JP4713880B2 - 連続動作するフラックスポンプを備えた超伝導磁石システム及び対応するその運転方法 - Google Patents

連続動作するフラックスポンプを備えた超伝導磁石システム及び対応するその運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、運転時にゼロ以上のオーム抵抗を有する超伝導磁石コイルシステムと、少なくとも1つの超伝導スイッチ及び少なくとも2つの超伝導2次コイルを備えるフラックスポンプとを備える磁石装置に関する。
超伝導磁石コイルシステムを備えるこの種の磁石装置は、1975年5月発行のT.P. Bernart 他著,“Rev. Sci. Instrum.”第46巻第5号第582頁〜585頁に、記載されている。
前記超伝導磁石コイルシステムは、直列に接続され、閉じた超伝導回路を形成する1以上の磁石コイルを備える。超伝導磁石コイルシステムは、一般に、クライオスタットに配置される。もし使用されている超伝導体が臨界電流よりすぐ下の値に合わせてロードされるかまたは超伝導と通常の伝導状態間の明確な移行を示さない場合は、動作中にゼロより大きいオーム抵抗を有するかもれない。フラックスポンプの原理は、エネルギーの電磁結合により磁石コイルの抵抗損失を補償することもしくは大きな電流のクライオスタットへの導入を必要とせずにコイルを充電させたり放電させたりすることに存する。本発明は、特に、少なくとも1つの超伝導スイッチと電圧が誘導により発生する少なくとも2つの超伝導2次コイルとを有するフラックスポンプを備える超伝導磁石コイルシステムに関する。抵抗損失を補償するために又は充電もしくは放電のためにこの電圧を超伝導磁石コイルシステムに供給することができるためには、2次コイルは、磁石コイルシステムと直列に超伝導状態で接続されねばならず、これは例えば超伝導スイッチを閉じることにより行うことができる。
少なくとも2つの超伝導2次コイルを備えるフラックスポンプを有する磁石装置は、1975年5月発行のT.P. Bernat 他著「Rev. Sci. Instrum.」第46巻第5号及び1981年5月発行のL.J.M. van de Klundert 他著「Al., Cryogenics」に開示されている。このフラックスポンプは、超伝導磁石コイルシステムが、おのおの1つのスイッチと1つの超伝導2次コイルを備える2つの電流経路でブリッジされることに基づいている。電流は、電磁結合が2次コイルに等しく、反対方向の1次コイルに循環的に導入され又はそこから放電される。もし、2次コイルと直列に接続されている超伝導スイッチが、同じサイクルで交互に開かれたり閉じられたりすると、スイッチの開放時の電圧ピークを除いてこのサイクル全体を通じて一定である電圧が、磁石コイルシステムの両端間に発生する。
フラックスポンプは、一般に超伝導磁石コイルシステムを充電及び放電させるのに用いられる。コイルに動作電流を直接供給することに比較して、その利点は、フラックスポンプを動作させる電流が一般的な電磁電流よりもずっと弱いことである。給電線は、それにより、サイズを小さくすることができ、クライオスタットに入力される熱を低減できる。
超伝導磁石は、電磁コイルが充電処理の後長期間磁場にあり最小の磁場ドリフトを有すべき用途においても用いられる。これには、特に、磁気共鳴法用の超伝導磁石コイルシステムが含まれる。そのような磁石システムの場合、フラックスポンプが使用されるのは、もっぱら磁石システムを充電させるためというよりも、むしろ動作中の電磁場を安定化させるためである。効率のよいフラックスポンプであれば、この点で様々な利点がある。例えば、磁気共鳴の用途で従来用いられているドリフト仕様を満たさずさらに別の手段も有しない高温超伝導体の部分コイルを備える磁石を構成することもできる。これにより、今日の従来の磁場よりも強い磁場を有する磁石を構成することが可能になるであろう。さらに、磁場を安定化させるためにフラックスポンプを用いることにより、磁石中の超伝導体への負荷を増大させることができ、それによりよりコンパクトでより安価な磁石を構成することが可能になるであろう。
従来のフラックスポンプは、長期間に亘る高精度の磁場安定化に使用するのには向いていない。磁石コイルシステムの両端間の電圧ピークが、超伝導スイッチを開く時に発生し、磁気共鳴法などの敏感な用途はこれに耐えられない。さらに、少なくとも1つの超伝導スイッチが、ポンプサイクルの各相において開かれて、2次コイルに誘起される電圧を磁石コイルシステムに供給できなければならない。従来のスイッチにおいては、これにより熱が発生し、クライオスタットの冷却液に大きな損失を生じさせる。クライオスタットの熱安定性は、磁場の安定のためにも非常に重要である。磁気共鳴などの敏感な用途においては、クライオスタットへの入熱は、それ故、最小にしなければならない。
本発明の課題は、従来技術のフラックスポンプを、特に、磁石コイルシステムが抵抗性を有し、磁場安定性への要求が非常に高い場合に、超伝導磁石コイルシステムの充電及び放電のみならず、作動中の磁石コイルシステムの磁場を長期に亘り良好に安定させることが可能となるように改良することである。本発明の特定の目的は、フラックスポンプの全サイクルを通じて安定な電圧を磁石コイルシステムに印可するための作動方法を提供する改良されたフラックスポンプ装置を提供することである。
本発明によれば、この目的は、上記のタイプの磁石装置が、少なくとも1つの超伝導電流経路が設けられ、前記超伝導磁石コイルシステム又はその部品が少なくとも2つの2次コイルと直列に接続され、少なくとも1つの2次コイルは、超伝導スイッチを閉じることにより超伝導状態でブリッジすることができ、そして、電流が各々互いに独立に供給可能で、各々前記2次コイルのうちの少なくとも一方と電磁結合する少なくとも2つの1次コイルが設けられていることにより達成される。
簡潔に述べれば、本発明は、前記超伝導磁石コイルシステム又はその部品が、少なくとも2個の2次コイルと直列に接続され、少なくとも1個の2次コイルを超伝導スイッチを閉じることによりブリッジ可能である超伝導電流経路を提供する。特に、前記2次コイルは、各々、1つの別体の1次コイルに電磁結合されてよい。
この装置により、フラックスポンプの運転方法であって、第1のステップにおいては、超伝導状態ではブリッジされない第1の2次コイルに結合される第1の1次コイルが、当該1次コイルにおいて最大の最終電流が得られるまで充電される。それにより、超伝導磁石コイルシステムの両端間に、補償されねばならない当該磁石コイルシステムにおける抵抗電圧に正確に対応する電圧を発生させることができる。第2のステップにおいては、第1の1次コイルは、再び初期電流まで放電されねばならない。この相の期間中、スイッチが閉じられていることにより既に超伝導状態でブリッジされている第2の2次コイル上で超伝導スイッチが開かれ、この2次コイルに電磁結合されている各1次コイルの電流が増大させられ、それによりこの2次コイルに電圧を誘起する。第2の1次コイルの電流傾斜(ramp)は、第2の2次コイルに誘起される電圧が第1の1次コイルの放電により第1の2次コイルに誘起される電圧、そしてまた、超伝導磁石コイルシステム両端間の抵抗電圧を補償するように選択される。第1の1次コイルがその初期電流に到達したときに、第2の2次コイルの両端間のスイッチが再び閉じられ、そして、スイッチが閉じられている間に第2の1次コイルがその初期電流に戻る。サイクルは今や再びスタート可能となる。
本発明の装置は、互いに独立に電流が供給される幾つかの1次コイルにより、異なる電圧を異なる2次コイルに誘起することができ、それがこれらの2次コイルの直列接続により総電圧に付加されるという点で有利である。2次コイルと超伝導磁石コイルシステムとの直列接続により、この総電圧が超伝導磁石コイルシステムに供給可能となる。装置の柔軟性が大きいので、好適な方法ステップにより、フラックスポンプサイクルの各相において、所望の電圧を超伝導磁石コイルシステムの両端間に維持することができる。
フラックスポンプの上述の運転方法においては、第1の2次コイルは全サイクルを通じてそのいかなる時も超伝導状態で短絡させてはならないことが判明した。このことは、本発明によれば、n個(nは2以上)の2次コイルの場合、最大(n−1)個の2次コイルをスイッチでブリッジしなければならないということを意味する。もっとも簡単なn=2の場合では、短い期間だけ開かなければならないスイッチはたった1つであって、その間に第1の1次コイルがリセットされる。これにより従来のフラックスポンプと比べて、スイッチヒータから出力される熱出力が大幅に低減される。本発明のこの態様は、したがって、特に有利である。
本発明のもう1つの好ましい態様においては、超伝導スイッチはこの2次コイルと直列に接続された抵抗とともに2次コイルをブリッジし、当該抵抗は、オーム(Ω)で計測した0からヘンリーで計測したこの2次コイルのインダクタンスの値の間の値を有する。この装置は、この2次コイルに電磁結合された1次コイルの充電及び放電の間、制御されない過剰な値の電流の2次コイルへの誘起が伝導スイッチが閉じられるまで発生し得ないという点で有利である。
本発明の装置の特に好ましい態様は、上述の態様において用いられる抵抗の代わりにもう1つの超伝導スイッチを用いるという特徴を有する。この態様によれば、超伝導スイッチは、2次コイルと、その2次コイルに直列に接続されたもう1つの超伝導スイッチとをブリッジする(図3参照)。2次コイルの電流は、それにより対応する1次コイルの好適な充電及び放電ともう1つのスイッチの開閉により正確に制御可能である。これにより、特に、第1のスイッチが開く前のポンプサイクルのある時点で当該第1のスイッチを介して電流が流れることを防止する。これにより超伝導磁石コイルシステムの両端間の電圧パルスを防止するが、このことは、特に、核磁気共鳴法などの敏感な用途においては、必須である。さらに、電流の低減により第1のスイッチには熱が発生せず、それにより冷却液の損失がさらに低減される。この装置によって、クライオスタットへの熱入を最小にしながら、外乱のない連続ポンプ効率を保証するフラックスポンプの運転方法が可能になる。
本発明の装置のさらに別の2つの態様においては、2次コイルは厳密に1つの1次コイルに電磁結合されるか又は2次コイルは電磁的に減結合される。これにより1次コイルの充電及び放電の間に2次コイルに誘起される電圧の制御が改善され、フラックスポンプを運転する方法が簡易化される。
本発明の装置の幾つかの態様は、特に有利であって、それにより1次又は2次コイルは、超伝導磁石コイルシステムから大きく電磁的に減結合されるか、あるいは超伝導磁石コイルシステムの作業ボリュームにおいて実質的に磁場を発生させず、それによりフラックスポンプの運転時に作業ボリュームにおける磁場の外乱を防止する。
本発明の装置のさらに有利な別の態様は、少なくとも1つの1次コイルが超伝導であるという特徴を有する。超伝導1次コイルを流れる電流は、通常伝導の1次コイルと対照的に熱を発生させない。もしその1次コイルをクライオスタット内に位置させれば、冷却エージェント損失をそれにより低減することが可能である。
冷却エージェント損失は、クライオスタットのコイル又はスイッチへの給電線の少なくとも一部も超伝導であるときにさらに低減可能である。
別の態様においては、超伝導スイッチの少なくとも1つは、給電線の少なくとも一部が超伝導であるヒータにより駆動可能である。
本発明の装置の一つの有利な態様は、超伝導磁石コイルシステムの少なくとも一セクションが、超伝導体又は抵抗によりブリッジされるという特徴を有する。この装置は、小さな電圧変動の、即ち、フラックスポンプのスイッチ開放中の、超伝導磁石システムの全磁場への効果を減衰させるのに用いてよい。この減衰を効果的にするために、抵抗(オーム)は、ブリッジされたセクションのインダクタンス(ヘンリー)の大きさを越えてはならない。
本発明の装置は、核磁気共鳴用の装置において用いる場合に特に有利である。そのような磁石装置の積極的な磁場安定化のための装置は、好ましくは、本発明のフラックスポンプを用い、安定化電圧の一貫性及びクライオスタットへの熱入の最小化に関する特に高い必要条件を満たさなければならない。厳密には、これらの基準は、従来のフラックスポンプにおいてよりも本発明のフラックスポンプの上述の態様においてよりよく満たされる。
本発明の装置の1つの有利な態様は、1以上のコイルが高温超伝導体で巻き回された超伝導磁石コイルシステムを備える。高温超伝導体を使用中の潜在的により高いドリフトは、本発明のフラックスポンプを用いて補償することができ、それにより超伝導磁石コイルシステムの磁場安定性を維持可能である。
本発明の装置の利点は、フラックスポンプの好適な運転方法を適用することによってのみ十分に利用することができる。第1の方法は、1次コイルの充電及び放電とスイッチの開閉の特に単純なサイクルを特徴とする。少なくとも1つの第1及び1つの第2の超伝導2次コイルと第1の超伝導スイッチを有する装置を運転するこの方法においては、前記第2の2次コイルをブリッジする第1の超伝導スイッチを、周期的に開閉する。第1のスイッチが閉じられた状態になったときには、第1の2次コイルに電磁結合される第1の1次コイルの電流を、初期値から最終値に変化させる。前記第1のスイッチが開かれた状態のときには第1の1次コイルの電流を再び実質的に初期値にリセットする。並行して、第1のスイッチが開かれた状態になったときに第2の2次コイルに結合された第2の1次コイルの電流を、初期値から最終値に変化させ、そして第1のスイッチが閉じられた状態になったときに、第2の1次コイルの電流を、実質的に最終値にリセットする。
さらに第2の超伝導スイッチを用いる改良された方法は、第1のスイッチが閉じられた状態になったときに、第2の2次コイルと直列に接続され、前記第1の超伝導スイッチによって、当該第2の2次コイルとともにブリッジされた第2の超伝導スイッチを、少なくとも一時的に開くことを特徴とする。この方法は、第2の1次コイルの電流がリセットされた時に、第2の2次コイルが、制御されずに充電されることがないという利点がある。特に有利に、第2の1次コイルの電流は、ゼロにリセットされて給電線、そして、通常伝導の第2の1次コイルの場合は、当該コイル自体に、発生する熱がより少ない。
この方法変形例は、次のようにさらに改良可能である。第2の1次コイルの電流が、その初期値であるゼロアンペアに再度到達する前は、このコイルの電流は値I*L/Kに設定され、遅くともこの電流値に到達した後に第2の超伝導スイッチが開かれ、そして第2の1次コイルの電流をその初期値であるゼロアンペアにリセットし、第1の超伝導スイッチを新たに開くまでは、第2の超伝導スイッチを超伝導状態で閉じられたままとする。式中、Iは超伝導磁石コイルシステムの電流を表し、Lは第2の2次コイルの固有インダクタンスを表し、Kは第2の2次コイルと第2の1次コイル間の電磁結合のヘンリー値を表す。この方法は、上述の例中においてより詳細に説明される。それは、第1の超伝導スイッチが開かれる前はそこを全く電流が流れないという点で特に有利である。これにより超伝導磁石コイルシステムの両端間の電圧ピークが防止されるが、それは敏感な用途における磁場安定化のための本発明のフラックスポンプの使用のための重要な規準である。
2つのさらに有利な方法変形例においては、上述の方法のステップが循環的に繰り返されて、超伝導磁石コイルシステムを充電又は放電し、あるいは磁石コイルシステムにおける電流を作動値に正確に安定化させる。
本発明の装置によって、クライオスタットへの熱入の低減という点で特に有利な方法を使用可能とするが、この方法においては、いずれの超伝導スイッチも開かないポンプサイクルの相が、超伝導スイッチが開かれる即ち加熱される相よりも長い。これに対して、従来のフラックスポンプでは、スイッチは恒常的に加熱されねばならない。
本発明のさらなる利点は、本明細書の説明及び図面から抽出することができる。上述のそして下記において説明される特徴は、本発明により、あるいは個別にあるいは任意の組み合わせでまとめて用いることが可能である。図示され説明される実施の形態は、網羅的な列挙と解されるべきではなく、本発明を説明するための例示的な性格を有すると解されるべきである。
本発明の磁石装置は、超伝導磁石コイルシステムMと、当該磁石コイルシステムと直列に接続される少なくとも2つの超伝導2次コイルM1とM2と、超伝導状態で2次コイルM2をブリッジ可能な第1の超伝導スイッチS1を備える。特に有利な態様として、磁石装置は、第2の2次コイルM2と直列に接続される第2の超伝導スイッチS2を有し、この第1の超伝導スイッチS1が第2の2次コイルM2と第2の超伝導スイッチS2の両方をブリッジ可能である。少なくとも2つの独立の1次コイルC1とC2を用いた電磁結合により、2次コイルM1とM2の各々において、あらかじめ決定可能な電圧を発生させることが可能である。2次コイル、1次コイル及び超伝導スイッチのシステムは、超伝導コイルシステムのためのフラックスポンプPを構成する。このフラックスポンプは、動作中の磁石コイルシステムの磁場の長期の安定化、即ち、磁石コイルシステムにおけるドリフト補償に適している。
本発明を添付の図面に示し、一実施の形態によりより詳細に説明する。
図1は、超伝導磁石コイルシステムM及びフラックスポンプPを備える本発明の装置を概略的に示す。磁石コイルシステムMは大きさRの抵抗を有してよい。さらに2つの超伝導コイルM1及びM2が直列に磁石コイルシステムMに接続され、フラックスポンプP中の2次コイルの役目を果たす。フラックスポンプPの1次コイルC1又はC2の電流I1又はI2を変化させることにより電磁結合により前記コイルM1,M2に電圧を誘起させることができる。2次コイルの一方、即ちM2は、超伝導スイッチS1によりブリッジされている。
図2は、超伝導スイッチS1とブリッジされている2次コイルM2が、抵抗R2と直列に接続されて、スイッチS1がコイルM2及び抵抗R2もブリッジしている本発明の装置を概略的に示している。
図3は、図2と同様の本発明の装置であるが、第2の超伝導スイッチS2が抵抗R2の代わりに使用されているという点で図2とは相違する装置を示す。
図4は、図1と同様の本発明の装置であるが、超伝導磁石コイルシステムMの一セクションがさらに抵抗rによりブリッジされている装置を示す。
図5は、図3の本発明のフラックスポンプの運転方法のためのフラックスポンプPの1次コイルC1及びC2における電流I1及びI2並びに超伝導スイッチS1及びS2のスイッチ状態、スイッチS1の電流IS1及びフラックスポンプPを介して超伝導磁石コイルシステムMの両端間に生じる電圧VMagnetを示す。時間は右側に向かって流れるように図示されている。本方法は、電圧VMagnetをいかなる数のポンプサイクルに対しても一定に保ち、電圧ピークを防止するように最適化されている。超伝導スイッチが開かれている期間の時間の長さも最小化される。
以下、本発明を、1つの例に基づいて説明する。図3の態様は、本発明の装置の実施の態様の例の基礎を構成する。フラックスポンプPを運転するために適用される方法は、図5の方法である。超伝導磁石コイルシステムM上で一定の電圧VMagnetを維持するのがねらいである。フラックスポンプの構成要素は下記の通りである。
LM1=LM2=10-6H(2次コイルM1及びM2のインダクタンス)、KM1C1=KM2C2=10-4(2次コイルM1及び1次コイルC1間又は2次コイルM2及び1次コイルC2間の電磁結合)、IM=100A(超伝導磁石コイルシステムMの作動電流)。他の結合はすべてゼロである。
t=0からt1=8s(図5)間のフラックスポンプPのサイクルの第1の相の始まり及びその期間中においては、2つのスイッチS1及びS2は、超伝導状態で閉じられており、超伝導磁石コイルシステムMの作動電流IMが電流経路M−M1−M2−S2を流れる。第2の1次コイルC2の電流I2はゼロであり、第1の1次コイルC1の電流I1は、0.2A/sの連続的な傾斜で8sの間、−1Aから+1Aまで充電され、それにより2次コイルM1に電圧25μVを誘起する。2次コイルM1は、磁石コイルシステムMに超伝導状態で接続されているので、条件VMagnet=25μVは、既にこの第1の相においては満たされている。時点t1においては、1次コイルC1の電流I1は最大値+1Aに達しており、時点t2=10sまでの間初期値−1Aまで再び放電される。M1に誘起される電圧は、この相において−100μVである。電圧VMagnetをこの相の間25μVに維持するために、スイッチS1が開かれ、第2の1次コイルC2中の電流がゼロから2.5Aまで増大させられ、それにより第2の2次コイルM2に125μVの電圧を誘起する。スイッチS1は開放されているので、M1及びM2に誘起される電圧は、電流経路M−M1−M2−S2に付加されて25μVになり、条件VMagnet=25μVがこの相の期間においても満たされる。時点t2=10sでは、スイッチS1は閉じられ、1次コイルC1の充電が再び開始され、このとき、スイッチS2は初めて開かれる(図5)
本システムは、初期状態にはまだ戻っていない、なぜなら第2の1次コイルC2の電流I2がゼロでないからである。I2をゼロにリセットするときには、作動電流IMが最終的に再び2次コイルM2を流れ、閉じられたスイッチS1を介して流れないこと、即ちIS1はゼロとなることも、保証されねばならない。この条件が満たされなければ、スイッチS1がフラックスポンプPの次のサイクルで再び開かれた時に超伝導磁石コイルシステムMの両端間に好ましくない電圧パルスが発生する。
I2だけでなくIS1もゼロにするねらいは、I2が、t2とt3の間で、値−IM*KM2C2/LM2に、例では、−1Aに変化させられるということで達成される。スイッチS2は、それにより開かれ、M2の電流はゼロに維持される。磁石電流IMは、投入されたスイッチS1をt2とt3の間、即ちIS1=IM=100Aで流れる。時点t3においては、スイッチS2が再び閉じられ、時点t4で、第2の1次コイルC2の電流I2がゼロにリセットされる。これにより、第2の2次コイルM2に超伝導磁石コイルシステムMの作動電流の方向に量IMの電流を誘起し、時点t4の後では、全作動電流IMは再び電流経路M−M1−M2−S2を介して流れる。第2の2次コイルC2及び電流経路M2−S1−S2はそれによりt4から再び初期の状態になる。
なお、第2の1次コイルC2と電流経路M2−S1−S2の初期状態へのリセットの間の処理は、超伝導磁石コイルシステムMの両端間にかかる電圧Vmagnetに影響を与えない。この理由は、この相の期間、スイッチS1は常に超伝導状態であって、スイッチS1の電流経路M−M1−M2−S2への接続点に電圧が発生する可能性がないからである。この相の期間、超伝導磁石コイルシステムM上の電圧VMagnetはしたがって2次コイルM1において誘起される電圧によってのみ決定され、それは1次コイルC1中の電流傾斜により所望の値25μVに設定される。
本発明の装置の利点は、図示の例において本発明のフラックスポンプPを運転する方法により明らかになる。まず、フラックスポンプPの全サイクルの間の電圧を一定に維持することができ、超伝導スイッチが開くときに電圧ピークが発生することがない。第2に、フラックスポンプPの運転サイクルのほんの一部の間でのみスイッチが開かれ、それによりスイッチを通じたクライオスタットへの熱入が最小化される。
ただ1つの1次コイルを備える従来のフラックスポンプと比較して、本発明の装置においては、少なくとも2つの1次コイルC1及びC2に電流を供給しなければならない。これにより、1次コイルの給電線を通じたクライオスタットへの熱入が増大する。しかし、図示の例の不利な点は、ほんの少しの影響しか与えない。なぜならば、第2の1次コイルC2は、電流をフラックスポンプPの運転サイクルのほんの一部の間でのみ流し、それにより給電線の熱の発生を小さく保っている。
もし超伝導磁石コイルシステムが核磁気共鳴に使用される場合には、磁場の時間的安定性への要求は特に高い。磁石コイルシステムの全体の抵抗率は、一般に、磁場ドリフトが許容できるように大きさ0.1*10−9Ωを越えてはならない。磁場は、超伝導磁石コイルシステムの抵抗率が大きさVMagnet/IM=25μV/100A=250*10−9Ωのオーダーであるときにも、上述のタイプの本発明のフラックスポンプを用いて安定化できる。磁石コイルシステムの抵抗率は、本発明のフラックスポンプを有しない装置におけるよりも1000倍以上も高くてもよい。
図1は、超伝導磁石コイルシステムと、フラックスポンプとを有する本発明の磁石装置の配線図を示す。 図2は、超伝導磁石コイルシステムと、電流経路に抵抗が追加されたフラックスポンプとを有する本発明の磁石装置の配線図を示す。 図3は、超伝導磁石コイルシステムと、電流経路に超伝導スイッチが追加されたフラックスポンプとを有する本発明の磁石装置の配線図を示す。 図4は、超伝導磁石コイルシステムと、フラックスポンプと、超伝導磁石コイルシステムの一セクションをブリッジする追加の抵抗とを有する本発明の磁石装置の配線図を示す。 図5は、本発明のフラックスポンプを運転させる特に有利な方法のための、フラックスポンプの電流及びスイッチ状態と数ポンプサイクル期間に超伝導磁石コイルシステムに発生する電圧とを示す。
符号の説明
P フラックスポンプ
M 超伝導磁石コイルシステム
M1 超伝導2次コイル(コイル)
M2 超伝導2次コイル(コイル)
C1 1次コイル
C2 1次コイル
I1 電流
I2 電流
R 抵抗
S1 超伝導スイッチ
S2 超伝導スイッチ

Claims (9)

  1. 運転時にゼロ以上のオーム抵抗(R)を有する超伝導磁石コイルシステム(M)と、少なくとも1つの超伝導スイッチ(S1)及び少なくとも2つの超伝導2次コイル(M1,M2)を備えるフラックスポンプ(P)とを備える磁石装置において、
    少なくとも1つの超伝導電流経路が設けられ、前記超伝導磁石コイルシステム(M)又はその部品が、少なくとも2つの2次コイル(M1,M2)と直列に接続され、少なくとも1つの2次コイル(M2)は、超伝導スイッチ(S1)を閉じることにより超伝導状態でブリッジすることができ、そして、電流(I1,I2)が各々互いに独立に供給可能で、各々前記2次コイル(M1,M2)のうちの少なくとも一方と電磁結合する少なくとも2つの1次コイル(C1,C2)が設けられていることを特徴とする磁石装置。
  2. 少なくとも1つの超伝導電流経路が設けられ、前記超伝導磁石コイルシステム(M)又はその部品は、n個(n≧2)の2次コイル(M1,M2)と直列に接続され、少なくとも1つでかつ(n−1)個以下の2次コイル(M2)を、1個以上の超伝導スイッチ(S1)を閉じることにより超伝導状態でブリッジ可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 超伝導スイッチ(S1)は、前記2次コイル(M2)と直列に接続された抵抗(R2)とともに2次コイル(M2)をブリッジし、当該抵抗(R2)は、オーム(Ω)で計測した0からヘンリーで計測した前記2次コイル(M2)のインダクタンスの値の間の値を有することを特徴とする請求項1又は2記載の装置。
  4. 超伝導スイッチ(S1)が、2次コイル(M2)と当該2次コイル(M2)に直列に接続されるさらに別の超伝導スイッチ(S2)の両方をブリッジすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか項に記載の装置。
  5. 超伝導磁石コイルシステム(M)の少なくとも一セクションが、抵抗(r)によりブリッジされ、当該抵抗は、オーム(Ω)で計測した0からヘンリーで計測した当該ブリッジされたセクションのインダクタンスの値の間の値を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか項に記載の装置。
  6. 少なくとも第1(M1)及び第2(M2)の超伝導2次コイルと第1の超伝導スイッチ(S1)とを備える請求項1〜5のいずれか項に記載の装置の運転方法において、前記第1の超伝導スイッチ(S1)が前記第2の2次コイル(M2)をブリッジし、周期的に開閉され、前記第1のスイッチ(S1)が閉じられた状態になったときには、第1の1次コイル(C1)の電流(I1)を初期値から最終値に変化させ、前記第1のスイッチ(S1)が開かれた状態になったときには、第1の1次コイル(C1)の電流(I1)を実質的に初期値にリセットし、かつ前記第1のスイッチ(S1)が開かれた状態になったときには、第2の1次コイル(C2)の前記電流(I2)を初期値から最終値に変化させ、前記第1のスイッチ(S1)が閉じられた状態になったときには、第2の1次コイル(C2)の前記電流(I2)を実質的に初期値にリセットすることを特徴とする方法。
  7. 少なくとも第1(M1)及び第2(M2)の超伝導2次コイルと第1(S1)及び第2(S2)の超伝導スイッチ備える請求項4の装置を運転する方法において、前記第2の2次コイル(M2)をブリッジする前記第1の超伝導スイッチ(S1)が周期的に開閉され、前記第1のスイッチ(S1)が閉じられた状態になったときには、第1の1次コイル(C1)の電流(I1)を初期値から最終値に変化させ、前記第1のスイッチ(S1)が開かれた状態になったときには、第1の1次コイル(C1)の電流(I1)を実質的に初期値にリセットし、かつ前記第1のスイッチ(S1)が開かれた状態になったときには、第2の1次コイル(C2)の前記電流(I2)を初期値から最終値に変化させ、前記第1のスイッチ(S1)が閉じられた状態になったときには、第2の1次コイル(C2)の前記電流(I2)を実質的に初期値にリセットし、前記第1のスイッチ(S1)が閉じられた状態になったときに初めて、前記第2の2次コイル(M2)に直列に接続され前記第1の超伝導スイッチ(S1)により当該第2の2次コイルとともにブリッジされる第2の超伝導スイッチ(S2)を少なくとも一時的に開くことを特徴とする方法。
  8. 前記第2の1次コイル(C2)の電流の初期値が略0アンペアであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2の1次コイル(C2)の電流が、その初期値であるゼロアンペアに再度到達する前は、このコイルの電流は値I*L/Kに設定され、遅くともこの電流に到達した時に、前記第2の超伝導スイッチ(S2)が開かれ、そして前記第2の1次コイル(C2)の電流(I2)をその初期値であるゼロアンペアにリセットする間、そして前記第1の超伝導スイッチ(S1)を新たに開くまでは、前記第2の超伝導スイッチ(S2)を超伝導状態で閉じられたままとし、式中、Iは前記超伝導磁石コイルシステム(M)の電流を表し、Lは前記第2の2次コイル(M2)の固有インダクタンスを表し、Kは前記第2の2次コイル(M2)と前記第2の1次コイル(C2)との間のヘンリーでの電磁結合を表すことを特徴とする請求項8に記載の方法。
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