JP4716445B2 - エンジンのクラッチ構造 - Google Patents
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Description
本発明は、エンジンのクラッチ構造に係り、特にクラッチの内における各部材を同一の空間内に設置できることにより、更に多くの他の使用可能な空間を増加するエンジンのクラッチ構造に関する。
故に、一般的なエンジンのクラッチ構造は、エンジンのパワー出力軸にクラッチのフライホイール、ベアリングと回転歯車盤が積層して嵌設され、そしてクラッチ内における各部材が積層方式により、パワー出力軸の上に嵌設されるため、エンジンがより長いパワー出力軸を必要とし、然も無いと動作を実施できない。
然しながら、エンジンのパワー出力軸が長すぎるため、相対的に必要な使用空間が増加し、更にクラッチの内における各部材の体積を加えると、その互いに結合された後における体積がより巨大となり、クラッチの結合されたエンジンを、リムジン、マイクロ・レーシングカー又は他の車種に置き入れた時に、より大きな空間を保留して『大きな』エンジンの置き入れに供する必要があり、目前の業者に対し、エンジンの容置空間を縮小しようとしても、それは依然として突破できない難題である。
これより了解できるのは、前述の慣用のエンジンのクラッチ構造が依然として数多くの欠点を具し、本当に良好な設計ではなく、そしてより改良する必要があるということである。
本発明者は、前述の慣用のエンジンのクラッチ構造により生成された各項目の欠点に鑑み、より改良して革新しようと意図し、且つ数年間をかけて孤独に苦心して鋭意に研究した後に、ついに本発明のエンジンのクラッチ構造を成功的に研究して完成した。
本発明の目的は、即ちクラッチ内における各部材を一体に互いに重ねることができ、各部材を何れも同一の空間箇所に設置することにより、更に多くの他の使用可能な空間を増加できるエンジンのクラッチ構造を提供することにある。
前述の発明の目的を達成できるエンジンのクラッチ構造は、一つのフライホイール、ベアリング、回転台と従動歯車などの部材を含んで構成され、その中でも、該フライホイールの周縁に複数のプレスボードが周設され、且つ各プレスボードの上に一つのライニングピースが設置され、その他にフライホイールの中間箇所に一つのピボット軸が設置され、該フライホイールが該ピボット軸を介してエンジンの上におけるパワー出力軸に嵌設され、更にピボット軸の上に一つのベアリングが嵌設され、回転台の中間箇所に一つの開け口が開設され、且つ開け口の周縁に複数の孔が周設され、更に一つの従動歯車がその周縁における複数の位置決め孔を介して回転台の孔にロックされ、そして該歯車の前端箇所における歯車が回転台の開け口の外に突出でき、更に歯車の後側に一つの凹溝が凹設され、該凹溝がフライホイールのピボット軸とベアリングをその内に容置するように供し、最後に更に中空ボルトの後端を介してパワー出力軸の前端と互いにロックされ、且つ一つの位置決めボルトが中空ボルトの前端箇所にロックされ、最後に更に一つの外殻体がフライホイールと回転台に冠着され且つエンジンの側辺箇所にロックされ、つまり本発明のエンジンのクラッチ構造を形成する。
本発明に係るエンジンのクラッチ構造は、慣用の技術と互いに比較する時に、下記の利点を更に具する。
1.本発明は、クラッチ内における各部材を一体に互いに重ねることができ、各部材を何れも同一の空間箇所に設置することにより、更に多くの他の使用可能な空間を増加させることができる。
1.本発明は、クラッチ内における各部材を一体に互いに重ねることができ、各部材を何れも同一の空間箇所に設置することにより、更に多くの他の使用可能な空間を増加させることができる。
2.本発明は、構造が簡単で取付が簡易で且つ低コストである。
図1乃至図4を参照して示すように、これが本発明のエンジンのクラッチ構造の図面であるが、エンジンのクラッチ構造は、その上に一つのパワー出力軸11が設置され該パワー出力軸11の上に一つの凸リブ111が設置され該凸リブ111がフライホイール2のピボット軸23の係合溝231の内に係合され且つパワー出力軸11の前端箇所にねじ山部112を具し更にパワー出力軸11の外縁に複数の孔12が設置されたエンジン1と、その周縁に複数のプレスボード21が周設され且つ各プレスボード21の上に一つのライニングピース22が設置されたフライホイール2と、フライホイール2のピボット軸23の上に嵌設されたベアリング3と、その中間箇所に一つの開け口41が開設され且つ開け口41の周縁に複数の孔42が周設された回転台4と、その前側に一つの歯車51を具して後側に一つの凹溝52が凹設され更にその周縁に複数の位置決め孔53が周設され該位置決め孔53が回転台4の孔42に互いに対応して設置された従動歯車5と、中空状を呈し且つその内にねじ山部71が設置された中空ボルト7と、その上にねじ山部81が設置された位置決めボルト8と、その上に複数の位置決め孔91が設置され該位置決め孔91がエンジン1の孔12に互いに対応して設置された外殻体9とを含む。
フライホイール2の中間箇所に一つのピボット軸23が設置され、且つ該ピボット軸23の内に一つの係合溝231が開設され、該フライホイール2がピボット軸23を介してエンジン1のパワー出力軸111に嵌設され、該従動歯車5が位置決め孔53を介して回転台4の孔42に互いに対応して設置され且つロック固定部6を介して一体に互いにロックされる(図2Aに示すように)。
該中空ボルト7の後端がパワー出力軸11のねじ山部112と互いにロックされ且つ中空ボルト7の後端の端面がフライホイール2のピボット軸23の前端の端面に上突きできるようにすることにより、フライホイール2、ベアリング3、回転台4と従動歯車5がエンジン1のパワー出力軸11から脱離できず、該位置決めボルト8がねじ山部81を介して中空ボルト7の前端の内におけるねじ山部71にロックされ、且つ位置決めボルト8の後端の端面がエンジン1のパワー出力軸11の前端の端面に上突きできることにより、中空ボルトが高速回転下でエンジンのパワー出力軸を脱落して分離することを避け、該外殻体9が位置決め孔91を介してエンジン1の孔12に互いに対応して設置され且つロック固定部6を介して一体に互いにロックされる。
前述の各部材の構造(図3に示すように)により、即ち本発明のエンジンのクラッチ構造を形成する。図4を参照すると、同図に示すように、クラッチの内における各部材が何れも回転台の内に容置され、クラッチの全体に占める空間を縮小でき、同時にエンジンのパワー出力軸が長すぎる必要がなくなり、パワー出力軸が長時間に回転する時に、不適な損耗の状況を招きにくくなる。然しながら、慣用のクラッチの内における各部材が、積層設置の方式を採用することにより、クラッチが構成された後における体積の過大を招きやすくなり、且つ慣用のクラッチが積層設置を採用することにより、エンジンのパワー出力軸も比較的に長い必要があり、長時間に回転する時に、該パワー出力軸が不適な損耗を生成しやすいことを招くようになる。
更に図5A、図5Bを参照して示すように、これが該エンジンのクラッチ構造の実施模式図であるが、エンジンのパワー出力軸が回転し始める時に、パワー出力軸の凸リブがフライホイールのピボット軸の係合溝内に互いに係合されるため、同期にフライホイールの回転と連動できるが(図5Aに示すように)、回転の速度に達すると、フライホイールの上における各プレスボードは、遠心力の影響を受け、外向きに延伸することにより、各プレスボードの上におけるライニングピースを、回転台の内壁面に貼り付けることができ、ライニングピースの具する高摩擦の特性を利用し、同期に回転台の回転と連動し始めることが出来、そして回転台の上に設置された従動歯車も回転し始めることができる。
故に、本発明のクラッチの各部材が利用するのは、同一の空間内に重ねて設置する特性であるが、その組み合わせた後における体積を大幅に縮小でき、業者にとって、エンジンの内におけるクラッチの占める空間が小さくなることにより、小型車の使用、例えばマイクロ競技自動車、オートバイなどの車種に有効に応用でき、将来の自動車・オートバイの業者の発展に対し、大幅に前進することができ、現在の自動車・オートバイの業者の突破できない難題を革新する。
以上の詳細な説明は、本発明に対する実行可能な実施例の具体の説明で、ただ該実施例が本発明の特許請求の範囲を限定するために用いられるわけではなく、如何なる本発明の技術精神をまだ脱逸しない等価な実施または変更が何れも本発明の特許請求の範囲中に含まれるべきである。
1 エンジン
2 フライホイール
3 ベアリング
4 回転台
5 従動歯車
6 ロック固定部
7 中空ボルト
8 位置決めボルト
9 外殻体
11 パワー出力軸
12 孔
21 プレスボード
22 ライニングピース
23 ピボット軸
41 開け口
42 孔
51 歯車
52 凹溝
53 位置決め孔
71 ねじ山部
81 ねじ山部
91 位置決め孔
111 凸リブ
112 ねじ山部
231 係合溝
2 フライホイール
3 ベアリング
4 回転台
5 従動歯車
6 ロック固定部
7 中空ボルト
8 位置決めボルト
9 外殻体
11 パワー出力軸
12 孔
21 プレスボード
22 ライニングピース
23 ピボット軸
41 開け口
42 孔
51 歯車
52 凹溝
53 位置決め孔
71 ねじ山部
81 ねじ山部
91 位置決め孔
111 凸リブ
112 ねじ山部
231 係合溝
Claims (3)
- エンジンのクラッチ構造であって、
一つのパワー出力軸が設置され、且つパワー出力軸の前端箇所にねじ山部を具し、更にパワー出力軸の外縁に、少なくとも一つ以上の孔が設置されたエンジンと、
周縁に複数のプレスボードが周設され且つ各プレスボードの上に一つのライニングピースが設置されたフライホイールと、
フライホイールのピボット軸の上に嵌設されたベアリングと、
中間箇所に一つの開け口が開設され且つ開け口の周縁に少なくとも一つ以上の孔が周設された回転台と、
前側に一つの歯車を具して後側に一つの凹溝が凹設され更にその周縁に少なくとも一つ以上の位置決め孔が周設され該位置決め孔が回転台の孔に互いに対応して設置された従動歯車と、
中空状を呈し且つその内にねじ山部が設置された中空ボルトと、
ねじ山部が設置された位置決めボルトと、
少なくとも一つ以上の位置決め孔が設置され該位置決め孔がエンジンの孔に互いに対応して設置された外殻体と、を含み、
フライホイールの中間箇所に一つのピボット軸が設置され、該フライホイールがピボット軸を介してエンジンのパワー出力軸に嵌設され、該従動歯車が位置決め孔を介して回転台の孔に互いに対応して設置され且つロック固定部を介して一体に互いにロックされ、該中空ボルトの後端がパワー出力軸のねじ山部と互いにロックされ且つ中空ボルトの後端の端面がフライホイールのピボット軸の前端の端面に上突きできるようにすることにより、フライホイール、ベアリング、回転台と従動歯車がエンジンのパワー出力軸から脱離できず、該位置決めボルトがねじ山部を介して中空ボルトの前端の内におけるねじ山部にロックされ、且つ位置決めボルトの後端の端面がエンジンのパワー出力軸の前端の端面に上突きできるようにすることにより、中空ボルトが高速回転下でエンジンのパワー出力軸を脱落して分離することを避け、該外殻体が位置決め孔を介してエンジンの孔に互いに対応して設置され且つロック固定部を介して一体に互いにロックされたことを特徴とする、エンジンのクラッチ構造。 - 該パワー出力軸の上に一つの凸リブが設置でき、そしてフライホイールのピボット軸の内に一つの係合溝が開設でき、そしてパワー出力軸の凸リブがフライホイールのピボット軸の係合溝内に係合できるようにすることにより、パワー出力軸が回転する時に、同期にフライホイールの回転と連動できることを特徴とする、請求項1に記載のエンジンのクラッチ構造。
- 該フライホイールの各プレスボードは、遠心力の影響を受けることにより、各プレスボードが外向きに延伸し、そしてフライホイールの各プレスボードの上におけるライニングピースは、回転台の内壁面に貼り付けることができ、ライニングピースの具する高摩擦の特性を利用し、つまり同期に回転台の回転と連動し始め、そして回転台の上に設置された従動歯車も回転し始めることができることを特徴とする、請求項1に記載のエンジンのクラッチ構造。
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JP2008284207A JP4716445B2 (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | エンジンのクラッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010112428A JP2010112428A (ja) | 2010-05-20 |
JP4716445B2 true JP4716445B2 (ja) | 2011-07-06 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56101429A (en) * | 1980-01-16 | 1981-08-14 | Fuji Heavy Ind Ltd | Centrifugal clutch |
JPS58184393U (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-08 | スズキ株式会社 | オ−トバイ等の二輪車のステアリングシヤフト装着装置 |
JPS5962332U (ja) * | 1982-10-18 | 1984-04-24 | 川崎重工業株式会社 | 小型エンジン用遠心クラツチ |
JPS62246634A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-27 | Iseki & Co Ltd | 動力伝達装置 |
JPH01126426U (ja) * | 1988-02-23 | 1989-08-29 |
-
2008
- 2008-11-05 JP JP2008284207A patent/JP4716445B2/ja not_active Expired - Fee Related
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