JPH07113596B2 - 破砕分散用袋 - Google Patents
破砕分散用袋Info
- Publication number
- JPH07113596B2 JPH07113596B2 JP4005808A JP580892A JPH07113596B2 JP H07113596 B2 JPH07113596 B2 JP H07113596B2 JP 4005808 A JP4005808 A JP 4005808A JP 580892 A JP580892 A JP 580892A JP H07113596 B2 JPH07113596 B2 JP H07113596B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- crushing
- sample
- dispersing
- crushed
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M45/00—Means for pre-treatment of biological substances
- C12M45/02—Means for pre-treatment of biological substances by mechanical forces; Stirring; Trituration; Comminuting
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、食品，土壌等種々の試
料を、機械的に破砕分散させるための破砕分散用袋に関
する。
料を、機械的に破砕分散させるための破砕分散用袋に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来より食品，土壌等の試料を機械的に
破砕分散させる装置として、乳鉢等種々の装置が用いら
れている。また生化学の分野では、微生物学的検査や理
科学的検査のために、生体細胞を機械的に破砕分散させ
て乳状とする所謂ホモジナイズを試料に施すことがあ
る。このためカップの中に試料と分散媒とを収容し、カ
ップに挿入したスクリュウを回転させて試料を破砕分散
させる所謂カップ型ホモジナイザや、法線方向に摺動し
て近接・離隔する一対の平板間に試料と分散媒とを密封
したポリ袋を挟み、一対の平板から加わる圧力によって
試料を破砕分散させる装置（例えば商品名ストマッカ：
総発売元グンゼ産業株式会社）等の装置を用いて試料を
より効率的に破砕分散させることが行われている。
破砕分散させる装置として、乳鉢等種々の装置が用いら
れている。また生化学の分野では、微生物学的検査や理
科学的検査のために、生体細胞を機械的に破砕分散させ
て乳状とする所謂ホモジナイズを試料に施すことがあ
る。このためカップの中に試料と分散媒とを収容し、カ
ップに挿入したスクリュウを回転させて試料を破砕分散
させる所謂カップ型ホモジナイザや、法線方向に摺動し
て近接・離隔する一対の平板間に試料と分散媒とを密封
したポリ袋を挟み、一対の平板から加わる圧力によって
試料を破砕分散させる装置（例えば商品名ストマッカ：
総発売元グンゼ産業株式会社）等の装置を用いて試料を
より効率的に破砕分散させることが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところがカップ型ホモ
ジナイザは、カップに試料を収容する前にカップを洗浄
または滅菌する必要がある。このため多数の試料を破砕
分散させる場合、多数のカップを準備する必要があり大
変手間がかかった。
ジナイザは、カップに試料を収容する前にカップを洗浄
または滅菌する必要がある。このため多数の試料を破砕
分散させる場合、多数のカップを準備する必要があり大
変手間がかかった。
【０００４】またストマッカは、使い捨てのポリ袋を使
用するため、多数の試料を破砕分散させる場合も能率的
に作業が行えるが、装置が大型であるため持ち運びがで
きない。また圧力を利用しているので、タコ，イカ等の
弾力のある試料を破砕分散させるのには不向きであっ
た。更に何れの装置も高価であった。
用するため、多数の試料を破砕分散させる場合も能率的
に作業が行えるが、装置が大型であるため持ち運びがで
きない。また圧力を利用しているので、タコ，イカ等の
弾力のある試料を破砕分散させるのには不向きであっ
た。更に何れの装置も高価であった。
【０００５】そこで本発明は、高価な装置を使用せず
に、簡単かつ能率的に、種々の試料を良好に破砕分散で
きるようにすることを目的としてなされた。
に、簡単かつ能率的に、種々の試料を良好に破砕分散で
きるようにすることを目的としてなされた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた本発明は、内面にヤスリ状の凹凸を設けた合成
樹脂製袋体と、該合成樹脂製袋体の開口部を封止する封
止部材と、を有することを特徴とする破砕分散用袋、を
要旨としている。
なされた本発明は、内面にヤスリ状の凹凸を設けた合成
樹脂製袋体と、該合成樹脂製袋体の開口部を封止する封
止部材と、を有することを特徴とする破砕分散用袋、を
要旨としている。
【０００７】
【作用】このように構成された本発明は、合成樹脂製袋
体に破砕すべき試料と分散媒とを収容し、封止部材にて
袋体の開口部を封止して使用される。続いて袋体を揉む
と袋体内面にはヤスリ状の凹凸が設けられているので、
この凹凸によって試料をすり潰し、分散媒中に破砕分散
させることができる。
体に破砕すべき試料と分散媒とを収容し、封止部材にて
袋体の開口部を封止して使用される。続いて袋体を揉む
と袋体内面にはヤスリ状の凹凸が設けられているので、
この凹凸によって試料をすり潰し、分散媒中に破砕分散
させることができる。
【０００８】本発明は高価な装置を必要とせず、手等に
よって袋体を揉むことによって簡単に試料を粉砕分散さ
せることができる。また本発明は、試料が凹凸と接触し
て機械的にすり潰されることを利用しているので、タ
コ，イカ等の弾力のある試料も良好に破砕分散させるこ
とができる。
よって袋体を揉むことによって簡単に試料を粉砕分散さ
せることができる。また本発明は、試料が凹凸と接触し
て機械的にすり潰されることを利用しているので、タ
コ，イカ等の弾力のある試料も良好に破砕分散させるこ
とができる。
【０００９】更に本発明は簡単な構成を有し、合成樹脂
等によって安価に製造される。しかも持ち運び・保管が
容易であるので、これを多数準備して使い捨てとすれば
多数の試料を能率的に破砕分散させることができる。特
にヤスリ状の凹凸を、合成樹脂製袋体内面に網体を積層
することによって設けた場合、市販の封止部材付き合成
樹脂製袋の製造工程に、網体の積層工程を加えるだけで
簡単に製造することができる。
等によって安価に製造される。しかも持ち運び・保管が
容易であるので、これを多数準備して使い捨てとすれば
多数の試料を能率的に破砕分散させることができる。特
にヤスリ状の凹凸を、合成樹脂製袋体内面に網体を積層
することによって設けた場合、市販の封止部材付き合成
樹脂製袋の製造工程に、網体の積層工程を加えるだけで
簡単に製造することができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図面と共に説明する。
図１は実施例の破砕分散用袋１の構成を表す平面図であ
り、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。図１に示すよう
に破砕分散用袋１は、長方形状の一対の透明なポリエチ
レンフィルム３，５と、ポリエチレンフィルム３，５と
同一の幅を有すると共に、若干短い長さを有する一対の
ポリエチレン樹脂製の網体７，９とから構成されてい
る。ポリエチレンフィルム３，５と網体７，９とは、両
側縁１１ａおよび一端縁１１ｂを揃えて、ポリエチレン
フィルム３，網体７，網体９，ポリエチレンフィルム５
の順に積層され、両側縁１１ａおよび端縁１１ｂに設け
た所定幅の溶着部１３ａ，１３ｂにて互いに溶着されて
いる。このためポリエチレンフィルム３，５は端縁１１
ｂと反対側の端縁を開口部１５ａとする袋体１５を形成
する。
図１は実施例の破砕分散用袋１の構成を表す平面図であ
り、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。図１に示すよう
に破砕分散用袋１は、長方形状の一対の透明なポリエチ
レンフィルム３，５と、ポリエチレンフィルム３，５と
同一の幅を有すると共に、若干短い長さを有する一対の
ポリエチレン樹脂製の網体７，９とから構成されてい
る。ポリエチレンフィルム３，５と網体７，９とは、両
側縁１１ａおよび一端縁１１ｂを揃えて、ポリエチレン
フィルム３，網体７，網体９，ポリエチレンフィルム５
の順に積層され、両側縁１１ａおよび端縁１１ｂに設け
た所定幅の溶着部１３ａ，１３ｂにて互いに溶着されて
いる。このためポリエチレンフィルム３，５は端縁１１
ｂと反対側の端縁を開口部１５ａとする袋体１５を形成
する。
【００１１】更に図２に示すように、ポリエチレンフィ
ルム３と網体７とは、網体７の端縁１１ｂとは反対側端
縁１１ｃに設けた３本の溶着部１３ｃ、および端縁１１
ｂ，１１ｃの間に平行に設けた溶着部１３ｄにて互いに
溶着されている。またポリエチレンフィルム５と網体９
とも同様に、溶着部１３ｃ，１３ｄにて溶着されてい
る。
ルム３と網体７とは、網体７の端縁１１ｂとは反対側端
縁１１ｃに設けた３本の溶着部１３ｃ、および端縁１１
ｂ，１１ｃの間に平行に設けた溶着部１３ｄにて互いに
溶着されている。またポリエチレンフィルム５と網体９
とも同様に、溶着部１３ｃ，１３ｄにて溶着されてい
る。
【００１２】更に開口部１５ａ近傍の、ポリエチレンフ
ィルム３，５の網体７，９が積層されない部分には、端
縁１１ｂと平行に封止部材としてのチャック１７が形成
されている。チャック１７は、ポリエチレンフィルム３
両側の溶着部１３ａに渡って設けられた長溝１７ａと、
ポリエチレンフィルム５両側の溶着部１３ａに渡って、
かつ長溝１７ａと対向して設けられた突条１７ｂとから
構成され、突条１７ｂが長溝１７ａに嵌合することによ
り開口部１５ａを封止する周知のものである。
ィルム３，５の網体７，９が積層されない部分には、端
縁１１ｂと平行に封止部材としてのチャック１７が形成
されている。チャック１７は、ポリエチレンフィルム３
両側の溶着部１３ａに渡って設けられた長溝１７ａと、
ポリエチレンフィルム５両側の溶着部１３ａに渡って、
かつ長溝１７ａと対向して設けられた突条１７ｂとから
構成され、突条１７ｂが長溝１７ａに嵌合することによ
り開口部１５ａを封止する周知のものである。
【００１３】このように構成された破砕分散用袋１は、
開口部１５ａより破砕すべき試料と分散媒とを収容し、
チャック１７にて開口部１５ａを封止して使用される。
続いて破砕分散用袋１を揉むと、網体７，９によってポ
リエチレンフィルム３，５内面に形成されたヤスリ状の
凹凸により試料がすり潰され、破砕分散される。
開口部１５ａより破砕すべき試料と分散媒とを収容し、
チャック１７にて開口部１５ａを封止して使用される。
続いて破砕分散用袋１を揉むと、網体７，９によってポ
リエチレンフィルム３，５内面に形成されたヤスリ状の
凹凸により試料がすり潰され、破砕分散される。
【００１４】本願出願人は、網体７，９の糸径を０．４
mm、目合を２mm、ポリエチレンフィルム３，５の厚さを
０．０８mmとした破砕分散用袋１を用い、生体細胞を破
砕分散させて乳状とする所謂ホモジナイズの実験を、次
のようにして行った。先ず破砕分散用袋１を酸化エチレ
ンガスで滅菌した。続いて表１に示す試料を各々細切り
し、それらを多数準備された破砕分散用袋１に２．０g
づつ個々に収容した。破砕分散用袋１には更に滅菌生理
食塩水１８．０mlを注入した後チャック１７にて封止し
た。尚破砕分散用袋１の滅菌処理はγ線を照射して行っ
てもよい。
mm、目合を２mm、ポリエチレンフィルム３，５の厚さを
０．０８mmとした破砕分散用袋１を用い、生体細胞を破
砕分散させて乳状とする所謂ホモジナイズの実験を、次
のようにして行った。先ず破砕分散用袋１を酸化エチレ
ンガスで滅菌した。続いて表１に示す試料を各々細切り
し、それらを多数準備された破砕分散用袋１に２．０g
づつ個々に収容した。破砕分散用袋１には更に滅菌生理
食塩水１８．０mlを注入した後チャック１７にて封止し
た。尚破砕分散用袋１の滅菌処理はγ線を照射して行っ
てもよい。
【００１５】このように各試料に対して作成した各破砕
分散用袋１を、軟らかい試料に対しては１〜２分、硬い
試料に対しては２〜３分手で揉んで、ホモジナイズし
た。尚破砕分散用袋１を手で揉む際は、試料の破砕程度
を目視しながら破砕の程度が低い部分を重点的に揉ん
だ。
分散用袋１を、軟らかい試料に対しては１〜２分、硬い
試料に対しては２〜３分手で揉んで、ホモジナイズし
た。尚破砕分散用袋１を手で揉む際は、試料の破砕程度
を目視しながら破砕の程度が低い部分を重点的に揉ん
だ。
【００１６】また比較例として同じ試料を次のようにし
てホモジナイズした。 比較例１：試料１０．０g を滅菌したホモジナイザカッ
プに収容し、滅菌生理食塩水９０．０mlを注入した後１
００００回転で１分間ホモジナイズした。尚、カップ型
ホモジナイザとしてはホモジナイザＡＭ−１２（商品
名：株式会社日本精機製作所製）を使用した。
てホモジナイズした。 比較例１：試料１０．０g を滅菌したホモジナイザカッ
プに収容し、滅菌生理食塩水９０．０mlを注入した後１
００００回転で１分間ホモジナイズした。尚、カップ型
ホモジナイザとしてはホモジナイザＡＭ−１２（商品
名：株式会社日本精機製作所製）を使用した。
【００１７】比較例２：試料１０．０g を滅菌したスト
マッカ用ポリ袋に収容し、滅菌生理食塩水９０．０mlを
注入して封止した後１分間ホモジナイズした。尚、スト
マッカとしてはストマッカ４００（商品名：総発売元グ
ンゼ産業株式会社）を使用した。
マッカ用ポリ袋に収容し、滅菌生理食塩水９０．０mlを
注入して封止した後１分間ホモジナイズした。尚、スト
マッカとしてはストマッカ４００（商品名：総発売元グ
ンゼ産業株式会社）を使用した。
【００１８】夫々の方法でホモジナイズした試料を通常
の方法で細菌検査し、得られた細菌の抽出効率を表１に
示す。
の方法で細菌検査し、得られた細菌の抽出効率を表１に
示す。
【００１９】
【表１】
【００２０】表から判るように、本実施例では比較例１
のホモジナイザ法とほぼ同様の抽出効率が得られる。即
ち何れの試料に対しても充分なホモジナイズが実行でき
ることが判る。特にエビ，生イカに関しては何れの比較
例よりも優れた抽出効率を示しているが、これは本実施
例では、試料が網体７，９と接触してすり潰されること
を利用しているので、弾力のある試料に付いても良好に
破砕分散が行えることを示している。
のホモジナイザ法とほぼ同様の抽出効率が得られる。即
ち何れの試料に対しても充分なホモジナイズが実行でき
ることが判る。特にエビ，生イカに関しては何れの比較
例よりも優れた抽出効率を示しているが、これは本実施
例では、試料が網体７，９と接触してすり潰されること
を利用しているので、弾力のある試料に付いても良好に
破砕分散が行えることを示している。
【００２１】このように本実施例の破砕分散用袋１は高
価な装置を必要とせず、手で破砕分散用袋１を揉むこと
によって簡単に試料を破砕分散させることができる。ま
た破砕分散用袋１は、試料が網体７，９と接触してすり
潰されることを利用しているので、種々の試料を良好に
破砕分散させることができる。更に破砕分散用袋１は簡
単な構成を有し、ポリエチレン樹脂によって安価に製造
される。また市販のチャック付きポリ袋の製造工程に網
体７，９を積層する工程を加えるだけで容易に製造する
ことができ、非常に安価に破砕分散用袋１を提供するこ
とができる。
価な装置を必要とせず、手で破砕分散用袋１を揉むこと
によって簡単に試料を破砕分散させることができる。ま
た破砕分散用袋１は、試料が網体７，９と接触してすり
潰されることを利用しているので、種々の試料を良好に
破砕分散させることができる。更に破砕分散用袋１は簡
単な構成を有し、ポリエチレン樹脂によって安価に製造
される。また市販のチャック付きポリ袋の製造工程に網
体７，９を積層する工程を加えるだけで容易に製造する
ことができ、非常に安価に破砕分散用袋１を提供するこ
とができる。
【００２２】更に本実施例の破砕分散用袋１は、持ち運
び・保管が容易であるので、これを多数準備して使い捨
てとすれば多数の試料を能率的に破砕分散させることが
できる。また、透明なポリエチレンフィルム３，５を用
いて構成されているので、収容された試料の破砕程度を
目視することができる。このため破砕の程度が低い部分
を重点的に揉むことにより、試料を一層確実に破砕分散
させることができる。
び・保管が容易であるので、これを多数準備して使い捨
てとすれば多数の試料を能率的に破砕分散させることが
できる。また、透明なポリエチレンフィルム３，５を用
いて構成されているので、収容された試料の破砕程度を
目視することができる。このため破砕の程度が低い部分
を重点的に揉むことにより、試料を一層確実に破砕分散
させることができる。
【００２３】尚上記実施例では、食品等の生体細胞を破
砕分散させているが、破砕分散用袋１は、例えば土壌等
種々の物質の破砕分散に利用することができる。また破
砕分散用袋１では、網体７，９によってヤスリ状の凹凸
を形成しているが、ポリエチレンフィルム３，５の内面
に直接凹凸を成形してもよい。更に上記実施例では、封
止部材としてのチャック１７をポリエチレンフィルム
３，５と一体に形成しているが、封止部材は袋体１５と
別体に構成してもよい。例えば開口部１５ａ近傍に止め
金を装着して封止してもよい。
砕分散させているが、破砕分散用袋１は、例えば土壌等
種々の物質の破砕分散に利用することができる。また破
砕分散用袋１では、網体７，９によってヤスリ状の凹凸
を形成しているが、ポリエチレンフィルム３，５の内面
に直接凹凸を成形してもよい。更に上記実施例では、封
止部材としてのチャック１７をポリエチレンフィルム
３，５と一体に形成しているが、封止部材は袋体１５と
別体に構成してもよい。例えば開口部１５ａ近傍に止め
金を装着して封止してもよい。
【００２４】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の破砕分散
用袋は高価な装置を必要とせず、手等によって袋体を揉
むことによって簡単に試料を粉砕分散させることができ
る。また本発明は、試料が凹凸と接触してすり潰される
ことを利用しているので、種々の試料を良好に破砕分散
させることができる。更に本発明は合成樹脂等によって
簡単かつ安価に製造され、しかも持ち運び・保管が容易
であるので、これを多数準備して使い捨てとすることに
より、多数の試料を能率的に破砕分散させることができ
る。
用袋は高価な装置を必要とせず、手等によって袋体を揉
むことによって簡単に試料を粉砕分散させることができ
る。また本発明は、試料が凹凸と接触してすり潰される
ことを利用しているので、種々の試料を良好に破砕分散
させることができる。更に本発明は合成樹脂等によって
簡単かつ安価に製造され、しかも持ち運び・保管が容易
であるので、これを多数準備して使い捨てとすることに
より、多数の試料を能率的に破砕分散させることができ
る。
【００２５】特にヤスリ状の凹凸を、合成樹脂製袋体内
面に網体を積層することによって設けた場合、市販の封
止部材付き合成樹脂製袋の製造工程に、網体の積層工程
を加えるだけで簡単に製造することができ、一層安価に
破砕分散用袋を提供することができる。
面に網体を積層することによって設けた場合、市販の封
止部材付き合成樹脂製袋の製造工程に、網体の積層工程
を加えるだけで簡単に製造することができ、一層安価に
破砕分散用袋を提供することができる。
【図１】実施例の破砕分散用袋の構成を表す平面図であ
る。
る。
【図２】実施例の破砕分散用袋の構成を表す断面図であ
る。
る。
１…破砕分散用袋 ３，５…ポリエチレンフィル
ム ７，９…網体 １５…袋体 １５ａ…開口部
１７…チャック
ム ７，９…網体 １５…袋体 １５ａ…開口部
１７…チャック
Claims (2)
- 【請求項１】 内面にヤスリ状の凹凸を設けた合成樹脂
製袋体と、 該合成樹脂製袋体の開口部を封止する封止部材と、 を有することを特徴とする破砕分散用袋。 - 【請求項２】 合成樹脂製袋体内面に網体を積層するこ
とによって、ヤスリ状の凹凸を設けることを特徴とする
請求項１記載の破砕分散用袋。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005808A JPH07113596B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 破砕分散用袋 |
| EP93914991A EP0707892B1 (en) | 1992-01-16 | 1993-07-12 | Bag for crushing and dispersing |
| US08/360,746 US5586732A (en) | 1992-01-16 | 1993-07-12 | Crushing and dispersing bag |
| PCT/JP1993/000963 WO1995002457A1 (fr) | 1992-01-16 | 1993-07-12 | Sac a dechiqueter et disseminer |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005808A JPH07113596B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 破砕分散用袋 |
| PCT/JP1993/000963 WO1995002457A1 (fr) | 1992-01-16 | 1993-07-12 | Sac a dechiqueter et disseminer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05187977A JPH05187977A (ja) | 1993-07-27 |
| JPH07113596B2 true JPH07113596B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=11621388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4005808A Expired - Fee Related JPH07113596B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 破砕分散用袋 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5586732A (ja) |
| EP (1) | EP0707892B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07113596B2 (ja) |
Families Citing this family (34)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3338520B2 (ja) * | 1993-07-14 | 2002-10-28 | 島久フードテック株式会社 | 破砕分散用袋 |
| US7981368B2 (en) | 1998-10-28 | 2011-07-19 | Covaris, Inc. | Method and apparatus for acoustically controlling liquid solutions in microfluidic devices |
| EP1125121B1 (en) | 1998-10-28 | 2007-12-12 | Covaris, Inc. | Apparatus and methods for controlling sonic treatment |
| US7687039B2 (en) | 1998-10-28 | 2010-03-30 | Covaris, Inc. | Methods and systems for modulating acoustic energy delivery |
| US6948843B2 (en) | 1998-10-28 | 2005-09-27 | Covaris, Inc. | Method and apparatus for acoustically controlling liquid solutions in microfluidic devices |
| US6316247B1 (en) | 1999-06-15 | 2001-11-13 | University Of Pittsburgh | System and method for refining liposuctioned adipose tissue |
| US6957924B1 (en) | 2000-02-14 | 2005-10-25 | Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. | Textured film devices |
| US6783294B2 (en) | 2000-02-14 | 2004-08-31 | Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. | Solid cleanser holder |
| US6774062B1 (en) * | 2000-02-23 | 2004-08-10 | Pactiv Corporation | Net-reinforced film structure with modified strand profile |
| EP1292381B1 (en) * | 2000-05-03 | 2009-07-15 | D'SILVA, Joe | Process and device for producing liquid dosage formulations |
| JP4642188B2 (ja) * | 2000-06-19 | 2011-03-02 | 株式会社エルメックス | フィルタ付きホモジナイズ袋 |
| US6910650B1 (en) * | 2002-10-02 | 2005-06-28 | Mark J. Siegelman | Device for the destruction of frangible items |
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