JP4705120B2 - 繊維ネット - Google Patents

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Description

本発明は、繊維ネットに関し、特に、支柱またはロープ等の支持部材を容易に挿通でき、且つ最適な張り具合で展張することができる繊維ネットに関するものである。
繊維ネットは、工事現場の足場等の下方に展張され、高所で作業する作業員が万一足を踏み外して墜落したとき地面等に激突するのを防止したり、高所から誤って手工具等の小物を落としたとき下方の作業員等に当たって作業員等が負傷するのを防止するため、安全ネットとして使用することが知られている。
この安全ネットは、予め安全ネットの周囲の網目に展張ロープを挿通しておき、最適な張り具合になるまで展張ロープを引張して、展張ロープを建築物の梁等に取り付けた張設金物に係り止めすることにより展張されるものである。ここで、近年における建築物の高層化に伴い、従来よりも高所から落下物が落下する可能性があり得る。かかる場合には、例え小さい物であっても下方の作業員等に当ると作業員の被る負傷は大きいものとなる。そこで、安全ネットを形成する網目は、一層小さく形成されるようになっている。
また、安全ネットに限らず、小さい魚を捕獲するための漁網や、ピンポン球やゴルフボール等の小さなボールを受ける取るための防球ネット等の網目は、その用途を達成すべく、いずれも小さく構成されている。
しかしながら、上述したように安全ネット等の繊維ネットの網目を小さく構成した場合には、繊維ネットを展張するための支柱やロープ等の支持部材を網目に挿通するのが困難となり、繊維ネットを展張するのに手間を要するという問題点があった。また、繊維ネットの特性の一つとして伸長性が挙げられる。しかし、その伸長性により、適正な張り具合で展張されているか否かを感覚的に判断するは困難である。そして、不適切な張り具合で展張された場合には、その繊維ネットが本来有する性能を充分に発揮することができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、網目が細かく形成されているものであっても、支柱またはロープ等の支持部材を容易に挿通でき、且つ最適な張り具合で展張することができる繊維ネットを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の繊維ネットは、支柱またはロープ等の支持部材間に展張されるため、前記支持部材間に配設され、且つ細かい網目に形成される細目部と、その細目部の少なくとも一の端部に配設され、その細目部の少なくとも一の端部に配設され、前記支持部材が挿通される網目であって、その内部に前記支持部材を囲む最小領域が前記細目部の網目よりも大きい領域を有する粗目部とを備えている。この請求項1記載の繊維ネットによれば、支柱またはロープ等の支持部材は、その細目部の網目より粗い網目に形成された粗目部に挿通される。そして、その粗目部に挿通された支柱間の距離を調整し或いは引張することにより、細かい網目に形成された細目部は展張される。
請求項2記載の繊維ネットは、請求項1記載の繊維ネットにおいて、前記粗目部の少なくとも一部は、前記細目部を構成する網糸より太い網糸で構成されている。
請求項3記載の繊維ネットは、請求項1又は2に記載の繊維ネットにおいて、前記細目部の網目と粗目部の網目の一部とは、四辺長がほぼ等しい略矩形状にそれぞれ形成さており、前記細目部の端部を構成する網目であって、連接する2辺の網目は、前記粗目部の網目の少なくとも一辺とされている。
請求項4記載の繊維ネットは、請求項1から3のいずれかに記載の繊維ネットにおいて、前記細目部の展張程度を確認する展張程度確認部を備え、その展張程度確認部は、前記細目部の網目より小さい網目で構成されている。
請求項5記載の繊維ネットは、請求項4に記載の繊維ネットにおいて、展張程度確認部が緊張された場合に、前記細目部の網目は略正方形に展張される。
請求項6記載の繊維ネットは、請求項4又は5に記載の繊維ネットにおいて、前記展張程度確認部は、前記粗目部の少なくとも一部と代替して配設される。
請求項1記載の繊維ネットによれば、支持部材を挿通するための粗目部の網目は、細目部の網目より粗く形成されているので、支柱またはロープ等の支持部材を粗目部に容易に挿通することができる。従って、手際良く繊維ネットを展張することができるという効果がある。また、太く形成されたロープ等の支持部材であっても挿通させることができるので、繊維ネットに加えられる衝撃に対する対向力を向上させることができるという効果がある。請求項2記載の繊維ネットによれば、請求項1記載の繊維ネットの奏する効果に加え、粗目部の少なくとも一部は細目部を構成する網糸より太い網糸で構成されているので、繊維ネットに加えられる衝撃に対する対向力を向上させることができるという効果がある。請求項3記載の繊維ネットによれば、請求項1又は2に記載の繊維ネットの奏する効果に加え、細目部の端部を構成する網目であって、連接する2辺の網目は、粗目部の網目の少なくとも一辺とされている。よって、細目部の網目と大きさの異なる網目であっても容易に形成することができ、粗目部を形成することよる製造工程の複雑化を防止することができるという効果がある。請求項4記載の繊維ネットによれば、請求項1から3のいずれかに記載の繊維ネットの奏する効果に加え、展張程度確認部は、細目部の網目より小さい網目で構成されているので、展張程度確認部の網目を緊張させた場合以上には、細目部の網目は展張されない。従って、細目部の網目が過剰に引張され、不適切な状態で展張されることを防止することができるという効果がある。請求項5記載の繊維ネットによれば、請求項4に記載の繊維ネットの奏する効果に加え、展張程度確認部が緊張された場合に、前記細目部の網目は略正方形に展張されるので、細目部の網目を最適な張り具合で展張することができる。即ち、細目部の網目を略正方形に形成した場合には、細目部の網目の各辺に加わる力は均等に分散され、効率よく衝撃力を吸収することができるという効果がある。 請求項6記載の繊維ネットによれば、請求項4又は5記載の繊維ネットの奏する効果に加え、展張程度確認部は粗目部と代替して配設されるので、展張程度確認部を緊張させた場合には、展張程度確認部を展張ロープとして利用することができる。従って、展張ロープを粗目部に代替された展張程度確認部に挿通する手間が省け、一層、簡易かつ迅速に繊維ネットを展張することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例である安全ネット1の正面図である。なお、図1では、理解を容易にすべくX方向(図1の上下方向)に安全ネット1を多少展張している状態を示し、また、安全ネット1の一部を省略している。
まず、図1を参照して安全ネット1の全体構成について説明する。安全ネット1は、ナイロン又はポリエステルを使用して編網されたネットである。高所で作業する作業員の墜落事故の防止や、高所から手工具等の落下物による傷害事故を防止するため、工事現場の足場等の下方に張設されるものである。安全ネット1は、所定の大きさの網目に編網された細目部2と、その細目部2の網目より粗い網目に編網された粗目部3とを備えている。尚、符号6の網糸は粗目部3を形成するための製造上の都合によるものである。
細目部2は、高所から落下した作業員や手工具等の落下物を受け止めるための部位である。安全ネット1の大部分は、この細目部2で構成されている。細目部2は格子状に配列された複数の網目状に構成されており、その一の網目は略矩形状に形成されている。その略矩形状を形成する四辺長は、ほぼ等しく、各辺長は15mm程度である。
細目部2を構成する網糸は強度、耐候性等を考慮して、ナイロン又はポリエステルの合成繊維を使用して編網されており、その太さは略1.7mm程度である。尚、細目部2を構成する網目の材質は、所定の強度を確保できるものであれば、ナイロン又はポリエステルに限られず、ポリアミド、アラミド等の合成繊維を使用しても良い。また、強度を向上させるために、炭素繊維またはスーパー繊維などを上記の合成繊維と合糸したり、2種以上の合成繊維を混合して使用しても良い。
粗目部3は、支柱またはロープ等の支持部材を挿通するための部位である。細目部2の端部に周設されており、掛け幅方向(図1の上下方向)と長さ方向(図1の左右方向)とにそれぞれ1列に連接された網目状に配設されている。長さ方向(図1の左右方向)の一の網目は略矩形状に形成されている。その略矩形状を形成する四辺長は、ほぼ等しく、各辺長は30mm程度であり、細目部2の網目の約2倍の辺長を有している。即ち、長さ方向の網目は、細目部2の網目の略4倍の大きさを有している。また、図1からも明らかなように、長さ方向の網目の少なくとも一辺は、細目部2の端部を構成する網目であって、連接する2辺の網目で形成されている。
一方、掛け幅方向(図1の上下方向)の一の網目は略矩形状に形成されている。その略矩形状を形成する二辺長は、ほぼ等しく、各辺長は30mm程度であり、細目部2の網目の約2倍の辺長を有している。他の二辺長は、ほぼ等しく、各辺長は15mm程度であり、細目部2の網目とほぼ等しく構成されている。即ち、掛け幅方向の網目は、細目部2の網目より略2倍の大きさを有している。
粗目部3を構成する網糸は、細目部2を構成する網糸と同様に、ナイロン又はポリエステルの合成繊維を使用して編網されいる。粗目部3を構成する網糸であって、長さ方向(図1左右方向)の外側の網糸は、細目部2を構成する網糸の2倍以上の網糸量で構成されている。尚、粗目部3の網糸の材質もナイロン又はポリエステルに限られず、細目部2と同様に様々な材質のもので構成しても良い。また、粗目部3は、掛け幅方向(図1の上下方向)と長さ方向(図1の左右方向)とのそれぞれに配設する場合に限られず、掛け幅方向(図1の上下方向)又は長さ方向(図1の左右方向)の何れか一方に配設しても良い。更に、細目部2が広く形成される場合には、粗目部3を細目部2の端部に配設する場合に限られず、粗目部3を細目部2の中央部等の新たな部位に設けても良い。
次に、図2を参照して安全ネット1の具体的使用方法について説明する。図2は、展張ロープ4によって展張された安全ネット1の正面図である。四本の展張ロープ4は、細目部2の掛け幅方向(図1の上下方向)と長さ方向(図1の左右方向)とに周設されている粗目部3の網目のそれぞれに挿通される。尚、展張ロープ4は、強度、重量等を考慮してナイロン又はポリエステル等の合成繊維で構成され、直径10mm程度の太さに構成されている。粗目部3の網目の大きさは、細目部2の網目より大きく構成されているため、従来のように細目部2の網目と粗目部3の網目とが同じ大きさで構成されていた場合に比べ展張ロープ4を容易に挿通することができる。
粗目部3に展張ロープ4が挿通されると、細目部2の網目が略正方形に形成されるように展張ロープ4が引張される。細目部2の網目が略正方形に形成される状態が、細目部2に加わる衝撃を細目部2の網目の四辺に均等に分散され、効率よく衝撃を吸収できるためである。細目部2の網目が略正方形に形成されると、その状態で展張ロープ4は、予め建築物の梁等に取り付けられた張設金物(図示せず)に係り止めされる。
こうして、安全ネット1は工事現場の足場の下等に張設される。細目部2の網目は一辺長が15mm程度の略正方形に展張されているので、作業員のみならず手工具等の小物であっても受け止めることができる。一方、この程度の大きさの網目であれば風の影響は受けにくいものである。また、粗目部3の網目は展張ロープ4に対して大きく構成されているので、展張ロープ4が挿通された粗目部3の網目であっても、依然として粗目部3の網目と展張ロープ4との間には隙間3aが存在する。従って、作業員等が落下した場合であっても、その隙間3aがクッションの役割を果たし衝撃を吸収することができる。
尚、展張ロープ4を挿通した粗目部3の隙間3aから手工具等の小物が落下してしまう可能性がある場合には、粗目部3の下方に他の安全ネットの細目部2が重なるように展張することにより、粗目部3の網目の隙間3aから落下物が落下するのを防止することができる。
次に、本発明の第2実施例である安全ネット11について説明する。図3は、第2実施例の安全ネット11の正面図である。なお、図3では、理解を容易にすべく、Y方向(図3の上下方向)に安全ネット11を多少展張している状態を示し、また、安全ネット11の一部を省略している。
まず、図3を参照して安全ネット11の全体構成について説明する。第2実施例の安全ネット11は、第1実施例の安全ネット1と同様の用途に用いられるものであり、ナイロン又はポリエステルを使用して編網されたネットである。安全ネット11は、所定の大きさの網目に編網された細目部2と、その細目部2の網目より粗い網目に編網された粗目部3と、展張程度確認部5とを備えている。
即ち、第2実施例の安全ネット11は、図1における第1実施例の安全ネット1おいて、掛け幅方向(図上下方向)に配列された粗目部3に展張程度確認部5が代替して配設されている点で第1実施例の安全ネット1と異なるものである。従って、上述した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
展張程度確認部5は、細目部2の展張程度を確認するための部位である。展張程度確認部5は、細目部2の掛け幅方向(図3の上下方向)の両端部にそれぞれ1列に連接された網目状に配設されている。その一の網目は略矩形状に構成されている。その略矩形状を構成する四辺長は、ほぼ等しく、各辺長は11mm程度である。即ち、一辺長が15mm程度に構成されている細目部2の網目の約0.7倍に構成されている。尚、展張程度確認部5の網目の辺長の設定方法については後述する。
また、展張程度確認部5を構成する網糸は、細目部2の網糸と粗目部3の網糸と同様に、ナイロン又はポリエステルの合成繊維を使用して編網されいる。尚、展張程度確認部5の網糸の材質もポリエステルに限られず、細目部2や粗目部3と同様に様々な材質のもので構成しても良い。また、強度を向上させるため、1列には限られず、複数列に構成しても良い。
次に、図4(a)を参照して安全ネット11の具体的使用方法について説明する。図4(a)は、展張ロープ4によって展張された安全ネット11の正面図である。二本の展張ロープ4は、細目部2の両端部の長さ方向(図4の左右方向)に配設された粗目部3に挿通される。粗目部3に展張ロープ4が挿通されると、展張程度確認部5の網目が緊張されるまで(ほぼ直線状に形成されるまで)展張ロープ4が引張される。
ここで、図4(b)を参照して展張程度確認部5の網目の一辺長を細目部2の網目の一辺長の略0.7倍に設定したことについて説明する。図4(b)は、図4(a)領域Rの拡大図を示したものである。
上述したように細目部2の網目ABCDが略正方形に形成される状態が、安全ネット11の最適な張り具合である。しかし、展張ロープ4の引張力を加減して、感覚的に細目部2の網目を略正方形に形成させるのは困難である。一方、一般には、展張ロープ4を引張して、感覚的に緊張状態であるか否かを判断するのは容易である。そこで、展張確認部5の網目を緊張させた状態にすれば、細目部2の網目が略正方形に形成されるように展張程度確認部5の網目の一辺を設定したものである。
即ち、細目部2の網目ABCDの一辺長をaと仮定した場合、網目ABCDの対角線ACの辺長は、2の平方根にaを積算して求めることができ、これは略1.4aと表せることができる。ここで、展張程度確認部5の網目EFGBを緊張させた場合には、展張程度確認部5の網目EFGBは直線状に形成されることになる。即ち、展張程度確認部5の網目EFGBの角EBGは、略180度とみなすことができるため、展張程度確認部5の網目EFGBの辺EBGの辺長は、網目ABCDの対角線ACの辺長とほぼ同様となり、略1.4aと表せることができる。従って、四辺長がほぼ等しい展張程度確認部5の網目EFGBの一辺長は、略1.4aの半分である略0.7aとして設定されている。
展張程度確認部5の網目がほぼ直線状に形成された状態、即ち、細目部3の網目が略正方形にされた状態で、展張ロープ4は、予め建築物の梁等に取り付けられた張設金物(図示せず)に係り止めされ、安全ネットは張設されるのである。
こうして、安全ネット11は展張確認部5の網目を緊張させた状態(直線状に形成された状態)にあることを目安にすれば、感覚的にも簡易に最適な張り具合で安全ネット11を展張することができる。また、展張確認部5が粗目部3と代替して配設されているので、緊張されている展張確認部5を展張ロープ4の代わりとすることができる。
このように、安全ネット1,11には展張ロープ4を挿通するための粗目部3の網目は、細目部2の網目よりも大きく構成されているので、展張ロープを容易に挿通することができる。よって、安全ネット1を手際良く張設することができる。また、安全ネット11には展張程度確認部5が配設されているので、熟練していない作業者であっても、感覚的にも簡易に安全ネット11を最適な張り具合に展張することができる。その結果、展張された安全ネット11は、引っ張られ過ぎたり、或いは、緩み過ぎたりすることなく展張され、仕様値(設計値)通りの特性を確実に発揮することができる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、展張程度確認部5を粗目部3と代替して配設する場合について説明した。しかしながら、展張程度確認部5は必ずしも粗目部3と代替して配設する必要はなく、別途、細目部2の中央部等の新たな部位に配設しても良い。また、展張程度確認部5であることを明確にすべく、細目部2と色を区別するように構成しても良い。更に、展張確認部5の形態は網目状に限られず、細目部2の網目の対角線上に、細目部2の網目が略正方形に形成された場合の対角線の辺長に相当する糸等を張設するように構成しても良い。
更に、上記各実施例においては、長さ方向(図1,3左右方向)に配設された粗目部3の網目のうち、外側の網糸のみを細目部2の網目の網糸より太く構成する場合について説明した。しかし、太くする網糸は、かかる部位の網糸には限定されず、粗目部3の網目を構成する網糸をすべて太く構成しても良く、また、粗目部3と細目部2との共通する網糸を太く構成しても良い。かかる場合には、一層、安全ネット1の強度を向上することができるという効果がある。
また、上記各実施例では、本発明の繊維ネットを作業員等の墜落を防止するための安全ネット1,11として説明したが、繊維ネットは、安全ネット1,11として利用する場合には限られず、漁網または防球ネット等として利用することができることはいうまでもない。尚、かかる場合には、細目部2の網目は、それぞれの用途に応じた大きさに形成されることになる。
本発明の第1実施例における安全ネットの正面図である。 本発明の第1実施例における安全ネットが展張ロープによって展張されている状態を示した正面図である。 本発明の第2実施例における安全ネットの正面図である。 (a)は、本発明の第2実施例における安全ネットが展張ロープによって展張されている状態を示した正面図である。(b)は、(a)の領域Rにおける細目部の拡大図である。
符号の説明
1,11 安全ネット(繊維ネット)
2 細目部
3 粗目部
4 展張ロープ(支持部材)
5 展張程度確認部

Claims (6)

  1. 支柱またはロープ等の支持部材間に展張される繊維ネットにおいて、
    前記支持部材間に配設され、且つ細かい網目に形成される細目部と、
    その細目部の少なくとも一の端部に配設され、前記支持部材が挿通される網目であり、その内部に挿通された支持部材を囲む最小領域が前記細目部の網目よりも大きい領域を有する粗目部とを備えていることを特徴とする繊維ネット。
  2. 前記粗目部の少なくとも一部は、前記細目部を構成する網糸より太い網糸で構成されていることを特徴とする請求項1記載の繊維ネット。
  3. 前記細目部の網目と粗目部の網目の一部とは、四辺長がほぼ等しい略矩形状にそれぞれ形成さており、
    前記細目部の端部を構成する網目であって、連接する2辺の網目は、前記粗目部の網目の少なくとも一辺とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の繊維ネット。
  4. 前記細目部の展張程度を確認する展張程度確認部を備え、
    その展張程度確認部は、前記細目部の網目より小さい網目で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の繊維ネット。
  5. 前記展張程度確認部が緊張された場合に、前記細目部の網目は略正方形に展張されることを特徴とする請求項4に記載の繊維ネット。
  6. 前記展張程度確認部は、前記粗目部の少なくとも一部と代替して配設されることを特徴とする請求項4又は5に記載の繊維ネット。
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JPH07243264A (ja) * 1994-03-04 1995-09-19 Kyowa Kk ラッセル編組織を有する安全ネット

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