JP2007172133A - 資源使用に対する課金増減額の算出システム、算出方法、及び算出用コンピュータプログラム - Google Patents

資源使用に対する課金増減額の算出システム、算出方法、及び算出用コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】資源利用の管理者の収入を一定に保つことができると共に、少ない記憶領域で資源使用に対する課金増減額算出の手法を提供すること。
【解決手段】CPUなどの資源の使用に対する課金の増減額を算出する手法であって、単位時間毎の資源使用量を取得し、取得した単位時間毎の資源使用量と基準値との差分を算出し、この差分を表す値を関数に与えてその結果を課金増減額として算出する。基準値として資源使用量の平均値が用いられる。
【選択図】図1

Description

本発明は資源の利用に対して課金を行なう課金システム及び課金方法並びに課金用プログラムに関し、特に計算資源等の有限資源の利用に対する課金の増減額を求める手法に関する。
従来の資源利用に関する課金手法について簡単に説明する。
特許文献1は、移動体通信の通話時に課金を行なう課金システム及び課金方法に関し、無線基地局の使用頻度に応じた課金を行なうことをその特徴とする。この特許文献によれば、無線基地局毎に予め設定されている基地局の平均使用率に応じた基地局ランク別の料金情報と、基地局のトラフィック状態別の料金情報との2つの情報に基づいて課金を行なうようにしている。基地局ランク別の料金はその基地局の使用率が高いほど割引率が低くなるように設定され、トラフィック状態別の料金はトラフィック状態が高いほど(即ち空きチャネルが少ないほど)割引率が低くなるようにしている。
特許文献2は、無線通信システムの課金方法に関する。この特許文献によれば、無線基地局は無線通信に用いるアプリケーション(例えばFTP(File Transfer Protocol)、TELNET、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等)毎に輻輳時の割引率を記憶し、無線端末が使用するアプリケーションと輻輳具合に応じて通信料金を割り引くようにしている。即ち、無線基地局は、ユーザ毎及びアプリケーション毎にパケットのカウントを行い、基地局制御装置から一定パケット受信毎に送られてくる指標パケットを受信した場合には、指標パケット間の輻輳度を計算し、輻輳度が設定された閾値を超えた場合にはパケット送信に遅延が発生していたと認識する。無線基地局は、ユーザの通信の終了時或いは通信中であれば定期的に課金データを課金サーバに送信する。
特許文献3は、通信ネットワークシステムにおける課金方法を開示し、交換機が自己のリソース使用率が限界使用率を超過した場合には、限界使用率を超過した通信経路を使用しているユーザに特別料金を課すようにしている。
特開2000−332917号公報(特許第3322241号公報) 特開2002−368782号公報 特開2004−200891号公報
特許文献1〜3に共通した第1の問題点は、資源使用(基地局の使用、アプリケーションの使用、通信経路の使用)に対する課金の総額すなわち資源管理者にとっての収入の総額を見積もることが困難なことにある。その理由は、資源の使用頻度による割引率を規定するための基準が存在しないためである。
特許文献1〜3に共通した第2の問題点は、資源使用に対する課金割引や特別料金を求めるために多くの記憶領域が必要なことにある。その理由は、無線基地局のランク別やトラフィック状態別の割引率、輻輳時の割引率、交換機における通信経路別の料金情報などを、テーブルや表などを使って管理しなければならないためである。
本発明の目的は、資源管理者の収入を一定に保つことのできる資源利用に対する課金増減額算出の手法を提供することにある。
本発明の他の目的は、短期間毎の資源の使用頻度に応じて料金の割引や割増を算出することにより、料金が割高な時間帯の資源利用を利用者に控えさせ、資源利用の集中を簡単に緩和できるようにした課金増減額算出の手法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、使用頻度による割引や割増のための詳細なデータを保持することなく、少ない記憶領域を使って課金増減額の算出を行なえる手法を提供することにある。
(1)本発明は、資源使用に対する課金の増減額を算出するシステムに関し、単位時間毎の使用量を取得する使用量取得部と、前記使用量と基準値との差分値を算出する第1の算出部と、前記差分値を関数に与えてその結果を課金増減額として算出する第2の算出部とを備えている。
(2)本発明は、上記(1)の構成要素に加え、前記第2の算出部で求めた課金増減額を前記使用量で割って単位量当たりの課金増減額を求める第3の算出部を更に備えている。
(3)本発明は、上記(1)及び(2)において、前記基準値として使用量の平均値を用いることを特徴としている。
(4)本発明は、更に、資源使用に対する課金の増減額を算出するシステムに関し、単位時間毎に求めた複数の使用量を取り込む使用量取込部と、前記複数の使用量の平均値を求めて基準値とする第1の算出部と、前記複数の使用量の夫々と前記基準値との差分値を算出する第2の算出部と、前記差分値を関数に与えて前記複数の使用量の夫々に対応する単位時間毎の課金増減額を算出する第3の算出部とを備えている。
(5)本発明は、上記(4)の構成要素に加え、前記第3の算出部で求めた課金増減額を、前記使用量取込部に取り込まれて格納されている複数の使用量の夫々で割って単位量当たりの課金増減額を求める第4の算出部を更に備えている。
(6)本発明は、上記(4)及び(5)において、前記使用量取込部に取り込まれる複数の使用量は予め外部に蓄積された使用量履歴データである。
(7)本発明は、上記(4)及び(5)の構成要素に加え、課金を行なう期間や時間帯を取得する算出期間取得部を更に有し、前記使用量取込部は、前記期間や時間帯に応じて複数の使用量を取り込んでいる。
(8)本発明は、上記(1)乃至(7)のいずれかにおいて、前記使用量としてCPU使用率を用いることを特徴としている。
(9)本発明は、上記(1)乃至(8)のいずれかにおいて、前記関数として線形な関数を用いることを特徴としている。
(10)本発明は、更に、資源使用に対する課金の増減額を算出する方法に関し、単位時間毎の使用量を取得する第1の工程と、前記使用量と基準値との差分値を算出する第2の工程と、前記差分値を関数に与えてその結果を課金増減額として算出する第3の工程とを備えている。
(11)本発明は、上記(10)において、前記第3の工程で求めた課金増減額を前記使用量で割って単位量当たりの課金増減額を求める工程を更に備えている。
(12)本発明は、上記(10)及び(11)において、前記基準値として使用量の平均値を用いることを特徴としている。
(13)本発明は、更に、資源使用に対する課金の増減額を算出する方法に関し、単位時間毎に求めた複数の使用量を取り込む第1の工程と、前記複数の使用量の平均値を求めて基準値とする第2の工程と、前記複数の使用量の夫々と前記基準値との差分値を算出する第3の工程と、前記差分値を関数に与えて前記複数の使用量の夫々に対応する単位時間毎の課金増減額を算出する第4の工程とを備えている。
(14)本発明は、上記(13)の工程に加え、前記第4の工程で求めた課金増減額を、前記第1の工程で取り込んだ複数の使用量の夫々で割って単位量当たりの課金増減額を求める工程を更に備えている。
(15)本発明は、上記(13)及び(14)において、前記第1の工程で取り込まれる複数の使用量は、予め外部に蓄積された使用量履歴データであることを特徴としている。
(16)本発明は、上記(13)及び(14)において、前記第1の工程は、課金を行なう期間や時間帯を取得する工程を更に有し、前記期間や時間帯に応じて複数の使用量を取り込むことを特徴としている。
(17)本発明は、上記(10)乃至(16)において、前記使用量としてCPU使用率を用いることを特徴としている。
(18)本発明は、上記(10)乃至(17)において、前記関数として線形な関数を用いることを特徴としている。
(19)本発明は、更に、上記(10)乃至(18)のいずれかに記載した課金増減額算出方法を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
長期間における割増料金と割引料金の合計額を0(ゼロ)にできるため、資源管理者の収入を一定に保つことができる。
更に、本発明によれば、単位時間毎の資源使用量に対する課金増減額を求めることできるので、単位時間毎の課金増減額をチェックするようにすれば資源使用の集中を緩和することができる。
更にまた、割増や割引料金の算出には基準値と関数を保持すればよい。従って、資源使用量に応じた料金表等が不要となるので記憶領域を節約することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。上述したように、本発明は資源利用者への課金増減額(課金の割増額或いは割引額)を求める手法に関する。
《第1の実施の形態》
図1は本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。図1に示した課金増減額算出システムは、外部から与えられる単位時間毎の資源使用量を表すデータを基に演算処理する処理装置10と、演算に使用するデータを記憶しておく記憶装置12とを有する。
処理装置10は、資源使用量取得部100と、資源使用量差分算出部102と、課金増減額算出部104と、資源使用者別(資源使用者毎)の課金増減額算出部106とを備え、一方、記憶装置12は、資源基準使用量(基準値)記憶部120と、課金増減額算出関数記憶部122とを備えている。処理装置10は、上述したように、資源使用量に対する課金増減額を単位時間毎に算出する。
資源基準使用量(基準値)記憶部120には外部から資源基準使用量を表すデータが予め入力されており、課金増減額算出関数記憶部122にも外部から予め関数が与えられている。
本明細書において、資源基準使用量とは課金増減額の算出に使用する基準値のことである。更に、本明細書でいう資源とは、コンピュータやサーバ等に設けられたCPUやデータ記憶用ディスク、通信帯域、水や電力等の種々の有限資源を指す。
例えば、資源をCPUとすると、資源使用量は単位時間(所定時間)にCPUが使用された時間(単位時間当りのCPU使用率で表すことができる)である。尚、資源使用量取得部100に付与される資源使用量としては、このほかにも、単位時間(所定時間)内の電力使用量、水使用量、設備占有率等の種々のデータがある。
資源基準使用量とは、例えば、或るサーバに設けたCPUを資源とすると、過去の長期間(例えば3ヶ月)に亘る平均CPU使用率である。一方、資源を電力とすれば、資源基準使用量は、単位時間(例えば1時間などの所定時間)当たりの電力使用量に関して、長期(例えば年間)の平均をとった平均使用量である。
資源使用量取得部100は、単位時間毎に測定された資源使用量を表すデータを順次時系列で取得して資源使用量差分算出部102に付与する。この使用量差分算出部102は、資源使用量取得部100からの単位時間毎の資源使用量と、資源基準使用量記憶部120に格納されている資源基準使用量との差分値を算出し、課金増減額算出部104に与える。
課金増減額算出部104は、課金増減額算出関数記憶部122に格納されている関数の引数に資源使用量差分算出部102で求めた差分値を与え、その計算結果を、単位時間毎の課金増減額を表すデータD10として出力する。
資源使用者別に課金増減額を求める算出部106は、データD10を受けると共に、外部から単位時間毎の資源使用者に関するデータD12を受けて、単位時間毎の課金増減額を決定する。例えば、データD12がある単位時間での資源使用者総数を表すデータとすると、算出部106においてデータD10をデータD12で除すれば、資源使用者に対して「ある単位時間内」の課金割増額或いは課金割引額を均等に割り振ることができる。一方、データD12がある単位時間での資源使用者別の使用量を表すデータであれば、算出部106において、ある単位時間内の全使用者に対して個別に課金割増額或いは課金割引額を算出することがきる。
図1では算出部106を処理装置10内に含ませているが、この算出部106を図1に示した課金増減額算出システムから分離して、他のコンピュータ(サーバ)に置くようにしてもよい。
更に、図1には示していないが、算出部104及び106のデータを、ディスプレイに表示したり或いはプリンタでハードコピーを得るようにしてもよい。これは、後述する他の実施の形態においても同様である。
次に、図2のフローチャートを参照して本実施の形態の動作について説明する。
まず、図1の資源使用量取得部100は、単位時間毎に測定された資源使用量を示すデータを取得する(ステップ20)。次に、資源使用量差分算出部102は、資源使用量取得部100が取得した資源使用量から資源基準使用量記憶部120に格納されている基準使用量を差し引いた差分値を算出する(ステップ21)。
ステップ22において、課金増減額算出部104は、課金増減額算出関数記憶部122に格納されている関数を呼び出し、その引数に資源使用量差分算出部102で求めた差分値を与え、単位時間毎の資源使用量に対する増減額(割増料金あるいは割引料金)を算出する。ここで利用する関数は線形性f(a)+f(b)=f(a+b)を満たすものであり、このような関数としてもっとも単純なものはf(x)=k・x(但しkは定数)である。
資源使用量差分算出部102が算出した差分値が正の場合には料金の割増を意味し、負の場合は割引を意味する。例えば、資源基準使用量(基準値)を0.20(20%)とし、課金増減額の算出関数がf(x)=10000・xとすると、入力された或る単位時間内での資源使用量が0.35であれば、差分値は0.35−0.20=0.15となるので、或る単位時間の課金増減額は増額のf(0.15)=10000×0.15=1500(円)となる。尚、資源使用量が基準使用量よりも大きい場合には課金の割増となり、小さい場合には割引となるように関数を設定すれば、差分値の正負の解釈は上述の場合と逆であってもよい。次いで、ステップ23では、算出部106において、上述したように、資源使用者別の課金増減額を算出する。
図1に示した課金増減額算出システムは、課金対象のCPU資源を備えるサーバとは別のサーバで動作するようにしてもよく、或いは、図1に示した課金増減額算出システムによるサーバへの負荷が非常に軽い場合には、課金対象となっているCPU資源を有するサーバ上で動作するようにしてもよい。
第1の実施の形態を具体例に即して説明する。
この具体例では、課金対称となる資源を企業の管理部門が管理するサーバ(コンピュータ)に設けたCPUとし、このサーバは同一企業内の複数の他の部門(ユーザ部門)により共用されているものとする。管理部門がサーバを管理する目的は、サーバ運用コストをユーザ部門に公平に負担させることである。尚、具体例では資源をCPUとしたが、これに限らず、電力や水道に関する公共料金に関しても本発明を適用することができる。
まず、CPUの使用を単位時間毎(便宜上5分毎とする)で計測(サンプリング)して、5分毎のCPU使用率を示すデータ(資源使用量を表すデータ)を、順次、資源使用量取得部100に与える。この資源使用量データは、リアルタイムで与えられてもよいし、或いは、ある長期間(例えば6ヶ月や12ヶ月)に亘る使用量データを外部に蓄積しておいて、順次、図1の課金増減額算出システムに与えるようにしてもよい。
資源使用量取得部100が、ある5分間のCPU使用率として40%(0.40)を示すデータ(情報)を取得したとする。
基準使用量記憶部120には、共用サーバに設けたCPUの半年或いは一年間の平均使用率が資源基準使用量として予め格納されている。この平均使用率の値は、CPUの半年或いは一年間にわたる使用実績或いは統計的な予測により求めることができる。
たとえば、ユーザ部門夫々の勤務管理のような特定のルーチン業務を処理するサーバの場合、時期や時間帯によるCPU使用率の増減はあるが、年間を通じた平均CPU使用率はサーバの性能やユーザ数に変化がない限りほぼ一定とみてよい。サーバを共用する「ユーザ部門の数」や「ユーザ部門に属する人数」等に増減があればこの増減数などを考慮して求められる。
本具体例では、資源基準使用量として年間の平均CPU使用率を用い、その値を15%(0.15)とする。資源使用量差分算出部102は、資源使用量取得部100が取得した単位時間(本具体例では5分間)のCPU使用率(40%(0.40)とする)から、資源基準使用量記憶部120に保持されている基準値である15%(0.15)を減算して差分である「0.25」を得る。
課金増減額算出部104は、課金増減額算出関数記憶部122に記憶されている関数の引数に、資源使用量差分算出部102が計算した値である「0.25」を与えることで、課金増減額を求める。ここでは、課金増減額の算出関数をf(x)=2000・xとすれば、課金増減額はf(0.25)=2000・0.25=500(円)となる。これは、資源使用量取得部100が取得した「ある5分間」のCPU使用率40%(0.40)に対する課金割増料金が500円であることを意味し、この5分間の間にサーバを利用した全ユーザ部門は、全体として、通常の利用料に上乗せして割増料金の500円を支払わなくてはならない。
例えば、ある単位時間にCPUを使用したユーザ部門数が4とすると、算出部106は、割増額500円を4で割って4つのユーザ部門夫々の均等割増額を125円とする。あるいはまた、4つのユーザ部門の使用量40%のうち、各ユーザ部門による使用量がわかっている場合は、使用量の割合に応じて各部門の割増額を算定することもできる。上記の4つのユーザ部門の「ある5分間」のCPU使用率が、夫々20%、12%、6%、2%であったとすると、割増分担金は、250円、150円、75円、25円となる。
上述の場合と異なり、共用サーバの別の5分間のCPU使用率が5%(0.05)であったとすると(平均CPU使用率は上の場合と同一)、差分値は0.05−0.15=−0.10となるので、増減額はf(−0.10)=2000・(−0.10)=−200(円)となる。従って、この場合、ある5分間の間にサーバを利用した全ユーザ部門に対する課金割引は200円となる。サーバを利用したユーザ部門への分担(配当)額は上述の割増の場合と同様に求めることができる。
CPUの平均使用率は、CPU使用率に関する全サンプルデータの平均値を表しており、平均値の定義から、平均値と各サンプルデータとの差分値の合計は0となる。このとき、差分値に対してf(x)=k・xのような線形の関数を適用しても、適用結果の合計値はやはり0となる。正確には、ある時間区間iにおけるCPU使用率をρ(i)、平均値をρ(ave)、サンプルデータ数をnとしたとき、Σi{ρ(i)}/n=ρ(ave)なので、Σi{ρ(i)−ρ(ave)}=0となる。このとき関数適用後の合計値も、Σi{f(ρ(i)−ρ(ave))}=Σi{k・(ρ(i)−ρ(ave))}=k・Σi{ρ(i)−ρ(ave)}=0となる。
すなわち、年間の平均CPU使用率の値が実測されたサンプルデータから算出された値であるか、或いは予測値が正確であれば、割増料金と割引料金の年間の合計額は0となる。従って、複数のユーザ部門全体としては年間の割増課金と割引課金の和は0となり、割増料金や割引料金はユーザ部門間で授受されるとみなせる。
以上説明した第1の実施の形態によれば、ある短期間(即ちある単位時間)の資源使用量が基準値よりも多い場合は使用量を割増しし、一方、基準値よりも少ない場合は割引くことができる。そのため、ユーザ部門の夫々が割増を考慮して資源を利用すれば、利用の集中を緩和できるという効果がある。
また、複数のユーザ部門の割増料金と割引料金の合計額を0(ゼロ)にできるため、資源管理者の収入を資源使用の基本使用料(一定)に保つことができる。
更に、割増や割引料金の算出では基準値と関数を記憶装置に保持すればよく、使用量に応じた料金表等を必要としないため記憶領域を節約できるという効果もある。
更にまた、資源使用者別の課金増減額算出部106に資源使用者データを与えることにより、上述したように、資源使用者に対して均等割或いは個別の課金増減額を求めることができる。
《第2の実施の形態》
図3は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。第2の実施の形態は、第1の実施の形態(図1)に比べ、単位量当たりの課金増減額算出部300を追加した点が異なる。従って、第2の実施の形態の算出部300以外のブロックには、第1の実施の形態で使用した参照番号を付してある。
単位量当たりの課金増減額算出部300は単位時間(例えば5分間)の単位量当たりの課金増減額を算出してデータD30として出力する。単位量とは、例えば、単位時間の100%(5分間)或いは単位時間の1%(3秒)である。算出部106は、後述するように、データD30と、単位時間内の資源使用者に関するデータD12とから、資源使用者別の課金増減額データを出力する。
図4は、第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。ステップ40〜42は、夫々、図2のステップ20〜22と同一なので説明を省略する。以下のステップについては、第1の実施の形態で述べた具体例を使用して説明する。即ち、或る単位時間での資源使用量取得部100の出力データを0.40(CPU使用率が40%)とし、課金増減額算出部104が出力する課金割増額を500円とする。
ステップ43において、算出部300は、単位量(単位割合)当たりの課金増減額を算出する。例えば、単位量を単位時間の100%とすると、算出部104の出力(500円)を資源使用量取得部100の出力(0.40)で割って1250円を求める。或いは、単位量を単位時間の1%として、算出部104の出力(500円)を資源使用量取得部100の出力(0.40)のパーセント表記である40で割って12.50円を求める。
ステップ44において、算出部106は、データD30とデータD12とから、単位時間内の資源使用者別の課金増減額を算出する。即ち、単位量が単位時間の100%或いは1%であっても、資源使用者データD12が単位時間内の使用者毎のCPU使用率を表すようにすると、簡単な算術計算で単位時間内の資源使用者別の課金増減額が求まる。
第2の実施の形態によれば、処理装置10の算出部300で「単位時間内の単位割合あたりの課金増減額」を算出できるので、資源利用者毎の増減額の算出を簡略化できるという効果がある。
《第3の実施の形態》
図5は、本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、大きく分けて、第1及び第2の実施の形態と同様に、処理装置50と記憶装置52とから構成されている。
第3の実施の形態では、記憶装置52の記憶部520に過去の単位時間毎の資源使用量の履歴を蓄積しておく。記憶部520に記憶されている資源使用量履歴は、資源使用量履歴取込部502に取り込まれる。使用量履歴取込部502に取り込まれた資源使用量は、処理装置50の他のブロックに提供される。従って、本実施例では、使用量履歴取込部502は資源使用量提供機能も有するものとして、資源使用量提供部504としても表示している。
基準使用量算出部506は、資源使用量提供部504から資源使用量を受けて「資源使用量の平均値」を求めその値を資源基準使用量とする。第3の実施の形態のその他のブロックは第1の実施の形態と同一或いは同様なので、これらのブロックには第1の実施の形態で使用した参照番号を付してある。
図6のフローチャートを参照して第3の実施の形態を説明する。
ステップ60において、資源使用量履歴取込部502は、記憶装置52の資源使用量履歴記憶部520に格納されている資源使用量履歴を示すデータ(過去の単位時間毎の資源使用量データ)を時系列で取り込んで記憶する。
記憶装置52は、処理装置50と同一のコンピュータシステムに実装されたローカルな記憶装置であってもよいし、或いは、ネットワークで接続されたNAS(Network Attached Storage)とし、課金対象の資源を有するサーバやコンピュータから単位時間毎の資源使用量をリアルタイムに取得して蓄積するようにしてもよい。或いはまた、記憶装置52は、図5の課金増減額システムが動作するコンピュータとネットワークで接続された別のコンピュータ上の記憶装置であってもよい。
ステップ61において、資源基準使用量算出部506は、使用量提供部504から得た複数の単位時間毎の資源使用量データの平均値を算出して資源基準使用量を求める。このように、資源基準使用量を処理装置50の内部で算出する点が第1の実施の形態と異なる。
ステップ62において、資源使用量差分算出部102は、使用量提供部502に記憶されている単位時間毎の資源使用量の夫々と、算出部506で求めた資源基準使用量(平均値)とから、単位時間毎の使用量の差分を算出する。この処理は第1の実施の形態と同じである。ステップ62〜64は夫々図2のステップ21〜23と同一或いは同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態の具体的な例について説明する。
本具体例では、第1及び第2の実施の形態と同様に、資源をCPUとする。資源使用量履歴記憶部520には、単位時間毎(単位時間を5分とする)のCPU使用率に関する履歴が時系列データとして格納されているとする。資源使用量履歴取込部502は、資源使用量履歴記憶部520から、5分毎のCPU使用率に関する時系列データを読み込む。実際には1ヶ月或いは半年などの長期間におけるデータを取り込むが、ここでは説明を簡単にするため、下の<表1>に示すように、或る日の13:00から13:30までの30分間における6個分のCPU使用率を取り込みむものとする。
<表1>
データ採取時点 CPU使用率(資源使用量)
13:05 0.07
13:10 0.13
13:15 0.45
13:20 0.22
13:25 0.08
13:30 0.13
次に、資源基準使用量算出部506は、使用量提供部504(或いは取込部502)から得た資源使用量の履歴を示すCPU使用率データから平均値を算出する。即ち、平均値は、(0.07+0.13+0.45+0.22+0.08+0.13)/6=0.18なので資源基準使用量は0.18となる。
資源使用量差分算出部102は、使用量提供部504が保持する5分毎のCPU使用率(資源使用量)の夫々に対し、各CPU使用率から平均CPU使用率(資源基準使用量)を減算して資源使用量の差分値を算出する(下の<表2>参照)。これらの差分値の合計は、平均値からの差分の合計であるため当然0となる。
<表2>
データ採取時点 資源使用量の差分値
13:05 0.07−0.18=−0.11
13:10 0.13−0.18=−0.05
13:15 0.45−0.18=0.27
13:20 0.22−0.18=0.04
13:25 0.08−0.18=−0.10
13:30 0.13−0.18=−0.05
第1の実施の形態で説明した具体例と同様、課金増減額算出関数記憶部122には、算出関数としてf(x)=2000・xが格納されているとする。単位時間毎の増減額算出部104は、複数のCPU使用率について求めた各差分値に対して算出関数を適用し、夫々の使用率に対する課金増減額を下の<表3>に示すように算出する。
<表3>
データ採取時点 課金増減額
13:05 f(−0.11)=−220
13:10 f(−0.05)=−100
13:15 f(0.27)=540
13:20 f(0.04)=80
13:25 f(−0.10)=−200
13:30 f(−0.05)=−100
ここで、正の増減額は割増、負の増減額は割引を意味している。たとえば、CPU使用率が0.45に対しては540円の割増料金が適用される。各増減額の合計は差分値の合計と同様に0である。
次に、算出部106において、単位時間毎の資源使用者別の課金増減額を求める。第1の実施の形態で述べたように、例えば、ある単位時間にCPUを使用したユーザ部門数が4とし、割増額が540円とすると、これを4で割って4つのユーザ部門夫々の均等割増額を135円とする。あるいはまた、上記4部門のCPU使用率45%のうち、各ユーザ部門のCPU使用率が、夫々18%、15%、7%、5%であったとすると、割増分担金は、216円、180円、84円、60円となる。
第1の実施の形態で述べたように、算出された単位時間毎のCPU使用率に対する課金増減額を表やグラフ等の形式でディスプレイ上に表示したり或いはハードコピーとして出力することができる。
以上説明した第3の実施の形態によれば、資源使用量履歴を表すデータに基づいて平均使用量を算出し、この平均使用量を資源基準使用量として各使用量に対する増減額を算出できるので、事前に資源基準使用量を設定することなく課金増減額を決定できる。
《第4の実施の形態》
図7は第4の実施の形態を示すブロック図である。第4の実施の形態は、第3の実施の形態に単位量当たりの課金増減額算出部700を追加したものであり、この算出部700は第2の実施の形態の算出部300(図3)に相当する。第4実施の形態のその他のブロックは第3実施の形態と同様なので、これらのブロックには第3の実施の形態で使用した参照番号を付してある。
図8のフローチャートを参照して第4の実施の形態ついて説明する。図8のステップ80〜83は第3の実施の形態で説明した図6のステップ60〜63と同一であり、ステップ84及び85は図4のステップ43及び44と夫々同一である。
第4の実施の形態を具体例に即して説明する。この具体例に用いるデータである「データ採取時点」「CPU使用率(資源使用量)」「資源基準使用量」は第3の実施例の具体例と同じであり、従って、下の<表4>に示すように、算出部104で算出される単位時間毎の課金増減額(即ち実際の使用量に基づいた増減額であり<表4>では便宜上課金増減額(A)で示す)は、上述の<表3>に示した値と同一である。単位量当たりの課金増減額算出部700は、算出部104で求めた課金増減額を、使用量提供部504に記憶されている資源使用量で割って、例えば、CPUが単位時間を通して使用された場合の課金増減額(即ち、CPU使用率が100%の場合の課金増減額)を以下のように算出する。
<表4>
データ採取時点 課金増減額(A) CPU使用率が100%の場合の課金増減額
13:05 −220 −220÷0.07≒−3143
13:10 −100 −100÷0.13≒−769
13:15 540 540÷0.45=1200
13:20 80 80÷0.22≒364
13:25 −200 −200÷0.08=−2500
13:30 −100 −100÷0.13≒−769
上記の<表4>では、単位量を1(100%)としたが、単位量を0.01(1%)とした場合は、下<表5>のようになる。
<表5>
データ採取時点 課金増減額(A) CPU使用率が1%の場合の課金増減額
13:05 −220 −220÷7≒−31.4
13:10 −100 −100÷13≒−7.69
13:15 540 540÷45=12.0
13:20 80 80÷22≒3.64
13:25 −200 −200÷8=−25.0
13:30 −100 −100÷13≒−7.69
<表4>または<表5>で示した単位量当たりの課金増減額データ(D70とする)が、順次、資源使用者毎の課金増減額算出部106に送られる。この算出部106において、第2の実施の形態で述べたように、データD70と資源使用者毎のCPU使用率を示すデータD12とを用いて簡単な算術計算をすれば、資源使用者別の課金増減額が算出できる。
図7には示していないが、第1の実施の形態と同様に、算出部104、700、106などのデータを、ディスプレイに表示したり或いはプリンタでハードコピーを得るようにしてもよい。
第4の実施の形態によれば、使用量の履歴に対応して単位使用量あたりの割増あるいは割引料金を算出できる。そのため、一定の期間における資源利用者毎の課金増減額の算出を簡易化できるという効果がある。
《第5の実施の形態》
図9は、本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態の課金増減額算出システムは、図5に示した第3の実施の形態と比べ、資源使用量提供部904が、資源使用量履歴取込部902に加えて課金増減額算出期間取得部903を有する点が異なる。
算出期間取得部903は、課金の増減額を計算する期間或いはこの期間に加えて時間帯を示すデータ(以下、期間データとする)を取得して資源使用量履歴取込部902に与える。取込部902は、資源使用量履歴記憶部520に格納されている単位時間毎の資源使用量履歴を示す複数のデータから、算出期間取得部903から指示された期間(及び時間帯)の資源使用量を取り込んで、資源基準使用量算出部506と資源使用量差分算出部102とに出力する。
図10のフローチャートを参照して第5の実施の形態を説明する。ステップ100において、算出期間取得部903は、課金増減額を計算する期間或いはこの期間に加えて時間帯を示すデータ(期間データとする)を取得する。ステップ101において、資源使用量履歴取込部902は、使用量履歴記憶部520に格納されている単位時間毎の資源使用量履歴を示す複数のデータから、算出期間取得部903から指示された期間(及び時間帯)の資源使用量を取り込む。取り込まれた資源使用量は、資源基準使用量算出部506と資源使用量差分算出部102とに出力される。以下のステップ102〜105は、図6のステップ61〜64と同一なので説明を省略する。
上述した第3の実施の形態では、資源使用量履歴取込部502は、資源使用量履歴記憶部520に格納されている資源使用量データを単に読み込んでいるが、第5の実施の形態では、課金増減額の計算を行なう期間データを取得して、この期間データに対応する使用履歴データのみを記憶部520から取り込むようにしている。
第5の実施の形態を具体例に基づいて更に説明する。使用量履歴記憶部520には、2005年1月1日から12月31日までのCPU使用率に関する履歴を示すデータが、5分間隔の時系列データとして格納されているとする。サーバの管理者等が、例えば、2005年4月1日〜6月30日のように、課金増減額を算出する期間を指定して、課金増減額算出期間取得部903に付与する。この際、資源の利用頻度が高くなる時間帯について増減額を求めたい場合には、例えば、9:00〜17:00のように時間帯を指定してもよい。
次に、資源使用量履歴取込部902は、使用量履歴記憶部520に格納されている履歴を示すデータの中から、指定された「2005年4月1日〜6月30日」のCPU使用率データだけを取り込む。或いは、時間帯が指定されている場合には、上述の期間の指定された時間帯のデータのみを取り込む。
記憶部520から取込部902に取り込まれる実際のデータ数は膨大なので、実際に即した具体例については説明を省略する。以降の時間帯毎の課金の割増額或いは割引額の算出については第3の実施の形態で述べたので説明を省略する。
第5の実施の形態においても、第4の実施の形態で説明した単位量当たりの課金増減額算出部700に相当する算出部を組み込んで単位量当たりの課金増減額を算出するようにすることもできる。
第5の実施の形態によれば、指定した期間や時間帯における資源の利用に対して課金の割増額や割引額を求めることができるため、資源使用の履歴を示す単一のデータベースを使って複数の期間の料金を柔軟に算出できるという効果がある。
本発明は、複数の利用者が利用するサーバやコンピュータシステム等の有限資源に対して、各資源利用者の課金増減額を利用頻度や資源の残存状況に応じて算出するためのシステム或いは装置に使用できる。
本発明に係る第1の実施の形態を説明するためのブロック図 第1の実施の形態の動作手順を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態を説明するためのブロック図 第2の実施の形態の動作手順を示すフローチャート 本発明の第3の実施の形態を説明するためのブロック図 第3の実施の形態の動作手順を示すフローチャート 本発明の第4の実施の形態を説明するためのブロック図 第4の実施の形態の動作手順を示すフローチャート 本発明の第5の実施の形態を説明するためのブロック図 第5の実施の形態の動作手順を示すフローチャート
符号の説明
10 処理装置
12 記憶装置
100 資源使用量取得部
102 資源使用量差分算出部
104 課金増減額算出部
106 資源使用者別の課金増減額算出部
120 資源基準使用量(基準値)記憶部
122 課金増減額算出関数記憶部
300、700 単位量当たりの課金増減額算出部
502、902 資源使用量履歴取込部
504、904 資源使用量提供部
506 資源基準使用量(基準値)算出部
520 資源使用量履歴記憶部
903 課金増減額算出期間取得部

Claims (19)

  1. 資源使用に対する課金の増減額を算出するシステムに関し、
    単位時間毎の使用量を取得する使用量取得部と、
    前記使用量と基準値との差分値を算出する第1の算出部と、
    前記差分値を関数に与えてその結果を課金増減額として算出する第2の算出部と、
    を備えることを特徴とする資源使用に対する課金増減額算出システム。
  2. 前記第2の算出部で求めた課金増減額を前記使用量で割って単位量当たりの課金増減額を求める第3の算出部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の資源使用に対する課金増減額算出システム。
  3. 前記基準値として使用量の平均値を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の資源使用に対する課金増減額算出システム。
  4. 資源使用に対する課金の増減額を算出するシステムに関し、
    単位時間毎に求めた複数の使用量を取り込む使用量取込部と、
    前記複数の使用量の平均値を求めて基準値とする第1の算出部と、
    前記複数の使用量の夫々と前記基準値との差分値を算出する第2の算出部と、
    前記差分値を関数に与えて前記複数の使用量の夫々に対応する単位時間毎の課金増減額を算出する第3の算出部と
    を備えることを特徴とする資源使用に対する課金増減額算出システム。
  5. 前記第3の算出部で求めた課金増減額を、前記使用量取込部に取り込まれて格納されている複数の使用量の夫々で割って単位量当たりの課金増減額を求める第4の算出部を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載の使用課金増減額算出システム。
  6. 前記使用量取込部に取り込まれる複数の使用量は、予め外部に蓄積された使用量履歴データであることを特徴とする請求項4または5記載の資源使用に対する課金増減額算出システム。
  7. 課金を行なう期間や時間帯を取得する算出期間取得部を更に有し、前記使用量取込部は、前記期間や時間帯に応じて複数の使用量を取り込むことを特徴とする請求項4または5に記載の資源使用に対する課金増減額算出システム。
  8. 前記使用量として、CPU使用率を用いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の資源使用に対する課金増減額算出システム。
  9. 前記関数として線形な関数を用いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の資源使用に対する課金増減額算出システム。
  10. 資源使用に対する課金の増減額を算出する方法に関し、
    単位時間毎の使用量を取得する第1の工程と、
    前記使用量と基準値との差分値を算出する第2の工程と、
    前記差分値を関数に与えてその結果を課金増減額として算出する第3の工程と、
    を備えることを特徴とする資源使用に対する課金増減額算出方法。
  11. 前記第3の工程で求めた課金増減額を前記使用量で割って単位量当たりの課金増減額を求める工程を更に備えたことを特徴とする請求項10に記載の資源使用に対する課金増減額算出方法。
  12. 前記基準値として使用量の平均値を用いることを特徴とする請求項10または11に記載の資源使用に対する課金増減額算出方法。
  13. 資源使用に対する課金の増減額を算出する方法に関し、
    単位時間毎に求めた複数の使用量を取り込む第1の工程と、
    前記複数の使用量の平均値を求めて基準値とする第2の工程と、
    前記複数の使用量の夫々と前記基準値との差分値を算出する第3の工程と、
    前記差分値を関数に与えて前記複数の使用量の夫々に対応する単位時間毎の課金増減額を算出する第4の工程と
    を備えることを特徴とする資源使用に対する課金増減額算出方法。
  14. 前記第4の工程で求めた課金増減額を、前記第1の工程で取り込んだ複数の使用量の夫々で割って単位量当たりの課金増減額を求める工程を更に備えたことを特徴とする請求項13に記載の使用課金増減額算出方法。
  15. 前記第1の工程で取り込まれる複数の使用量は、予め外部に蓄積された使用量履歴データであることを特徴とする請求項13または14記載の資源使用に対する課金増減額算出方法。
  16. 前記第1の工程は、課金を行なう期間や時間帯を取得する工程を更に有し、前記期間や時間帯に応じて複数の使用量を取り込むことを特徴とする請求項13または14に記載の資源使用に対する課金増減額算出方法。
  17. 前記使用量として、CPU使用率を用いることを特徴とする請求項10乃至16のいずれかに記載の資源使用に対する課金増減額算出方法。
  18. 前記関数として線形な関数を用いることを特徴とする請求項10乃至17のいずれかに記載の資源使用に対する課金増減額算出方法。
  19. 請求項10乃至18のいずれかに記載の課金増減額算出方法を実現するためのコンピュータプログラム。
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