JP4715754B2 - 走行制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車両が先行車との車間距離を適切に保ちながら追従走行を行なうための走行制御装置に関する。
従来、ドライバの操作によらず先行車との車間距離を目標車間距離に一致させるように、先行車に追従して走行するいわゆる車間クルーズが可能なオートクルーズ制御装置が知られている。また、この種の装置においては、車間クルーズで走行する際、先行車との間で車間距離を適切に保つために速度調整を行ない、加減速制御を加速モード,定速モード,減速モードのような複数の走行モードに切り替えて行なう方法が知られている。このような加減速制御は、如何なるタイミングで走行モードを切り替えるかが、運転者の乗り心地等を決定するうえで重要な要素となっている。
このような走行モードの切り替えを行なう走行制御の一つとして、目標車間距離と実際の車間距離との誤差(以下「車間距離誤差」という)や相対速度が大きい場合に、走行モードを定速モードから加速モードへと切り替え、車間距離誤差や相対速度が小さい場合に走行モードを定速モードから減速モードへと切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−348599号公報
しかし、特許文献1に記載の走行制御では、先行車が減速しているにもかかわらず加速モードへの切り替えが起こってしまったり、先行車が減速から加速へと変化した場合に加速モードへの切り替えのタイミングが遅れてしまったりする問題があった。
具体的には、例えば、減速しながら割り込みをしてくる車両であっても車間距離誤差と相対速度の条件を満たせば加速モードへの切り替えを行なってしまうため、このような場合にはドライバに不安感を与えてしまう可能性があった。また、定速モードで走行中の自車両が先行車に接近しつつある時に、先行車が加速を開始した場合、車間距離が十分にあっても、相対速度の条件を満たすまで加速モードへの切り替えが行なわれないため、このような場合には、ドライバに、制御の応答性の悪さに基づく違和感を与えてしまう可能性があった。
つまり、従来の方法では、車両が先行車の走行状態に合わない走行モードに置かれる場合があり、ドライバに不安感や違和感を生じさせてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、走行モードの切り替え時に、ドライバに不安感や違和感を与えてしまう可能性を低減した走行制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の走行制御装置は、エンジンから車輪に伝達される駆動力をドライバの操作によらず調節する駆動力調整手段を備えている。そして、車速検出手段が、自車両の車速を検出し、先行車情報検出手段が、自車両に対する先行車の相対距離と相対速度を検出する。
すると、加速度演算手段が、車速検出手段にて検出された自車速、及び先行車情報検出手段にて検出された相対速度に基づいて先行車の加速度を算出する。但し、ここでは、相対速度が正であれば、自車両に対して先行車は遠ざかり、相対速度が負であれば、自車両に対して先行車は近づくこととする。
これと共に、第1目標加速度設定手段が、相対距離及び相対速度に基づいて、先行車との車間距離を予め設定された目標車間距離に一致させるための第1目標加速度を設定し、第2目標加速度設定手段が、先行車加速度に応じて設定される付加加速度を第1目標加速度に付加してなる第2目標加速度を設定する。
そして、車間距離制御手段は、第1目標加速度を用いて駆動力調整手段を制御する追従モード、及び第2目標加速度を用いて駆動力調整手段を制御する加速モードを少なくとも含む複数の走行モードを有しており、走行モード切替手段が、先行車情報検出手段及び加速度演算手段の検出結果に基づいて、走行モードの切り替えを行なう。
特に、本発明では、この走行モード切替手段が、先行車加速度及び相対速度に基づいて、先行車加速度が非負であり、且つ相対速度が予め設定された設定速度以上であることを第1切替条件として、この第1切替条件を満たす場合に、追従モードから加速モードへの切り替えを行なう。
従って、本発明の走行制御装置によれば、相対速度が設定速度以上であったとしても、先行車加速度が負であれば、追従モードから加速モードに切り替わることがないため、先行車が減速しているにもかかわらず加速モードへの切り替えが起こってしまうことを防止できる。
例えば、減速しながら割り込みをしてくる車両が先行車となった時に、その先行車との相対速度が設定速度以上あったとしても、これに追従して、加速モードへの切り替えを行なってしまうということを防止できる。その結果、車両が先行車の走行状態に合わない走行モードに置かれることを防ぎ、ドライバに不安感や違和感を与えてしまうことを防止できる。
なお、第1切替条件の設定速度は、例えば請求項2に記載のように、2[km/h]程度とすることが考えられる。
また、請求項3に記載のように、走行モード切替手段は、先行車加速度が非負であり、且つ相対速度が設定速度以上である状態が予め設定された設定時間以上継続することを第2切替条件として、この第2切替条件を満たす場合に、追従モードから加速モードへの切り替えを行なうようにしてもよい。
この場合、先行車加速度が非負であり、相対速度が設定速度以上である状態になったとしても、その状態が設定時間以上継続しない限り、追従モードから加速モードに切り替わることがないため、設定速度に近い相対速度で走行している時に、モード切替が頻繁に繰り返されてしまうことを防止できる。
更に、請求項4に記載のように、走行モード切替手段は、先行車加速度が予め設定された下限加速度を上回り、且つ相対距離と相対速度との比を正負符号反転させた衝突時間が負又は予め設定された下限時間以上であることを第3切替条件として、この第3切替条件を満たす場合にも、追従モードから加速モードへの切り替えを行なうようにしてもよい。
この場合、先行車加速度が下限速度を上回った時点で、相対速度が正(即ち、衝突時間が負)である場合にはもちろん、相対速度が負であっても、先行車との相対距離が十分に大きければ(即ち、衝突時間が下限時間以上であれば)、追従モードから加速モードに直ちに切り替わることになる。
このため、本発明の走行制御装置によれば、例えば、追従モードで走行中の自車両が、相対距離が十分に離れた先行車に接近しつつある(即ち、相対速度が負である)時に、先行車が加速を開始した場合、相対速度に関わらず、応答性良く加速モードへの切り替えが行なわれるため、モード切替のタイミングについてドライバに違和感を与えてしまうことを防止できる。
なお、本発明の走行制御装置は、例えば、請求項5に記載のように、第1切替条件及び第2切替条件を省略して、第3切替条件を満たす場合に、追従モードから加速モードへの切り替えを行なうように構成してもよい。
また、第3切替条件の下限加速度は、例えば請求項6に記載のように、0.045G[m/s2]程度とすることが考えられる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された走行制御装置の構成を示したブロック図である。
<走行制御装置の構成>
図1に示すように、走行制御装置は、本発明の主要部となる車間距離制御用電子制御装置(以下「車間制御ECU」という)2を備えている。
車間制御ECU2は、マイクロコンピュータを中心として構成された電子回路であり、エンジン電子制御装置(以下「エンジンECU」という)3、ブレーキ電子制御装置(以下「ブレーキECU」とする。)4、メータ電子制御装置(以下「メータECU」という)5等とLAN通信バスを介してデータ通信を行なう。なお、ECU間のデータ通信は、車載ネットワークで一般的に利用されているCAN(ドイツ、Robert Bosch 社が提案した「Controller Area Network」)プロトコルを用いている。また、車間制御ECU2には、前方認識センサ1、警報ブザー2a、スイッチ2bが接続されている。
前方認識センサ1は、いわゆる「レーダセンサ」として構成されたものであり、レーダ波を送受信することにより、先行車や路側物等の物標を検出し、これら物標に関する情報からなる先行車情報や、前方認識センサ1自身のダイアグ情報等を、車間制御ECU2に送信する。なお、先行車情報には、検出した物標との相対速度Vr及び相対距離D等が少なくとも含まれている。
エンジンECU3は、車速センサ3aで検出した車両の現車速の情報を受信し、図示しないスロットル開度センサ,アクセルペダル開度センサからの検出情報(エンジン制御状態,アクセル操作状態)と共に車両の現車速を車間制御ECU2に送信する。また、エンジンECU3は、車間制御ECU2からは目標加速度、フューエルカット要求(エンジンブレーキ時)、ダイアグ情報等を受信し、これら受信した情報から特定される運転状態に応じて、内燃機関(ここではガソリンエンジン)のスロットル開度を調整するスロットルアクチュエータ(図示せず)等に対して駆動命令を出力することで、内燃機関の駆動力を制御する。
ブレーキECU4は、ステアリングセンサ4a,ヨーレートセンサ4bからの検出情報(操舵角やヨーレート)に加え、M/C圧センサ(図示せず)からの情報に基づいて判断したブレーキペダル状態を車間制御ECU2に送信する。また、ブレーキECU4は、車間制御ECU2から目標加速度,ブレーキ要求等を受信し、これら受信した情報や判断したブレーキペダル状態に従って、ブレーキ油圧回路に備えられた増圧制御弁・減圧制御弁を開閉するブレーキアクチュエータ(図示せず)を駆動することでブレーキ力を制御する。
メータECU5は、車両の各種状態を表す表示データ(現車速,エンジン回転数,ドアの開閉状態,変速機のシフトレンジ等)をメータ表示器(図示せず)に表示するためのものである。
車間制御ECU2は、エンジンECU3から現車速,アイドル制御状態等の情報を受信し、ブレーキECU4から操舵角,ヨーレート,ブレーキ制御状態,ブレーキペダル状態等の情報を受信する。また、車間制御ECU2は、前方認識センサ1から先行車情報(相対距離D,相対速度Vr等)を周期的に受信し、現車速,推定R(自車両が走行するカーブのカーブ半径)等の情報を前方認識センサ1に送信する。そして、車間制御ECU2は、スイッチ2bからの検出信号(クルーズコントロールON/OFF,目標車間時間変更操作等)に基づいて先行車との車間距離を適切に調節するための制御指令値として、エンジンECU3,ブレーキECU4,メータECU5に、各種情報(目標加速度、フューエルカット要求,ブレーキ要求,ダイアグ,表示データ等)を送信する。また、車間制御ECU2は、警報発生の判定を行ない、警報が必要な場合には警報ブザー2aを鳴動させる。
スイッチ2bは、図示しないが、先行車との車間距離を適切に保つために加減速制御を行なうオートクルーズ制御(以下「車間クルーズ」という)を開始させるためのクルーズセットスイッチ、その車間クルーズを行なう際に車間時間Taの目標値として設定される目標車間時間Tmを、ドライバが(例えば、大・中・小の3段階に)選択するための目標車間設定スイッチ、その車間クルーズを終了させるためのキャンセルスイッチ等から構成されている。なお、車両が、現在の先行車との相対距離Dを、現在の自車速Vnで走行するために要する時間を、車間時間Ta(=D/Vn)とする。
<車間距離制御の概要>
次に、車間制御ECU2が実行する車間距離制御処理を、図2に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。なお、本車間距離制御処理は、クルーズセットスイッチの操作が検知されると、以後、キャンセルスイッチの操作が検知されるまでの間、予め設定された周期T(以下単位[s])毎に繰り返し起動される。
本車間距離制御処理が起動すると、まずS110では、車間制御ECU2がエンジンECU3から受信した情報から、車速センサ3aで検出された車両の現車速を、自車速Vnとして抽出し、続くS120では、前方認識センサ1から受信した先行車情報から、相対距離D,相対速度Vrを抽出する。
続くS130では、先のS110にて抽出された自車速Vnと、S120にて抽出された相対速度Vrとに基づき、先行車加速度αfの算出を行なう。なお、先行車加速度αfは、具体的には、自車速Vnを微分処理(今周期で抽出された自車速Vnから前周期で抽出された自車速Vnを減じた値を周期Tで割る)することで算出される自車加速度αnと、相対速度Vrを微分処理(自車速Vnの場合と同様)することで算出される相対加速度αrとに基づき、(1)式から算出される。
αf=αn+αr …(1)
続くS140では、車間クルーズのために設けられた複数の走行モード(後述する)のうち、どの走行モードで制御を実行するかの判定を行なう走行モード判定処理を実行する。
続くS150では、先のS140にて判定された走行モードに応じた加減速制御をするための加速度の目標値である目標加速度を算出する目標加速度演算処理を実行する。
最後にS160では、先のS150にて算出された目標加速度を、エンジンECU3とブレーキECU4に送信し、本車間距離制御処理を終了する。
<走行モード判定処理の詳細>
次に、先のS140にて実行する走行モード判定処理を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。なお、走行モードは、具体的には、加速モード,減速モード,追従モードからなる三つのモードが用意されており、車間クルーズの開始時には、追従モードに初期設定されるものとする。
まずS210では、現在の走行モードが、加速モード,減速モード,追従モードのいずれであるかを判断する。
そして、現在の走行モードの設定が加速モードであれば、S220に移行して、走行モードの設定を、加速モードから追従モードに切り替えるか否かの判定を行なう加速モード切替判定処理を実行する。同様に、減速モードであれば、S230に移行して、走行モードの設定を、減速モードから追従モードに切り替えるか否かの判定を行なう減速モード切替判定処理を実行し、追従モードであれば、S240に移行して、走行モードの設定を、追従モードから加速モード又は減速モードに切り替えるか否かの判定を行なう追従モード切替判定処理を実行する。
つまり、走行モードは、追従モードから加速モード、加速モードから追従モード、追従モードから減速モード、減速モードから追従モードへの切り替えは行なわれるが、加速モードから減速モード、減速モードから加速モードへの切り替えは行なわれないように設定されている。従って、例えば、加速モードから減速モードに移行する際、及び、減速モードから加速モードに移行する際は、必ず、一旦追従モードに切り替えられることになる。
<加速モード切替判定処理の詳細>
次に、先のS220にて実行する加速モード切替判定処理を、図4に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。なお、加速モード切替判定処理,減速モード切替判定処理,追従モード切替判定処理では、これらの処理によってカウント値Cが更新されるカウンタ(以下「継続状態カウンタ」という)が用いられ、車間クルーズの起動時にそのカウント値は1に初期設定されるものとする。
まずS310では、先のS130にて算出された先行車加速度αf(以下単位[m/s2])が−0.05以下であるか否かを判断する。ここで、先行車加速度αfが−0.05以下でないと否定判断された場合、S315に移行する。
このS315では、先行車加速度αfが0以下(即ち、先行車が加速走行していない状態)であるか否かを判断する。ここで、先行車加速度αfが0以下であると肯定判断された(即ち、先行車が減速走行、又は、定速走行している)場合、S320に移行する。
このS320では、先のS120にて抽出された相対速度Vr(以下単位[km/h])が1未満(即ち、先行車が自車両に対して、同速若しくは接近している状態、又は、相対速度Vr=1より小さな速度で遠ざかっている状態)であるか否かを判断する。ここで、相対速度Vrが1未満であると肯定判断された場合、S330に移行して継続状態カウンタのカウント値Cをインクリメント(C←C+1)する。
続くS340では、そのカウント値Cが4以上である(即ち、3周期連続してVr<1[km/h]が成立する)か否かを判断する。
ここでカウント値Cが4以上であると肯定判断された場合、若しくは先のS310で先行車加速度αfが−0.05以下であると肯定判断された場合、S350に移行して、走行モードの設定を、加速モードから追従モードに切り替える。
これに続いて、若しくは先のS315で先行車加速度αfが0以下でないと否定判断された場合、又は、先のS320で相対速度Vrが1未満でないと否定判断された場合、S360に移行する。
このS360では、継続状態カウンタのカウント値Cを1にリセットする。
これに続いて、若しくは先のS340でカウント値Cが4以上でないと否定判断された場合、S370に移行する。
このS370では、後述する追従モード切替判定処理において、追従モードから減速モードへの切り替えの判定に用いる減速判定カウンタ(以下「Bkカウンタ」という)の演算値B(k)を、(2)式に従って更新して、本加速モード切替判定処理を終了する。
B(k)=B(k−1)+(Vr+2.5)2×Sign(Vr+2.5) …(2)
なお、(3)式においてSign(A)は、Aが正であれば+1、Aが負であれば−1となる関数であり、従って、相対速度Vrが閾値である−2.5より大きい場合は+1、相対速度Vrが閾値である−2.5より小さい場合は−1となる。また、B(k−1)は、前周期で求められたBkカウンタの演算値であり、演算値B(k)の上限値は0である。更に、車間クルーズの起動時に、演算値B(k)は、0に初期化されるものとする。
このBkカウンタは、自車両と先行車との相対速度Vrの関係を、追従モードの時だけでなく他のモード(加速モード,減速モード)の時から連続的に監視するためのものであり、相対速度Vr<TH(=−2.5)の場合、即ち、閾値の絶対値|TH|より大きな相対速度で先行車と接近している場合に、演算値B(k)は、負の値を増大させていくことになる。
このように、本加速モード切替判定処理は、先行車加速度αfが−0.05G以下であるか、先行車加速度αfが0以下且つ3周期連続して相対速度Vrが1未満であるかのいずれかの条件を満たす場合に、走行モードの設定を、加速モードから追従モードに切り替える(図8,図9参照)と共に、加速モードが継続している間、Bkカウンタの演算値B(k)の更新を繰り返すようにされている。
なお、図8は、先行車加速度αf及び相対速度Vrに着目して走行モードの切替条件を示した説明図であり、図9は、先行車加速度αf及び後述する衝突時間Tcに着目して走行モードの切替条件を示した説明図である。
<減速モード切替判定処理の詳細>
次に、先のS230にて実行する減速モード切替判定処理を、図5に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
まずS410では、先行車加速度αfが−0.05G以上(即ち、先行車が、加速走行若しくは定速走行している状態、又は、先行車加速度の絶対値|αf|=0.05Gより小さな加速度(|αf|=0.05Gを含む)で減速走行している状態)であるか否かを判断する。但し、Gは重力加速度(以下単位[m/s2])で、G=9.8とする。ここで、先行車加速度αfが−0.05G以上であると肯定判断された場合、S420に移行する。
このS420では、相対速度Vrが−1を上回る(即ち、先行車が自車両に対して同速若しくは遠ざかる状態、又は、相対速度の絶対値|Vr|=1より小さな速度で接近している状態)か否かを判断する。ここで、相対速度Vrが−1を上回ると肯定判断された場合、S430に移行して、継続状態カウンタのカウント値Cをインクリメント(C←C+1)する。
続くS440では、カウント値Cが4以上である(即ち、3周期連続してVr>−1が成立する)か否かを判断する。ここで、カウント値Cが4以上であると肯定判断された場合、S450に移行して、走行モードの設定を、減速モードから追従モードに切り替え、続くS460で、Bkカウンタの演算値B(k)を更新する。
これに続いて、若しくは先のS420で相対速度Vrが−1を上回らない(即ち、Vrが−1以下)と否定判断された場合、又は、先のS410で先行車加速度αfが−0.05G以上ではない(即ち、αfが0.05G未満)と否定判断された場合、S470に移行する。
このS470では、継続状態カウンタのカウント値Cを1にリセットし、そのまま本減速モード切替判定処理を終了する。
また、先のS440にて、カウント値Cが4以上でない(即ち、カウント値Cが4未満)と否定判断された場合も、そのまま本減速モード切替判定処理を終了する。
つまり、本減速モード切替判定処理は、先行車加速度αfが−0.05G以上であるか、3周期連続して相対速度Vrが−1を上回るかの両方の条件を満たす場合に、走行モードの設定を、減速モードから追従モードに切り替えるようにされている(図8参照)。
<追従モード切替判定処理>
次に、先のS240にて実行する追従モード切替判定処理を、追従モードから加速モードへの切り替えを判定する処理と、追従モードから減速モードへの切り替えを判定する処理とに分けて、図6に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
<<追従モード→加速モードへの切り替え>>
まずS511では、先のS130にて算出された先行車加速度αfが0.045G以上であるか否かを判断する。ここで、先行車加速度αfが0.045G以上であれば、S512に移行する。なお、先行車加速度αfの下限値の設定を0.045Gとしたが、実験等により予め求められた範囲に基づいて変更可能とする。
このS512では、相対距離Dと相対速度Vrとの比を正負符号反転させた衝突時間Tc(=−D/Vr:以下単位[s])を求め、この衝突時間Tcが負(即ち、相対速度Vrが正)であるか否かを判断する。ここで、衝突時間Tcが負でないと否定判断された場合、S513に移行する。
このS513では、衝突時間Tcが30以上であるか否かを判断する。
ここで、衝突時間Tcが30以上であると肯定判断された場合、若しくは先のS512で衝突時間Tcが負であると肯定判断された場合、S514に移行して、走行モードの設定を、追従モードから加速モードに切り替える。
これに続いて、若しくは先のS513で衝突時間Tcが30以上でないと否定判断された場合、S515に移行して、継続状態カウンタのカウント値Cを1にリセットする。
なお、S511〜S515にて実行されるこれらの一連の判定処理を第3切替条件とする。
一方、先のS511で先行車加速度αfが0.045G以上でない(即ち、αfが0.045G未満)と否定判断された場合、S521に移行する。
このS521では、先行車加速度αfが0以上である(具体的には、先行車が先行車加速度αf=0.045G、又はそれ以下の加速度で加速走行している状態、或いは定速走行している状態)か否かを判断する。ここで、先行車加速度αfが0以上であると肯定判断された場合、S522に移行する。
このS522では、相対速度Vrが2以上(即ち、先行車が自車両に対して相対速度Vr=2より大きな速度(Vr=2を含む)で遠ざかっている状態)であるか否かを判断する。ここで、相対速度Vrが2以上であると肯定判断された場合、S523に移行して、継続状態カウンタのカウント値Cをインクリメント(C←C+1)する。
続くS524では、カウント値Cが4以上である(即ち、3周期連続してVr≧2が成立する)か否かを判断する。ここで、カウント値Cが4以上であると肯定判断された場合、S525に移行して、走行モードの設定を、追従モードから加速モードに切り替える。
これに続いて、若しくは先のS522で相対速度Vrが2以上でない(即ち、Vrが2未満)と否定判断された場合、S540に移行する。
このS540では、継続状態カウンタのカウント値Cを1にリセットする。
これに続いて、若しくは先のS524でカウント値Cが4以上でないと否定判断された場合、又は先のS515に続いて、S550に移行する。
このS550では、Bkカウンタの演算値B(k)を更新し、本追従モード切替判定処理を終了する。
なお、ここまでのS521〜S525,S540にて実行される一連の判定処理を第2切替条件とする。また、この第2切替条件のうち、S523,S524を省略して実行される一連の判定処理(即ち、継続状態カウンタを用いない処理)を第1切替条件とする。
つまり、本追従モード切替判定処理は、先行車加速度αfが0.045G以上である場合であって、衝突時間Tcが負であるか、衝突時間Tcが30以上であるかのいずれかの条件を満たす場合に、走行モードの設定を、追従モードから加速モードに切り替える(図9参照)。さらに、先行車加速度αfが0.045Gより小さい場合でも、先行車加速度αfが0以上、且つ3周期連続してVrが2以上であるという条件を満たせば、走行モードの設定を、追従モードから加速モードに切り替える(図8参照)。なお、Bkカウンタの演算値B(k)は、走行モードの設定が、追従モード,加速モードのいずれの場合であっても、更新を繰り返すようにされている。
<<追従モード→減速モードへの切り替え>>
一方、先のS521で先行車加速度αfが0以上でない(即ち、先行車が減速している)と否定判断された場合、S531に移行する。
このS531では、先行車加速度αfが−0.05G未満(即ち、先行車が先行車加速度の絶対値|αf|=0.05Gより大きな加速度で減速している状態)であるか否かを判断する。ここで、先行車加速度αfが−0.05G未満でない(即ち、αfが−0.05G以上)と否定判断された場合、S532に移行する。
このS532では、相対速度Vrが−10以下(即ち、先行車が自車両に対して相対速度の絶対値|Vr|=10、又はそれより大きな値で接近している状態)であるか否かを判断する。ここで、相対速度Vrが−10以下でないと否定判断された場合、S533に移行する。なお、相対速度Vrの上限値の設定を−10としたが、例えば、−2.5から−10の間のように、実験等により予め求められた範囲に基づいて変更可能とする。
このS533では、Bkカウンタの演算値B(k)が−10以下であるか否かを判断する。
ここで、演算値B(k)が−10以下であると肯定判断された場合、若しくは先のS532で相対速度Vrが−10以下であると肯定判断された場合、又は先のS531で先行車加速度αfが−0.05G未満であると肯定判断された場合、S534に移行して、走行モードの設定を、追従モードから加速モードに切り替える。
続くS535では、継続状態カウンタのカウント値Cを1にリセットし、続くS536でBkカウンタの演算値B(k)を0にクリアして、本追従モード切替判定処理を終了する。
一方、先のS533で演算値B(k)が−10以下でない(即ち、演算値B(k)が−10を上回る)と否定判断された場合は、S540に移行して、継続状態カウンタのカウント値Cを1にリセットし、続くS550で演算値B(k)を更新し、本追従モード切替判定処理を終了する。
つまり、本追従モード切替判定処理は、先行車加速度αfが−0.05G未満であるか、相対速度Vrが−10以下であるか、Bkカウンタの演算値B(k)が−10以下であるかのいずれかの条件を満たす場合に、走行モードの設定を、追従モードから減速モードに切り替える(図8参照)ようにされている。なお、Bkカウンタの演算値B(k)は、走行モードの設定が、追従モードから減速モードに切り替わる場合に、0にクリアされる。
<目標加速度演算処理>
次に、先のS150にて実行する目標加速度演算処理を、図7に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
まずS610では、目標車間距離Dmを、S110にて抽出された自車速Vnに、スイッチ2bにてドライバにより予め設定された目標車間時間Tmを乗じた(3)式から算出する。
Dm=Vn×Tm …(3)
続くS620では、先のS140にて判定された走行モードに応じた加減速制御をするための加速度の目標値である目標加速度のうちの一つである第1目標加速度αoを算出する。第1目標加速度αoは、先のS120にて検出された相対距離Dから、先のS610で算出された目標車間距離Dmを減じた車間距離誤差ΔDo、及びS120にて検出された相対速度Vrに基づいて、予め設定された2次元マップにより求められる。この2次元マップは、目標加速度と、車間距離誤差ΔDo及び相対速度Vrとの関係を、実験等によって求めた結果に基づくものである。
先のS120にて検出された相対距離Dから、先のS610で算出された目標車間距離Dmを減じた差分値ΔDoと、同じくS120にて検出された相対速度Vrを、予め設定された差分値ΔDoと相対速度Vrの2次元マップに照らして求められる。
続くS630では、先のS140で判定された走行モードの設定が、追従モードであるか否かを判断する。ここで、追従モードであると肯定判断された場合、S640に移行する。
このS640では、目標加速度を、先のS620にて算出された第1目標加速度αoに設定し、本目標加速度演算処理を終了する。
一方、先のS630にて、走行モードの設定が追従モードでない(即ち、加速モード又は減速モード)と否定判断された場合、S650に移行して、もう一つの目標加速度である第2目標加速度αtを算出する。第2目標加速度αtは、具体的には、先のS130にて算出された先行車加速度αfとゲインhとの積hαfを、S620にて算出された第1目標加速度αoに加えた(4)式から算出される。
αt=αo+hαf …(4)
なお、ゲインhは、実験等によって決定される値であり、例えば、本実施形態ではh=0.6(加速モード時),0.8(減速モード時)に設定されている。
最後に、続くS660では、目標加速度を、先のS650にて算出された第2目標加速度αtに設定し、本目標加速度演算処理を終了する。
つまり、本目標加速度演算処理では、走行モードの設定が追従モードであれば、目標加速度を第1目標加速度αoに設定し、走行モードの設定が加速モード,減速モードのいずれかであれば、目標加速度を第2目標加速度αtに設定する。但し、減速モード時の目標加速度αtの上限値は0とする。
なお、図8及び図9に示すように、先行車加速度αfが正である場合に、加速モードから追従モードに切り替わる条件が設定されていないが、これは、目標加速度演算処理で用いる二次元マップがそのような条件を必要としない設定となっているからである。
また、図8及び図9では、加速モードのときに、先行車加速度αfが−0.05より小さくなると、加速モードから直ちに減速モードに切り替えが行なわれるように見えるが、必ず、一旦追従モードに切り替えられ、少なくとも制御周期Tの間は追従モードが維持された後、減速モードに切り替えられる。
なお、上記実施形態において、車速センサ3aが車速検出手段、前方認識センサ1が先行車情報検出手段、S130が加速度演算手段、S610〜S640が第1目標加速度設定手段、S610〜S630,S650,S660が第2目標加速度設定手段、S140が走行モード切替手段、車間制御ECU2が車間距離制御手段、エンジンECU3及びブレーキECU4が駆動力調整手段に相当する。
<効果>
以上説明したように、本実施形態の走行制御装置では、相対速度Vrが設定速度(2[km/s])以上であったとしても、先行車加速度αfが負であれば、走行モードの設定を、追従モードから加速モードに切り替わることがないようにされている(図8参照)。
従って、本実施形態の走行制御装置によれば、先行車が減速しているにもかかわらず加速モードへの切り替えが起こってしまうことを防止できる。
また、本実施形態の走行制御装置では、先行車加速度αfが非負であり、相対速度Vrが設定速度(2[km/s])以上である状態になったとしても、その状態が設定時間(3×T[s])以上継続しない限り、走行モードの設定を、追従モードから加速モードに切り替わることがないようにされている(図8参照)。
従って、本実施形態の走行制御装置によれば、設定速度に近い相対速度Vrで走行している時に、モード切替が頻繁に繰り返されてしまうことを防止できる。
更に、本実施形態の走行制御装置では、先行車加速度が下限加速度(0.045G[m/s2])を上回った時点で、相対速度Vrが正(即ち、衝突時間Tcが負)である場合にはもちろん、先行車との相対距離Dが十分に大きければ(即ち、衝突時間Tcが下限時間(30[s])以上であれば)、相対速度Vrが負であっても、走行モードの設定が、追従モードから加速モードに直ちに切り替わるようにされている(図9参照)。
従って、本実施形態の走行制御装置によれば、十分に離れた距離にある先行車が加速を開始した時に、この先行車に応答性よく追従することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、先のS220〜S240で実行する各走行モード切替判定処理にて、相対速度Vr,衝突時間Tc,先行車加速度αfの予め設定された各々の閾値は適宜変更してもよい。
また、先のS511〜S515にて実行される判定処理(即ち、第3切替条件)か、S521〜S525,S540(即ち、第2切替条件)にて実行される判定処理のうちどちらかのみを行なうようにしてもよい。更に、S521〜S525,S540にて、継続状態カウンタを用いた判断を省略した処理(即ち、第1切替条件)としてもよい。
本発明が適用された走行制御装置の構成を示すブロック図。 車間制御ECUが実行するメイン処理の内容を示すフローチャート。 図2の処理中に示された走行モード判定処理の詳細を示すフローチャート。 図3の処理中に示された加速モード切替判定処理の詳細を示すフローチャート。 図3の処理中に示された減速モード切替判定処理の詳細を示すフローチャート。 図3の処理中に示された追従モード切替判定処理の詳細を示すフローチャート。 図2の処理中に示された目標加速度演算処理の詳細を示すフローチャート。 相対速度Vrと先行車加速度αfに基づいた走行モード領域を示すグラフ。 衝突時間Tcと先行車加速度αfに基づいた走行モード領域を示すグラフ。
符号の説明
1…前方認識センサ、2…車間制御ECU、2a…警報ブザー、2b…スイッチ、3…エンジンECU、3a…車速センサ、4…ブレーキECU、4a…ステアリングセンサ、4b…ヨーレートセンサ、5…メータECU。

Claims (6)

  1. エンジンから車輪に伝達される駆動力をドライバの操作によらず調節する駆動力調節手段と、
    自車両の車速を検出する車速検出手段と、
    自車両に対する先行車の相対距離及び相対速度を検出する先行車情報検出手段と、
    前記車速検出手段にて検出された自車速、及び前記先行車情報検出手段にて検出された相対速度に基づいて、先行車の加速度を算出する加速度演算手段と、
    前記先行車情報検出手段にて検出される相対距離及び相対速度に基づいて、前記先行車との車間距離を予め設定された目標車間距離に一致させるための第1目標加速度を設定する第1目標加速度設定手段と、
    前記加速度演算手段にて算出される先行車加速度に応じて設定される付加加速度を前記第1目標加速度に付加してなる第2目標加速度を設定する第2目標加速度設定手段と、
    前記第1目標加速度を用いて前記駆動力調整手段を制御する追従モード、及び前記第2目標加速度を用いて前記駆動力調整手段を制御する加速モードを少なくとも含む複数の走行モードを有する車間距離制御手段と、
    前記先行車情報検出手段及び加速度演算手段の検出結果に基づいて、前記走行モードの切り替えを行なう走行モード切替手段と、
    を備えた走行制御装置において、
    前記走行モード切替手段は、前記加速度演算手段で算出された先行車加速度が非負であり、且つ前記先行車情報検出手段で検出された相対速度が予め設定された設定速度以上であることを第1切替条件として、前記第1切替条件を満たす場合に、前記追従モードから前記加速モードへの切り替えを行なうことを特徴とする走行制御装置。
  2. 請求項1に記載の走行制御装置において、
    前記第1切替条件の設定速度を2[km/h]とすることを特徴とする走行制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の走行制御装置において、
    前記走行モード切替手段は、前記先行車加速度が非負であり、且つ前記相対速度が前記設定速度以上である状態が予め設定された設定時間以上継続することを第2切替条件として、前記第2切替条件を満たす場合に、前記追従モードから前記加速モードへの切り替えを行なうことを特徴とする走行制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の走行制御装置において、
    前記走行モード切替手段は、前記加速度演算手段で算出された先行車加速度が予め設定された下限加速度を上回り、且つ前記先行車情報検出手段で検出された相対距離と相対速度との比を正負符号反転させた衝突時間が負又は予め設定された下限時間以上であることを第3切替条件として、前記第3切替条件を満たす場合にも、前記追従モードから前記加速モードへの切り替えを行うことを特徴とする走行制御装置。
  5. エンジンから車輪に伝達される駆動力をドライバの操作によらず調節する駆動力調節手段と、
    自車両の車速を検出する車速検出手段と、
    自車両に対する先行車の相対距離及び相対速度を検出する先行車情報検出手段と、
    前記車速検出手段にて検出された自車速、及び前記先行車情報検出手段にて検出された相対速度に基づいて、先行車の加速度を算出する加速度演算手段と、
    前記先行車情報検出手段にて検出される相対距離及び相対速度に基づいて、前記先行車との車間距離を予め設定された目標車間距離に一致させるための第1目標加速度を設定する第1目標加速度設定手段と、
    前記加速度演算手段にて算出される先行車加速度に応じて設定される付加加速度を前記第1目標加速度に付加してなる第2目標加速度を設定する第2目標加速度設定手段と、
    前記第1目標加速度を用いて前記駆動力調整手段を制御する追従モード、及び前記第2目標加速度を用いて前記駆動力調整手段を制御する加速モードを少なくとも含む複数の走行モードを有する車間距離制御手段と、
    前記先行車情報検出手段及び加速度演算手段の検出結果に基づいて、前記走行モードの切り替えを行なう走行モード切替手段と、
    を備えた走行制御装置において、
    前記走行モード切替手段は、前記加速度演算手段で算出された先行車加速度が予め設定された下限加速度を上回り、且つ前記先行車情報検出手段で検出された相対距離と相対速度との比を正負符号反転させた衝突時間が負又は予め設定された下限時間以上であることを第3切替条件として、前記第3切替条件を満たす場合に、前記追従モードから前記加速モードへの切り替えを行うことを特徴とする走行制御装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の走行制御装置において、
    前記下限加速度を0.045G[m/s2]とすることを特徴とする走行制御装置。
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