JP4708179B2 - 電波到来方向測定装置 - Google Patents

電波到来方向測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4708179B2
JP4708179B2 JP2005360830A JP2005360830A JP4708179B2 JP 4708179 B2 JP4708179 B2 JP 4708179B2 JP 2005360830 A JP2005360830 A JP 2005360830A JP 2005360830 A JP2005360830 A JP 2005360830A JP 4708179 B2 JP4708179 B2 JP 4708179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
array
antenna elements
small
antenna
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005360830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007163321A (ja
Inventor
崇 野元
充 田沼
敦 岡村
正資 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005360830A priority Critical patent/JP4708179B2/ja
Publication of JP2007163321A publication Critical patent/JP2007163321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4708179B2 publication Critical patent/JP4708179B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

この発明は、到来する電波を複数のアンテナ素子からなるアンテナアレーにより受信し、その受信電波の到来方向を測定する電波到来方向測定装置に関するものである。
水平面上の未知の方向から到来する広い帯域の電波を複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナで受信し、各アンテナ素子間の受信電波の位相差を測定することにより、受信電波の到来方向を測定することができる。複数のアンテナ素子により電波を受信し、その到来方向を測定する原理を図10に示す。ここでは、最も単純なケースであるアンテナ素子が2本の場合の原理を説明する。図10において、間隔dで配置された2本のアンテナ素子A6,A7により、この2本のアンテナ素子A6,A7に対して鉛直方向から角度θで到来する波長λの電波を受信する。すると、これらアンテナ素子A6,A7間では、到来した電波に、アンテナ間隔dと到来角度θに依存した時間差が発生する。すなわち、その時間差に対応した位相差φを有する。ここで、2本のアンテナ素子A6,A7で受信した電波の波長λがアンテナ間隔dより長い場合(d<λ)、2本のアンテナ素子A6,A7が受信した電波の位相差φと間隔dの関係は式(1)となり、到来角度θは一義的に定まる。よって、2本のアンテナ素子A6,A7で受信した電波の位相差φを検出することによって、受信電波の到来角度θを知ることができる。
Figure 0004708179
しかし、2本のアンテナ素子A6,A7で受信した電波の波長λがアンテナ間隔dより短い場合(d>λ)は、位相差φについて式(2)が成立することになり、検出された位相差φを満足する到来角度θが複数存在し、角度アンビギュイティによる誤測角を発生してしまう。
Figure 0004708179
この場合の位相差特性は図11に示すようになる。図11で、i=1〜4であり、位相差φを満足する角度θが4つ存在することになる。ここで、nは−1≦λ(φ−2nπ)/2πd<1を満足する正の整数である。
位相差を用いてアンテナ素子が受信した電波の到来方向を測定する計算のアルゴリズムとしては、MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)に代表されるアルゴリズムがあるが、一般に、水平面上の全方位から到来する電波の方位を測定する場合は、上記のアンテナ配列を拡張し、円形等間隔にアンテナ素子を配置したアンテナアレーを用いる(例えば特許文献1参照)。
ここで、上記のアンテナ配列を2次元アレーに拡張し、空間上において複数のアンテナ素子で電波を受信し、その到来方向を測定する原理を図12に示し説明する。図12において、基準点Oから見たアンテナ素子R1,R2のベクトルがr1,r2で表されている。そして、到来電波と並行の向きを持つ単位ベクトルがEで表されている。まず、基準点Oとアンテナ素子R1の距離差d1は|r1|cosθ’である。そして、cosθ’は式(3)で求められるので、基準点Oとアンテナ素子R1の距離差d1は、単位ベクトルと位置ベクトルr1の内積r1・Eとなる。
Figure 0004708179
基準点OとR1の位相差φ1は式(4)のように表せることができ、基準点Oとアンテナ素子R2の位相差φ2も同様の方法から導ける。
Figure 0004708179
よって、アンテナ素子R1とR2の位相差φ3は式(5)のようになる。
Figure 0004708179
ここで、図12より、θ”+θ=π/2であるため、アンテナ素子R1とR2の位相差φ3は(6)式となる。
Figure 0004708179
さらには、|r2−r1|=d2より式(6)は式(1)と同等であることが分かる。また、式(6)はR1,R2に限らずR3,R4等すべてのアンテナ素子の組み合わせについて成り立つため、2次元に配置されたアレーアンテナにおいて、水平面上の全方位から到来する電波を測定する場合も、その精度等に関してはアレーアンテナの中のアンテナ素子対の電波到来方向から見たアンテナ素子間隔に依存することが分かる。つまり、空間的に配置されたアンテナ素子が受信した到来電波の方位を求める場合においても、式(1)で示す方法に帰着される。このことから、ある波長λ、到来角度θの条件のもとに、アレーアンテナに到来する電波の測角精度を向上させる大きい位相差の値を得るためには、アレーアンテナが電波到来方向から見てアンテナ素子間隔の大きいアンテナ素子対を有していることが有効であることが分かる。しかし、上述したように、最大素子アンテナ間隔を大きくすると角度アンビギュイティによる誤測角が生じてしまい、円形等間隔に配置されたアレーアンテナでは、高い測角精度、角度アンビギュイティによる誤測角の除去を同時に実現することは困難である。
高い測角精度、角度アンビギュイティによる誤測角の除去を同時に実現するためには、特許文献2のように、アンテナ素子を不等間隔に直線に配置し、最大アンテナ素子間隔で測角精度を向上し、アンテナ素子間隔が小さいアンテナ素子対で角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行う方法がある。しかしながら、この方法では全方位から到来する電波に対応することが不可能なため、円形アレー等のアンテナ配列を用いる必要がある。そこで、この方法を拡張し、空間円上に不等間隔でアンテナ素子を配置した場合を検討し、その場合のアレーアンテナを図13に示す。図13は、空間円上に不等間隔で3本のアンテナ素子A8,A9,A10を配置しており、そのアレーアンテナが到来電波Aと、到来電波Aと垂直の角度を持つ到来電波Bを受信した場合を表している。そして、到来電波Aが入射してくる角度から見たそれぞれのアンテナ素子の距離差をA1,A2とし、到来電波Bが入射してくる角度から見たそれぞれのアンテナ素子の距離差をB1,B2とする。アンテナ素子A8,A9,A10は円形上に不等間隔で配置されているので、アンテナ素子の距離差A1,A2とB1,B2が等しくないのは明らかである。よって、それぞれの到来電波から見たアンテナ素子間の位相差も異なることになり、到来電波Aと到来電波Bの方位を測定する精度も異なる。つまり、アンテナ素子を円形上に不等間隔で配置した場合、到来電波を全方位で同等の精度で測定することはできない。また、到来電波Bが到来電波Aと垂直でない角度においても同様である。
特開平10−142308号公報 特開昭59−116562号公報
前述したように、電波到来方向測定装置において、MUSICアルゴリズムに代表される受信電波の位相差を利用する電波到来方向測定アルゴリズムで得られる電波到来方向測定の精度は、アレーアンテナで最大アンテナ素子間隔が大きいことが有効である。しかし、そのためにアンテナ素子間隔を大きくすると、角度アンビギュイティによる誤測角が発生しやすくなる。これを避けるためには、広い範囲に細かい間隔でアンテナ素子を配置することが必要となるが、実際にアンテナ素子をプラットフォーム上に搭載する場合、アンテナ素子配置の規模に限界があるなどで、実現できないという問題が生じ、つまるところ、高い測角精度と、角度アンビギュイティによる誤測角の除去とを同時に実現することは困難である。この問題を解決する方法として、アンテナ素子が一次元のアレーの場合に限定すれば、特許文献2のような解決方法があるが、この場合は、未知の電波の方位を測定する際に全到来方向を同等の精度で測定することはできないという問題がある。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、高い測角精度と、角度アンビギュイティによる誤測角の除去を同時に実現できる電波到来方向測定装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電波到来方向測定装置は、空間上に配置された複数のアンテナ素子の受信信号間の位相差から受信電波の到来方向を求める電波到来方向測定装置において、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーと少なくとも1の小アレーを有し、大アレーの素子間隔が小アレーの素子間隔より大きくなるようにそれぞれのアンテナ素子の数を設定し、小アレーを構成する複数のアンテナ素子を大アレーの仮想円内に配置し、大アレーのアンテナ素子で受信した到来電波の受信信号に基づいて当該到来電波の到来方向を算出すると共に、小アレーのアンテナ素子で受信した到来電波の受信信号に基づいて当該到来電波の到来方向を算出し、小アレーのアンテナ素子に基づいて算出された到来方向を基準に大アレーのアンテナ素子に基づいて算出された到来方向を1つ抽出するようにしたものである。
この発明によれば、大アレーとその内部に配置する小アレーとを組み合わせることによって、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことが可能となる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。
図1において、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーP1と小アレーP2を形成している。大アレーP1はアンテナ素子A1〜A3で構成され、小アレーP2はアンテナ素子A3〜A5で構成されている。この場合、大アレーP1と小アレーP2はいずれも3本のアンテナ素子で構成されているが、大アレーP1の素子間隔が小アレーP2の素子間隔より大きくなるようにそれぞれのアンテナ素子の数は設定されている。また、小アレーP2を構成する複数のアンテナ素子A3〜A5は大アレーP1の仮想円内に位置するよう配置している。アンテナ素子A3は両アレーP1,P2に共通のアンテナ素子として機能するようにしている。大アレーP1は素子間隔を大きくすることによって高い測角精度を持った電波到来方向測定を実現し、小アレーP2は誤測角を発生させる角度アンビギュイティによる誤測角の除去を実現するものである。
図2はこの発明の各実施の形態に共通な電波到来方向測定装置の機能構成を示すブロック図である。
図2において、図1に示したように空間的に配置された大アレーP1と小アレーP2のアンテナ素子A1〜A5により未知の到来電波をそれぞれ受信し、各受信信号を受信機1〜5に出力する。受信機1〜5では、受信信号から同じ周波数を持つ信号をそれぞれ抽出して方位算出処理部10に出力する。方位算出処理部10では、(1)式の原理を利用して到来電波方向測定処理を行い、受信電波の到来角度θを算出し出力する。
この到来電波方向測定処理においては、従来から用いられているMUSIC等のアルゴリズムが全てのアンテナ配列に対して適用される。図1のアンテナ配列の場合、先ず大アレーP1を構成するアンテナ素子A1〜A3の各受信信号に基づいて到来角度を算出する。この大アレーP1に関して算出された到来角度は、精度は高いが角度アンビギュイティを含んだ複数の到来角度推定値として得られる。次に、小アレーP2を構成するアンテナ素子A3〜A5の各受信信号のみに基づいて到来角度を算出する。この小アレーP2のみに関して算出された到来角度推定値は、精度の点で大アレーP1から求めた到来角度推定値よりも劣るが、単一の目標角度推定値(求めるべきθ値)である。そこで、大アレーP1の到来角度推定値と小アレーP2の到来角度推定値を照らし合わせ、大アレーP1の到来角度推定値から真値を抽出する。
したがって、それぞれ異なる仮想円の円周上に等間隔でアンテナ素子A1〜A5を配列形成した大アレーP1と小アレーP2のアンテナアレーを設けたことによって、大アレーP1の素子間隔に基づいて全到来方向の電波に対して高い精度で電波到来方向を測定し、同時に、小アレーP2を用いることによって角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができる。
ここで、図3に示すように、小アレーP4を構成するアンテナ素子A13〜A15を、大アレーP3を構成するアンテナ素子A11〜A13を結ぶ直線上に配置した場合について説明する。この例では、大アレーP3と小アレーP4の間で規則性のある配列になり、全到来方向の電波に対して、同等の測角精度で測定できなくなり、さらに角度アンビギュイティを発生しやすい角度を持ってしまうことになる。実験で確認したところでは、小アレーP4のアンテナ素子を結ぶ直線が大アレーP3のアンテナ素子を結ぶ直線に対して20度前後の角度にあるときが最も全到来方向の電波に対して効果的だった。したがって、全到来方向の電波に対応できるようにするためには、小アレーP2を配置する際に、大アレーP3のアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーP4のアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないように構成しておく必要がある。
以上のように、この実施の形態1は、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子A1〜A3とA3〜A5を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーP1と小アレーP2を有し、大アレーP1の素子間隔が小アレーP2の素子間隔より大きくなるようにそれぞれのアンテナ素子の数を設定し、小アレーP2を構成する3本のアンテナ素子A3〜A5を大アレーの仮想円内に配置し、大アレーP1のアンテナ素子A1〜A3と小アレーP2のアンテナ素子A3〜A5で受信した到来電波の受信信号に基づいて当該到来電波の到来方向を算出するようにしたものである。したがって、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができる。また、大アレーのアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーのアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないように構成した場合には、全到来方向の電波に対して同等の特性を得ることができる。さらに、この実施の形態1では、大アレーのアンテナ素子と小アレーのアンテナ素子の1本を共通にしているので、複数アレーでアレーアンテナ装置を構成する場合に使用するアンテナ素子数の増加を抑制することができる。
なお、ここでは、大アレーと小アレーのアンテナ素子をそれぞれ3本配列している例について説明したが、大アレーと小アレーのアンテナ素子数、あるいは小アレーの数は独立に決定することができるもので、このことは以下の実施の形態においても同様である。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。
この実施の形態2のアレーアンテナ装置では、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーP5と小アレーP6を形成している。大アレーP5は4本のアンテナ素子A16〜A19で構成され、小アレーP6は3本のアンテナ素子A16,A20,A21で構成されている。この場合、大アレーP5の素子間隔が小アレーP6の素子間隔より大きくなるように設定されている。また、小アレーP6を構成する複数のアンテナ素子A16,A20,A21は大アレーP5の仮想円内に位置するよう配置している。アンテナ素子A16は両アレーP5,P6に共通のアンテナ素子として機能するようにしている。また、大アレーのP5アンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーP6のアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないようにしている。
また、この実施の形態2における到来電波方向測定処理も、実施の形態1で述べたと同様な手順で行われる。
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができ、また、実施の形態1の他の効果を奏することも可能である。また、大アレーのアンテナ素子数を5本以上に増加した場合においても、同様に全到来方向の電波に対して角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行い、高い測角精度で受信電波を測定することができる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。
この実施の形態3のアレーアンテナ装置では、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーP7と小アレーP8を形成している。大アレーP7は4本のアンテナ素子A22〜A25で構成され、小アレーP8も4本のアンテナ素子A22,A26〜A28で構成されている。この場合、大アレーP7の素子間隔が小アレーP8の素子間隔より大きくなるように設定されている。また、小アレーP8を構成する4のアンテナ素子A22,A26〜A28を大アレーP7の仮想円内に位置するよう配置している。アンテナ素子A22は両アレーP7,P8に共通のアンテナ素子として機能するようにしている。また、大アレーP7のアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーP8のアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないようにしている。
また、この実施の形態3における到来電波方向測定処理も、実施の形態1で述べたと同様な手順で行われる。
以上のように、この実施の形態3によれば、実施の形態1と同様に、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができ、実施の形態1の他の効果を奏することも可能である。なお、小アレーのアンテナ素子数を5本以上に増加した場合においても、同様に全到来方向の電波に対して角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行い、高い測角精度で受信電波を測定することができる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。
この実施の形態4のアレーアンテナ装置では、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーP9と3つの小アレーP10,P11,P12を形成している。小アレーP10,P11,P12は、同一径の異なる仮想円の円周上に形成されている。大アレーP9は3本のアンテナ素子A29〜A30で構成され、小アレーP10,P11,P12もそれぞれ3本のアンテナ素子(A29,A32,A33)、(A30,A34,A35)、(A31,A36,A37)で構成されている。この場合、大アレーP9の素子間隔が小アレーP10,P11,P12の素子間隔より大きくなるように設定されている。また、小アレーP10,P11,P12を構成する各アンテナ素子を大アレーP9の仮想円内に位置するよう配置している。アンテナ素子A29,A30,A31はそれぞれ大小アレーP9とP10,P11,P12に共通のアンテナ素子として機能するようにしており、大アレーの全アンテナ素子のそれぞれを、各小アレーのアンテナ素子の1本で構成した関係になっている。また、大アレーP9のアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーP10,P11,P12ごとのアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないようにしている。また、それぞれの小アレーP10,P11,P12は、大アレーP9に対して異なる角度が与えられている。
なお、この実施の形態4では小アレーを複数用いているので、到来電波方向測定処理を行うに先立って、小アレーP10,P11,P12を構成するアンテナ素子の受信信号のレベルを調べる。そして、受信信号が低いアンテナ素子からなる小アレーに関しては方位算出処理に用いない。後の処理方法は実施の形態1で述べたと同様な手順で行われる。
以上のように、この実施の形態4によれば、小アレーを複数設けることによって、実施の形態1と同様に、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができ、また、実施の形態1の他の効果を奏することも可能である。さらに、それぞれの小アレーP10,P11,P12を大アレーP9に対して異な角度に配置していることで、よりアンビギュイティ耐性を向上させることが可能である。また、小アレーの数を3つ以上に増加した場合においても、全到来方向の電波に対して角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行い、高い測角精度で受信電波を測定することができる。
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。
この実施の形態5のアレーアンテナ装置では、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーP13と2つの小アレーP14,P15を形成している。小アレーP14,P15は、同一径の異なる仮想円の円周上に形成されている。大アレーP13は4本のアンテナ素子A39〜A41で構成され、小アレーP14,P15もそれぞれ4本のアンテナ素子(A38,A42〜A44)、(A40,A45〜A47)で構成されている。この場合、大アレーP13の素子間隔が小アレーP14,P15の素子間隔より大きくなるように設定されている。また、小アレーP14,P15を構成する各アンテナ素子を大アレーP13の仮想円内に位置するよう配置している。アンテナ素子A38,A40はそれぞれ大小アレーP13とP14,P15に共通のアンテナ素子として機能するようにしている。また、大アレーP9のアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーP10,P11,P12ごとのアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないようにしている。さらに、それぞれの小アレーP14,P15は、大アレーP13に対して異なる角度が与えられている。
また、この実施の形態5における到来電波方向測定処理も、実施の形態4で述べたと同様な手順で行われる。
以上のように、この実施の形態5によれば、小アレーを複数設けることによって、実施の形態1と同様に、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができ、また、実施の形態1の他の効果を奏することも可能である。さらに、それぞれの小アレーP14,P15を大アレーP13に対して異な角度に配置していることで、よりアンビギュイティ耐性を向上させることが可能である。なお、アンテナ素子数を5本以上にしたり、また小アレーの数を3本以上にした場合においても、同様に全到来方向の電波に対して角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行い、高い測角精度で受信電波を測定することができる。
実施の形態6.
図8はこの発明の実施の形態6によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。
この実施の形態6のアレーアンテナ装置では、同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーP16と3つの小アレーP17〜P19を形成している。小アレーP17〜P19は、同一径の異なる仮想円の円周上に形成されている。大アレーP16は3本のアンテナ素子A48〜A50で構成され、小アレーP17〜P19はそれぞれ2本のアンテナ素子(A48,A51)、(A49,A52)、(A50,A53)で構成されている。この場合、大アレーP16の素子間隔が小アレーP17〜P19の素子間隔より大きくなるように設定されている。また、小アレーP17〜P19を構成する各アンテナ素子を大アレーP16の仮想円内に位置するよう配置している。アンテナ素子A48〜A50はそれぞれ大小アレーP16とP17〜P19に共通のアンテナ素子として機能するようにしており、大アレーの全アンテナ素子のそれぞれを、各小アレーのアンテナ素子の1本で構成した関係になっている。また、大アレーP16のアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーP17〜P19ごとのアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないようにしている。さらに、それぞれの小アレーP17〜P19は、大アレーP16に対して異なる角度が与えられている。
また、この実施の形態6における到来電波方向測定処理も、実施の形態4で述べたと同様な手順で行われる。
以上のように、実施の形態6によれば、小アレーを複数設けることによって、実施の形態1と同様に、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができ、また、実施の形態1の他の効果を奏する。この場合、小アレーP17,P18,P19は、それぞれ単独では2素子しかないため、全到来方向の電波に対して角度アンビギュイティによる誤測角の除去をすることはできないが、それぞれの小アレーを大アレーに対して異な角度に配置して全方位に対応する組み合わせとしているため、全到来方向の電波に対して角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができる。
実施の形態7.
図9この発明の実施の形態7によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。
この実施の形態7のアレーアンテナ装置では、大アレーP20と1つの小アレーP21を持ち、大アレーP20と小アレーP21はいずれも3本のアンテナ素子で構成されており、実施の形態1と類似しているが、ここでは大アレーP20と小アレーP21が共通のアンテナ素子を持たない配列となっている。その他の条件は実施の形態1と同様である。
したがって、の実施の形態7においても、大アレーの素子間隔を大きく取ったアンテナ素子により高い測角精度を得ることができ、同時に、小アレーの素子間隔を小さく取ったアンテナ素子により角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行うことができる。また、大アレーのアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーのアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないようにした場合には、全到来方向の電波に対して同等の特性を得ることができる。なお、アンテナ素子数を3本以上にしても、また、小アレーの数を2本以上にしても同様の効果が得られる。
また、この実施の形態7における到来電波方向測定処理も、実施の形態1で述べたと同様な手順で行われる。
以上実施の形態1乃至実施の形態7で述べてきたように、この発明の電波到来方向測定装置は、大アレーに対して複数の小アレーを設け、小アレーを構成するアンテナ素子を大アレー内に配置するようにしているので、アンテナアレーを設置場所の都合に応じて配置することができる。また、実施の形態3のようにアンテナ素子数を増加した場合、また実施の形態4のように小アレーの数を増加した場合においても同様の効果が得られるものである。
この発明の実施の形態1によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による到来電波方向測定装置の構成を示すブロック図である。 小アレーのアンテナ素子を大アレーのアンテナ素子を結ぶ直線上に配置したアンテナアレーの例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態5によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態6によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態7によるアレーアンテナ装置の配列構成を示す説明図である。 電波到来方向測定方法の原理を示す説明図である。 アンテナ素子間隔が到来電波波長より長いときに得られる位相差特性を示す説明図である。 2次元アレーに拡張した電波到来方向測定方法の原理を示す説明構成図である。 角度アンビギュイティによる誤測角の除去を行う2次元アレーの例を示す説明図である。
1〜5 受信機、10 方位算出処理部、A1〜A5,A16〜A56 アンテナ素子,P1,P5,P7,P9,P13,P16,P20 大アレー、P2,P6,P8,P10〜P12,P14,P15,P17〜P19,P21 小アレー。

Claims (4)

  1. 空間上に配置された複数のアンテナ素子の受信信号間の位相差から受信電波の到来方向を求める電波到来方向測定装置において、
    同一平面上に想定した大小径の異なる仮想円の円周上に、それぞれ複数のアンテナ素子を異なる素子間隔で、かつ等間隔に空間的に配列した大アレーと少なくとも1の小アレーを有し、
    前記大アレーの素子間隔が前記小アレーの素子間隔より大きくなるようにそれぞれのアンテナ素子の数を設定し、
    前記小アレーを構成する複数のアンテナ素子を前記大アレーの仮想円内に配置し、
    前記大アレーのアンテナ素子で受信した到来電波の受信信号に基づいて当該到来電波の到来方向を算出すると共に、前記小アレーのアンテナ素子で受信した到来電波の受信信号に基づいて当該到来電波の到来方向を算出し、前記小アレーのアンテナ素子に基づいて算出された到来方向を基準に前記大アレーのアンテナ素子に基づいて算出された到来方向を1つ抽出することを特徴とする電波到来方向測定装置。
  2. 大アレーのアンテナ素子同士を結ぶ直線上に小アレーのアンテナ素子同士を結ぶ直線が重なり合わないようにしたことを特徴とする請求項1記載の電波到来方向測定装置。
  3. 大アレーのアンテナ素子と小アレーのアンテナ素子の1つを共通にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電波到来方向測定装置。
  4. 小アレーが複数設けられ、大アレーの全アンテナ素子のそれぞれを、各小アレーのアンテナ素子の1つで構成したことを特徴とする請求項3記載の電波到来方向測定装置。
JP2005360830A 2005-12-14 2005-12-14 電波到来方向測定装置 Active JP4708179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005360830A JP4708179B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 電波到来方向測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005360830A JP4708179B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 電波到来方向測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007163321A JP2007163321A (ja) 2007-06-28
JP4708179B2 true JP4708179B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=38246380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005360830A Active JP4708179B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 電波到来方向測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4708179B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3098624A1 (en) 2004-07-02 2016-11-30 Trackman A/S A method and apparatus for determining a deviation between an actual direction of a launched projectile and a predetermined direction
US10393870B2 (en) 2005-03-03 2019-08-27 Trackman A/S Determination of spin parameters of a sports ball
JP5135595B2 (ja) * 2007-03-29 2013-02-06 日本電気株式会社 方位測定装置
KR102408358B1 (ko) 2009-01-29 2022-06-14 트랙맨 에이/에스 레이더 및 촬상 요소를 포함하는 조립체
JP5730473B2 (ja) * 2009-06-29 2015-06-10 日本無線株式会社 到来角標定装置
EP2605036B1 (en) * 2011-12-16 2019-10-23 Trackman A/S A method and a sensor for determining a direction-of-arrival of impingent radiation
JP5677490B2 (ja) * 2013-03-13 2015-02-25 株式会社東芝 測角装置
US10379214B2 (en) 2016-07-11 2019-08-13 Trackman A/S Device, system and method for tracking multiple projectiles
US10444339B2 (en) 2016-10-31 2019-10-15 Trackman A/S Skid and roll tracking system
US10989791B2 (en) 2016-12-05 2021-04-27 Trackman A/S Device, system, and method for tracking an object using radar data and imager data
US10416269B2 (en) * 2017-04-20 2019-09-17 Raytheon Company Disambiguated direction finding
US10422847B2 (en) * 2017-04-20 2019-09-24 Raytheon Company Interferometric time delay of arrival

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH085734A (ja) * 1994-06-23 1996-01-12 Mitsubishi Electric Corp 測角装置及び複合誘導装置
JP2001255360A (ja) * 2000-03-07 2001-09-21 Toshiba Corp 方位測定装置
JP2001264403A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Mitsubishi Electric Corp 電波到来方位探知装置
WO2002069450A1 (fr) * 2001-02-27 2002-09-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Antenne
WO2002069448A1 (fr) * 2001-02-26 2002-09-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Systeme d'antennes

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH085734A (ja) * 1994-06-23 1996-01-12 Mitsubishi Electric Corp 測角装置及び複合誘導装置
JP2001255360A (ja) * 2000-03-07 2001-09-21 Toshiba Corp 方位測定装置
JP2001264403A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Mitsubishi Electric Corp 電波到来方位探知装置
WO2002069448A1 (fr) * 2001-02-26 2002-09-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Systeme d'antennes
WO2002069450A1 (fr) * 2001-02-27 2002-09-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Antenne

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007163321A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4708179B2 (ja) 電波到来方向測定装置
US9645222B2 (en) Apparatus for direction finding of wireless signals
WO2018087590A2 (en) Concentric circular differential microphone arrays and associated beamforming
KR101357690B1 (ko) 방향탐지용 인터페로미터 배열 안테나 이격비 산출방법
US20100033377A1 (en) Sparse Interferometric Array for Radio Frequency Azimuth Direction Finding
KR100902559B1 (ko) 레이더 간섭계 및 그것을 이용한 표적위치 추정방법
JP6678554B2 (ja) アンテナ測定装置
JP2006329671A (ja) 入射角度推定装置
KR101640787B1 (ko) 무선 신호 방향 탐지 시스템
CN116087871A (zh) 一种圆阵干涉仪测向方法、装置、系统以及存储介质
WO2020044442A1 (ja) レーダ装置及び目標測角方法
US20180038934A1 (en) Discrimination of signal angle of arrival using at least two antennas
KR101032299B1 (ko) 멀티베이스라인 인터페로미터 시스템에서의 자체 교정 방향 탐지 방법
CN112363108A (zh) 信号子空间加权超分辨的波达方向检测方法及系统
KR101610051B1 (ko) 방위 오차 보정 방법 및 장치
US9939513B2 (en) Apparatus and method for finding hybrid direction using two baselines
KR20130094165A (ko) 하이브리드 방향 파악 장치 및 방법
CN112968303B (zh) 阵列天线、定位方法、定位系统、ble定位装置及ble设备
JP5677490B2 (ja) 測角装置
ZA200603665B (en) Methods and device for the radio determination of a number of spectrally overlapping radio stations
CN113270729B (zh) 立体阵列天线、定位方法和系统、ble芯片及无线mcu芯片
Henault et al. Effects of mutual coupling on the accuracy of adcock direction finding systems
JP2009139183A (ja) 測角装置
JP2896803B2 (ja) 干渉計式方向探知装置
JP5055703B2 (ja) 方位測定方法、方位測定方式及び水中音響計測ブイ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071003

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4708179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250