JP4717830B2 - タグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タグ装置、アンテナ及び携帯型カードに関し、特に無線通信を行うタグ装置、電波の放射・捕捉を行うアンテナ及び無線通信を行う携帯型カードに関する。
近年、RFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)と呼ばれる自動認識技術が注目されている。RFIDは、ICタグ(tag)を物体に付けて、無線により非接触で物体を自動識別する一種の無線通信システムである。RFIDは、ICタグをあらゆる物に付帯させてネットワークとつなげることが可能なため、次世代のユビキタス・ネットワーク社会の構築に有効な技術として急速に開発が進んでいる。
RFIDシステムは、リーダ/ライタ(Reader/Writer)とICタグとから構成され、無線通信によってそれぞれのアンテナを介して、リーダ/ライタからICタグへ情報を書き込んだり、ICタグに記憶されている情報を読み出したりする。
また、これまでRFIDに使用されていた周波数帯は、13.56MHz帯や2.45GHz帯が使われていたが、近年になって、UHF(Ultra-High-Frequency:300MHz〜3000MHz)帯を利用するICタグが注目されている。
UHF帯ICタグは、UHF帯の特に952MHz〜954MHzを通信に利用するもので、既存の13.56MHz帯や2.45GHz帯のICタグよりもリーダ/ライタとの通信距離を長くとることができ、通信可能領域を広げることが可能である。
一方、ICタグは、電源(電池)を持たないので、リーダ/ライタがICタグと通信を行うときには、リーダ/ライタが発する電波または磁界からICタグへ電源を誘電させて通信を行っている。
すなわち、RFIDでは、電源を誘電させる方式として、大きく電波方式と電磁誘導方式とに分かれている。2.45GHz帯とUHF帯のICタグについては、リーダ/ライタが発する電波を電力に変換する電波方式であり、13.56MHz帯のICタグについては、リーダ/ライタのアンテナ付近に作られる磁界から電力を得る電磁誘導方式である。
図12は電波方式の概念を示す図である。2.45GHz帯またはUHF帯で通信を行うRFIDシステム100は、リーダ/ライタ110と、ICタグ120から構成される。ICタグ120は、アンテナ121、整流回路122、制御回路123を含む。
ICタグ120は、リーダ/ライタ110から送出される電波を、アンテナ121を介して受信すると、整流回路122が交流信号である電波を直流信号に整流する。そして、この直流信号を電源として、変復調制御や論理制御などを行う制御回路123へ印加している。
図13は電磁誘導方式の概念を示す図である。13.56MHz帯で通信を行うRFIDシステム200において、リーダ/ライタのアンテナと、ICタグのアンテナはそれぞれ、ループアンテナ210、220で構成される(ループアンテナとは、導体を円や四角の形状にループさせた構造を持つアンテナのことである)。
ループアンテナ210、220が近接した位置にあるとして、リーダ/ライタ側のループアンテナ210に対して、反時計周りに電流iaを流すと、磁界H1が図に示すように上向きに発生する。すると、ICタグ側のループアンテナ220では、この磁界H1を打ち消す方向に電流ibが流れ(時計周り)、また磁界H2が下向きに発生する。
このように、13.56MHz帯ICタグでは、ループアンテナを利用して、電磁誘導により発生する磁界によって生じる電流にもとづいて、電力を得ることができる(13.56MHz帯では、ループアンテナを利用して電磁誘導を行っているということで、ループアンテナ自体は、電磁誘導だけに使われるアンテナではなく、通常の電波を放射するアンテナとしても利用されるものである)。
ここで、図12で説明した電波方式においては、電波の周波数が低いほど(波長が長いほど)、長距離の通信が可能になる。したがって、UHF帯は、2.45GHz帯に比べて、単純に考えてもおよそ3倍以上の通信距離を得られることがわかる。
これに対して、図13で説明した電磁誘導方式においては、リーダ/ライタとICタグそれぞれのループアンテナが近接していることが必要であり、13.56MHz帯ICタグは、リーダ/ライタから離れてしまうと、一気に磁界が弱くなって、電力を確保できなくなる。
それぞれの具体的な通信距離としては、13.56MHz帯は最大でも70〜80cm、2.45GHz帯は最大でも2m程度であるが、UHF帯は実験値としておよそ7mの通信距離が確認されている(理論値では10m程度)。
なお、2.45GHz帯及びUHF帯のICタグに使われるアンテナには、電波の波長λの1/2の長さ(λ/2)を持つダイポールアンテナ(例えば、折り返しダイポールアンテナ)が基本的に使われている。
ここで、各周波数帯のアンテナの長さを求めると、λ(波長)=C(光速)/f(周波数)であるから、2.45GHz帯ICタグのアンテナ長は、3×108/2.45×109≒0.122mの半分の約6cmとなる。
同様にUHF帯ICタグのアンテナの長さを求めると(953MHzとする)、3×108/953×106≒0.3mの半分の約15cmとなる(したがって、電気的な長さを変えずに、単純にアンテナの長さにもとづいて計算上の通信距離を得ようとすれば、2.45GHz帯では最小限6cmのアンテナが収まる大きさを持つICタグとなるし、UHF帯では最小限15cmのアンテナが収まる大きさを持つICタグとなる)。
また、13.56MHz帯ICタグにおいて、仮にダイポールアンテナを使用して電波方式により電源を得ようとすると、アンテナの長さは、3×108/13.56×106≒22mの半分の11mとなってしまい、実用的なものとはならない。このことから13.56MHz帯では、電波方式を使わずに電磁誘導方式で電力を得ているのである。
このように、13.56MHz帯ICタグでは通信距離が伸ばせないといった欠点があった。一方、2.45GHz帯では、通信距離が2mなので、実用範囲はある程度広がるが、2.45GHz帯ICタグでは、水やアルコールなどの液体が近くにあると、2.45GHzの電波が遮断、吸収されてしまうといった欠点があった(2.45GHzは電子レンジの周波数と同じである)。
これに対して、UHF帯は通信距離が長く、2.45GHz帯の持つ欠点もないので、既存の周波数帯よりもリーダ/ライタから複数のICタグを一括して読み取りやすくなる。さらに、UHF帯は電波の回り込みが大きいので、リーダ/ライタから見えない場所にあってもICタグを読み取ることができるなどの利点を持つ。
このように、UHF帯を利用したICタグには利点が多く、UHF帯ICタグにかかる期待は大きいが、現状においてはUHF帯だけでなく、既存の13.56MHz帯や2.45GHz帯のICタグをも含めた環境において、効率のよいRFIDサービスの実現が望まれている。
従来のICタグとしては、薄型のフレキシブル保護ラミネートで被覆されたICタグが提供されている(例えば、特許文献1)
特開平08−88586号公報(段落番号〔0018〕〜〔0021〕、第3図)
RFIDの利用分野としては、人が携帯可能なカードにICタグを埋め込んで、このカードを用いて、鉄道・航空での利用者の入出管理を行ったり、デパートなどで買い物をしたりするなどというように、ICタグカードを使用してのサービスが広く行われることが考えられる。
ここで、従来のUHF帯ICタグで使用されるアンテナの種類としては、折り返しダイポールアンテナを用いる構成が多かった。
図14は折り返しダイポールアンテナを示す図である。ダイポールアンテナ(Dipole Antenna)dpは、1本の導線の中央部にある給電部(波源)から高周波を与えて電波を飛ばすアンテナであり、線状アンテナの最も基本的な形のものである(アンテナ長はλ/2を基本とする)。そして、折り返しダイポールアンテナ(Folded Dipole Antenna)fdpは、このダイポールアンテナdpを基本にして、1波長の導線を折り返した構造を持つアンテナである。
通常、カードは人の胸ポケットなどに入れて携帯されたり、カードを手に持ってリーダ/ライタにかざしたりして使用するというように、カードが人体に触れるケースが多いが、上記の折り返しダイポールアンテナfdpを有するICタグが埋め込まれたUHF帯カードでは、人体の近傍位置にあると、人体によって電波の放射が遮断、吸収されて、電波の放射・受信特性が劣化してしまうといった問題があった。
図15は従来のUHF帯カードの問題点を示す図である。人体近傍にダイポールアンテナdpが存在する様子を示している(なお、折り返しダイポールアンテナfdpとダイポールアンテナdpの基本的な原理は同じなので、簡単のためダイポールアンテナdpを図示して説明する)。
通常は、ダイポールアンテナdpに対して図に示すような電流i1が流れて、電波vが放射されるが、この場合にダイポールアンテナの近傍に人体の皮膚などがあると、導体となった人体表面に、ダイポールアンテナdpに流れる電流i1とは逆方向に流れる電流i2が発生する。すると互いの電流i1、i2が打ち消しあうかたちとなるので、ダイポールアンテナdpには電流i1が流れにくくなり、電波vが十分に飛ばなくなってしまう。
また、UHF帯などの周波数帯に限らず、ICタグカードに対しては、アンテナとして平面アンテナであるグラウンドプレーン(Ground Plane)アンテナも広く用いられている。
図16はグラウンドプレーンアンテナを示す図である。グラウンドプレーンアンテナ300は、誘電体基板301の一方の面(裏面)にGND板(グラウンドプレーン)302を設け、誘電体基板301の他方の面に(表面)に放射素子303を設けた構造を持つアンテナである(給電には例えば、図には示さないが、同軸ケーブルの内部導体の芯線を放射素子303に接続し、同軸ケーブルの外部導体をGND板302に接続して、高周波信号を給電する)。
グラウンドプレーンアンテナ300は、このように表裏が存在するが、放射素子303が設置する表側を、人体に向けた場合には、図15で上述したことと同様な現象が生じるので、グラウンドプレーンアンテナ300に対しても、人体によって電波vの放射が遮断、吸収されて、電波vの放射・受信特性が劣化してしまうといった問題があった。
一方、RFIDサービスでは、上述したように、1つの周波数帯だけの通信ではなく、現状においてはUHF帯や13.56MHz帯などの複数の周波数帯が混在されてサービスされることになる。
このため、カードにもUHF帯カードや、13.56MHz帯カードなどが存在することになるので、人がカードを携帯する場合には、財布やパスケースなどに、これらの異なる周波数帯のカードが混在して収納されることが予想される。
しかし、このような状況において、13.56MHz帯カードに含まれるICタグは、図13で上述したように、電磁誘導方式であるので、ループアンテナの前面または背面に、別のUHF帯カードや2.45GHz帯カードが重ねて収納されると、ループアンテナで発生する磁界が、重ねた他のICタグにより通過を阻害され、ループ上に電流が発生しなくなり、13.56MHz帯ICタグが動作できずに、通信不能となってしまうといった問題があった。
例えば、13.56MHz帯カードとUHF帯カードとを重ねて、パスケースに収納した状態のままで、13.56MHz帯カードをリーダ/ライタにかざすと、UHF帯カード内部の導体部分によって、13.56MHz帯カードで放射、受信すべき電波が阻害されてしまう現象が生じてしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、人体近傍にあっても電波の放射・受信特性の劣化がなく、かつ他ICタグの通信を阻害せずに、高品質な無線通信を行うタグ装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、人体近傍にあっても電波の放射・受信特性の劣化がなく、かつ他ICタグの通信を阻害せずに、高品質な無線通信を行うアンテナを提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、人体近傍にあっても電波の放射・受信特性の劣化がなく、かつ他ICタグの通信を阻害せずに、高品質な無線通信を行う携帯型カードを提供することである。
上記課題を解決するために、無線通信を行うタグ装置が提供される。このタグ装置は、誘電体基板を挟んで、前記誘電体基板の表面及び側面を一周するように実装したループ状の金属箔であり、電波の送受信を行うメインループ部と、前記メインループ部に接続する金属箔であり、キャパシタンス成分の負荷を有する容量性負荷部と、から構成されるアンテナ部と、前記メインループ部と接続し、前記電波を介して情報の制御を行う制御部と、を備える。前記メインループ部は、前記誘電体基板の面積よりも小さな面積を持つ細長ループの形状で、前記誘電体基板を挟むように、前記誘電体基板の表面及び側面を覆い、かつ前記誘電体基板の表面に対して水平方向に実装され、前記容量性負荷部は、前記誘電体基板の表側の面を覆う前記メインループ部の両端部及び前記誘電体基板の裏側の面を覆う前記メインループ部の両端部にそれぞれ設けられ、前記容量性負荷部は、面積を可変にすることで、前記メインループ部のインピーダンスを可変とし、前記制御部が有するインピーダンスと前記メインループ部のインピーダンスとが整合するように調整された面積で、前記誘電体基板上に設けられる
体近傍にあっても電波の放射・受信特性の劣化がなく、かつ他ICタグの通信を阻害せずに、高品質な無線通信を行うことが可能になる。また、容量性負荷部の面積を容易に可変することができ、精度よくインピーダンス整合を行うことが可能になる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
タグ装置の原理図である。 アンテナ部の概観を示す図である。 アンテナ部に流れる電流を示す図である。 タグ装置が人体近傍に位置する場合のメインループ部の動作を説明するための図である。 UHF帯の放射電波の電界強度を示す概念図である。 容量性負荷部の有無による放射電磁波の電界強度を実験比較した図である。 容量性負荷部の長さを変える様子を示す図である。 メインループ部のインピーダンスを示す図である。 磁気テープを有するIDカードと重ねた場合のタグ装置を示す図である。 13.56MHz帯カードと重ねた場合のタグ装置を示す図である。 アンテナ部の変形例を示す図である。 電波方式の概念を示す図である。 電磁誘導方式の概念を示す図である。 折り返しダイポールアンテナを示す図である。 従来のUHF帯カードの問題点を示す図である。 グラウンドプレーンアンテナを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はタグ装置の原理図である。タグ装置1は、アンテナ部10、制御部20及び誘電体基板30から構成されて、無線通信を行う装置であり、例えば、RFIDのUHF帯ICタグとして利用される。
アンテナ部10は、メインループ部11と容量性負荷部12から構成される。メインループ部11は、誘電体基板30の表面に実装したループ状の金属箔であり、電波の送受信を行う(メインループ部11がアンテナ機能の主要部となる)。容量性負荷部12は、メインループ部11に接続する金属箔であり、キャパシタンス成分の負荷を有する。
ここで、アンテナ部10は図に示すように、メインループ部11は、誘電体基板30の面積よりも小さな面積を持つ細長ループの形状であり、誘電体基板30を挟むように、誘電体基板30の表面(表の面と裏面の両方)及び側面を覆い、かつ誘電体基板30の表面に対して水平方向に実装される。
また、容量性負荷部12は、誘電体基板30の表側の面を覆うメインループ部11の両端部(誘電体基板30の端部といってもよい)に設けられ、図には示してないが、誘電体基板30の裏側の面にあるメインループ部11の両端部にも容量性負荷部12は同様にして設けられる(なお、容量性負荷部12は誘電体基板30の側面には設けない)。
制御部20は、メインループ部11と接続し、電波を介して情報の制御を行う電子回路部品であり、ICチップに該当するものである。制御部20は、実際には、メインループ部11上に実装される(図では、メインループ部11の中心に実装されている)。
また、情報の制御とは、メインループ部11を介して(リーダ/ライタから)受信した情報に対して、復調処理や内部メモリへのデータ書き込み処理を行ったり、またはメインループ部11を介して(リーダ/ライタへ)送信すべき情報に対して、内部メモリのデータ読み出し処理や変調処理を行うことなどをいう。さらに、タグ装置1は、上述した電波方式により電源を得るので、制御部20は、波源(給電部)となり、内部には整流回路も含まれる。
図2はアンテナ部10の概観を示す図である。メインループ部11は、細長ループの形状であり、メインループ部11の両端部に容量性負荷部12が設けられる。また、ループ状のメインループ部11の両端部に、容量性負荷部12が垂直に接続することで、アンテナ部10は、H字形状の構造を持つアンテナとなる。なお、タグ装置1は、図1に示した誘電体基板30を、このような形状のアンテナ部10で挟んだ構造となる。
図3はアンテナ部10に流れる電流を示す図である。アンテナ部10に流れる電流をシミュレーションした図であり、電流の流れる様子を矢印で示している。電波の放射・受信時には、アンテナ部10に電流が流れるが、ほとんどの電流は、メインループ部11上を流れ(ループ形状なので、表の面と裏の面をループ(一周)して流れる)、容量性負荷部12に流れる電流はわずかである。
次にタグ装置1により解決される問題点及び効果について説明する。タグ装置1は、図2、図3で上述したアンテナ部10を有することで、UHF帯ICタグに対して従来あった問題点を解決し、以下の(1)〜(4)の効果を得るものである。
(1)人体近傍においてタグ装置1を使用しても良好な電波の放射・受信特性を得ることができる。
(2)アンテナ(メインループ部11)のインピーダンスを容易に調整可能なので、効率よくICチップ(制御部20)とのインピーダンス整合をとることができる。
(3)電波の放射、受信を妨害する物体の近傍に置かれる場合であっても、電波妨害を最小限に抑えることができる。
(4)13.56MHz帯ICタグにタグ装置1を重ねても、13.56MHz帯ICタグで発生する磁束を妨げず、13.56MHz帯ICタグの通信に悪影響を与えない。
また、上記の効果の他にも、タグ装置1では、従来のUHF帯ICタグに比べて、広帯域通信を可能にするといった特徴を持つ。以降、これらの特徴に関連したタグ装置1の機能・動作について詳しく説明する。
なお、タグ装置1は、人が携帯可能なカード形状の部材に、アンテナ部10と制御部20を収めることで携帯型カードとして使用され、例えば、IDカード、キャッシュカード、鉄道の定期券カードなどというように幅広く利用可能である。
また、カード形状の部材とは、例えば、プラスチックのような材質でよいし、アンテナ部10は、部材内部に収められても、部材表面に貼り付けられた構造をとってもよい。
ただし、カード寸法は、国内においては、54mm(縦)×86mm(横)×0.76mm(厚さ)と定められているので、タグ装置1はこのカード寸法に入る大きさとなる。
次に人体近傍でのタグ装置1の動作について説明する。図4はタグ装置1が人体近傍に位置する場合のメインループ部11の動作を説明するための図である。
人体近傍に対して、タグ装置1のメインループ部11が存在する様子を示している。
メインループ部11は、ラインL1〜L4からなるループとし、電波の放射・受信時には、メインループ部11に反時計周りに電流が流れるとする。なお、説明のために、ラインL1に流れる電流を電流I1、ラインL2に流れる電流を電流I2、ラインL3に流れる電流を電流I3、ラインL4に流れる電流を電流I4と便宜上符号を付ける。
メインループ部11にループして電流が流れた場合、ラインL1については、人体表面に平行に位置するラインL1に電流I1が下向きに流れると、人体表面を対象として電流I1とは逆の上向きに流れる電流I1aが発生する。ラインL2については、人体表面に垂直に位置するラインL2に右向きの電流I2が流れると、人体表面には電流I2の流れる向きに連続して流れるような同じ右向きの電流I2aが発生する。
また、ラインL3については、人体表面に平行に位置するラインL3に電流I3が上向きに流れると、人体表面を対象として電流I3とは逆の下向きに流れる電流I3aが発生する。ラインL4については、人体表面に垂直に位置するラインL4に左向きの電流I4が流れると、人体表面には電流I4の流れる向きに連続して流れるような同じ左向きの電流I4aが発生する。
このような電流分布が生じると、人体表面に最も近接しているラインL1に流れる電流I1と、人体表面に生じた電流I1aとは互いに打ち消しあう形となる。すると、人体表面とメインループ部11との間に、あらたなループ状の電流分布が生成することになり、等価的には、人体表面を介してあらたなループアンテナRPが生成されることになる。
したがって、タグ装置1を含む携帯カードを胸ポケットに入れたままでも、手にとってリーダ/ライタにかざした場合でも、人体によって電波の放射・受信特性が阻害されることがなくなり、人体近傍においてタグ装置1を使用しても良好な電波の放射・受信特性を得ることが可能になる。
次に容量性負荷部12をメインループ部11に設けることで実現した広帯域通信について説明する。図5はUHF帯の放射電波の電界強度を示す概念図である。縦軸は放射電波の電界強度、横軸は周波数(MHz)である。
グラフG1は、UHF帯として953MHzを中心とした狭帯域の状態を示しており、グラフG2は、UHF帯として953MHzを中心とした広帯域の状態を示している(グラフG2は、容量性負荷部12を有することにより、UHF帯で広帯域となった本発明の電界強度分布状態である)。
UHF帯でのRFID通信では、952MHz〜954MHzの周波数帯が使用されることは上述したが、アンテナにおいては、グラフG1のように952MHz〜954MHzだけ十分な電流が流れて、電波放射ができればよいというわけではなく、グラフG2のように、952MHz〜954MHzを中心にして、ある程度幅広い周波数にわたって十分な電波放射が可能なアンテナを作った方がよい。
なぜなら、製品の製造時には、材質のばらつき等により周波数が変動するので、周波数が多少変動したとしても、精度よく動作するアンテナの方が好ましいからである。タグ装置1では、メインループ部11に容量性負荷部12を接続することで、広帯域化が可能となっている。
図6は容量性負荷部12の有無による放射電磁波の電界強度を実験比較した図である。縦軸は電界強度E(dBμV/m)であり、横軸は周波数(Hz)である(なお、αE+β=α×10βである)。電界強度は、タグ装置1から2m離れた点での値をモーメント法によるシミュレーションにより算出したものである。
また、計算に用いたタグ装置1の寸法は4.5cm×7.5cm×0.5mmであり、誘電体基板30の電気的特性は、比誘電率3.9、誘電損失0.008である。さらに、波源となる制御部20の内部インピーダンスは、20Ω−180jΩであり、1Vの電圧源とした。
図からわかるように、容量性負荷部12を接続したときのメインループ部11の電界強度を示すグラフG3の方が、容量性負荷部12が接続していないメインループ部11の電界強度を示すグラフG4よりも、帯域が広がっていることがわかる。
次にメインループ部11と制御部20とのインピーダンス整合について説明する。制御部20は、メインループ部11と接続し、制御部20が出力した電力はメインループ部11を介して電波となってエア中に放出される。
メインループ部11上では、どこでも電圧/電流=インピーダンス(特性インピーダンス)Zの関係を保ちながら進行波が伝わるが、インピーダンスZに等しい値の負荷抵抗RLをつなぐと、進行波は全部負荷抵抗RLに入って熱となって消費され、負荷からの反射は生じない。
すなわち、メインループ部11のインピーダンスと、制御部20の内部インピーダンスとを等しくすれば(整合をとれば)、制御部20から出力した進行波だけが伝わり、進行波が持っている電力エネルギがすべてアンテナであるメインループ部11に供給されて放射されることになる。ただし、インピーダンスの完全整合は、理論的に可能な理想状態であって、現実の設計においては、いかにこの理想状態に近づけるかが重要となる。
ここで、容量性負荷部12の面積を変えてメインループ部11のインピーダンスを変化させた際の実験測定結果について説明する。容量性負荷部12の面積を変えるには、容量性負荷部12の一部をカット(切断)して長さを変えてやるのが簡単である。
図7は容量性負荷部12の長さを変える様子を示す図である。容量性負荷部12に対して、図に示す部分の長さLを0〜20mmの範囲で可変させる。
図8はメインループ部11のインピーダンスを示す図である。縦軸はインピーダンス(Ω)、横軸は容量性負荷部12の長さL(mm)であり、図7に示した長さLを0〜20mmに可変したときのメインループ部11のインピーダンスの変化を示している。
図からわかるように、容量性負荷部12の長さLを変えることにより、インピーダンスが変化している。ここで、単純な場合を想定すると、制御部20の内部インピーダンスが、ネットワークアナライザの測定結果から120Ω+j320Ωと求められたとすれば、容量性負荷部12の長さLを15mmにすればインピーダンスが整合することになる。
なお、インピーダンスZは、レジスタンス(抵抗成分)をR、リアクタンス(コンデンサやコイルによる容量成分)をXとすれば、実数部にR、虚数部にXが含まれたZ=R±jXの形で表せる(±の符号は、ICのインピーダンスはZIC=RIC−jXICであり、アンテナのインピーダンスはZA=RA+jXAとなる)。
このように、本発明のタグ装置1においては、容量性負荷部12の面積を変えるだけで、メインループ部11のインピーダンスを可変にすることができるので、あらかじめ制御部20(ICチップ)の内部インピーダンスをネットワークアナライザ等で測定しておき、この測定値と略一致するように容量性負荷部12の面積を変えてやれば、効率よくインピーダンス整合を行うことができる(なお、インピーダンスは、上記の抵抗RとリアクタンスXの2つのパラメータを有するので、実際にはこれら両方を一致させることは難しいが、リアクタンスX側を優先して一致させるように容量性負荷部12の長さを調整すると、インピーダンス整合の精度があがることが実験的に認識された)。
次に電波の放射、受信を妨害する物体の近傍に置かれる場合のタグ装置1について説明する。図9は磁気テープを有するIDカードと重ねた場合のタグ装置1を示す図である。IDカードとタグ装置1を重ねた場合、IDカードの磁気テープとタグ装置1のメインループ部11が同じ位置にあって重なると、互いに電波干渉を引き起こすことになる。
したがって、タグ装置1では、磁気テープとの相互作用が最小になるように、メインループ部11は、磁気テープ(磁気テープに限らず電波の放射、受信を妨害する物体)が存在する位置から離れた位置にくるように、誘電体基板30上に設けるようにする。
次に13.56MHz帯カードと重なる場合のタグ装置1について説明する。
図10は13.56MHz帯カードと重ねた場合のタグ装置1を示す図である。上述したように、13.56MHz帯カード内部にはループアンテナが存在し、磁束を発生させている。タグ装置1のメインループ部11がカード中心部にあって、13.56MHz帯カードと重なると磁束の流れを遮断し、13.56MHz帯カードの読み取りを妨害することになる(逆に磁束は、メインループ部11に電波障害を与える)。
したがって、タグ装置1では、13.56MHz帯カードが発生する磁束の流れを妨げないように、メインループ部11は、13.56MHz帯カードのループアンテナ中央部から離れた位置にくるように、誘電体基板30上に設けるようにする(図では、カード中央部にあったメインループ部11をカード端部に移動している)。
次にアンテナ部10の変形例について説明する。図11はアンテナ部10の変形例を示す図である。上述したアンテナ部10は、ループ状のメインループ部11の両端部に、容量性負荷部12が垂直に接続して、H字形状の構造を持つアンテナであったが、変形例のアンテナ部10aでは、ループ状のメインループ部11の両端部の上下方向に、容量性負荷部12の端部が鋭角の角度を持って接続して、N字形状の構造を持つものである。
また、アンテナ部10aが誘電体基板(図示せず)に実装する場合は、アンテナ部10aのメインループ部11は、誘電体基板の面積よりも小さな面積を持つ細長ループの形状で、誘電体基板を挟むように、誘電体基板の表面及び側面を覆い、かつ誘電体基板の表面に対して斜線方向に実装される。
そして、容量性負荷部12は、誘電体基板の表側の面を覆うメインループ部11の両端部及び誘電体基板の裏側の面を覆うメインループ部11の両端部にそれぞれ設けられる(図には示さないが2枚のN字アンテナで誘電体基板が挟まれる構造となる。ただし、メインループ部11は誘電体基板の側面を通じて表・裏をループし、容量性負荷部12は側面には設けない)。
大きさが定められているカード(国内では54mm(縦)×86mm(横)×0.76mm(厚さ))内にタグ装置1を収める際に、メインループ部11の長さ(アンテナ長)を伸ばしたい場合には、変形例のようなN字形状のアンテナとしてもよく、H字型と同じ効果が得られる。
以上説明したように、メインループ部11と容量性負荷部12からなるアンテナ部10を薄いカード内に設置したタグ装置1及び携帯カードによれば、他のIDカード等と重ねて人体に装着した状態でも、良好な送受信特性を得ることが可能になる。また、13.56MHz帯のICタグカードと重ねても、悪影響を及ぼさず、さらに容量性負荷の面積を変化させることで、ICチップ(制御部20)との整合を調整することが可能になる。このため、将来のあらゆる産業界でのIT化、自動化を推進する際に、効果的なRFIDサービスを提供することが可能になる。
なお、上記では、UHF帯カードに使用されるものとして、本発明を説明したが、UHF帯に限られたものではなく、他の周波数帯でも本発明の原理を幅広く適用することができる。
また、上記ではタグ装置1がRFIDの携帯型カードに適用するものとして、アンテナ部10の形状を、H字形状またはN字形状としたが、アンテナ部10は、H字形状またはN字形状に限定されるものではなく、これ以外の形状となるように、メインループ部11と容量性負荷部12を接続してもよく、RFID分野に限らず、高周波を使用するその他の通信分野においても幅広い応用が可能である。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 タグ装置
10 アンテナ部
11 メインループ部
12 容量性負荷部
20 制御部
30 誘電体基板

Claims (3)

  1. 無線通信を行うタグ装置において、
    誘電体基板を挟んで、前記誘電体基板の表面及び側面を一周するように実装したループ状の金属箔であり、電波の送受信を行うメインループ部と、前記メインループ部に接続する金属箔であり、キャパシタンス成分の負荷を有する容量性負荷部と、から構成されるアンテナ部と、
    前記メインループ部と接続し、前記電波を介して情報の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記メインループ部は、前記誘電体基板の面積よりも小さな面積を持つ細長ループの形状で、前記誘電体基板を挟むように、前記誘電体基板の表面及び側面を覆い、かつ前記誘電体基板の表面に対して水平方向に実装され、前記容量性負荷部は、前記誘電体基板の表側の面を覆う前記メインループ部の両端部及び前記誘電体基板の裏側の面を覆う前記メインループ部の両端部にそれぞれ設けられ、
    前記容量性負荷部は、面積を可変にすることで、前記メインループ部のインピーダンスを可変とし、前記制御部が有するインピーダンスと前記メインループ部のインピーダンスとが整合するように調整された面積で、前記誘電体基板上に設けられる、
    ことを特徴とするタグ装置。
  2. 無線通信を行うタグ装置において、
    誘電体基板を挟んで、前記誘電体基板の表面及び側面を一周するように実装したループ状の金属箔であり、電波の送受信を行うメインループ部と、前記メインループ部に接続する金属箔であり、キャパシタンス成分の負荷を有する容量性負荷部と、から構成されるアンテナ部と、
    前記メインループ部と接続し、前記電波を介して情報の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記メインループ部は、前記誘電体基板の面積よりも小さな面積を持つ細長ループの形状で、前記誘電体基板を挟むように、前記誘電体基板の表面及び側面を覆い、かつ前記誘電体基板の表面に対して斜線方向に実装され、前記容量性負荷部は、前記誘電体基板の表側の面を覆う前記メインループ部の両端部及び前記誘電体基板の裏側の面を覆う前記メインループ部の両端部にそれぞれ設けられ、
    前記容量性負荷部は、面積を可変にすることで、前記メインループ部のインピーダンスを可変とし、前記制御部が有するインピーダンスと前記メインループ部のインピーダンスとが整合するように調整された面積で、前記誘電体基板上に設けられる、
    ことを特徴とするタグ装置。
  3. 無線通信を行うタグ装置において、
    誘電体基板を挟んで、前記誘電体基板の表面及び側面を一周するように実装したループ状の金属箔であり、電波の送受信を行うメインループ部と、前記メインループ部に接続する金属箔であり、キャパシタンス成分の負荷を有する容量性負荷部と、から構成されるアンテナ部と、
    前記メインループ部と接続し、前記電波を介して情報の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記メインループ部が人体近傍に位置し、前記メインループ部の人体との近接部分を第1の部分、人体と近接しない部分を第2の部分とした場合に、
    前記第1の部分を流れる電流とは逆方向の電流が人体表面に流れることで、前記人体表面と前記メインループ部との間にループ状の電流分布を生成し、
    前記人体表面及び前記第2の部分に電流が流れて、前記人体表面と、前記第2の部分とによる等価的なループアンテナを形成する、
    ことを特徴とするタグ装置。
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