JP4705199B2 - 3−アルケニルセフェム化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
(A)前記の脱保護反応の副生成物であるフェニル酢酸又はその誘導体を含んだ下記式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩の水溶液に対し、有機溶媒を用いて、前記フェニル酢酸又はその誘導体の抽出処理を行う工程。
(B)前記の脱保護反応の副生成物であるフェニル酢酸又はその誘導体を含んだ下記式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩の水溶液から、該7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩を析出させる晶析処理を行う工程。
フェニル酢酸類の抽出除去を確実に行う観点から、抽出処理に先立ち、鉱酸により、前記酵素反応によって得られた式(3)で表される化合物の塩の水溶液のpHを酸性域、具体的には2以下、特に1以下に調整して、水溶液中の式(3)で表される化合物の塩を、対応する鉱酸塩の形態とすることが好ましい。該鉱酸としては、塩酸、硝酸、硫酸等が挙げられる。
式(3)で表される化合物を析出させて収率よく回収する観点から、鉱酸により、前記酵素反応によって得られた式(3)で表される化合物の塩の水溶液のpHを弱酸性域、具体的には3.5〜4.8、特に3.5〜4.5に調整して、水溶液中の式(3)で表される化合物の塩を、遊離の酸の形態として、析出しやすい状態にする。なお、pH調整は、塩酸、硝酸、硫酸などの鉱酸を該水溶液に添加することにより行うことができる。
次いで、該水溶液を好ましくは20℃以下、さらに好ましくは1〜10℃に保持することにより、水溶液中の式(3)で表される化合物を析出させることができる。なお、晶析処理は攪拌下に行っても、静置下に行ってもよい。析出物である式(3)で表される化合物は、常法により固液分離して、フェニル酢酸類を含む処理液より回収する。
・カラム:Unison UK−C18、3μm、250mm×4.6mm
・カラム温度:30℃
・移動相(体積比):アセトニトリル13%、10mMへプタンスルホン酸ナトリウム水溶液87%
・流量:0.8ml/min
・検出波長:254nm
・注入量:10μl
・Z体保持時間:29.0〜30.0分
・E体保持時間:31.0〜32.0分
・E体含有率(計算式):〔E体面積値/(Z体面積値+E体面積値)〕×100(%)
・カラム:SUPELCO ODS HYPERSIL 5μm 250×4.6mm
・カラム温度:25℃
・移動相(体積比):アセトニトリル20%、50mMリン酸二水素カリウム水溶液80%
・流量:1.0ml/min
・検出波長:225nm
・注入量:10μl
・Z体+E体保持時間:2.5〜3.5分
・フェニル酢酸保持時間:8.5〜9.5分
・フェニル酢酸含有率(計算式):
〔フェニル酢酸面積値/((Z+E)体面積値+フェニル酢酸面積値)〕×100(%)
(1)第1工程
下記式(5)で表される化合物(E体の含有率3.5%)を10.0g四口フラスコにはかり取り、6重量%炭酸水素ナトリウム水溶液240gを加えてナトリウム塩の水溶液となした。この水溶液に、ペニシリン−Gアシラーゼ酵素(PGA−450、Dalas Biotech Limited製)を7.0g添加した。液温25〜35℃、5重量%炭酸ナトリウム水溶液を添加して、pHを7.5〜8.5に制御しながら式(5)で表される化合物のナトリウム塩の7位脱保護反応を2時間行った。反応終了後、水溶液中には、E体をE体含有率で3.5%含有する下記式(6)で表される化合物のナトリウム塩が7.0g含まれていた。また、フェニル酢酸がフェニル酢酸含有率で16.6%含まれていた。
第1工程で得られた水溶液から酵素(PGA−450)を濾別し、液温を0〜10℃に保ちながら濃塩酸を添加して、水溶液のpHを0.9に調整し、水溶液に含まれていた式(6)で表される化合物のナトリウム塩を、式(6)で表される化合物の塩酸塩とした。pH調整が終了した水溶液を分液ロートに移し替え、液温を20℃に保ちながら、ここに150mlのトルエンを加えて副生成物及び不純物を抽出除去した。抽出処理後のフェニル酢酸含有率は6.1%であった。尚、抽出処理後の水溶液中のアルケニルセフェム化合物の濃度は2.2重量%であった。
溶媒抽出後の水溶液に活性炭(味の素ファインテクノ社製、商品名SD−2)3.2gを一括で添加し、3℃で1時間攪拌した。この活性炭は、JIS K−1474に従い測定されたヨウ素吸着性能が1080mg/gであり、メチレンブルー吸着性能が180ml/gであった。その後、活性炭を濾別し、水溶液に1Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH4.3に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで結晶を洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果は以下のとおりであった。尚、下記分析結果中のZ体収率は、以下の計算式により算出した値である。
Z体収率(%)=A×B/C
A;第3工程後に得られた結晶の粗収率(%)
B;式(3)で表される化合物のZ体としての純度(%)
C;第2工程の式(6)で表される化合物の鉱酸塩を基準にした式(3)で表される化合物のZ体の理論収率(%)
(分析結果)
・Z体収率:90.3%
・E体含有率:1.65%
・フェニル酢酸含有率:0.1%
・色調(目視):白色
・1H−NMR(D2O/DCl) ppm from TSP
2.52(s、3H、CH3)、
3.56〜3.60(d、1H、S-CH(H)、18.3Hz)、
3.75〜3.78(d、1H、S-CH(H)、18.6Hz)、
5.25〜5.26(d、1H、S-CH、5.2Hz)、
5.44〜5.45(d、1H、N-CH、5.2Hz)、
6.78(s、2H、CH=CH)、9.78(s、1H、S-CH=N)
実施例1の第1工程と同様にして酵素反応を行い、得られた式(6)で表される化合物のナトリウム塩を含有する水溶液から酵素を濾別した。濾液の全量を、液温20℃に保ちながら濃塩酸でpH0.9に調整した。これによって式(6)で表される化合物の塩酸塩の水溶液を得た。次いで、この水溶液に実施例1の第3工程で用いたものと同じ活性炭5.6gを一括で添加し、3℃で1時間攪拌した。活性炭処理後のフェニル酢酸含有率は1.1%であった。その後、活性炭を濾別し、得られた全量の濾液に対し、実施例1の第2工程と同様にして溶媒抽出を行った。溶媒抽出後の水溶液に1Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH4.3に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで結晶を洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果は以下のとおりであった。
(分析結果)
・Z体収率:86.5%
・E体含有率:1.46%
・フェニル酢酸含有率:0.1%
・色調(目視):淡黄色
実施例1の第3工程において、活性炭として、味の素ファインテクノ製のCL−KP(商品名)2.8gを用いた以外は、実施例1と同様にして、式(3)で表される化合物の結晶を得た。この活性炭のヨウ素吸着性能は1620mg/gであり、メチレンブルー吸着性能は280ml/gであった。得られた結晶の分析結果を表1に示す。
実施例2の第2工程において、トルエンに代えて、クロロホルムを用いた以外は、実施例2と同様にして、式(3)で表される化合物の結晶を得た。得られた結晶の分析結果を表1に示す。
(1)第1工程
実施例1と同様の操作及び条件で酵素反応を行った。反応終了後、水溶液中には、E体をE体含有率で3.5%含有する式(6)で表される化合物のナトリウム塩が7.0g含まれていた。また、フェニル酢酸がフェニル酢酸含有率で16.6%含まれていた。
(2)第2工程
第1工程で得られた水溶液から酵素を濾別し、濾液を10℃に保ちながら濃塩酸を添加して、水溶液のpHを1.1に調整し、水溶液に含まれていた式(6)で表される化合物のナトリウム塩を、式(6)で表される化合物の塩酸塩とした。pH調整が終了した水溶液を分液ロートに移し替え、液温を10℃に保ちながら、ここに150mlのトルエンを加えて副生成物及び不純物を抽出除去した。抽出処理後のフェニル酢酸含有率は5.9%であった。尚、抽出処理後の水溶液中のアルケニルセフェム化合物の濃度は2.3重量%であった。
(3)第3工程
抽出処理後の水溶液を10℃に保ちながら濃アンモニア水でpH8.0に調整した。この水溶液に、活性炭として味の素ファインテクノ製のCL−KP(商品名)1.5gを一括で添加し、5℃で1時間撹拌した。その後、活性炭を濾別し、水溶液に濃塩酸を加えてpH4.3に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果を表1に示す。
(1)第1工程
実施例1と同様の操作及び条件で酵素反応を行った。反応終了後、水溶液中には、E体をE体含有率で3.5%含有する式(6)で表される化合物のナトリウム塩が7.0g含まれていた。また、フェニル酢酸がフェニル酢酸含有率で16.6%含まれていた。
(2)第2工程
第1工程で得られた水溶液から酵素(PGA−450)を濾別し、液温を10℃に保ちながら濃塩酸でpH4.2に調整し、そのまま1時間熟成した。この熟成により式(3)で表される化合物が析出し、次いで濾過して、析出物を回収した。なお、得られた析出物のフェニル酢酸含有率は0.5%であった。
(3)第3工程
340gの水に第2工程で得られた析出物7.1g(Z体6.5g含有)を分散させ、20℃に保ちながら濃硫酸でpH1.0に調整し、該析出物を溶解した。この水溶液に、活性炭として味の素ファインテクノ製のCL−KP(商品名、ヨウ素吸着性能1620mg/g、メチレンブルー吸着性能280ml/g)1.5gを一括で添加し、3℃で1時間撹拌した。その後、活性炭を濾別し、水溶液に1Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH4.2に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで結晶を洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果を表2に示す。
(1)第1工程
実施例1と同様の操作及び条件で酵素反応を行った。反応終了後、水溶液中には、E体をE体含有率で3.5%含有する式(6)で表される化合物のナトリウム塩が7.0g含まれていた。また、フェニル酢酸がフェニル酢酸含有率で16.6%含まれていた。
(2)第2工程
第1工程で得られた水溶液から酵素を濾別し、濾液を10℃に保ちながら15重量%硫酸でpH4.3に調整し、そのまま1時間熟成した。この熟成により式(3)で表される化合物が析出し、次いで濾過して、析出物を回収した。なお、得られた析出物のフェニル酢酸含有率は0.5%であった。
(3)第3工程
340gの水に第2工程で得られた析出物7.1g(Z体6.5g含有)を分散させ、10℃に保ちながら15重量%硫酸でpH1.2に調整し、該析出物を溶解した。この水溶液に、活性炭として味の素ファインテクノ製のCL−KP(商品名)1.5gを一括で添加し、3℃で1時間撹拌した。その後、活性炭を濾別し、水溶液に1Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH4.3に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果を表2に示す。
第3工程を以下の通りとした以外は、実施例5と同様にして、式(3)で表される化合物の結晶を得た。
340gの水に第2工程で得られた析出物7.1g(Z体6.5g含有)を分散させ、10℃に保ちながら5重量%アンモニア水でpH8.1に調整し、該析出物を溶解した。この水溶液に、活性炭として味の素ファインテクノ製のCL−KP(商品名)1.5gを一括で添加し、7℃で1時間撹拌した。その後、活性炭を濾別し、水溶液に濃塩酸を加えてpH4.3に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果を表2に示す。
第3工程を以下の通りとした以外は、実施例5と同様にして、式(3)で表される化合物の結晶を得た。
340gの水に第2工程で得られた析出物7.1g(Z体6.5g含有)を分散させ、10℃に保ちながら濃塩酸でpH1.1に調整し、該析出物を溶解した。この水溶液に、活性炭としてユニチカ株式会社製のアドールA−20(商品名、ヨウ素吸着性能1580mg/g、メチレンブルー吸着性能310ml/g)を1.8g添加し、8℃で1時間静置した。その後、活性炭を濾別し、1N水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH4.3に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果を表2に示す。
第3工程を以下の通りとした以外は、実施例5と同様にして、式(3)で表される化合物の結晶を得た。
340gの水に第2工程で得られた析出物7.1g(Z体6.5g含有)を分散させ、10℃に保ちながら濃塩酸でpH1.1に調整し、該析出物を溶解した。この水溶液に、活性炭として味の素ファインテクノ製のSD−2(商品名)1.6gを一括で添加し、4℃で1時間撹拌した。その後、活性炭を濾別し、水溶液に濃塩酸を加えてpH4.3に調整し、1時間熟成した。この熟成によって式(3)で表される化合物の結晶が析出した。析出した結晶を濾集し、水及びメタノールで洗浄、乾燥した。得られた結晶の分析結果を表2に示す。
実施例5、6、8と実施例9との対比から、晶析処理の場合も抽出処理の場合と同様に、特定のヨウ素吸着性能及びメチレンブルー吸着性能を有する活性炭を使用すると、Z体収率及びE体含有率を一層向上できることが分かる。また、実施例5、6と実施例7との対比から、活性炭処理に供する水溶液のpHが酸性領域であると、フェニル酢酸含有率を一層低減でき、且つZ体収率及びE体含有率もさらに良好になることが分かる。
Claims (5)
- 下記式(1)で表される7−置換アシルアミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸の塩を酵素反応に付して7位アミド結合の脱保護反応を行い、該脱保護反応の副生成物であるフェニル酢酸又はその誘導体を含んだ下記式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩の水溶液を得た後、
前記の脱保護反応の副生成物であるフェニル酢酸又はその誘導体を含んだ下記式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩の水溶液から、該7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩を析出させる晶析処理を行い、析出した該7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩を回収し、
次いで、回収した下記式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩を水に溶解して水溶液とし、該水溶液を活性炭と接触させて処理することを特徴とする、下記式(2)で表される7−アミノ−3−[(Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩の含有率が向上した式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩の製造方法。
- 前記晶析処理において、前記の脱保護反応の副生成物であるフェニル酢酸又はその誘導体を含んだ前記式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩の水溶液を、pH3.5〜4.8に調整し20℃以下に保持して、該7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸又はその塩を析出させる請求項1記載の製造方法。
- 前記活性炭は、JIS K−1474に従い測定されたヨウ素吸着性能が1200mg/g以上であり、メチレンブルー吸着性能が250ml/g以上である請求項1又は2記載の製造方法。
- 前記脱保護反応を行った後、鉱酸の添加によりpHを酸性域に調整し、前記脱保護反応の副生成物であるフェニル酢酸又はその誘導体を含んだ前記式(3)で表される7−アミノ−3−[(E/Z)−2−(4−メチルチアゾール−5−イル)ビニル]−3−セフェム−4−カルボン酸の鉱酸塩の水溶液を得る請求項1ないし3のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記活性炭で処理した後の処理液のpHを3.8〜4.8に調整して、前記式(2)で表される化合物の結晶を沈殿させる請求項1ないし4のいずれか一項に記載の製造方法。
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