JP4712259B2 - チケット、特に様々なサイズの交通輸送チケットの印刷装置 - Google Patents
チケット、特に様々なサイズの交通輸送チケットの印刷装置 Download PDFInfo
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Description
本発明は、サーマル印刷ヘッドにより交通輸送チケットなどのチケットを印刷する分野に関する。
【0002】
このタイプの印刷用装置は、通常、印刷ヘッドを横切ってチケットを移動させることのできるチケット駆動手段を備え、チケットの主要面をヘッドに送り込む。
【0003】
特許FR8800734およびFR8800733において、本出願人は、サーマル印刷ヘッドと、動力で駆動される(powered)回転ローラから形成されて、印刷ヘッドに送り込まれる面とは反対のチケット面に対して当てられたブロックを含むチケット駆動手段とを備えた、チケット印刷装置を開示している。この装置はまた、印刷ヘッドの下方でチケットの移動方向を定める案内手段も含む。ブロックは、チケットの移動方向にほぼ直角であるから、ローラは、回転中にチケットに接線方向の力を加えて、これを印刷ヘッドの下方で移動させる。
【0004】
このような装置は、特に(移動方向に直角の方向に見て)同一の幅の同じチケットの印刷に有効であることがわかっている。
【0005】
しかしながら本出願人は、異なるサイズの、特に異なる幅のチケットについて動作できる、印刷装置を提供するという問題に直面した。
【0006】
本発明はこの問題に対する解決策を提供するものである。
【0007】
本発明は、
少なくとも1つのサーマル印刷ヘッドと、
印刷ヘッドを横切ってチケットを移動させ、チケットの第1主要面を印刷ヘッドへ送り込むように配置された駆動手段と、
チケットに移動方向を与えることのできる案内手段とを含む印刷装置に関する。
【0008】
本発明の一般的特徴によれば、駆動手段は、チケットの第1主要面とは反対のチケットの第2面に対して当てられるブロックを含み、該ブロックは、チケットを移動させることのできる第1の動力で駆動される回転ローラと、様々な幅のチケットを移動方向に駆動するために使用される、動力で駆動されるローラの先に延びる第2のアイドリングローラとを含む。
【0009】
したがって、本発明による装置では、もはやブロック全体を動力で駆動する必要はない。よって動力で駆動されるローラのみを駆動するために十分な能力を有するモータを準備することができる。
【0010】
動力で駆動されるローラとアイドリングローラはそれぞれ、概してほぼ同軸で半径も類似している円筒形状を呈することが好ましい。さらに、モータ駆動されるローラとアイドリングローラは、ほぼ並置されている。
【0011】
案内手段が、モータ駆動されるローラに関して、チケットの一縁に対して平行であって、チケットの移動方向を定めることのできるタブを形成する少なくとも1つの壁を含み、一方、ブロックが、前記移動方向との選ばれた角度を形成することは有利である。
【0012】
案内手段が、移動方向に沿って、ほぼ並置されて動力で駆動されるローラの両側に置かれた、上流側タブと下流側タブとを含むことは好ましい。
【0013】
もう1つの有利な任意の特徴によれば、ブロックは、動力で駆動されるローラからアイドリングローラの方向に、印刷ヘッドに向かうチケットの移動方向とは、89°〜90°の角度、好ましくは89.7°の領域にある角度を形成する。
【0014】
サーマル印刷ヘッドが、熱を放出してチケットの印刷を可能にすることができる、複数の加熱要素を含むと共に、装置が、これらの加熱要素を1つづつ電気的に試験するための試験手段を含み、これらの試験手段が、サーマル印刷のために通例使用される加熱要素アドレスモジュールを利用することは有利である。
【0015】
本発明による装置のもう1つの有利な任意の特徴によれば、一方では印刷ヘッドに固定されて他方ではブロックと一体のマウントに固定された、可とう性プレートを、印刷ヘッドに固定された剛性プレートと共に含む印刷ヘッド支持手段が準備され、この剛性プレートは、移動方向にほぼ平行なエンドバーを備えており、前記マウントに組み込まれた開口内のこの移動方向にほぼ平行な軸の周りに回転するように位置付けられている。したがって、この剛性プレートは、印刷ヘッドのピッチング運動(pitching motion)を防止すると同時に、バーの回転軸の周りにローリング運動(rolling motion)ができるようにする。
【0016】
印刷ヘッドがブロックに面する位置にあって、プレートをブロックに対して押し付ける手段も準備されるのは有利である。
【0017】
本発明のその他の特徴および利点は、下記の詳細な説明と添付の図面を検討することによって明らかになろう。
【0018】
下記の詳細な説明と添付の図面は、ほとんどが一定の特徴を有する要素を含んでいる。したがって、これらは、本発明をさらに理解し易くするのみならず、必要であればその限定にも寄与することができる。
【0019】
下記の説明は、磁気情報を有するチケットの印刷の、限定されるものではない例示として挙げたものである。
【0020】
まず図1を参照して、記載する例における交通輸送チケットのためのチケット印刷装置を説明するが、前記チケットは情報を有する磁気ストライプを含む。
【0021】
例えば、処理装置は、「Ticket processing device with thermal printing and magnetic recording/reading on an internal path in closed circuit(閉回路における内部経路においてサーマル印刷と磁気記録/読取とを行うチケット処理装置)」と題する、本出願と同じ日に本出願人によって出願された特許出願に記載されているものである。すべての必要な目的については、この出願の記載が、下記の詳細な説明の不可欠な部分を形成している。
【0022】
印刷装置DISは、記載の例においては、複写綴りに構成されたチケット条片の三方送り装置を使用する。したがって、連続ストックのチケットを、破れ易い線によって分離される条片(事前穿孔された条片)として含む3つの貯蔵マガジン(図示せず)が、本発明によるチケット印刷装置に供給することができる。
【0023】
チケットの条片は、ステーションPINにおいて、互いに収束しており個別の駆動手段、この場合はローラとバッキングローラ1、3、5を備える、3つのガイドチャネルCA1、CA2、CA3を通じて導入される。それからチケット条片は、矢印F1の方向に動かされて、第1磁気記録ヘッドTM1とこれに続く第2磁気読取ヘッドTM2を含む、磁気記録/読取ヘッドPILを通る。一変形として、磁気記録/読取ヘッドPILは、単一の磁気ヘッドのみを含むこともできる。この場合には、条片は単一磁気ヘッドを数回通過する。
【0024】
そこで駆動手段は、送りステーションから磁気記録/読取ヘッドを介して送出ステーションDELへ通じる、内部双方向経路F1、F2に沿って、チケットを移動させるように構成されている。
【0025】
記載される例において、チャネルCA1への入口は、あらゆる固定部分と移動条片との間のあらゆる摩擦を避けるために、自在に取り付けられた2個のローラ7、9によって画定されていることが注目されよう。送りチャネルCA2への入口は、ローラ9、11によって画定され、また送りチャネルCA3への入口はローラ11、13によって画定されている。こうして、図1の点2において、3つの送りチャネルCA1、CA2、CA3は収束し、したがってチケットの条片を点2へ運ぶ。
【0026】
実際上、駆動手段は、ローラ4の上に巻かれたベルトC1を含み、ベルトC1は、ヘッドTM1、TM2を介してローラ6の上にも巻かれ、またローラ8、10の上にも巻かれて、内部経路を連続させる。ベルトC1は、モータM1の軸と一体化された駆動ローラ12によって閉路で駆動される。マイクロコントローラ形式の制御装置UCが、モータM1を制御し、したがってベルトC1への駆動伝達を制御する。
【0027】
図1に示されるローラ13の上には、他の条片とは幅が異なるチケットの条片が入った、第4マガジンから送られるチケットを移動させる他の手段(図示せず)が設けられることも注目されよう。
【0028】
いったん磁気情報がチケット上に記録されると(情報の即時の読取がこれに続く)、条片はガイドチャネルCG1の中に向けられて、切断部分(図示せず)を持ったプランジャを有する電磁石EM1を取り付けた電磁裁断機を含む切断ステーションCOUに至る。
【0029】
実際上、条片は、エボリュート(evolute)が異なる2個のローラの間にピンと張られた状態で保持される。この張力は、前述の破れ易い線に沿って、1枚のチケットを連続ストックから分離することを容易にする。実際上この分離は、こうしてピンと張られた状態で保持された条片の上に裁断機を降下させることによって行われる。裁断機の作用を制御するために、例えば前記破れ易い線の光学的検知を準備することもできる。
【0030】
いったん切断が問題のチケットについて完了すると、制御装置UCは、切断されたチケットをサーマル印刷ステーションTTへ移動させるために、方向F1とは反対の方向F2へモータM1を作動させる。こうして、切断されて磁気的に記録/読取がなされると、チケットは送りチャネルCA1、CA2、CA3とは離れたガイドチャネルCG2に向けられる。
【0031】
ここで図2A〜2Dを見ると、一方では印刷ヘッド24に固定されて、他方ではヘッド24に面して位置付けられ回転するように配置されたブロック26を支持するマウント25に固定された、遊びのないヒンジを形成する可とう性プレート224を含む、印刷ヘッド24を支持するための手段が準備されている。
【0032】
ブロックは、ローラ(図示せず)を介してモータM2の軸に接続されたベルト263によって回転駆動される。
【0033】
アーム22は、マウント25と一体のロッド253の周りに回転して案内される。アームは、ばね223を介してヘッド24と可とう性プレート224のアセンブリに力を加えることができ、これによってブロック26上で印刷ヘッドを傾ける。
【0034】
電磁石EM2は、作動されると、コアが長手方向に移動することによって、図の例では戻りスプリングRRに保持されているアーム22を支える軸253の周りでアーム22を回転させる。
【0035】
剛性プレート221は、バッキングプレート取付具の役割を果たす。それと同時に、ヘッド24、プレート224、およびサポート226、225で形成された移動アセンブリの自由度を制限する働きをする。
【0036】
アセンブリ24、224、221の動作は、バー222とその台座251とのリンケージを介して、ヘッド24にローリング運動を付与するプレート221の作用によって得られる。
【0037】
したがって、電磁石EM2が電気的に作動すると、そのコアが長手方向に移動してアーム22を押圧し、次いでアーム22がロッド253の回転軸A2の周りで枢動して、サーマル印刷ヘッドをブロック26の方向へ傾斜させる。
【0038】
ヘッド24、剛性プレート221、および可撓性プレート224で形成されたアセンブリの回転は、遊びのないヒンジを形成するプレート224を曲げる。
【0039】
したがって、マウント25上で支持されたハウジング254によって回転軸A1の周りで保持されているブロック26は、マウントと一体であり、一方サーマル印刷ヘッド24は、マウントに対して軸A2の周りを枢動する。したがって、矢印Dによって示した方向に移動するチケットは、ブロック26とサーマル印刷ヘッド24の間で締め付けられ、このときブロック26とサーマル印刷ヘッド24は、ブロック26に対して傾斜した位置にある。
【0040】
サーマルヘッド24が、チケットの第1主要面に当てられたとき、ブロック26が、第1面と反対側のチケット第2主要面に当たる。ブロック26は、回転中に摩擦によってチケット第2面上に接線力を作用させ、第1面を移動方向Dのほうへ印刷ヘッド24を横切って移動させる。
【0041】
前述の例では、チケットの第1面が、温度に対して不可逆的に変色する材料で被覆されている。サーマル印刷ヘッド24は、ジュール効果によって熱を放ち、第1主要面上でチケットの色を(たとえば黒に)変化させることのできる、電気加熱要素を組み込んでいる。ベルト263を駆動してブロックを回転させるモータM2の動作と、サーマル印刷ヘッド24の要素内での電流の分配は、前述のマイクロコントローラUCによって、有利には結合された形で制御する。
【0042】
次に、ブロック26の構造をより詳しく述べるために図3を参照する。
【0043】
本発明によれば、ブロック26は、動力で駆動される第1ローラ261と、アイドルの第2ローラ262とによって形成されている。実際には、ブロックは、ベルト263によってA1の周りを回転駆動されるおおむね円筒形のピン264を組み込んでいる。動力で駆動されるローラ261は、ピン264と一体化され、かつピンに対して固定されている、一方、アイドリングローラ262は、その内側表面をピン264上で滑らせることによってA1の周りを回転する。
【0044】
上述の例では、チケットが紙製であり、一方、ローラ261および262の外側表面は、紙上での摩擦係数の大きい材料でできている。したがって、チケットは、方向Dに移動するとき、摩擦によって動力で駆動されるローラ261から接線力を受け、一方アイドリングローラ262は、移動するチケットによってその外側表面に作用する力によって回転させられる。したがって、類似の移動シーケンスによって、駆動ローラと印刷ヘッドとの直接接触を回避しながら、様々な幅のチケットをサーマル印刷ヘッド24へ送り込むことができる。
【0045】
大型サイズのチケット(駆動ローラの幅より幅が広い)がある場合は、ブロックの2つの構成要素(駆動ローラおよびアイドリングローラ)が回転する。ブロック261の動力で駆動されるセグメントがチケットを駆動し、次にアイドリングローラ262を駆動する。
【0046】
小型サイズのチケット(駆動ローラ261の幅と幅が等しい、またはそれより狭い)がある場合は、駆動ローラがチケットを駆動し、アイドリングローラは印刷ヘッド上で動かない。
【0047】
したがって、この構成(ブロックの動力で駆動される部分およびアイドリング部分)が、回転するブロックとヘッドの間で禁止的な表面に接触することを回避する。
【0048】
したがって、ヘッド上の動力で駆動されるブロックの摩擦によって引き起こされる、純粋なエネルギー損失としての電力の過度な消費が回避される。本発明によれば、これによって、装置の通常動作に必要とされる駆動手段(制御および電源電子回路)が低減される(能力、体積)。ブロックをアイドリング部分と動力で駆動される部分に区分けしたことによって、ブロックに付着した粒子によってヘッドが擦られることも回避されることに留意されたい(たとえば、磁性酸化物のダスト粒子)。
【0049】
有利には、ブロックが、移動方向Dと実際には90°未満の角度αを形成する。角度αは、次の2つのベクトル間の代数による角度であることに留意されたい。
− 動力で駆動されるローラからアイドリングローラ方向に向く第1ベクトル。
− 矢印Dで表される第2移動ベクトル。
【0050】
好ましくは、角度αが89°と90°の間、たとえば89.7°付近である。
【0051】
前述の案内手段は、有利には、移動方向Dに沿ってチケットを保持するために、ガイドタブTG1およびTG2を含む。2つのタブTG1およびTG2は、動力で駆動されるローラ261の両側に配置される(さらに具体的には、図3に示すようにベルト263の両側)。
【0052】
ブロック26によって移動方向Dとで形成される角度αは、チケットをタブTG1およびTG2に当てるのに役立ち、一方アイドリングローラ262は、抵抗をもたらさずにチケットを有利に保持する働きをする。したがって、本発明によって得られる主要な利点の1つは、様々なサイズのチケット、特に様々な幅のチケットの印刷が可能になるという事実にある。この場合のチケット幅は、移動方向Dに直交する方向、したがって実質的にブロック26沿いの方向の寸法を意味すると解釈することに留意されたい。
【0053】
本発明による装置を簡素化した変形形態では、印刷ステーションTTの案内手段が、単一のタブ、好ましくはチケットの移動方向Dでブロック26の下流側に位置するタブTG2のみを含むことにさらに留意されたい。
【0054】
好ましくは、動力で駆動されるローラ261の幅が、より幅の狭いチケットの幅に近い。さらに、アイドリングローラ262が、動力で駆動されるローラ261に隣接する。摩擦係数が小さくピン264に固定された壁266が設けられ、アイドリングローラ262を動力で駆動されるローラ261に対して保持することを可能にする。摩擦係数が小さくピン264に固定された薄い壁を、動力で駆動されるローラ261とアイドリングローラ262との間に設けることもできる。
【0055】
次に、サーマル印刷ヘッド24用の支持手段をより詳しく述べるために図4を参照する。
【0056】
全般に、これらの支持手段はアーム22からなり、その端部上に電磁石EM2のコアが支えられることが意図されている(図2)。レバーを形成するアーム22はフレーム227と一体であり、その上に、部品221、224、223、226、225のアセンブリを介して、ヘッド24が載置される。
【0057】
部品225は着脱式のスペーサプレートであり、それぞれ厚みの異なる2つのタイプのサーマル印刷ヘッド24の取り付けを可能にする。
【0058】
部品226は、スペーサプレート225およびヘッド24が固定された固定プレートである。したがって、固定プレート226は、部品223、224、221によって、フレーム227内に載置するように構成される。
【0059】
部品221は、図2に示す剛性プレートに対応する。これは、フレーム227に直接固定する手段を設けずに、プレート226に固定する。前記プレートから延びるバー222は、ねじ255によってマウント25に固定するように構成された部品252を含む開口251にはめ込む(図2)。したがって、剛性プレート221は、チケットの移動方向Dと実質的に平行な軸A3の周りで枢動でき、サーマル印刷ヘッド24の軸A3の周りのローリングクリアランスに対応する自由度を与えることを可能にする。回転軸A2に対して、ヘッド24は、成形スプリング223によって、また、一方はプレート226に、もう一方は(開口227を介して)部品252したがってマウント25に固定される可撓性プレート224によって実質的に動かない。スプリング223は、固定プレート226およびフレーム227の間に載置される。スプリング223の圧縮は、チケット上にヘッド24によって作用する所望の圧力に合わせて、または実際にはチケットの特性(厚み、なめらかさなど)により調整できることに留意されたい。有利には、このようにして剛性プレート221が、望ましくない印刷ヘッド24のピッチング運動をなくし、一方同時に軸A3の周りでヘッドがローリングできるようにする働きをする。
【0060】
図4に示すように、バー253は、フレーム227を担持するアーム22内に組み込まれた台座内に挿入される。これは、固定手段256によってアーム22に固定され、したがって軸A2の周りをマウント25に対して、マウントに組み込まれた台座内で枢動する(図2)。
【0061】
次に、有利には本発明による装置が含む、印刷ヘッド24の抵抗加熱要素Rを試験する手段について述べるために図5を参照する。
【0062】
この例では、実質的に整列された抵抗要素Rに電圧Vを供給する。前述の制御ユニットUCによって制御される測定コンソールMESが、コンソールMESによって動作されるセレクタSと、測定コンソールMESに接続された電流測定装置Aとを含む。
【0063】
セレクタSは、効率または抵抗値を測定することが望ましい、選択した加熱要素上に位置付けられる。供給分岐B内で消費される電流は、選択された閾値より下のとき、対象要素の損耗または切断を表す。実際には、セレクタが、印刷に通常使用されている印刷ヘッドの抵抗要素のアドレスレジスタに対応する。しかし、試験目的で抵抗要素を通過する電流は、この場合、サーマル印刷に使用される電流より少なく、特に電力消費量を削減しながら要素の試験が可能になることに留意されたい。
【0064】
したがって、ユニットUCは、抵抗要素にアドレスするためのモジュールMODを含む。実際には、このモジュールがアドレスレジスタを含み、各アドレスが抵抗要素Riに関係し、各要素を別々に試験することができる。
【0065】
このような試験は、印刷、具体的には各チケット上に設けられた磁気ストライプ上で搬送される磁気情報に対応するバーコードを印刷するための精度を、有利に検査可能にする。
【0066】
当然ながら、本発明は例として上述した実施形態に制限されず、他の変形形態にも拡張する。
【0067】
したがって、本発明は、磁気ストライプを備える交通輸送チケット以外のチケット、たとえば駐車場支払いチケットの印刷にも適用されることを理解されたい。さらに一般的には、情報を担持する磁気ストライプがあってもなくても、チケットの印刷に適用できる。
【0068】
上述の例では、少なくとも1つの主要面上に、熱がある際に変色可能な材料が被覆された紙製である。変形形態として、選択された色の材料をチケット上に付着させるテープを設けることもでき、この材料が熱処理によって粘着性になる。具体的には、抵抗要素が熱を放つと、ヘッド24に対向するチケットの表面上にこの材料が付着される。このようなテープは、たとえばチケットと同じ速度で、サーマル印刷ヘッドを横切って移動できる。次いで、テープはヘッドとチケットの間に据えられる。
【0069】
さらに上述の例では、動力で駆動されるローラとアイドリングローラが並置されている。変形形態として、2つのローラ間に選択した厚みの隙間を設けることができる。また図3に例示した例では、2つのローラが同様な半径の円筒形であり、その回転軸は実質的に一致している。変形形態として、動力で駆動されるローラと半径の異なるアイドリングローラを、軸を平行移動して、チケットの移動方向Dと実質的に直交する平面内に載置し、それぞれのチケットとの接触面が実質的に連続となるように設けることができる。
【0070】
当然ながら、図4に詳しく例示したサーマル印刷ヘッド24用の支持手段は、例として上述したものであり、代替実施形態が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による印刷装置の全体図である。
【図2A】 図1に示す装置の印刷ステーションTTを右側から見た図である。
【図2B】 図2Aに示すステーションTTを正面から見た図である。
【図2C】 図2Aに示すステーションTTを右側から見た斜視図である。
【図2D】 図2Aに示すステーションTTを左側から見た図である。
【図3】 図2に示すステーションのブロック、タブ、および印刷ヘッドの相対的配置を示す図である。
【図4】 印刷ヘッドの支持エレメントの分解図である。
【図5】 印刷ヘッドに組み込まれた加熱要素の動作を試験する手段の概略図である。
Claims (12)
- チケット、特に交通輸送チケットの印刷装置であって、
少なくとも1つのサーマル印刷ヘッド(24)と、
チケットの第1主要面を印刷ヘッドに呈して、印刷ヘッドを横切ってチケットを移動させるように配置された駆動手段(26、263、M2)と、
チケットに移動方向(D)を与えることのできる案内手段(CG2、TG1、TG2)とを含むタイプの印刷装置であって、
前記駆動手段が、チケットの第1主要面とは反対のチケットの第2面に対して当てられるブロック(26)を含み、該ブロックが、チケットを移動させることのできる動力で駆動される第1の回転ローラ(261)を含み、該回転ローラ(261)の回転軸(A1)が、90°より小さくかつ90°に近い角度(α)を移動方向(D)と形成し、前記角度が、案内手段に対してチケットを向けることに寄与し、前記ブロックがさらに、動力で駆動されない第2のアイドリングローラ(262)を含み、該アイドリングローラ(262)が、案内手段から離れる方向に動力で駆動される第1の回転ローラの先に延び、様々な幅のチケットを移動方向(D)に駆動するために案内手段と駆動手段とを協働させるように使用されることを特徴とする装置。 - 動力で駆動されるローラ(261)とアイドリングローラ(262)がそれぞれ、概してほぼ同軸で半径も類似している円筒形状であり、モータ駆動されるローラとアイドリングローラがほぼ並置されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 案内手段が、モータ駆動されるローラ(261)に面して、チケットの一縁に対して平行であって、チケットの移動方向(D)を定めることのできるタブ(TG2)を形成する少なくとも1つの壁を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の装置。
- 案内手段が、移動方向に沿って、ほぼ並置されて動力で駆動されるローラ(261)の両側に置かれた、上流側タブ(TG1)と下流側タブ(TG2)とを含むことを特徴とする、請求項3に記載の装置。
- ブロック(26)が、動力で駆動されるローラ(261)からアイドリングローラ(262)の方向に、印刷ヘッドに向かうチケットの移動方向(D)と89°〜90°間の角度(α)を形成することを特徴とする、請求項3または4に記載の装置。
- 前記角度(α)が、89.7°の領域にあることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
- サーマル印刷ヘッド(24)が、熱を放出してチケットの印刷を可能にすることができる複数の抵抗加熱要素(R)を含み、装置が、抵抗要素(Rij)を1つずつ電気的に試験するための試験手段(MES、MOD)を含み、該試験手段が、抵抗要素(Rij)のためのアドレスモジュール(MOD)を利用することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
- 装置が、印刷ヘッド(24)の支持手段と、ブロック(26)と一体でありかつ開口(251)を含むマウント(25、252)とを組み込み、前記印刷ヘッド(24)の支持手段が、一方は印刷ヘッド(24)に固定されて他方はマウント(25、252)に固定された可撓性プレート(224)と、印刷ヘッド(24)に固定されてエンドバー(222)を備える剛性プレート(221)とを含み、エンドバー(222)は、チケットの移動方向(D)にほぼ平行であり、チケットの移動方向(D)にほぼ平行な軸(A3)の周りを回転するように開口(251)内に位置付けられ、前記剛性プレート(221)が、印刷ヘッド(24)のピッチング運動を防止すると同時に、前記軸(A3)の周りにローリング運動ができるようにすることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
- プレート(221)をブロックに対して押し付ける手段(Em2、22)を含み、印刷ヘッドがブロックに対向する位置にあることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
- 押し付ける手段が、電磁石(EM2)を含み、電気的に作動されることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
- サーマル印刷ヘッド(24)が、チケット上にバーコードを印刷できることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
- チケットが磁気情報を含むこと、および装置がさらに磁気記録ヘッド(PIL)を含み、また印刷ヘッド(24)が、磁気記録ステーションとともに動作して、チケット上に記録された磁気情報と一致するバーコードを印刷するために配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
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