JP4717269B2 - ディーゼル排気ガス後処理方法及び装置 - Google Patents

ディーゼル排気ガス後処理方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼル排気ガス後処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大気中の浮遊粒子状物質問題をはじめとした地球環境問題に対する関心の高まりに伴って、ディーゼルエンジン本体から排出される排気ガス中に含まれるパティキュレートの量を低減する技術の研究開発と共に、排気ガス後処理のためパティキュレート捕集用のディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)の開発が行われている。また、排気ガス中に含まれる窒素化合物(NOx)による大気汚染問題や人体への影響の懸念から、NOx還元技術の開発も行われている。
【0003】
ディーゼル排気ガスを後処理するための従来技術の1つとして、例えば、多孔質セラミック構造体にNOx吸蔵還元触媒を担持させておき、排出ガス中のパティキュレートが多孔質の壁を通過する際に一時的に多孔質の壁に捕捉され、NOx浄化と合わせて連続的に酸化浄化されるようにすることにより、パティキュレートとNOxとの両方を浄化するようにしたディーゼル車用触媒システムが開発されている(ENGINE TECHNOLOGY Vol.2 No.6 pp.46−47)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したディーゼル排気ガス後処理装置は、コモンレール式電子制御燃料噴射システムを搭載した直噴ディーゼルエンジンと組み合わせることが前提の技術であり、使用できる燃料噴射装置の種類が限定されてしまうため、例えば列型ポンプ、分配型ポンプ、又はユニット型ポンプなどを用いて燃料が供給されているディーゼルエンジンの排気ガス浄化には効果が期待できないと考えられる。
【0005】
さらに、上記従来装置は、燃料中の硫黄分がエンジン内で燃焼することにより生成する硫黄酸化物(SOx)の影響を受けて触媒の性能が低下するので、低硫黄濃度(50ppm以下)軽油の利用が必須であり、この軽油が供給されない状態では効果が期待できない。したがって、特定の性状の軽油が必要であるという問題点を有している。
【0006】
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決することができる、パティキュレートとNOxとの両方を浄化することができるディーゼル排気ガス後処理方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスを後処理して浄化するため、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集するためのフィルタユニットの出口側に、窒素酸化物を吸着させるための吸着ユニットと三元触媒ユニットとをこの順序で設けて成る処理装置を設け、ディーゼル排気ガスをこの処理装置に通すことにより、浄化するようにしたものである。処理装置を2組設け、これら2組の処理装置を交互に切り換えて排気ガスの後処理と再生を行うようにすることもできる。
【0008】
処理装置では、排気ガスが先ずフィルタユニットに送られ、ここでパティキュレートの捕集が行われ、このようにしてパティキュレートが除去された排気ガスは、次の吸着ユニットを通過する際にその中に含まれている窒素酸化物(NOx )が吸着ユニットに吸着される。このようにしてパティキュレートと窒素酸化物とが除去されたディーゼル排気ガスは、最後の三元触媒ユニットにおいて炭化水素(HC)が触媒と反応して酸化され、H2 O及びCO2 として無害化されて排出される。
【0009】
フィルタユニットが捕集限界に達するか、又は吸着ユニットが吸着限界に達したとしても、処理装置の再生を行うことにより再び上述した排気ガスの後処理を行わせることができる。処理装置を再生するには、フィルタユニットの入口側に燃料と空気とを送り込んで着火させる等の手段により生じた高温ガスをフィルタユニットに送り込めば、そこに捕集されているパティキュレートを燃焼させて除去すると共に、吸着ユニットに吸着されていたNOx を脱離させることができる。また、適宜の手段でHCを三元触媒ユニットに供給することにより、脱離したNOxを三元触媒ユニットで良好に処理することができる。
【0010】
すなわち、フィルタユニットにおけるパティキュレートの燃焼により生じたCO、CO2 及び吸着ユニットから脱離したNOx は、HCと共に三元触媒ユニットに送られ、ここで化学反応によりH2 O、CO2 及びN2 の無害なガスに浄化され、これらの無害なガスは処理装置から排出される。
【0011】
請求項1の発明によれば、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスを後処理して浄化するための方法であって、前記排気ガスを先ずフィルタにかけてパティキュレートを捕集した後、窒素酸化物吸着ユニットに通して窒素酸化物を吸着させて除去し、次いで窒素酸化物吸着ユニットからの排気ガス中の炭化水素を三元触媒ユニットを通して酸化処理するようにし、前記フィルタ又は前記窒素酸化物吸着ユニットの再生時には、前記フィルタの入り口側に排気通路とは異なる供給路から燃料と空気を送り込んで着火させることにより生じた高温ガスを前記フィルタに送り込むことにより、前記フィルタに堆積した前記パティキュレートを燃焼除去するとともに、前記窒素酸化物吸着ユニットから前記窒素酸化物を脱離させ、該窒素酸化物を前記炭化水素とともに前記三元触媒ユニットで浄化するようにしたことを特徴とするディーゼル排気ガス後処理方法が提案される。
【0012】
請求項の発明によれば、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスを後処理して浄化するためのディーゼル排気ガス後処理装置において、前記排気ガスを通過させることにより前記排気ガスの浄化を行うための処理装置を備え、該処理装置は、前記排気ガスの流れ方向に沿ってパティキュレートを捕集するためのフィルタユニット、窒素酸化物を吸着させるための吸着ユニット、炭化水素を化学的に処理するための三元触媒ユニットが直列に配設されており、前記フィルタユニット又は前記吸着ユニットの再生時には、前記フィルタユニットの入り口側に排気通路とは異なる供給路から燃料と空気を送り込んで着火させることにより生じた高温ガスを前記フィルタユニットに送り込むことにより、前記フィルタユニットに堆積した前記パティキュレートを燃焼除去するとともに、前記吸着ユニットから前記窒素酸化物を脱離させ、該窒素酸化物を前記炭化水素とともに前記三元触媒ユニットで浄化することを特徴とするディーゼル排気ガス後処理装置が提案される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明による排気ガス処理装置の実施の形態の一例を示す構成図、図2は図1に示した処理装置本体の詳細構成図である。排気ガス後処理装置1は、例えばディーゼルエンジンの排気マニホールドの出口端と排気マフラーとの間に設けられ、ディーゼルエンジンの排気ガスを後処理して浄化するための装置であり、処理装置本体2と制御ユニット3とを備えている。処理装置本体2は、ディーゼルエンジンの排気ガス中のパティキュレートと、窒素酸化物(NOx )と、炭化水素(HC)とを浄化処理するためのものである。制御ユニット3はマイクロコンピュータ31を用いて構成されており、排気ガス処理装置1の作動が制御ユニット3によって電子的に制御される構成となっている。
【0015】
処理装置本体2は、排気ガスを通過させるための通路装置21を有しており、通路装置21は排気ガスを受け入れる入口部22と排気ガスを排出する出口部23とを備え、入口部22と出口部23との間に第1通路24及び第2通路25が独立して並設されて成っている。第1通路24及び第2通路25の各一端は入口部22と相互に連通するように連結されて入口側分岐部22Aが構成されている。また、第1通路24及び第2通路25の各他端は出口部23と相互に連通するように連結されて出口側分岐部23Aが構成されている。
【0016】
第1及び第2通路24、25には、入口部22から送られてくるディーゼル排気ガスを浄化するための第1処理装置26及び第2処理装置27がそれぞれ設けられている。第1処理装置26は、ディーゼル排気ガスの流れ方向に沿って、ディーゼル排気ガス中のパティキュレートの捕集を行うためのフィルタユニット26A、NOx を吸収するための吸着ユニット26B、HCを化学反応により浄化することができる三元触媒ユニット26Cをこの順序で直列に設けた一体化ユニットとして成っている。
【0017】
フィルタユニット26Aは、この種の目的で使用される公知の構成のものであり、第1通路24を通って第1処理装置26に送られた排気ガスはフィルタユニット26Aを通過して吸着ユニット26Bに送られ、このときフィルタユニット26Aによって排気ガス中に含まれるパティキュレートを効果的に捕集することができる構成となっている。
【0018】
吸着ユニット26BはNOx を吸収することができるNOx 吸収材を備えたものであり、フィルタユニット26Aから送られてきた排気ガスは、吸着ユニット26Bを通過して三元触媒ユニット26Cに送られ、このとき吸着ユニット26Bによって排気ガス中に含まれるNOx を効果的に吸収材(図示せず)に吸収させることができる構成となっている。ここで、吸着ユニット26Bの吸収材へのNOxの吸収は、排気ガス温度が低くても良好に行われるので、渋滞走行の場合の如く排気温度が低温であっても、NOxの排出を効果的に抑えることができる。
【0019】
三元触媒ユニット26Cは、主として炭化水素(HC)を酸化して無害化すると共に、NOxの無害化処理のために設けられたものである。三元触媒ユニット26Cは、ガソリン乗用車等で技術が確立されている公知の構成のものであり、吸着ユニット26Bから送られてきた排気ガスは、三元触媒ユニット26Cを通過して排気マフラー側に送られ、このとき三元触媒ユニット26Cによって排気ガス中に含まれるHCを化学反応によって水(H2 O)と二酸化炭素(CO2 )とに分解することにより無害化処理が行われる。
【0020】
フィルタユニット26Aによって捕集されたパティキュレートは、所定量にまで堆積されたときに、フィルタユニット26Aにおいて後述のようにして燃焼処理して除去され、このとき発生したHC、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2 )は吸着ユニット26Bを通過して三元触媒ユニット26Cに送られる。HC、CO、CO2 が吸着ユニット26Bを通過する際、上述の燃焼処理による高温ガスが吸着ユニット26Bに送り込まれていることにより吸着ユニット26BではNOx の脱離が行われ、この結果吸着ユニット26BにおけるNOx の吸収量を減少させて吸着ユニット26Bを再生することができる。
【0021】
ここで、NOx吸収材には、NOxの他、燃料中の硫黄分がディーゼルエンジン内で燃焼することにより生成された硫黄酸化物(SOx)が付着することが考えられるが、SOxは400℃程度でNOx吸収材から脱離するので、NOx吸収材のSOxの影響による劣化は殆どない。したがって、特に燃料を低硫黄成分のものとする必要がない。また、フィルタユニット26Aの再生時に発生した燃焼ガスの高い温度によってNOx吸収材のSOx被毒を解消することができる。
【0022】
吸着ユニット26Bを通過して送られてきたNOx 、HC、CO、CO2 は、三元触媒ユニット26Cを通過して出口部23に送られる。このとき上述の燃焼処理による高温ガスが三元触媒ユニット26Cに送り込まれているため三元触媒ユニット26Cでは所要の化学反応が促進され、NOx 、HC、CO、CO2 は無害なH2 O、CO2 、N2 となり、このようにして浄化された排気ガスが出口部23から排出されるようになっている。このように、フィルタユニット26Aの再生時に余剰のHC、COが生成されても、三元触媒ユニット26Cは酸化触媒として作用するので、HC、COを無害なガスに変化させて排出することができる。
【0023】
以上、第1処理装置26について説明したが、第2処理装置27もまた、フィルタユニット27A、吸着ユニット27B及び三元触媒ユニット27Cを含んで同様に構成され、同様の動作原理で排気ガスの浄化及び再生を行うことができるので、第2処理装置27についての詳しい説明は省略する。
【0024】
処理装置本体2に供給される排気ガスを第1処理装置26または第2処理装置27のいずれか一方にのみ送ることができるよう通路装置21における排気ガスの通過路を切り換えることができるようにするため、入口側分岐部22Aには切換弁装置Vが設けられている。
【0025】
切換弁装置Vは、第2通路25の一端を塞いで排気ガスを入口部22から第1通路24に流すための実線で示した切換位置(第1位置)、第1通路24の一端を塞いで排気ガスを入口部22から第2通路25に流すための点線で示した切換位置(第2位置)のいずれかの切換位置を択一的に選択できるようになっており、切換弁装置Vは制御ユニット3からの第1制御信号C1により第1もしくは第2位置のいずれかに切換制御される構成となっている。
【0026】
排気ガス後処理装置1には空気供給装置4が設けられている。空気供給装置4は、圧縮空気を内部に蓄積している空気タンク41を備え、空気タンク41からの圧縮空気を第1処理装置26の入口側又は第2処理装置27の入口側に選択的に供給できるよう、空気タンク41と第1通路24との間には第1空気供給路42が配設され、空気タンク41と第2通路25との間には第2空気供給路43が配設されている。第1空気供給路42の途中には第1空気量調整弁装置44が設けられており、第2空気供給路43の途中には第2空気量調整弁装置45が設けられている。第1及び第2空気量調整弁装置44、45のそれぞれの動作は制御ユニット3から送られる第2及び第3制御信号C2、C3により制御され、これにより、圧縮空気の流量調整を行うと共に、圧縮空気を第1処理装置26の入口側、第2処理装置27の入口側のいずれかに供給することができるようになっている。
【0027】
フィルタユニット26A又はフィルタユニット27Aに堆積したパティキュレートを加熱燃焼して除去し、フィルタユニット26A及びフィルタユニット27Aの再生を行うことができるようにするため、排気ガス後処理装置1には、さらに、燃焼用装置5が設けられている。
【0028】
燃焼用装置5は、第1通路24内のフィルタユニット26Aの入口付近に配設された第1バーナノズル51と第2通路25内のフィルタユニット27Aの入口付近に配設された第2バーナノズル52とを有しており、第1バーナノズル51には燃料タンク53内に収容されている気体状の燃料が供給油路54を介して供給され、第2バーナノズル52には燃料タンク53内の燃料が供給油路55を介して供給されるようになっている。第1バーナノズル51への燃料の供給量は供給油路54の途中に設けられた第1油量調整弁56により調整することができ、第2バーナノズル52への燃料の供給量は供給油路55の途中に設けられた第2油量調整弁57により調整することができるようになっている。第1及び第2油量調整弁56、57の油量調整動作は制御ユニット3から送られる第4及び第5制御信号C4、C5によりそれぞれ制御される構成となっている。本実施の形態では、第1バーナノズル51は第1空気供給路42の第1処理装置26に対応する先端部42A内に配設されており、第2バーナノズル52は第2空気供給路43の第2処理装置27に対応する先端部43A内に配設されている。
【0029】
第1及び第2バーナノズル51、52のそれぞれのノズル口51A、52Aは、フィルタユニット26A及びフィルタユニット27Aのそれぞれの入口付近に燃料を供給するように配設されており、ノズル口51Aから供給される燃料に着火を行うための第1バーナ58がノズル51Aの近くに配設されており、ノズル口52Aから供給される燃料に着火を行うための第2バーナ59がノズル口52Aの近くに配設されている。
【0030】
第1及び第2バーナ58、59は、制御ユニット3からの第6制御信号C6によって制御される点火器60からの信号によって点火動作を行う構成となっている。
【0031】
したがって、第1空気量調整弁装置44と第1油量調整弁56とを制御して圧縮空気と燃料とをそれぞれ先端部42Aとノズル口51Aとから第1処理装置26の入口側に供給し、この供給された混合体に第1バーナ58によって点火すると、ノズル口51Aから供給されている燃料が着火し、これにより生じた火炎により第1処理装置26の入口側を高温状態とし、フィルタユニット26A内に堆積しているパティキュレートを加熱燃焼させ、フィルタユニット26Aの再生を行うことができる。この加熱燃焼処理それ自体は公知の処理方法によるものである。また、第1処理装置26の入口側を高温とすることにより、吸着ユニット26Bに吸収されているNOx を脱離させ、吸着ユニット26Bを再生させることができる。
【0032】
フィルタユニット26Aの入口付近及び出口付近には温度センサ6、7がそれぞれ設けられており、温度センサ6からフィルタユニット26Aの入口側の空気温度を示す温度信号TS1が制御ユニット3に送られ、温度センサ7からフィルタユニット26Aの出口側の空気温度を示す温度信号TS2が制御ユニット3に送られる構成となっている。フィルタユニット27Aの入口付近及び出口付近にも同様に温度センサ8、9が設けられており、温度センサ8、9からそれぞれ温度信号TS3、TS4が制御ユニット3に送られる。
【0033】
フィルタユニット26Aの目詰まり状態を入出力差圧に基づいて検出できるようにするため、第1通路24内の入口側には圧力センサ10が設けられ、第1通路24内の出口側には圧力センサ11が設けられている。また、フィルタユニット27Aの目詰まり状態を同じく入出力差圧に基づいて検出できるようにするため、第2通路25内の入口側には圧力センサ12が設けられ、第2通路25内の出口側には圧力センサ13が設けられている。圧力センサ10によって検出された第1通路24内の入口側の排気ガスの圧力を示す圧力信号PS1、圧力センサ11によって検出された第1通路24内の出口側の排気ガスの圧力を示す圧力信号PS2、圧力センサ12によって検出された第2通路25内の入口側の排気ガスの圧力を示す圧力信号PS3、圧力センサ13によって検出された第2通路25内の出口側の排気ガスの圧力を示す圧力信号PS4は、いずれも制御ユニット3に入力されている。
【0034】
フィルタユニット26Aから吸着ユニット26Bに流入する排気ガス中の酸素濃度を検出するため、フィルタユニット26Aと吸着ユニット26Bとの間には酸素濃度測定器14が設けられている。フィルタユニット27Aと吸着ユニット27Bとの間にも同様に酸素濃度測定器15が設けられている。酸素濃度測定器14によって検出された吸着ユニット26Bの入口側の酸素濃度を示す酸素濃度信号CS1と、酸素濃度測定器15によって検出された吸着ユニット27Bの入口側の酸素濃度を示す酸素濃度信号CS2とは、いずれも制御ユニット3に入力されている。
【0035】
図3〜図5は、制御ユニット3において実行される制御プログラムを示すフローチャートであり、次に、排気ガス後処理装置1の動作について図3〜図5を参照して詳細に説明する。
【0036】
図3は制御のメインフローチャートを示し、ステップS1では、第1処理装置26が排気ガス浄化中である場合において第1処理装置26の再生が必要であるか否かを判別し、必要であると判別された場合に第1処理装置26を再生するための第1制御処理が実行される。
【0037】
図4にはステップS1において実行される第1制御処理の詳細フローが示されている。ステップS1の実行が開始されるとステップS11に入り、ここでは、第1処理装置26に排気ガスが流され第1処理装置26が排気ガスを浄化中であるか否かが切換弁装置Vが第1位置に切り換えられているかどうかにより判別される。第1処理装置26が排気ガスの浄化中である場合には、ステップS11の判別結果はYESとなり、ステップS12に入り、ここで第1処理装置26の前後における排気ガスの差圧の計測が行われ、ステップS13に入る。ステップS13では、ステップS12において計測された第1処理装置26の前後における排気ガスの差圧の値が、フィルタユニット26Aの燃焼による再生を開始すべき所定値より大きいか否かが判別される。
【0038】
ステップS13は、第1処理装置26の前後の差圧の値が所定値より大きいか否かに基づいてフィルタユニット26Aが目詰まりしている状態であるか否かを判別するステップである。すなわち、フィルタユニット26Aにおけるパティキュレートの捕集量が多く、フィルタユニット26Aが目詰まりしている状態であると、第1処理装置26の前後の排気ガスの差圧の値が所定値より大きくなり、ステップS13の判別結果はYESとなってステップS14に入る。一方、フィルタユニット26Aにおけるパティキュレートの捕集量が少なくフィルタユニット26Aが目詰まりしていない状態であると、第1処理装置26の前後の差圧の値が所定値より小さくなり、ステップS13の判別結果はNOとなって、ステップS15に入る。
【0039】
ステップS15では、エンジンの運転状態に基づき吸着ユニット26Bに吸収されていると推定されるNOx吸収推定量が所定値より大きいか否かに基づいて吸着ユニット26Bが飽和している状態であるか否かが判別される。吸着ユニット26BにおけるNOxの吸収量が少なく、吸着ユニット26Bが飽和していない状態であると、NOx吸収推定量が所定値より小さくなり、ステップS15の判別結果はNOとなり、ステップS1に戻る。一方、吸着ユニット26BにおけるNOxの吸収量が多く吸着ユニット26Bが飽和している状態であると、NOx吸収推定値が所定値より大きくなり、ステップS15の判別結果はYESとなってステップS14に入る。
【0040】
ステップS14では、切換弁装置Vが第2位置に切り換えられ、これにより第1処理装置26への排気ガスの流入が停止され、排気ガスは第2処理装置27に流入し、第2処理装置27によって後処理される状態とされる。次にステップS16に入り、ここでは第1処理装置26の再生処理が行われる。
【0041】
図5には、ステップS16での再生処理の詳細フローチャートが示されている。図5を参照すると、ステップS16の実行が開始された場合、ステップS31に入り、ここでは第1処理装置26に対し燃料及び空気の供給が開始される。ステップS32では、第1バーナ58が点火され、これにより燃料と空気との混合体が燃焼を開始する。ステップS33では、フィルタユニット26Aを再生するためフィルタユニット26Aに堆積しているパティキュレートを燃焼することができるよう、第1処理装置26の入口側への燃料及び空気の供給量が調整される。
【0042】
ステップS33において燃料及び空気の供給量が調整されてフィルタユニット26Aの再生処理が開始された後、ステップS34では、フィルタユニット26Aの再生処理が一定時間T1を経過したか否かが判別される。一定時間T1が経過していない場合には、フィルタユニット26Aの再生処理が終了していないと判断され、ステップS34の判別結果はNOとなり、ステップS35に入り、ここではエンジンが停止状態となっているか否かが判別される。エンジンが停止状態となっておらず稼動中である場合には、ステップS35の判別結果はNOとなり、ステップS33に戻るように構成されており、フィルタユニット26Aの再生処理が終了したと判断される一定時間T1が経過するまでステップS34での判別処理が繰り返される。
【0043】
一定時間T1が経過したと判別された場合、フィルタユニット26Aに十分な熱量が供給されたと判断され、ステップS34の判別結果はYESとなりステップS36に入る。ステップS36では、吸着ユニット26Bの再生と、三元触媒ユニット26CでのNOx、CO、CO2 及びHCの浄化とを行うため、第1処理装置26の入口側で適宜の燃焼を行うことができるよう、第1処理装置26の入口側への燃料及び酸素濃度測定器14、15からの酸素濃度信号CS1、CS2に基づいて空気の供給量が調整され、所定の空燃比に調整される。
【0044】
ステップS36において燃料及び空気の供給量が調整されたことにより、吸着ユニット26Bの再生と、三元触媒ユニット26CでのNOx、CO、CO2 及びHCの浄化とを行う処理が開始された後、ステップS37では、これらの処理が一定時間T2を経過したか否かが判別される。一定時間T2が経過していない場合には、吸着ユニット26Bの再生と三元触媒ユニット26CでのNOx、CO、CO2 及びHCの浄化とを行う処理が終了していないと判断され、ステップS37の判別結果はNOとなり、ステップS38に入る。ステップS38では、エンジンが停止状態となっているか否かが判別される。エンジンが停止状態となっておらず稼動中である場合には、ステップS38の判別結果はNOとなり、ステップS36に戻るように構成されており、吸着ユニット26Bの再生と三元触媒ユニット26CでのNOx、CO、CO2 及びHCの浄化とが終了したと判断される一定時間T2が経過するまでステップS37での判別処理が繰り返される。
【0045】
一定時間T2が経過したと判別された場合、吸着ユニット26Bの再生と三元触媒ユニット26CでのNOx、CO、CO2 及びHCの浄化とを行う処理が終了したと判断され、ステップS37の判別結果はYESとなり、ステップS39に入り、ここでは第1バーナ58が消火され、ステップS16に戻る。
【0046】
また、ステップS35においてエンジンが停止状態になっている場合には、ステップS39に入り、これによりフィルタユニット26Aに対する再生処理が中断される。同様に、ステップS38においてエンジンが停止状態になっている場合もステップS39に入り、フィルタユニット26Aの再生処理が中断される。
【0047】
図4に戻ると、ステップS16において第1処理装置26の再生処理が上述の如くして終了した後、ステップS17に入り、ここでは第1処理装置26が捕集待機状態とされ、ステップS1に戻る。
【0048】
ステップS11において、第1処理装置26に排気ガスが流されておらず第1処理装置26が排気ガスを浄化中でない場合には、ステップS11の判別結果はNOとなり、ステップS18に入る。ステップS18では、前回エンジンを停止した時に第1処理装置26が再生処理の途中であったか否かが判別され、前回エンジンを停止した時に第1処理装置26が再生処理の途中でなかった、すなわち第1処理装置26の再生処理を中断しなかった場合には、判別結果はNOとなり、ステップS1に戻る。前回エンジンを停止した時に第1処理装置26が再生処理の途中であった、すなわち第1処理装置26の再生処理を中断した場合には、ステップS18の判別結果はYESとなり、ステップS16に入り、第1処理装置26の再生処理が開始されるように構成されている。
【0049】
図3に戻ると、以上の動作によりステップS1において第1処理装置26の再生処理が終了した後、ステップS2に入る。ステップS2では、第2処理装置27が排気ガス浄化中である場合において第2処理装置27の再生が必要であるか否かを判別し、必要であると判別された場合に第2処理装置27を再生するための第2制御処理が実行される。ここで実行される第2処理装置27の再生処理は、ステップS1で説明した第1処理装置26の再生処理と同様に行われるので、ステップS2で行われる第2処理装置27の再生処理についての詳しい説明は省略する。
【0050】
このように、排気ガス後処理装置1においては、第1及び第2処理装置26、27の再生処理は、それぞれの処理装置の入口側で燃料を燃焼させて発生した高温ガスをそれぞれの処理装置に流入するだけで行うことができるので、ポスト噴射などエンジン側の制御を必要としないため、構成を複雑とさせることがないという利点を有している。
【0051】
ステップS2において、第1処理装置26の再生処理と同様にして第2処理装置27の再生処理が終了した後、ステップS3に入り、ここではエンジンが停止状態であるか否かの判別が行われる。エンジンが停止状態となっておらず稼動中である場合には、ステップS3の判別結果はNOとなり、ステップS1に戻り、再び処理装置本体2の再生処理が行われる。ステップS3においてエンジンが停止状態となっている場合には、判別結果はYESとなり、制御ユニット3による処理装置本体2の再生処理を行うための制御プログラムが終了する。
【0052】
排気ガス後処理装置1は、以上のように制御ユニット3により制御され、第1又は第2処理装置26、27のいずれかにおいて排気ガスの浄化処理を行っている間に、もう一方の第1又は第2処理装置26、27の再生処理を行うことができる切り換え式としたので、第1及び第2処理装置26、27の各再生処理は排気ガスのその時々の流量、温度及び性状等の影響を受けることなく、一定の条件下で行うことができる。したがって、安定且つ短時間で第1及び第2処理装置26、27の各再生を行うことができる。また、切り換え式としたので、再生処理時のエネルギー消費量を少なくすることができ、燃費の向上を期待することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明による効果は以下の通りである。
(1)三元触媒を利用してディーゼル排気ガスを後処理する構成を採用したので、ポスト噴射などのエンジン側の制御を必要とせず、ディーゼル排気ガス後処理装置の構成を複雑とさせることがない。
(2)フィルタユニットに堆積しているパティキュレートを燃焼してフィルタユニットを再生させる際に炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)が生じるが、三元触媒ユニットが酸化触媒として作用するため、HC、COを無害なガスに変化させて排出することができる。
(3)窒素酸化物吸着ユニットには、NOxの他、燃料中の硫黄分がディーゼルエンジン内で燃焼することにより生成されたSOxが付着することが考えられるが、SOxは400℃程度で吸着ユニットから脱離するので、吸着ユニットにおいてはSOxの影響による劣化は殆どない。したがって、特に燃料を低硫黄成分のものとする必要がない。また、フィルタユニットの再生時に発生した燃焼ガスの高い温度によって吸着ユニットのSOx被毒を解消することができる。
(4)吸着ユニットへのNOxの吸収は排気ガス温度が低くても良好に行われるので、渋滞走行の場合の如く排気温度が低温であってもNOxの排出を効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排気ガス処理装置の実施の形態の一例を示す構成図。
【図2】図1に示した処理装置本体の詳細構成図。
【図3】図1に示した制御ユニットにおいて実行される制御プログラムを示すフローチャート。
【図4】図3の第1制御処理ステップの詳細フローチャート。
【図5】図4の再生処理ステップの詳細フローチャート。
【符号の説明】
1 排気ガス後処理装置
2 処理装置本体
3 制御ユニット
4 空気供給装置
5 燃焼用装置
6、7、8、9 温度センサ
10、11、12、13 圧力センサ
14、15 酸素濃度測定器
21 通路装置
24 第1通路
25 第2通路
26 第1処理装置
26A、27A フィルタユニット
26B、27B 吸着ユニット
26C、27C 三元触媒ユニット
27 第2処理装置
31 マイクロコンピュータ
41 空気タンク
53 燃料タンク
C1 第1制御信号
C2 第2制御信号
C3 第3制御信号
CS1、CS2 酸素濃度信号
PS1、PS2、PS3、PS4 圧力信号
TS1、TS2、TS3、TS4 温度信号
V 切換弁装置

Claims (4)

  1. ディーゼルエンジンから排出される排気ガスを後処理して浄化するための方法であって、前記排気ガスを先ずフィルタにかけてパティキュレートを捕集した後、窒素酸化物吸着ユニットに通して窒素酸化物を吸着させて除去し、次いで窒素酸化物吸着ユニットからの排気ガス中の炭化水素を三元触媒ユニットを通して酸化処理するようにし、前記フィルタ又は前記窒素酸化物吸着ユニットの再生時には、前記フィルタの入り口側に排気通路とは異なる供給路から燃料と空気を送り込んで着火させることにより生じた高温ガスを前記フィルタに送り込むことにより、前記フィルタに堆積した前記パティキュレートを燃焼除去するとともに、前記窒素酸化物吸着ユニットから前記窒素酸化物を脱離させ、該窒素酸化物を前記炭化水素とともに前記三元触媒ユニットで浄化するようにしたことを特徴とするディーゼル排気ガス後処理方法。
  2. 前記フィルタ、前記窒素酸化物吸着ユニット、前記三元触媒ユニットからなる処理装置を2組設け、これら2組の処理装置を交互に切り換えて排気ガスの後処理と再生を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載のディーゼル排気ガス後処理方法。
  3. ディーゼルエンジンから排出される排気ガスを後処理して浄化するためのディーゼル排気ガス後処理装置において、前記排気ガスを通過させることにより前記排気ガスの浄化を行うための処理装置を備え、該処理装置は、前記排気ガスの流れ方向に沿ってパティキュレートを捕集するためのフィルタユニット、窒素酸化物を吸着させるための吸着ユニット、炭化水素を化学的に処理するための三元触媒ユニットが直列に配設されており、前記フィルタユニット又は前記吸着ユニットの再生時には、前記フィルタユニットの入り口側に排気通路とは異なる供給路から燃料と空気を送り込んで着火させることにより生じた高温ガスを前記フィルタユニットに送り込むことにより、前記フィルタユニットに堆積した前記パティキュレートを燃焼除去するとともに、前記吸着ユニットから前記窒素酸化物を脱離させ、該窒素酸化物を前記炭化水素とともに前記三元触媒ユニットで浄化することを特徴とするディーゼル排気ガス後処理装置。
  4. 前記処理装置を2組設け、これら2組の処理装置を交互に切り換えて排気ガスの後処理と再生を行うようにしたことを特徴とする請求項3記載のディーゼル排気ガス後処理装置。
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