b)の一例の各イメージ図を示している。これらの画面は、例えばWebページとして公開し、ユーザの通信端末機からのアクセスを可能としている。
【0064】
通信機器導入希望リスト登録画面は、通信機器導入希望リスト1dのすべての項目が登録できるようにしたもので、さらに連絡先である電子メールアドレスや電話番号なども登録できるようにしている。このような画面を設けておけば、パソコン等の通信端末機から簡単に希望ユーザとして登録することができる。
【0065】
募集登録画面は、対象となる機器を限定して募集できるようにしたもので、たとえば、機器ごとに募集ボタンを設けて、サブ画面で募集登録できるようにすればよい。同一機器に対して複数の募集がある場合には、オークション方式でリース先やリース料を決定してもよい。この画面により、遊休リース機器の引き取り企業を早期に決めることができる。
【0066】
また、いずれの画面でも、希望する導入期間を入力できるようにしているので、希望期間だけの一時的な転売も可能になる。
【0067】
次に、上述した各種案内情報について説明する。
【0068】
(1)転売打診情報
この情報は、遊休リース機器と認定された通信機器を途中解約して他企業へ転売(リース)を薦める旨や、転売先が決まった場合に残存するリース料や解約料を無料とする旨の案内文を含んでおり、電子メールなどの通信手段を用いて、リース先の通信機器に送信される。
【0069】
この情報提供により、リース先企業は、ほとんど利用されていない遊休資産をいち早く認識することができ、TCO削減を早期に実現することができる。
【0070】
(2)中途リース案内情報
この情報は、残存リース料より算出した通常より安価なリース料(残存するリース料そのもの、あるいはそのリース料一定率を上乗せしたもの)や買い取り価格で、リースまたは買い取りできる旨の案内文などを含んでおり、通信機器導入希望リスト1eにもとづいて該当の遊休リース機器にマッチした希望ユーザに対して送信される。
【0071】
その結果、リース先企業と希望ユーザに対して連続的に2つのリース契約を行うこととなるが、リース先を元のリース先から希望ユーザへ変更する形式のため、まったく個別にリース契約を行うよりは割安のリース契約を結ぶことができるとともに、全体として遊休資産を有効に活用することができる。
【0072】
また、リース会社にとっても、リース機器の在庫過多を防止でき、在庫管理コストの低減を図ることができる。
【0073】
(3)最適配置提案情報
この情報は、リース先企業内のリース中通信機器2の最適配置を提案するもので、複数の通信機器をリースしている企業に対して送信される。具体的な提案方法について、図8〜図11を参照しながら説明する。
【0074】
図8は、機器の仕様(性能)から判断して最適配置を提案する方法を説明するための図である。図中、パソコンAは要求仕様が低いにもかかわらず、現リース機器仕様(CPU種別、メモリ容量、ハードディスク容量などから判断したランク)高いものになっており、有効活用されていない。また、稼動率も低い。一方、パソコンCでは全く逆の状態になっている。
【0075】
リース機器稼動管理サーバ1は、収集したデータと機器配置リスト1dによりこのような状態を判断して、パソコンAとパソコンCとを入れ替える提案の案内文を自動作成する。
【0076】
図9は、通信機器の時期的な利用傾向にもとづいて最適配置を提案する方法を説明するための図である。図で示すように月間で稼働率の統計をとれば、社内リース機器の時期的な利用傾向をとることができ、リース機器間で比較することができる。
【0077】
図例では、パソコンAは月初に負荷が集中している一方、パソコンBでは月中から月末に負荷が集中している。このような傾向が続くのであれば、パソコンAとパソコンBのいずれか1台で2台分の処理を行うことができると考えられる。
【0078】
リース機器稼動管理サーバ1では、この状態を統計データから判断して、通信機器を2台から1台にする提案の案内文を作成する。なお、台数増減そのものの提案ではなく、最適配置を示唆できるグラフを送信するだけであってもよい。また、機器稼働率は時間帯、曜日、季節などで比較できるようにしてもよい。
【0079】
このような方法により、リース先企業に対して、統計的に見て適切な機器配置を提案することができる。
【0080】
図10は、リソース使用率の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。図例のような場合、リース機器稼動管理サーバ1は定常的にCPU負荷の低いパソコンBを減じる提案をする。なお、メモリ使用率やディスクIO率なども含めて総合的に判断してもよい。
【0081】
リソース使用率は、リース中の通信機器側にデータを収集するソフトを備えさせて、収集データを応答信号の返信タイミングなどに自動返信させるようにすればよい。
【0082】
機器稼働率は実際に利用されていなくても高くなる場合もあるが、CPU負荷などのリソース使用率を加味して判断すれば、利用されていない機器を間違いなく見つけだすことができ、より正確な配置提案をすることができる。
【0083】
図11は、リース費用の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。一般的には図のように、技術の進歩により最新機種の方が前機種に比べ、高性能にもかかわらず安価に導入できることが多い。したがって、リース機器稼動管理サーバ1に最新機種情報が入力されている場合には、リース費用を再計算して提案するようにしている。図例の場合、たとえば次の計算式でリース料を計算する。
【0084】
このような計算式には限られず、残存金額を割増する、あるいは割引するような提案でもよい。
【0085】
このような方法によれば、リース先の企業にとって、安価でかつ高性能な機器を早期にリースすることができるため、コスト削減が実現できる。
【0086】
その他の最適配置提案情報の生成方法として、通信機器で動作させる業務(アプリケーションソフトウェア)(図4(a)参照)を考慮したものがある。アプリケーションごとの動作条件、たとえばCPU330MHz以上、ディスク容量300MB以上、メモリ12MB以上などの条件データを、予めリース機器稼動管理サーバ1に登録しておき、代替機種を提案する場合に、この情報を加味して機種選定する。
【0087】
これにより、使用業務に合致したより適切な機種を選定することができる。
【0088】
以上に説明した最適配置提案情報は、同一企業内に対するものに限られず、別々に構築された社内ネットワーク(企業)間で、通信機器を交換させるような提案であってもよい。
【0089】
以上のように最適配置提案情報の提供によれば、社内などでリース機器の交換、機器撤去などによる再配置が実現でき、リース会社側にとっても遊休リース機器を早期に引き取り、他にリース(転売)することもできる。
【0090】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、請求項1に記載の遊休リース機器資産の有効活用方法は、リース通信機器の稼働率を算出して相手先に転売を示唆しているので、企業内の利用されていない機器を早期に発見できるとともに、その機器を遊休リース機器として再利用させることができる。
【0091】
請求項2では、複数のリース中通信機器を常時監視している集計サーバを設けているので社内等のLANにも対応でき、複数の通信機器の稼働率を簡単に算出することができ、請求項1と同様の効果が得られる。
【0092】
請求項3では、希望ユーザに対して中途リース案内情報を送信しているので、遊休リース機器の次のリース先を早期に決定することができ、有効活用が図れる。リース会社にとっても、リース機器の在庫過多を防止でき、在庫管理コストの低減を図ることができる。
【0093】
請求項4では、残存リース料にもとづいて決定された費用の案内を中途リース案内情報に含めているので、リース先を元のリース先から希望ユーザへ変更する形態となり、まったく個別にリース契約を行うよりは割安のリース契約を結ぶことができるとともに、全体として遊休資産を有効活用することができる。
【0094】
請求項5では、特定または不特定のユーザに対して、通信機器導入希望リストの登録用画面を設けているので、簡単に誰でも希望ユーザとして登録することができる。
【0095】
請求項6では、遊休リース機器に対する募集画面を設けているので、遊休リース機器の次のリース先企業を早期に決めることができる。
【0096】
請求項7では、機器稼働率とリース中機器の仕様と希望仕様とを総合的に判断して、リース中通信機器に対して最適配置提案情報を提供しているので、社内などでリース機器の適切な交換ができ、リース中の通信機器をより有効に利用することができる。
【0097】
請求項8では、時間帯別、曜日別、月別などで機器稼働率の統計をとり、これを加味して最適配置を提案しているので、統計的に見て適切な機器配置を提案することができる。
【0098】
請求項9では、異なる企業間でも最適配置を実現できるように、提案情報を生成しているので、企業間でも容易にリース中通信機器の有効活用を図ることができる。
【0099】
請求項10では、最適配置提案情報を作成する際に、稼動するアプリケーションソフトウェアの稼動条件を考慮しているので、使用業務に合致したより適切な機種に切り替えることができる。
【0100】
請求項11では、リース中機器のリソース使用率を加味して最適配置提案情報を作成しているので、稼働率は高くてもあまり利用されていない機器を発見することができ、その結果、台数を減じるような提案をすることができる。
【0101】
請求項12では、提案する入れ替えリース機器のリース費用と、現リース費用とにもとづいて代替リース費用を算出しているので、入れ替えリース機器のリース費用が安価であれば、現リース機器の残存費用があったとしても費用負担は安価になることもあり、高性能な機器を早期にかつ安価にリースすることが可能となる。
【0102】
請求項13では、画面による通信機器導入希望リスト登録、募集登録に際して希望導入期間を入力できるようにしているので、希望期間だけの一時的な転売も可能になる。
【0103】
請求項14に記載のリース機器稼動管理サーバ、請求項15、16に記載の遊休リース機器資産活用システムによれば、請求項1、2等の方法と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊休リース機器資産活用システムの一例の構成を示したシステム系統図である。
【図2】本発明の遊休リース機器資産活用システムの他例を示すシステム系統図である。
【図3】本発明のリース機器稼動管理サーバの要部構成を示すブロック図である。
【図4】(a)は機器配置リスト、(b)は通信機器導入リストの内部構造を示す図である。
【図5】本発明方法を概念的に示した図である。
【図6】転売打診情報送信手段の基本動作を示すフローチャートである。
【図7】(a)は通信機器導入希望リストに登録するための画面、(b)は遊休リース機器と認定された通信機器のリース募集登録を行うための画面のイメージ図の一例である。
【図8】機器の仕様から判断して最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【図9】通信機器の時期的な利用傾向にもとづいて最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【図10】リソース使用率の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【図11】リース費用の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・リース機器稼動管理サーバ
1a・・・記憶部
1b・・・稼動集計手段
1c・・・転売打診情報送信手段
1d・・・機器配置リスト
1e・・・通信機器導入希望リスト
2・・・リース中通信機器
3・・・通信端末機
4、41・・・集計サーバ
N・・・通信ネットワーク
L・・・LAN
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを利用した遊休リース機器資産の有効活用方法およびその装置、システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くの各種業界ではインターネットを利用したBtoB、BtoCなどの形態の電子商取引が行われている。リース業界においても、リース機器の使用状況やその他の情報をリース会社、リース先企業で送受信するようにしたシステムも提案されている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、リースした医療機器の使用状況や発生した問題をリース会社が迅速に把握でき、かつ、医療機器の使用状況に応じて使用額を加算できるようにしたリースシステムが記載されている。
【特許文献1】
特開2001−160106号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種のリースシステムでは、リース会社が収集する機器の使用状況情報は使用額計算やトラブル監視の目的に利用されているにすぎず、リース中の通信機器が有効に利用されているかどうかを判断できるものではなかった。
【0005】
本発明は、リース通信機器の単なる監視や費用計算の目的にとどまらず、リース中の通信機器を全般に稼動監視することにより、リース先企業間、リース先企業内、またはリース先企業/リース希望ユーザ間で、余剰と判断されるリース通信機器を有効に活用できる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遊休リース機器資産の有効活用方法は、リース中の通信機器と、このリース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したネットワークシステムで実行される方法であって、次の特徴を有している。
【0007】
まず、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号をリース中通信機器に一定周期または不定期に送信し、リース中通信機器が稼動確認信号を受信した場合には応答信号を返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、上記一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する。
【0008】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定するステップと、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する。
【0009】
すなわちこの遊休リース機器資産の有効活用方法によれば、稼働率の低い、あまり稼動していない通信機器は、遊休リース機器と認定されるため、その機器を他に転売して有効活用を図ることができる。
【0010】
ここで、一定周期または不定期とは、周期的(たとえば1時間)、定時、1日にランダムにn回、月n回などが含まれる(以下の請求項も同様)。
【0011】
請求項2に記載の遊休リース機器資産の有効活用方法は、社内等のLANに接続されたリース中の通信機器と、LAN(Local Area Network)に接続されリース中通信機器の稼動状況を監視する集計サーバと、リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したネットワークシステムで実行される方法であって、次の特徴を有している。
【0012】
まず、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を集計サーバに一定周期または不定期に送信し、集計サーバが稼動確認信号を受信した場合にはリース中通信機器の稼動状況を応答信号として返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する。
【0013】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定するステップと、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する。
【0014】
すなわち、請求項2は、LAN等の社内ネットワークにリース中通信機器が接続されている場合に適用され、請求項1と同様に稼働率の算出が可能となり、遊休リース認定が可能となる。
【0015】
請求項3では、通信ネットワークには通信機器導入希望リストに登録されているユーザの通信端末機がさらに接続されており、リース機器稼動管理サーバは、通信端末機に対して、遊休リース機器と認定された通信機器についての中途リース案内情報を送信することを特徴とする。
【0016】
リース先企業への転売打診情報に対応して、希望ユーザには遊休リース機器の中途リース案内情報が送信される。すなわち、リース会社は両者を仲介するブローカー的な役割を有する。
【0017】
請求項4では、中途リース案内情報には、遊休リース機器と認定された通信機器の残存リース料により算出した買い取り価格またはリース費用を案内する情報を含んでいる。
【0018】
請求項5では、リース機器稼動管理サーバは、通信機器導入希望リスト登録画面を有し、特定または不特定ユーザの通信端末機からこの画面をアクセスして、通信機器の導入希望企業として通信機器導入希望リストに登録できるようにしている。
【0019】
請求項6では、リース機器稼動管理サーバは、遊休リース機器と認定された通信機器をリース対象として表示する募集登録画面を有し、特定または不特定ユーザの通信端末機からこの画面をアクセスして、それらの通信機器の買い取りまたはリースの募集ができるようにしている。
【0020】
請求項7では、機器配置リストには、リース機器ごとに現リース機器の仕様と希望仕様とが登録されており、リース機器稼動管理サーバは、機器稼働率と、現リース機器仕様と、希望仕様とを比較して最適仕様の機器を選択して、その最適配置提案情報をリース中通信機器または集計サーバに通知することを特徴としている。
【0021】
請求項8では、リース機器稼動管理サーバは、機器稼働率を時間帯別、曜日別、月別等で所定の統計処理を実行し、算出された統計情報を加味して最適配置提案情報を作成することを特徴としている。
【0022】
請求項9では、最適配置提案情報は、異なる企業間にリースしている通信機器を交換するために、対象となる複数の通信機器に対して送信されることを特徴としている。
【0023】
請求項10では、機器配置リストには、リース機器ごとにその機器で稼動するアプリケーションソフトウェア識別情報も含んでおり、リース機器稼動管理サーバは、予め有している上記アプリケーションソフトウェアの動作条件を加味して最適配置提案情報を作成することを特徴としている。
【0024】
請求項11では、リース機器稼動管理サーバは、リース中の通信機器からCPU負荷、メモリ使用率などのリソース使用率を収集し、このリソース使用率を加味して最適配置提案情報を生成することを特徴としている。
【0025】
請求項12では、最適配置提案情報は、現リース費用と提案する最適機器のリース費用とにもとづいて、所定の算式により算出した代替リース費用案を含んでいる。
【0026】
請求項13では、通信機器導入希望リスト登録画面または募集登録画面は、希望する導入期間を入力できるようにしており、リース機器稼動管理サーバは、その期間のみのリース費用を算出するようにしている。
【0027】
請求項14に記載のリース機器稼動管理サーバは、リース中の通信機器と通信ネットワークを介して接続しており、次の特徴を有している。
【0028】
すなわち、リース機器稼動管理サーバは、リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを格納した記憶部と、機器配置リストにもとづきリース中通信機器に稼動を確認するための信号を一定周期または不定期に送信し、リース中通信機器から返信される稼動確認信号に対応した応答信号を集計する稼働集計手段と、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出し、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定し、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する転売打診情報送信手段とを備えている。
【0029】
請求項15に記載の遊休リース機器資産活用システムは、リース中の通信機器と、このリース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したシステムであって、次の特徴を有している。
【0030】
すなわち、本発明システムでは、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、リース中通信機器に稼動を確認するための信号を一定周期または不定期に送信し、リース中通信機器が稼動確認信号を受信した場合には応答信号を返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認機能を繰り返し実行する。
【0031】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出する機能と、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定する機能と、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する機能とを実行する。
【0032】
請求項16に記載の遊休リース機器資産活用システムは、社内等のLANに接続されたリース中の通信機器と、LANに接続されリース中通信機器の稼動状況を監視する集計サーバと、リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したシステムであって、次の特徴を有している。
【0033】
すなわち、本発明システムでは、リース機器稼動管理サーバが機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を集計サーバに一定周期または不定期に送信し、集計サーバが稼動確認信号を受信した場合にはリース中通信機器の稼動状況を応答信号として返信し、リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する。
【0034】
その一方で、リース機器稼動管理サーバは、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出する機能と、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定する機能と、通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する機能とを実行する。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
【0036】
図1は、遊休リース機器資産活用システムの一例の構成を示したシステム系統図である。
【0037】
このシステムでは、インターネットなどの通信ネットワークNに、リース会社に設置されたリース機器稼動管理サーバ1と、各種企業などにリースされたパソコン、携帯端末などの通信機器2と、その他の(リース機器ではない)パソコンなどの通信端末機3とが相互に接続されている。
【0038】
リース機器稼動管理サーバ1は、リース中の通信機器2の通信アドレスやリース機器仕様などを登録した機器配置リストと、通信機器のリースを希望している会社名や連絡先、希望仕様などを登録した通信機器導入希望リストとを格納した記憶部1aを備えている。
【0039】
このシステムでは、リース機器稼動管理サーバ1がネットワークに常時接続されたリース中通信機器2、2・・・を常時監視している。すなわち、サーバ1は、通信機器2に対し周期的に稼動確認信号を送出し、その応答信号を返信してもらうようにして、通信機器2が稼動中か非稼動であるかを判断するようにしている。具体的には、パソコン2の電源が投入され所定の受信プログラムが実行されれば応答信号は返信できるが、電源が投入されていなければ応答信号は返信できない、という簡単な原理を用いて稼動/非稼動を判断している。
【0040】
ここでは、周期的に稼動確認信号を送るようにしているが、定時(たとえば10時と15時)に、あるいは1日n回ランダムに送信するようにしてもよいし、また、指定された時間内で周期的に送信するようにしてもよい。
【0041】
リース機器稼動管理サーバ1は、こうして集計した機器ごとの稼動/非稼動情報をもとに後述する転売打診情報を生成し、その機器2に対してこの情報を送信し、さらに通信端末機3に対しては、後述する中途リース案内情報を送信するような構成となっている。
【0042】
図2は、遊休リース機器資産活用システムの他例を示すシステム系統図である。このシステムは、企業b、cなどの社内ネットワーク(LANなど)Lが通信ネットワークNに接続された場合を示しており、集計サーバ4、41が社内の通信機器2の稼動/非稼動を監視し、リース機器稼動管理サーバ1からの周期的な稼動確認信号に対応して、代表となって応答する。なお、企業Cの「FW」はファイアウォールを示している。
【0043】
また、リース会社が稼動集計用のサーバを貸し出し、これを集計サーバ4として社内ネットワークLに接続するようにしてもよい。この場合、集計サーバ4が図1のリース機器稼動管理サーバの役割を果たすこととなる。
【0044】
なお、図1で示す通信機器2の接続形態と図2で示す接続形態は混在したものであってもよい。
【0045】
図3は、リース機器稼動管理サーバ1の要部構成を示すブロック図である。
【0046】
リース機器稼動管理サーバ1は、記憶部1aと、リース中通信機器に稼動を確認するための信号を送信し、リース中通信機器から返信される稼動確認信号に対応した応答信号を集計する稼働集計手段1bと、稼動確認信号と応答信号にもとづいて機器稼動率を算出し、リース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する転売打診情報送信手段1cとを備えている。ここで、記憶部1aは、リース中通信機器の機器配置リスト1dおよび通信機器導入希望リスト1eを含んでいる。また、稼働集計手段1bと転売打診情報送信手段1cとは、それぞれの処理を実行するためのプログラムやCPUなどで構成される。
【0047】
なお、稼動集計手段1bと転売打診情報送信手段1cは、それぞれ集計サーバ4内とリース機器稼動管理サーバ1内とに分離させて構成するようにしてもよい。
【0048】
次に、上記のシステム形態で実施される遊休リース機器資産の有効活用方法の詳細について説明する。
【0049】
図4(a)、(b)は、機器配置リスト1dと通信機器導入リスト1eの内部構造を示す図である。
【0050】
機器配置リスト1dには、項目として、リース中通信機器のマシン名、IPアドレス、部署、リース機器仕様(CPU種別、メモリ容量、ハードディスク容量、これらを総合的に判断した仕様ランクなど)、使用業務(アプリケーションソフトウェア名)、要求仕様、リース期間、リース金額などが含まれる。また、その機器に割り付けられた電子メールアドレス、電話番号などの連絡先や顧客属性(以上は不図示)などの項目も含んでいる。
【0051】
通信機器導入希望リスト1eには、企業名、使用目的、希望仕様、希望期間などが含まれる。また、電子メールアドレス、電話番号などの連絡先(以上は不図示)も含んでいる。
【0052】
図5は、本発明方法を概念的に示した図である。
【0053】
図中のAで囲まれた部分はリース稼働集計手段1bの機能を示し、Bは転売打診情報送信手段1cの機能を示している。また、図中のCはリース先の通信機器2の機能を示している。
【0054】
稼動集計手段1bは機器配置リスト1dにもとづいて、例えば1時間周期で稼動確認信号をリース中通信機器2に送信する。通信機器2は受信するごとに応答信号を返信する。稼動集計手段1bは応答信号を集計する(以上、稼動確認ステップ)。
【0055】
一方、転売打診情報送信手段1cは稼働率集計値にもとづいて機器ごとに遊休リース機器を判定し、遊休リース機器と判定された場合には、通信機器導入希望リスト1eにもとづいて、リース先企業内の機器最適配置の提案や希望企業への中途リースの提案文書を生成し、通信機器2や通信端末機3に通知する。
【0056】
図6は、転売打診情報送信手段1cの基本動作を示すフローチャートである。
【0057】
この処理は、例えば週次または月次で実行される。まず、受信した応答信号の稼動確認信号に対する割合から機器稼働率を算出する(101:機器稼働率算出ステップ)。そして、この稼動率が一定値以下であれば遊休リース機器と認定する(102、103:遊休リース機器認定ステップ)。
【0058】
次に、通信機器導入希望リスト1eを検索して、遊休リース機器と認定された通信機器をあるいは同等の機種を希望するユーザが存在するかどうかを照合し、存在すれば、その希望企業への転売を打診する旨のメッセージを自動生成し、リース先企業の通信機器に送信するとともに、希望企業には中途リース案内情報を送信する(105〜107)。希望ユーザがない場合は、後述する募集登録画面で中途リースを募集できるように、遊休リースと認定された通信機器の識別情報を保存する。
【0059】
なお、同一企業内のリース通信機器について遊休リース機器と認定されたものがある場合は、社内の最適配置の提案情報を生成し、送信する(104)。
【0060】
ここでは、社内での最適配置の提案情報を生成するようにしているが、複数企業間で最適配置を提案するようにしてもよい。
【0061】
このように、本発明の遊休リース機器資産の有効活用方法によれば、簡単な方法で遊休のリース通信機器が発見され、かつ、リース先企業に転売の打診をしているので、リース先企業にとっては機器の再配置を検討することができ、その結果、TCO(システムの総合的なコスト)の低減を図ることができる。また、リース会社も、リースを希望する企業に対して迅速に対応することができる。
【0062】
また、リース先企業には転売打診情報を、希望ユーザには中途リース案内情報を提供すれば、リース会社はリース先企業と希望ユーザとの間を仲介する業務形態をとることができるので、リース機器の受け渡しを両企業に任せればリース機器を倉庫に保存する必要がなく、過剰なリース品在庫を持つ必要もない。
【0063】
図7は、通信機器導入希望リスト1dに登録するための画面(a)の一例と、遊休リース機器と認定された通信機器のリース募集登録を行うための画面(b)の一例の各イメージ図を示している。これらの画面は、例えばWebページとして公開し、ユーザの通信端末機からのアクセスを可能としている。
【0064】
通信機器導入希望リスト登録画面は、通信機器導入希望リスト1dのすべての項目が登録できるようにしたもので、さらに連絡先である電子メールアドレスや電話番号なども登録できるようにしている。このような画面を設けておけば、パソコン等の通信端末機から簡単に希望ユーザとして登録することができる。
【0065】
募集登録画面は、対象となる機器を限定して募集できるようにしたもので、たとえば、機器ごとに募集ボタンを設けて、サブ画面で募集登録できるようにすればよい。同一機器に対して複数の募集がある場合には、オークション方式でリース先やリース料を決定してもよい。この画面により、遊休リース機器の引き取り企業を早期に決めることができる。
【0066】
また、いずれの画面でも、希望する導入期間を入力できるようにしているので、希望期間だけの一時的な転売も可能になる。
【0067】
次に、上述した各種案内情報について説明する。
【0068】
(1)転売打診情報
この情報は、遊休リース機器と認定された通信機器を途中解約して他企業へ転売(リース)を薦める旨や、転売先が決まった場合に残存するリース料や解約料を無料とする旨の案内文を含んでおり、電子メールなどの通信手段を用いて、リース先の通信機器に送信される。
【0069】
この情報提供により、リース先企業は、ほとんど利用されていない遊休資産をいち早く認識することができ、TCO削減を早期に実現することができる。
【0070】
(2)中途リース案内情報
この情報は、残存リース料より算出した通常より安価なリース料(残存するリース料そのもの、あるいはそのリース料一定率を上乗せしたもの)や買い取り価格で、リースまたは買い取りできる旨の案内文などを含んでおり、通信機器導入希望リスト1eにもとづいて該当の遊休リース機器にマッチした希望ユーザに対して送信される。
【0071】
その結果、リース先企業と希望ユーザに対して連続的に2つのリース契約を行うこととなるが、リース先を元のリース先から希望ユーザへ変更する形式のため、まったく個別にリース契約を行うよりは割安のリース契約を結ぶことができるとともに、全体として遊休資産を有効に活用することができる。
【0072】
また、リース会社にとっても、リース機器の在庫過多を防止でき、在庫管理コストの低減を図ることができる。
【0073】
(3)最適配置提案情報
この情報は、リース先企業内のリース中通信機器2の最適配置を提案するもので、複数の通信機器をリースしている企業に対して送信される。具体的な提案方法について、図8〜図11を参照しながら説明する。
【0074】
図8は、機器の仕様(性能)から判断して最適配置を提案する方法を説明するための図である。図中、パソコンAは要求仕様が低いにもかかわらず、現リース機器仕様(CPU種別、メモリ容量、ハードディスク容量などから判断したランク)高いものになっており、有効活用されていない。また、稼動率も低い。一方、パソコンCでは全く逆の状態になっている。
【0075】
リース機器稼動管理サーバ1は、収集したデータと機器配置リスト1dによりこのような状態を判断して、パソコンAとパソコンCとを入れ替える提案の案内文を自動作成する。
【0076】
図9は、通信機器の時期的な利用傾向にもとづいて最適配置を提案する方法を説明するための図である。図で示すように月間で稼働率の統計をとれば、社内リース機器の時期的な利用傾向をとることができ、リース機器間で比較することができる。
【0077】
図例では、パソコンAは月初に負荷が集中している一方、パソコンBでは月中から月末に負荷が集中している。このような傾向が続くのであれば、パソコンAとパソコンBのいずれか1台で2台分の処理を行うことができると考えられる。
【0078】
リース機器稼動管理サーバ1では、この状態を統計データから判断して、通信機器を2台から1台にする提案の案内文を作成する。なお、台数増減そのものの提案ではなく、最適配置を示唆できるグラフを送信するだけであってもよい。また、機器稼働率は時間帯、曜日、季節などで比較できるようにしてもよい。
【0079】
このような方法により、リース先企業に対して、統計的に見て適切な機器配置を提案することができる。
【0080】
図10は、リソース使用率の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。図例のような場合、リース機器稼動管理サーバ1は定常的にCPU負荷の低いパソコンBを減じる提案をする。なお、メモリ使用率やディスクIO率なども含めて総合的に判断してもよい。
【0081】
リソース使用率は、リース中の通信機器側にデータを収集するソフトを備えさせて、収集データを応答信号の返信タイミングなどに自動返信させるようにすればよい。
【0082】
機器稼働率は実際に利用されていなくても高くなる場合もあるが、CPU負荷などのリソース使用率を加味して判断すれば、利用されていない機器を間違いなく見つけだすことができ、より正確な配置提案をすることができる。
【0083】
図11は、リース費用の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。一般的には図のように、技術の進歩により最新機種の方が前機種に比べ、高性能にもかかわらず安価に導入できることが多い。したがって、リース機器稼動管理サーバ1に最新機種情報が入力されている場合には、リース費用を再計算して提案するようにしている。図例の場合、たとえば次の計算式でリース料を計算する。
【0084】
このような計算式には限られず、残存金額を割増する、あるいは割引するような提案でもよい。
【0085】
このような方法によれば、リース先の企業にとって、安価でかつ高性能な機器を早期にリースすることができるため、コスト削減が実現できる。
【0086】
その他の最適配置提案情報の生成方法として、通信機器で動作させる業務(アプリケーションソフトウェア)(図4(a)参照)を考慮したものがある。アプリケーションごとの動作条件、たとえばCPU330MHz以上、ディスク容量300MB以上、メモリ12MB以上などの条件データを、予めリース機器稼動管理サーバ1に登録しておき、代替機種を提案する場合に、この情報を加味して機種選定する。
【0087】
これにより、使用業務に合致したより適切な機種を選定することができる。
【0088】
以上に説明した最適配置提案情報は、同一企業内に対するものに限られず、別々に構築された社内ネットワーク(企業)間で、通信機器を交換させるような提案であってもよい。
【0089】
以上のように最適配置提案情報の提供によれば、社内などでリース機器の交換、機器撤去などによる再配置が実現でき、リース会社側にとっても遊休リース機器を早期に引き取り、他にリース(転売)することもできる。
【0090】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、請求項1に記載の遊休リース機器資産の有効活用方法は、リース通信機器の稼働率を算出して相手先に転売を示唆しているので、企業内の利用されていない機器を早期に発見できるとともに、その機器を遊休リース機器として再利用させることができる。
【0091】
請求項2では、複数のリース中通信機器を常時監視している集計サーバを設けているので社内等のLANにも対応でき、複数の通信機器の稼働率を簡単に算出することができ、請求項1と同様の効果が得られる。
【0092】
請求項3では、希望ユーザに対して中途リース案内情報を送信しているので、遊休リース機器の次のリース先を早期に決定することができ、有効活用が図れる。リース会社にとっても、リース機器の在庫過多を防止でき、在庫管理コストの低減を図ることができる。
【0093】
請求項4では、残存リース料にもとづいて決定された費用の案内を中途リース案内情報に含めているので、リース先を元のリース先から希望ユーザへ変更する形態となり、まったく個別にリース契約を行うよりは割安のリース契約を結ぶことができるとともに、全体として遊休資産を有効活用することができる。
【0094】
請求項5では、特定または不特定のユーザに対して、通信機器導入希望リストの登録用画面を設けているので、簡単に誰でも希望ユーザとして登録することができる。
【0095】
請求項6では、遊休リース機器に対する募集画面を設けているので、遊休リース機器の次のリース先企業を早期に決めることができる。
【0096】
請求項7では、機器稼働率とリース中機器の仕様と希望仕様とを総合的に判断して、リース中通信機器に対して最適配置提案情報を提供しているので、社内などでリース機器の適切な交換ができ、リース中の通信機器をより有効に利用することができる。
【0097】
請求項8では、時間帯別、曜日別、月別などで機器稼働率の統計をとり、これを加味して最適配置を提案しているので、統計的に見て適切な機器配置を提案することができる。
【0098】
請求項9では、異なる企業間でも最適配置を実現できるように、提案情報を生成しているので、企業間でも容易にリース中通信機器の有効活用を図ることができる。
【0099】
請求項10では、最適配置提案情報を作成する際に、稼動するアプリケーションソフトウェアの稼動条件を考慮しているので、使用業務に合致したより適切な機種に切り替えることができる。
【0100】
請求項11では、リース中機器のリソース使用率を加味して最適配置提案情報を作成しているので、稼働率は高くてもあまり利用されていない機器を発見することができ、その結果、台数を減じるような提案をすることができる。
【0101】
請求項12では、提案する入れ替えリース機器のリース費用と、現リース費用とにもとづいて代替リース費用を算出しているので、入れ替えリース機器のリース費用が安価であれば、現リース機器の残存費用があったとしても費用負担は安価になることもあり、高性能な機器を早期にかつ安価にリースすることが可能となる。
【0102】
請求項13では、画面による通信機器導入希望リスト登録、募集登録に際して希望導入期間を入力できるようにしているので、希望期間だけの一時的な転売も可能になる。
【0103】
請求項14に記載のリース機器稼動管理サーバ、請求項15、16に記載の遊休リース機器資産活用システムによれば、請求項1、2等の方法と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊休リース機器資産活用システムの一例の構成を示したシステム系統図である。
【図2】本発明の遊休リース機器資産活用システムの他例を示すシステム系統図である。
【図3】本発明のリース機器稼動管理サーバの要部構成を示すブロック図である。
【図4】(a)は機器配置リスト、(b)は通信機器導入リストの内部構造を示す図である。
【図5】本発明方法を概念的に示した図である。
【図6】転売打診情報送信手段の基本動作を示すフローチャートである。
【図7】(a)は通信機器導入希望リストに登録するための画面、(b)は遊休リース機器と認定された通信機器のリース募集登録を行うための画面のイメージ図の一例である。
【図8】機器の仕様から判断して最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【図9】通信機器の時期的な利用傾向にもとづいて最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【図10】リソース使用率の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【図11】リース費用の比較により最適配置を提案する方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・リース機器稼動管理サーバ
1a・・・記憶部
1b・・・稼動集計手段
1c・・・転売打診情報送信手段
1d・・・機器配置リスト
1e・・・通信機器導入希望リスト
2・・・リース中通信機器
3・・・通信端末機
4、41・・・集計サーバ
N・・・通信ネットワーク
L・・・LAN
Claims (16)
- リース中の通信機器と、このリース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したネットワークシステムで実行される遊休リース機器資産の有効活用方法であって、
上記リース機器稼動管理サーバが上記機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を上記リース中通信機器に一定周期または不定期に送信し、上記リース中通信機器が上記稼動確認信号を受信した場合には応答信号を返信し、上記リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する一方、
上記リース機器稼動管理サーバは、上記稼動確認信号と上記応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定するステップと、上記通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、上記遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 社内等のLANに接続されたリース中の通信機器と、上記LANに接続され上記リース中通信機器の稼動状況を監視する集計サーバと、上記リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続したネットワークシステムで実行される遊休リース機器資産の有効活用方法であって、
上記リース機器稼動管理サーバが上記機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を上記集計サーバに一定周期または不定期に送信し、上記集計サーバが上記稼動確認信号を受信した場合には上記リース中通信機器の稼動状況を応答信号として返信し、上記リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する一方、
上記リース機器稼動管理サーバは、上記稼動確認信号と上記応答信号にもとづいて機器稼動率を算出するステップと、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定するステップと、上記通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、上記遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信するステップとを実行する遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項1または2において、
上記通信ネットワークには、上記通信機器導入希望リストに登録されているユーザの通信端末機がさらに接続されており、
上記リース機器稼動管理サーバは、上記通信端末機に対して、上記遊休リース機器と認定された通信機器についての中途リース案内情報を送信することを特徴とする遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項3において、
上記中途リース案内情報には、遊休リース機器と認定された通信機器の残存リース料により算出した買い取り価格またはリース費用を案内する情報を含んでいる遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項3または4において、
上記リース機器稼動管理サーバは、通信機器導入希望リスト登録画面を有し、特定または不特定ユーザの通信端末機からこの画面をアクセスして、通信機器の導入希望企業として上記通信機器導入希望リストに登録できるようにしている遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項3〜5のいずれかにおいて
上記リース機器稼動管理サーバは、遊休リース機器と認定された通信機器をリース対象として表示する募集登録画面を有し、特定または不特定ユーザの通信端末機からこの画面をアクセスして、それらの通信機器の買い取りまたはリースの募集ができるようにした遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
上記機器配置リストには、リース機器ごとに現リース機器の仕様と希望仕様とが登録されており、
上記リース機器稼動管理サーバは、上記機器稼働率と、現リース機器仕様と、希望仕様とを比較して最適仕様の機器を選択して、その最適配置提案情報をリース中通信機器または集計サーバに通知することを特徴とする遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項7において、
上記リース機器稼動管理サーバは、上記機器稼働率を時間帯別、曜日別、月別等で所定の統計処理を実行し、算出された統計情報を加味して最適配置提案情報を作成することを特徴とする遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項7または8において、
上記最適配置提案情報は、異なる企業間にリースしている通信機器を交換するために、対象となる複数の通信機器に対して送信されることを特徴とする遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項7〜9のいずれかにおいて、
上記機器配置リストには、リース機器ごとにその機器で稼動するアプリケーションソフトウェア識別情報も含んでおり、
上記リース機器稼動管理サーバは、予め有している上記アプリケーションソフトウェアの動作条件を加味して最適配置提案情報を作成することを特徴とする遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項7〜10のいずれかにおいて、
上記リース機器稼動管理サーバは、リース中の通信機器からCPU負荷、メモリ使用率などのリソース使用率を収集し、このリソース使用率を加味して上記最適配置提案情報を生成することを特徴とする遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項7〜11のいずれかにおいて、
上記最適配置提案情報は、現リース費用と提案する最適機器のリース費用とにもとづいて、所定の算式により算出した代替リース費用案を含んでいる遊休リース機器資産の有効活用方法。 - 請求項5または6において、
上記通信機器導入希望リスト登録画面または募集登録画面は、希望する導入期間を入力できるようにしており、
上記リース機器稼動管理サーバは、その期間のみのリース費用を算出するようにしている遊休リース機器資産の有効活用方法。 - リース中の通信機器と通信ネットワークを介して接続したリース機器稼動管理サーバであって、
上記リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを格納した記憶部と、
上記機器配置リストにもとづき上記リース中通信機器に稼動を確認するための信号を一定周期または不定期に送信し、上記リース中通信機器から返信される稼動確認信号に対応した応答信号を集計する稼働集計手段と、
上記稼動確認信号と上記応答信号にもとづいて機器稼動率を算出し、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定し、上記通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、上記遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する転売打診情報送信手段とを備えているリース機器稼動管理サーバ。 - リース中の通信機器と、このリース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続した遊休リース機器資産活用システムであって、
上記リース機器稼動管理サーバが上記機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を上記リース中通信機器に一定周期または不定期に送信し、上記リース中通信機器が上記稼動確認信号を受信した場合には応答信号を返信し、上記リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認機能を繰り返し実行する一方、
上記リース機器稼動管理サーバは、上記稼動確認信号と上記応答信号にもとづいて機器稼動率を算出する機能と、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定する機能と、上記通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、上記遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する機能とを実行する遊休リース機器資産活用システム。 - 社内等のLANに接続されたリース中の通信機器と、上記LANに接続され上記リース中通信機器の稼動状況を監視する集計サーバと、上記リース中通信機器の機器配置リストおよび通信機器導入希望リストを記憶部に格納したリース機器稼動管理サーバとを、通信ネットワークを介して接続した遊休リース機器資産活用システムであって、
上記リース機器稼動管理サーバが上記機器配置リストにもとづき、稼動を確認するための信号を上記集計サーバに一定周期または不定期に送信し、上記集計サーバが上記稼動確認信号を受信した場合には上記リース中通信機器の稼動状況を応答信号として返信し、上記リース機器稼動管理サーバがこの応答信号を集計する、一連の稼動確認ステップを繰り返し実行する一方、
上記リース機器稼動管理サーバは、上記稼動確認信号と上記応答信号にもとづいて機器稼動率を算出する機能と、一定以下の稼働率のリース中通信機器を遊休リース機器と認定する機能と、上記通信機器導入希望リストの中にリースを希望しているユーザが存在すると判断した場合には、上記遊休リース機器と認定されたリース中通信機器に対して、転売打診情報を送信する機能とを実行する遊休リース機器資産活用システム。
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