JP4717227B2 - 表面模様付きのフィルム器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、化粧用及び洗浄用の器具およびその使用方法および製造方法に関する。より詳しくは、この発明は、個人用の衛生を保つための柔らかい表面模様付きのフィルム器具およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液体の個人用清浄剤が普及するようになった。しかし、それらの液体の洗浄剤は、形のある洗浄器具を用いずに使用するのが難しい。
【0003】
ある公知の洗浄器具は、例えば米国特許第4,627,129号(網状ポリウレタンフォームスポンジ)に見られるように、スポンジを含むものである。
【0004】
他の公知の洗浄器具は、米国特許第5,717,278号、同第5,709,432号、同第5,144,744号、及び同第5,784,747号に見られるように、ポリマー製の網状パフを含んでいる。しかし、そのようなパフは、肌に対して研磨性が高くまた粗いものである。
【0005】
さらに他の洗浄器具は、米国特許第4,515,703号に開示されているように、2つの基層が接着されて石鹸などに対する複数の区画が形成された「閉じたサンドイッチ」構造となっている。しかし、その洗浄器具は比較的開口面積が少ないので、極僅かな量の泡しか形成することができず、また、水分を保持しがちである。
【0006】
したがって、肌にやさしいだけでなく、水分を保持せず、かつ、通常の液体洗浄剤と共に使用するときに優れた泡立ちを生み出すことのできる器具が望まれる。
【0007】
【発明の概要】
この発明に基づけば、a)表面模様の変化を備えた少なくとも1つの折りたたまれた表面模様付きのフィルムと、b)上記少なくとも1つの折りたたまれた表面模様付きのフィルムを実質的に永久に保持するための固定手段とを有する器具が提供される。
【0008】
この発明の他の実施の形態は、少なくとも1つの表面模様付きのフィルムを有する器具であって、上記器具が、丸いパフ、ミット、少なくとも1平方センチメートル当り1.3の表面模様の変化を備えた布、グローブ、保持手段に取り付けられた複数の表面模様付きのフィルムからなる付属肢、および、保持手段に取り付けられた表面模様付きのフィルムからなるパッドのうちの何れかの形態をなす器具である。
【0009】
この発明の器具は、肌にやさしいだけでなく、通常の液体洗浄剤と共に使用するときに優れた泡立ちを生み出すことのできる器具である。
【0010】
以下の詳細な説明および図面を参照することにより、この発明の装置がより深く理解され、かつその他の利点が明らかになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
当業者はこの詳細な説明に基づいてこの発明をその最大限の範囲で利用することができるであろう。以下の特定の実施の形態は、単に例示として構成されたものであって、いかなる場合においてもその他の開示内容を限定することを意図するものではない。
【0012】
特に定義されない場合、本明細書中で使用されている技術的および科学的用語は、この発明の属する技術分野の当業者によって共通して理解されている意味と同じである。さらに、本明細書中で言及されたすべての刊行物、特許出願明細書、及び特許明細書は、参照されたことにより本出願の一部とされる。
【0013】
本明細書中で使用されている用語「模様の変化」は、フィルムの開口または浮彫りを意味するものである。用語「不織布」は、編み作業および織り作業によらずに形成された材料からなる布を意味し、用語「布」は、織られた布、編まれた布、および不織布の全ての繊維性の布を意味する。本明細書中で使用されている用語「幅」は、ほぼ円形の穴または開口に対しては直径を意味し、円形でない穴または開口に対してはその形状の最大の長さを意味する。
【0014】
図1には、この発明の洗浄器具10が例示されている。大まかにいうと、洗浄器具10は、折りたたまれた柔軟な表面模様付きのフィルムからなる本体12と、利用者のための所望に応じた保持手段14と、望ましい形状にフィルムを実質的に永久に保持するための固定手段28(図示せず)とを含む。本明細書中では、「実質的に永久に」とは、少なくともその器具のフィルムが洗浄に使用するのに適切である期間のことを意味する。「折りたたまれた」とは、折り曲げること、ひだをつけること、スモッキング、及びフィルムを望ましい形状にするためのその他の公知の技術を意味する。「表面模様付きの」とは、浮彫り、孔、及び穴などが形成されたフィルムを意味し、穴が形成されたものがより好ましい。
【0015】
適切な表面模様付きのフィルムの例としては、限定を意図するものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、メタロセンポリエチレン、並びにそれらの混合物及び共重合体がある。適切な市販されている有孔フィルムの例としては、Tredegar Film Products,Inc.から商標「VisPore(登録商標)」で市販されているもの、Polymer Group,Inc.から商標「Reticulon(登録商標)」で市販されているもの、および、Guial Inc.から商標「Veole」で市販されているものがあり、商標「VisPore(登録商標)」で市販されているものがより好ましい。
【0016】
表面模様付きのフィルムの孔及び浮彫りは、米国特許第3,054,148号、同第4,741,877号、同第3,929,135号、同第3,394,211号に記載された公知の方法によって、または、米国特許第3,929,135号及び同第3,394,211号に記載された後処理穿孔方法(加熱された空気の噴射により、予め形成されたフィルムで覆われた穿孔される表面に圧力差を発生させる。)によって形成される。大まかに言うと、形成された表面模様付きのフィルムは、図8の有孔フィルムの顕微鏡写真に示されているように隆起した凸部を備えた「粗い」面と、図7の有孔フィルムの顕微鏡写真に示されているように反対側の「滑らかな」面とを有する。「滑らかな」面とは、その面から隆起した凸部が始まることを意味する。そのような穿孔されたフィルムの凸部はほぼ円錐の形状を有する。剥離が重要な用途にこの発明の器具を用いる場合、凸部を外側に向けることがより好ましい。
【0017】
図9に示されているように、この発明の器具に用いるのに適した有孔フィルムの断面図から、表面模様付きのフィルムが3次元の形状を有することが分かる。対照的に、図5及び図6は、従来技術で用いられた網が2次元の断面の形状を有することを示している図である。図5は、従来技術の重合体のパフで用いられる菱形の網目の網が、円形または腎臓形の断面形状の単繊維から構成されていることを示している図である。さらに、図6に示されているように、菱形の網目の網は、単繊維の繊維が連結されている部分では、亜鈴に類似した形状の断面を有する。この発明の器具の3次元の形状の表面模様付きのフィルムを用いることにより、同じような寸法および形状の従来技術の網目のパフよりも非常に軽い器具が提供される。
【0018】
表面模様付きのフィルムの表面模様の変化は、模様の深さ及び幅と同様に、例えば、器具と共に使用される反応性の材料のタイプ、器具表面に反応性の材料、例えば石鹸が放出される望ましい割合、望まれるすすぎの容易さ、器具の望まれる実際の用途、望まれる泡粒の大きさ、望まれる泡の体積に応じて変化するが、表面模様付きのフィルムは、通常、約1.6個/cm2 乃至約248個/cm2 の表面模様の変化を含み、より好ましくは、約3個/cm2 乃至約30個/cm2 の表面模様の変化を含み、最も好ましくは、約5個/cm2 乃至約15個/cm2 の表面模様の変化を含む。柔らかさが重要である顔などの部位に器具を使用する場合には、好ましくは、フィルムは、約80個/cm2 乃至約200個/cm2 の表面模様の変化を含む。泡の体積が重要である腕などの部位に器具を用いる場合には、好ましくは、フィルムは、約5個/cm2 乃至約15個/cm2 の表面模様の変化を含む。この発明の器具を他の実施の形態として、例えば、布、グローブ、及びミットなどとして用いる場合には、約1.3個/cm2 乃至、より好ましくは約1.4個/cm2 乃至、最も好ましくは約1.5個/cm2 乃至約15個/cm2 までの表面模様の変化を含む。
【0019】
表面模様の変化の寸法は、表面模様付きのフィルムの「滑らかな」面での表面模様の変化の平均の幅として測定され、約0.04cm乃至約0.6cmの範囲の寸法であり、より好ましくは約0.1cm乃至約0.4cmの範囲の寸法であり、最も好ましくは約0.2cm乃至約0.35cmの範囲の寸法である。器具から石鹸を徐々に消耗させるのが望ましいような実施の形態では、比較的小さい平均の幅、すなわち約0.1cm未満の幅を有する表面模様の変化を使用することが好ましい。
【0020】
浮彫りの表面模様の変化の深さは、有孔フィルムの「滑らかな」面から浮彫りの底までで測定され、約0cm乃至約0.4cmまでの範囲内にあり、より好ましくは約0.005cm乃至約0.3cmまでの範囲内にある。すすぎの容易さが重要な実施の形態では、約0.05cmより大きい浮彫りの深さの有孔フィルムもしくはエンボス加工されたフィルムを用いるのが好ましい。
【0021】
表面模様の変化は、フィルムに穿孔される若しくはエンボス加工される任意の形状であってよい。表面模様の変化は、例えば美観、器具に使用される反応性の物質のタイプ、例えば石鹸などの反応性の物質が器具の表面に放出される望ましい割合、望まれるすすぎの容易さ、器具の望ましい実際の用途、望まれる泡粒の寸法、及び望まれる泡の体積に応じて変わるが、表面模様の変化は、フィルムの「滑らかな」面においては、典型的には、円形、ハチの巣形状、ハート形、洋ナシ形、四角形、六角形、三角形、五角形、星形、長方形、及びそれらの組み合わせという一般的な形状であり、一般的な円形及び六角形が最も好ましい。
【0022】
表面模様が付けられた後のフィルムの基本重量は、例えば器具の実際の用途、器具の美観および感触に応じて変わるが、表面模様付きのフィルムは、約10g/cm2 乃至約80g/cm2 までの基本重量を有し、より好ましくは、約20g/cm2 乃至約50g/cm2 までの基本重量を有する。
【0023】
この発明の器具に用いるのに適した有孔フィルムは、約45%を超えない開口面積を有し、より好ましくは、約15%を超え約35%未満の開口面積を有し、ここで、有孔フィルムの全ての面積(フィルムと穴の面積)を基準としている。本明細書では、「開口面積」は、ボイドスペース若しくは面積分数の測定単位を意味する。本明細書の「面積分数」は、有孔フィルムの「粗い」面の凸部の出口開口の面積の合計をフィルム全体の面積で除算したものである。典型的には、フィルムの開口面積は、面積分数を100倍した「%開口面積」を単位として表現される。
【0024】
この発明の器具に用いるのに適した一つのタイプの有孔フィルムは、表1に示すような一般的な機械的特性をも有する。
【0025】
【表1】
【0026】
上記の特性を備えた表面模様付きのフィルムから製造された3次元的な器具は、肌に対してソフトで優しいだけでなく、大量の心地良い泡を生み出すものであることが予想外に見出された。更に、製造された器具が、石鹸およびその他の洗浄用の製品とともに使用されて、目的の表面に対して擦られるとき、若しくは、搾られるとき、石鹸その他の洗浄用の製品は器具10の構造を通って十分に広がる。
【0027】
理論に拘束されずに、この発明の器具に用いられる模様付きのフィルムの構造は、従来のダイヤモンド形の網目の単繊維からなる網を備えた器具に比べて優れた柔らかい感触をもたらすものであると確信する。より詳しく述べると、この発明の器具は、かなり平坦かつ滑らかな穿孔されたフィルムを有するものであるのに対し、公知の網目状の網を備えた器具は粗い繊維からなる網の材料を有するものである。
【0028】
普通は、この発明の球形の器具10は、表面模様付きのフィルムを所望の折りたたまれた形態を生み出すように任意の望ましい方法で模様付きのフィルムを折りたたみ、次にフィルムを折りたたまれた形態で固定することにより形成される。図3(C)に示されているように、球形の器具10を形成する一つの方法は、少なくとも一枚の適切な柔らかい模様付きのフィルム24をそれ自体に重ねるように折り曲げ若しくはひだをつけて、本体12を形成するように束ねられた複数のひだ26を形成するものである。つぎに、本体12は、図3(D)で示されたひも28によって、好ましくは中心部分の周りを固定される。
【0029】
好適な実施の形態では、本体は、表面模様付きのフィルムを折り曲げる前に「C形に折る」ことにより形成されても良い。この実施の形態では、表面模様の変化を外向きに突出したものにして剥離用に適した器具を形成するか、表面模様の変化を内向きに突出したものにして柔らかい滑らかな表面の例えば丁寧な洗浄に適した器具を形成するかを制御できる。
【0030】
他の実施の形態では、図2(A)乃至図2(C)に示すように、複数の積み重ねられた表面模様付きのフィルムからなるシートを重なるように折りたたんで複数のひだ飾り26を形成することにより、器具10の本体12が形成される。ひだ飾り26のループ状の端部26Aは、本体12の外側に配置され、好ましくは利用者の体の肌に、若しくは例えば家庭、ボート、及び自動車内の表面などの任意の所望の物品若しくは表面に接触することができる。内側部分26Bはループ状の端部26Aの間に延在している。
【0031】
図2(A)は、シートが互いに隣接するように配置されて次々に重ねられ折り曲げられていない状態で積み重ねられた表面模様付きのフィルムからなる細片を示している図である。他の実施の形態(図示せず)では、表面模様付きのフィルムからなる細片が、アコーディオン状に折り曲げられた構成として接続されていてもよい。図2(B)は、細片の長手方向とほぼ直交する方向に沿って重なるように折り曲げられた複数の積み重ねられたシートを示していて、束ねられて折り曲げられた状態の複数のひだ飾り26が形成されている。図2(C)に示すように、束ねられて積み重ねられた表面模様付きのフィルムからなる細片は、中心に向かって内向きに引き寄せられて、固定手段28により複数のひだ飾り26が形成されても良い。フィルムを折り曲げる他の方法が、図13(A)乃至図13(D)に例示されている。フィルムは最初に縦方向若しくは長手方向に折り曲げられて、次に図3(D)に示すように折り曲げられたフィルムがひだ飾りを形成するように固定される。固定された器具のひだ飾り26は、器具が所望の形状を有するように調節されてよい。
【0032】
他の実施の形態では、器具10の本体12は、複数の積み重ねられた表面模様付きのフィルムからなるシートによって形成され、より好ましくは、少なくとも一対の内側シートと外側シートが互いに重なるように折り曲げられて複数のひだ飾り26(図示せず)が形成されたものから形成される。少なくとも一方のシートが表面模様付きのフィルムで構成されていなければならないが、内側のシートは本体12の内側に配置されて本体に剛性を与える材料からなり、外側のシートは本体12の外側に配置されて内側のシート24Aを実質的に覆う適切な表面模様付きのフィルムからなるのが好ましい。「実質的に覆う」とは、所望の端効果、例えば十分な泡、剥離及び/又は柔らかさを生み出すのに十分なだけ内側のシートが外側のシートに覆われていることを意味する。内側のシートを「実質的に覆う」ための一つの方法は、内側のシートの周囲を外側のシートで包むこと、例えばC形に折り曲げられた形態で包むことである。
【0033】
米国特許第5,727,278号に記載されているように、複数の層を有する器具が、一対の外側シート及び内側シートを折り曲げられていない状態で、互いに隣接して配置し、一方のシートがもう一方のシートの上に重なるように配置することにより形成される。次に、一対の外側シート及び内側シートが折りたたまれる、すなわち、第1の方向で折り曲げられてひだをつけられる。次に、一対の外側シート及び内側シートは、第1の方向とほぼ直交する第2の方向で折り曲げられて、束ねられて折り曲げられた状態の複数のひだ飾り26が形成される。次に、一対の外側シート及び内側シートは、固定手段28によって複数のひだ飾り26の中心に向かって内向きに引っ張られる。
【0034】
本体の剛性を与えるシート状の材料としては、菱形の網目のパフで用いられているような実質的に粗い網目、多孔性の発泡体、網目状の発泡体、天然樹脂(例えば、木材、綿繊維)、表面模様付きのまたは表面模様なしの合成または重合体の樹脂(例えば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維)、及びそれらの組み合わせ及びそれらと類似した物がある。繊維質のシートは織物または不織布からなる。例えば、シートはスパンボンデッドの布、溶融吹き込みされた布、または、ポリオレフィン繊維からなり、天然及び/または合成繊維の固められてけばだてられた布からなる。重合体のシートは、表面模様付きのフィルムで用いられた上述された任意の重合体からなる。好ましくは、それらの材料は外側の表面模様付きのシートに隣接して外側シートの下に配置された内側シートとして使用され、より好ましくは、表面模様付きのフィルムからなるシートの2つの層の間に挿入されて、器具の柔らかい特性を保持する。
【0035】
他の実施の形態では、内側基層は、シート状の形態ではなく、固体、準固体、発泡体、裁断されたフィルム又は繊維、及びそれらの組み合わせからなる3次元的な物体からなる。3次元の形状に形成される任意の重合体は、この発明で用いるために特に適していて、表面模様付きのフィルムに用いるための上述されたものが該当する。内側の基層は、好ましくは、外側の表面模様付きのシートによって実質的に覆われている。「実質的に覆われている」とは、所望の端効果、例えば十分な泡、剥離及び/又は柔らかさを生み出すのに十分なだけ内側のシートが外側のシートに覆われていることを意味する。外側の表面模様付きのフィルムは、以下に述べる任意の固定方法によって内側の基層に固定される。
【0036】
器具10は、折りたたまれた表面模様付きのフィルム、例えば図3(D)のひだ飾り26を固定することのできる当業者に知られた任意の方法で、所望の形態に固定される。適切な固定方法の例には、フィルムの融解温度よりはるかに高い温度に達することのできる封止材を用いたヒートシール、超音波シール、加圧シール、リボン、コード、細片、米国特許第5,727,278号に見られるような紐、バンド、及びそれらに類似する物を用いて縛ること、「VELCRO」として登録されたフック及びループ、接着剤、弾性体、両面接着テープなどのテープ、熱収縮性のフィルム、及びその他の固定素子を用いること、米国特許第5,784,747号に見られる固定鎖を用いること、及びそれらに類似する方法がある。好ましくは、固定手段は、弾性の若しくは非弾性のコードで折りたたまれた形態のシートの周りを縛る又は包むこと、及び、引っ張られた状態の表面模様付きのフィルムに接着剤で被覆されたコードを用いることである。後者の実施の形態では、表面模様付きのフィルムは引っ張られた状態から解除された後に束ねられた状態になる。
【0037】
図3(D)に示されているように、固定手段が紐、リボン、又はコードである実施の形態では、紐28は網目の網の分離された細片、穿孔されたフィルム自体、ナイロン、または、綿などの任意の適切な材料から作られている。紐は本体12の周辺部分を縛るものであり、好ましくは中心に配置されていて、次に、本体の中心100に向かって内向きに引っ張られ、紐自体に固定されて、本体12よりも実質的に小さい円周を有する一巻の紐28を形成する。
【0038】
本体12を紐28でしばることにより、または他の任意の適切な固定手段18を用いることにより、ひだ飾り26の内側部分26Bは、本体12の中心100に向けて束ねられる。この束ねる効果により、中心部分30が形成される。ひだ飾り26のループ状の端部26Aに形成された一対の突出部32が、全ての方向に放射状に延在し、中心部分30から外向きに張り出している。米国特許第5,784,747号を参照されたい。各ループ状の端部26Aはほぼ同じ長さを有するので、形成される本体12の突出部32は、ほぼ球体に近い形状を有する。本体12を構成する表面模様付きのフィルムの柔軟性により、球形の本体12は、洗浄器具10を使用する間、例えば洗浄される所望の表面に器具10を押し付けて接触させながらこすり洗いまたはすり磨きをする間、変形可能である。通常、本体12の球体に近い形状は使用後にばらばらになることなく復元される。
【0039】
所望に応じて、器具10は、使用中に利用者が器具を保持できるようにする保持手段14を更に有してもよい。適切な保持手段の例としては、その他のものであっても良いが、米国特許第5,727,278号に開示された保持手段、ストラップ、ハンドル、及びノブがあり、ループ状のストラップがより好ましい。他の実施の形態では、保持手段はキャラクターの頭などのキャラクターの形、例えば、動物や漫画の登場人物の形であってよい。他の実施の形態では、器具が作用物質用の容器を更に有し、その容器が保持手段としても機能するものであってもよい。
【0040】
保持手段としてループ状のストラップを用いる実施の形態では、ストラップは典型的には柔軟性のある材料から作られた織り合わされたストランドからなり、好ましくは実質的に幅の狭い平らな構造を有する。好ましくは、保持手段の内側の端部14Aは本体12の内側に固定されていて、本体の中に実質的に隠されている。保持手段14は上述されたような任意の公知の方法によって本体12に固定されるが、ループ状の紐で結ぶのが好ましい。好ましくは、ストラップ14の外側端部は本体12の外面よりも外側に達する。ストラップ14は任意の所望の長さであってよいが、さまざまな大きさの手を通すことができる大きさのループ16を形成するの十分な長さであることが好ましい。ストラップを構成する材料は、弾力性のあるものでも、弾力性のないものでもよい。
【0041】
弾力性のあるバンドを固定手段として用いる実施の形態では、器具10のためのストラップ14を形成できるように本体12の周りに巻きつけられない余分な長さのバンドを残しておくのが好ましい。
【0042】
この発明の他の実施の形態では、表面模様付きのフィルムは、ミット、グローブ、洗浄布、図10に示されているような表面模様付きのフィルムとからなる細片、及び、図11に示されているような少なくとも1つの表面模様付きのフィルムとそのフィルムが上に配置された2番目の基層との組み合わせが保持手段に取り付けられた器具のように、その他の器具として形成されてもよい。適切な2番目の基層の例としては、表面模様付きのフィルム、および、器具10に剛性を与えることのできる上述された基層がある。表面模様付きのフィルムは、図11に示されているように保持手段の上に配置されてもよいし、図12に示されているように保持手段から延出するものであってもよく、また、それらを組み合わせたもの(図示せず)であってもよい。上述された任意の固定手段が、表面模様付きのフィルム、2番目の基層、および保持手段を固定するために用いられてもよい。
【0043】
器具がミットまたはグローブであるこの発明の実施の形態では、それらの器具は前面と後面とを有し、そのうちの一方の面が表面模様付きのフィルムからなる。前面に用いられるシートの組成は、後面に用いられるシートの組成と同じであっても異なるものであってもよい。ミットまたはグローブが合計で2層のフィルムのシートからなる実施の形態では、2層のシートは、2枚の別個の基層が所望の周縁部に沿って封止されたものであっても、1枚の基層が最初に折り曲げられて次に適切に封止されたものであってもよい。好ましくは、グローブおよびミットは、2以上の層をなすシートからなる前面と、2以上の層をなすシートからなる後面とを有し、少なくとも一番外側の層が表面模様付きのフィルムからなる。
【0044】
他の好ましい実施の形態では、グローブ及びミットの前面及び後面の各々は少なくとも1層の表面模様付きのフィルムを有し、一方の面の表面模様の変化がもう一方の面の表面模様の変化と異なっている。例えば、後者の実施の形態では、一方の面は突出部が外向きに面した表面模様付きのフィルムを有し、もう一方の面は突出部が手に向かう内向きに面した同じ表面模様付きのフィルムを有することにより、剥離用と柔らかく優しい洗浄用との両方に用いることができるようにしている。代わりに、一方の面の表面模様付きフィルムの外側の層が、もう一方の面の表面模様付きのフィルムの外側の層よりも細かい表面模様の変化を有しても良い。
【0045】
少なくとも2つの層/シートを備えたグローブ又はミットのさらに他の実施の形態では、2つの内側の層、即ち、手に接触する方の層の表面模様の変化は、2つの外側の層、即ち、手に接触しない方の層の表面模様の変化とは、例えば寸法、向きに関して異なるものであってよい。この実施の形態では、グローブまたはミットがリバーシブルであることが好ましい属性である。
【0046】
ミットまたはグローブの表面模様付きのフィルムの層は上述された固定方法のいずれによって固定されても良いが、エッジ部分をヒートシールするのがより好ましい。ミットは手を入れるための少なくとも一つの開口端部を備えた任意の一般的な形状でよく、親指の部分がその他の指の部分に付加されたものであるか、または親指用のポケットを形成するように層を内向きに固定して形成されたものである。他の実施の形態では、ミットまたはグローブの少なくとも一方の面が当業者に公知の手段によって任意の所望のパターンにキィルティングされて、複数の層の面において層の間のずれを低減させ、および/または親指用のポケットを形成するようになっている。
【0047】
他の実施の形態では、例えば石鹸1個などの反応性の材料がミット又はグローブの開口端部へ挿入されて、その開口端部が所望に応じて例えばホック及びループなどの上述された任意の解除可能に固定する固定方法によって解除可能に固定される。
【0048】
器具が洗浄用の布である実施の形態では、その器具は好ましくは少なくとも2つの層のシートを有し、より好ましくは3つの層のシートを有し、3つの層のシートを有する器具では、3枚の別個の基層であるシートが1つに固定されたものであるか、少なくとも1つの基層であるシートが折り重ねられて下の部分に上の部分が固定されたものである。洗浄用の布は、周縁部分を上述された固定方法によって固定され、ヒートシールによって固定されるのがより好ましい。洗浄用の布は、基層のシートとずれを低減するためにその表面がキィルティングされていてもよい。上述したように、洗浄用の布の各表面の柔らかさは、表面模様の変化の寸法および突出部分の向きによって調節される。
【0049】
この発明の他の実施の形態は、表面模様付きのフィルム器具と作用物質との組み合わせである。本明細書で用いられている用語「作用物質」は、洗浄力のある作用物質だけでなく、この発明に基づいて利益をもたらすような、商品として配達される任意の物質をも含む。
【0050】
適切な作用物質の例としては、公知の洗浄剤、すなわち、界面活性剤および石鹸、コンディショナー、モイスチャライザー、泡ぶろ組成物、シェービンクフォーム、日焼け止め剤、日焼け剤、にきび防止剤、しわ、小じわ、及びその他の太陽光線によるダメージの発現という老化の防止剤といった肌のトリートメント剤、刺激原防止剤、香料/芳香剤、及びその他の類似物がある。作用物質は、粉末、ゲル、ゾル、固体ブロック、半固体、液体、及びそれらの組み合わせなどの任意の適切な形状であってよい。
【0051】
適切な洗浄剤及びコンディショナーの例として、米国特許第5,804,539号に開示されたものがある。低刺激特性の洗浄剤としては、シャンプーがJohnson & Johnson Consumer Companies,Inc.から商標「Johnson's Baby Shampoo」で市販され、洗剤がJohnson & Johnson Consumer Companies,Inc.から商標「Johnson's Baby Bath」で市販されている。
【0052】
適切な日焼け止め剤の例として、限定を意図するものではないが、ブチル・メトキシジベンゾイルメタン、オクチル・メトキシシンナメート、オキシベンゾン、オクトクリレン、、オクチル・サリチレート、フェニルベンゾイミダゾールスルフォン酸、エチル・ヒドロキシプロピルアミノベンゾアート、アントラニル酸メンチル、アミノ安息香酸、シノキセート、ジエタノールアミン・メトキシシンナメート、グリセリル・アミノベンゾアート、二酸化チタン、酸化亜鉛、オキシベンゾン、パディメート・オー、レッド・ペトロラタム、及びそれらの混合物がある。
【0053】
適切な日焼け剤の例として、ジヒドロキシアセトンがある。
【0054】
適切なにきび防止剤の例として、限定を意図するものではないが、局所用レチノイド(トレチノイン、イソトレチノイン、モトレチナイド、アダパレン、タザロテン、アゼライン酸、レチノール)、サリチル酸、過酸化ベンゾイル、 レソルシノール、テトラサイクリンおよびその異性体などの抗生物質、エリスロマイシン、イブプロフェン、ナプロキセン、ヘトプロフェンなどの抗炎症薬、アルナス(alnus)、アルニカ(arnica)、アルテミシア・キャピラリー(artemisia capillaris)、アシアサルムの根(asiasarum root)、バース(birth)、カレンデュドラ(calendula)、カモミール(chamomile)、クニジウム(cnidium)、コンフリー、フェネル(fennel)、ガラ・ロイス(galla rhois)、ハウスロム(hawthrom)、ホウチゥイナ(houttuynia)、ハイペリカム(hypericum)、ナツメ、キィウィーフルーツ、カンゾウ、マグノリア(magnolia)、オリーブ、ペパーミント、フィロデンドロン、サルビア、サス・アルボ・マージナータ(sasa albo-marginata)などの植物性のエキス、ケトコナゾールおよびエルビオールなどのイミダゾール、および、Gollnick,Hらによる「196(I)Dermatology Sebaceous Glands,Acne and Related Disorders,第119頁乃至第157頁(1998年)」に記載されたもの、及びそれらの混合物があり、この文献は参照されたことにより本明細書の一部とされる。
【0055】
適切なにきび防止剤には、過酸化ベンゾイル、レチノール、エルビオール、抗生物質、サリチル酸があるが、レチノールおよびトレチノインが最も好ましい。
【0056】
しわ、小じわ、及びその他の太陽光線によるダメージの発現という老化の防止剤の適切なものの例として、限定を意図するものではないが、二酸化チタン、酸化亜鉛などの無機の日焼け止め剤、オクチメ・メチル・シンナメート及びその誘導体、レチノイドなどの有機の日焼け止め剤、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB、及びビタミンEアセテート、ビタミンCパルミテートなどの誘導体、及びその他の類似するものなどのビタミン、グリコール酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデル酸、アスコルビン酸、α−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸、α−ブチルイソカプロン酸、アトロ乳酸、α−ヒドロキシイソ吉草酸、ピルビン酸エチル、ガラクツロン酸、グルコペトン酸、グルコヘプトーノ1,4−ラクトン、グルコン酸、グルコノラクトーン、グルクロン酸、グルクローノラクトーン、グリコール酸、ピルビン酸イソプロピル、ピルビン酸メチル、粘液酸、ピルビア酸、糖酸、糖酸1,4−ラクトーン、酒石酸、タートロン酸などのβ−カロチンおよびα−ヒドロキシ酸を含む酸化防止剤、β−ヒドロキシブチル酪酸、β−フェニル乳酸、β−フェニルピルビン酸などのβ−ヒドロキシ酸、緑茶、大豆、オオアザミ、藻、アロエ、アンゼリカ、ダイダイ、コーヒー豆、オウレン、グレープフルーツ、ホーレン、スイカズラ、ジュズダマ、リトスパーマム、クワの実、ボタン、ピューラルア、米、ベニバナなどの植物性のエキス、及びそれらの混合物がある。
【0057】
好ましい老化防止剤には、レチノイド、酸化防止剤、α−ヒドルキシ酸、およびβ−ヒドロキシ酸があるが、レチノールとトレチノインが最も好ましい。
【0058】
適切な刺激原防止剤の例として、コロイド状のオートミール、麦のエキス、ジメチコーン、白色ワセリン、酸化亜鉛などのようなおむつかぶれの症状を抑えるための公知の薬剤、それらの混合物、及び類似する物がある。
【0059】
表面模様付きのフィルムおよび作用物質は、装置またはキットとして共に包装されていてもよい。キットは、好ましくは、所望の液体の洗浄剤、および/または、他の作用物質を閉鎖容器に収容したものである。代わりに、作用物質は、例えば米国特許第5,980,931号に開示されているように、実質的に乾燥していて、フィルムに含浸されているかフィルム上に堆積されていてもよい。更に他の実施の形態では、作用物質は表面模様付きのフィルム、固定手段、及び保持手段の何れかに若しくはそれらの2つ以上に固定して若しくは取り外し可能に取り付けられた少なくとも一つの閉鎖容器内に配置されていてもよい。好適な実施の形態では、閉鎖容器は表面模様付きのフィルムに取り付けられていて、球形の表面模様付きのフィルム器具では、器具10の中心部分30に取り付けられている。
【0060】
閉鎖容器が器具に取り付けられている実施の形態では、閉鎖容器は、主作用物質をいつでも閉鎖容器の中から閉鎖容器の外へ移動することができるような任意の材料から構成されている。好ましくは、閉鎖容器は水溶性の材料及び水に溶けない材料の何れかにって構成された壁部を有する。適切な水溶性の材料の例としては、例えば、ポリビニルアルコールなどの水溶性のフィルム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ゼラチン、及びDavidson,Robert L.らによる「Water Soluble Resins,Chapters2-9(1968年)」に記載されたものがある。水溶性のフィルムの厚みは、約0.01mm乃至約0.08cmまでの範囲内にあり、より好ましくは約0.025mm乃至約0.05mmまでの範囲内にある。作用物質は、壁部を溶かすのに十分な量の水で器具をぬらすことにより、水溶性の材料からなる壁部を備えた閉鎖容器から供給される。
【0061】
代わりに、閉鎖容器は水に溶けないフィルムから構成された壁部を有してもよく、その水に溶けないフィルムとしては、限定を意図するものではないが、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル共重合体、エチレンビニルアルコール、およびそれらの混合物がある。水に溶けないフィルムの厚みは、約0.01mm乃至約0.08mmまでの範囲内にあり、より好ましくは約0.025mm乃至約0.05mmまでの範囲内にある。作用物質は、閉鎖容器に圧力を加えて水に溶けないフィルムからなる膜に穴をあけることにより、閉鎖容器から供給される。代わりに、閉鎖容器は水に溶けない材料から形成された容器からなるものであってもよく、容器の壁部は約0.025mm乃至約3mmまでの範囲内の厚みを有し、より好ましくは約0.25mm乃至約1mmまでの範囲内の厚みを有する。その容器は取り外し可能であり、または再充填可能である。作用物質は、容器の少なくとも一つの壁部に設けられた蓋つきの若しくは弁がついた少なくとも一つの供給孔を通して容器から供給される。蓋を外したとき、作用物質が容器から供給される。弁は、容器の壁を押しつぶすことにより、または、弁の部材を手で変位させることにより開かれ、細長い裂け目が形成された膜、ボール及びばね、ダックビル、及びその他の供給容器の当業者に良く知られた弁の形式であってよい。例として、米国特許第4,728,006号、同第4,782,975号、同第5,632,420号、同第5,680,969号、同第5,079,013号、及びフランス国特許第1,364,891号を参照されたい。
【0062】
例示的に本明細書で開示されたこの発明は、本明細書に詳しく開示されなかった部品、構成要素および過程を用いることなしに、適切に実現できるであろう。この発明の特性およびこの発明を実施するための方法を更に例示するために、以下にいくつかの実施例を記載する。
【0063】
実施例1.開口面積の比較
表2に記載された各タイプの材料の20cm×30cmの一片から、Hewlett Packard ScanJet IICスキャナーを用いて、各材料の3.8cm×3.8cmの大きさの3つのサンプルが走査された。これらのサンプルは、突出部がスキャナーのガラス面に向かうような向きに配置された。走査は、Sharp Black and White Photoセット及び自動輝度/コントラスト制御を用いて、600dip(ドット/インチ)の分解能で行われた。画像は、Image Pro Plus 3.0イメージ分析用ソフトウェアを用いる分析のための「.tiff」フォーマットで保存された。
【0064】
表2に記載された各材料に対して、各材料の3つのサンプルから3つの画像が得られ、これらの画像をImage Pro Plus 3.0イメージ分析用ソフトウェアに取り込み、600dpiの走査に対応した較正を用いて分析した。各サンプルのすべての開口面積が合計され、次に、開口面積が、
%開口面積=(画像の開口部の面積の合計/画像の面積)×100
という式によって計算された。各材料の開口面積は、以下の表2に示されている。
【0065】
【表2】
【0066】
穿孔されたフィルムの断面形状はフィルムに類似した外観を有することが観測された。これに対して、網目を有する網は、ほぼ円形から腎臓形までの範囲内の断面形状を有する単繊維からなる個々の繊維を有する。繊維が接続されている部分での網目を有する網の断面形状は、「犬の骨」または「亜鈴」に類似した形状となっている。
【0067】
この実施例は、この発明の穿孔されたフィルムが、市販されているパフの洗浄器具で典型的に用いられる網目を有する網に比べて非常に低い開口面積を有することを示している。この実施例は、更に、穿孔されたフィルムが、全体の構造においても、網目を有する網とは異なるものであることを示している。
【0068】
実施例2.穿孔されたフィルム器具の製造および使用
Tredegar Film Products,Inc.から商標「VISPORE(登録商標)」で販売されている約14%の開口面積を備えたフィルムの20cm×20cmのシートが、図13に例示された方法にしたがって前後に折りたたまれて、約3cmの高さの波形の構造体が形成される。その構造体が通常のゴムバンドで中心部分で束ねられた後、丸いほぼ球形の器具が構成される。
【0069】
Neutrogena Corporationから商標「Rain Bath」で市販されているシャワーゲル5グラムが構造体の上に堆積され、その構造体がシャワー浴での通常の洗浄方法で用いられた。この手順が3人の異なる消費者によって行われた。
【0070】
この構造体により、大量の美観上優れた泡が形成され、肌に刺激を与えることなく効果的かつ優しく肌を洗浄できることが見出された。さらに、利用者はその構造体が肌にやさしく肌を刺激しないことを講評していた。
【0071】
この実施例は、公知のシャワーゲルを含む新規な構造体が肌を刺激せずに大量の泡を生み出すことができるものであることを示した。
【0072】
実施例3.泡の比較−菱形の網目を有する網と穿孔されたフィルム器具
実施例2で記載されたフィルムを有する5個の器具が、実施例2で記載された方法にしたがって製造された。第2グループの5個の器具は、4.2%の開口面積を有するフィルムを用いて同様に製造された。
【0073】
これらの器具は、温度35℃の水道水で約15秒間湿らされて、その後約5秒乃至10秒の間器具の水気を切った。次に器具が3回ゆさぶられた。それと同時に、5人の被験者の前腕が同じ水道水で約15秒間湿らされた。
【0074】
Johnson & Johnson Ltd.から商標「pH 5.5 Body Wash」で市販されているシャワー浴洗浄剤2mlをそれぞれの湿らされた前腕に塗布した後に、各被験者は各自で約30秒にわたってこの実施例の器具を前腕に沿って擦り泡を形成した。各器具は次に搾られて、器具から生み出された泡が器具ごとに目盛りのついたシリンダーに回収されて泡の体積が測定された。
【0075】
この泡形成過程が、Body Shopから販売されている市販の菱形の網目を有するパフについても実行された。この実施例の結果が、以下の表3に示されている。
【0076】
【表3】
【0077】
この実施例は、この発明のパフによってもたらされる柔らかな優しい洗浄によっても、泡の体積および質が損なわれないことを示した。更に、この実施例は、開口面積の小さい穿孔されたフィルムよりも開口面積の大きい穿孔されたフィルムによってより多くの泡が生み出されることを示した。加えて、この実施例は、菱形の網目を有するパフに比べて全体の開口面積の小さい穿孔されたフィルムが、菱形の網目を有するパフよりも非常に多くの量の泡を生み出すことも示した。
【0078】
この発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
(A)a)表面模様の変化を備えた少なくとも1つの折りたたまれた表面模様付のフィルムと、
b)上記少なくとも1つの折りたたまれた表面模様付きのフィルムを実質的に永久に保持するための固定手段とを有することを特徴とする表面模様付きのフィルム器具。
(1)上記フィルムが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、メタロセンポリエチレン、並びにそれらの混合物及び共重合体の何れかからなることを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(2)上記フィルムが、穴、浮彫り及びそれらの組み合わせからなる集合から選択された表面模様の変化を有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(3)上記浮彫りが、約0mm乃至約3mmまでの範囲内の深さを有することを特徴とする実施態様(2)記載の器具。
(4)上記フィルムが、約1.6個/cm2乃至約248個/cm2までの範囲内の量の表面模様の変化を含むことを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(5)上記フィルムが、約80個/cm2乃至約200個/cm2までの範囲内の量の表面模様の変化を含むことを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
【0079】
(6)上記フィルムが、約5.0個/cm2乃至約15個/cm2までの範囲内の量の表面模様の変化を含むことを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(7)上記フィルムが、円形、ハチの巣形状、ハート形、洋ナシ形、四角形、六角形、三角形、五角形、星形、長方形、及びそれらの組み合わせのうちの何れかの表面模様の変化を有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(8)上記フィルムが、穿孔されたフィルムの全ての面積を基準として約45%を超えない開口面積を有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(9)上記フィルムが、穿孔されたフィルムの全ての面積を基準として約15%を超え約35%未満の開口面積を有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(10)表面模様付きのフィルムの一片によって実質的に覆われた内側の基層を更に有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
【0080】
(11)上記内側の基層が、開放気泡の網目のシート、多孔性の発泡体のシート、網目状の発泡体のシート、天然樹脂のシート、重合体の樹脂のシート、及びそれらの組み合わせのうちの何れかからなることを特徴とする実施態様(10)記載の器具。
(12)表面模様付きのフィルムからなる2番目のシートを更に有し、上記内側の基層が表面模様付きのフィルムからなる上記2つの外側のシートの間に配置されていることを特徴とする実施態様(11)記載の器具。
(13)上記内側の基層がその上に折り重ねられた表面模様付きのフィルムからなる2つの外側シートの間に配置されていることを特徴とする実施態様(11)記載の器具。
(14)上記内側の基層が、シート状の形態ではなく、3次元的な形態を有することを特徴とする実施態様(10)記載の器具。
(15)上記固定手段が、ヒートシール、超音波シール、加圧シール、固定鎖、リボン、コード、細片、バンド、紐、フック及びループ、熱収縮性の材料、接着剤、及びそれらの組み合わせのうちの何れかからなることを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
【0081】
(16)コード、リボン、細片、紐、バンド、または熱収縮性の材料が弾力性を有し、フィルムが広げられた状態のときに表面模様付きのフィルムに取り付けられていることを特徴とする実施態様(15)記載の器具。
(17)保持手段を更に有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(18)上記保持手段が、ストラップ、ハンドル、ノブ、キャラクターの形、容器、及びそれらの組み合わせのうちの何れかからなることを特徴とする実施形態(17)記載の器具。
(19)ほぼ球形の形状を有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具。
(20)実施態様(A)記載の器具を個人用の洗浄用製品として使用する方法。
【0082】
(21)a)所望の形のフィルムをつくるように少なくとも一片の表面模様付きのフィルムを折りたたむ過程と、b)固定手段を用いて上記少なくとも一片の表面模様付きフィルムを固定する過程とを有することを特徴とする実施態様(A)記載の器具の製造方法。
(22)上記少なくとも一片の表面模様付きフィルムが折りたたまれる前にC形に折り曲げられることを特徴とする実施態様(21)記載の方法。
(B)少なくとも1つの表面模様付きのフィルムを有する器具であって、
上記器具が、丸いパフ、ミット、少なくとも1平方センチメートル当り1.3の表面模様の変化を備えた布、グローブ、保持手段に取り付けられた複数の表面模様付きのフィルムからなる付属肢、および、保持手段に取り付けられた表面模様付きのフィルムからなるパッドのうちの何れかの形態であることを特徴とする表面模様付きのフィルム器具。
(23)第一の面及び第二の面を備えたミット、布、及びグローブの何れかの形状を有し、上記2つの面の少なくとも一方の面が表面模様付きのフィルムからなることを特徴とする実施態様(B)記載の器具。
(24)少なくとも上記第一の面が外側に向かった突出部を有することを特徴とする実施態様(B)記載の器具。
(25)上記第一の面の表面模様付きのフィルムの開口面積が、上記第二の面の表面模様付きのフィルムの開口面積とは異なることを特徴とする実施態様(B)記載の器具。
【0083】
(26)少なくとも一方の面がキルティングされていることを特徴とする実施態様(B)記載の器具。
(27)実施態様(B)記載の器具と、作用物質とを有することを特徴とする装置。
(28)上記作用物質が、モイスチャライザー、泡ぶろ組成物、洗浄剤、コンディショナー、日焼け止め剤、シェービンクフォーム、日焼け剤、にきび防止剤、老化の防止剤、刺激原防止剤、香料/芳香剤、モイスチャライザー、およびそれらの混合物からなる集合から選択されることを特徴とする実施態様(27)記載の装置。
(29)上記作用物質が、オートミール、洗浄剤、コンディショナー、香料/芳香剤、およびそれらの混合物からなる集合から選択されることを特徴とする実施態様(28)記載の装置。
(30)実施態様(27)記載の装置を個人用の洗浄製品として使用する方法。
【0084】
(31)上記作用物質が、上記表面模様付きのフィルムに含浸されているかまたは上記表面模様付きのフィルムの上に堆積されていることを特徴とする実施態様(27)記載の装置。
(32)閉鎖容器を更に有し、上記作用物質が上記閉鎖容器内に収容されていることを特徴とする実施態様(27)記載の装置。
(33)上記閉鎖容器が、水溶性の材料若しくは水に溶けない材料からなる壁部を有することを特徴とする実施態様(32)記載の装置。
(34)上記水溶性の材料が、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ゼラチン、及びそれらの混合物からなる集合から選択されることを特徴とする実施態様(32)記載の装置。
(35)上記水に溶けない材料が、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアルコール、並びにそれらの混合物及び共重合体からなる集合から選択されることを特徴とする実施態様(32)記載の装置。
【0085】
(36)上記水に溶けない材料が、上記閉鎖容器の弁が取り付けられた開口から供給されることを特徴とする実施態様(32)記載の装置。
(37)上記閉鎖容器が、再充填可能または取り外し可能であることを特徴とする実施態様(32)記載の装置。
(38)a)肌および/または実施態様(B)記載の器具に洗浄剤を塗布する過程と、b)上記器具を用いて泡を形成する過程とを有することを特徴とする肌の洗浄方法。
(39)肌の上に泡を形成するための洗浄剤を収容する実施態様(B)記載の器具を使用する過程を有することを特徴とする肌の洗浄方法。
(40)a)肌および/または実施態様(B)記載の器具に、にきび防止剤を塗布する過程と、b)上記器具を用いて上記にきび防止剤を分配する過程とを有することを特徴とするにきびの治療方法。
【0086】
(41)上記にきび防止剤が、過酸化ベンゾイル、レチノール、エルビオール、抗生物質、サリチル酸、及びそれらの混合物からなる集合から選択されることを特徴とする実施態様(40)記載の方法。
(42)a)肌および/または実施態様(B)記載の器具に刺激原防止剤を塗布する過程と、b)上記器具を用いて上記刺激原防止剤を分配する過程とを有することを特徴とする肌への刺激を低減する方法。
(43)上記刺激原防止剤が、オートミール、ジメチコーン、白色ワセリン、酸化亜鉛、及びそれらの組み合わせからなる集合から選択されることを特徴とする実施態様(42)記載の方法。
(44)a)肌および/または実施態様(B)記載の器具に作用物質を塗布する過程と、b)上記器具を用いて上記作用物質を分配する過程とを有することを特徴とする健康な肌を生み出す方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に例示された方法したがって形成される、閉じた端部を有するひだ飾りを備えたこの発明の洗浄用器具を示す図である。
【図2】(A)は次々に積み重ねられた複数の表面模様付きのフィルムからなる細片を示す図であり、(B)はひだ飾りを形成するために長手方向の軸と直交する方向にひだをつけられた図2(A)の積層された細片を示す図であり、(C)は紐によってひだ飾りの中心に向けて内向きにひきしぼられた図2(B)のひだをつけられた積層された細片を示す図である。
【図3】(A)は折りたたまれていない1枚の表面模様付きのフィルムのシートを示す図であり、(B)は横方向にひだをつけられた図3(A)のシートを示す図である。(C)はひだ飾りを形成するために長手方向に重なるように折りたたまれた図3(B)のシートを示す図であり、(D)は紐によってひだ飾りの中心に向けて内向きにひきしぼられた図3(C)のシートを示す図である。
【図4】従来技術の重合体のパフに用いられる菱形の網目のフィルムの倍率12.5の顕微鏡写真の画像を示す図である。
【図5】図4のパフの単繊維の断面の倍率80の顕微鏡写真の画像を示す図である。
【図6】網目を形成するために個々の単繊維が結合された部分である図4のBの位置のパフの断面の倍率80の顕微鏡写真の画像を示す図である。
【図7】この発明のパフに用いるのに適した有孔フィルムの「滑らかな」面から見た倍率12.5の顕微鏡写真の画像を示す図である。
【図8】この発明のパフに用いるのに適した有孔フィルムの「粗い」面から見た倍率12.5の顕微鏡写真の画像を示す図である。
【図9】図7のフィルムの断面の倍率12.5の顕微鏡写真の画像を示す図である。
【図10】この発明の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図11】この発明の更に他の実施の形態を示す斜視図である。
【図12】この発明の更に他の実施の形態を示す斜視図である。
【図13】(A)は折りたたまれていない1枚の表面模様付きのフィルムのシートを示す図であり、(B)は長手方向の軸に直交する方向にひだをつけられた図3(A)のシートを示す図である。(C)はひだ飾りを形成するために図13(B)に示すように形成されたプリーツの周囲に巻かれた紐を備えた図13(B)のシートを示す図であり、(D)は紐によってひだ飾りの中心に向けて内向きにひきしぼられた図13Cのシートを示す図である。
【図14】図13に示す方法にしたがって形成される、開いた端部のひだ飾りを有するパフを示す図である。
【符号の説明】
10 洗浄器具
12 本体
14 保持手段
14A 保持手段の内側の端部
16 ループ
24 表面模様付きのフィルム
26 ひだ飾り
26A ひだ飾りのループ状の端部
26B 内側部分
28 固定手段
30 中心部分
32 突出部
100 本体の中心
Claims (9)
- 洗浄器具において、
表面模様の変化を備えた、少なくとも1つの折りたたまれた表面模様付きのポリマーフィルムであって、前記表面模様の変化が、穴、浮彫り、またはそれらの組み合わせである、ポリマーフィルムを有し、
さらに、上記少なくとも1つの折りたたまれた表面模様付きのポリマーフィルムを実質的に永久に保持するための固定手段を有する、洗浄器具。 - 請求項1に記載の洗浄器具において、
前記ポリマーフィルムが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、メタロセンポリエチレン、または、それらの混合物若しくは共重合体を含んで成る、洗浄器具。 - 請求項1または2に記載の洗浄器具において、
前記固定手段が、ヒートシール、超音波シール、加圧シール、固定鎖、リボン、コード、細片、バンド、紐、フックおよびループ、熱収縮性の材料、接着剤、または、それらの組み合わせである、洗浄器具。 - 請求項3に記載の洗浄器具において、
前記コード、前記リボン、前記細片、前記紐、前記バンド、または、前記熱収縮性の材料が弾力性を有し、前記フィルムが広げられた状態にあるときに前記表面模様付きのフィルムに取り付けられている、洗浄器具。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の洗浄器具を製造する方法において、
a)少なくとも1つの表面模様付きのポリマーフィルムを折りたたみ、フィルムの所望の配置を形成することと、
b)固定手段を用いて、前記少なくとも1つの表面模様付きのフィルムを固定することと、
を含む、方法。 - 請求項1に記載の洗浄器具において、
前記洗浄器具が、球形のパフ、ミット、少なくとも1平方センチメートル当り約1.3個の表面模様の変化を備えた布、グローブ、保持手段に取り付けられた複数の表面模様付きのフィルム付属肢、または保持手段に取り付けられた表面模様付きのフィルムパッドの形態である、洗浄器具。 - システムにおいて、
a)請求項1から6のいずれか1項に記載の洗浄器具と、
b)作用物質と、
を含む、システム。 - 請求項7に記載のシステムにおいて、
前記作用物質が、モイスチャライザー、泡風呂組成物、洗浄剤、コンディショナー、日焼け止め剤、シェービングフォーム、日焼け剤、にきび防止剤、老化防止剤、刺激防止剤、香料/芳香剤、または、それらの混合物である、システム。 - 請求項7または8に記載にシステムにおいて、
洗浄剤を皮膚に塗布することと前記洗浄装置を用いて泡を形成することによって、皮膚を洗浄すること、
にきび防止剤を皮膚に塗布することと前記洗浄装置を用いて前記にきび防止剤を分配することによって、にきびを治療すること、
刺激防止剤を皮膚に塗布することと前記洗浄装置を用いて前記刺激防止剤を分配することによって、皮膚への刺激を低減すること、または
作用物質を皮膚に塗布することと前記洗浄装置を用いて前記作用物質を分配することによって、健康な皮膚を促進すること、
に使用するためのシステム。
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