JP4711204B2 - 可変スチーム出力制御装置を備えるヘアストレートナ装置 - Google Patents

Description

［発明の背景］
発明の分野
本発明は、電動ハンドヘルド型ヘアストレートニング装置に係り、より詳しくは、スチームを発するハンドヘルド型ヘアストレートニング装置に関する。

関連技術の説明
ハンドヘルド型ヘアストレートニング装置として、選択的に加熱される一対の対向するプレートがそれぞれハンドル部に取り付けられてなるものが種々知られている。ハンドル部が互いに蝶番式に連結されてできたアセンブリは片手で把持可能で、プレートを蝶番周りに回動させることによって相互に近づけて閉じることができる。このような装置には、スチームを発生させるために熱源に水を供給する貯水容器を備えるものがあり、加熱されたプレートの間で圧搾されている髪にスチームを当てるために、発生させたスチームが一つ以上の開口を通って噴出される。熱およびスチームの量をさまざまに変化させることが、さまざまな手法の採用と相俟って、多様なヘアスタイリング効果を作出する。このような公知の装置において、スチームの出力を変化させる手段を備えるものは存在しない。

［本発明の目的］
本発明は、スチームの出力を変化させるために選択的に制御可能なスチーム出力機能を備える電動ハンドヘルド型ヘアストレートニングを提供することを目的とする。

これらの、および、その他の目的が、本発明によって達成される。

本発明によるヘアストレートニング装置を閉じた状態で示した上面図である。 本発明によるヘアストレートニング装置を閉じた状態で示した横断面図である。 本発明によるヘアストレートニング装置を開いた状態で示した横断面図である。 本発明によるヘアストレートニング装置を開いた状態で示した部分横断面図である。 本発明によるヘアストレートニング装置を閉じてスチーム設定をｈｉｇｈ（高）に入れた状態で示した部分横断面図である。 本発明によるヘアストレートニング装置を閉じてスチーム設定をｏｆｆにした状態で示した部分横断面図である。

［発明の好適な実施形態の詳細な説明］
図面を参照すると、ヘアストレートニング装置１は、上ハンドル部２と下ハンドル部３とを備え、当該ハンドル部２、３は、蝶番４で回動可能に連結されている。上ハンドル部２は、選択的に加熱される上プレート５を含む。下ハンドル部３は、選択的に加熱されてもよいが選択的に加熱されなくてもよい下プレート６を含む。外部電源からの電気エネルギーは電気コード７を介してこの装置１に送られる。この電気エネルギーによって、プレート５が、あるいはプレート５、６が、これら２つのプレートを相互に近づけて閉じるとその間で圧搾される毛髪をスタイリングするために、選択的に加熱される。

上ハンドル部２には、貯水容器８が取り外し可能に取り付けられている。取り外されているときに、容器８は、ゴムのプラグ１０で空けたり塞いだりできるようになっている入口開口９から、水が充填される。そして、容器は、上ハンドル部２に再装着される。使用時には、ハンドル部２、３が相互に近づいて閉じると、下ハンドル部３側の弁作動部材１１が上ハンドル部２側に配置されたゴムのバルブ（bulb）１２に当接する。これによって、バルブ１２が圧縮され、バルブが圧縮されると、空気を、チューブ１３を通して容器８側の空気入口開口１４から押し出し、可撓性一方弁１５を開弁して、容器８の内部１６に空気が入るようにする。容器８に空気が入ると、入った空気の圧力で、容器内に貯留されている水が排出され、容器８の出口１７から放出されて、上ハンドル部２およびプレート５の通路１８内に流入する。プレート５は、この水が加熱されたプレート５から熱を付与されるときにこの水により発生するスチームを放出する一つないし複数の開口を備える。調節レバー２４によって、バルブ１２（図４Ｂ）に接触しないのでスチームを放出しないｌｏｗ位置から、比例した空気排出量によりスチームを排出する中間位置そして最高位置（図４Ａ）までさまざまな高さに作動部材１１を機械的に調節することが可能となる。

ヘアストレートニングアイロンのある特定の一実施形態に限定されるわけではないが、本発明の好適な一実施形態としては、次のような設計を備えるものがある。すなわち、下プレート６が、長手方向の軸に沿って整列した開口１９を備え、該開口１９は複数のフィン２０を収容し、該複数のフィン２０は開口１９から部分的ないし完全に突出するか全く突出しないかが調節され、それによって、前記フィン２０は前記長手方向の軸に対して横方向に整列され、装置１を髪に沿って横方向に引いたときに髪を案内するのを補助するものである。このようなフィン２０の調節操作を行うために、レバー２１を設けてもよい。装置１の外側のさまざまな位置に、握り易くしたり、加熱面への接触を防いだりするため、さまざまな隆起部２２を設けてもよい。操作モードおよび設定情報を表示するために、ビジュアルディスプレイ装置２３を設けてもよい。

好適な実施形態を図示し説明したが、本発明の範囲を逸脱することなく、さまざまな変形が可能である。

Claims (8)

1. 被加熱プレート、第１端部および第２端部を有する第１の長尺状ハンドルと、
   被加熱プレート、第１端部および第２端部を有する第２の長尺状ハンドルと、
   前記ハンドルのそれぞれの第１端部に連結されて前記ハンドルを相互に回動可能に連結する蝶番と、
   前記被加熱プレートのうち少なくとも一方と結合し、当該少なくとも一方のプレートを加熱する電熱体と、
   前記電熱体と結合し、水が充填されるよう構成された貯水容器と、
   前記貯水容器を、前記電熱体に結合している被加熱プレートの近傍にある排出口に連結する導水管と、
   通気導管によって前記貯水容器に連結されたフレキシブルバルブであって、当該バルブは圧縮されると前記貯水容器に空気を送達し、それによって、当該空気で前記水を排出させて、前記水が前記電熱体の近傍を通過し水蒸気の状態で前記排出口を出るよう構成されたフレキシブルバルブと
   を備え、前記フレキシブルバルブの圧縮量によって前記貯水容器に送達される空気の量が調節可能とされているスタイリングアイロン。
2. 前記フレキシブルバルブの圧縮量を調節することによって水蒸気が前記排出口から放出される流量を調節するための調節部材
   をさらに備える請求項１に記載のスタイリングアイロン。
3. 前記調節部材が、前記バルブに当接可能に構成され、前記バルブに対して当接する程度が異なる複数の位置に移動可能とした作動部材を含む
   ことを特徴とする請求項２に記載のスタイリングアイロン。
4. 前記バルブは、前記第１のハンドルおよび前記第２のハンドルのうちの一方に配置されており、
   前記第１のハンドルおよび前記第２のハンドルのうちの他方に配置されて、前記ハンドルを相互に近づけて閉じると前記バルブに当接するよう構成された作動部材を、前記調節部材が含む
   ことを特徴とする請求項２に記載のスタイリングアイロン。
5. 前記作動部材は、調節可能で、前記ハンドルを相互に近づけて閉じたときに、前記バルブに当接する位置と、前記バルブに当接しない位置と、前記バルブに対して当接する程度が異なる複数の中間位置との間を上昇ないし下降させることができる
   ことを特徴とする請求項４に記載のスタイリングアイロン。
6. 前記貯水容器が、取り外し可能に取り付けられている
   ことを特徴とする請求項１に記載のスタイリングアイロン。
7. 前記被加熱プレートのうちの一つに設けられた複数の膨出フィン
   をさらに備える請求項１に記載のスタイリングアイロン。
8. 前記各プレートのうちの他の一つに設けられた溝をさらに備え、当該溝は、前記ハンドルを相互に近づけて閉じたときに前記溝と前記フィンとが係合するように、前記膨出フィンに対向して配置されている
   ことを特徴とする請求項７に記載のスタイリングアイロン。

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