JP4708161B2 - 情報伝達装置、ピンの制御方法及び携帯端末装置 - Google Patents

情報伝達装置、ピンの制御方法及び携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4708161B2
JP4708161B2 JP2005314144A JP2005314144A JP4708161B2 JP 4708161 B2 JP4708161 B2 JP 4708161B2 JP 2005314144 A JP2005314144 A JP 2005314144A JP 2005314144 A JP2005314144 A JP 2005314144A JP 4708161 B2 JP4708161 B2 JP 4708161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
information transmission
transmission device
pins
braille
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005314144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007121700A (ja
Inventor
智春 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2005314144A priority Critical patent/JP4708161B2/ja
Publication of JP2007121700A publication Critical patent/JP2007121700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4708161B2 publication Critical patent/JP4708161B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、接触面から突出したピンの移動によって情報を出力あるいは入力する情報伝達装置に関するものであり、特に、点字を連続的に表示する情報伝達装置に関するものである。
一般に、突出部を指先で読み取る情報伝達手段として点字がある。点字は、3行2列又は4行2列に配置された6組又は8組の突出部を組み合わせたことによって文字等を表示するものである。固定式の点字表示の場合には、利用者が点字を指で触れながらスライドさせることで情報を読み取っており、点字により情報を伝達する場合には、一定のスペースが必要であった。また、固定式点字の場合には、表示する情報を即座に変更することは困難であった。
そこで、点字を比較的小さなスペースで表示できるとともに、表示する情報の変更を簡易に行うことができる点字表示装置が提案されている。
図16に従来の点字表示装置の一例を示す。この点字表示装置1では、点字表示するための6組のピン2が、筐体3から出没可能に配置されており、一文字ずつピン2の出没を制御して点字を表示するものである。
この点字表示装置1では、点字が一文字ずつ表示され、その点字を読み取ることになるため、固定式の点字を指でスライドさせて連続的に読み取る場合と異なり、利用者にとって使用しにくいものであった。
特許文献1及び特許文献2には、点字を連続的に表示することができる点字表示装置が提案されている。特許文献1に記載の点字表示装置では、出没可能な6組のピンを有するピンユニットがドラムの表面に複数配置され、このドラムが回転することで点字を連続的に表示するものである。特許文献2では、前記ピンユニットが往復運動することで点字を連続的に表示するものである。
特開2005−49365号公報 特開2000−206873号公報
ところで、特許文献1に記載された点字表示装置では、複数のピンユニットをドラム表面に配置しているとともに、ピンの出没手段をドラムに備える必要があるため、このドラムを収容するために大きなスペースが必要であった。また、特許文献2に記載された点字表示装置では、ピンユニットを往復運動させるためのスペースが必要であった。したがって、これらの点字表示装置は大型化してしまうため、例えば携帯端末などに実装することは困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、省スペースで点字等の情報を連続的に表示することができ、携帯端末等にも実装可能な情報伝達装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る情報伝達装置は、長孔から突出される突出部が備えられたピンを有し、 該ピンは、前記ピンの延在方向に交差するように配置された回転軸に支持され、前記ピンが前記回転軸回りに回転することにより、前記突出部が前記長孔に沿って移動可能に構成されるとともに、前記ピンを回転させる駆動手段、または、前記ピンの動作状態を検出する検出手段の少なくとも一方を備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、情報伝達装置が前記駆動手段を備える場合、前記駆動手段による前記ピンの動作を制御する制御部が備えられたことを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記制御部は、前記ピンの動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向の少なくともいずれかひとつを制御することを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、情報伝達装置が前記検出手段を備える場合、前記検出手段は、前記ピンの動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向の少なくともいずれかひとつを検出することを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記長孔が形成された接触面の表面には、前記長孔を保護するためのシート材が備えられており、該シート材は、前記突出部の移動方向に沿って移動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記長孔には、複数の前記ピンが突出可能に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記長孔には、一対の前記ピンが突出可能に配置され、一方の前記ピンの前記回転軸と他方の前記ピンの前記回転軸とが、互いに対向して前記接触面に近づくにしたがい互いに離間するように傾斜して配置されていることを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、一対の前記ピンは、前記回転軸に支持される部分が、互いに対向する前記ピン側に向かって凸となるように湾曲されており、前記突出部が、前記長孔の開口面から略垂直に突出されるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記制御部は、複数の前記ピンの回転移動を同期するように制御することを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記制御部は、前記ピンによる表示を一定時間保持するためのホールド時間を設けるように制御することを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記接触面を凹曲面状に形成したことを特徴とする。
本発明に係る情報伝達装置においては、前記接触面を凸曲面状に形成したことを特徴とする。
本発明に係るピンの制御方法は、前記ピンの動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向を検知してデータを得て、該データを前記制御部にフィードバックさせて前記ピンの動作を制御することを特徴とする。
本発明に係る携帯端末装置は、上述した情報伝達装置が実装されていることを特徴とする。
本発明によれば、ピンを回転させて突出部を移動させることで点字等の情報を連続的に表示することができる。また、ピンを回転させる構成とされているので、小さなスペースに装備することができ、携帯端末等にも実装可能である。さらに、ピンの動作を検出する検出手段を設けることで、このピンを操作して情報を入力することも可能である。
以下、添付した図面を参照し本発明の実施形態による情報伝達装置について説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による情報伝達装置10の概略を示す図である。この情報伝達装置10は点字を表示するものであり、上面が接触面11とされた筐体部12を備え、この接触面11に3つの長孔13が縦列にかつ互い平行に延びるように形成されている。
この長孔13からは、後述するピン20の突出部21が突出され、接触面11に指等Sを載置することで、突出部21の動きを感知することができる構成とされている。
図2は、ピン20を保護するために配置されたシート材14の構成を示したものである。長孔13から突出された突出部21が接触面11に載置された指等Sと直接接触することを防止するために、長孔13にはシート材14が配置されている。このシート材14は、4つの軸部15によって移動可能とされており、ピン20の回転による突出部21の移動方向に沿って移動可能な構成とされている。
図3は、長孔13に具備されたピン20の配置を示す図であって、(a)は上面透視図であり、(b)は長孔13が縦列された方向から見た側面図であり、(c)は長孔13の延びる方向から見た側面図である。図3(a)〜(c)に示すように、ひとつの長孔13には、第1ピン20A及び第2ピン20Bの一対のピン20が備えられている。これら第1ピン20A、第2ピン20Bはそれぞれ独立した回転軸23に支持されており、それぞれを別個に回転させることができる構成とされている。
この第1ピン20A及び第2ピン20Bの両端が長孔13から突出されて突出部21とされ、中央部が回転軸23に支持される支持部22とされている。第1ピン20A及び第2ピン20Bを回転可能に支持する回転軸23は、図3(c)に示すように、互いに対向して長孔13の延びる方向に対して垂直方向に延びるとともに、接触面11に近づくにしたがい互いに離間するように傾斜して配置されており、第1ピン20A及び第2ピン20Bは、それぞれの支持部22が、互いに対向するピン側に向けて凸となるように湾曲されている。
このように第1、第2ピン20A、20Bの形状及び回転軸23を構成することで、図3(c)に示すように、第1ピン20A及び第2ピン20Bの突出部21がひとつの長孔13から略垂直に突出されることになる。
この第1ピン20Aが、点字を示す3行2列の1列目の点を示し、第2ピン20Bが2列目の点を示すものとして使用される。
図4は、これら第1ピン20A及び第2ピン20Bの動作状態を示す図であり、1行に2つの点があることを表示する場合について説明する。まず、図4(a)に示すように第1ピン20A及び第2ピン20Bともに接触面11に対して平行な状態にされており、長孔13から突出されていない状態である。ここで、第1ピン20Aを回転して突出部21が長孔13から突出され、指Sがこの突出部21を感知する。続いて第2ピン20Bも回転させていくと図4(d)に示すように、指Sが2つの突出部21を同時に感知することになる。
ここで、図5は、第1ピン20A及び第2ピン20Bが突出される状態を示す図である。図5に示すように、第1ピン20A及び第2ピン20Bは、回転角度が(45+180×N)°から(135+180×N)°の範囲内(Nは整数)において長孔13から突出される構成とされている。
図6は、例示として「さ」「す」「そ」を連続して表示する場合の、一番上の行を表示する第1ピン20A及び第2ピン20Bの動作を示した図である。図6において横軸は時間経過を示し、縦軸が第1ピン20A及び第2ピン20Bの回転角度を示しており、第1ピン20A及び第2ピン20Bが180°回転することで、突出部21が長孔13から1回突出されて再度収容されることになる。
「さ」を表示する際には、第1ピン20Aのみが回転して突出し、第2ピン20Bは回転しない。これにより、接触面11に載置された指Sによって1行1列目に点があり、1行2列目に点がないことが認識される。
「す」を表示する際には、第1ピン20Aが回転するとともに、これに遅れて第2ピン20Bも回転し、第1ピン20A及び第2ピン20Bが同時に突出されている時間がある。これにより、指Sによって1行1列目及び1行2列目に点があることが認識される。
「そ」を表示する際には、第2ピン20Bのみが回転して突出し、第2ピン20Bは回転しない。これにより、接触面11に載置された指Sによって1行1列目に点がなく、1行2列目に点があることが認識される。
図7は、本発明における複数のピン20の回転動作に同期を取るための制御システム30を示すブロック図である。
ピン表示部としての長孔13がk個備えられ、これら複数の長孔13のそれぞれにn個のピン20が突出可能に配置されており、この各ピン20を回転させるためのピン駆動部31がそれぞれのピン20に具備されている。本実施形態では、上述したように3つの長孔13にそれぞれ2つのピン20が配置されており、図7中の表記ではk=3、n=2となる。
ピン表示部で出力すべき情報が表示情報入力部32によって入力され、この情報が表示情報変換部33によってピン動作情報に変換される。このピン動作情報を元にして駆動ピン選択部34で駆動されるピン20が選択され、駆動ピン制御部35によって、上記駆動ピン駆動部31の動作が制御されて、長孔13に備えられた各ピン20が駆動され、所定の点字を表示することになる。
ここで、本実施形態では、各ピン20の角度を検出するピン角度検出部36が備えられており、この角度情報が駆動ピン制御部35にフィードバックされるので、長孔13間のピン回転動作、第1ピン20A及び第2ピン20Bの回転動作を同期させることが可能となる。
以上のとおり、本実施形態においては、指等Sを載置する接触面11に3つの長孔13が縦列にかつ互いに平行に配置され、この長孔13から第1、第2ピン20A、20Bの突出部21が突出され、この突出部21が長孔13に沿って移動する構成とされているので、これら第1、第2ピン20A、20Bの回転動作を制御することにより、3行2列で構成される点字を連続的に表示することができ、指等Sによってこの突出部21の動きを感知することで、指Sをスライドさせて固定式の点字を読み取るときと同様の感覚で、点字を読み取ることができる。
また、各長孔13に備えられた第1ピン20A、第2ピン20Bの動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向をそれぞれに独立して制御できるので、これら複数のピン20による表示を比較的自由に行うことができる。
さらに、第1、第2ピン20A、20Bの突出部21を保護するためのシート材14が配備され、このシート材14が突出部21の移動方向に沿って移動可能とされているので、シート材14を突出部21の移動速度と略同じ速度で移動させることにより、点がない列を有する点字を表示した場合でも、シート材14の移動を指Sで感知して確実に認識でき、点字の誤読を防止することができる。例えば、図8に示すように、「あ」「い」を示す点字では2列目部分に点がない。この「あ」「い」を連続的に表示する際に、「あ」の部分で第2ピン20Bが突出されないことを、移動するシート材14によって認識でき、指Sをスライドさせて固定式の点字を読み取るときと同様の感覚で、「あ」「い」等のように点がない列を有する点字を読み取ることができるのである。
また、シート材14によって突出部21が保護されているので、指等Sによって第1、第2ピン20A、20Bの動作が妨げられることがない。
また、ひとつの長孔13に第1、第2ピン20A、20Bが具備されており、ひとつの長孔13から2つの突出部21を同時に突出させることができるので、指Sによって2つの突出部21を同時に感知することができ、点字を確実に読み取ることができる。
さらに、第1、第2ピン20A、20Bが湾曲した形状とされ、これら第1、第2ピン20A、20Bの突出部21が長孔13から略垂直に突出されるので、これらの突出部21の動きを確実に指Sで感知することができ、点字の誤読を防止できる。
また、長孔13を3つ縦列に配置して、これら長孔13のそれぞれに第1ピン20A及び第2ピン20Bをそれぞれ独立して回転可能に配備することで点字を連続的に表示できるので、情報伝達装置10を小型化することができ、小さなスペースでも装備することが可能となり、この情報伝達装置10を、例えば携帯電話などの携帯端末装置に実装することができる。
図9は、第1実施形態である情報伝達装置10を、折り畳み型携帯電話40に実装した例を示す図である。
折り畳み型携帯電話40は、第1の筐体41と、第2の筐体42と、これら2つの筐体を厚み方向に重ね合わせ可能に端部相互を連結するヒンジ部43とを備えている。第1の筐体41の上面(第2の筐体42との重ね合わせ面)には、押圧操作可能な複数の操作キーが設けられており、第2の筐体42の上面(第1の筐体41との重ね合わせ面)には、液晶ディスプレイ等の表示部が設けられている。
そして、第1の筐体41の背面のヒンジ部43側部分に、本発明の第1実施形態である情報伝達装置10が実装されており、長孔13はヒンジ部43が延びる方向に対して略垂直に延びるようにして配置されている。
このように情報伝達装置10を配置することにより、折り畳み型携帯電話40を開いて使用する際には、図9(b)に示すように、親指で操作キーを操作しながら、人差し指Sを情報伝達装置10の接触面11に載置して点字を読み取ることが可能となる。
また、折り畳み型携帯電話40を閉じた状態でも、人差し指Sを情報伝達装置10の接触面11に載置して点字を読み取ることが可能であり、例えば、着信があった際に相手の番号や登録名を点字表示することができる。
〔第2実施形態〕
図10は、本発明の第2実施形態による情報伝達装置10の概略を示す図である。なお、図10において、図1に示す部材と同一の部材には同一の符号を付している。図10に示す情報伝達装置10では、長孔13を備えた接触面11が凹曲面状に形成されており、この凹曲面に指Sを載置する構成とされている。
図11は、点字を読み取る際の突出部と指Sとの接触状態を示す図である。指Sをスライドさせて固定式の点字を読み取る際には、図11(a)に示すように、点字の突出部は指Sの側方から接触されることになる。一方、本発明による情報伝達装置10において接触面11が平面の場合には、図11(b)に示すように、指Sの下側から突出部21が接触することになり、固定式の点字を読み取る場合とは感覚が異なってしまう。
そこで、接触面11を凹曲面状に形成することにより、図11(c)に示すように、突出部21が指Sの側方から接触することになるので、固定式の点字を読み取るのと同様の感覚で読み取ることができる。
〔第3実施形態〕
図12は、本発明の第3実施形態による情報伝達装置10の概略を示す図である。なお、図12において、図1に示す部材と同一の部材には同一の符号を付している。図12に示す情報伝達装置10では、長孔13を備えた接触面11が凸曲面状に形成されており、この凸曲面に指Sを載置する構成とされている。
図13は、突出部21の接触面11からの突出状態を示す図である。固定式の点字の場合、図13(a)に示すように、点字の突出部は接触面11に対して垂直な方向に突出している。一方、本発明による情報伝達装置10において接触面11が平面の場合には、図13(b)に示すように、突出部21が突出した時点における突出部21の突出方向と接触面11とがなす角度は小さくなり、固定式の点字を読み取る場合とは感覚が異なってしまう。
そこで、接触面11を凸曲面状に形成することにより、図13(c)に示すように、突出部21が接触面11から略垂直な方向に突出されることになるので、固定式の点字を読み取るのと同様の感覚で読み取ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、点字を表示する情報伝達装置として説明したが、これに限定されることはなく、図形等のパターンを複数のピン20で表示するものであっても良い。
さらに、情報を出力する出力装置として説明したが、利用者がこのピン20を操作することにより、情報を入力する入力装置としても良い。この場合、ピン20の動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向の少なくともいずれかひとつを検出する検出手段を備えることが必要である。
また、図6に示すように第1ピン20A及び第2ピン20Bを動作させるものとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば、図14に示すように、「さ」「す」「そ」を連続的に表示する場合に、第1ピン20Aの回転動作と第2ピン20Bの回転動作とが終了した時点でホールド時間を設けるように制御しても良い。この場合、点字を一定時間表示できるので、点字の可読性が向上されるため好ましい。
さらに、ピン20の形状を、支持部22が対向するピン20側に向けて凸となるように湾曲したものとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば、図15に示すような支持部22が対向するピン20とは反対側に向けて凹んだ形状のものとしても良い。このような形状のピン20を使用することにより、第1ピン20Aの突出部21と第2ピン20Bの突出部21とが同一の状態で長孔13から突出されるので、点字の読み取りをさらに容易にすることができるため好ましい。
また、図4に示すように、第1、第2ピン20A、20Bを水平方向に向けた状態から回転移動されるものとして説明したが、これら第1、第2ピン20A、20Bの回転動作の制御は任意のものとすることができる。
例えば、初期状態を、第1ピン20Aが水平方向から回転方向前方側に15°傾き、第2ピン20Bが水平方向から回転方向後方側に15°傾いたものとしても良い。
この場合において、1点を示す際には、第1ピン20A及び第2ピン20Bともに回転させ、第2ピン20Bが水平方向から回転方向前方側に15°の位置になった時点で第2ピン20Bの回転を停止し、第1ピン20Aのみを回転させて突出させ、第1ピン20Aが水平方向から回転方向後方側15°になった時点で第1ピン20Aの回転を停止することで、第1ピン20Aと第2ピン20Bとが入れ替わって初期状態に戻ることになる。
また、2点を示す場合には、第1ピン20A及び第2ピン20Bともに回転させ、第2ピン20Bが水平方向から回転方向前方側15°の位置になった時点で第2ピン20Bの回転を停止し、第1ピン20Aのみを回転させて第1ピン20Aと第2ピン20Bとの角度が60°となった時点で第2ピン20Bの回転を再開して回転させて、第1ピン20Aと第2ピン20Bの突出部21を同時に突出させ、さらに回転を続けて第1ピン20Aが水平方向から回転方向前方側15°の位置になった時点で第1ピン20Aの回転を停止し、第2ピン20Bが水平方向から回転方向後方側15°の位置になった時点で第2ピン20Bの回転を停止することで初期状態に戻ることになる。
このように制御することにより、初期状態において第1ピン20Aと第2ピン20Bとの位置が入れ替わる場合があるので、第1ピン20Aが点字の1列目の点のみを示し、第2ピン20Bが2列目の点のみを示すものではなくなるが、この場合でも、点字を連続的に表示することができる。よって、本実施形態のように、第1ピン20Aが点字を示す3行2列の1列目の点を示し、第2ピン20Bが2列目の点を示すものに限定されることはない。
また、携帯端末装置として折り畳み型携帯電話40に、本実施形態である情報伝達装置10を実装したもので説明したが、これに限定されることはなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ等の他の携帯端末装置であっても良い。
本発明の第1実施形態に係る情報伝達装置を示す斜視図である。 図1に示す情報伝達装置に備えられたシート材を示す説明図である。 図1に示す情報伝達装置に備えられた第1ピン及び第2ピンの配置図である。 図3に示した第1ピン及び第2ピンの回転動作を示す説明図である。 図3に示した第1ピン及び第2ピンの回転量と突出状態との関係を示す説明図である。 図1に示す情報伝達装置によって連続的に点字を表示する際の第1ピン及び第2ピンの動作を示す説明図である。 図1に示す情報伝達装置に備えられた複数のピンの動作の同期を取るための制御システムを示すブロック図である。 「あ」行の点字表示を示す図である。 図1に示す情報伝達装置を携帯電話に実装した場合を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る情報伝達装置を示す斜視図である。 図10に示す情報伝達装置において指と突出部との接触状態を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る情報伝達装置を示す斜視図である。 図12に示す情報伝達装置において指と突出部との接触状態を示す説明図である。 図1に示す情報伝達装置によって連続的に点字を表示する際の第1ピン及び第2ピンの動作の他の例を示す説明図である。 図1に示す情報伝達装置に備えることのできる第1ピン及び第2ピンの他の例を示す配置図である。 従来の情報伝達装置の一例である点字表示装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 情報伝達装置
11 接触面
13 長孔
14 シート材
20 ピン
21 突出部
22 支持部
23 回転軸
30 制御システム

Claims (14)

  1. 長孔から突出される突出部が備えられたピンを有し、
    該ピンは、前記ピンの延在方向に交差するように配置された回転軸に支持され、前記ピンが前記回転軸回りに回転することにより、前記突出部が前記長孔に沿って移動可能に構成されるとともに、
    前記ピンを回転させる駆動手段、または、前記ピンの動作状態を検出する検出手段の少なくとも一方を備えたことを特徴とする情報伝達装置。
  2. 請求項1に記載の情報伝達装置が前記駆動手段を備える場合、
    前記駆動手段による前記ピンの動作を制御する制御部が備えられたことを特徴とする情報伝達装置。
  3. 前記制御部は、前記ピンの動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向の少なくともいずれかひとつを制御することを特徴とする請求項2に記載の情報伝達装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報伝達装置が前記検出手段を備える場合、
    前記検出手段は、前記ピンの動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向の少なくともいずれかひとつを検出することを特徴とする情報伝達装置。
  5. 前記長孔が形成された接触面の表面には、前記長孔を保護するためのシート材が備えられており、該シート材は、前記突出部の移動方向に沿って移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報伝達装置。
  6. 前記長孔には、複数の前記ピンが突出可能に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報伝達装置。
  7. 前記長孔には、一対の前記ピンが突出可能に配置され、一方の前記ピンの前記回転軸と他方の前記ピンの前記回転軸とが、互いに対向して前記接触面に近づくにしたがい互いに離間するように傾斜して配置されていることを特徴とする請求項に記載の情報伝達装置。
  8. 一対の前記ピンは、前記回転軸に支持される部分が、互いに対向する前記ピン側に向かって凸となるように湾曲されており、前記突出部が、前記長孔の開口面から略垂直に突出されるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の情報伝達装置。
  9. 前記制御部は、複数の前記ピンの回転移動を同期するように制御することを特徴とする請求項2または3に記載の情報伝達装置。
  10. 前記制御部は、前記ピンによる表示を一定時間保持するためのホールド時間を設けるように制御することを特徴とする請求項2または3に記載の情報伝達装置。
  11. 前記接触面を凹曲面状に形成したことを特徴とする請求項5または7に記載の情報伝達装置。
  12. 前記接触面を凸曲面状に形成したことを特徴とする請求項5または7に記載の情報伝達装置。
  13. 請求項に記載の情報伝達装置が前記検出手段をさらに備える場合の、当該情報伝達装置に備えられたピンの制御方法であって、前記ピンの動作距離、動作角度、動作速度または動作時間、動作方向を検知してデータを得て、該データを前記制御部にフィードバックさせて前記ピンの動作を制御することを特徴とするピンの制御方法。
  14. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の情報伝達装置が実装されていることを特徴とする携帯端末装置。
JP2005314144A 2005-10-28 2005-10-28 情報伝達装置、ピンの制御方法及び携帯端末装置 Active JP4708161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005314144A JP4708161B2 (ja) 2005-10-28 2005-10-28 情報伝達装置、ピンの制御方法及び携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005314144A JP4708161B2 (ja) 2005-10-28 2005-10-28 情報伝達装置、ピンの制御方法及び携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007121700A JP2007121700A (ja) 2007-05-17
JP4708161B2 true JP4708161B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=38145606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005314144A Active JP4708161B2 (ja) 2005-10-28 2005-10-28 情報伝達装置、ピンの制御方法及び携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4708161B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5232329B2 (ja) * 2010-03-16 2013-07-10 アルプス電気株式会社 突体を有する電子機器
JP5535852B2 (ja) * 2010-09-22 2014-07-02 日本電気通信システム株式会社 点字表示装置および点字表示プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206873A (ja) * 1998-11-11 2000-07-28 Fuji Electric Co Ltd 点字アクチュエ―タ及び点字ディスプレイ
JP2005049365A (ja) * 2003-06-06 2005-02-24 Ask:Kk 点字表示装置と点字触覚方法と触覚ディスプレイ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206873A (ja) * 1998-11-11 2000-07-28 Fuji Electric Co Ltd 点字アクチュエ―タ及び点字ディスプレイ
JP2005049365A (ja) * 2003-06-06 2005-02-24 Ask:Kk 点字表示装置と点字触覚方法と触覚ディスプレイ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007121700A (ja) 2007-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7725988B2 (en) Hinge assembly and mobile device having the same
EP2456175B1 (en) Portable electronic device including flexible display
US6798649B1 (en) Mobile computer with foldable keyboard
JP4665980B2 (ja) 携帯型情報処理装置
US7507044B2 (en) Portable electronic device
US6774888B1 (en) Personal digital assistant including a keyboard which also acts as a cover
KR100757817B1 (ko) 전자 기기
US20050125570A1 (en) Portable communication devices
EP1253506B1 (en) Folding electronic device
US20050091431A1 (en) Portable communication devices
EP2613234A1 (en) User interface, device and method for a physically flexible device
KR20220140546A (ko) 콘텐츠를 표시하는 이동 단말기 및 그 제어 방법
WO2007007682A1 (ja) タッチパネル表示装置および携帯機器
CN102150096A (zh) 具有可配置接口的多面板装置
CN102150099A (zh) 多面板电子装置
JP2003044169A (ja) 電子機器
JP4708161B2 (ja) 情報伝達装置、ピンの制御方法及び携帯端末装置
US8902129B2 (en) Portable electronic apparatus
JP2011227397A (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
US20120127075A1 (en) Segmented portable electronic device and method of display
JP2005228054A (ja) 携帯端末
CA2756548C (en) Segmented portable electronic device and method of display
JP2003288149A (ja) キーボード装置および電子機器
KR101129847B1 (ko) 힌지조립체 및 이를 사용한 모바일기기
JP5010485B2 (ja) 携帯端末装置および情報表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110316