JP4716413B2 - 混植発芽玄米及びその製法 - Google Patents

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本発明は、発芽玄米に関するものである。
玄米を一定温度の水に一定時間浸漬することで得られる発芽玄米は、γアミノ酪酸をはじめとする栄養成分の増加、外皮の軟化などが起こり、食用の価値が増大することが知られている(特許文献1、特許文献2)。
玄米が発芽する過程では、玄米中に貯蔵されていたタンパク質が分解され、玄米中の各種の遊離アミノ酸が増加することが知られている。たとえば発芽によって増大するγアミノ酪酸は、摂取することによって血圧上昇抑制効果、精神安定作用、血中中性脂肪濃度の低下作用があることが知られている。また、米粒中のタンパク質含量は少ないほど食味が良好である。いくつかのアミノ酸は食味に関与しており、アラニン・グリシン・プロリンは甘みを呈することで知られている。このように発芽玄米は、発芽によってタンパク質の分解に伴う遊離アミノ酸が増加し、栄養・食味ともに食用価値の高いものとなる。フィチン酸は、大量に摂取した場合、ミネラルの吸収を阻害することが報告されており、含量が少ない事が栄養面において好ましい。
しかし、このような栄養面での利点や問題点を持つ発芽玄米において、通常の発芽条件下で有効あるいは阻害成分を増減させるには限界がある。そこで、より効果的にそれらの成分を増減させるために、発芽の温度を上昇させる方法や、発芽時間を上昇させる方法、栄養成分を産生する微生物を添加して発芽させる方法などが、鋭意研究開発されてきた(特許文献3)。しかし、これらの処理方法は、同時に微生物の増殖による食味低下を進行させることにもなる。また、栄養価と食味を両立させるべく、発芽中制菌の工程を導入した場合には、専用の製造設備が必要となったり、生産効率が低下したり、製造コストが上昇するなどの問題が生じる。
なお、現在主流となっている発芽玄米の製造方法は、以下の通りである。
原料米は、通常の稲作農法によって流通している玄米が用いられている。この玄米を第一に、玄米を一定温度の水に一定時間浸漬し、十分に吸水させる。第二に、吸水後、高水分の状態で半日〜2日間ほど静置し、発芽を促す。第三に、発芽した玄米を加熱することで発芽を停止させるとともに、殺菌する。第四に、乾燥処理を行い、白米と同程度まで水分値を低下させることで、雑菌の再増殖を防ぎ、取り扱いを簡便とする。
一方、イネなどの栽培において、混植と呼ばれる栽培方法が知られている(非特許文献1)。これまで、イネ品種の混植栽培に関する研究は、主にいもち病防除の観点から行われてきており、粳と糯の混植がいもち病の蔓延を抑制するという報告や、ササニシキやトヨニシキのマルチライン(多系品種)の混植が葉いもちと穂いもちに効果的である等の報告がある(非特許文献2)。
しかし、混植は稲作農法としては普及しておらず、イネの混植によって米の栄養価や食味に変化が生じることはこれまで知られていない。殊に、発芽玄米において、γアミノ酪酸などの遊離アミノ酸量を効果的に増減させ、栄養的にも食味的にも価値を高めるような栽培方法は、もちろん知られていない。
特許第2590423号公報 特開昭52−18848号公報 特開2004−350682号公報 北日本病害虫研究会報、1977年、第28号、55頁 日本植物病理学会報、1980年、第48巻、364−365頁
本発明は、従来より良質な栄養価をもつ発芽玄米を提供することを目的とする。
本発明者らは、混植栽培法によって栽培した玄米に着眼し、これを発芽玄米の原料玄米とすることで、製法や添加物によることなく、前述のような栄養機能性を上昇させることができるという知見を得て、この発明を完成した。
本出願では次の事項を発明の構成とする。
(1)異なる品種を混植栽培して得られた玄米を発芽処理して得られる発芽玄米であって、単植栽培して得られた発芽玄米の平均値と比較してグルタミン酸含有量が少なく、γアミノ酪酸含有量が高い発芽玄米。
(2)発芽玄米乾燥重量100gあたりγアミノ酪酸を20mg以上含有することを特徴とする(1)記載の発芽玄米。
(3)(1)又は(2)に記載された発芽玄米を使用した加工食品。
(4)異なる品種を混植栽培して収穫した玄米を原料玄米とし、該原料玄米に発芽処理を施して発芽玄米を製造する方法。
(5)異なる品種が、きらら397、ほしのゆめ、ななつぼしの3品種であることを特徴とする(4)記載の発芽玄米を製造する方法。
栄養価及び食味を向上させた発芽玄米を混植栽培によって得た玄米を原料とすることによって提供することができる。及びその発芽玄米を利用した栄養価の高い加工食品を提供できる。
複数品種の種籾を播種時から混植させる「混植」という栽培方法によって、生育中や製造工程における添加物や加工によらず、混植という栽培方法だけで、遊離アミノ酸量を変化させることができ、特に、発芽玄米におけるグルタミン酸及びγアミノ酪酸含量を変化させることができ、栄養面でも食味面でも価値の高い発芽玄米を得ることができる。
発芽玄米用原料米に適した稲の栽培方法の提供ができる。
本発明でいう玄米とは、イネ科に属する禾穀類を示し、発芽する玄米であればジャポニカ米・インディカ米のいずれにおいても、また、うるち米・糯米・酒米のいずれにおいても本発明を適用できるが、例えば、タカナリ、ニホンマサリ、イセヒカリ、トヨニシキ、ミルキークイーン、J195、J360、きらら397、ほしのゆめ、ななつぼし、コシヒカリ、ひとめぼれ、トヨサト、あいちのかおり、Ch86、Kr4、おんねもち、たんねもち、はくちょうもち、風の子もち、山田錦、美山錦、雄町、五百万石、蔵の華、八反35号、八反錦1号、亀の尾、初星、日本晴、Belle Patma、Blure Bell、IR36、あきたこまち、キヌヒカリ、はえぬき、つがるロマン、はやまさり、きたいぶき、ゆきまる、かけはし、ゆめあかり、でわひかり、ゆめさんさ、じょうでき、ふくひびき、アケノホシ、まなむすめ、ハナエチゼン、ほほほの穂、味こだま、来夢36、どんとこい、ゆめひたち、ミレニシキ、いただき、あさひの夢、黄金晴、岐108号、葵の風、ときめき35、ふゆおうみ、あきろまん、ほほえみ、つくし早稲、あきげしき、かりの舞、ユメコガネ、はたじるし、おきにいり、峰ひびき、などがあげられる。
本発明でいう混植栽培とは、複数品種の籾又は玄米を混合した状態で発芽させ、播種し、育苗し、育成し、収穫することをいう。このとき、品種を複数種混合することのほかは、通常の栽培方法による。これに対し、本明細書で言う単植栽培とは、単一品種の籾又は玄米を多品種と混合することなく育成し、収穫する方法であり、播種後の水稲栽培条件は通常の営農稲作と同様である。
混植栽培では、混植する各品種の種子を混合し、殺菌洗浄後催芽処理したものを育苗し、順化後本田に植えて栽培する。各品種を混植するタイミングは、催芽処理前の栽培開始当初であることが特徴であり、催芽処理後に各品種を混合したり、あるいは収穫後の籾や玄米を混合して催芽処理しても、本発明の効果は得られない。
移植を伴わない、直播き農法を用いることも可能である。複数品種の混合した種籾を直接水田に播種して栽培することによっても混植は可能である。本発明の混植栽培は、栽培の全行程を通して行われる。
本発明における発芽玄米は、混植栽培より得られた玄米を原料玄米とし、これを催芽処理して得られたものであり、催芽処理の方法に限定はない。例えば標準的に、玄米を一定温度の水に一定時間浸漬し、十分に給水させた後、高水分状態を維持させたまま数時間〜数日間静置してもよい。
また本発明における発芽玄米は、市場に現在流通させるための加工を施してもよい。この加工方法についても限定はないが、例えば、以下のような加工方法を用いることができる。第一に、玄米を一定温度の水に一定時間浸漬し、十分に吸水させる。第二に、吸水後、高水分の状態で半日〜2日間ほど静置し、発芽を促す。第三に、発芽した玄米を加熱することで発芽を停止させるとともに、殺菌する。第四に、乾燥処理を行い、白米と同程度まで水分値を低下させる。このような工程を加えることで、雑菌の再増殖を防ぎ、取り扱いを簡便とすることができる。第四工程の後さらに、粉砕工程や加熱工程を加えることにより、発芽玄米粉や発芽玄米糯などの食品に加工することもできる。
混植して収穫した籾を、発芽処理して得た発芽玄米は、遊離アミノ酸の総量を増加させることができる。そして特に、原料玄米と発芽処理後の遊離アミノ酸を個別に比較すると、γアミノ酪酸の増加及びグルタミン酸の減少が顕著である。この混植によって、発芽玄米100g中γアミノ酪酸20mg以上とする発芽玄米を提供することが可能である。
食味の観点から見ると、混植栽培で得られた発芽玄米は、単植栽培で得られた発芽玄米より同等以上の食味が得られる。
以下、実施例、比較例及び試験例によって本発明を具体的に説明する。
〔実施例1〕
〔6品種混植栽培米〕
種籾として、タカナリ、ニホンマサリ、イセヒカリ、トヨニシキ、ミルキークイーン及びJ195の6品種を用い、各品種の種子を同数ずつ均等に混合し、育苗に用いた。混合した種子を、1000倍希釈の殺菌剤スポルタックSE乳剤で24時間浸漬処理によって消毒後、蒸留水で種子を洗浄してから28℃定温孵卵器内で48時間催芽処理した。育苗用ビニールポットの下部約1/3に山土を入れ、次に同量の市販育苗土であるパールマット(培養土1kgあたり窒素、リン、カリウム各0.4kgを添加)をのせた育苗用土壌の上に、催芽処理した種子を播種した。その後、ガラス室又はビニールハウス内で育苗後、屋外で約5週間順化させた。約5週間の順化後、150cm×500cmの本田に、栽植密度を条間30cm株間15cmとし、32固体/条を4条として、一株一本植えで手で苗を移植し、混植栽培した。成熟後、イネを地際より刈り取り、ビニールハウス内で約2週間架干しをして風乾させた。その後、脱穀及び籾摺りを行い、収穫された玄米を原料玄米とした。
得られた原料玄米は、発芽器(発芽美人、株式会社武越製作所社製)を用いて発芽処理を行った。得られた発芽玄米は、凍結乾燥後電動ミル(万能製粉器、株式会社東京ユニコム社製)を用いて粉砕し、試験に用いた。
〔実施例2〕
〔3品種混植栽培米〕
種籾として、きらら397、ほしのゆめ及びななつぼしの3品種を用い、実施例1と同じ方法にて発芽玄米を得た。得られた発芽玄米は、実施例1と同様に凍結乾燥後粉砕し、試験例1に用いた。
〔比較例1〕
〔6品種単植栽培米〕
実施例1と同じ、タカナリ、ニホンマサリ、イセヒカリ、トヨニシキ、ミルキークイーン及びJ195の6品種を単植栽培に用いた。実施例1とは異なり、各品種をそれぞれ単独で播種、育苗及び本田栽培し、各品種の原料玄米を得た。得られた6品種の原料玄米は、実施例1と同様に、発芽処理後に凍結乾燥及び粉砕し、試験に用いた。
〔比較例2〕
実施例2と同じ、きらら397・ほしのゆめ・ななつぼしの3品種を単植栽培に用いた。実施例2とは異なり、各品種をそれぞれ単独で播種、育苗及び本田栽培し、各品種の原料玄米を得た。得られた3品種の原料玄米は、実施例2と同様に、発芽処理後に凍結乾燥及び粉砕し、試験例1に用いた。
〔試験例1:アミノ酸含量試験〕
実施例、比較例で得られた玄米及び発芽玄米について、アミノ酸含量を測定した。
エッペンドルフチューブ内に、粉砕した各発芽玄米100mgを入れ、0.1%TFA:アセトニトリル=1:1に調整した抽出液を1ml加え、ロータリーシェーカー(130min−1)を用いて12時間振とう抽出した。振とう終了後、1回目の遠心分離(3000g、10分間)を行い、上清を採取した後、再度エッペンドルフチューブに抽出液1mlを加えて2度目の遠心分離(3000g、10分間)を行った。再び上清を採取し、1及び2回目に採取した上清を合わせ、メンブレンフィルター(PTEF、HP045)を通した後、分析時まで−40℃にて冷凍保存した。発芽玄米中の遊離アミノ酸の分析は、OPA−MET法を用いて行った。HPLC(SHIMADZU LIQUID CHOROMATOGRAPH LC−10AT)を使用し、カラムはSHISEIDO CAPCELL PAK C18AG120(4.6×250mm)、溶媒はアセトニトリルを用い、カラム温度40℃、測定時間36分の条件で分析した。
試験例1の結果を、図1〜4及び表1、表2に示す。
図1は、混植栽培によって得られた玄米の方がそれぞれの品種を単独に栽培した玄米より遊離アミノ酸量の総量が多く含有されていることが分かり、それらを発芽処理した発芽玄米においても混植栽培によって得られた玄米を発芽処理した発芽玄米に遊離アミノ酸量の総量が多く含有されていることが分かる。
図2は、実施例1及び比較例1における6品種について、播種時混植、発芽時混合、個別発芽させたものについて、それぞれ玄米状態及び発芽状態での主な遊離アミノ酸量を計測した結果を示したグラフである。この結果、玄米状態で観ると、播種時に種籾を混合して混植栽培によって得られた玄米に、グルタミン酸(Glu)、γアミノ酪酸(GABA)が多く含有されることが分かる。発芽処理後においては、播種時混合混植による発芽玄米において、γアミノ酪酸(GABA)含有量の増加が顕著である。それに対し、グルタミン酸(Glu)量はそれぞれ大差はなくなっている。発芽処理直前混合処理したものと、それぞれの品種を発芽玄米処理したものは、各成分とも大差なく、混植による効果を確認することができる。
図3は、実施例1及び比較例1について、遊離アミノ酸の各成分の含量を100g中のμmolでグラフ表示したものである。図1において遊離アミノ酸総量について考察し、図3においては、更に、遊離アミノ酸の各成分について混植と単植を比較した。この結果、混植栽培によって、グルタミン酸は減少し、γアミノ酪酸(GABA)が著しく増加した発芽玄米を得ることができたことが確認できた。アラニンについても増加がみられた。
図4は、実施例1及び比較例1について、発芽処理によって遊離アミノ酸の各成分の含量の変化を100g中のμmolでグラフ表示したものである。混植栽培によって、グルタミン酸は減少し、γアミノ酪酸(GABA)が著しく増加することが容易に確認できる。
表1、表2に、9品種及び6品種混植、3品種混植についてグルタミン酸、γアミノ酪酸(GABA)について含有量を記載した。特に、9品種中15mg以上γアミノ酪酸(GABA)を含有するきらら397、ほしのゆめ、ななつぼしの3品種について、これらを混植した実施例2では、20mg以上の高含有となる、23.6mg含有を実現できた。
この結果、混植栽培によって、グルタミン酸は減少し、γアミノ酪酸(GABA)が著しく増加した発芽玄米を得ることができたことが確認できた。
実施例1では、表1に示された結果、グルタミン酸を9mg以下、γアミノ酪酸(GABA)が12mg以上とした発芽玄米が得られることが解る。グルタミン酸についてみると、6品種平均の半分以下となっておりγアミノ酪酸(GABA)は75%以上増加させることができることが確認できる。
実施例2では、表2に示された結果、グルタミン酸を12.8mg以下、γアミノ酪酸(GABA)が23mg以上とした発芽玄米が得られることが解る。グルタミン酸についてみると、3品種平均の10%以上減となっており、γアミノ酪酸(GABA)は40%以上増加させることができることが確認できる。
以下に、本発明の発芽玄米を用いた加工食品例を示す。
〔加工食品例1:ドライタイプ発芽玄米〕
実施例2と同様にきらら397、ほしのゆめ及びななつぼしの3品種を用い混植栽培して得た原料玄米を、30℃の恒温水中で5時間浸漬させ、その後水抜きし、室温(25℃)で18時間気相発芽させた。原料玄米を5時間浸漬中は、0.1m/m/h量のエアレーションを行い、水は単位時間当たり、480L/hを供給した。その後、98℃、5分間蒸煮し、引き続き80℃の流動層乾燥を20分間行い、発芽玄米を得た。
〔加工食品例2:発芽玄米粉〕
実施例2と同様にきらら397、ほしのゆめ及びななつぼしの3品種を用い混植栽培して得た原料玄米を、浸漬・発芽処理後、98℃にて3分間、湿熱処理し、引き続いて流動層乾燥機にて100℃、20分間流動乾燥し、水分量15.5%の乾燥発芽玄米を得た。得られた乾燥発芽玄米を洗米・脱水し、製粉機にて製粉し、篩で仕分け、粒度100メッシュ以下で、水分量は8%、α化度は29.5%の発芽玄米粉を得た。
実施例1及び比較例1における6品種について遊離アミノ酸量の総量を計測した結果を示したグラフである。 実施例1及び比較例1における6品種について、播種時混植、発芽時混合、個別発芽させたものについて、それぞれ玄米状態及び発芽状態での主な遊離アミノ酸量を計測した結果を示したグラフである。 実施例1及び比較例1について、遊離アミノ酸の各成分の含量を100g中のμmolでグラフ表示したものである。 実施例1及び比較例1について、発芽処理によって遊離アミノ酸の各成分の含量の変化を100g中のμmolでグラフ表示したものである。

Claims (5)

  1. 異なる品種を混植栽培して得られた玄米を発芽処理して得られる発芽玄米であって、単植栽培して得られた発芽玄米の平均値と比較してグルタミン酸含有量が少なく、γアミノ酪酸含有量が高い発芽玄米。
  2. 発芽玄米乾燥重量100gあたりγアミノ酪酸を20mg以上含有することを特徴とする請求項1記載の発芽玄米。
  3. 請求項1又は2に記載された発芽玄米を使用した加工食品。
  4. 異なる品種を混植栽培して収穫した玄米を原料玄米とし、該原料玄米に発芽処理を施して発芽玄米を製造する方法。
  5. 異なる品種が、きらら397、ほしのゆめ、ななつぼしの3品種であることを特徴とする請求項4記載の発芽玄米を製造する方法。
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