JP4711137B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力される画像データをハードディスク等の記録媒体にエンドレス方式で記録しながら、アラーム入力や指定入力に基づいて所定範囲の画像データにプロテクト処理を施す機能を備えた画像記録装置に関する。
近年、監視システムは様々な産業分野で導入されるようになり、最近では一般家庭の防犯システムとしても普及しつつあるが、監視カメラによる撮影画像をモニタに表示させて監視するだけでなく、画像記録装置により監視画像データを圧縮して記録媒体に記録する監視システムが多用されている。
そして、監視システムにおける画像記録装置の代表的な記録方式としては、画像データを記録媒体に対してエンドレスに巡回記録し続ける常時記録方式と、監視場所の異常を検出するセンサ等のアラーム信号に基づいて所定時間だけ記録を行うアラーム記録方式とがある。しかし、常時記録方式では、重要な画像が含まれている場合に、それを看過すると上書きされて消失してしまうことがあり、また、アラーム記録方式では、実際に発生する様々な異常事象を検出することは困難であり、必要な画像が漏れなく記録できているとは限らない。
これに対して、下記特許文献1では、前記常時記録方式による記録を実行しながら、アラーム信号(異常発生検知信号)が検出された際にその検出時点から一定時間の画像データを上書き禁止データとしてプロテクト処理を施す方式を提案している。具体的には、図4に示すように、エンドレス方式による巡回記録の中でアラーム信号がある度に上書き禁止データP(1),P(2),・・・としてプロテクト処理を施すものであり、この方式によると、入力される画像データの常時記録領域(図4の記録可能領域)を担保しながら、アラーム時の画像データを消去されないようにすることができる。
また、アラーム信号の検出時における画像データのプロテクトの仕方には、図5に示すように、(A)アラーム発生時点以降の所定時間Δt2だけを書込み禁止データとする方法と、(B)前記所定時間Δt2と共にアラーム発生時点から遡及した時間Δt1も含めて書込み禁止データとする方法とがあり、下記特許文献1では後者の方法を採用している。
特開平10−66061号公報
ところで、最近ではハードディスク等の記録媒体の記憶容量は飛躍的に増大して数百GB以上のものがあり、監視システムにおいてもそのような記録媒体を用いることにより、長時間に亘って画像データを保持できるようになっている。しかし、前記特許文献1のようにアラーム発生時の一定時間帯の画像データにプロテクト処理を施す方式を採用している場合において、頻繁にアラームの発生があると、記録媒体の全記録領域の内でプロテクト処理が施された画像データの占める領域が徐々に増大し、且つそれらの領域は記録媒体上で離散的に構成されてゆくため、記録/再生時のアドレス管理が複雑になって通常のエンドレス方式での記録/再生動作が不安定化する傾向を招く。そこで、本発明は、プロテクト処理された領域が多くなり過ぎて記録/再生動作が不安定な状態になる前に、通知や非常処理を行うことにより対処できるようにした画像記録装置を提供することを目的として創作された。
本発明は、入力される画像データを記録媒体にエンドレス方式で上書き記録する記録手段と、アラーム信号の入力があった場合に、前記記録手段が記録する画像データの内の、前記アラーム信号入力時以降の所定時間帯又は前記アラーム信号入力時の前後の所定時間帯に入力された画像データである所定の画像データに上書き禁止処理を施すプロテクト処理手段と、前記アラーム信号の入力があった場合に、前記記録媒体における既に上書き禁止処理が施された画像データが記録されている領域のデータ量と前記所定の画像データのデータ量との和を求める第1の演算手段と、前記記録媒体の全記録容量から前記第1の演算手段が求めた前記各データ量の和を差し引いた残容量の前記全記録容量に対する比率を求める第2の演算手段と、前記第2の演算手段が求めた比率と所定閾値とを比較する比較手段とを有し、前記プロテクト処理手段は、前記比較手段による比較の結果、前記比率が前記所定閾値より大きい状態から前記所定閾値以下の状態となった際の前記アラーム信号である閾値アラーム信号の入力以降、または、前記閾値アラーム信号の入力に基づいて前記所定の画像データに前記上書き禁止処理を施した後は、前記アラーム信号の入力があった場合でも、前記閾値指定信号の入力以降、または、前記閾値指定信号の入力の後に入力された前記所定の画像データに前記上書き禁止処理を施さないことを特徴とする画像記録装置に係る。
また、本発明は、入力される画像データを記録媒体にエンドレス方式で上書き記録する記録手段と、操作手段から上書き禁止処理の開始指定信号及び終了指定信号の入力があった場合に、前記記録手段が記録する画像データの内の、前記開始指定信号に対応する時刻から前記終了指定信号に対応する時刻までの時間に対応する画像データである所定の画像データに上書き禁止処理を施すプロテクト処理手段と、前記操作手段から前記開始指定信号及び前記終了指定信号の入力があった場合に、前記記録媒体における既に上書き禁止処理が施された画像データが記録されている領域のデータ量と前記所定の画像データのデータ量との和を求める第1の演算手段と、前記記録媒体の全記録容量から前記第1の演算手段が求めた前記各データ量の和を差し引いた残容量の前記全記録容量に対する比率を求める第2の演算手段と、前記第2の演算手段が求めた比率と所定閾値とを比較する比較手段とを有し、前記プロテクト処理手段は、前記比較手段による比較の結果、前記比率が前記所定閾値より大きい状態から前記所定閾値以下の状態となった際の前記開始指定信号及び前記終了指定信号である閾値指定信号の入力以降、または、前記閾値指定信号の入力に基づいて前記所定の画像データに前記上書き禁止を施した後は、前記開始指定信号及び前記終了指定信号の入力があった場合でも、前記閾値指定信号の入力以降、または、前記閾値指定信号の入力の後に入力された前記所定の画像データに前記上書き禁止処理を施さないことを特徴とする画像記録装置に係る。
本発明では、アラーム信号の入力又は人為的な上書き禁止処理の開始/終了時の指定操作による入力がある度に、その回の上書き禁止処理分も含めて、記録媒体の全記録容量に対する上書き禁止処理が施されていない領域のデータ量(前記残容量)の比率を求める。そして、その比率が所定閾値以下になった場合に、記録媒体に対する画像データの上書き記録やその読み出しが不安定化する状態に至ったものとみなす。尚、記録媒体の全記録容量や各データ量を時間換算値として求めて比率を算出するようにしてもよい。
また、前記比率が前記所定閾値以下になっている場合に、それ以降の上書き禁止処理を不実行とする処理、今回の前記アラーム信号の入力若しくは前記各指定操作による入力に基づく上書き禁止処理だけを実行してそれ以降の上書き禁止処理を不実行とする処理のいずれかを実行する非常処理手段を設けておけば、人手を介することなく画像記録装置側で自動的に対処するために便利である。
更に、本発明の画像記録装置を外部端末と通信回線で接続して、前記外部端末からも上書き禁止処理の指定と既に施されている上書き禁止処理の解除指示とが可能な構成とし、前記プロテクト処理手段は、前記外部端末から上書き禁止処理の指定の入力があった場合には、その前記外部端末からの指定の入力の信号に含まれている前記外部端末の識別情報を付加して画像データの上書き禁止処理を行い、前記外部端末から上書き禁止処理が施された画像データに対する上書き禁止処理の解除指示の入力があった場合には、その前記外部端末からの解除指示の入力の信号に含まれている外部端末の識別情報と上書き禁止処理が施された画像データに付加されている識別情報とが一致することを条件に、上書き禁止処理解除するようにすれば、上書き禁止処理を施した重要な画像が不用意に消去されてしまうことを防止できる。
本発明によれば、入力される画像データをディスク状記録媒体にエンドレス方式で上書き記録する画像記録装置において、アラーム信号の入力又は指定操作の入力により上書き禁止処理が施された領域が増大して画像データのアクセス動作が不安定化状態になる前に、自動的にオペレータへ通知して事前に対処できるようにする。また、自動的に非常処理を実行することにより、オペレータが対処しなくても前記不安定化を回避させることも可能になる。更に、ネットワークを介して外部端末から指定入力による上書き禁止処理やその解除指示を認める場合において、上書き禁止処理を施して確保した画像データが他の端末から勝手に消去されるような事態を防止することができる。
以下、本発明の画像記録装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、図1は監視システムに適用された画像記録装置のシステム回路図である。同図において、11はこの画像記録装置のシステム制御プログラムを格納したROM、12は後述の圧縮画像データのファイル情報やアドレス情報等をセーブすると共にワークエリアとしても用いられるRAM、13は日時情報を生成させるタイマ、14は監視カメラ(図示せず)から入力される監視画像信号をデジタル信号へ変換するA/D変換器、15はA/D変換後の画像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)符号化方式で圧縮する符号化部、16は圧縮画像データが記録されるハードディスク装置(HDD)、17はHDD16に対するデータの書き込みと読み出しを制御するR/W制御部、18はHDD16から読み出された圧縮画像データを復号する復号部、19は復号された画像データをアナログ画像信号に変換するD/A変換器、20は監視場所に設置されたセンサ(図示せず)から入力されるアラーム信号をこの画像記録装置に取り込むアラーム入力I/F、21は各種指示入力を行う操作部、22は操作部21からの入力信号を取り込む操作入力I/F、23はスピーカ駆動部、24はスピーカ、25はLAN(Local Area Network)と接続されて他の端末又はホストと通信を実行する通信I/Fであり、それらはCPU10のバス10aに対して図示するような関係で接続されている。
そして、この画像記録装置はCPU10がROM11のプログラムを実行することにより制御され、監視カメラからの監視画像信号をA/D変換して符号化した後、HDD16に対してエンドレスに巡回記録し、アラーム発生時には、図4及び図5(B)で示した態様で自動的に上書き禁止データとしてプロテクト処理を施す。また、この画像記録装置では、監視システムの通常機能として、HDD16に記録した圧縮画像データを直ちに復号して外部の監視モニタ30に出力させることで監視カメラの撮影エリアの画像をほぼリアルタイムに表示させることができるが、操作部21から後指定モードを設定すると、遡及した時間帯(例えば、1時間前の時間帯)の圧縮画像データのファイルを選択して表示させることができ、その表示画像を確認ながら適宜ボタンを操作することにより、後指定によるプロテクト処理も施せるようになっている。
しかし、エンドレスな巡回記録を行いながら、アラーム発生時の自動的なプロテクト処理や後指定によるプロテクト処理を行うと、時間の経過に伴ってHDD16の全記録領域に対してプロテクト処理が施された圧縮画像データの記録領域が占める割合が大きくなり、また、図4に示したように、それらのプロテクト処理領域(上書き禁止領域)は記録トラック上に離散的に構成されるため、アドレス指定による磁気ヘッドのシーク動作時間が個々に長くなって書き込み/読み出し動作が不安定化する。特に、頻繁にアラームの発生や後指定がある場合には、その書き込み/読み出し動作の不安定化が急速に現れて記録エラーや表示エラーが生じることになる。
この実施形態の画像記録装置はそのような状態に陥る前にオペレータへ迅速に通知して所定の非常処理を施す点に特徴があり、次にその動作手順を図2及び図3のフローチャートを参照しながら説明する。但し、図2は[監視画像の常時記録とアラームに基づく画像プロテクト処理]を行っている状態で通知・非常処理を実行する場合の手順を、一方、図3は[後指定による画像プロテクト処理]を行っている状態で通知・非常処理を実行する場合の手順を示すが、各画像プロテクト処理は並行して実行されているものとする。
先ず、図2に基づいて、システムが初期化されて監視カメラ側から監視画像信号の入力が開始されると、それをA/D変換した後、符号化部15でMPEG符号化方式による圧縮画像データとしてHDD16に記録するが、その記録に際しては、監視カメラ側から監視画像信号と共に伝送されているカメラ番号とタイマ13から得られる日時情報をGOP(Group of Pictures)単位で付加記録する(S1からS3)。
そして、アラーム入力I/F20にアラーム信号が入力されているか否かを確認し、アラーム信号の検出がなく、且つタイマ13の日時情報から監視画像データの入力開始時から所定時間T(例えば、20分間)が経過していなければ、前記記録(ステップS3)を繰り返し実行する(S4→S10→S3)。一方、アラーム信号が検出された場合には、図5(B)で説明した方法による圧縮画像データのプロテクト処理を行うことになるが、その前に上書き可能領域のデータ量のHDD16の全容量に対する比率:Rwを演算する(S4,S5)。その場合、アラーム信号の検出に基づいたプロテクト処理が相当回数実行されているという条件下でなければプロテクト処理を制限すべきかどうかの問題は生じないため(即ち、プロテクト処理を行っても支障はないため)、ここでは前記条件でアラーム信号の検出があった場合について説明する。
ここで、上書き可能領域のデータ量(残容量):Vrは、Vr=Vo−(Va+vp)[但し、VoはHDD16の全記録容量、Vaは既設定の上書き禁止領域の全データ量(後述の[後指定による画像プロテクト処理]で設定されたものも含む)、vpは今回設定される上書き禁止領域の予測データ量]として求まり、前記比率はRw=Vr/Voとして与えられることになるが、その演算結果RwとRthを比較する(S5,S6)。但し、Rthは、前記比率がそれ以下になると書き込み/読み出し動作が不安定化する傾向があるとして、経験的に設定された閾値である。
Rw>Rthであった場合、HDD16における上書き可能領域の容量には未だ余裕があるため、アラーム発生時の圧縮画像データに付加されている日時情報を参照して、アラーム発生時よりΔt1時間前から現時点までの圧縮画像データに上書き禁止フラグを付加し(S6,S7)、更に、タイマ13の日時情報を参照しながら、アラーム発生時からΔt2時間が経過するまでの圧縮画像データにカメラ番号・日時情報と共に上書き禁止フラグを付加してHDD16に記録する(S8,S9)。
そして、ステップS6でRw>Rthの条件が成立している限り、前記所定時間Tが経過するまで前記ステップS3〜S9を繰り返し実行し、所定時間Tが経過するとそのT時間分の記録データを1ファイルとして、その記録データに対応付けてファイル情報をRAM12に登録する(S10,S11)。ここで、ファイルは画像検索のための単位とされると共に、後述する非常処理において上書き禁止フラグを解除する際の単位とされるものであり、ファイル情報はファイル番号とカメラ番号と記録開始/終了の日時情報と上書き禁止領域の個数とから構成されて画像検索に用いられる。
更に、前記の所定時間T毎のファイル情報の登録手順(S11)も含んだ一連のステップS3〜S11は繰り返し実行され、その結果、HDD16には、アラーム信号が検出されていない時間帯ではカメラ番号と日時情報が付加された圧縮画像データが、アラーム信号の検出時点における前後の一定時間帯(Δt1+Δt2)には前記のカメラ番号と日時情報に加えて上書き禁止フラグも付加された圧縮画像データがそれぞれ記録されてゆき、所定時間Tが経過する度にRAM12にファイル情報が登録されてゆく。
ところで、以上の動作が繰り返されると、アラーム信号が検出される度に前記比率:Rwが低下してゆき、やがてアラーム信号の検出に基づいて求めた比率:RwがRw≦Rthの関係になる。その場合、この実施形態の画像記録装置では、直ちにスピーカ駆動部23を制御してスピーカ24から電子音を発生させると共に、モニタ30にプロテクト処理領域が過剰になって記録/再生動作に支障が生じる可能性があることを表示させてオペレータに通知し、また予め設定された非常処理を自動的に実行する(S6→S12)。
そして、この非常処理としては次のいずれかの動作を実行させるためのプログラムが用意されており、いずれを実行させるかは予め操作部21から選択設定される。(1)上書き禁止フラグの付加によるプロテクト処理をその時点で禁止する。(2)とりあえず今回のプロテクト処理だけを許可し、それ以降のプロテクト処理を禁止する。(3)最先にプロテクト処理された圧縮画像データの上書き禁止フラグを解除して、その解除領域に新たに入力される圧縮画像データを上書きできるようにする。
上述したように、多数回に亘るアラームの発生によりHDD16のトラックに多数のプロテクト処理領域(上書き禁止領域)が離散的に構成され、プロテクト処理領域が一定以上の密度で散在するようになると、HDD16の書き込み/読み出し動作が不安定化する傾向があるため、それを事前に確認して通知すると共に、新たなプロテクト処理を禁止する方法や、消去してもあまり問題にならない圧縮画像データに施されている最先のプロテクト処理を解除しながら記録を続行する方法により対処する。尚、いずれの非常処理を実行させるかは、監視システムにおける画像記録の様々な目的や条件に応じて選択すればよい。
次に、図3の[後指定による画像プロテクト処理]における通知・非常処理について説明する。上記のように、この[後指定による画像プロテクト処理]は、操作部24から後指定モードを設定してファイルの選択を行うことにより実行されるが、図2の[アラームに基づく画像プロテクト処理]との並行処理となる。先ず、後指定モードではRAM12のファイル情報を読み出してモニタ30に一覧表示し、同一覧から操作部21の操作によってファイルを選択すると、そのファイルに対応する圧縮画像データがHDD16から読み出され、復号部18で復号されてモニタ16に表示される(S21)。
この場合に表示される画像は遡及した時間帯の監視画像であり、オペレータはその画像を見ながら必要に応じて操作部21から画像プロテクトの開始/終了指示を行う。この装置では、前記の開始/終了指示があると、それぞれの指示時点における表示画像に対応した圧縮画像データの日時情報ts,teをRAM12にセーブし(S22〜S25)、HDD16における時間帯ts〜teの圧縮画像データに上書き禁止フラグが付加されたものがあるか否かを確認する(S26)。
その結果、上書き禁止フラグが付加された圧縮画像データが存在しなかった場合は、時間帯ts〜teの圧縮画像データには図2の[アラームに基づく画像プロテクト処理]でプロテクト処理が未だ施されていなかったことになり、その全てのデータにプロテクト処理を施すことが許されるか否かを確認する(S26〜S28)。即ち、時間帯ts〜teの圧縮画像データのデータ量vq1を求め、新たにプロテクト処理を施すと仮定した場合における上書き可能領域のデータ量:Vo−(Va+vq1)のHDD16の全記録容量:Voに対する比率:Rw1={Vo−(Va+vq1)}/Voを求める(S27,S28)。ここで、Vaは既設定の上書き禁止領域の全データ量であり、その時点において図2の[アラームに基づく画像プロテクト処理]とこの[後指定による画像プロテクト処理]とで既に施されている上書き禁止領域のデータ量に相当する。
そして、比率:Rw1と閾値Rthとを比較し、Rw1>Rthであればプロテクト処理が可能であるとみなして時間帯ts〜teの圧縮画像データに上書き禁止フラグを付加した後、次の画像プロテクトの開始/終了指示に対する待機状態となる(S29,S30→S22)。一方、Rw1≦Rthであった場合には、図2の[アラームに基づく画像プロテクト処理]の場合と同様に、スピーカ24での電子音の発生とモニタ30へのメッセージ表示によってプロテクト処理が過剰であることをオペレータに通知すると共に、予め設定された非常処理を自動的に実行する(S29→S35)。
前記ステップS26に戻って、時間帯ts〜teの圧縮画像データに上書き禁止フラグが付加された圧縮画像データが存在した場合には、その圧縮画像データの全てが新たなプロテクト処理の対象になるわけではない。従って、この場合には、上書き禁止フラグが付加されていない圧縮画像データのデータ量vq2を求めて、新たにプロテクト処理を施すと仮定した場合における上書き可能領域のデータ量:Vo−(Va+vq2)のHDD16の全記録容量:Voに対する比率:Rw2={Vo−(Va+vq2)}/Voを求める(S26→S31,S32)。
そして、比率:Rw2と閾値Rthとを比較し、Rw2>Rthであればプロテクト処理が可能であるとみなし、時間帯ts〜teの圧縮画像データの内の上書き禁止フラグが付加されていなかったデータに新たに上書き禁止フラグを付加して、次の画像プロテクトの開始/終了指示に対する待機状態となり(S33,S34→S22)、逆にRw2≦Rthであればオペレータへの通知と非常処理を実行することは、前記の上書き禁止フラグが付加された圧縮画像データが存在しなかった場合と同様である(S33→S35)。
また、図1に示すように、この実施形態の画像記録装置はLANに接続されており、他の端末(図示せず)から[後指定による画像プロテクト処理]を行うことも可能である。但し、その場合には、プロテクト処理とその解除が他のどの端末から実行されたかを明確にして、解除の権限を当事者だけに限定して認めるような措置が必要となる。一方、通常、LANを介した端末相互間の通信では、発信元の識別情報(例えば、IPアドレス等)を送信信号のヘッダ等に組み込むことが行われている。
そこで、この実施形態では、LANを介して他の端末から画像プロテクトの開始/終了の指示がなされて、その開始/終了間の圧縮画像データに上書き禁止フラグを付加する際には、その端末の識別情報も付加しておく。そして、他の端末からプロテクト処理の解除指示があった時には、指示信号のヘッダ等からその端末の識別情報を確認し、解除指示に係る圧縮画像データに付加されている識別情報と比較して、一致した場合にのみその解除処理を許可して実行し、不一致の場合には不許可としてその事実を通知する。それにより、権限を有しない外部の端末からプロテクト処理の解除指示がなされてもそれを排除でき、プロテクト処理を施した重要な画像データが他の端末によって消去されてしまうことを防止できる。
本発明は監視システム等の画像記録装置に適用することができる。
本発明の実施形態に係る画像記録装置(監視システムに適用)のシステム回路図である。 [監視画像の常時記録とアラームに基づく画像プロテクト処理]を行っている状態で通知・非常処理を実行する場合の手順を示すフローチャートである。 [後指定による画像プロテクト処理]を行っている状態で通知・非常処理を実行する場合の手順を示すフローチャートである。 記録媒体に画像データをエンドレス方式で常時記録しながら、アラーム信号がある度にプロテクト処理を施している状態を示す模式図である。 アラーム信号の検出時における画像データのプロテクトの仕方を示す模式図である。
符号の説明
10…CPU、10a…バス、11…ROM、12…RAM、13…タイマ、14…A/D変換器、15…符号化部、16…ハードディスク装置、17…R/W制御部、18…復号部、19…D/A変換器、20…アラーム入力I/F、21…操作部、22…操作入力I/F、23…スピーカ駆動部、24…スピーカ、25…通信I/F、30…モニタ。

Claims (3)

  1. 入力される画像データを記録媒体にエンドレス方式で上書き記録する記録手段と、
    アラーム信号の入力があった場合に、前記記録手段が記録する画像データの内の、前記アラーム信号入力時以降の所定時間帯又は前記アラーム信号入力時の前後の所定時間帯に入力された画像データである所定の画像データに上書き禁止処理を施すプロテクト処理手段と、
    前記アラーム信号の入力があった場合に、前記記録媒体における既に上書き禁止処理が施された画像データが記録されている領域のデータ量と前記所定の画像データのデータ量との和を求める第1の演算手段と、
    前記記録媒体の全記録容量から前記第1の演算手段が求めた前記各データ量の和を差し引いた残容量の前記全記録容量に対する比率を求める第2の演算手段と、
    前記第2の演算手段が求めた比率と所定閾値とを比較する比較手段と
    を有し、
    前記プロテクト処理手段は、前記比較手段による比較の結果、前記比率が前記所定閾値より大きい状態から前記所定閾値以下の状態となった際の前記アラーム信号である閾値アラーム信号の入力以降、または、前記閾値アラーム信号の入力に基づいて前記所定の画像データに前記上書き禁止処理を施した後は、前記アラーム信号の入力があった場合でも、前記閾値アラーム信号の入力以降、または、前記閾値アラーム信号の入力の後に入力された前記所定の画像データに前記上書き禁止処理を施さないことを特徴とする画像記録装置。
  2. 入力される画像データを記録媒体にエンドレス方式で上書き記録する記録手段と、
    操作手段から上書き禁止処理の開始指定信号及び終了指定信号の入力があった場合に、前記記録手段が記録する画像データの内の、前記開始指定信号に対応する時刻から前記終了指定信号に対応する時刻までの時間に対応する画像データである所定の画像データに上書き禁止処理を施すプロテクト処理手段と、
    前記操作手段から前記開始指定信号及び前記終了指定信号の入力があった場合に、前記記録媒体における既に上書き禁止処理が施された画像データが記録されている領域のデータ量と前記所定の画像データのデータ量との和を求める第1の演算手段と、
    前記記録媒体の全記録容量から前記第1の演算手段が求めた前記各データ量の和を差し引いた残容量の前記全記録容量に対する比率を求める第2の演算手段と、
    前記第2の演算手段が求めた比率と所定閾値とを比較する比較手段と
    を有し、
    前記プロテクト処理手段は、前記比較手段による比較の結果、前記比率が前記所定閾値より大きい状態から前記所定閾値以下の状態となった際の前記開始指定信号及び前記終了指定信号である閾値指定信号の入力以降、または、前記閾値指定信号の入力に基づいて前記所定の画像データに前記上書き禁止を施した後は、前記開始指定信号及び前記終了指定信号の入力があった場合でも、前記閾値指定信号の入力以降、または、前記閾値指定信号の入力の後に入力された前記所定の画像データに前記上書き禁止処理を施さないことを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記画像記録装置は、外部端末と通信回線で接続して、前記外部端末からも上書き禁止処理の指定と既に施されている上書き禁止処理の解除指示とが可能な構成であり、
    前記プロテクト処理手段は、
    前記外部端末から上書き禁止処理の指定の入力があった場合には、その前記外部端末からの指定の入力の信号に含まれている前記外部端末の識別情報を付加して画像データの上書き禁止処理を行い、前記外部端末から上書き禁止処理が施された画像データに対する上書き禁止処理の解除指示の入力があった場合には、その前記外部端末からの解除指示の入力の信号に含まれている外部端末の識別情報と上書き禁止処理が施された画像データに付加されている識別情報とが一致することを条件に、上書き禁止処理を解除することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
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